2871 ニチレイ 2021-05-11 15:00:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月11日
上場会社名 株式会社ニチレイ 上場取引所 東
コード番号 2871 URL https://www.nichirei.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名)大櫛 顕也
問合せ先責任者 (役職名) 経理部長 (氏名)大渕 正 TEL 03-3248-2165
定時株主総会開催予定日 2021年6月22日 配当支払開始予定日 2021年6月23日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月22日
決算補足説明資料作成の有無:有
決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 572,757 △2.1 32,949 6.2 33,532 5.5 21,212 8.2
2020年3月期 584,858 0.8 31,035 5.2 31,777 6.4 19,609 △1.7
(注)包括利益 2021年3月期 25,609百万円 (59.1%) 2020年3月期 16,100百万円 (△15.1%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 159.19 - 10.9 8.4 5.8
2020年3月期 147.16 - 10.9 8.3 5.3
(参考)持分法投資損益 2021年3月期 376百万円 2020年3月期 387百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 405,719 210,426 50.1 1,525.76
2020年3月期 390,004 191,388 47.3 1,384.90
(参考)自己資本 2021年3月期 203,325百万円 2020年3月期 184,504百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 45,453 △32,213 △10,709 28,011
2020年3月期 39,441 △24,300 △10,225 25,434
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) (連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 21.00 - 21.00 42.00 5,595 28.5 3.1
2021年3月期 - 22.00 - 28.00 50.00 6,663 31.4 3.4
2022年3月期(予想) - 25.00 - 25.00 50.00 29.0
(注)2021年3月期末配当金の内訳 普通配当22円00銭 創立75周年記念配当6円00銭
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 600,000 4.8 35,000 6.2 35,500 5.9 23,000 8.4 172.59
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
新規 -社 (社名)、除外 -社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更:無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 140,003,877株 2020年3月期 139,965,587株
② 期末自己株式数 2021年3月期 6,741,928株 2020年3月期 6,739,790株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 133,251,575株 2020年3月期 133,251,330株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績の見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的と判断す
る一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提条件その他の関連する事項や注意事項等について
は、添付資料8ページ「2 今後の見通し」及び11ページ「注意事項」をご参照ください。
㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.【経営成績等の概況】 ………………………………………………………………………………………………… 2
1 当期の経営成績・財政状態の概況 ………………………………………………………………………………… 3
2 今後の見通し ………………………………………………………………………………………………………… 8
2.【会計基準の選択に関する基本的な考え方】 ……………………………………………………………………… 12
3.【連結財務諸表及び主な注記】 ……………………………………………………………………………………… 13
1 連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………………… 13
2 連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………… 15
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 15
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 16
3 連結株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………………………… 17
4 連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………………… 19
5 連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………………… 20
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 20
(追加情報) ………………………………………………………………………………………………………… 20
(未適用の会計基準等) …………………………………………………………………………………………… 20
(連結貸借対照表関係) …………………………………………………………………………………………… 22
(連結損益計算書関係) …………………………………………………………………………………………… 23
(連結包括利益計算書関係) ……………………………………………………………………………………… 25
(連結株主資本等変動計算書関係) ……………………………………………………………………………… 26
(連結キャッシュ・フロー計算書関係) ………………………………………………………………………… 27
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 28
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 32
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 32
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
1.【経営成績等の概況】
主要な連結経営指標等の推移
回次 第99期 第100期 第101期 第102期 第103期
決算年月 2017年3月 2018年3月 2019年3月 2020年3月 2021年3月
売上高 (百万円) 539,657 568,032 580,141 584,858 572,757
営業利益 (百万円) 29,309 29,897 29,511 31,035 32,949
経常利益 (百万円) 29,105 30,650 29,864 31,777 33,532
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 18,751 19,097 19,943 19,609 21,212
包括利益 (百万円) 22,668 23,767 18,956 16,100 25,609
純資産額 (百万円) 164,747 169,680 183,805 191,388 210,426
総資産額 (百万円) 346,195 367,268 377,257 390,004 405,719
1株当たり純資産額 (円) 1,156.52 1,221.04 1,326.81 1,384.90 1,525.76
1株当たり当期純利益 (円) 135.11 142.23 149.65 147.16 159.19
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 (円) - - - - -
自己資本比率 (%) 46.0 44.3 46.9 47.3 50.1
時価ベースの自己資本比率 (%) 109.5 106.7 96.4 104.4 93.6
自己資本当期純利益率 (%) 12.1 11.9 11.7 10.9 10.9
株価収益率 (倍) 20.4 20.7 18.2 20.8 17.9
営業活動によるキャッシュ・フロー (百万円) 40,828 29,859 31,311 39,441 45,453
投資活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △11,445 △20,269 △17,918 △24,300 △32,213
財務活動によるキャッシュ・フロー (百万円) △21,883 △13,749 △9,088 △10,225 △10,709
現金及び現金同等物の期末残高 (百万円) 20,512 17,076 20,668 25,434 28,011
従業員数 14,682 15,787 15,710 15,824 15,383
(ほか年間平均臨時雇用者数) (名) (2,975) (2,962) (2,918) (2,922) (2,708)
有利子負債 89,778 97,745 95,951 96,351 96,423
(リース債務を除く) (百万円) (70,866) (79,844) (78,923) (80,669) (80,757)
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 (年) 2.2 2.5 2.6 2.7 2.1
金融収支 (百万円) △237 △80 1 105 170
インタレスト・カバレッジ・レシオ (倍) 44.9 41.7 42.8 45.3 64.0
設備投資等の金額 (百万円) 13,887 24,952 24,132 27,287 37,776
減価償却費 (百万円) 16,057 16,155 17,481 18,355 19,669
自己株式数 (株) 10,322,296 6,655,050 6,658,466 6,739,790 6,741,928
連結子会社数 (社) 66 68 69 72 73
持分法適用関連会社数 (社) 17 16 15 16 16
(注)1 「売上高」には、消費税等は含まれておりません。
2 「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」は、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
3 2016年10月1日付で普通株式2株につき1株の割合で株式併合を実施しております。第98期の期首に当該株
式併合が行われたと仮定し、「1株当たり純資産額」、「1株当たり当期純利益」及び「潜在株式調整後1
株当たり当期純利益」を算定しております。
4 「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を第101期の
期首から適用しており、第100期に係る主要な連結経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用し
た後の指標等となっております。
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
1 当期の経営成績・財政状態の概況
(1) 経営成績全般
当期における世界経済は、新型コロナウイルス感染拡大により急速に落ち込んだことから、各国政府は大規模な
財政出動により景気の下支えを図ってきました。また、わが国経済においても、企業業績の二極化が進むなか、感
染の再拡大により経済活動への懸念が広がり、景気の先行きは依然として不透明な状況が続きました。
食品関連業界では、外出自粛により外食需要が低迷する一方、巣ごもり消費による内食・中食需要が高まるな
ど、食生活のスタイルに大きな変化が生じ、これらの変化を見据えた業態転換を模索する動きが見られました。ま
た、労働力不足や新型コロナウイルス感染防止に対応すべく、先端技術を活用した自動化や省人化へ向けた動きも
加速しました。
当社グループは、生活を支える社会的基盤として、従業員を含むサプライチェーン上の安全に十分配慮したうえ
で企業活動を行い、経営環境の変化を的確に捉えながら「持続的な利益成長」と「豊かな食生活と健康を支える新
たな価値の創造」の実現に向けた施策に取り組みました。
加工食品事業では、拡大する家庭内での喫食需要の取り込みや生活者ニーズの変化を捉えた新たな需要創造に向
けた商品開発や販売活動に注力するとともに、継続的な生産性改善とコストダウンに努めました。低温物流事業で
は、巣ごもり消費に伴う物流需要を着実に取り込むとともに、運送効率向上や庫内作業デジタル化などの業務革新
に取り組みました。
この結果、グループ全体の売上高は、外食向け販売の減少などにより、5,727億57百万円(前期比2.1%の減収)
となりました。利益面では、経費抑制や業務効率化に加え、低温物流事業が伸長したことで、営業利益は329億49百
万円(前期比6.2%の増益)となり、経常利益は335億32百万円(前期比5.5%の増益)となりました。
特別利益は8億70百万円となる一方、特別損失は、その他の事業のバイオサイエンス事業においてのれんの減損
損失を計上したことなどにより総額は27億99百万円となりました。
以上により、親会社株主に帰属する当期純利益は212億12百万円(前期比8.2%の増益)となりました。
[連結経営成績]
(単位:百万円)
当期 前期比 増減率(%)
売上高 572,757 △12,100 △2.1
営業利益 32,949 1,913 6.2
経常利益 33,532 1,754 5.5
親会社株主に帰属
21,212 1,602 8.2
する当期純利益
(2) セグメント別の概況
(単位:百万円)
売上高 営業利益
(セグメント) 当期 前期比 増減率(%) 当期 前期比 増減率(%)
加工食品 225,450 △9,331 △4.0 17,167 441 2.6
水産 63,095 △2,676 △4.1 521 78 17.8
畜産 84,099 △4,228 △4.8 1,298 392 43.4
低温物流 212,320 5,824 2.8 13,084 1,259 10.7
不動産 4,646 △319 △6.4 2,017 35 1.8
その他 4,899 △781 △13.8 △325 △44 -
調整額 △21,753 △587 - △814 △250 -
合 計 572,757 △12,100 △2.1 32,949 1,913 6.2
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
① 加工食品事業
《業界のトピックス》
加工食品業界では、ライフスタイルの変化が新常態として定着するなか「食」へのニーズが急速に変化し、外食
向けは低迷する一方で、簡便調理食品や惣菜などの販売が引き続き堅調に推移しました。
《業績のポイント》
中食需要は引き続き好調に推移し、家庭用はチキン加工品や米飯類などの主力カテゴリーを中心に販売が拡大し
ました。一方、外食需要が低迷したことから業務用は苦戦し、加工食品事業全体では減収となりました。営業利益
は経費の抑制や海外子会社の業績が寄与し増益となりました。
(単位:百万円)
当期 前期比 増減率(%)
売上高 計 225,450 △9,331 △4.0
家庭用調理品 70,318 5,486 8.5
業務用調理品 86,821 △12,713 △12.8
農産加工品 19,981 183 0.9
海外 34,844 3 0.0
その他 13,485 △2,291 △14.5
営業利益 17,167 441 2.6
(注) 海外は2020年1月から2020年12月までの累計期間
家庭用調理品
家庭内での喫食機会が増加するなか、生産能力増強や積極的な販売促進活動などにより、カテゴリー内で売上
No.1の「本格炒め炒飯」や「特から」を中心に引き続き販売数量を伸ばしました。また、「極上ヒレかつ」など
の新商品も寄与しました。
業務用調理品
巣ごもり消費拡大に合わせ、テイクアウト・デリバリー等に向けたきめ細かな提案や量販店惣菜向けなどへの販
売強化に努めたものの、外食向けを中心に販売が減少しました。
農産加工品
家庭内での調理機会の増加に伴い、ブロッコリーやナスなど「そのまま使える」シリーズなどの家庭用商品が好
調に推移し、業務用商品の落ち込みをカバーしました。
海外
米国子会社のInnovAsian Cuisine Enterprises社において、需要が増加する家庭用主力商品の調達先を拡大した
ことなどにより、取扱いが伸長しました。一方、海外全体では円高による為替換算影響を受け前期並みとなりまし
た。
② 水産事業
《業界のトピックス》
世界的に水産品への需要は高い水準を維持しており、調達環境は厳しさを増しています。一方、日本国内では消
費者の魚食離れが進み市場が縮小するなか、業界内での競争が激化しています。
《業績のポイント》
主力の「えび」を中心に外食・中食向けの販売が減少しましたが、需要が旺盛な内食向けの「たこ」や「魚卵」
の販売に注力し、採算が改善したことにより増益となりました。
③ 畜産事業
《業界のトピックス》
トウモロコシなど穀類相場の高騰で配合飼料の供給価格が上昇し、畜産物の調達価格に影響がありました。また
国産鶏肉では、内食需要の高まりにより消費が拡大するなか、国内で発生した疾病による供給不安の影響もあり、
相場は上昇傾向で推移しました。
《業績のポイント》
外食・中食向けの輸入品の取扱いが減少しましたが、生協・量販店向けの国産品や加工品の販売拡大に注力した
ことに加え、豚肉の採算が改善したことなどにより増益となりました。
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
④ 低温物流事業
《業界のトピックス》
業務用輸入商材などの取扱いが減少し、冷蔵倉庫の庫腹は緩和傾向となりました。また、巣ごもり消費拡大によ
る量販店向け配送業務などが増加しました。
《業績のポイント》
外食など一部の業態向けの取扱いが減少したものの、物流ネットワーク事業におけるTC(通過型センター)事
業が好調に推移したことにより増収となりました。営業利益は、増収効果や経費抑制により増益となりました。
(単位:百万円)
売上高 営業利益
当期 前期比 増減率(%) 当期 前期比 増減率(%)
国内小計 172,181 6,818 4.1 12,075 1,194 11.0
物流ネットワーク 102,827 1,918 1.9 5,119 969 23.4
地域保管 69,353 4,900 7.6 6,956 224 3.3
海外 36,544 △1,027 △2.7 1,410 172 14.0
その他・共通 3,594 32 0.9 △401 △107 -
合 計 212,320 5,824 2.8 13,084 1,259 10.7
(注)1 海外は2020年1月から2020年12月までの累計期間
2 地域保管事業に物流ネットワーク事業の業務を一部統合
国内
巣ごもり需要により量販店向けTC事業や家庭用冷凍食品などの保管貨物の取扱いが好調に推移しました。ま
た、業務革新のモデルセンターと位置付ける、名古屋みなと物流センター(2020年4月新設)が安定稼働しまし
た。利益面では増収効果に加え、経費抑制や業務効率化に努めたことなどにより大きく伸長しました。
海外
欧州地域において量販店向け物量は増加しましたが、果汁貨物や外食向け配送業務などの取扱いは低迷しまし
た。利益面では量販店向け業務の作業効率向上や車両調達コストの減少などにより増益となりました。
⑤ 不動産事業
《業績のポイント》
主力である賃貸オフィスビル事業において、一部の大規模リニューアル工事により減収となりましたが、その他
の賃貸オフィスビルの収益改善に伴い営業利益は前期並みを確保しました。
⑥ その他の事業
《業績のポイント》
その他の事業のうち、バイオサイエンス事業は、インフルエンザの流行が例年に比べ大幅に縮小したことから迅
速診断薬の販売に苦戦し減収となりました。また、米国子会社の業績が低迷し減益となりました。
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(3) 財政状態の概況
① 資産・負債及び純資産の状況
(単位:百万円)
前連結会計年度末 当連結会計年度末 比較増減
〔資産の部〕
流動資産 170,308 169,572 △735
固定資産 219,696 236,146 16,450
資産合計 390,004 405,719 15,714
〔負債・純資産の部〕
流動負債 108,419 108,506 86
固定負債 90,196 86,786 △3,409
負債合計 198,615 195,293 △3,322
うち、有利子負債 96,351 96,423 71
(リース債務を除く) (80,669) (80,757) (87)
純資産合計 191,388 210,426 19,037
(うち自己資本) (184,504) (203,325) (18,821)
D/Eレシオ(倍) 0.5 0.5 △0.0
(リース債務を除く) (0.4) (0.4) (△0.0)
(注) D/Eレシオの算出方法:有利子負債÷純資産
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末より157億円増加し、4,057億円となりました。このうち流動
資産は、現金及び預金が増加した一方、未収法人税等が減少したことにより7億円減少し、1,695億円となりまし
た。また、固定資産は、主力事業の収益基盤拡大に向けた設備投資による有形固定資産の増加に加え、投資有価証
券の時価評価額が増加したことにより164億円増加し、2,361億円となりました。
負債合計は、前連結会計年度末より33億円減少し、1,952億円となりました。このうち固定負債は、長期借入金の
一部が1年内返済予定となったことにより34億円減少し、867億円となりました。なお、有利子負債は71百万円増加
し、964億円となりました。
純資産合計は、前連結会計年度末より190億円増加し、2,104億円となりました。このうち自己資本は、親会社株
主に帰属する当期純利益212億円の計上と配当金57億円の支払いの結果、利益剰余金が154億円増加したことにより
188億円増加し、2,033億円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
前期連結累計期間 当期連結累計期間 比較増減
営業活動によるキャッシュ・フロー 39,441 45,453 6,012
投資活動によるキャッシュ・フロー △24,300 △32,213 △7,912
財務活動によるキャッシュ・フロー △10,225 △10,709 △483
フリーキャッシュ・フロー 15,140 13,240 △1,899
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比で60億円増加し、454億円の収入となりました。経常利益は
335億円、減価償却費は196億円を計上し、営業資金(売上債権・たな卸資産・仕入債務)の支出や法人税等の支払
い35億円などによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比で79億円減少し、322億円の支出となりました。有形固定資産
の取得による支出285億円や無形固定資産の取得による支出21億円などによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比で4億円減少し、107億円の支出となりました。配当金の支払
い57億円やリース債務の返済による支出38億円などによるものです。
以上の結果、当期末における現金及び現金同等物の残高は280億円となりました。
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
3月期 3月期 3月期 3月期 3月期
自己資本比率 (%) 46.0 44.3 46.9 47.3 50.1
時価ベースの自己資本比率 (%) 109.5 106.7 96.4 104.4 93.6
キャッシュ・フロー対有利子負債比率 (年) 2.2 2.5 2.6 2.7 2.1
インタレスト・カバレッジ・レシオ (倍) 44.9 41.7 42.8 45.3 64.0
(注) 各指標の算出方法
・自己資本比率:自己資本÷総資産
・時価ベースの自己資本比率:株式時価総額÷総資産
・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債((期首+期末)÷2)÷営業キャッシュ・フロー
・インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー÷利払い
1 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
2 株式時価総額は、期末株価終値(東京証券取引所市場第一部)×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しておりま
す。
3 有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている短期・長期借入金、コマーシャル・ペーパー、社債、リース債務の各残
高の合計額であります。
4 営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローから営業資金(売上債
権、たな卸資産、仕入債務)の増減を調整した数値を使用しております。
5 利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
2 今後の見通し
(1) 業績の見通し
① 当社グループ全体の予想
昨年来国内外で流行している新型コロナウイルス感染症について、当社グループでは今後ワクチン投与の進展な
どにより2022年3月期を通して収束・回復局面に向かうことを前提として、事業計画を策定しております。
現時点での2022年3月期の通期の連結業績予想は次のとおりであります。
(単位:百万円)
通期
比較増減
当期実績 次期予想
増減額 増減率(%)
加工食品 225,450 240,000 14,549 6.5
水産 63,095 60,000 △3,095 △4.9
畜産 84,099 90,500 6,400 7.6
売 低温物流 212,320 224,000 11,679 5.5
上
不動産 4,646 4,700 53 1.2
高
その他 4,899 5,600 700 14.3
調整額 △21,753 △24,800 △3,046 -
合 計 572,757 600,000 27,242 4.8
加工食品 17,167 18,200 1,032 6.0
水産 521 700 178 34.2
営 畜産 1,298 1,600 301 23.2
業 低温物流 13,084 13,500 415 3.2
利 不動産 2,017 1,800 △217 △10.8
益 その他 △325 200 525 -
調整額 △814 △1,000 △185 -
合 計 32,949 35,000 2,050 6.2
経常利益 33,532 35,500 1,967 5.9
親会社株主に帰属
21,212 23,000 1,787 8.4
する当期純利益
1株当たり
159.19 172.59
当期純利益(円)
加工食品 23,692 26,195 2,502 10.6
E 水産 670 892 221 33.1
B 畜産 1,555 1,890 334 21.5
I 低温物流 23,557 24,612 1,054 4.5
T 不動産 2,730 2,569 △161 △5.9
D その他 55 572 516 935.5
A 調整額 356 453 96 -
合 計 52,618 57,183 4,563 8.7
REP(連結合計) 10,167 12,466 2,298 22.6
(注)1 年間の為替レートは、1米ドル106円、1ユーロ125円、1バーツ3.4円を想定しております。
2 売上高、EBITDA及びREPを2022年3月期の役員報酬に係る業績評価指標としております。
REPの算出方法
(税引前当期純利益-持分法投資損益+支払利息)×(1-実効税率)+持分法投資損益-使用資本((期首+期末)÷2)×WACC
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② セグメント別の予想
(イ) 加工食品事業
家庭用調理品において引き続き主力のチキン加工品や米飯類などの品質向上と拡販に努めることや、加工食
品事業全体で新常態に対応した商品開発・販売チャネル拡大などの取組みを強化することで増収を見込んでお
ります。営業利益は生産能力増強投資に伴う減価償却費の増加などが見込まれますが、増収効果や生産性改善
などにより増益を見込んでおります。
(ロ) 水産・畜産事業
水産事業は、国内の外食向けや海外販売は厳しい状況が続くと見込まれますが、生活様式の変化に対応して
新たな需要を取り込みながら、採算性重視の調達・販売やコストコントロールを徹底し、利益確保に努めま
す。
畜産事業は、引き続き好調に拡大する内食需要を着実に取り込むとともに、中食向けに加工品の販売を強化
し、増収・増益を目指します。
(ハ) 低温物流事業
国内は、引き続き好調な輸配送事業の取り扱い拡大に加え、荷動きの回復による地域保管の在庫改善を図る
ことで増収を見込んでおります。海外は、欧州での設備能力増強により増収を見込んでおります。また、営業
利益面では増収効果に加え、引き続き適正料金の収受などに努めることにより増益を見込んでおります。
(ニ) その他の事業
バイオサイエンス事業において、日本国内における新型コロナウイルス抗原検査キット販売における増収効
果や、米国子会社の業績改善などにより増益を見込んでおります。
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(2) 設備投資等の状況及び次期の見通し
(単位:百万円)
設備投資等
前期 当期 前期比 次期計画 当期比
加工食品 8,054 13,438 5,383 18,887 5,449
水産 209 322 112 374 51
畜産 138 110 △28 837 727
低温物流 17,072 19,919 2,847 19,823 △96
不動産 476 2,300 1,823 1,460 △840
その他 256 66 △190 159 92
調整額 1,078 1,617 539 1,722 104
合 計 27,287 37,776 10,488 43,265 5,488
(単位:百万円)
減価償却費
前期 当期 前期比 次期計画 当期比
加工食品 5,894 6,525 631 7,995 1,469
水産 151 148 △3 191 43
畜産 267 257 △10 289 32
低温物流 9,840 10,473 633 11,112 638
不動産 701 712 10 768 56
その他 410 380 △30 371 △8
調整額 1,089 1,171 81 1,453 281
合 計 18,355 19,669 1,313 22,182 2,513
《主な設備投資》
当連結会計年度に実施した重要な設備投資の内容は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
会社名 セグメントの 設備投資 当期計上額 完成後の
完了年月 所在地 設備の内容
事業所名 名称 総額 (既計上額) 増加能力
(株)ニチレイ・
2020年 愛知県 1,335 冷蔵能力
ロジスティクス東海 低温物流 物流センターの新設 9,992
4月 名古屋市 (9,992) 37,294t
名古屋みなと物流センター
2020年 (株)ニチレイフーズ 千葉県 2,232 生産能力
加工食品 生産設備の増設 2,299
6月 船橋工場 船橋市 (2,299) 10,000t
2020年 GFPT Nichirei タイ 2,607 月産
〃 第2工場の増設 3,328
12月 (Thailand)Co.,Ltd. チョンブリ県 (3,328) 1,200t
2021年 (株)キョクレイ 神奈川県 5,591 冷蔵能力
低温物流 物流センターの新設 7,623
3月 本牧物流センター 横浜市 (7,623) 30,773t
(注)上記の金額には、消費税等は含まれておりません。
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注意事項
この決算短信に記載されているニチレイの現在の計画、見通し、戦略などのうち、歴史的事実でないものは、将来
の業績に関する見通しであります。将来の業績に関する見通しは、将来の営業活動や業績に関する説明における「確
信」、「期待」、「計画」、「戦略」、「見込み」、「予測」、「予想」その他これらの類義語を用いたものに限定
されるものではありません。これらの情報は、現在において入手可能な情報から得られたニチレイの経営者の判断に
基づいております。実際の業績は、様々な重要な要素により、これらの業績見通しとは大きく異なる結果となる場合
があります。このため、これらの業績見通しのみに全面的に依拠して投資判断されることは、お控えいただきますよ
うお願いします。また、新たな情報、将来の事象、その他の結果にかかわらず、常にニチレイが将来の見通しを見直
すとは限りません。実際の業績に影響を与えることが予想されるリスクや不確実な要素には、以下のようなものが含
まれます。
1.ニチレイグループの事業活動を取り巻く経済情勢及び業界環境
2.米ドル・ユーロを中心とした為替レートの変動
3.商品開発から原料調達、生産、販売まで一貫した品質保証体制確立の実現性
4.新商品・新サービス開発の実現性
5.成長戦略とローコスト構造の実現性
6.ニチレイグループと他社とのアライアンス効果の実現性
7.偶発事象の結果 など
ただし、業績に影響を与える要素はこれらに限定されるものではありません。また、リスクや不確実な要素には、
将来の出来事から発生する重要かつ予測不可能な影響も含まれます。
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
2.【会計基準の選択に関する基本的な考え方】
当社グループは、企業間及び経年での比較可能性を考慮し、会計基準につきましては日本基準を適用しております。
なお、国際会計基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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3.【連結財務諸表及び主な注記】
1 連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 25,933 28,933
受取手形及び売掛金 82,269 81,749
商品及び製品 39,201 38,498
仕掛品 889 995
原材料及び貯蔵品 7,843 8,372
その他 14,303 11,131
貸倒引当金 △131 △109
流動資産合計 170,308 169,572
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 ※3 252,672 ※3 259,690
減価償却累計額 △174,989 △179,049
建物及び構築物(純額) 77,682 80,641
機械装置及び運搬具 ※3 106,589 ※3 115,963
減価償却累計額 △78,832 △82,434
機械装置及び運搬具(純額) 27,756 33,528
土地 ※2,※3 36,007 ※2,※3 38,683
リース資産 37,323 37,199
減価償却累計額 △22,724 △22,517
リース資産(純額) 14,598 14,681
建設仮勘定 4,534 3,716
その他 ※3 11,509 ※3 12,117
減価償却累計額 △8,855 △9,407
その他(純額) 2,653 2,710
有形固定資産合計 163,233 173,962
無形固定資産
のれん 2,754 1,493
その他 6,397 6,901
無形固定資産合計 9,152 8,394
投資その他の資産
投資有価証券 ※1 35,780 ※1 40,506
退職給付に係る資産 57 52
繰延税金資産 1,912 2,260
その他 ※1 9,828 ※1 11,215
貸倒引当金 △268 △245
投資その他の資産合計 47,310 53,789
固定資産合計 219,696 236,146
資産合計 390,004 405,719
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 25,521 24,645
電子記録債務 2,939 3,427
短期借入金 4,292 6,948
コマーシャル・ペーパー 2,000 -
1年内償還予定の社債 10,000 10,000
1年内返済予定の長期借入金 956 4,797
リース債務 3,605 3,572
未払費用 34,893 35,483
未払法人税等 5,299 5,911
役員賞与引当金 228 238
その他 18,683 13,481
流動負債合計 108,419 108,506
固定負債
社債 30,000 30,000
長期借入金 ※2 33,420 ※2 29,010
リース債務 12,076 12,093
繰延税金負債 2,830 4,265
役員退職慰労引当金 175 131
退職給付に係る負債 2,014 1,996
資産除去債務 3,935 4,037
長期預り保証金 3,044 2,121
その他 2,698 3,129
固定負債合計 90,196 86,786
負債合計 198,615 195,293
純資産の部
株主資本
資本金 30,359 30,418
資本剰余金 5,750 5,795
利益剰余金 156,953 172,436
自己株式 △17,642 △17,648
株主資本合計 175,421 191,002
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 9,016 12,344
繰延ヘッジ損益 802 1,639
為替換算調整勘定 △736 △1,660
その他の包括利益累計額合計 9,082 12,323
非支配株主持分 6,884 7,100
純資産合計 191,388 210,426
負債純資産合計 390,004 405,719
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2 連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 584,858 572,757
売上原価 ※1 485,784 ※1 473,954
売上総利益 99,074 98,803
販売費及び一般管理費
運送費及び保管費 17,943 17,991
販売促進費 1,077 1,122
広告宣伝費 4,534 2,886
役員報酬及び従業員給料・賞与・手当 18,742 19,199
退職給付費用 934 971
法定福利及び厚生費 3,334 3,906
旅費交通費及び通信費 2,318 1,062
賃借料 2,007 2,062
業務委託費 3,910 3,966
研究開発費 ※2 2,486 ※2 2,403
その他 10,748 10,279
販売費及び一般管理費合計 68,038 65,853
営業利益 31,035 32,949
営業外収益
受取利息 158 103
受取配当金 737 776
持分法による投資利益 387 376
その他 607 540
営業外収益合計 1,891 1,798
営業外費用
支払利息 791 709
その他 358 506
営業外費用合計 1,150 1,215
経常利益 31,777 33,532
特別利益
固定資産売却益 ※3 81 ※3 49
投資有価証券売却益 423 144
収用補償金 - 565
その他 - 110
特別利益合計 505 870
特別損失
固定資産売却損 ※4 22 ※4 7
固定資産除却損 ※5 1,628 ※5 1,380
減損損失 ※6 481 ※6 1,273
その他 357 137
特別損失合計 2,489 2,799
税金等調整前当期純利益 29,792 31,603
法人税、住民税及び事業税 9,566 9,684
法人税等調整額 △557 △730
法人税等合計 9,008 8,954
当期純利益 20,784 22,649
非支配株主に帰属する当期純利益 1,174 1,437
親会社株主に帰属する当期純利益 19,609 21,212
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 20,784 22,649
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △4,978 3,319
繰延ヘッジ損益 151 837
為替換算調整勘定 △10 △973
持分法適用会社に対する持分相当額 154 △224
その他の包括利益合計 ※1 △4,683 ※1 2,959
包括利益 16,100 25,609
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 14,628 24,452
非支配株主に係る包括利益 1,471 1,156
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3 連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 30,307 7,617 142,274 △17,443 162,756
当期変動額
新株の発行 51 51 103
剰余金の配当 △4,930 △4,930
親会社株主に帰属する当期
19,609 19,609
純利益
非支配株主との取引に係る
△1,918 △1,918
親会社の持分変動
自己株式の取得 △199 △199
自己株式の処分 0 0 0
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 51 △1,867 14,679 △199 12,664
当期末残高 30,359 5,750 156,953 △17,642 175,421
その他の包括利益累計額
その他の包 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証 繰延ヘッジ 為替換算
括利益累計
券評価差額金 損益 調整勘定
額合計
当期首残高 13,997 661 △594 14,063 6,985 183,805
当期変動額
新株の発行 103
剰余金の配当 △4,930
親会社株主に帰属する当期
19,609
純利益
非支配株主との取引に係る
△1,918
親会社の持分変動
自己株式の取得 △199
自己株式の処分 0
株主資本以外の項目の当期
△4,980 141 △141 △4,980 △101 △5,081
変動額(純額)
当期変動額合計 △4,980 141 △141 △4,980 △101 7,582
当期末残高 9,016 802 △736 9,082 6,884 191,388
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 30,359 5,750 156,953 △17,642 175,421
当期変動額
新株の発行 59 59 119
剰余金の配当 △5,729 △5,729
親会社株主に帰属する当期
21,212 21,212
純利益
連結子会社の増資による持
△14 △14
分の増減
自己株式の取得 △7 △7
自己株式の処分 0 0 0
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 59 44 15,482 △6 15,580
当期末残高 30,418 5,795 172,436 △17,648 191,002
その他の包括利益累計額
その他の包 非支配株主持分 純資産合計
その他有価証 繰延ヘッジ 為替換算
括利益累計
券評価差額金 損益 調整勘定
額合計
当期首残高 9,016 802 △736 9,082 6,884 191,388
当期変動額
新株の発行 119
剰余金の配当 △5,729
親会社株主に帰属する当期
21,212
純利益
連結子会社の増資による持
△14
分の増減
自己株式の取得 △7
自己株式の処分 0
株主資本以外の項目の当期
3,327 836 △923 3,240 216 3,456
変動額(純額)
当期変動額合計 3,327 836 △923 3,240 216 19,037
当期末残高 12,344 1,639 △1,660 12,323 7,100 210,426
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
4 連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 29,792 31,603
減価償却費 18,355 19,669
減損損失 481 1,273
貸倒引当金の増減額(△は減少) 4 △17
受取利息及び受取配当金 △896 △880
支払利息 791 709
持分法による投資損益(△は益) △387 △376
固定資産売却損益(△は益) △58 △42
固定資産除却損 1,628 1,380
投資有価証券売却損益(△は益) △423 △144
売上債権の増減額(△は増加) 4,750 531
たな卸資産の増減額(△は増加) △2,098 △477
仕入債務の増減額(△は減少) 635 △234
収用補償金 - △565
その他 2,833 △4,470
小計 55,408 47,958
利息及び配当金の受取額 1,063 1,190
収用補償金の受取額 - 565
利息の支払額 △798 △712
法人税等の支払額 △16,232 △3,547
営業活動によるキャッシュ・フロー 39,441 45,453
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △20,369 △28,529
有形固定資産の売却による収入 161 1,623
無形固定資産の取得による支出 △1,336 △2,124
投資有価証券の取得による支出 △2,204 △392
投資有価証券の売却による収入 707 257
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
- △27
支出
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による
△24 -
支出
その他 △1,235 △3,019
投資活動によるキャッシュ・フロー △24,300 △32,213
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △2,818 2,456
コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少) - △2,000
長期借入れによる収入 10,000 409
長期借入金の返済による支出 △5,200 △955
社債の発行による収入 - 9,951
社債の償還による支出 - △10,000
リース債務の返済による支出 △3,782 △3,886
自己株式の取得による支出 △18 △7
配当金の支払額 △4,923 △5,722
非支配株主への配当金の支払額 △803 △955
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
△2,680 -
よる支出
その他 0 0
財務活動によるキャッシュ・フロー △10,225 △10,709
現金及び現金同等物に係る換算差額 △148 45
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 4,765 2,577
現金及び現金同等物の期首残高 20,668 25,434
現金及び現金同等物の期末残高 ※1 25,434 ※1 28,011
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
5 連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
(新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響に関する会計上の見積り)
新型コロナウイルス感染症の影響について、今後の広がり方や収束時期等に関して先行きを予測することは未だ困
難な状況であります。当社グループでは、今後ワクチン投与の進展などにより2022年3月期を通して収束・回復局面
に向かうことを前提として、会計上の見積りを行っております。
(未適用の会計基準等)
1.「収益認識に関する会計基準」等
「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日 企業会計基準委員会)
「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2020年3月31日 企業会計基準委員
会)
「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日 企業会計基準委
員会)
(1)概要
国際会計基準審議会(IASB)及び米国財務会計基準審議会(FASB)は、共同して収益認識に関する包括的な会
計基準の開発を行い、2014年5月に「顧客との契約から生じる収益」(IASBにおいてはIFRS第15号、FASBにおい
てはTopic606)を公表しており、IFRS第15号は2018年1月1日以後開始する事業年度から、Topic606は2017年12
月15日より後に開始する事業年度から適用される状況を踏まえ、企業会計基準委員会において、収益認識に関す
る包括的な会計基準が開発され、適用指針と合わせて公表されたものです。
企業会計基準委員会の収益認識に関する会計基準の開発にあたっての基本的な方針として、IFRS第15号と整合
性を図る便益の1つである財務諸表間の比較可能性の観点から、IFRS第15号の基本的な原則を取り入れることを
出発点とし、会計基準を定めることとされ、また、これまで我が国で行われてきた実務等に配慮すべき項目があ
る場合には、比較可能性を損なわせない範囲で代替的な取扱いを追加することとされております。
(2)適用予定日
2022年3月期の期首から適用します。
(3)当該会計基準等の適用による影響
「収益認識に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中であ
ります。
2.「時価の算定に関する会計基準」等
「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日 企業会計基準委員会)
「棚卸資産の評価に関する会計基準」(企業会計基準第9号 2019年7月4日 企業会計基準委員会)
「金融商品に関する会計基準」(企業会計基準第10号 2019年7月4日 企業会計基準委員会)
「時価の算定に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第31号 2019年7月4日 企業会計基準委員
会)
「金融商品の時価等の開示に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第19号 2020年3月31日 企業会計基準委
員会)
(1)概要
国際会計基準審議会(IASB)及び米国財務会計基準審議会(FASB)が、公正価値測定についてほぼ同じ内容の
詳細なガイダンス(国際財務報告基準(IFRS)においてはIFRS第13号「公正価値測定」、米国会計基準において
はAccounting Standards CodificationのTopic 820「公正価値測定」)を定めている状況を踏まえ、企業会計基
準委員会において、主に金融商品の時価に関するガイダンス及び開示に関して、日本基準を国際的な会計基準と
の整合性を図る取組みが行われ、「時価の算定に関する会計基準」等が公表されたものです。
企業会計基準委員会の時価の算定に関する会計基準の開発にあたっての基本的な方針として、統一的な算定方
法を用いることにより、国内外の企業間における財務諸表の比較可能性を向上させる観点から、IFRS第13号の定
めを基本的にすべて取り入れることとされ、また、これまで我が国で行われてきた実務等に配慮し、財務諸表間
の比較可能性を大きく損なわせない範囲で、個別項目に対するその他の取扱いを定めることとされております。
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
(2)適用予定日
2022年3月期の期首から適用します。
(3)当該会計基準等の適用による影響
「時価の算定に関する会計基準」等の適用による連結財務諸表に与える影響額については、現時点で評価中で
あります。
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
(連結貸借対照表関係)
※1 関連会社に係る株式及び出資金は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
投資有価証券(株式) 6,875百万円 6,843百万円
その他(出資金) 370 400
※2 担保資産及び担保付債務
担保に供している資産は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
土地 729百万円 729百万円
担保付債務は、次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
長期借入金 1,200百万円 1,200百万円
※3 国庫補助金等により固定資産の取得価額から控除した圧縮記帳累計額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
建物及び構築物 701百万円 3,943百万円
機械装置及び運搬具 1,289 1,498
土地 1,366 1,366
その他の有形固定資産 8 8
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
(連結損益計算書関係)
※1 通常の販売目的で保有するたな卸資産の収益性の低下による簿価切下額は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上原価 46百万円 175百万円
※2 販売費及び一般管理費に含まれる研究開発費は次のとおりであります。なお、当期製造費用に含まれる研究開発
費はありません。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
販売費及び一般管理費 2,486百万円 2,403百万円
※3 固定資産売却益の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
機械装置及び運搬具 45百万円 機械装置及び運搬具 46百万円
土地 34 土地 -
その他 0 その他 3
合計 81 合計 49
※4 固定資産売却損の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
建物及び構築物 0百万円 建物及び構築物 2百万円
機械装置及び運搬具 1 機械装置及び運搬具 4
工具器具備品 20 工具器具備品 0
その他 - その他 0
合計 22 合計 7
※5 固定資産除却損の内訳は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
建物及び構築物 158百万円 建物及び構築物 265百万円
機械装置及び運搬具 126 機械装置及び運搬具 217
リース資産 20 リース資産 17
その他 18 その他 10
撤去費用 1,304 撤去費用 869
合計 1,628 合計 1,380
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
※6 減損損失
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
減損損失を計上した主な資産は以下のとおりです。また、この他に86百万円の減損損失を計上しております。
減損損失
用途 種類 場所
(百万円)
不動産事業用資産 建物及び構築物 日本 東京都千代田区 200
低温物流事業 のれん フランス 195
(不動産事業用資産)
当社グループは、不動産事業用資産については、個別物件ごとにグルーピングしております。
上記資産グループについては、大規模リニューアル工事に伴い処分が見込まれる建物及び構築物の帳簿価額相当額
200百万円を減損損失として特別損失に計上しております。
なお、回収可能額は正味売却価額により測定しており、撤去が決定しているため正味売却価額を0円として評価して
おります。
(のれん)
当社グループは、低温物流事業については、個社ごとにグルーピングしております。
減損損失を計上したのれんについては、投資に見合う回収が不可能と判断されることから、帳簿価額を回収可能額ま
で減額し、当該減少額195百万円を減損損失として特別損失に計上しております。
なお、回収可能額は使用価値により測定しており、将来キャッシュ・フローを8.0%で割り引いて算定しておりま
す。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(1)減損損失を計上した主な資産
減損損失
用途 種類 場所
(百万円)
その他 のれん 米国 1,019
(注)上記の他に254百万円の減損損失を計上しております。
(2)減損損失を認識するに至った経緯
その他の事業のバイオサイエンス事業にかかるのれんについて、事業計画の策定に際し将来の不確実性を検討した
結果、帳簿価額の全額1,019百万円を減損損失として特別損失に計上しております。
(3)資産のグルーピング方法
当社グループは、その他の事業については、個社ごとにグルーピングしております。
(4)回収可能価額の算定方法
のれんの回収可能価額は使用価値により測定しており、回収可能価額をゼロと算定しております。
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書関係)
※1 その他の包括利益に係る組替調整額及び税効果額
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
その他有価証券評価差額金
当期発生額 △6,472百万円 4,824百万円
組替調整額 △424 △144
税効果調整前 △6,897 4,679
税効果額 1,919 △1,359
その他有価証券評価差額金 △4,978 3,319
繰延ヘッジ損益
当期発生額 214 1,207
税効果額 △63 △369
繰延ヘッジ損益 151 837
為替換算調整勘定
当期発生額 △97 △973
組替調整額 86 -
為替換算調整勘定 △10 △973
持分法適用会社に対する持分相当額
当期発生額 154 △224
税効果額 0 △0
持分法適用会社に対する持分相当額 154 △224
その他の包括利益合計 △4,683 2,959
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
(連結株主資本等変動計算書関係)
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
(単位:株)
当連結会計年度期首 当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度末
株式数 増加株式数 減少株式数 株式数
発行済株式
普通株式 (注)1 139,925,532 40,055 - 139,965,587
合計 139,925,532 40,055 - 139,965,587
自己株式
普通株式 (注)2,3 6,658,466 81,520 196 6,739,790
合計 6,658,466 81,520 196 6,739,790
(注)1 普通株式の発行済株式の増加40,055株は譲渡制限付株式報酬としての新株の発行によるものであります。
2 普通株式の自己株式の増加81,520株の内訳は次のとおりであります。
(変動事由の概要)
所在不明株主の株式買取による増加 77,818株
単元未満株式の買取請求による増加 3,702株
3 普通株式の自己株式の減少196株は単元未満株式の買増請求によるものであります。
2.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
1株当たり
配当金の総額
決議 株式の種類 配当額 基準日 効力発生日
(百万円)
(円)
2019年6月25日
普通株式 2,132 16 2019年3月31日 2019年6月26日
定時株主総会
2019年11月5日
普通株式 2,797 21 2019年9月30日 2019年12月5日
取締役会
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
1株当たり
配当金の総額
決議 株式の種類 配当の原資 配当額 基準日 効力発生日
(百万円)
(円)
2020年6月24日
普通株式 2,797 利益剰余金 21 2020年3月31日 2020年6月25日
定時株主総会
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
1.発行済株式の種類及び総数並びに自己株式の種類及び株式数に関する事項
(単位:株)
当連結会計年度期首 当連結会計年度 当連結会計年度 当連結会計年度末
株式数 増加株式数 減少株式数 株式数
発行済株式
普通株式 (注)1 139,965,587 38,290 - 140,003,877
合計 139,965,587 38,290 - 140,003,877
自己株式
普通株式 (注)2,3 6,739,790 2,454 316 6,741,928
合計 6,739,790 2,454 316 6,741,928
(注)1 普通株式の発行済株式の増加は譲渡制限付株式報酬としての新株の発行によるものであります。
2 普通株式の自己株式の増加は単元未満株式の買取請求によるものであります。
3 普通株式の自己株式の減少は単元未満株式の買増請求によるものであります。
2.配当に関する事項
(1) 配当金支払額
1株当たり
配当金の総額
決議 株式の種類 配当額 基準日 効力発生日
(百万円)
(円)
2020年6月24日
普通株式 2,797 21 2020年3月31日 2020年6月25日
定時株主総会
2020年11月4日
普通株式 2,931 22 2020年9月30日 2020年12月4日
取締役会
(2) 基準日が当連結会計年度に属する配当のうち、配当の効力発生日が翌連結会計年度となるもの
次のとおり決議を予定しております。
1株当たり
配当金の総額
決議 株式の種類 配当の原資 配当額 基準日 効力発生日
(百万円)
(円)
2021年6月22日
普通株式 3,731 利益剰余金 28 2021年3月31日 2021年6月23日
定時株主総会
(連結キャッシュ・フロー計算書関係)
※1 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記されている科目の金額との関係
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
現金及び預金勘定 25,933百万円 28,933百万円
預入期間が3ヵ月を超える定期預金 △499 △922
現金及び現金同等物 25,434 28,011
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
(セグメント情報等)
1 セグメント情報
(1)報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社及び当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取
締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象として商製品・サービス
別に「加工食品」、「水産」、「畜産」、「低温物流」及び「不動産」としております。
各事業の概要は次のとおりであります。
加工食品:調理冷凍食品・農産加工品・レトルト食品・ウェルネス食品・アセロラ・包装氷の製造・加工・
販売
水産 :水産品の加工・販売
畜産 :畜産品の加工・販売、肉用鶏の飼育・販売
低温物流:輸配送サービス・配送センター機能の提供、物流コンサルティング、保管サービスの提供、凍氷
の製造・販売、建築工事・設計
不動産 :オフィスビル・駐車場の賃貸、不動産の管理
(2)報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、最近の有価証券報告書(2020年6月24日提出)により開
示を行った「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部売上高又は振替高は第三者
間取引価格に基づいております。
(3)報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
連結
報告セグメント その他 調整額 財務諸表
合計
(注1) (注2) 計上額
加工食品 水産 畜産 低温物流 不動産 計 (注3)
売上高
外部顧客への売上高 234,395 65,590 86,173 190,446 3,339 579,946 4,912 584,858 - 584,858
セグメント間の内部
386 181 2,153 16,050 1,625 20,396 769 21,165 △21,165 -
売上高又は振替高
計 234,781 65,772 88,327 206,496 4,965 600,343 5,681 606,024 △21,165 584,858
セグメント利益
16,725 443 905 11,824 1,982 31,881 △280 31,600 △564 31,035
又は損失(△)
セグメント資産 128,407 26,928 18,949 169,648 15,562 359,497 10,997 370,494 19,509 390,004
その他の項目
減価償却費 5,894 151 267 9,840 701 16,855 410 17,266 1,089 18,355
のれんの償却額 104 - - 81 - 185 97 283 - 283
持分法適用会社への
2,314 - - 3,178 - 5,493 - 5,493 1,753 7,246
投資額
有形固定資産及び
8,054 209 138 17,072 476 25,952 256 26,209 1,078 27,287
無形固定資産の増加額
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、バイオサイエンス事
業のほか、人事給与関連業務サービス、緑化管理・清掃関連サービスの事業を含んでおります。
2 調整額の内容は次のとおりであります。
(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額は、セグメント間取引消去△39,431百万円及び各報告
セグメントに配分していない持株会社(連結財務諸表提出会社)に係る損益38,867百万円であ
ります。
(2) セグメント資産の調整額は、セグメント間の債権の相殺消去等△178,945百万円及び全社資産
198,455百万円であります。
全社資産の主なものは、各報告セグメントに配分していない持株会社(連結財務諸表提出会
社)の余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資
産であります。
(3) 減価償却費の調整額は、全社資産に係る減価償却費であります。
(4) 持分法適用会社への投資額の調整額は、報告セグメントに属しない持分法適用会社への投資額
であります。
(5) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、全社資産の増加額であります。
3 セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
連結
報告セグメント その他 調整額 財務諸表
合計
(注1) (注2) 計上額
加工食品 水産 畜産 低温物流 不動産 計 (注3)
売上高
外部顧客への売上高 225,180 62,987 81,685 195,723 3,077 568,654 4,103 572,757 - 572,757
セグメント間の内部
269 107 2,414 16,597 1,568 20,957 796 21,753 △21,753 -
売上高又は振替高
計 225,450 63,095 84,099 212,320 4,646 589,611 4,899 594,511 △21,753 572,757
セグメント利益
17,167 521 1,298 13,084 2,017 34,089 △325 33,764 △814 32,949
又は損失(△)
セグメント資産 138,592 26,005 19,344 181,136 16,702 381,781 8,992 390,774 14,945 405,719
その他の項目
減価償却費 6,525 148 257 10,473 712 18,117 380 18,497 1,171 19,669
のれんの償却額 103 - - 53 - 156 90 247 - 247
持分法適用会社への
2,401 - - 3,157 - 5,558 - 5,558 1,685 7,244
投資額
有形固定資産及び
13,438 322 110 19,973 2,300 36,145 66 36,212 1,617 37,829
無形固定資産の増加額
(注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、バイオサイエンス事
業のほか、人事給与関連業務サービス、緑化管理・清掃関連サービスの事業を含んでおります。
2 調整額の内容は次のとおりであります。
(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額は、セグメント間取引消去△7,804百万円及び各報告セ
グメントに配分していない持株会社(連結財務諸表提出会社)に係る損益6,989百万円でありま
す。
(2) セグメント資産の調整額は、セグメント間の債権の相殺消去等△189,504百万円及び全社資産
204,449百万円であります。
全社資産の主なものは、各報告セグメントに配分していない持株会社(連結財務諸表提出会
社)の余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金(投資有価証券)及び管理部門に係る資
産であります。
(3) 減価償却費の調整額は、全社資産に係る減価償却費であります。
(4) 持分法適用会社への投資額の調整額は、報告セグメントに属しない持分法適用会社への投資額
であります。
(5) 有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額は、全社資産の増加額であります。
3 セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
2 関連情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
日本 海外 合計
505,190 79,667 584,858
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本 海外 合計
145,691 17,541 163,233
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:百万円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
三菱食品株式会社 75,474 加工食品
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
(単位:百万円)
日本 海外 合計
495,907 76,850 572,757
(2)有形固定資産
(単位:百万円)
日本 海外 合計
152,432 21,529 173,962
3.主要な顧客ごとの情報
(単位:百万円)
顧客の名称又は氏名 売上高 関連するセグメント名
三菱食品株式会社 72,991 加工食品
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
3 報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
その他 合計 調整額 財務諸表
加工食品 水産 畜産 低温物流 不動産 計 計上額
減損損失 40 0 - 240 200 481 - 481 - 481
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
その他
合計 調整額 財務諸表
(注)
加工食品 水産 畜産 低温物流 不動産 計 計上額
減損損失 222 - - 32 - 254 1,019 1,273 - 1,273
(注)「その他」の金額は、バイオサイエンス事業に係る金額であります。
4 報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
その他
合計 調整額 財務諸表
(注)
加工食品 水産 畜産 低温物流 不動産 計 計上額
当期償却額 104 - - 81 - 185 97 283 - 283
当期末残高 1,091 - - 524 - 1,616 1,137 2,754 - 2,754
(注)「その他」の金額は、バイオサイエンス事業に係る金額であります。
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
その他
合計 調整額 財務諸表
(注)
加工食品 水産 畜産 低温物流 不動産 計 計上額
当期償却額 103 - - 53 - 156 90 247 - 247
当期末残高 951 - - 542 - 1,493 - 1,493 - 1,493
(注)「その他」の金額は、バイオサイエンス事業に係る金額であります。
5 報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報
該当事項はありません。
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㈱ニチレイ(2871)2021年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 1,384.90円 1,525.76円
1株当たり当期純利益 147.16円 159.19円
(注)1 「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、潜在株式が存在しないため記載しておりませ
ん。
2 1株当たり純資産額の算定上の基礎は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 191,388 210,426
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円)
非支配株主持分 6,884 7,100
普通株式に係る純資産額(百万円) 184,504 203,325
1株当たり純資産額の算定に用いられた
133,225 133,261
普通株式の数(千株)
3 1株当たり当期純利益の算定上の基礎は次のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 19,609 21,212
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
19,609 21,212
当期純利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 133,251 133,251
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
以上
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