2809 キユーピー 2019-01-10 15:00:00
2018年11月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2018年11月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年1月10日
上場会社名 キユーピー株式会社 上場取引所 東
コード番号 2809 URL https://www.kewpie.co.jp/
代表者 (役職名) 代表取締役 社長執行役員 (氏名)長南 収
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員 経営推進本部長 (氏名)篠原 真人 TEL 03-3486-3331
定時株主総会開催予定日 2019年2月27日 配当支払開始予定日 2019年2月7日
有価証券報告書提出予定日 2019年2月28日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家・証券アナリスト向け)
(百万円未満切捨て)
1.2018年11月期の連結業績(2017年12月1日~2018年11月30日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2018年11月期 573,525 2.1 33,067 5.8 34,349 5.7 18,320 1.2
2017年11月期 561,688 1.7 31,261 4.8 32,511 3.7 18,099 5.9
(注)包括利益 2018年11月期 17,786百万円 (△47.5%) 2017年11月期 33,897百万円 (209.4%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
2018年11月期 124.85 - 8.1 8.2 5.8
2017年11月期 121.05 - 8.2 8.1 5.6
(参考)持分法投資損益 2018年11月期 130百万円 2017年11月期 93百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2018年11月期 421,373 266,100 53.7 1,582.27
2017年11月期 419,207 263,432 54.0 1,539.94
(参考)自己資本 2018年11月期 226,332百万円 2017年11月期 226,439百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2018年11月期 41,778 △20,199 △15,293 47,970
2017年11月期 27,234 △31,421 4,010 41,411
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
(合計) (連結) 率(連結)
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2017年11月期 - 18.00 - 18.50 36.50 5,441 30.2 2.5
2018年11月期 - 19.00 - 19.00 38.00 5,510 30.4 2.4
2019年11月期(予想) - 20.00 - 25.00 45.00 35.0
(注)2018年11月期の期末配当金額は予定であり、2019年1月23日開催の取締役会で決定します。
2019年11月期(予想)の期末配当金につきましては、創業100周年記念配当5円を含んでおります。
3.2019年11月期の連結業績予想(2018年12月1日~2019年11月30日)
(%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 560,000 △2.4 33,200 0.4 34,400 0.1 18,400 0.4 128.63
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有
新規 1社 (社名)丘比(中国)有限公司 、除外 -社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2018年11月期 150,000,000 株 2017年11月期 150,000,000 株
② 期末自己株式数 2018年11月期 6,956,925 株 2017年11月期 2,955,521 株
③ 期中平均株式数 2018年11月期 146,736,051 株 2017年11月期 149,522,104 株
(参考)個別業績の概要
2018年11月期の個別業績(2017年12月1日~2018年11月30日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2018年11月期 203,449 △0.3 11,356 △1.2 16,400 2.1 11,586 △8.7
2017年11月期 204,072 △0.5 11,497 19.2 16,060 23.8 12,691 38.5
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2018年11月期 78.96 -
2017年11月期 84.88 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2018年11月期 253,251 147,756 58.3 1,032.95
2017年11月期 261,193 153,669 58.8 1,045.05
(参考)自己資本 2018年11月期 147,756百万円 2017年11月期 153,669百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績
等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件および業績予想のご利用にあたっ
ての注意事項等については、添付資料4ページ「1.経営成績等の概況(1)当期の経営成績の概況 ②今後の見通
し」をご覧ください。
(日付の表示方法の変更)
「2018年11月期 決算短信」より日付の表示方法を和暦表示から西暦表示に変更しております。
キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 4
(3)利益配分に関する基本方針および当期・次期の配当 ………………………………………………………… 6
(4)中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題 …………………………………………………………… 6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 8
3.連結財務諸表および主な注記 ………………………………………………………………………………………… 9
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 9
(2)連結損益計算書および連結包括利益計算書 …………………………………………………………………… 11
(連結損益計算書) ………………………………………………………………………………………………… 11
(連結包括利益計算書) …………………………………………………………………………………………… 12
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 13
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 15
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 17
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 17
(企業結合等関係) ………………………………………………………………………………………………… 17
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 18
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 22
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 23
4.その他 …………………………………………………………………………………………………………………… 24
(1)役員の異動 ………………………………………………………………………………………………………… 24
(2)補足情報 …………………………………………………………………………………………………………… 26
1
キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
①当期の経営成績
◇ 全 般
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善により緩やかな回復基調となりました。
食品業界においては、ライフスタイルの変化により中食などの簡便・即食ニーズが高まる中、天候不順や自然災害
による野菜価格の変動などが消費にも影響を及ぼしました。また、労働力不足に伴う人件費や物流費、原材料価格な
どが上昇したことにより、商品の価格改定の動きも見られました。
食品物流業界においても、相次ぐ自然災害の影響に加え、燃料価格の上昇や人手不足を背景とした物流コストの上
昇など厳しい環境が続きました。
◇ 当社グループ(当社および連結子会社)の状況
2016年度からの3年間を対象とする中期経営計画では、グループの新たな挑戦で飛躍的成長を実現させるべく、
「ユニークさの発揮と創造」を軸にした4つの経営方針(経営基盤の強化、コスト競争力の強化、付加価値の創造、
新領域への挑戦)にグループが連携して取り組み、企業価値の一層の向上に努めてまいりました。
・売上高
国内の鶏卵相場の下落の影響を受けましたが、中食市場向けのカット野菜や惣菜、物流システム事業が好調に
推移したことにより、5,735億25百万円と前年同期に比べ118億37百万円(2.1%)の増収となりました。
・利益
労務費などのコスト増加の影響を受けましたが、米国の乾燥卵相場の上昇や付加価値品の伸張などが進み、営
業利益は330億67百万円と前年同期に比べ18億6百万円(5.8%)、経常利益は343億49百万円と前年同期に比べ
18億38百万円(5.7%)、親会社株主に帰属する当期純利益は183億20百万円と前年同期に比べ2億21百万円
(1.2%)の増益となりました。
◇ セグメント別の状況
[売上高の内訳] (単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2016年12月1日 (自 2017年12月1日 増減(金額) 増減(比率)
至 2017年11月30日) 至 2018年11月30日)
調味料 150,435 153,394 2,959 2.0%
タマゴ 100,463 100,895 432 0.4%
サラダ・惣菜 115,507 118,323 2,816 2.4%
加工食品 46,604 46,769 165 0.4%
ファインケミカル 10,593 10,035 △558 △5.3%
物流システム 131,237 138,263 7,026 5.4%
共通 6,847 5,843 △1,004 △14.7%
合 計 561,688 573,525 11,837 2.1%
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
[営業利益の内訳] (単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2016年12月1日 (自 2017年12月1日 増減(金額) 増減(比率)
至 2017年11月30日) 至 2018年11月30日)
調味料 15,296 14,366 △930 △6.1%
タマゴ 4,368 6,047 1,679 38.4%
サラダ・惣菜 3,847 4,415 568 14.8%
加工食品 199 637 438 220.1%
ファインケミカル 864 1,269 405 46.9%
物流システム 5,892 5,581 △311 △5.3%
共通 792 750 △42 △5.3%
合 計 31,261 33,067 1,806 5.8%
調味料
・海外でのマヨネーズ・ドレッシングが好調に推移し増収
・野菜高の影響を受け国内売上の伸び悩み、減価償却費の増加などにより減益
タマゴ
・国内の鶏卵相場下落の影響を受けたが、米国の乾燥卵相場の上昇などにより増収
・米国の復調に加え、国内の付加価値品の伸張などにより増益
サラダ・惣菜
・取扱い店舗の拡大などによるカット野菜の伸張、新たな販路への展開が進み増収
・新たな販路への展開やコスト改善が進展し増益
加工食品
・まるごと果実やパスタソース、北海道コーンなどの伸張により増収
・不採算商品の見直しや付加価値品の伸張により増益
ファインケミカル
・医薬用EPAの減少が影響し減収
・海外向けを中心に機能性ヒアルロン酸が伸張し増益
物流システム
・既存顧客の受託エリア拡大や連結子会社の増加により増収
・燃料や車両などの調達コストの増加や自然災害の影響により減益
共通
・食品メーカー向け製造機械の販売減少により減収減益
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
②今後の見通し
(単位:百万円)
当期実績 次期見通し 増減(金額) 増減(比率)
売上高 573,525 560,000 △13,525 △2.4%
営業利益 33,067 33,200 133 0.4%
経常利益 34,349 34,400 51 0.1%
親会社株主に帰属
18,320 18,400 80 0.4%
する当期純利益
当社グループは、2018年12月からの3年間を対象とする中期経営計画において、国内での持続的成長と海外での
成長加速の実現をめざすとともに、変化する社会的な課題に取り組むなど今後の成長に向けた経営基盤の強化も進
めております。
初年度となる2019年度は、主原料価格の変動や個人消費の変化など、当社グループにとって不透明な環境が続く
ものと思われます。
そのような中、当社は創業100周年を迎えることから、記念のイベントや消費者キャンペーン、記念配当などで
日頃の感謝をお伝えするとともに、市場の活性化にもつなげてまいります。
また、日本国内においては、調理・調味料事業、サラダ・惣菜事業、タマゴ事業に集中して「食の主役化」を推
進し、利益創出力を向上させてまいります。そのために、最適な生産体制の構築を進め、生産合理化によるコスト
競争力を強化するとともに、今後の成長に向けて生産能力を向上させてまいります。そして、各事業の販路の相互
活用や、新たな販路への展開を進めることで販売機会の拡大を図るとともに、独自の素材や技術を活用して新たな
価値を創出してまいります。
海外においては、マヨネーズと深煎りごまドレッシングでサラダ需要を拡大するとともに、各エリアの状況に応
じた提案や開発を中国と東南アジア中心に行うことで、売上拡大により利益創出力を向上させてまいります。
2019年度の業績につきましては、売上高5,600億円、営業利益332億円、経常利益344億円、親会社株主に帰属す
る当期純利益184億円を見込んでおります。
なお、2019年度より事業区分の変更を行います。変更の内容は6ページの(4)中長期的な会社の経営戦略およ
び対処すべき課題に掲載しております。
(2)当期の財政状態の概況
①財政状態の状況
◇総資産、負債および純資産の状況
・総資産は、4,213億73百万円と前期末比21億66百万円増加
主に現金及び預金の増加88億75百万円、有価証券の減少25億円、建物及び構築物の減少64億25百万円、機械装
置及び運搬具の増加25億81百万円、建設仮勘定の増加66億52百万円、のれんの減少25億45百万円、投資有価証券
の減少48億22百万円によるものであります。
・負債は、1,552億73百万円と前期末比5億2百万円減少
主に支払手形及び買掛金の減少34億90百万円、未払法人税等の増加27億70百万円によるものであります。
・純資産は、2,661億円と前期末比26億68百万円増加
主に利益剰余金の増加128億48百万円、自己株式の取得92億56百万円によるものであります。
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
②キャッシュ・フローの状況
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2016年12月1日 (自 2017年12月1日 増減
至 2017年11月30日) 至 2018年11月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー 27,234 41,778 14,544
投資活動によるキャッシュ・フロー △31,421 △20,199 11,222
財務活動によるキャッシュ・フロー 4,010 △15,293 △19,303
現金及び現金同等物に係る換算差額 797 △194 △991
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 621 6,091 5,470
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 - 461 461
非連結子会社との合併に伴う
- 5 5
現金及び現金同等物の増加額
現金及び現金同等物の期首残高 40,790 41,411 621
現金及び現金同等物の期末残高 41,411 47,970 6,559
・現金及び現金同等物の残高は、479億70百万円と前期末比65億59百万円増加
各キャッシュ・フローの状況は、下記のとおりであります。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が335億86百万円、減価償却費が182億15百万
円、法人税等の支払いが92億29百万円となったことなどから417億78百万円の収入(前期は272億34百万円の収
入)となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が292億17百万円、事業譲渡による収
入が83億9百万円となったことなどから201億99百万円の支出(前期は314億21百万円の支出)となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払いが55億14百万円、自己株式の取得による支出が92億78
百万円となったことなどから152億93百万円の支出(前期は40億10百万円の収入)となりました。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は、下記のとおりであります。
2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
11月期 11月期 11月期 11月期 11月期
自己資本比率(%) 54.6 57.1 55.1 54.0 53.7
時価ベースの自己資本比率(%) 82.6 120.1 104.8 101.2 93.6
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) 0.8 1.1 0.8 2.2 1.5
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) 116.0 89.5 146.4 75.8 122.5
(注)2015年11月期の数値は、売上の計上基準の変更による遡及修正後の数値になります。
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
※各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。
※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っているすべての負債を対象とし
ております。
※キャッシュ・フローおよび利払いは、それぞれ連結キャッシュ・フロー計算書の「営業活動によるキャッシ
ュ・フロー」および「利息の支払額」を使用しております。
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
(3)利益配分に関する基本方針および当期・次期の配当
当社では、配当金を最優先とした株主還元を行うことを基本方針とし、安定した配当の継続をめざすとともに、
株価動向や財務状況などを考慮しながら、必要に応じて自己株式の取得・消却を検討しております。
内部留保金につきましては、財務体質の強化を図りながら将来の事業展開に備えるため、その充実にも努めてお
り、中長期的な視野に立った設備投資や研究開発投資、競争力強化のための合理化投資などに充当していく所存で
あります。
配当金の決定に際しては、連結配当性向30%以上を維持することを原則としつつ、連結自己資本配当率につきま
しては、2.2%を目安といたします。
配当金につきましては、会社法第459条第1項および第454条第5項の規定に基づき、取締役会の決議によって
中間と期末の年2回、剰余金の配当を行うことができる旨を定款に定めております。
2018年度の期末配当金につきましては、1株当たり19円とさせていただく予定であります。年間配当金は、8月
に実施しました中間配当金19円を含め、前年度に対し1円50銭増配の1株当たり38円となる予定であります。
これにより、連結配当性向は30.4%、連結自己資本配当率は2.4%となる予定であります。
2019年度の配当金につきましては、1株当たり中間配当金20円、期末配当金25円(創業100周年記念配当5円含
む)、前年度に対して7円増配の年間配当金45円を予想しております。連結配当性向は35.0%、連結自己資本配当
率は2.8%を予想しております。
なお、当社は連結配当規制適用会社であります。
(4)中長期的な会社の経営戦略および対処すべき課題
当社グループは、2019年に創業100周年を迎えるにあたり、グループの長期ビジョンとして「キユーピーグルー
プ2030ビジョン」を策定しております。「2030ビジョン」を掲げることでグループの想いを1つにし、世界に貢献
できる事業分野を伸ばすと同時に、社会的な課題に取り組み、広く共感されるグループをめざしております。
また、2019年度からの3年間を対象とする中期経営計画を策定し、国内での持続的成長と海外での成長加速を実
現するため、3つの経営方針(国内では3事業に集中し食の主役化を推進、海外では中国・東南アジアを中心に展
開を加速、環境変化に対応した経営基盤の強化)を定めております。
なお、以下のとおり、事業区分の変更を行います。
・調味料事業に加工食品事業のアヲハタ株式会社部分以外を移管し、「調理・調味料事業」に名称を変更
・加工食品事業のアヲハタ株式会社部分を「フルーツ ソリューション事業」として独立
・物流システム事業に含まれていた賃貸に関わる取引を「共通事業」に移管し、「物流事業」に名称を変更
[2019-2021年度 中期経営計画について]
①経営方針と主な取り組み
国内 海外
<3事業に集中し食の主役化を推進> <中国・東南アジアを中心に展開を加速>
◇事業横断による最適生産体制を構築 ◇全体
◇販路の活用・開拓で販売機会を拡大 マヨネーズ&深煎りごまドレッシングでサラダ需
要を拡大・深耕
◇独自技術を活用し、新たな価値を実現 ◇エリア(重点エリア:中国・東南アジア)
(3事業とは、調理・調味料事業、サラダ・惣菜 各エリアの状況に合わせた開発と業態戦略・経営
事業、タマゴ事業) 基盤の強化
<環境変化に対応した経営基盤の強化>
◇環境への取り組み
・資源の有効活用:野菜の未利用部の活用など
・商品廃棄の削減:賞味期限延長など
・CO2の排出削減:生産や物流の効率化など
◇社会への取り組み
・健康寿命の延伸:サラダやタマゴの食生活提案など
・子どもの心と体の健康支援:サラダとタマゴを軸にした食育活動など
◇ダイバーシティの推進
◇ガバナンスの向上
◇基幹システムの刷新
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
②業績目標(2021年度)
売上高 5,850億円
営業利益 380億円
経常利益 390億円
親会社株主に帰属する当期純利益 214億円
ROA(総資産経常利益率) 8.5%
ROE(自己資本当期純利益率) 8.5%
③国内・海外 売上高および営業利益の目標(2021年度)
(単位:億円)
売上高 営業利益
国内 5,191 390
海外 659 63
全社費用 - △73
合 計 5,850 380
④事業別売上高および営業利益の目標(2021年度)
(単位:億円)
事業区分 売上高 営業利益
調理・調味料 2,027 228
サラダ・惣菜 965 47
タマゴ 1,063 85
フルーツ ソリューション 205 11
ファインケミカル 100 16
物流 1,430 52
共通 60 15
全社費用 - △73
合 計 5,850 380
(注)全社費用とは、各事業に按分できない費用(本社経費など)。
なお、2019年度計画につきましては、29・30ページの(2)補足情報に掲載しています。
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、企業間および経年での比較可能性を確保するため、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関
する規則(第7章および第8章を除く)」(1976年大蔵省令第28号)に基づいて連結財務諸表を作成しております。
なお、国際会計基準の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
3.連結財務諸表および主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2017年11月30日) (2018年11月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 29,618 38,493
受取手形及び売掛金 78,212 77,034
有価証券 12,000 9,500
商品及び製品 16,355 16,695
仕掛品 972 963
原材料及び貯蔵品 11,377 10,595
繰延税金資産 2,823 3,024
その他 5,192 5,566
貸倒引当金 △222 △446
流動資産合計 156,332 161,426
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 185,446 181,314
減価償却累計額 △104,416 △106,708
建物及び構築物(純額) 81,030 74,605
機械装置及び運搬具 170,766 175,809
減価償却累計額 △121,373 △123,835
機械装置及び運搬具(純額) 49,393 51,974
土地 49,820 52,084
リース資産 9,729 8,966
減価償却累計額 △4,257 △4,205
リース資産(純額) 5,472 4,761
建設仮勘定 4,571 11,223
その他 15,707 16,183
減価償却累計額 △11,248 △11,977
その他(純額) 4,459 4,206
有形固定資産合計 194,746 198,856
無形固定資産
のれん 3,778 1,233
ソフトウエア 3,210 4,322
その他 1,369 737
無形固定資産合計 8,359 6,293
投資その他の資産
投資有価証券 34,495 29,673
長期貸付金 519 879
退職給付に係る資産 12,630 11,552
繰延税金資産 2,027 2,424
その他 10,278 10,449
貸倒引当金 △182 △181
投資その他の資産合計 59,769 54,797
固定資産合計 262,875 259,946
資産合計 419,207 421,373
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2017年11月30日) (2018年11月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 48,008 44,518
短期借入金 8,037 9,496
1年内償還予定の社債 - 10,000
未払金 17,547 17,025
未払費用 6,533 6,462
未払法人税等 4,005 6,775
繰延税金負債 11 15
売上割戻引当金 801 831
賞与引当金 1,831 1,937
役員賞与引当金 121 116
その他の引当金 100 52
その他 3,699 3,672
流動負債合計 90,697 100,903
固定負債
社債 10,000 -
長期借入金 35,947 36,664
リース債務 4,506 3,804
繰延税金負債 9,068 7,722
退職給付に係る負債 3,147 3,546
資産除去債務 1,120 1,123
その他 1,286 1,508
固定負債合計 65,077 54,370
負債合計 155,775 155,273
純資産の部
株主資本
資本金 24,104 24,104
資本剰余金 29,425 29,543
利益剰余金 170,583 183,431
自己株式 △6,603 △15,859
株主資本合計 217,509 221,219
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 13,429 10,618
繰延ヘッジ損益 △3 △28
為替換算調整勘定 △1,141 △1,459
退職給付に係る調整累計額 △3,354 △4,018
その他の包括利益累計額合計 8,929 5,112
非支配株主持分 36,992 39,768
純資産合計 263,432 266,100
負債純資産合計 419,207 421,373
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
(2)連結損益計算書および連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2016年12月1日 (自 2017年12月1日
至 2017年11月30日) 至 2018年11月30日)
売上高 561,688 573,525
売上原価 432,773 440,378
売上総利益 128,915 133,146
販売費及び一般管理費 97,654 100,078
営業利益 31,261 33,067
営業外収益
受取利息 69 82
受取配当金 514 515
持分法による投資利益 93 130
補助金収入 269 303
その他 1,215 1,100
営業外収益合計 2,162 2,132
営業外費用
支払利息 376 341
為替差損 - 88
開業費 139 13
その他 395 406
営業外費用合計 911 850
経常利益 32,511 34,349
特別利益
投資有価証券売却益 1,179 3,670
事業譲渡益 - 670
固定資産売却益 87 137
その他 65 109
特別利益合計 1,331 4,587
特別損失
減損損失 581 2,983
固定資産除却損 1,062 1,016
退職給付制度終了損 1,309 -
その他 107 1,349
特別損失合計 3,060 5,350
税金等調整前当期純利益 30,783 33,586
法人税、住民税及び事業税 8,926 11,998
法人税等調整額 296 △275
法人税等合計 9,223 11,722
当期純利益 21,560 21,863
非支配株主に帰属する当期純利益 3,460 3,542
親会社株主に帰属する当期純利益 18,099 18,320
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2016年12月1日 (自 2017年12月1日
至 2017年11月30日) 至 2018年11月30日)
当期純利益 21,560 21,863
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 4,591 △2,903
繰延ヘッジ損益 △102 △22
為替換算調整勘定 3,383 △391
退職給付に係る調整額 4,465 △758
その他の包括利益合計 12,337 △4,076
包括利益 33,897 17,786
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 29,456 14,503
非支配株主に係る包括利益 4,441 3,283
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2016年12月1日 至 2017年11月30日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 24,104 30,300 166,765 △6,123 215,047
当期変動額
剰余金の配当 △5,639 △5,639
親会社株主に帰属する当期
純利益
18,099 18,099
自己株式の取得 △9,999 △9,999
自己株式の処分 △875 △1,897 2,773 1
自己株式の消却 △6,745 6,745 -
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
連結範囲の変動
持分法の適用範囲の変動
会社分割による増加
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - △875 3,818 △480 2,462
当期末残高 24,104 29,425 170,583 △6,603 217,509
その他の包括利益累計額
非支配
その他の 純資産合計
その他有価証 為替換算 退職給付に係る 株主持分
券評価差額金
繰延ヘッジ損益
調整勘定 調整累計額
包括利益
累計額合計
当期首残高 8,916 79 △3,947 △7,474 △2,426 33,240 245,861
当期変動額
剰余金の配当 △5,639
親会社株主に帰属する当期
純利益
18,099
自己株式の取得 △9,999
自己株式の処分 1
自己株式の消却 -
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
-
連結範囲の変動 -
持分法の適用範囲の変動 -
会社分割による増加 -
株主資本以外の項目の当期
4,513 △82 2,805 4,119 11,356 3,752 15,108
変動額(純額)
当期変動額合計 4,513 △82 2,805 4,119 11,356 3,752 17,570
当期末残高 13,429 △3 △1,141 △3,354 8,929 36,992 263,432
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
当連結会計年度(自 2017年12月1日 至 2018年11月30日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 24,104 29,425 170,583 △6,603 217,509
当期変動額
剰余金の配当 △5,514 △5,514
親会社株主に帰属する当期
純利益
18,320 18,320
自己株式の取得 △9,255 △9,255
自己株式の処分
自己株式の消却
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
118 118
連結範囲の変動 △4 △4
持分法の適用範囲の変動 △3 △3
会社分割による増加 49 49
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - 118 12,848 △9,255 3,710
当期末残高 24,104 29,543 183,431 △15,859 221,219
その他の包括利益累計額
非支配
その他の 純資産合計
その他有価証 為替換算 退職給付に係る 株主持分
券評価差額金
繰延ヘッジ損益
調整勘定 調整累計額
包括利益
累計額合計
当期首残高 13,429 △3 △1,141 △3,354 8,929 36,992 263,432
当期変動額
剰余金の配当 △5,514
親会社株主に帰属する当期
純利益
18,320
自己株式の取得 △9,255
自己株式の処分 -
自己株式の消却 -
非支配株主との取引に係る
親会社の持分変動
118
連結範囲の変動 △4
持分法の適用範囲の変動 △3
会社分割による増加 49
株主資本以外の項目の当期
△2,811 △24 △317 △663 △3,817 2,775 △1,042
変動額(純額)
当期変動額合計 △2,811 △24 △317 △663 △3,817 2,775 2,667
当期末残高 10,618 △28 △1,459 △4,018 5,112 39,768 266,100
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2016年12月1日 (自 2017年12月1日
至 2017年11月30日) 至 2018年11月30日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 30,783 33,586
減価償却費 16,794 18,215
減損損失 581 2,983
退職給付制度終了損 1,309 -
のれん償却額 407 514
退職給付費用 1,740 1,885
持分法による投資損益(△は益) △93 △130
投資有価証券評価損益(△は益) 14 45
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △706 △111
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △1,821 5
売上割戻引当金の増減額(△は減少) 51 29
役員賞与引当金の増減額(△は減少) △39 △5
賞与引当金の増減額(△は減少) △53 181
貸倒引当金の増減額(△は減少) 1 225
受取利息及び受取配当金 △584 △597
支払利息 376 341
投資有価証券売却損益(△は益) △1,179 △3,670
固定資産除売却損益(△は益) 988 943
事業譲渡損益(△は益) - △670
売上債権の増減額(△は増加) △2,064 1,293
たな卸資産の増減額(△は増加) △1,477 △1,132
仕入債務の増減額(△は減少) △1,152 △3,415
未払金の増減額(△は減少) △1,058 1,740
未払消費税等の増減額(△は減少) 676 △196
長期未払金の増減額(△は減少) △70 288
その他 △3,989 △1,657
小計 39,436 50,692
利息及び配当金の受取額 622 656
利息の支払額 △359 △340
法人税等の支払額 △12,464 △9,229
営業活動によるキャッシュ・フロー 27,234 41,778
15
キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2016年12月1日 (自 2017年12月1日
至 2017年11月30日) 至 2018年11月30日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △25,499 △29,217
無形固定資産の取得による支出 △1,169 △2,089
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による
△82 -
支出
投資有価証券の取得による支出 △892 △1,766
投資有価証券の売却による収入 1,651 5,159
短期貸付金の純増減額(△は増加) △279 57
長期貸付けによる支出 △264 △430
長期貸付金の回収による収入 126 46
定期預金の預入による支出 △219 △0
事業譲受による支出 △4,568 -
事業譲渡による収入 - 8,309
その他 △223 △269
投資活動によるキャッシュ・フロー △31,421 △20,199
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △1,180 985
リース債務の返済による支出 △1,785 △2,131
長期借入れによる収入 25,700 3,200
長期借入金の返済による支出 △2,261 △2,248
配当金の支払額 △5,639 △5,514
非支配株主への配当金の支払額 △767 △847
自己株式の取得による支出 △10,024 △9,278
株式の発行による収入 - 541
その他 △30 -
財務活動によるキャッシュ・フロー 4,010 △15,293
現金及び現金同等物に係る換算差額 797 △194
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 621 6,091
現金及び現金同等物の期首残高 40,790 41,411
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 - 461
非連結子会社との合併に伴う現金及び現金同等物の
- 5
増加額
現金及び現金同等物の期末残高 41,411 47,970
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(企業結合等関係)
事業分離
当社は、2018年6月25日開催の取締役会において、当社連結子会社である株式会社グルメデリカのコンビニエン
スストア向けのお弁当、おにぎり、惣菜等の製造および販売事業(ただし、草加工場に係る製造および販売事業なら
びに本社の冷凍商品本部および営業本部外販営業開発部に係る事業は除く。以下、「本事業」)を新設分割により
新設会社に承継(以下、「本会社分割」)させることを決議し、2018年8月3日に三菱商事株式会社と株式譲渡契約
を締結いたしました。また、2018年10月1日に当該新設会社の株式のうち80%を、さらに当連結会計年度中において
15%を、当社から三菱商事株式会社へ譲渡し、関連会社から除外しております。
なお、2018年10月1日付で、分割会社である株式会社グルメデリカが株式会社草加デリカに商号変更し、株式会
社グルメデリカは新設会社の商号となります(以下、「(新)株式会社グルメデリカ」)。
1.事業分離の概要
(1)会社分割による事業分離先企業の名称および株式譲渡先企業の名称
① 会社分割による事業分離先企業の名称
(新)株式会社グルメデリカ
② 株式譲渡先企業の名称
三菱商事株式会社
(2)分離した事業の内容
事業の内容 コンビニエンスストア向けのお弁当、おにぎり、惣菜等の製造および販売事業
(3)事業分離を行った主な理由
本事業に係るお客様のニーズが多様化する中、付加価値の高いサービスを提供し続けるには、調達・生産・
販売の一貫した経営管理が必要と考え、三菱商事株式会社の株式取得の意向に応えることで本事業の更なる発展
につなげることができると判断いたしました。
また、当社にとっては、経営資源の集約を図ることで株主価値の最大化につながるものと判断し、本会社分割
および新設会社株式の譲渡を実施することといたしました。
(4)会社分割日および株式譲渡日
2018年10月1日
(5)法的形式を含むその他取引の概要に関する事項
会社分割 株式会社グルメデリカを分割会社とし、新設会社を承継会社とする新設分割
株式譲渡 受取対価を現金等の財産のみとする株式譲渡
本件株式譲渡により、2018年10月1日に(新)株式会社グルメデリカに対する当社の持分比率が100%から
20%となり、同社は関連会社へ異動しました。
2.実施した会計処理の概要
(1)移転損益の金額
事業譲渡益 527百万円
(2)移転した事業に係る資産および負債の適正な帳簿価額ならびにその主な内訳
流動資産 3,752百万円
固定資産 7,434百万円
資産合計 11,187百万円
流動負債 10,753百万円
固定負債 484百万円
負債合計 11,237百万円
(3)会計処理
移転した本事業に関する投資は清算されたものとみて、移転したことにより受け取った対価となる現金等の
財産の時価と、移転した事業に係る株主資本相当額との差額を移転損益として認識しております。
3.分離した事業が含まれていた報告セグメントの名称
サラダ・惣菜事業
4.当連結会計年度の連結損益計算書に計上されている分離した事業に係る損益の概算額
売上高 27,500百万円
営業利益 800百万円
17
キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締
役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象として商品・役務
別に「調味料」、「タマゴ」、「サラダ・惣菜」、「加工食品」、「ファインケミカル」、「物流システ
ム」および「共通」としております。
各事業の概要は下記のとおりであります。
調味料 :マヨネーズ・ドレッシング類、食酢等
タマゴ :液卵、凍結卵、乾燥卵、タマゴスプレッド、厚焼卵、錦糸卵等
サラダ・惣菜 :サラダ、惣菜、弁当、おにぎり、パッケージサラダ等
加工食品 :ジャム、パスタソース、スイートコーン、育児食、介護食等
ファインケミカル:ヒアルロン酸等
物流システム :食品の運送、保管等
共通 :食品および食品製造機械の販売等
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成において採用している会計処理
の方法と同一であります。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部売上高および振替高
は市場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2016年12月1日 至 2017年11月30日)
(単位:百万円)
連結
サラダ・ ファイン 物流 財務諸表
調味料 タマゴ 加工食品 共通 合計 調整額
惣菜 ケミカル システム 計上額
(注)
売上高
外部顧客への
150,435 100,463 115,507 46,604 10,593 131,237 6,847 561,688 - 561,688
売上高
セグメント間の
内部売上高 7,139 5,913 204 2,006 344 28,326 11,374 55,310 △55,310 -
又は振替高
計 157,574 106,376 115,712 48,610 10,938 159,564 18,222 616,999 △55,310 561,688
セグメント利益 15,296 4,368 3,847 199 864 5,892 792 31,261 - 31,261
セグメント資産 122,714 58,563 44,327 39,799 9,594 92,278 9,513 376,791 42,416 419,207
その他の項目
減価償却費 5,206 2,739 2,326 1,362 532 3,966 660 16,794 - 16,794
持分法適用会社
1,295 - - 92 - - 223 1,611 - 1,611
への投資額
有形固定資産
及び無形固定 12,023 3,821 1,786 1,762 305 6,893 588 27,182 - 27,182
資産の増加額
(注)1.セグメント資産の調整額42,416百万円には、主として、全社資産49,358百万円、セグメント間の債
権と債務の相殺消去額△5,462百万円が含まれております。全社資産の主なものは当社での余資運用資
金(現金及び預金ならびに有価証券)、長期投資資金(投資有価証券)等であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.減価償却費および有形固定資産及び無形固定資産の増加額には長期前払費用が含まれております。
18
キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
当連結会計年度(自 2017年12月1日 至 2018年11月30日)
(単位:百万円)
連結
サラダ・ ファイン 物流 財務諸表
調味料 タマゴ 加工食品 共通 合計 調整額
惣菜 ケミカル システム 計上額
(注)
売上高
外部顧客への
153,394 100,895 118,323 46,769 10,035 138,263 5,843 573,525 - 573,525
売上高
セグメント間の
内部売上高 5,201 4,387 109 2,085 317 30,876 11,751 54,728 △54,728 -
又は振替高
計 158,596 105,282 118,432 48,854 10,352 169,140 17,594 628,254 △54,728 573,525
セグメント利益 14,366 6,047 4,415 637 1,269 5,581 750 33,067 - 33,067
セグメント資産 121,859 68,094 34,909 39,202 8,494 97,363 9,698 379,622 41,750 421,373
その他の項目
減価償却費 5,834 2,983 2,244 1,495 508 4,458 689 18,215 - 18,215
持分法適用会社
1,347 - - 100 - - 234 1,682 - 1,682
への投資額
有形固定資産
及び無形固定 5,565 11,719 3,634 2,310 233 7,842 799 32,105 - 32,105
資産の増加額
(注)1.セグメント資産の調整額41,750百万円には、主として、全社資産48,217百万円、セグメント間の債
権と債務の相殺消去額△5,160百万円が含まれております。全社資産の主なものは当社での余資運用資
金(現金及び預金ならびに有価証券)、長期投資資金(投資有価証券)等であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.減価償却費および有形固定資産及び無形固定資産の増加額には長期前払費用が含まれております。
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
【関連情報】
前連結会計年度(自 2016年12月1日 至 2017年11月30日)
1.製品およびサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、
記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
連結損益計算書の売上高の10%以上を占める顧客が存在しないため記載を省略しております。
当連結会計年度(自 2017年12月1日 至 2018年11月30日)
1.製品およびサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1)売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しております。
(2)有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるため、
記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
連結損益計算書の売上高の10%以上を占める顧客が存在しないため記載を省略しております。
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2016年12月1日 至 2017年11月30日)
(単位:百万円)
サラダ・ ファイン 物流
調味料 タマゴ 加工食品 共通 合計 調整額 合計額
惣菜 ケミカル システム
減損損失 - 222 358 - - - - 581 - 581
当連結会計年度(自 2017年12月1日 至 2018年11月30日)
(単位:百万円)
サラダ・ ファイン 物流
調味料 タマゴ 加工食品 共通 合計 調整額 合計額
惣菜 ケミカル システム
減損損失 2,623 219 - 141 - - - 2,983 - 2,983
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2016年12月1日 至 2017年11月30日)
(単位:百万円)
サラダ・ ファイン 物流
調味料 タマゴ 加工食品 共通 合計 調整額 合計額
惣菜 ケミカル システム
当期
172 - - 192 29 10 2 407 - 407
償却額
当期末
2,368 - - 1,345 51 13 - 3,778 - 3,778
残高
当連結会計年度(自 2017年12月1日 至 2018年11月30日)
(単位:百万円)
サラダ・ ファイン 物流
調味料 タマゴ 加工食品 共通 合計 調整額 合計額
惣菜 ケミカル システム
当期
255 - - 198 29 30 - 514 - 514
償却額
当期末
- - - 1,147 22 64 - 1,233 - 1,233
残高
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2016年12月1日 至 2017年11月30日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2017年12月1日 至 2018年11月30日)
該当事項はありません。
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2016年12月1日 (自 2017年12月1日
至 2017年11月30日) 至 2018年11月30日)
1株当たり純資産額(円) 1,539.94 1,582.27
1株当たり当期純利益(円) 121.05 124.85
(注)1.「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2017年11月30日) (2018年11月30日)
純資産の部の合計額(百万円) 263,432 266,100
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 36,992 39,768
(うち非支配株主持分(百万円)) (36,992) (39,768)
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 226,439 226,332
期末の普通株式の数(千株) 147,044 143,043
3.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2016年12月1日 (自 2017年12月1日
至 2017年11月30日) 至 2018年11月30日)
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 18,099 18,320
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
18,099 18,320
(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 149,522 146,736
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
(重要な後発事象)
重要な資産の譲受および重要な契約の解除
当社の連結子会社であるアヲハタ株式会社は、2018年10月17日開催の同社取締役会において決議された、株式会社
中島董商店が保有する「アヲハタ」ブランドに係る商標権を譲り受ける(以下、本件譲受)契約を同日付で締結し、
2018年12月3日に本件譲受を完了しました。本件譲受と同時に、本件譲受の対象となる「アヲハタ」ブランドに係る
株式会社中島董商店・当社間の商標の使用許諾契約およびアヲハタ株式会社・当社間の商標の再使用許諾契約はいず
れも合意解約されました。
1.本件譲受の理由
生産・販売を一体とした事業体制に加え、さらに、「アヲハタ」ブランドに係る商標の企画・管理についても単
独で判断し実行できるアヲハタ株式会社主導の事業体制を構築することが、意思決定の迅速化ひいては多様化する
顧客ニーズや嗜好の変化に対応する市場競争力の向上につながると判断いたしました。
2.本件譲受契約の相手会社の名称
株式会社中島董商店
3.本件譲受の対象となる資産の種類
「アヲハタ」ブランドに係る商標権
4.契約の内容
上記資産の譲受に関する契約および上記資産に係る使用許諾、再使用許諾の解約に関する契約
5.本件譲受および契約解除の時期
2018年12月3日
6.本件譲受価額
2,100百万円
7.契約の締結および解除が営業活動等へ及ぼす重要な影響
本件譲受の理由に記載のとおり、「アヲハタ」ブランドに係る商標権をアヲハタ株式会社が保有することによ
り、多様化する顧客ニーズや嗜好の変化に対応する市場競争力の向上につながると判断しております。また、ジャ
ム類に限らず新たな領域でも「アヲハタ」ブランドを展開し、中長期的な収益力の向上をめざしてまいりますが、
影響を算定することは困難であるため記載を省略しております。
なお、商標権の償却費の増加、ロイヤリティーの減少による影響は現在算定中であります。
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
4.その他
(1)役員の異動(2019年2月27日付)
①取締役の異動
(ⅰ)新任取締役候補者
取締役 上席執行役員
姫 野 實 (現 デリア食品株式会社代表取締役社長)
サラダ・惣菜事業担当
取締役 上席執行役員 (現 執行役員
篠 原 真 人
海外統括、海外本部担当 経営推進本部長)
(ⅱ)退任予定者
代表取締役 専務執行役員
調理・調味料事業担当、 古 舘 正 史
グループ営業統括
取締役 上席執行役員
逸 見 良 則
グループ生産統括
(注)古舘正史は、2019年度からの事業区分の変更により、「調味料事業担当、加工食品事業担当」から
「調理・調味料事業担当」に変更となりました。
②監査役の異動
(ⅰ)新任監査役候補者
監査役(常勤) 山 形 徳 光 (現 知的財産室長)
(ⅱ)退任予定者
監査役(常勤) 布 施 治 雄
監査役(非常勤) 角 田 和 好
(注)角田和好氏は社外監査役であります。
(ⅲ)補欠監査役候補者
補欠監査役 川 原 史 郎 (現 弁護士)
(注)川原史郎氏は補欠の社外監査役候補者であり、会社法第2条第16号に定める社外監査役の要件を満たしておりま
す。
(ご参考)役位および職務分担の変更
①2018年10月15日付で、取締役の職務分担が次のとおり変更になりました。変更箇所は下線部分です。
氏名 新役名および職名 旧役名および職名
代表取締役 社長執行役員 代表取締役 社長執行役員
長 南 収
カスタマーマーケティング室担当 マーケティング本部担当
24
キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
②2019年2月27日付で、取締役の役位と職務分担が次のとおり変更になります。変更箇所は下線部分です。
氏名 新役名および職名 旧役名および職名
取締役 専務執行役員 取締役 常務執行役員
齋 藤 謙 吾
タマゴ事業担当 タマゴ事業担当
取締役 常務執行役員 取締役 常務執行役員
勝 山 忠 昭
グループ生産統括、品質保証本部担当 海外統括、海外本部担当
取締役 常務執行役員
取締役 常務執行役員
経営推進本部、広報・CSR本部、
井 上 伸 雄 経営推進本部、広報・CSR本部、
人事本部、ロジスティクス本部および
人事本部およびロジスティクス本部担当
リスクマネジメント担当
取締役 常務執行役員 取締役 上席執行役員
佐 藤 誠 也
調理・調味料事業担当、グループ営業統括 サラダ・惣菜事業担当
取締役 上席執行役員 取締役 上席執行役員
濱千代 善 規 研究開発本部および知的財産室担当 兼 研究開発本部、品質保証本部および
研究開発本部長 知的財産室担当 兼 研究開発本部長
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
(2)補足情報
注)1.表示単位未満の端数は四捨五入にて表示しており、合計が合わない場合があります。
2.2016年11月期より、国内連結対象会社の減価償却の計算方法を定率法から定額法に変更しております。
3.2019年11月期より、次の変更を予定しております。
◇事業区分の変更
・「調味料事業」に加工食品事業のアヲハタ株式会社以外を移管し、「調理・調味料事業」に名称を変更
・「加工食品事業」のアヲハタ株式会社部分を「フルーツソリューション事業」として独立
・「物流システム事業」に含まれていた賃貸に関わる取引を「共通事業」に移管し、「物流事業」に名称を変更
◇全社費用について
・各事業に按分できない費用(本社経費など)を「全社費用」として区分する
① 売上高・営業利益の状況と営業利益の増減要因《2018年11月期実績》
【売上高】 (単位:億円)
事業名 第1四半期 第2四半期 第2四半期累計 第3四半期 第3四半期累計 第4四半期 通期
調味料 340 378 718 378 1,096 345 1,441
タマゴ 257 261 519 248 767 255 1,022
サラダ・惣菜 260 281 541 288 829 289 1,118
加工食品 120 136 257 125 381 131 513
2016年11月期
ファインケミカル 27 26 53 28 81 28 109
物流システム 304 318 623 324 947 322 1,269
共通 13 12 25 14 38 13 52
合 計 1,321 1,413 2,734 1,405 4,139 1,384 5,523
調味料 343 397 740 393 1,132 372 1,504
タマゴ 240 259 499 248 747 258 1,005
サラダ・惣菜 275 293 568 298 867 288 1,155
2017年11月期 加工食品 110 123 232 120 352 114 466
(A) ファインケミカル 23 28 51 27 78 28 106
物流システム 310 332 642 335 977 335 1,312
共通 20 20 39 17 57 12 68
合 計 1,321 1,451 2,772 1,438 4,210 1,407 5,617
調味料 360 401 761 401 1,162 372 1,534
タマゴ 242 254 496 249 745 264 1,009
サラダ・惣菜 300 312 612 317 929 254 1,183
2018年11月期 加工食品 109 125 234 122 356 112 468
(B) ファインケミカル 21 27 48 26 74 26 100
物流システム 326 344 670 356 1,026 356 1,383
共通 14 15 29 12 42 17 58
合 計 1,372 1,478 2,850 1,484 4,334 1,401 5,735
調味料 17 5 21 8 29 0 30
タマゴ 1 △ 5 △ 3 2 △ 2 6 4
サラダ・惣菜 25 19 44 19 63 △ 34 28
前年差 加工食品 △ 1 3 2 2 4 △ 2 2
(B)-(A) ファインケミカル △ 2 △ 1 △ 3 △ 1 △ 4 △ 2 △ 6
物流システム 16 12 28 21 49 21 70
共通 △ 5 △ 5 △ 10 △ 5 △ 15 5 △ 10
合 計 51 27 78 46 124 △ 6 118
※第2四半期は第2四半期累計と第1四半期の差、第3四半期は第3四半期累計と第2四半期累計の差、
第4四半期は通期と第3四半期累計の差により算出しております。
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キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
【営業利益】 (単位:億円)
事業名 第1四半期 第2四半期 第2四半期累計 第3四半期 第3四半期累計 第4四半期 通期
調味料 16 46 62 47 109 28 137
タマゴ 15 17 32 14 46 9 55
サラダ・惣菜 3 11 15 11 26 9 35
加工食品 △ 2 5 3 3 6 △ 1 5
2016年11月期
ファインケミカル 2 4 6 3 9 1 10
物流システム 9 12 21 14 35 14 49
共通 0 2 3 2 4 3 8
合 計 44 98 142 93 234 64 298
調味料 26 48 73 46 119 34 153
タマゴ 10 10 20 13 33 11 44
サラダ・惣菜 6 11 17 13 29 9 38
2017年11月期 加工食品 △ 1 3 3 3 6 △ 4 2
(A) ファインケミカル △ 0 1 1 4 6 3 9
物流システム 13 16 29 16 45 14 59
共通 2 3 5 2 7 1 8
合 計 56 92 148 96 244 69 313
調味料 26 45 71 44 115 29 144
タマゴ 13 17 31 16 47 13 60
サラダ・惣菜 6 14 20 14 34 10 44
2018年11月期 加工食品 1 4 5 3 8 △ 1 6
(B) ファインケミカル △ 0 3 3 5 8 5 13
物流システム 8 18 26 17 44 12 56
共通 2 2 4 2 6 1 8
合 計 57 102 160 102 261 69 331
調味料 0 △ 3 △ 3 △ 2 △ 4 △ 5 △ 9
タマゴ 3 7 10 4 14 3 17
サラダ・惣菜 1 3 3 2 5 1 6
前年差 加工食品 2 1 2 △ 0 2 2 4
(B)-(A) ファインケミカル △ 0 2 1 1 2 2 4
物流システム △ 4 2 △ 3 2 △ 1 △ 2 △ 3
共通 0 △ 1 △ 0 △ 0 △ 0 △ 0 △ 0
合 計 1 10 12 6 17 1 18
※第2四半期は第2四半期累計と第1四半期の差、第3四半期は第3四半期累計と第2四半期累計の差、
第4四半期は通期と第3四半期累計の差により算出しております。
27
キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
【営業利益:増減要因(前年差)】
(単位:億円)
2017年11月期 2018年11月期 前年差
(A) (B) (B)-(A)
営業利益 313 331 18
売上増加による売上総利益の増加
売上増加による売上総利益の増加 +12
+13 (単位:億円)
売上総利益率の改善 +30
+34
食
品 販売促進費、広告宣伝費
△10 +3
販売促進費、広告宣伝費
5
事
△10
△8 物流費
業
△21
△18 貸倒引当金戻入額の減少
その他の販売費・一般管理費 △3
物流システム事業
△3 +10
物流システム事業
共通事業他△0 +0
共通事業他
△30 △20 △10 0 10 20 30 40
② 海外展開 売上高・営業利益の状況《2018年11月期実績》
【売上高】 (単位:億円) 現地通貨ベース
2017年11月期 2018年11月期 前年差 2018年11月期
2016年11月期
(A) (B) (B)-(A) 増減率
中国 157 181 193 12 3%
東南アジア 76 85 100 16 13%
調味料 63 67 68 1 2%
米国
タマゴ 55 43 55 11 27%
輸出・新規 27 50 64 13 -
合 計 378 427 480 53 -
※海外子会社の数値は、10月から9月を対象としております。
※2018年11月期前年差の合計には為替影響12億円が含まれております。
※「輸出・新規」には、主に日本からの輸出と欧州の各社の数値が含まれております。
【営業利益】 (単位:億円) 現地通貨ベース
2017年11月期 2018年11月期 前年差 2018年11月期
2016年11月期
(A) (B) (B)-(A) 増減率
中国 22 22 24 2 4%
東南アジア 2 3 6 3 102%
調味料 5 5 5 0 8%
米国
タマゴ 1 △ 9 3 12 -
輸出・新規 4 2 1 △ 1 -
合 計 33 23 39 17 -
※海外子会社の数値は、10月から9月を対象としております。
※2018年11月期前年差の合計には為替影響1億円が含まれております。
※「輸出・新規」には、主に日本からの輸出と欧州の各社の数値が含まれております。
③ 国内におけるサラダ調味料の業態別販売量および金額(キユーピー株式会社)《2018年11月期実績》
2017年11月期 2018年11月期 前年差
2016年11月期
(A) (B) (B)-(A)
家 販売量(千t) 126 128 127 △ 1
庭
用 金額 (億円) 639 650 635 △ 15
業 販売量(千t) 107 107 107 △ 0
務
用 金額 (億円) 413 409 411 2
28
キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
④ 売上高・営業利益の状況と営業利益の増減要因《2019年11月期計画》
【売上高】 (単位:億円)
2018年11月期 2019年11月期計画 前年差
事業名
(A) (B) (B)-(A)
調理・調味料 1,843 1,918 75
サラダ・惣菜 1,183 935 △ 248
タマゴ 1,009 1,058 49
フルーツ ソリューション 159 162 3
ファインケミカル 100 88 △ 12
物流 1,383 1,384 1
共通 58 55 △ 3
合 計 5,735 5,600 △ 135
【営業利益】 (単位:億円)
2018年11月期 2019年11月期計画 前年差
事業名
(A) (B) (B)-(A)
調理・調味料 198 205 7
サラダ・惣菜 43 39 △ 4
タマゴ 78 83 5
フルーツ ソリューション 7 4 △ 3
ファインケミカル 15 12 △ 3
物流 47 48 1
共通 15 13 △ 2
全社費用 △ 71 △ 72 △ 1
合 計 331 332 1
【営業利益:増減要因(前年差)】 (単位:億円)
2018年11月期 2019年11月期計画 前年差
(A) (B) (B)-(A)
営業利益 331 332 1
(単位:億円)
売上増加による売上総利益の増加 +5
食 売上総利益率の改善 +31
品
△19 販売促進費、広告宣伝費
5
事 物流費 +5
業
△19 その他の販売費・一般管理費
物流事業 +1
△3 共通事業他
△30 △20 △10 0 10 20 30 40
29
キユーピー(株) (2809) 2018年11月期 決算短信
⑤ 海外展開 売上高・営業利益の状況《2019年11月期計画》
【売上高】 (単位:億円) 現地通貨ベース
2018年11月期 2019年11月期 前年差 2018年11月期
(A) (B) (B)-(A) 増減率
中国 193 225 32 16%
東南アジア 100 112 11 11%
調味料 68 72 4 4%
米国
タマゴ 55 52 △ 3 △7%
欧州 28 30 2 5%
輸出 36 45 9 -
合 計 480 535 56 -
※海外子会社の数値は、10月から9月を対象としております。
※2019年11月期前年差の合計には為替影響4億円が含まれております。
【営業利益】 (単位:億円) 現地通貨ベース
2018年11月期 2019年11月期 前年差 2018年11月期
(A) (B) (B)-(A) 増減率
中国 24 27 3 11%
東南アジア 6 7 1 8%
調味料 5 5 0 △1%
米国
タマゴ 3 3 △ 0 △10%
欧州 △ 5 △ 2 3 -
輸出 6 7 0 -
その他費用 △ 4 △ 4 △ 0 -
合 計 36 42 6 -
※海外子会社の数値は、10月から9月を対象としております。
※2019年11月期前年差の合計には為替影響0億円が含まれております。
※その他費用は海外展開に按分した費用のうち、エリア別に按分できない費用になります。
⑥ 設備投資と主要な販売費・一般管理費《2018年11月期実績・2019年11月期計画》
(単位:億円)
2017年11月期 2018年11月期 前年差 2019年11月期計画 前年差
2016年11月期
(A) (B) (B)-(A) (C) (C)-(B)
設備投資 330 272 321 49 414 93
減価償却費 183 168 182 14 191 9
販売促進費 37