2802 味の素 2021-01-29 15:30:00
2021年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2021年3月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2021年1月29日
上場会社名 味の素株式会社 上場取引所 東
コード番号 2802 URL https://www.ajinomoto.co.jp/company/
代表者 (役職名) 取締役社長 (氏名)西井 孝明
問合せ先責任者 (役職名) グローバル財務部長 (氏名)水谷 英一 TEL 03-5250-8111
四半期報告書提出予定日 2021年2月10日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期第3四半期の連結業績(2020年4月1日~2020年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の
売上高 事業利益 税引前四半期利益 四半期利益 所有者に帰属する
四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期第3四半期 794,939 △3.3 99,967 19.9 95,941 97.4 68,655 121.4 62,657 171.1
2020年3月期第3四半期 822,422 - 83,353 - 48,607 - 31,005 - 23,110 -
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2021年3月期第3四半期 114.28 114.23
2020年3月期第3四半期 42.16 -
(注)1. 当社グループは、IFRSの適用にあたり、投資家、取締役会及び経営会議が各事業の恒常的な業績や将来の見通しを把握すること、取締
役会及び経営会議が継続的に事業ポートフォリオを評価することを目的として、「事業利益」という段階利益を導入しております。
当該「事業利益」は、「売上高」から「売上原価」、「販売費」、「研究開発費」及び「一般管理費」を控除し、「持分法による損
益」を加えたものであり、「その他の営業収益」及び「その他の営業費用」を含まない段階利益です。
(注)2. 当社グループは、前連結会計年度において、包材事業を非継続事業に分類しております。従来より非継続事業に分類している物流事業
とあわせ、非継続事業からの利益は要約四半期連結損益計算書上、継続事業と区分して、売上高、事業利益、税引前四半期利益は継続
事業の金額を表示しております。なお、対応する2020年3月期第3四半期は組み替えて表示しているため、これらの対前年同四半期増減
率は記載しておりません。
(注)3. 前連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2020年3月期第3四半期に係る各数値については、暫
定的な会計処理の確定の内容を反映させております。
(2) 連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2021年3月期第3四半期 1,376,732 641,239 595,449 43.3
2020年3月期 1,353,616 592,070 538,975 39.8
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2020年3月期 - 16.00 - 16.00 32.00
2021年3月期 - 16.00 -
2021年3月期(予想) 16.00 32.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当たり
売上高 事業利益
帰属する当期利益 当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 1,075,000 △2.3 110,000 10.8 43,000 128.3 78.42
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:有
連結業績予想の修正については、本日(2021年1月29日)公表いたしました「通期連結業績予想の修正に関するお
知らせ」をご覧ください。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有
新規 -社
除外 1社 (社名) 味の素アニマル・ニュートリション・ノースアメリカ社
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期3Q 549,163,354株 2020年3月期 549,163,354株
② 期末自己株式数 2021年3月期3Q 662,145株 2020年3月期 974,103株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2021年3月期3Q 548,298,345株 2020年3月期3Q 548,131,978株
(注)期末自己株式数には、当社の役員等を対象とする中期業績連動型株式報酬制度の導入により採用した役員報酬BIP信託が保有する当
社株式(2021年3月期3Q 559,200株、2020年3月期 873,700株)が含まれております。また、役員報酬BIP信託が保有する当社株式
を、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、本資料の発表日現在における将来の見通し、計画
のもととなる前提、予測を含んで記載しており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際
の業績は、今後様々な要因によって、大きく異なる結果となる可能性があります。業績予想に関する事項は、添付
資料P2.「1. 当四半期決算に関する定性的情報 (1) 経営成績に関する説明」をご参照ください。
(決算補足説明資料の入手方法について)
決算補足説明資料は2021年1月29日(金)に当社ウェブサイトに掲載いたします。
味の素㈱(2802) 2021年3月期第3四半期決算短信
添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 5
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 6
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 6
(2)要約四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………… 8
第3四半期連結累計期間 ……………………………………………………………………………………… 8
(3)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 9
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 9
(重要な会計方針) ………………………………………………………………………………………………… 9
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 10
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味の素㈱(2802) 2021年3月期第3四半期決算短信
1. 当四半期決算に関する定性的情報
当社グループは、IFRSの適用に当たり、投資家、取締役会及び経営会議が各事業の恒常的な業績や将来の見通しを把
握すること、取締役会及び経営会議が継続的に事業ポートフォリオを評価することを目的として、「事業利益」という
段階利益を導入しております。当該「事業利益」は、「売上高」から「売上原価」、「販売費」、「研究開発費」及び
「一般管理費」を控除し、「持分法による損益」を加えたものであり、「その他の営業収益」及び「その他の営業費
用」を含まない段階利益です。
当社グループは、タイ国の包装材料製造・販売会社フジエース社の発行済株式総数の51%に相当する当社グループが
保有する全株式を、株式会社フジシールインターナショナル等へ譲渡する契約を2020年2月5日に締結し、2020年3月6日
に譲渡いたしました。そのため、前第3四半期連結累計期間における包材事業に関連する損益を、非継続事業に分類し
て再表示し、当該非継続事業を継続事業とは区分して表示しております。
前連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第3四半期連結累計期間につい
ては、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しを反映しております。
(1) 経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間の売上高は、COVID-19のグローバルでの拡大に伴い、主に、調味料・食品及び冷凍食品に
おいて、内食需要の伸張により家庭用製品の販売が増加した一方、外食向け製品は需要の回復傾向がみられるもの
の、ロックダウン等の影響により引き続き外食用・業務用の販売が減少した結果、前年同期を274億円下回る7,949億
円(前年同期比96.7%)となりました。事業利益は、調味料・食品及び冷凍食品における家庭用製品の増収効果やロ
ックダウン・外出自粛期間におけるマーケティング等の活動抑制による費用の減少、動物栄養の大幅増益に加え、前
年同期にはプロマシドール・ホールディングス社(以下、PH社)の商標権に係る減損損失計上があった影響等によ
り、前年同期を166億円上回る999億円(前年同期比119.9%)となりました。親会社の所有者に帰属する四半期利益
は、前年同期にはPH社に係る持分法で会計処理されている投資や、欧州の調味料事業、並びに動物栄養事業、及びベ
ーカリー事業の製造設備の減損損失の計上があった影響等により、前年同期を395億円上回る626億円(前年同期比
271.1%)となりました。
また、当第3四半期連結累計期間における直近の業績の進捗を踏まえ、2020年11月4日に公表した業績予想を修正い
たしました。
売上高は、COVID-19や経済状況等の影響について足元の事業環境下で見直した結果、前回予想から90億円引き上げ1
兆750億円といたしました。修正予想に対する売上高の進捗率は73.9%です。事業利益は、調味料・食品セグメント及
び冷凍食品セグメントにおいて、COVID-19影響による家庭用製品の販売増、プロダクトミックス等による採算性向
上、経費の減少等により前回予想を上回る見通しであることに加え、ヘルスケア等においても、電子材料の販売増等
により前回予想を上回る見通しであることから、前回予想から100億円引き上げ1,100億円といたしました。修正予想
に対する事業利益の進捗率は90.9%です。親会社の所有者に帰属する当期利益についても、主に事業利益が前回予想
を上回ることにより、前回予想から70億円引き上げ430億円といたしました。修正予想に対する親会社の所有者に帰属
する四半期利益の進捗率は145.7%です。
なお、修正予想の詳細は本日発表の「通期連結業績予想の修正に関するお知らせ」も併せてご参照ください。
セグメント別の概況
セグメント別の業績は次のとおりです。
売上高 前年同期増減 事業利益 前年同期増減
対前年実績 前年同期比 前年同期比
(億円) (億円) (億円) (億円)
調味料・食品 4,683 △172 96.5% 769 87 112.9%
冷凍食品 1,496 △77 95.1% 40 18 182.2%
ヘルスケア等 1,674 △11 99.3% 184 60 149.3%
その他 95 △14 87.1% 6 △0 90.5%
合計 7,949 △274 96.7% 999 166 119.9%
売上高(億円) 事業利益(億円)
業績予想に対する進捗 第143期 第143期
通期予想 進捗率 通期予想 進捗率
第3四半期 第3四半期
調味料・食品 4,683 6,244 75.0% 769 824 93.3%
冷凍食品 1,496 2,007 74.5% 40 21 185.5%
ヘルスケア等 1,674 2,338 71.6% 184 246 74.7%
その他 95 160 59.7% 6 7 80.0%
合計 7,949 10,750 73.9% 999 1,100 90.9%
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味の素㈱(2802) 2021年3月期第3四半期決算短信
1) 調味料・食品セグメント
調味料・食品セグメントの売上高は、主に、内食需要の増加により家庭用製品の販売が増加したものの、外食需要
の減少により外食向け製品の販売が減少した結果、前年同期を172億円下回る4,683億円(前年同期比96.5%)となり
ました。事業利益は、家庭用製品の増収効果やマーケティング費用の減少に加え、前年同期にPH社の商標権に係る減
損損失計上があったこと等により、前年同期を87億円上回る769億円(前年同期比112.9%)となりました。
<主要な変動要因>
・調味料は、内食需要増により家庭用製品の販売増も、換算為替影響や外食需
要減による海外外食向け製品の販売減により減収。
国内は、家庭用製品の販売好調により増収。
海外は、メニュー用調味料等が増収も、換算為替影響や外食向け製品の販売
減により減収。
・栄養・加工食品は、内食需要増により国内家庭用製品が前年を上回るも、業
務用コーヒーや海外製品の販売減等により減収。
国内は、家庭用コーヒーやスープが前年を上回るも、業務用コーヒーの販売
減等により減収。
海外は、換算為替影響や、即席麺等の販売減により減収。
・ソリューションアンドイングリディエンツは、外食需要減による国内外食向
け製品の販売減や、加工用うま味調味料の減収等により減収。
<主要な変動要因>
・調味料は、家庭用製品の増収効果やマーケティング費用の減少等により増
益。
国内は、増収効果やマーケティング費用減等により大幅増益。
海外は、換算為替影響あるも、マーケティング費用の減少や製品ミックス改
善効果等により増益。
・栄養・加工食品は、前年同期にPH社の商標権に係る減損損失計上があったこ
とや、国内家庭用製品の増収効果等により大幅増益。
国内は、家庭用コーヒー主力製品やスープの増収効果、マーケティング費用
の減少等により大幅増益。
海外は、減収影響あるも、前年同期にPH社の商標権に係る減損損失計上があ
り大幅増益。
・ソリューションアンドイングリディエンツは、国内外食向け製品の減収影響
等により減益。
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味の素㈱(2802) 2021年3月期第3四半期決算短信
2) 冷凍食品セグメント
冷凍食品セグメントの売上高は、主に、内食需要の増加により家庭用製品の販売が増加したものの、外食需要の減
少により業務用製品の販売が減少した結果、前年同期を77億円下回る1,496億円(前年同期比95.1%)となりました。
事業利益は、家庭用製品の増収効果や製品ミックスの改善等により大幅な増益となり、前年同期を18億円上回る40億
円(前年同期比182.2%)となりました。
<主要な変動要因>
・内食需要増により家庭用製品の販売増も、外食需要減による業務用製品の販
売減等により減収。
国内は、「ギョーザ」を中心とした家庭用主力製品の販売増も、業務用製品
の販売減により減収。
海外は、北米の業務用製品の販売減や換算為替影響等により減収。
<主要な変動要因>
・家庭用製品の増収効果や製品ミックス改善等により大幅増益。
国内は、業務用製品の減収影響あるも、家庭用主力製品の増収効果により増
益。
海外は、家庭用製品の増収効果や製品ミックス改善等により大幅増益。
3) ヘルスケア等セグメント
ヘルスケア等セグメントの売上高は、化成品が大幅な増収となったものの、動物栄養の減収及びスポーツニュート
リションの大幅な減収等により、前年同期を11億円下回る1,674億円(前年同期比99.3%)となりました。事業利益
は、動物栄養及び化成品の大幅な増益にともない、前年同期を60億円上回る184億円(前年同期比149.3%)となりま
した。
<主要な変動要因>
・アミノ酸は、医薬用・食品用アミノ酸は製品ミックス改善により増収も、バ
イオファーマサービスは出荷タイミング等による減収あり、全体で減収。
・化成品は、主に電子材料の販売好調により大幅増収。
・その他は、動物栄養における販売数量減や、スポーツニュートリションの需
要減等により減収。
<主要な変動要因>
・アミノ酸は、医薬用・食品用アミノ酸は大幅増益も、バイオファーマサービ
スの減収影響等により、全体で減益。
・化成品は、大幅増収により大幅増益。
・その他は、主に動物栄養における販売単価上昇により大幅増益。
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味の素㈱(2802) 2021年3月期第3四半期決算短信
4) その他
その他の事業の売上高は、前年同期を14億円下回る95億円(前年同期比87.1%)となり、事業利益は6億円(前年同
期比90.5%)となりました。
(2) 財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の資産合計は、前連結会計年度末の1兆3,536億円に対して231億円増加し、1兆3,767億
円となりました。これは主として、売上債権及びその他の債権が減少した一方、現金及び現金同等物や有形固定資産
が増加したことによるものです。
負債合計は、前連結会計年度末の7,615億円に対して260億円減少し、7,354億円となりました。これは主として、有
利子負債が増加した一方で、仕入債務及びその他の債務や短期従業員給付、長期従業員給付が減少したことによるも
のです。なお、有利子負債残高は、1年内償還予定の社債等が減少した一方、コマーシャル・ペーパーや長期借入金の
増加等により、前連結会計年度末に対して199億円増加し、4,337億円となりました。
資本合計は、利益剰余金の増加等により、前連結会計年度末に対して491億円増加しました。資本合計から非支配持
分を引いた親会社の所有者に帰属する持分は、5,954億円となり、親会社所有者帰属持分比率は43.3%となりました。
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味の素㈱(2802) 2021年3月期第3四半期決算短信
2. 要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1) 要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 141,701 167,932
売上債権及びその他の債権 184,739 169,649
その他の金融資産 8,946 11,042
棚卸資産 178,636 189,988
未収法人所得税 8,653 3,860
その他の流動資産 16,225 14,960
小計 538,901 557,432
売却目的保有に分類される処分グループに係る資産 - -
流動資産合計 538,901 557,432
非流動資産
有形固定資産 454,357 472,341
無形資産 69,245 69,432
のれん 89,964 92,426
持分法で会計処理される投資 116,280 111,299
長期金融資産 50,132 53,782
繰延税金資産 17,781 8,521
その他の非流動資産 16,952 11,495
非流動資産合計 814,714 819,299
資産合計 1,353,616 1,376,732
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味の素㈱(2802) 2021年3月期第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2020年3月31日) (2020年12月31日)
負債
流動負債
仕入債務及びその他の債務 178,583 166,904
短期借入金 8,043 12,299
コマーシャル・ペーパー 40,000 60,000
1年内償還予定の社債 19,995 -
1年内返済予定の長期借入金 15,191 14,282
その他の金融負債 5,401 2,622
短期従業員給付 41,588 34,895
引当金 5,272 2,773
未払法人所得税 12,517 9,878
その他の流動負債 8,972 10,297
小計 335,566 313,953
売却目的保有に分類される処分グループに係る負債 - -
流動負債合計 335,566 313,953
非流動負債
社債 149,550 149,594
長期借入金 124,135 143,512
その他の金融負債 72,738 68,736
長期従業員給付 66,659 48,814
引当金 7,264 5,381
繰延税金負債 4,503 4,406
その他の非流動負債 1,127 1,093
非流動負債合計 425,978 421,539
負債合計 761,545 735,492
資本
資本金 79,863 79,863
資本剰余金 - △8,042
自己株式 △2,160 △1,462
利益剰余金 574,287 619,547
その他の資本の構成要素 △113,015 △94,456
売却目的保有に分類される処分グループ - -
親会社の所有者に帰属する持分 538,975 595,449
非支配持分 53,095 45,789
資本合計 592,070 641,239
負債及び資本合計 1,353,616 1,376,732
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味の素㈱(2802) 2021年3月期第3四半期決算短信
(2) 要約四半期連結損益計算書
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2019年 4月 1日 (自 2020年 4月 1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
継続事業
売上高 822,422 794,939
売上原価 △517,219 △488,226
売上総利益 305,203 306,712
持分法による損益 △825 3,232
販売費 △127,307 △112,959
研究開発費 △20,156 △18,489
一般管理費 △73,559 △78,528
事業利益 83,353 99,967
その他の営業収益 4,087 7,043
その他の営業費用 △39,612 △8,793
営業利益 47,829 98,217
金融収益 5,190 2,359
金融費用 △4,411 △4,636
税引前四半期利益 48,607 95,941
法人所得税 △17,579 △27,285
継続事業の四半期利益 31,027 68,655
非継続事業の四半期利益(△は損失) △22 -
四半期利益 31,005 68,655
四半期利益の帰属:
親会社の所有者 23,110 62,657
非支配持分 7,894 5,998
親会社の所有者に帰属する継続事業から生じた四半期
23,395 62,657
利益
親会社の所有者に帰属する非継続事業から生じた四半
△285 -
期利益(△は損失)
親会社の所有者に帰属する四半期利益合計 23,110 62,657
継続事業に係る1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(円) 42.68 114.28
希薄化後1株当たり四半期利益(円) - 114.23
非継続事業に係る1株当たり四半期利益
基本的1株当たり四半期利益(△は損失)(円) △0.52 -
希薄化後1株当たり四半期利益(円) - -
1株当たり四半期利益合計
基本的1株当たり四半期利益(円) 42.16 114.28
希薄化後1株当たり四半期利益(円) - 114.23
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味の素㈱(2802) 2021年3月期第3四半期決算短信
(3) 要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(重要な会計方針)
要約四半期連結財務諸表において適用する重要な会計方針は、以下の項目を除き、前連結会計年度に係る連結財
務諸表において適用した会計方針と同一です。
なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税は、見積年次実効税率を基に算定しております。
(新会計基準の適用の影響)
当社グループは、第1四半期連結会計期間より以下の基準を採用しております。
IFRS 新設・改訂の概要
IFRS第7号 金融商品:開示
IBOR改革に対応してヘッジ会計に関する要求事項の一部を修正
IFRS第9号 金融商品
なお、現時点において上記の適用による影響はありません。
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味の素㈱(2802) 2021年3月期第3四半期決算短信
(セグメント情報)
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、主として製品別のセグメントから構成されております。当社グループは第1四半
期連結会計期間より、中期経営計画における重点事業について事業軸でグローバルに管理する体制の強化等を目的とし
た会社組織の変更に伴い、報告セグメントを従来の「日本食品」、「海外食品」、「ライフサポート」、「ヘルスケ
ア」の4つの区分から、「調味料・食品」、「冷凍食品」、「ヘルスケア等」の3つの区分に変更しております。
いずれの報告セグメントも、当社グループの構成単位のうち、分離された財務情報が入手可能であり、経営会議が、
経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報は、会社組織変更後の報告セグメントの区分に基づき作成したも
のを開示しております。
当社グループは、前連結会計年度において包材事業を非継続事業に分類しており、セグメント情報は包材事業を除く
継続事業のみの金額を表示しております。
また、前連結会計年度において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、前第3四半期連結累計期間
については、暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しを反映しております。
各報告セグメントに属する製品の種類は、以下のとおりです。
報告セグメント 製品区分 主要製品
調味料・食品 調味料 うま味調味料「味の素®」、「ほんだし®」、「Cook Do®」、
「味の素KKコンソメ」、「ピュアセレクト® マヨネーズ」、
「Ros Dee®」(風味調味料)、「Masako®」(風味調味料)、
「Aji-ngon®」(風味調味料)、「Sazon®」(風味調味料)、
「SAJIKU®」(メニュー用調味料)、
「CRISPY FRY®」(メニュー用調味料)等
栄養・加工食品 「クノール® カップスープ」、
「YumYum®」(即席麺)、「Birdy®」(コーヒー飲料)、
「Birdy®3in1」(粉末飲料)、
「Blendy®」ブランド品(「CAFÉ LATORY®」、スティックコーヒー等)、
「MAXIM®」ブランド品、「ちょっと贅沢な珈琲店®」ブランド品、
ギフト各種、オフィス飲料(カップ自販機、給茶機)等
ソリューションアンドイ 国内外食用・食品加工業用うま味調味料「味の素®」、
ングリディエンツ 外食用調味料・加工食品、
加工用調味料(天然系調味料、酵素製剤「アクティバ®」)、
外食嗜好飲料、加工原料、弁当・惣菜、ベーカリー製品、核酸系調味料、
甘味料(加工用アスパルテーム、家庭用「パルスイート®」等)等
冷凍食品 冷凍食品 餃子類(「ギョーザ」、「しょうがギョーザ」、POT STICKERS等)、
米飯類(「ザ★®チャーハン」、CHICKEN FRIED RICE、YAKITORI CHICKEN
FRIED RICE等)、
麺類(YAKISOBA、RAMEN等)、
デザート類(業務用ケーキ、MACARON等)、
焼売類(「ザ★®シュウマイ」等)、
鶏肉加工品類(「やわらか若鶏から揚げ」等)等
ヘルスケア等 医薬用・食品用アミノ酸 医薬用・食品用アミノ酸、培地、メディカルフード
バイオファーマサービス 医薬品中間体及び原薬、無菌製剤(Fill&Finish)等の受託製造サービス
化成品 電子材料(半導体パッケージ用層間絶縁材料「味の素ビルドアップフィル
ム®(ABF)」等)、
機能性材料(接着剤「プレーンセット®」、
磁性材料「AFTINNOVA® Magnetic Film」等)、活性炭、離型紙等
その他 飼料用アミノ酸(リジン、スレオニン、トリプトファン、バリン、
「AjiPro®-L」等)、
健康基盤食品(「グリナ®」、「アミノエール®」)、
機能性栄養食品(「アミノバイタル®」)、
香粧品素材(アミノ酸系マイルド洗浄剤「アミソフト®」、
「アミライト®」、アミノ酸系湿潤剤「AJIDEW®」等)等
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味の素㈱(2802) 2021年3月期第3四半期決算短信
(2) セグメント売上高及び業績
当社グループの報告セグメントによる売上高及び業績は以下のとおりです。
なお、セグメント間の内部売上高は、主に第三者間取引価格に基づいております。
前第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 要約四半
その他 調整額 期連結財
調味料・ ヘルス 計
冷凍食品 (注)1 (注)2 務諸表計
食品 ケア等 上額
売上高
外部顧客に対する売上高 485,510 157,362 168,553 10,995 822,422 - 822,422
セグメント間の内部売上高 4,475 1,165 3,021 22,875 31,537 △31,537 -
計 489,986 158,527 171,575 33,870 853,960 △31,537 822,422
持分法による損益 △2,925 - 206 1,892 △825 - △825
セグメント利益又は損失
68,135 2,202 12,349 666 83,353 - 83,353
(事業利益又は事業損失)
その他の営業収益 4,087
その他の営業費用 △39,612
営業利益 47,829
金融収益 5,190
金融費用 △4,411
税引前四半期利益 48,607
(注)1. 「その他」には、提携事業及びその他サービス事業が含まれております。
(注)2. 各報告セグメントに帰属しない全社共通費は、合理的な基準に基づき各報告セグメントに配分しております。
全社共通費は、主に親会社の管理部門にかかる費用です。
当第3四半期連結累計期間(自 2020年4月1日 至 2020年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 要約四半
その他 調整額 期連結財
調味料・ ヘルス 計
冷凍食品 (注)1 (注)2 務諸表計
食品 ケア等 上額
売上高
外部顧客に対する売上高 468,303 149,625 167,433 9,577 794,939 - 794,939
セグメント間の内部売上高 4,798 1,159 4,064 27,231 37,254 △37,254 -
計 473,102 150,785 171,497 36,808 832,193 △37,254 794,939
持分法による損益 1,502 - 108 1,621 3,232 - 3,232
セグメント利益又は損失
76,914 4,013 18,435 603 99,967 - 99,967
(事業利益又は事業損失)
その他の営業収益 7,043
その他の営業費用 △8,793
営業利益 98,217
金融収益 2,359
金融費用 △4,636
税引前四半期利益 95,941
(注)1. 「その他」には、提携事業及びその他サービス事業が含まれております。
(注)2. 各報告セグメントに帰属しない全社共通費は、合理的な基準に基づき各報告セグメントに配分しております。
全社共通費は、主に親会社の管理部門にかかる費用です。
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