2801 キッコマン 2019-04-24 13:20:00
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年4月24日
上場会社名 キッコーマン株式会社 上場取引所 東
コード番号 2801 URL https://www.kikkoman.com/jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 堀切 功章
執行役員 コーポレートコミュニケーショ
問合せ先責任者 (役職名) (氏名) 臼井 一起 TEL 03-5521-5811
ン部長
定時株主総会開催予定日 2019年6月25日 配当支払開始予定日 2019年6月26日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月25日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有
(百万円未満切捨て)
1. 2019年3月期の連結業績(2018年4月1日∼2019年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 453,565 5.3 38,417 5.2 37,925 5.4 25,992 9.0
2018年3月期 430,602 7.1 36,502 11.1 35,985 12.3 23,846 0.1
(注)包括利益 2019年3月期 25,238百万円 (18.6%) 2018年3月期 21,287百万円 (△17.3%)
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2019年3月期 135.39 ― 10.1 10.7 8.5
2018年3月期 123.71 ― 9.8 10.2 8.5
(参考) 持分法投資損益 2019年3月期 126百万円 2018年3月期 172百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2019年3月期 362,119 270,451 73.3 1,382.60
2018年3月期 343,929 253,289 72.1 1,292.18
(参考) 自己資本 2019年3月期 265,428百万円 2018年3月期 248,072百万円
(注)2019年3月期の期首から「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を適用しており、2018年3月期に
係る連結財政状態については、当該会計基準を遡って適用した後の数値となっております。
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年3月期 37,023 △25,698 △7,041 27,509
2018年3月期 37,645 △14,640 △43,968 22,785
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2018年3月期 ― 22.00 ― 17.00 39.00 7,514 31.5 3.1
2019年3月期 ― 20.00 ― 21.00 41.00 7,873 30.3 3.1
2020年3月期(予想) ― 21.00 ― 21.00 42.00 30.0
2018年3月期 第2四半期末配当金の内訳 普通配当 17円00銭 記念配当 5円00銭
3. 2020年 3月期の連結業績予想(2019年 4月 1日∼2020年 3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 235,100 4.0 20,900 4.1 20,300 1.5 14,400 0.5 75.01
通期 473,500 4.4 39,700 3.3 38,900 2.6 26,900 3.5 140.12
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期 193,883,202 株 2018年3月期 210,383,202 株
② 期末自己株式数 2019年3月期 1,905,508 株 2018年3月期 18,403,085 株
③ 期中平均株式数 2019年3月期 191,979,066 株 2018年3月期 192,764,970 株
(参考)個別業績の概要
2019年3月期の個別業績(2018年4月1日∼2019年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 24,031 7.0 8,159 14.9 9,281 15.1 9,612 16.6
2018年3月期 22,457 10.9 7,102 20.0 8,066 32.0 8,247 302.5
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2019年3月期 50.05 ―
2018年3月期 42.77 ―
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2019年3月期 213,556 88,943 41.6 463.16
2018年3月期 210,175 89,472 42.6 465.91
(参考) 自己資本 2019年3月期 88,943百万円 2018年3月期 89,472百万円
(注)2019年3月期の期首から「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を適用しており、2018年3月期に
係る個別財政状態については、当該会計基準を遡って適用した後の数値となっております。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、そ
の達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件
及び業績予想のご利用に当たっての注意事項等については、添付資料6ページ「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
(決算補足説明資料及び決算説明会内容の入手方法)
(1) 決算補足説明資料は、TDnetで本日開示するとともに、当社ウェブサイトにも掲載しております。
(2) 決算説明会資料は、当社ウェブサイトにも掲載しています。
(日付の表示方法の変更)
「2019年3月期 決算短信」より日付の表示方法を和暦表示から西暦表示に変更しております。
キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 5
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………………………… 5
(4)今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………… 6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 7
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 8
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 8
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 10
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 10
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 11
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 12
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 14
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 15
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 15
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………………………… 15
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 16
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 16
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キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当期の世界経済は、米国の景気は着実に回復が続き、欧州の景気も緩やかに拡大しており、全体として堅調に推移
しております。日本経済についても、緩やかな回復が続いております。
このような状況下における、当社グループの売上は、国内については、しょうゆ、酒類が前期を下回ったものの、
食品、飲料が好調に推移し、食料品製造・販売事業全体で前期を上回りました。海外については、食料品製造・販売
及び食料品卸売事業ともに順調に推移し、前期の売上を上回りました。
その結果、当期の連結業績は次の通りとなりました。
<連結業績> (単位 百万円,%)
前期 当期
2017年4月1日~ 2018年4月1日~ 対前期 為替差除
区 分 2018年3月31日 2019年3月31日 為替差
売上
金 額 売上比 金 額 売上比 金 額 % 金 額 %
比差
売 上 高 430,602 100.0 453,565 100.0 22,962 105.3 - △1,895 24,857 105.8
営 業 利 益 36,502 8.5 38,417 8.5 1,915 105.2 △0.0 △158 2,073 105.7
経 常 利 益 35,985 8.4 37,925 8.4 1,940 105.4 0.0 △148 2,089 105.8
親会社株主に帰属
23,846 5.5 25,992 5.7 2,145 109.0 0.2 △104 2,250 109.4
す る 当 期 純 利 益
USD 110.81 110.69 △0.12
EUR 129.45 128.43 △1.02
<報告セグメント> (単位 百万円,%)
前期 当期
2017年4月1日~ 2018年4月1日~ 対前期 為替差除
区 分 2018年3月31日 2019年3月31日 為替差
売上
金 額 売上比 金 額 売上比 金 額 % 金 額 %
比差
国内 売 上 高 172,437 100.0 174,654 100.0 2,217 101.3 - - 2,217 101.3
食料品製造
・販売 営業利益 10,385 6.0 10,597 6.1 211 102.0 0.1 - 211 102.0
国内 売 上 高 21,149 100.0 21,427 100.0 277 101.3 - - 277 101.3
その他 営業利益 1,465 6.9 1,773 8.3 308 121.0 1.4 - 308 121.0
海外 売 上 高 89,453 100.0 93,510 100.0 4,056 104.5 - △464 4,521 105.1
食料品製造
・販売 営業利益 17,791 19.9 18,745 20.0 953 105.4 0.1 △106 1,060 106.0
海外 売 上 高 174,457 100.0 192,109 100.0 17,651 110.1 - △1,462 19,114 111.0
食料品卸売 営業利益 8,166 4.7 8,597 4.5 431 105.3 △0.2 △35 466 105.7
売 上 高 △26,895 100.0 △28,136 100.0 △1,240 - - 32 △1,273 -
調整額
営業利益 △1,307 - △1,296 - 11 - - △16 27 -
連結 売 上 高 430,602 100.0 453,565 100.0 22,962 105.3 - △1,895 24,857 105.8
財務諸表
計上額 営業利益 36,502 8.5 38,417 8.5 1,915 105.2 △0.0 △158 2,073 105.7
USD 110.81 110.69 △0.12
EUR 129.45 128.43 △1.02
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キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
各事業別セグメントの業績の概要は次の通りであります。
【国内】
国内における売上の概要は次の通りであります。
(国内 食料品製造・販売事業)
当事業は、しょうゆ部門、つゆ・たれ・デルモンテ調味料等の食品部門、豆乳飲料・デルモンテ飲料等の飲料
部門、みりん・ワイン等の酒類部門からなり、国内において当該商品の製造・販売を手がけております。各部門
の売上の概要は次の通りであります。
■しょうゆ部門
しょうゆは、家庭用分野では、「いつでも新鮮」シリーズが、テレビ宣伝を中心としたマーケティング施策を
徹底することにより、「新鮮な生しょうゆのおいしさ」、「鮮度維持」、「使いやすさ」という付加価値が市場
に浸透し、順調に売上を伸ばしました。一方、「こいくちしょうゆ」などのペットボトル品は前期を下回りまし
た。加工・業務用分野は、前期を下回りました。この結果、部門全体としては前期の売上を下回りました。
■食品部門
つゆ類は、家庭用分野では、ストレートタイプつゆの「具麺シリーズ」が好調に推移し、濃縮つゆも「濃いだ
し本つゆ」が売上を伸ばし、前期を上回りました。たれ類は、主力商品である「わが家は焼肉屋さん」シリーズ
が好調に推移し、新商品の「超生姜焼のたれ」、加工・業務用分野も売上を伸ばしたことから、前期を上回りま
した。「うちのごはん」は、前期を下回りました。デルモンテ調味料は、「リコピンリッチ」などの高付加価値
品が好調に推移し前期を上回りました。この結果、部門全体としては前期の売上を上回りました。
■飲料部門
豆乳飲料は、健康志向の高まりを背景に特定保健用食品の商品や、「チョコミント」などの豆乳飲料、無調整
豆乳が伸長し、飲用だけでなく料理素材として豆乳を使う消費者も増えており、前期の売上を上回りました。デ
ルモンテ飲料は、「リコピンリッチ」や、無塩トマトジュース、無塩野菜ジュースが好調に推移し、前期の売上
を上回りました。この結果、部門全体として前期の売上を上回りました。
■酒類部門
本みりんは、家庭用分野では、新商品の「濃厚熟成本みりん」を市場投入し、「米麹こだわり仕込み本みり
ん」などの高付加価値商品が売上を伸ばしたものの、「芳醇本みりん」が振るわず、加工用分野でも大型容器が
減少したため前期を下回りました。ワインは、輸入ワインがキッコーマン食品株式会社取扱いの商品を終売した
影響などにより前期を下回りました。この結果、部門全体として、前期の売上を下回りました。
以上の結果、国内 食料品製造・販売事業の売上高は1,746億5千4百万円(前期比101.3%)、営業利益
は105億9千7百万円(前期比102.0%)と増収増益となりました。
(国内 その他事業)
当事業は、臨床診断薬・衛生検査薬・加工用酵素、ヒアルロン酸等の化成品等の製造・販売、不動産賃貸及び
運送事業、グループ会社内への間接業務の提供等を行っております。
臨床診断薬、衛生検査薬、ヒアルロン酸は好調に推移しました。運送事業は前期を上回りました。この結果、
部門全体としては前期の売上を上回りました。
この結果、国内 その他事業の売上高は214億2千7百万円(前期比101.3%)、営業利益は17億7千3百
万円(前期比121.0%)と、増収増益となりました。
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キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
【海外】
海外における売上の概要は次の通りであります。
(海外 食料品製造・販売事業)
当事業は、しょうゆ部門、デルモンテ部門、健康食品等のその他食料品部門からなり、海外において当該商品
の製造・販売を手がけております。各部門の売上の概要は次の通りであります。
■しょうゆ部門
北米市場においては、家庭用分野では、主力商品であるしょうゆに加え、しょうゆをベースとした調味料など
の拡充に引き続き力を入れ、当社のブランド力を活かした事業展開を行ってまいりました。また、加工・業務用
分野では顧客のニーズに合わせたきめ細かな対応をし事業の拡大を図りました。この結果、前期の売上を上回り
ました。
欧州市場においては、主要市場であるイギリス、フランスなどで堅調に売上を伸ばし、前期の売上を上回りま
した。
アジア・オセアニア市場においては、中国市場で売上を伸ばしました。また、タイ、フィリピンにおいても売
上を伸ばし、全体として前期を上回りました。
この結果、部門全体では前期の売上を上回りました。
■デルモンテ部門
当部門は、アジア・オセアニア地域で、フルーツ缶詰・コーン製品、トマトケチャップ等を製造・販売してお
ります。
中国・香港市場および韓国では前期の売上を上回りました。
この結果、部門全体では前期の売上を上回りました。
■その他食料品部門
当部門は、主に北米地域において、健康食品を製造・販売しております。
医師ルート向けは堅調に推移いたしましたが、一般店舗ルートは振るわず、前期の売上を下回りました。
以上の結果、海外 食料品製造・販売事業の売上高は935億1千万円(前期比104.5%)、営業利益は187
億4千5百万円(前期比105.4%)と、増収増益となりました。
(海外 食料品卸売事業)
当事業は、国内外において、東洋食品等を仕入れ、販売しております。
北米では、アジア系マーケットにとどまらず、ローカルマーケットへのさらなる浸透を進め、売上を伸ばしま
した。また、欧州、アジア・オセアニアでは引き続き市場が拡大しており、各地域で売上は順調に推移いたしま
した。この結果、前期の売上を上回りました。
この結果、海外 食料品卸売事業の売上高は1,921億9百万円(前期比110.1%)、営業利益は85億9千
7百万円(前期比105.3%)と、増収増益となりました。
以上の結果、当期の連結業績は、売上高は4,535億6千5百万円(前期比105.3%)、営業利益は384億1
千7百万円(前期比105.2%)、経常利益は379億2千5百万円(前期比105.4%)、親会社株主に帰属する当期
純利益は259億9千2百万円(前期比109.0%)となりました。
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キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は、1,565億1千8百万円となり、前連結会計年度末に比べ126億7
千万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金、商品及び製品が増加したことによるものであります。固定
資産は、2,056億1百万円となり、前連結会計年度末に比べ55億1千9百万円増加いたしました。これは主
に、投資有価証券が減少したものの、建設仮勘定、機械装置及び運搬具が増加したことによるものであります。
この結果、総資産は、3,621億1千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ181億9千万円増加いたし
ました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は、562億4千万円となり、前連結会計年度末に比べ12億4千1百万円
減少いたしました。これは主に、未払金が増加したもののその他の流動負債が減少したことによるものでありま
す。固定負債は、354億2千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ22億7千万円増加いたしました。これ
は主に、退職給付に係る負債、繰延税金負債、長期借入金が増加したことによるものであります。
この結果、負債の部は916億6千7百万円となり、前連結会計年度末に比べ10億2千8百万円増加いたしま
した。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の部は、2,704億5千1百万円となり、前連結会計年度末に比べ171億
6千1百万円増加いたしました。自己株式の消却に伴い、利益剰余金と自己株式がそれぞれ減少しておりますが、
主に親会社株主に帰属する当期純利益により、純資産の合計は増加いたしました。
この結果、自己資本比率は73.3%(前連結会計年度末は72.1%)となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を2019年3月
期の期首から適用しており、遡及処理後の前年度末の数値で比較を行っております。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
(単位:百万円)
前期 当期 増減
営業活動によるキャッシュ・フロー 37,645 37,023 △622
投資活動によるキャッシュ・フロー △14,640 △25,698 △11,057
財務活動によるキャッシュ・フロー △43,968 △7,041 36,926
現金及び現金同等物に係る換算差額 △703 246 950
現金及び現金同等物の増減額 △21,666 4,529 26,196
現金及び現金同等物の期末残高 22,785 27,509 4,723
当連結会計年度における活動ごとのキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次の通りであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、370億2千3百万円の収入となり、前連結会
計年度に比べ6億2千2百万円収入減でありました。これは主に、前連結会計年度に比べ、法人税等の支払が増加
したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、256億9千8百万円の支出となりました。こ
れは主に、有形固定資産の取得による支出があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、70億4千1百万円の支出となりました。これ
は主に、配当金の支払があったことによるものであります。
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キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
項 目
3月期 3月期 3月期 3月期 3月期
自己資本比率(%) 62.4 61.2 66.4 72.1 73.3
時価ベースの自己資本比率(%) 196.7 195.1 177.8 238.9 287.9
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) 2.3 1.9 1.9 0.6 0.6
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) 33.4 36.8 27.1 87.3 265.6
(注) 自己資本比率: 自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率: 株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率: 有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ: キャッシュ・フロー/利払い
※「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を2019年3月期
の期首から適用しており、2018年3月期に係る(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移については、当
該会計基準を遡って適用した後の数値となっております。
※いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※株式時価総額は、期末終値株価×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※キャッシュ・フローは、営業キャッシュ・フローを使用しております。
※有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っているすべての負債を対象として
おります。
※利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
(4)今後の見通し
目標とする経営指標
当社グループは、2018年度を初年度とし、2020年度を最終年度とする中期経営計画を定めております。
<2020年度の連結業績目標>
1.売上高 5,000億円(平均成長率 5.8%)
2.営業利益 450億円(営業利益率 9.0%)
3.ROE 10%以上
<キッコーマングループ中期経営計画 重点課題>
収益力強化と成長継続
1.高付加価値化の推進
2.生産性の向上
3.新たな柱の構築
※ 詳細は、次のURLからご覧いただくことができます。
https://www.kikkoman.co.jp/ir/lib/managementplan.html
海外については、しょうゆ部門は主要市場の深耕と新規市場の開拓を進め、さらなる成長を果たしてまいります。
北米では、高付加価値商品の拡大とともに、しょうゆ未使用者及びライトユーザーの開拓を進めることによって、
安定的な成長を果たしてまいります。
欧州では、重点市場でのブランド認知度向上や、新規市場を開拓することで、今後も2桁成長を果たしてまいりま
す。
アジアでは、国や地域に合ったマーケティング施策を展開し、より一層の浸透と拡売により2桁成長の軌道に乗せ
てまいります。
東洋食品卸事業では、日本食市場の拡大が続く中、グループの強みである拠点ネットワークを整備・拡張し、質の
高い商品・サービスを提供することによって、さらなる成長の継続を目指してまいります。
海外デルモンテ事業では、トマト調味料の拡売を中心に、高い成長を目指してまいります。
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キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
国内については、しょうゆでは、「いつでも新鮮」シリーズを中心に、さらなる高付加価値化を進めてまいりま
す。また、つゆ類、たれ類、うちのごはんなどのしょうゆ関連調味料の成長と収益力強化を目指します。
デルモンテ調味料・飲料については、商品開発、販売促進を強化し、市場におけるデルモンテブランドの存在価値
を高めてまいります。また、豆乳においては、生産体制の強化と需要拡大のマーケティング活動を通じて、市場にお
いてさらに強固なポジションを確立してまいります。
財務上では、営業キャッシュ・フローを活用し、成長分野を中心とする設備投資や株主還元を行うとともに、新規
事業投資の機会を探ってまいります。
また、利益率の改善を第一に、資産効率、資本効率をあげることで、ROE向上に取り組んでまいります。
次期の連結業績につきましては、次の通り見込んでおります。
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益 1株当たり
する当期純利益
(百万円) (百万円) (百万円) 当期純利益
(百万円)
次期予想 473,500 39,700 38,900 26,900 140.12円
当期実績 453,565 38,417 37,925 25,992 135.39円
増減 19,934 1,282 974 907 4.73円
(当期実績比) (104.4%) (103.3%) (102.6%) (103.5%) (-)
・次期の平均為替レートは1米ドル110円を想定しております。(当期110.69円)
・なお、上記の予想は、作成時点における経済環境を前提に作成しており、実際の業績は様々な予期せざる要因に
より、これらの業績見通しとは異なる結果となる可能性があります。
.会計基準の選択に関する基本的な考え方
2
当社グループは、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上を目的に、国際財務報告基準(IFR
S)を任意適用することを検討しております。
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キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 22,196 30,162
受取手形及び売掛金 58,452 60,719
有価証券 2,892 -
商品及び製品 37,760 42,513
仕掛品 10,894 10,997
原材料及び貯蔵品 4,991 5,330
その他 7,159 7,512
貸倒引当金 △499 △717
流動資産合計 143,847 156,518
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 41,240 42,862
機械装置及び運搬具(純額) 36,768 40,879
土地 20,779 20,936
リース資産(純額) 213 254
建設仮勘定 7,264 14,080
その他(純額) 3,856 4,376
有形固定資産合計 110,121 123,390
無形固定資産
のれん 5,081 4,969
その他 5,440 5,339
無形固定資産合計 10,522 10,308
投資その他の資産
投資有価証券 65,151 59,207
長期貸付金 773 1,491
退職給付に係る資産 7,371 5,936
繰延税金資産 2,863 3,053
その他 4,303 3,940
貸倒引当金 △1,027 △1,726
投資その他の資産合計 79,437 71,902
固定資産合計 200,081 205,601
資産合計 343,929 362,119
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(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 21,535 22,383
短期借入金 3,692 3,487
リース債務 33 50
未払金 17,737 18,872
未払法人税等 3,433 3,230
賞与引当金 2,497 2,592
役員賞与引当金 115 125
その他 8,436 5,497
流動負債合計 57,481 56,240
固定負債
長期借入金 13,000 13,602
リース債務 40 90
繰延税金負債 7,309 7,934
役員退職慰労引当金 712 711
環境対策引当金 124 31
退職給付に係る負債 4,783 5,511
その他 7,187 7,546
固定負債合計 33,157 35,427
負債合計 90,639 91,667
純資産の部
株主資本
資本金 11,599 11,599
資本剰余金 13,915 13,695
利益剰余金 238,660 225,835
自己株式 △35,616 △3,631
株主資本合計 228,558 247,498
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 20,956 17,521
繰延ヘッジ損益 △38 △4
為替換算調整勘定 △2,050 1,081
退職給付に係る調整累計額 647 △667
その他の包括利益累計額合計 19,514 17,930
非支配株主持分 5,216 5,022
純資産合計 253,289 270,451
負債純資産合計 343,929 362,119
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 430,602 453,565
売上原価 260,426 277,805
売上総利益 170,176 175,759
販売費及び一般管理費
販売費 102,220 105,498
一般管理費 31,453 31,843
販売費及び一般管理費合計 133,673 137,341
営業利益 36,502 38,417
営業外収益
受取利息 257 256
受取配当金 987 1,108
持分法による投資利益 172 126
受取賃貸料 701 691
為替差益 2,701 120
デリバティブ評価益 5 3,650
投資事業組合運用益 639 886
その他 1,318 1,236
営業外収益合計 6,783 8,077
営業外費用
支払利息 304 131
為替差損 203 2,315
デリバティブ評価損 2,169 34
貸倒引当金繰入額 292 863
その他 4,331 5,224
営業外費用合計 7,300 8,569
経常利益 35,985 37,925
特別利益
有形固定資産売却益 - 688
投資有価証券売却益 3,981 1,484
移転補償金 - 540
特別利益合計 3,981 2,714
特別損失
固定資産減損損失 141 2,378
固定資産除却損 305 235
投資有価証券評価損 1,076 -
関係会社株式評価損 381 210
ゴルフ会員権評価損 2 7
社債償還損 1,668 -
環境対策費 - 213
創立100周年記念事業費 392 -
特別損失合計 3,967 3,044
税金等調整前当期純利益 35,999 37,595
法人税、住民税及び事業税 10,390 9,008
法人税等調整額 1,450 2,182
法人税等合計 11,841 11,191
当期純利益 24,157 26,403
非支配株主に帰属する当期純利益 311 411
親会社株主に帰属する当期純利益 23,846 25,992
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キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
(連結包括利益計算書)
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
当期純利益 24,157 26,403
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 653 △3,266
繰延ヘッジ損益 △35 33
為替換算調整勘定 △4,530 3,578
退職給付に係る調整額 1,128 △1,294
持分法適用会社に対する持分相当額 △86 △216
その他の包括利益合計 △2,870 △1,165
包括利益 21,287 25,238
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 20,833 25,081
非支配株主に係る包括利益 454 156
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キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自2017年4月1日 至2018年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 11,599 13,914 222,614 △30,600 217,528
当期変動額
剰余金の配当 △7,727 △7,727
親会社株主に帰属する
当期純利益
23,846 23,846
連結範囲の変動 △72 △72
自己株式の取得 △5,016 △5,016
自己株式の処分 0 0 1
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - 0 16,045 △5,016 11,030
当期末残高 11,599 13,915 238,660 △35,616 228,558
その他の包括利益累計額
非支配株主持
その他の包括 純資産合計
その他有価証 繰延ヘッジ損 為替換算調整 退職給付に係る 分
券評価差額金 益 勘定 調整累計額
利益累計額合
計
当期首残高 20,306 △3 2,652 △473 22,481 4,427 244,437
当期変動額
剰余金の配当 △7,727
親会社株主に帰属する
当期純利益
23,846
連結範囲の変動 △72
自己株式の取得 △5,016
自己株式の処分 1
株主資本以外の項目の
649 △35 △4,703 1,121 △2,967 789 △2,177
当期変動額(純額)
当期変動額合計 649 △35 △4,703 1,121 △2,967 789 8,852
当期末残高 20,956 △38 △2,050 647 19,514 5,216 253,289
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キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
当連結会計年度(自2018年4月1日 至2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 11,599 13,915 238,660 △35,616 228,558
当期変動額
剰余金の配当 △7,105 △7,105
親会社株主に帰属する
当期純利益
25,992 25,992
連結子会社の決算期変
更に伴う増減
140 140
連結範囲の変動 △72 △72
自己株式の取得 △15 △15
自己株式の消却 △220 △31,779 31,999 -
自己株式の処分 0 0 1
株主資本以外の項目の
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - △219 △12,825 31,985 18,939
当期末残高 11,599 13,695 225,835 △3,631 247,498
その他の包括利益累計額
非支配株主持
その他の包括 純資産合計
その他有価証 繰延ヘッジ損 為替換算調整 退職給付に係る 分
券評価差額金 益 勘定 調整累計額
利益累計額合
計
当期首残高 20,956 △38 △2,050 647 19,514 5,216 253,289
当期変動額
剰余金の配当 △7,105
親会社株主に帰属する
当期純利益
25,992
連結子会社の決算期変
更に伴う増減
140
連結範囲の変動 △72
自己株式の取得 △15
自己株式の消却 -
自己株式の処分 1
株主資本以外の項目の
△3,434 33 3,131 △1,315 △1,584 △194 △1,778
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △3,434 33 3,131 △1,315 △1,584 △194 17,161
当期末残高 17,521 △4 1,081 △667 17,930 5,022 270,451
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(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 35,999 37,595
減価償却費 13,160 13,258
固定資産減損損失 141 2,378
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) △74 △0
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 1,157 410
受取利息及び受取配当金 △1,245 △1,364
支払利息 304 131
持分法による投資損益(△は益) △172 △126
有形固定資産売却損益(△は益) △231 △700
投資有価証券売却損益(△は益) △3,981 △1,490
有形固定資産除却損 813 1,028
投資有価証券評価損益(△は益) 1,077 -
売上債権の増減額(△は増加) △4,010 △1,462
たな卸資産の増減額(△は増加) △4,479 △4,649
仕入債務の増減額(△は減少) 596 643
その他 1,722 △727
小計 40,779 44,923
利息及び配当金の受取額 1,234 1,414
利息の支払額 △431 △139
法人税等の支払額 △3,936 △9,175
営業活動によるキャッシュ・フロー 37,645 37,023
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △16,390 △26,585
有形固定資産の売却による収入 1,576 830
無形固定資産の取得による支出 △768 △967
投資有価証券の取得による支出 △3,542 △2,612
投資有価証券の売却による収入 4,609 3,164
貸付けによる支出 △622 △1,501
貸付金の回収による収入 413 554
その他 84 1,420
投資活動によるキャッシュ・フロー △14,640 △25,698
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 536 79
長期借入れによる収入 - 602
長期借入金の返済による支出 - △300
社債の償還による支出 △31,668 -
自己株式の取得による支出 △5,035 △19
配当金の支払額 △7,727 △7,105
非支配株主への配当金の支払額 △24 △248
その他 △48 △50
財務活動によるキャッシュ・フロー △43,968 △7,041
現金及び現金同等物に係る換算差額 △703 246
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △21,666 4,529
現金及び現金同等物の期首残高 44,205 22,785
連結子会社の決算期変更に伴う現金及び現金同等物
- △6
の増減額(△は減少)
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 335 200
連結除外に伴う現金及び現金同等物の減少額 △88 -
現金及び現金同等物の期末残高 22,785 27,509
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キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報)
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資
源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行なう対象となっているものであります。
当社は、持株会社として主に、グループ戦略の立案、事業会社の統括管理を行なっており、その下で、国内は
事業会社を食料品の製造及び販売を主とする事業とそれ以外に区分し、海外は持株会社の海外管理部門が事業会
社を食料品製造・販売事業と東洋食品の卸売を行なう事業に区分し管理しております。
したがって、当社グループは、国内、海外の地域と事業の種類が複合された報告セグメントから構成されてお
り、「国内 食料品製造・販売事業」、「国内 その他事業」、「海外 食料品製造・販売事業」及び「海外
食料品卸売事業」の4つを報告セグメントとしております。
「国内 食料品製造・販売事業」は、国内においてしょうゆ、食品、飲料、酒類の製造・販売を行なっており
ます。「国内 その他事業」は、医薬品、化成品等の製造・販売、不動産賃貸、運送事業及び間接業務の提供等
を行なっております。「海外 食料品製造・販売事業」は、海外においてしょうゆ、デルモンテ製品、健康食品
等の製造・販売を行い、また、海外向けの輸出販売を行なっております。「海外 食料品卸売事業」は、国内外
において、東洋食品等を仕入れ、販売しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告セグメントの利益は営業利益の数値であり、セグメント間の内部収益及び振替高は市場実勢価額に基づい
ております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日) (単位:百万円)
報告セグメント
連結財務諸表
国内 国内 海外 海外 調整額
計上額
食料品製 その他 食料品製 食料品 計 (注)1
(注)2
造・販売 造・販売 卸売
売 上 高
外部顧客への売上高 170,907 7,579 78,043 174,072 430,602 - 430,602
セグメント間の内部売上高
1,529 13,570 11,410 384 26,895 △26,895 -
又は振替高
計 172,437 21,149 89,453 174,457 457,498 △26,895 430,602
セグメント利益 10,385 1,465 17,791 8,166 37,809 △1,307 36,502
セグメント資産(注)3 117,882 22,417 141,862 67,995 350,158 △6,229 343,929
その他の項目
減価償却費 6,275 1,235 3,664 1,062 12,237 785 13,023
のれんの償却費 543 - 108 - 651 - 651
有形固定資産及び
7,563 1,464 5,124 3,470 17,622 558 18,180
無形固定資産の増加額
(注)1.調整額は以下の通りであります。
(1)セグメント利益の調整額 △1,307百万円には、全社費用配賦差額 △1,163百万円が含まれております。
(2)セグメント資産の調整額 △6,229百万円には、セグメント間取引消去のほか、全社資産の金額 117,850百
万円が含まれております。その主なものは当社の現金及び預金、投資有価証券であります。
(3)減価償却費の調整額 785百万円は全社資産に係る減価償却費であります。
(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額 558百万円は全社資産に係る増加額であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
3.「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)を2019年3月期
の期首から適用しており、2018年3月期に係るセグメント資産については、当該会計基準を遡って適用した
後の数値となっております。
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キッコーマン㈱(2801)2019年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日) (単位:百万円)
報告セグメント
連結財務諸表
国内 国内 海外 海外 調整額
計上額
食料品製 その他 食料品製 食料品 計 (注)1
(注)2
造・販売 造・販売 卸売
売 上 高
外部顧客への売上高 172,899 7,661 81,325 191,679 453,565 - 453,565
セグメント間の内部売上高
1,755 13,766 12,184 430 28,136 △28,136 -
又は振替高
計 174,654 21,427 93,510 192,109 481,701 △28,136 453,565
セグメント利益 10,597 1,773 18,745 8,597 39,714 △1,296 38,417
セグメント資産 119,643 22,786 153,594 75,633 371,657 △9,538 362,119
その他の項目
減価償却費 6,734 1,284 3,464 1,059 12,542 605 13,148
のれんの償却費 543 - 105 32 680 - 680
有形固定資産及び
10,601 1,289 7,719 4,515 24,125 4,220 28,346
無形固定資産の増加額
(注)1.調整額は以下の通りであります。
(1)セグメント利益の調整額 △1,296百万円には、全社費用配賦差額 △1,142百万円が含まれております。
(2)セグメント資産の調整額 △9,538百万円には、セグメント間取引消去のほか、全社資産の金額 121,335百
万円が含まれております。その主なものは当社の現金及び預金、投資有価証券であります。
(3)減価償却費の調整額 605百万円は全社資産に係る減価償却費であります。
(4)有形固定資産及び無形固定資産の増加額の調整額 4,220百万円は全社資産に係る増加額であり、その主な
ものは新研究開発棟に対する設備投資額であります。
2.セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額 1,292.18円 1,382.60円
1株当たり当期純利益金額 123.71円 135.39円
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下の通りであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益金額 (百万円) 23,846 25,992
普通株主に帰属しない金額 (百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
(百万円) 23,846 25,992
当期純利益金額
期中平均株式数 (千株) 192,764 191,979
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
- 16 -
補足説明資料
2019年3月期 決算
キッコーマン株式会社
目次
項目 ページ
Ⅰ.主要な連結経営指標等 1
Ⅱ.当期の業績
1. 連結範囲・為替レート 2
2. 連結業績 3
3. 国内 連結業績 4
4. 海外 連結業績 5
5. 営業外収支・特別損益 6
6. 連結貸借対照表 7
7. 連結キャッシュ・フロー計算書 8
8. 設備投資額・減価償却費 9
Ⅲ.当年業績予想
1. 連結通期業績予想 10
2. 国内 連結通期業績予想 11
3. 海外 連結通期業績予想 12
4. 連結通期業績予想 -第2四半期累計期間- 13
5. 海外 連結通期業績予想 -第2四半期累計期間- 14
6. 設備投資額・減価償却費 -通期予想- 15
・資料中の業績予想については作成時点における経済環境を前提に作成しており、
実際の業績は様々な予期せざる要因により、これらの業績予想とは異なる結果となる
可能性があります。
Ⅰ.主要な連結経営指標等
連結決算業績 2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3
実績 実績 実績 実績 予想
売 上 高 百万円 408,372 402,174 430,602 453,565 473,500
対前期伸率 % 10.0 △ 1.5 7.1 5.3 4.4
営 業 利 益 百万円 32,598 32,842 36,502 38,417 39,700
( 営 業 利 益 率 ) % 8.0 8.2 8.5 8.5 8.4
対前期伸率 % 28.5 0.7 11.1 5.2 3.3
経 常 利 益 百万円 31,029 32,037 35,985 37,925 38,900
( 経 常 利 益 率 ) % 7.6 8.0 8.4 8.4 8.2
対前期伸率 % 27.4 3.2 12.3 5.4 2.6
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る 当 期 純 利 益 百万円 19,964 23,810 23,846 25,992 26,900
(親会社株主に帰属する当期純利益率) % 4.9 5.9 5.5 5.7 5.7
対前期伸率 % 29.8 19.3 0.1 9.0 3.5
1 株 当 た り 純 資 産 額 円 1,160.05 1,242.71 1,292.18 1,382.60 -
1 株 当 た り 当 期 純 利 益 円 102.67 123.28 123.71 135.39 140.12
潜 在 株 式 調 整 後
1 株 当 た り 当 期 純 利 益
円 - - - - -
1 株 当 た り 年 間 配 当 金 円 32.00 34.00 39.00 41.00 42.00
配 当 性 向 ( 連 結 ) % 31.2 27.6 31.5 30.3 30.0
純 資 産 額 百万円 225,675 244,437 253,289 270,451 -
自 己 資 本 額 百万円 223,684 240,009 248,072 265,428 -
総 資 産 額 百万円 365,671 361,248 343,929 362,119 -
自 己 資 本 比 率 % 61.2 66.4 72.1 73.3 -
D / E レ シ オ % 31.6 21.1 8.6 8.2 -
純 資 産 配 当 率 % 2.7 2.8 3.1 3.1 -
自 己 資 本 利 益 率 % 8.7 10.3 9.8 10.1 -
総 資 本 経 常 利 益 率 % 8.3 8.8 10.2 10.7 -
期 末 株 価 円 3,700 3,325 4,280 5,430 -
株 価 収 益 率 倍 36.0 27.0 34.6 40.1 -
営 業 活 動 に よ る C F 百万円 37,661 26,136 37,645 37,023 -
投 資 活 動 に よ る C F 百万円 △ 15,855 13,235 △ 14,640 △ 25,698 -
財 務 活 動 に よ る C F 百万円 △ 17,801 △ 30,359 △ 43,968 △ 7,041 -
現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 百万円 35,150 44,205 22,785 27,509 -
フ リ ー C F 百万円 24,132 14,536 22,063 10,300 -
1 株 当 た り フ リ ー C F 円 124.10 75.26 114.46 53.65 -
有 利 子 負 債 百万円 70,610 50,570 21,322 21,742 -
設 備 投 資 額 百万円 14,795 12,165 18,180 28,346 28,400
( う ち 有 形 固 定 資 産 ) 百万円 13,464 11,362 17,350 27,452 26,600
減 価 償 却 額 百万円 11,936 12,339 13,159 13,258 14,800
( う ち 有 形 固 定 資 産 ) 百万円 10,967 11,304 12,097 12,151 13,700
研 究 開 発 費 百万円 3,662 3,943 3,772 3,816 -
金 融 収 支 百万円 △ 186 754 940 1,232 -
為 替 レ ー ト ( USD 期 中 平 均 ) 円/USD 120.16 109.03 110.81 110.69 110.00
従 業 員 数 人 5,933 6,771 7,105 7,100 -
期 末 発 行 済 株 式 数 千株 192,822 193,133 191,980 191,977 -
(注)1.売上高に消費税等は含まれておりません。
2.フリーCF(キャッシュ・フロー)= 営業活動によるCF - 固定資産取得による支出
+ 固定資産売却による収入
3.有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての
負債を対象としております。
4.金融収支=受取利息+受取配当-支払利息
5.自己資本=純資産の部合計-新株予約権-非支配株主持分
6.D/Eレシオ=(借入金等+社債)/ 自己資本
7.期末発行済株式数は、自己株式を除いております。
8.減価償却費にのれん償却費は含まれておりません。
9.2019年3月期の期首から、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」を適用しております。
2018.3実績については、当該会計基準を遡及適用後の数値となっております。
- 補足1 -
Ⅱ.当期の業績
1.連結範囲・為替レート
【連結範囲】
対前年同期
19年3月 18年3月
増減 摘要
実績 実績
連結 59 57 2+ JFC MALAYSIA SDN.BHD.
子会社 + MIKI JFC AS
持分法 2 2 0
【為替レート】
19年3月実績 18年3月実績 比較
期中平均 期末 期中平均 期末
期中平均 % 期末 %
(18.4-19.3) (19.3) (17.4-18.3) (18.3)
USD 110.69 110.99 110.81 106.24 △ 0.12 99.9 4.75 104.5
EUR 128.43 124.56 129.45 130.52 △ 1.02 99.2 △ 5.96 95.4
SGD 81.67 81.88 81.76 81.02 △ 0.09 99.9 0.86 101.1
AUD 80.83 78.64 85.78 81.66 △ 4.95 94.2 △ 3.02 96.3
- 補足2 -
2.連結業績
売上高 単位:百万円
為替差除
19年3月実績 18年3月実績 増減 % %
増減
国内 しょうゆ 49,781 50,157 △ 375 99.3 △ 375 99.3
食品 60,188 58,866 1,321 102.2 1,321 102.2
(うち しょうゆ関連調味料) 38,081 37,137 943 102.5 943 102.5
飲料 53,719 50,703 3,015 105.9 3,015 105.9
(うち 豆乳飲料) 37,374 34,651 2,723 107.9 2,723 107.9
酒類 11,145 12,881 △ 1,735 86.5 △ 1,735 86.5
セグメント間取引 △ 180 △ 171 △ 8 - △ 8 -
食料品製造・販売 174,654 172,437 2,217 101.3 2,217 101.3
その他 21,427 21,149 277 101.3 277 101.3
セグメント間取引 △ 12,287 △ 12,177 △ 110 - △ 110 -
計 183,794 181,409 2,384 101.3 2,384 101.3
海外 しょうゆ 75,394 71,898 3,496 104.9 3,805 105.3
デルモンテ 5,810 5,240 569 110.9 547 110.4
その他食料品 12,305 12,314 △ 9 99.9 167 101.4
食料品製造・販売 93,510 89,453 4,056 104.5 4,521 105.1
卸売 192,109 174,457 17,651 110.1 19,114 111.0
セグメント間取引 △ 12,605 △ 11,786 △ 819 - △ 852 -
計 273,013 252,124 20,888 108.3 22,783 109.0
キッコーマン(持株会社) 18,976 17,855 1,121 106.3 1,121 106.3
セグメント間取引 △ 22,219 △ 20,787 △ 1,431 - △ 1,431 -
連結計 453,565 430,602 22,962 105.3 24,857 105.8
営業利益
為替差除
19年3月実績 18年3月実績 増減 % %
増減
国内 食料品製造・販売 10,597 10,385 211 102.0 211 102.0
その他 1,773 1,465 308 121.0 308 121.0
計 12,403 11,880 522 104.4 522 104.4
海外 食料品製造・販売 18,745 17,791 953 105.4 1,060 106.0
卸売 8,597 8,166 431 105.3 466 105.7
計 27,121 25,759 1,362 105.3 1,513 105.9
キッコーマン(持株会社) 7,278 6,281 996 115.9 996 115.9
セグメント間取引 △ 8,385 △ 7,419 △ 965 - △ 958 -
連結計 38,417 36,502 1,915 105.2 2,073 105.7
経常利益 37,925 35,985 1,940 105.4 2,089 105.8
税金等調整前当期純利益 37,595 35,999 1,595 104.4 1,743 104.8
親会社株主に帰属する当期純利益 25,992 23,846 2,145 109.0 2,250 109.4
- 補足3 -
3.国内 連結業績
売上高 単位:百万円
為替差除
19年3月実績 18年3月実績 増減 % %
増減
国内 しょうゆ 49,781 50,157 △ 375 99.3 △ 375 99.3
食品 60,188 58,866 1,321 102.2 1,321 102.2
(うち しょうゆ関連調味料) 38,081 37,137 943 102.5 943 102.5
飲料 53,719 50,703 3,015 105.9 3,015 105.9
(うち 豆乳飲料) 37,374 34,651 2,723 107.9 2,723 107.9
酒類 11,145 12,881 △ 1,735 86.5 △ 1,735 86.5
セグメント間取引 △ 180 △ 171 △ 8 - △ 8 -
食料品製造・販売 174,654 172,437 2,217 101.3 2,217 101.3
その他 21,427 21,149 277 101.3 277 101.3
セグメント間取引 △ 12,287 △ 12,177 △ 110 - △ 110 -
計 183,794 181,409 2,384 101.3 2,384 101.3
営業利益
為替差除
19年3月実績 18年3月実績 増減 % %
増減
国内 食料品製造・販売 10,597 10,385 211 102.0 211 102.0
その他 1,773 1,465 308 121.0 308 121.0
計 12,403 11,880 522 104.4 522 104.4
要因分析
営業利益増減の主な要因(単位:億円)
- 補足4 -
4.海外 連結業績
売上高 単位:百万円
為替差除
19年3月実績 18年3月実績 増減 % %
増減
海外 北米 しょうゆ 47,534 45,559 1,974 104.3 2,026 104.4
その他食料品 12,305 12,314 △ 9 99.9 167 101.4
食料品製造・販売 59,839 57,874 1,965 103.4 2,194 103.8
卸売 146,603 135,625 10,977 108.1 11,337 108.4
セグメント間取引 △ 8,496 △ 8,016 △ 479 - △ 488 -
計 197,946 185,483 12,463 106.7 13,043 107.0
欧州 食料品製造・販売 13,168 12,150 1,018 108.4 1,123 109.2
卸売 20,578 18,094 2,484 113.7 2,780 115.4
セグメント間取引 △ 2,504 △ 2,330 △ 174 - △ 194 -
計 31,242 27,914 3,327 111.9 3,709 113.3
亜豪州 しょうゆ 14,161 13,602 558 104.1 714 105.3
デルモンテ 5,810 5,240 569 110.9 547 110.4
食料品製造・販売 19,971 18,842 1,129 106.0 1,262 106.7
卸売 18,043 17,116 927 105.4 1,735 110.1
セグメント間取引 △ 344 △ 315 △ 29 - △ 44 -
計 37,670 35,643 2,026 105.7 2,954 108.3
その他 42,490 37,869 4,621 112.2 4,621 112.2
セグメント間取引 △ 36,336 △ 34,785 △ 1,551 - △ 1,544 -
計 273,013 252,124 20,888 108.3 22,783 109.0
営業利益
為替差除
19年3月実績 18年3月実績 増減 % %
増減
海外 北米 食料品製造・販売 12,165 11,836 329 102.8 401 103.4
卸売 6,165 5,831 333 105.7 350 106.0
計 18,130 17,507 623 103.6 729 104.2
欧州 食料品製造・販売 3,773 3,392 380 111.2 396 111.7
卸売 841 782 58 107.5 61 107.8
計 4,606 4,137 468 111.3 477 111.5
亜豪州 食料品製造・販売 2,313 2,136 176 108.3 185 108.7
卸売 247 356 △ 108 69.5 △ 102 71.3
計 2,559 2,492 66 102.7 81 103.3
その他 1,903 1,756 147 108.4 147 108.4
計 27,121 25,759 1,362 105.3 1,513 105.9
要因分析
営業利益増減の主な要因(単位:億円)
- 補足5 -
5.営業外収支・特別損益
【連結計】 単位:百万円
為替差除
19年3月実績 18年3月実績 増減 % %
増減
営業利益 38,417 36,502 1,915 105.2 2,073 105.7
金融収支・受取配当 1,232 940 292 131.0 292 131.1
持分法投資損益 126 172 △ 45 73.8 △ 45 73.8
雑益・雑損 △ 1,852 △ 1,630 △ 222 - △ 232 -
営業外損益計 △ 492 △ 516 24 - 15 -
経常利益 37,925 35,985 1,940 105.4 2,089 105.8
有形固定資産売却益 688 - 688 689
投資有価証券売却益 1,484 3,981 △ 2,496 △ 2,496
移転補償金 540 - 540 540
特別利益計 2,714 3,981 △ 1,266 68.2 △ 1,266 68.2
固定資産減損損失 2,378 141 2,237 2,237
固定資産除却損 235 305 △ 70 △ 70
投資有価証券評価損 - 1,076 △ 1,076 △ 1,076
関係会社株式評価損 210 381 △ 170 △ 169
ゴルフ会員権評価損 7 2 4 4
社債償還損 - 1,668 △ 1,668 △ 1,668
環境対策費 213 - 213 213
創立100周年記念事業費 - 392 △ 392 △ 392
特別損失計 3,044 3,967 △ 922 76.7 △ 920 76.8
特別損益計 △ 330 13 △ 344 - △ 345 -
税金等調整前当期純利益 37,595 35,999 1,595 104.4 1,743 104.8
法人税等 11,191 11,841 △ 650 94.5 △ 608 94.9
当期純利益 26,403 24,157 2,246 109.3 2,352 109.7
非支配株主に帰属する当期純利益 411 311 100 132.2 101 132.6
親会社株主に帰属する当期純利益 25,992 23,846 2,145 109.0 2,250 109.4
- 補足6 -
6.連結貸借対照表
2019年3月末(対2018年3月末)
総資産 = 362,119 +18,190 (単位:百万円)
為替影響 +1,493 USD 110.99 +4.75
EUR 124.56 △5.96
実質差異 +16,696
流動資産 +11,868 負 債 +575
現金及び預金 +8,071 有利子負債 +384
受取手形・売掛金 +1,870 支払手形・買掛金・未払金 +1,692
たな卸資産 +4,698 未払法人税等 △ 173
そ の 他 △ 2,771 退職給付に係る負債 +658
固定資産 +4,828 繰延税金負債 +548
有形固定資産 +12,483 そ の 他 △ 2,534
無形固定資産 △ 133 純 資 産 +16,121
(のれん △ 107) 利益剰余金 △ 12,747
投資その他 △ 7,521 有価証券評価差額金 △ 3,435
(投資有価証券 △ 5,946) 為替換算調整勘定 +1,970
(繰延税金資産 +204) 非支配株主持分 △ 197
そ の 他 +30,530
- 補足7 -
7.連結キャッシュ・フロー計算書
18年03月
(億円)
19年03月
営業 376
△146 370
投資
△257
FCF 221
103
△440
財務
△70
-500 -400 -300 -200 -100 0 100 200 300 400 500
連結キャッシュ・フロー計算書 単位:百万円
19年3月実績 18年3月実績 増 減
金額 金額 金額
Ⅰ営業活動によるキャッシュ・フロー 37,023 37,645 △ 622
税金等調整前当期純利益 37,595 35,999 1,595
減価償却費 13,258 13,160 97
固定資産減損損失 2,378 141 2,237
役員退職慰労引当金の増減額 △ 0 △ 74 73
退職給付に係る負債の増減額 410 1,157 △ 747
受取利息及び配当金・支払利息 △ 1,232 △ 940 △ 292
持分法による投資損益 △ 126 △ 172 45
固定資産売却損益・除却損 328 581 △ 253
投資有価証券等売却益・評価損 △ 1,490 △ 2,903 1,413
売上債権・仕入債務の増減額 △ 819 △ 3,413 2,594
たな卸資産の増減額 △ 4,649 △ 4,479 △ 170
その他 △ 727 1,722 △ 2,450
(小計) 44,923 40,779 4,144
受取利息及び配当金の受取額・支払利息の支払額 1,275 803 471
法人税等の支払額 △ 9,175 △ 3,936 △ 5,238
Ⅱ投資活動によるキャッシュ・フロー △ 25,698 △ 14,640 △ 11,057
有形固定資産の取得による支出 △ 26,585 △ 16,390 △ 10,194
有形固定資産の売却による収入 830 1,576 △ 746
無形固定資産の取得による支出 △ 967 △ 768 △ 199
投資有価証券の取得による支出 △ 2,612 △ 3,542 929
投資有価証券の売却による収入 3,164 4,609 △ 1,445
貸付けによる支出 △ 1,501 △ 622 △ 879
貸付金の回収による収入 554 413 141
その他 1,420 84 1,336
Ⅲ財務活動によるキャッシュ・フロー △ 7,041 △ 43,968 36,926
借入金の純増減額 382 536 △ 153
社債の発行による収入・償還による支出 - △ 31,668 31,668
自己株式の取得による支出 △ 19 △ 5,035 5,015
配当金(非支配株主含む)の支払額 △ 7,354 △ 7,752 398
その他 △ 50 △ 48 △ 1
Ⅳ現金及び現金同等物に係る換算差額 246 △ 703 950
Ⅴ現金及び現金同等物の増減額 4,529 △ 21,666 26,196
フリー・キャッシュ・フロー 10,300 22,063 △ 11,763
※フリー・キャッシュ・フロー=営業活動によるCF - 固定資産取得による支出 + 固定資産売却による収入
- 補足8 -
8.設備投資額・減価償却費
連結計 設備投資額 国内
海外
17年3月実績 76 46 122
18年3月実績 96 86 182
19年3月実績 161 122 283
0 50 100 150 200 250 300
(億円)
連結計 減価償却費 国内
海外
17年3月実績 83 40 123
18年3月実績 84 48 132
19年3月実績 87 45 133
0 50 100 150 200(億円)
設備投資(無形固定資産を含む) 単位:百万円
連結計 国内 海外
17年3月実績 12,165 7,598 4,567
18年3月実績 18,180 9,586 8,594
19年3月実績 28,346 16,111 12,235
減価償却費(無形固定資産を含む)
連結計 国内 海外
17年3月実績 12,339 8,292 4,047
18年3月実績 13,159 8,360 4,799
19年3月実績 13,258 8,733 4,525
(注)減価償却費にのれん償却費は含まれておりません。
- 補足9 -
Ⅲ.当年業績予想
1.連結通期業績予想
売上高 単位:百万円
為替差除
20年3月予想 19年3月実績 増減 % %
増減
国内 しょうゆ 49,900 49,781 118 100.2 118 100.2
食品 62,400 60,188 2,211 103.7 2,211 103.7
(うち しょうゆ関連調味料) 39,800 38,081 1,718 104.5 1,718 104.5
飲料 56,500 53,719 2,780 105.2 2,780 105.2
(うち 豆乳飲料) 39,900 37,374 2,525 106.8 2,525 106.8
酒類 11,400 11,145 254 102.3 254 102.3
セグメント間取引 △ 200 △ 180 △ 19 - △ 19 -
食料品製造・販売 180,000 174,654 5,345 103.1 5,345 103.1
その他 22,000 21,427 572 102.7 572 102.7
セグメント間取引 △ 12,700 △ 12,287 △ 412 - △ 412 -
計 189,300 183,794 5,505 103.0 5,505 103.0
海外 しょうゆ 78,900 75,394 3,505 104.6 4,656 106.2
デルモンテ 6,600 5,810 789 113.6 897 115.4
その他食料品 12,600 12,305 294 102.4 376 103.1
食料品製造・販売 98,100 93,510 4,589 104.9 5,930 106.3
卸売 203,100 192,109 10,990 105.7 12,813 106.7
セグメント間取引 △ 13,600 △12,605 △ 994 - △ 1,137 -
計 287,600 273,013 14,586 105.3 17,606 106.4
キッコーマン(持株会社) 19,900 18,976 923 104.9 923 104.9
セグメント間取引 △ 23,300 △ 22,219 △ 1,080 - △ 1,080 -
連結計 473,500 453,565 19,934 104.4 22,955 105.1
営業利益
為替差除
20年3月予想 19年3月実績 増減 % %
増減
国内 食料品製造・販売 10,700 10,597 102 101.0 102 101.0
その他 1,800 1,773 26 101.5 26 101.5
計 12,500 12,403 96 100.8 96 100.8
海外 食料品製造・販売 19,650 18,745 904 104.8 1,165 106.2
卸売 9,300 8,597 702 108.2 782 109.1
計 28,900 27,121 1,778 106.6 2,118 107.8
キッコーマン(持株会社) 7,300 7,278 21 100.3 21 100.3
セグメント間取引 △ 9,000 △ 8,385 △ 614 - △ 576 -
連結計 39,700 38,417 1,282 103.3 1,660 104.3
経常利益 38,900 37,925 974 102.6 1,318 103.5
税金等調整前当期純利益 38,300 37,595 704 101.9 1,048 102.8
親会社株主に帰属する当期純利益 26,900 25,992 907 103.5 1,163 104.5
為替レート
円/USD 110.00 110.69 △ 0.69
円/EUR 125.00 128.43 △ 3.43
- 補足10 -
2.国内 連結通期業績予想
売上高 単位:百万円
為替差除
20年3月予想 19年3月実績 増減 % %
増減
国内 しょうゆ 49,900 49,781 118 100.2 118 100.2
食品 62,400 60,188 2,211 103.7 2,211 103.7
(うち しょうゆ関連調味料) 39,800 38,081 1,718 104.5 1,718 104.5
飲料 56,500 53,719 2,780 105.2 2,780 105.2
(うち 豆乳飲料) 39,900 37,374 2,525 106.8 2,525 106.8
酒類 11,400 11,145 254 102.3 254 102.3
セグメント間取引 △ 200 △ 180 △ 19 - △ 19 -
食料品製造・販売 180,000 174,654 5,345 103.1 5,345 103.1
その他 22,000 21,427 572 102.7 572 102.7
セグメント間取引 △ 12,700 △ 12,287 △ 412 - △ 412 -
計 189,300 183,794 5,505 103.0 5,505 103.0
営業利益
為替差除
20年3月予想 19年3月実績 増減 % %
増減
国内 食料品製造・販売 10,700 10,597 102 101.0 102 101.0
その他 1,800 1,773 26 101.5 26 101.5
計 12,500 12,403 96 100.8 96 100.8
要因分析
営業利益増減の主な要因(単位:億円)
- 補足11 -
3.海外 連結通期業績予想
売上高 単位:百万円
為替差除
20年3月予想 19年3月実績 増減 % %
増減
海外 北米 しょうゆ 49,700 47,534 2,165 104.6 2,477 105.2
その他食料品 12,600 12,305 294 102.4 376 103.1
食料品製造・販売 62,300 59,839 2,460 104.1 2,854 104.8
卸売 156,400 146,603 9,796 106.7 10,977 107.5
セグメント間取引 △ 9,000 △ 8,496 △ 503 - △ 560 -
計 209,700 197,946 11,753 105.9 13,271 106.7
欧州 食料品製造・販売 14,100 13,168 931 107.1 1,317 110.0
卸売 21,900 20,578 1,321 106.4 1,762 108.6
セグメント間取引 △ 2,800 △ 2,504 △ 295 - △ 371 -
計 33,200 31,242 1,957 106.3 2,708 108.7
亜豪州 しょうゆ 14,450 14,161 288 102.0 766 105.4
デルモンテ 6,600 5,810 789 113.6 897 115.4
食料品製造・販売 21,050 19,971 1,078 105.4 1,664 108.3
卸売 19,300 18,043 1,256 107.0 1,466 108.1
セグメント間取引 △ 350 △ 344 △ 5 - △ 9 -
計 40,000 37,670 2,329 106.2 3,121 108.3
その他 41,500 42,490 △ 990 97.7 △ 990 97.7
セグメント間取引 △ 36,800 △ 36,336 △ 463 - △ 503 -
計 287,600 273,013 14,586 105.3 17,606 106.4
営業利益
為替差除
20年3月予想 19年3月実績 増減 % %
増減
海外 北米 食料品製造・販売 12,950 12,165 784 106.4 866 107.1
卸売 6,500 6,165 334 105.4 388 106.3
計 19,300 18,130 1,169 106.4 1,304 107.2
欧州 食料品製造・販売 4,000 3,773 226 106.0 336 108.9
卸売 1,000 841 158 118.8 180 121.4
計 5,000 4,606 393 108.5 525 111.4
亜豪州 食料品製造・販売 2,400 2,313 86 103.7 154 106.7
卸売 350 247 102 141.3 106 143.0