2802 味の素 2020-01-31 15:30:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2020年1月31日
上場会社名 味の素株式会社 上場取引所 東
コード番号 2802 URL https://www.ajinomoto.co.jp/company/
代表者 (役職名) 取締役社長 (氏名)西井 孝明
問合せ先責任者 (役職名) 財務・経理部長 (氏名)水谷 英一 TEL 03-5250-8111
四半期報告書提出予定日 2020年2月10日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の
売上高 事業利益 税引前四半期利益 四半期利益 所有者に帰属する
四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 831,800 △1.7 84,011 13.1 49,274 10.9 31,098 5.3 23,169 3.7
2019年3月期第3四半期 846,482 1.7 74,286 △8.1 44,418 △44.0 29,542 △53.0 22,351 △59.7
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 42.27 -
2019年3月期第3四半期 40.23 -
(注)1. 当社グループは、IFRSの適用にあたり、投資家、取締役会及び経営会議が各事業の恒常的な業績や将来の見通しを把握すること、取締
役会及び経営会議が継続的に事業ポートフォリオを評価することを目的として、「事業利益」という段階利益を導入しております。
当該「事業利益」は、「売上高」から「売上原価」、「販売費」、「研究開発費」及び「一般管理費」を控除し、「持分法による損
益」を加えたものであり、「その他の営業収益」及び「その他の営業費用」を含まない段階利益です。
(注)2. 前第1四半期連結会計期間より物流事業を非継続事業に分類し、非継続事業からの利益は要約四半期連結損益計算書上、継続事業と区
分して、売上高、事業利益、税引前四半期利益は継続事業の金額を表示しております。当社は2019年4月1日にF-LINE株式会社(旧味の
素物流株式会社)に対する支配を喪失し、第1四半期連結会計期間よりF-LINE株式会社は当社の持分法適用関連会社となりました。当
第3四半期連結累計期間において、支配の喪失に係る損益は非継続事業に含め、持分法による損益は継続事業に含めております。
(2) 連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2020年3月期第3四半期 1,401,212 698,141 615,864 44.0
2019年3月期 1,393,869 685,960 610,543 43.8
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 16.00 - 16.00 32.00
2020年3月期 - 16.00 -
2020年3月期(予想) 16.00 32.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上高 事業利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 1,138,500 1.0 88,000 △5.0 18,000 △39.4 32.84
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 549,163,354株 2019年3月期 549,163,354株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 973,529株 2019年3月期 1,063,513株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 548,131,978株 2019年3月期3Q 555,650,595株
(注)期末自己株式数には、当社の役員等を対象とする中期業績連動型株式報酬制度の導入により採用した役員報酬BIP信託が保有する当
社株式(2020年3月期3Q 873,700株、2019年3月期 966,200株)が含まれております。また、役員報酬BIP信託が保有する当社株式
を、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在における将来の見通し、計画
のもととなる前提、予測を含んで記載しており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際
の業績は、今後様々な要因によって、大きく異なる結果となる可能性があります。業績予想に関する事項は、添付
資料P5.「1. 当四半期決算に関する定性的情報 (3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明」をご参照くだ
さい。
(決算補足説明資料の入手方法について)
決算補足説明資料は2020年1月31日(金)に当社ウェブサイトに掲載いたします。
味の素㈱(2802) 2020年3月期第3四半期決算短信
添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ……………………………………………………………… 5
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 6
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 6
(2)要約四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………… 8
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
(3)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 9
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 9
(重要な会計方針) ………………………………………………………………………………………………… 9
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 11
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味の素㈱(2802) 2020年3月期第3四半期決算短信
1. 当四半期決算に関する定性的情報
当社グループは、IFRSの適用に当たり、投資家、取締役会及び経営会議が各事業の恒常的な業績や将来の見通しを把
握すること、取締役会及び経営会議が継続的に事業ポートフォリオを評価することを目的として、「事業利益」という
段階利益を導入しております。当該「事業利益」は、「売上高」から「売上原価」、「販売費」、「研究開発費」及び
「一般管理費」を控除し、「持分法による損益」を加えたものであり、「その他の営業収益」及び「その他の営業費
用」を含まない段階利益です。
前第1四半期連結会計期間より、当社の子会社であった味の素物流株式会社(以下、「AB社」という。)の資産及び
負債を売却目的保有に分類される処分グループに分類し、物流事業を非継続事業に分類しております。2019年4月1日に
AB社を存続会社として、カゴメ物流サービス株式会社、ハウス物流サービス株式会社、F-LINE株式会社、九州F-LINE株
式会社を統合し、その商号をF-LINE株式会社に変更しております。この結果、F-LINE株式会社は第1四半期連結会計期
間より当社の持分法適用関連会社となりました。当第3四半期連結累計期間において、支配の喪失に係る損益は非継続
事業に含め、持分法による損益は継続事業に含めております。
(1) 経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間の売上高は、動物栄養が大幅な減収となったこと等により、前年同期を146億円下回る
8,318億円(前年同期比98.3%)となりました。事業利益は、動物栄養が大幅減収に伴い大幅減益となったことに加
え、持分法による損益にプロマシドール・ホールディングス社(以下、「PH社」という。)の商標権に係る減損損失
を計上したものの、加工用うま味調味料、調味料・加工食品(海外)及び冷凍食品(日本)が大幅増益となったこと
等により、前年同期を97億円上回る840億円(前年同期比113.1%)となりました。
営業利益は、その他の営業費用に欧州の動物栄養事業の製造設備、PH社に係る持分法で会計処理されている投資、
ベーカリー事業の製造設備及び欧州の調味料製造設備に係る減損損失を計上したものの、事業利益が増加したことに
伴い前年同期を40億円上回る484億円(前年同期比109.2%)となりました。
親会社の所有者に帰属する四半期利益は、前年同期を8億円上回る231億円(前年同期比103.7%)となりました。
なお、欧州の動物栄養事業の製造設備、PH社、ベーカリー事業の製造設備及び欧州の調味料製造設備に係る減損損
失の内容を各段階利益別に記載すると以下のとおりです。
(単位:百万円)
営業利益 親会社の所有者に帰属
事業利益
税引前四半期利益 する四半期利益
(1) 欧州の動物栄養事業の製造設備に
- 14,958 11,739
係る減損損失
(2) 持分法で会計処理されているPH社
に対する投資に係る減損損失 - 4,232 4,232
(33.33%出資相当)
(3) PH社商標権に係る減損損失
3,897 3,897 3,897
(33.33%出資相当)
(4) ベーカリー事業の製造設備に係る
- 3,835 2,936
減損損失
(5) 欧州の調味料製造設備に係る減損
- 6,899 6,899
損失
合計 3,897 33,824 29,706
また、通期業績予想に対し、売上高の進捗率は73.1%、事業利益の進捗率は95.5%となりました。国内食品セグメ
ント及び海外食品セグメントにおいて、販売単価上昇や生産性改善等による採算性の好転、マーケティング費の効率
的な使用等により、コーヒー類、冷凍食品(日本)、加工用うま味調味料等の事業利益は、計画を上回るペースで進
捗しています。加えて、ライフサポートセグメントにおいても、アフリカ豚コレラ拡大の影響による動物栄養の赤字
幅が現時点で想定を下回っており、化成品も電子材料が好調に推移していることから、事業利益は全体でも計画を上
回りました。
親会社所有者に帰属する四半期利益は、その他営業費用に上記の減損損失を計上した一方で、事業利益が計画を上
回ったことや、特別転進支援施策にもとづく特別加算金など第4四半期連結会計期間に発生を見込んでいる一時的な費
用が業績予想に含まれることから、進捗率は128.7%となりました。
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味の素㈱(2802) 2020年3月期第3四半期決算短信
セグメント別の概況
セグメント別の業績は次のとおりです。
売上高 前年同期増減 事業利益 前年同期増減
対前年実績 前年同期比 前年同期比
(億円) (億円) (億円) (億円)
日本食品 2,845 △21 99.3% 294 37 114.6%
海外食品 3,583 △22 99.4% 409 78 123.8%
ライフサポート 715 △109 86.7% 46 △30 60.7%
ヘルスケア 970 10 101.1% 76 2 103.6%
その他 203 △3 98.1% 12 8 328.0%
合計 8,318 △146 98.3% 840 97 113.1%
売上高(億円) 事業利益(億円)
業績予想に対する進捗 第142期 第142期
通期予想 進捗率 通期予想 進捗率
第3四半期 第3四半期
日本食品 2,845 3,812 74.6% 294 286 103.0%
海外食品 3,583 4,840 74.0% 409 453 90.5%
ライフサポート 715 942 76.0% 46 21 221.5%
ヘルスケア 970 1,507 64.4% 76 130 59.2%
その他 203 284 71.8% 12 △10 -
合計 8,318 11,385 73.1% 840 880 95.5%
(注)国内外の食品加工業向け「アクティバ®」類及び天然系調味料は、日本食品セグメントに区分されております。
また、国内外の食品加工業向けうま味調味料「味の素®」、核酸及び甘味料は、海外食品セグメントに区分されて
おります。
1) 日本食品セグメント
日本食品セグメントの売上高は、調味料・加工食品(日本)、冷凍食品(日本)は前年並みとなるも、コーヒー類
が減収となったため、前年同期を21億円下回る2,845億円(前年同期比99.3%)となりました。事業利益は、冷凍食品
(日本)及びコーヒー類が大幅な増益となったことから、前年同期を37億円上回る294億円(前年同期比114.6%)と
なりました。
<主要な変動要因>
・調味料・加工食品(日本)は、家庭用は増収も、業務用はベーカリー事業等
が前年を下回り減収。全体で前年並み。
・冷凍食品(日本)は、家庭用は、米飯類の一部製品休売影響あるも、「ギョ
ーザ」の好調継続等により増収。業務用は、主力カテゴリーの販売が拡大する
も、一部製品が前年の販促影響等を受け、減収。全体で前年並み。
・コーヒー類は、主力製品のスティックコーヒー、インスタントコーヒー、レ
ギュラーコーヒーは増収も、パーソナルサイズリキッドコーヒーの事業縮小、
ギフトの一部製品終売等により全体で減収。
<主要な変動要因>
・調味料・加工食品(日本)は、売上前年並みも、諸費用及びモア・ザン・グ
ルメ・ホールディングス社の取得関連費用等により減益。
・冷凍食品(日本)は、減収も、生産性改善や、マーケティング費用の効率的
使用等により大幅増益。
・コーヒー類は、減収も、主力製品の増収や、原価低減等により大幅増益。
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味の素㈱(2802) 2020年3月期第3四半期決算短信
2) 海外食品セグメント
海外食品セグメントの売上高は、調味料・加工食品(海外)、加工用うま味調味料は前年並みとなるも、冷凍食品
(海外)が減収となったため、前年同期を22億円下回る3,583億円(前年同期比99.4%)となりました。事業利益は、
加工用うま味調味料及び冷凍食品(海外)が大幅な増益となったことにより、前年同期を78億円上回る409億円(前年
同期比123.8%)となりました。
<主要な変動要因>
・調味料・加工食品(海外)は、第2四半期までのベトナムでの流通在庫影響
や、換算為替影響あるも、その他法人の販売数量増や値上げ効果等により前年
並み。
・冷凍食品(海外)は、北米、欧州におけるアジアン製品の需要は堅調も、換
算為替影響やアモイ・フード社売却影響により減収。
・加工用うま味調味料は、換算為替影響あるも、主に海外における販売単価上
昇により前年並み。
<主要な変動要因>
・調味料・加工食品(海外)は、値上げ効果等により増益。
・冷凍食品(海外)は、北米における前年の値上げ効果及び生産性改善等によ
り大幅増益。
・加工用うま味調味料は、海外における販売単価上昇やコストダウン等により
大幅増益。
3) ライフサポートセグメント
ライフサポートセグメントの売上高は、化成品が増収となったものの、動物栄養が大幅な減収となったことによ
り、前年同期を109億円下回る715億円(前年同期比86.7%)となりました。事業利益は、動物栄養が大幅な減収に伴
い大幅な減益となったことから、前年同期を30億円下回る46億円(前年同期比60.7%)となりました。
<主要な変動要因>
・動物栄養は、アフリカ豚コレラの世界的拡大による需要減少及び販売単価の
下落により大幅減収。
・化成品は、主に電子材料の販売好調により増収。
<主要な変動要因>
・動物栄養は、大幅減収に伴い大幅減益。
・化成品は、増収に伴い増益。
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味の素㈱(2802) 2020年3月期第3四半期決算短信
4) ヘルスケアセグメント
ヘルスケアセグメントの売上高は、健康基盤食品や香粧品素材が減収となったものの、医薬用・食品用アミノ酸、
製薬カスタムサービスが増収となったことにより、前年同期を10億円上回る970億円(前年同期比101.1%)となりま
した。事業利益は、医薬用・食品用アミノ酸が大幅な増益となったことから、前年同期を2億円上回る76億円(前年同
期比103.6%)となりました。
<主要な変動要因>
・アミノ酸は、医薬用・食品用アミノ酸、製薬カスタムサービスともに、販売
拡大により増収。
・その他は、主に健康基盤食品や香粧品素材が前年を下回り減収。
<主要な変動要因>
・アミノ酸は、製薬カスタムサービスは減益も、医薬用・食品用アミノ酸は増
収に伴い大幅増益。全体で増益。
・その他は、減収に伴い、減益。
5) その他
その他の事業の売上高は、前年同期を3億円下回る203億円(前年同期比98.1%)となりました。事業利益は、前年
同期を8億円上回る12億円(前年同期比328.0%)となりました。
(2) 財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末の1兆3,938億円に対して73億円増加し、1兆4,012億円
となりました。これは、IFRS第16号適用による使用権資産の増加等によるものです。
負債合計は、前連結会計年度末の7,079億円に対して48億円減少し、7,030億円となりました。なお、有利子負債残
高は、IFRS第16号適用によるリース負債の増加等により、前連結会計年度末に対して332億円増加し、3,703億円とな
りました。
資本合計は、利益剰余金が増加し、前連結会計年度末に対して121億円増加しました。資本合計から非支配持分を引
いた親会社の所有者に帰属する持分は、6,158億円となり、親会社所有者帰属持分比率は44.0%となりました。
(3) 連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2019年11月6日に公表しました業績予想の修正は行っておりません。
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味の素㈱(2802) 2020年3月期第3四半期決算短信
2. 要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1) 要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 153,725 138,512
売上債権及びその他の債権 194,270 196,097
その他の金融資産 16,526 16,195
棚卸資産 185,036 195,404
未収法人所得税 8,095 3,971
その他の流動資産 13,944 15,751
小計 571,599 565,933
売却目的保有に分類される処分グループに係る資産 19,568 -
流動資産合計 591,167 565,933
非流動資産
有形固定資産 423,369 459,756
無形資産 66,132 67,225
のれん 91,373 92,874
持分法で会計処理される投資 116,900 118,291
長期金融資産 64,812 58,038
繰延税金資産 15,589 16,836
その他の非流動資産 24,523 22,256
非流動資産合計 802,701 835,279
資産合計 1,393,869 1,401,212
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味の素㈱(2802) 2020年3月期第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債
流動負債
仕入債務及びその他の債務 183,276 171,440
短期借入金 10,989 3,971
1年内返済予定の長期借入金 13,089 13,337
1年内償還社債 - 19,993
その他の金融負債 5,935 7,621
短期従業員給付 37,273 35,424
引当金 6,560 2,658
未払法人所得税 9,549 11,016
その他の流動負債 11,510 10,494
小計 278,185 275,958
売却目的保有に分類される処分グループに係る負債 13,571 -
流動負債合計 291,756 275,958
非流動負債
社債 169,479 149,536
長期借入金 137,157 126,741
その他の金融負債 25,412 73,680
長期従業員給付 64,406 62,073
引当金 11,135 11,057
繰延税金負債 7,392 2,950
その他の非流動負債 1,167 1,073
非流動負債合計 416,153 427,112
負債合計 707,909 703,071
資本
資本金 79,863 79,863
資本剰余金 3,266 △191
自己株式 △2,361 △2,159
利益剰余金 595,311 604,699
その他の資本の構成要素 △65,521 △66,347
売却目的保有に分類される処分グループ △16 -
親会社の所有者に帰属する持分 610,543 615,864
非支配持分 75,417 82,276
資本合計 685,960 698,141
負債及び資本合計 1,393,869 1,401,212
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味の素㈱(2802) 2020年3月期第3四半期決算短信
(2) 要約四半期連結損益計算書
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年 4月 1日 (自 2019年 4月 1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
継続事業
売上高 846,482 831,800
売上原価 △546,019 △525,327
売上総利益 300,462 306,473
持分法による損益 128 △825
販売費 △132,556 △127,766
研究開発費 △20,196 △20,156
一般管理費 △73,551 △73,712
事業利益 74,286 84,011
その他の営業収益 4,189 4,147
その他の営業費用 △34,043 △39,660
営業利益 44,432 48,498
金融収益 5,709 5,194
金融費用 △5,722 △4,418
税引前四半期利益 44,418 49,274
法人所得税 △16,677 △17,725
継続事業の四半期利益 27,740 31,548
非継続事業の四半期利益(△は損失) 1,801 △450
四半期利益 29,542 31,098
四半期利益の帰属:
親会社の所有者 22,351 23,169
非支配持分 7,190 7,929
親会社の所有者に帰属する継続事業から生じた四半期
20,611 23,619
利益
親会社の所有者に帰属する非継続事業から生じた四半
1,740 △450
期利益(△は損失)
親会社の所有者に帰属する四半期利益合計 22,351 23,169
継続事業に係る1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 37.09 43.09
希薄化後1株当たり四半期利益(円) - -
非継続事業に係る1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(△は損失)(円) 3.13 △0.82
希薄化後1株当たり四半期利益(円) - -
1株当たり四半期利益合計
基本的1株当たり四半期利益(円) 40.23 42.27
希薄化後1株当たり四半期利益(円) - -
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味の素㈱(2802) 2020年3月期第3四半期決算短信
(3) 要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(重要な会計方針)
要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下の項目を除き、前連結会計年度に係る連結財
務諸表において適用した会計方針と同一です。
なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税は、見積年次実効税率を基に算定しております。
(新会計基準の適用の影響)
当社グループは、第1四半期連結会計期間より以下の基準を採用しております。
IFRS 新設・改訂の概要
法人所得税の会計処理に関する不確
IFRIC第23号 法人所得税の会計処理に関する不確実性について明確化
実性
制度改訂、縮小又は清算が行われた場合の勤務費用及び利息
IAS第19号 従業員給付
費用の測定方法の明確化
IAS第23号 借入コスト 資本化に適格な借入コスト算定方法の明確化
IFRS第16号 リース リースに関する会計処理及び開示を改訂
(注)1.IFRIC第23号「法人所得税の会計処理に関する不確実性」
IFRIC第23号の解釈指針は、IAS第12号「法人所得税」の要求事項に追加されるもので、税務上の取扱いが不明確な
項目、又は税務当局との未解決事項に係る項目のような不確実な税務ポジションに係る会計処理を定めるものです。
当社グループが行った税務処理が、税務当局により認められる可能性が高くないと判断した場合、課税所得等の算定
の際、その不確実性の影響額を最頻値又は期待値を用いて課税所得を追加認識しております。
なお、当解釈指針適用による要約四半期連結財務諸表への重要な影響はありません。
(注)2.IAS第19号「従業員給付」
制度改訂、縮小又は清算が行われた場合、その事象以降の期末日までの勤務費用及び利息費用の測定には、再測定
時の数理計算上の仮定を用いることが明確化されました。当基準改訂は、適用日(2019年4月1日)以降に生じる事象
に適用され、要約四半期連結財務諸表への重要な影響はありません。
(注)3.IAS第23号「借入コスト」
適格資産が意図した使用又は販売に向けた準備が整った時点で、当該資産の特別借入が未返済で残っている場合、
その残高は一般目的借入に含めることが明確化されました。当基準改訂は、適用日(2019年4月1日)以降に生じる事
象に適用され、要約四半期連結財務諸表への重要な影響はありません。
(注)4.IFRS第16号「リース」
借手はリース開始日において、原資産をリース期間にわたり使用する権利(使用権資産)及びリース料を将来のリ
ース期間にわたり支払う義務(リース負債)を認識します。当初認識後、使用権資産から生じる減価償却費とリース
負債に係る利息費用は別個に認識されます。使用権資産は要約四半期連結財政状態計算書上、有形固定資産に計上さ
れております。
借手としてのリース
当社グループはIFRS第16号を当連結会計年度期首より適用しております。IFRS第16号の適用にあたっては、経過措
置として認められている、本基準の適用による累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用しております。IFRS第
16号の適用に際し、前連結会計年度末に保有するリース契約の内、IAS第17号でファイナンス・リースに分類されない
リースにつき、契約にリースが含まれているか否かの判定をIFRS第16号に基づき行い、リース期間が12か月以内の短
期リース及び原資産が少額であるリースを除き、すべてのリースにつき使用権資産とリース負債を認識しておりま
す。
IAS第17号でファイナンス・リースに分類されていたリースに係る適用開始日の使用権資産及びリース負債の帳簿価
額は、その直前日におけるIAS第17号に基づくリース資産及びリース債務の帳簿価額で算定しております。
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味の素㈱(2802) 2020年3月期第3四半期決算短信
IAS第17号でファイナンス・リースに分類されていなかったリースに係る適用開始日のリース負債は、適用開始日現
在の残存リース料総額を2019年4月1日現在の当社グループの追加借入利子率により現在価値に割引いた額で測定して
おり、当該追加借入利子率の加重平均は0.93%であります。また、使用権資産はリース負債測定額に前払リース料を
調整した金額で当初測定しており、適用開始日において53,956百万円増加しており、リース負債は51,571百万円増加
しております。
前連結会計年度の期末日現在でIAS第17号を適用して開示した解約不能のオペレーティング・リースに基づく将来の
最低リース料総額20,174百万円(割引後19,405百万円)と、当連結会計年度の期首に認識したリース負債57,877百万
円の差額は、主に、リース期間を見直した結果、従前の基準では賃貸借処理していた土地や建物に関する契約金額を
リース負債に含めたこと等による差異です。
また、同基準の適用による当第3四半期連結累計期間における四半期連結損益への影響は軽微であります。
なお、当社グループはIFRS第16号を適用する際に以下の実務上の便法を採用しております。
・適用開始日における残存リース期間が12か月以内のリースは、使用権資産とリース負債を認識しない
・当初直接コストを適用開始日の使用権資産の測定から除外することができる
・契約に延長又は解約オプションが含まれている場合に、リース期間を算定する際に事後的判断を使用することが
できる
貸手としてのリース
当社グループがリースの貸手となるリースは、サブリースを除き、IFRS第16号の適用に際し会計処理の変更はあり
ません。
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味の素㈱(2802) 2020年3月期第3四半期決算短信
(セグメント情報)
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、主として製品別のセグメントから構成されており、食品事業は、更に国内と海
外に区分し、「日本食品」、「海外食品」、「ライフサポート」、「ヘルスケア」の4つを報告セグメントとしており
ます。
いずれの報告セグメントも、当社グループの構成単位のうち、分離された財務情報が入手可能であり、経営会議
が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
前第1四半期連結会計期間より物流事業を非継続事業に分類しており、セグメント情報は物流事業を除く継続事業の
みの金額を表示しております。当社は2019年4月1日にF-LINE株式会社(旧味の素物流株式会社)に対する支配を喪失
し、F-LINE株式会社は当社の持分法適用関連会社となりました。当第3四半期連結累計期間におけるF-LINE株式会社の
持分法による損益は、その他の区分に含めております。
(2) セグメント売上高及び業績
当社グループの報告セグメントによる売上高及び業績は以下のとおりです。
なお、セグメント間の内部売上高は、主に第三者間取引価格に基づいております。
前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 要約四半
その他 期連結財
ライフ ヘルス 計 調整額
日本食品 海外食品 (注) 務諸表計
サポート ケア 上額
売上高
外部顧客に対する売上高 286,661 360,630 82,503 95,912 20,774 846,482 - 846,482
セグメント間の内部売上高 3,263 3,839 2,297 2,008 21,575 32,984 △32,984 -
計 289,924 364,470 84,800 97,921 42,349 879,466 △32,984 846,482
持分法による損益 314 △2,529 61 △15 2,297 128 - 128
セグメント利益又は損失
25,696 33,125 7,663 7,431 369 74,286 - 74,286
(事業利益又は事業損失)
その他の営業収益 4,189
その他の営業費用 △34,043
営業利益 44,432
金融収益 5,709
金融費用 △5,722
税引前四半期利益 44,418
(注)「その他」には、提携事業、包材事業及びその他サービス事業が含まれております。
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味の素㈱(2802) 2020年3月期第3四半期決算短信
当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 要約四半
その他 期連結財
ライフ ヘルス 計 調整額
日本食品 海外食品 (注) 務諸表計
サポート ケア 上額
売上高
外部顧客に対する売上高 284,521 358,342 71,548 97,005 20,382 831,800 - 831,800
セグメント間の内部売上高 3,359 3,365 2,101 1,857 23,209 33,893 △33,893 -
計 287,881 361,707 73,650 98,863 43,591 865,694 △33,893 831,800
持分法による損益 274 △3,199 187 19 1,892 △825 - △825
セグメント利益又は損失
29,451 40,997 4,651 7,697 1,212 84,011 - 84,011
(事業利益又は事業損失)
その他の営業収益 4,147
その他の営業費用 △39,660
営業利益 48,498
金融収益 5,194
金融費用 △4,418
税引前四半期利益 49,274
(注)「その他」には、提携事業、包材事業、物流事業及びその他サービス事業が含まれております。
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