2871 ニチレイ 2019-05-14 15:00:00
ニチレイグループ2019年度‐2021年度中期経営計画「WeWill 2021」 [pdf]

                                                 2019 年 5 月 14 日
各位


                                 会 社 名      株 式 会 社 ニ チ レ イ
                                 代表者名 代表取締役社長         大櫛 顕也
                                 ( コ ー ド : 2871、 東 証 第 一 部 )


       ニチレイグループ 2019 年度‐2021 年度中期経営計画「WeWill 2021」


 株式会社ニチレイ(代表取締役社長:大櫛顕也)は、2019 年度から 2021 年度までの 3 年
間を対象期間とするグループ中期経営計画「WeWill 2021」を策定しました。本計画では、主
力事業のさらなる強化を進め、厳しい経営環境下においても着実な成長を目指します。



Ⅰ.前中期経営計画(2016 年度‐2018 年度)の振り返り
 前中期経営計画「POWER UP 2018」では、加工食品事業における主力商品の収益拡大、低
温物流事業における大都市圏を中心とした保管需要の取込み、畜産事業における差別化商品
への経営資源のシフトを通じた利益率向上などにより、2018 年度は連結目標数値(2016 年
11 月発表の修正後計画)を上回る成果をあげることができました。一方で、海外事業の規模
拡大に課題を残しました。


<前中期経営計画最終年度(2018 年度)のグループ連結業績>
                    実績              増減              増減
                 (2018 年度)      (対 2015 年度)      (対計画)
売上高                  5,801 億円         447 億円           131 億円
  内 海外売上高             791 億円             36 億円        △27 億円
営業利益                  295 億円             79 億円           9 億円
経常利益                  298 億円             84 億円           15 億円
純利益                   199 億円             64 億円           17 億円



Ⅱ.2019 年度‐2021 年度中期経営計画「WeWill 2021」の概要
1.全体戦略
 世界経済の不安定性が増すなか、為替相場や原材料価格、エネルギーコストの変動が続く
ことが想定されます。国内では、労働力不足に伴う様々なコストの上昇が続く一方で、世帯
構成やライフスタイルなどの変化がもたらす消費形態の多様化が見込まれます。
 本計画では、経営環境の変化を的確にとらえながら、加工食品事業と低温物流事業を中心
に成長および基盤強化に向けた設備投資を実施し、
                      「持続的な利益成長」と「豊かな食生活と
健康を支える新たな価値の創造」の実現を目指します。
    (1)国内では経営基盤の強化や事業構造の変革により収益力を向上する。
    (2)海外では事業規模拡大を加速する。
    (3)中長期を見据えた新規事業開発・研究開発・業務革新の取組みを強化する。
    (4)事業を通じて社会課題を解決し持続可能な社会の実現に貢献する。
    (5)働き方改革や多様な人材の活躍推進に注力する。


<グループ連結の目標数値>
                          目標                  増減
                       (2021 年度)          (対 2018 年度)
売上高                            6,570 億円            768 億円
    内 海外売上高                    1,022 億円            230 億円
営業利益                            350 億円             54 億円
純利益                             220 億円             20 億円
       *
EBITDA                          576 億円             106 億円
設備投資額(3 ヵ年累計)                  1,008 億円            379 億円
*
EBITDA=営業利益+減価償却費(リースを含み、のれんを除く)


2.財務戦略
    営業キャッシュ・フローと資産流動化により創出された資金は、企業価値の維持向上のた
めの投資と配当や自己株式の取得を通じた株主還元に振り向けます。
    株主還元については、連結自己資本配当率(DOE)を基準として安定的な配当を継続する
とともに、資本効率や市場環境などを考慮のうえ自己株式の取得を機動的に実施することを
基本方針とします。
           ・連結自己資本当期純利益率(ROE)は 10%以上を維持する
           ・連結自己資本配当率(DOE)3.0%を目安に配当を実施する


3.セグメント別の事業計画
(1)加工食品事業(ニチレイフーズグループ)
     ・主力カテゴリであるチキン・米飯への資源集中による収益力強化
     ・新たな主力カテゴリの創出と差別化の実現に向けた研究開発・技術開発の強化
     ・北米を中心とした海外事業の規模拡大
(2)水産・畜産事業(ニチレイフレッシュグループ)
     ・加工品の取扱拡大を通じた市況変動の影響を受けにくい収益体制の構築(水産事業)
     ・自社生産機能の拡充や差別化商品の販売強化による収益拡大(畜産事業)
(3)低温物流事業(ニチレイロジグループ)
     ・大都市圏の主要保管拠点および地方での運送機能の最大活用による収益拡大
     ・庫内作業のデジタル化や省力化・省人化の推進、および適正料金の収受などを通じた
      各種コスト上昇への対応
     ・欧州を中心とした海外事業の規模拡大
(4)バイオサイエンス事業(ニチレイバイオサイエンス)
  ・次世代の診断薬・診断装置の開発と海外事業の基盤構築


<2021 年度 セグメント別売上高・営業利益>
                      売上高              営業利益
加工食品                        2,630 億円          187 億円
水産                           750 億円             8 億円
畜産                          1,030 億円           18 億円
低温物流                        2,270 億円          127 億円
不動産                           45 億円            18 億円
その他                           80 億円             6 億円
全社・消去                       △235 億円           △14 億円
合計                          6,570 億円          350 億円



【本件のお問い合わせ先】
 株式会社ニチレイ グループコミュニケーション部 広報グループ 03-3248-2235


         「中期経営計画『WeWill 2021』説明会資料」をご参照ください。
詳細につきましては、


                                                 以上