2871 ニチレイ 2021-02-02 15:00:00
2021年3月期 第3四半期決算説明会資料 [pdf]
2021年2月2日
2021年3月期 第3四半期決算説明会資料
(2871)
株式会社ニチレイ
グループコミュニケーション部 IRグループ
URL: https://www.nichirei.co.jp/ir
【連結業績サマリー】
低温物流の伸長などにより営業利益の通期見込を上方修正
第3四半期 第3四半期(累計) 通期
(単位:億円) 11/4発表の
前年同期間比 前年同期間比 前年同期間比 前回見込比
実績 実績 通期見込に 見込
増減 率 増減 率 対する進捗率 増減 率 前回見込 増減
加工食品 581 -26 -4% 1,708 -85 -5% 76% 2,260 -88 -4% 2,260 0
水産 210 1 1% 503 -35 -7% 84% 600 -58 -9% 600 0
畜産 229 -11 -5% 641 -32 -5% 75% 850 -33 -4% 860 -10
低温物流 552 24 4% 1,599 44 3% 76% 2,120 55 3% 2,100 20
不動産 11 -1 -6% 36 -2 -5% 76% 47 -3 -5% 47 0
その他 12 -4 -26% 37 -5 -11% 66% 50 -7 -12% 56 -6
調整額 -55 -0 - -165 -4 - - -212 -0 - -208 -4
売上高合計 1,540 -18 -1% 4,357 -119 -3% 76% 5,715 -134 -2% 5,715 0
加工食品 48 -7 -12% 134 -5 -4% 80% 168 1 0% 168 0
水産 7 2 36% 7 1 19% 333% 5 1 13% 2 3
畜産 5 2 83% 10 3 45% 80% 13 4 44% 13 0
低温物流 44 5 13% 113 17 18% 91% 129 11 9% 125 4
不動産 5 -1 -13% 16 -1 -3% 79% 20 0 1% 20 0
その他 -2 -3 - -3 0 - - -3 -0 - 0 -3
調整額 0 1 - -3 1 - - -7 -1 - -8 1
営業利益合計 107 -0 -0% 274 17 7% 86% 325 15 5% 320 5
経常利益 109 -1 -1% 279 15 6% 87% 327 9 3% 320 7
親会社株主に帰属する
当期純利益 61 -15 -19% 170 -1 -1% 85% 200 4 2% 200 0
為替レート 2021年3月期 2021年3月期 2020年3月期
注:為替レートの実績は1月~9月の期中平均で算出
見込 3Q実績 3Q実績
米ドル/円 107.00 107.60 109.15
ユーロ/円 122.00 120.91 122.66
バーツ/円 3.40 3.42 3.49
(第3四半期累計)
1. 売上高は、低温物流は順調に推移したものの、外食向けの販売が振るわずグループ全体
では減収。
2. 営業利益は、巣ごもり消費に関連した商品・サービスの提供やコストマネジメントの徹底
により増益。純利益は、のれんの減損損失を計上したことなどにより減益。
(通期見込)
低温物流が計画以上に推移したことや、水産の改善など第3四半期までの進捗を踏まえ、
営業利益を上方修正、当期純利益は前回見込から変更なし。 1
<加工食品事業>
家庭用の拡販やコスト低減を進め前期並みの利益確保へ
第3四半期 第3四半期(累計) 通期
(単位:億円)
前年同期間比 前年同期間比 11/4発表の 前年同期間比 前回見込比
実績 実績 通期見込に 見込
増減 率 増減 率 対する進捗率 増減 率 前回見込 増減
売上高 計 581 -26 -4% 1,708 -85 -5% 76% 2,260 -88 -4% 2,260 0
家庭用調理品 179 12 7% 523 45 9% 73% 715 67 10% 715 0
加
業務用調理品 235 -33 -12% 661 -108 -14% 78% 860 -135 -14% 850 10
工
農産加工品 52 1 2% 155 2 1% 77% 202 4 2% 202 0
食
海外 85 -1 -1% 260 -4 -1% 72% 353 5 1% 363 -10
品
その他 31 -6 -16% 109 -21 -16% 84% 130 -28 -18% 130 0
営業利益 48 -7 -12% 134 -5 -4% 80% 168 1 0% 168 0
(第3四半期累計)
1. 家庭用調理品は生産ラインを増強した「本格炒め炒飯」や「特から」などの主力商品や、
「極上ヒレかつ」が好調に推移し増収。
2. 業務用調理品は厳しい環境が続き減収、引き続き惣菜向けの強化や大手ユーザー向けの
商品導入を進める。
3. 海外では、米国のイノバジアン・クイジーン社の販売が引き続き伸長。※内訳はP6参照
4. 営業利益は、業務用の回復が遅れ減益となったが、家庭用の販売や海外関係会社の業績
は好調を維持し、全体としては計画線上で進捗。
(通期見込)
1. 第4四半期は家庭用の拡販や広告費をはじめとしたコストコントロールなどにより、
通期では前期並みの営業利益を見込む。
2. 需要の強い業態へ主力商品や春の新商品の拡販に注力し、売上げ回復につなげる。
2
<低温物流事業>
TCが引き続き順調に推移し通期見込を上方修正
第3四半期 第3四半期(累計) 通期
(単位:億円) 11/4発表の
前年同期間比 前年同期間比 前年同期間比 前回見込比
実績 実績 通期見込に 見込
増減 率 増減 率 対する進捗率 増減 率 前回見込 増減 注:物流ネットワークの一部の
売上高 計 552 24 4% 1,599 44 3% 76% 2,120 55 3% 2,100 20 拠点を地域保管へ移管
国内小計 453 24 6% 1,317 65 5% 76% 1,744 90 5% 1,734 10
物流ネットワーク 269 11 4% 782 26 3% 76% 1,042 33 3% 1,032 10
低 地域保管 183 13 7% 534 39 8% 76% 702 57 9% 702 0
海外 94 -1 -1% 269 -13 -5% 79% 349 -27 -7% 339 10
温
その他・共通 5 1 25% 13 -8 -37% 50% 27 -9 -24% 27 0
営業利益 計 44 5 13% 113 17 18% 91% 129 11 9% 125 4
物
国内小計 41 4 10% 107 16 18% 89% 123 14 13% 121 2
流 物流ネットワーク 16 3 22% 43 10 29% 84% 54 12 29% 52 2
地域保管 25 1 3% 63 6 11% 92% 69 2 3% 69 0
海外 5 1 32% 10 1 15% 116% 11 -1 -11% 9 2
その他・共通 -1 0 - -4 -0 - - -5 -2 - -5 0
(第3四半期累計)
1. 国内はTC(通過型センター)の取扱い拡大が継続し増収。営業利益は増収効果や
業務効率化に加え、コストコントロールの徹底が寄与し増益。
2. 海外は、欧州において外食向け運送の取扱いは減少したが、量販店向けの物量増加
などでカバーし、営業利益は前期並みを確保。
(通期見込)
第4四半期は、庫内業務効率化に向けた機器の導入や、新設センター(建替え)稼働に伴
う一時費用などにより減益を見込む。TCは引き続き好調に推移し、貨物の荷動きも回復
基調にあることから、通期の売上高・営業利益を上方修正。
3
<水産・畜産事業>
通期の営業利益は、水産を上方修正、畜産は計画通り進捗
第3四半期 第3四半期(累計) 通期
(単位:億円)
前年同期間比 前年同期間比 11/4発表の 前年同期間比 前回見込比
実績 実績 通期見込に 見込
増減 率 増減 率 対する進捗率 増減 率 前回見込 増減
水 売上高 210 1 1% 503 -35 -7% 84% 600 -58 -9% 600 0
産 営業利益 7 2 36% 7 1 19% 333% 5 1 13% 2 3
畜 売上高 229 -11 -5% 641 -32 -5% 75% 850 -33 -4% 860 -10
産 営業利益 5 2 83% 10 3 45% 80% 13 4 44% 13 0
1.(水産)
①外食向けや海外販売が低迷し減収となったが、内食向けに「たこ」や「魚卵類」の
販売が伸長したことや、コスト削減効果もあり増益。
②第3四半期までの進捗を踏まえ、営業利益の通期見込を上方修正。
引き続き内食向けの販売強化やコストマネジメントの徹底に努める。
2.(畜産)
①輸入冷凍品の販売が振るわず減収となったが、内食・中食需要を着実に取り込み
営業利益は計画通り進捗。
②引き続き精肉売り場向けや加工品の販売に注力するとともに、PC *の稼働向上に
より通期で増益を見込む。
*PC(プロセスセンター):食品スーパー向けに、生鮮食肉の加工・包装・出荷の流通
プロセスを一括管理しており、国内2拠点で運営。
4
参考資料
営業外収支・特別損益の変動要因
単位:億円(未満切り捨て)
第3四半期累計 通 期
プラス表示は利益を示す
19/12 20/12 増減 20/3 21/3E 増減
【営業外収支】 6 5 △1 7 2 △5
(主要項目)
金融収支 1 1 0 1 0 △0
持分法による投資損益 3 3 0 3 2 △1
【特別損益】 △7 △ 18 △ 11 △ 19 △ 17 2
(主要項目)
固定資産売却益 0 0 △0 0 0 △0
投資有価証券売却益 4 0 △3 4 0 △3
固定資産売却損・除却損 △9 △7 2 △ 16 △ 10 5
減損損失 △0 △ 11 △ 10 △4 △ 11 △6
5
加工食品事業の海外売上高の推移
第3四半期累計 通期
注:GFPTニチレイの売上高は欧州向けとタイ国内・アジア向けの合計
6
当資料取扱い上のご注意
当資料に記されたニチレイの現在の計画・見通し・戦略などのうち、歴史的事実でないものは、将来
の業績に関する見通しであります。将来の業績に関する見通しは、将来の営業活動や業績に関する説明
における「確信」、「期待」、「計画」、「戦略」、 「見込み」、 「予測」、 「予想」その他これら
の類義語を用いたものに限定されるものではありません。これらの情報は、現在において入手可能な情
報から得られたニチレイの経営者の判断に基づいております。実際の業績は、さまざまな重要な要素に
より、これらの業績見通しとは大きく異なる結果となる場合があります。このため、これらの業績見通
しのみに全面的に依拠して投資判断されることは、お控えいただくようお願いいたします。また、新た
な情報、将来の事象、その他の結果にかかわらず、常にニチレイが将来の見通しを見直すとは限りませ
ん。実際の業績に影響を与え得るリスクや不確実な要素には、以下のようなものが含まれます:
①ニチレイグループの事業活動を取り巻く経済情勢および業界環境
②米ドル・ユーロを中心とした為替レートの変動
③商品開発から原料調達、生産、販売まで一貫した品質保証体制確立の実現性
④新商品・新サービス開発の実現性
⑤成長戦略とローコスト構造の実現性
⑥ニチレイグループと他社とのアライアンス効果の実現性
⑦偶発事象の結果
など
ただし、業績に影響を与える要素はこれらに限定されるものではありません。また、リスクや不確実
な要素には、将来の出来事から発生する重要かつ予測不可能な影響も含まれます。当資料は、あくまで
ニチレイをより深く理解していただくためのものであり、必ずしも投資をお勧めするためのものではあ
りません。