2784 アルフレッサHD 2020-05-12 15:30:00
2020年3月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月12日
上 場 会 社 名
アルフレッサ ホールディングス株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号
2784 URL https://www.alfresa.com/
代 表 者
(役職名) 代表取締役社長 (氏名) 久保 泰三
取締役 専務執行役員 総務・
問合せ先責任者 (役職名) 財務・コンプライアンス・ (氏名) 岸田 誠一 (TEL) 03-5219-5102
内部統制担当
定時株主総会開催予定日 2020年6月25日 配当支払開始予定日 2020年6月4日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月25日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 ( 機関投資家・アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期の連結業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 2,698,511 2.2 47,645 6.4 57,170 3.7 40,273 △3.5
2019年3月期 2,640,511 1.4 44,783 7.2 55,138 6.3 41,724 17.2
(注) 包括利益 2020年3月期 43,482百万円( 45.7%) 2019年3月期 29,837百万円( △40.6%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2020年3月期 190.26 - 8.8 4.2 1.8
2019年3月期 195.91 - 9.5 4.1 1.7
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 △1,037百万円 2019年3月期 108百万円
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 1,351,619 474,898 35.0 2,237.89
2019年3月期 1,341,964 442,081 32.9 2,083.03
(参考) 自己資本 2020年3月期 473,702百万円 2019年3月期 440,924百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 33,828 △17,024 △12,617 209,264
2019年3月期 46,880 △12,947 △24,860 205,085
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年3月期 - 24.00 - 24.00 48.00 10,160 24.5 2.3
2020年3月期 - 25.00 - 25.00 50.00 10,583 26.3 2.3
2021年3月期(予想) - 26.00 - 27.00 53.00 37.1
(注) 2019年3月期における第2四半期末配当金および期末配当金には、それぞれ記念配当が3円含まれております。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 1,327,600 △2.9 14,000 △38.9 19,200 △29.3 13,500 △25.5 63.78
通 期 2,700,000 0.1 36,800 △22.8 47,200 △17.4 30,200 △25.0 142.67
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動
: 無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 235,017,600株 2019年3月期 235,017,600株
② 期末自己株式数 2020年3月期 23,344,229株 2019年3月期 23,343,237株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 211,673,920株 2019年3月期 212,976,608株
(参考) 個別業績の概要
1.2020年3月期の個別業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は、対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 26,075 18.7 24,262 21.0 24,540 21.3 22,267 10.4
2019年3月期 21,962 12.3 20,056 13.0 20,229 12.3 20,177 12.7
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期 105.20 -
2019年3月期 94.74 -
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 260,385 248,336 95.4 1,173.20
2019年3月期 248,287 236,149 95.1 1,115.63
(参考) 自己資本 2020年3月期 248,336百万円 2019年3月期 236,149百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報および合理的と判断する
一定の前提に基づいており、実際の業績等は、今後の様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性がありま
す。
※ 2020年3月期において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2019年3月期に関する
連結業績等について、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。
アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1) 当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………… 2
(2) 当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………… 4
(3) 当期のキャッシュ・フローの概況 ……………………………………………………………… 5
(4) 今後の見通し ……………………………………………………………………………………… 5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… 6
(1) 連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………… 6
(2) 連結損益及び包括利益計算書 …………………………………………………………………… 8
(3) 連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………… 10
(4) 連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………… 12
(5) 連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………… 14
(連結貸借対照表関係) …………………………………………………………………………… 14
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………… 14
(企業結合等関係) ………………………………………………………………………………… 14
(セグメント情報) ………………………………………………………………………………… 15
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………… 18
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………… 18
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アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1) 当期の経営成績の概況
当連結会計年度(2019年4月1日~2020年3月31日)におけるわが国経済は、輸出が弱含むなかで、製造業を中心に
弱さが一段と増した状態が続く一方、雇用および所得環境の改善により緩やかに回復しておりましたが、第4四半期
に発生した新型コロナウイルス感染症の影響により足下で大幅に下押しされており、厳しい状況にあります。
このようななか、当社グループは、新型コロナウイルス感染拡大に対し、グループ各社において感染拡大防止の対
策を行うとともに、お得意様、お取引先様、当社グループ従業員およびその家族の安全を確保しながら、医薬品等の
安定供給に努めております。
当社グループでは、「19-21中期経営計画 さらなる成長への挑戦 ~健康とともに、地域とともに~」(以下
「19-21中計」という。)に掲げたグループ経営方針「グループ連携体制の構築」「事業モデルの変革」「地域の人々
の健康への貢献」「さらなる生産性の向上」「人づくり」に取り組んでおります。
当社は、「事業モデルの変革」の取り組みとして、2019年11月にヒューマンライフコード株式会社(本社:東京都
千代田区)と資本業務提携いたしました。同社は、先天的な難治性疾患や加齢に伴って後天的に組織修復が必要とな
った患者様に向けた「再生・細胞医療」に特化した企業であり、当社グループは、同社が開発を進めている国産の臍
帯由来の間葉系細胞製品の安定的な流通体制の確立を目指してまいります。
また、当社は、「地域の人々の健康への貢献」の取り組みとして、2020年3月に株式会社エクスメディオ(本社:
東京都千代田区)と資本業務提携いたしました。当社グループは、同社が提供する医師向けの情報共有プラットフォ
ームをお得意様に紹介するとともに、地域包括ケア時代を視野に入れた新サービスを同社と共同開発してまいりま
す。
当連結会計年度における当社グループの業績は、売上高2兆6,985億11百万円(前期比2.2%増)、営業利益476億45百
万円(同6.4%増)、経常利益571億70百万円(同3.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益402億73百万円(同3.5%
減)となりました。
セグメント別の業績は、以下のとおりであります。
① 医療用医薬品等卸売事業
医療用医薬品市場におきましては、抗悪性腫瘍薬の需要拡大等の影響により、市場は2.5%の成長となりました(ク
レコンリサーチ&コンサルティング株式会社推定)。
当社グループでは、厚生労働省より公表され2018年4月からスタートしました「医療用医薬品の流通改善に向けて
流通関係者が遵守すべきガイドライン」の遵守を重点課題として、「経済合理性に立った取引の推進」「単品単価契
約の推進」「早期妥結の推進」に引き続き取り組んでおります。
あわせて、当社グループは医療用医薬品NO.1卸※として勝ち続けるために「19-21中計」の重点施策として掲げた
「MS機能のさらなる進化」「スペシャリティ商品への注力」「グループ物流の高度化、効率化と標準化」に取り組
んでおります。
「スペシャリティ商品への注力」への取り組みとしては、連結子会社のアルフレッサ株式会社(本社:東京都千代
田区、以下「アルフレッサ」という。)が2019年10月にスペシャリティ製品事業の推進体制を構築するため「スペシ
ャリティ事業推進部」を新設し、グループ会社であるエス・エム・ディ株式会社(本社:東京都千代田区)と一体とな
って一元流通の積極的な展開を図っております。
「グループ物流の高度化」への取り組みとしては、アルフレッサが2019年7月に静岡物流センター(仮称)(所在
地:静岡県藤枝市)の建築に着工いたしました。同センターは、2021年5月稼働予定で静岡県における物流の中核拠
点として、厳格な温度管理等が可能な高機能物流センターとなる予定です。
また、アルフレッサは2019年9月にヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区)と「調剤薬局向け在宅医療支援サー
ビス」を共同開発いたしました。
さらに、事業領域の拡大を視野に入れたベンチャー企業への投資として、アルフレッサは2019年9月に乳房用超音
波画像診断装置の開発を目指すベンチャー企業である株式会社Lily MedTech(本社:東京都文京区)へ出資いたしまし
た。同社が手掛ける本装置は現在の乳がん検診の課題を解決する医療機器として期待されています。
また、アルフレッサは株式会社クォンタムオペレーション(本社:東京都中央区)へ出資いたしました。アルフレッ
サは同社が開発するウォッチ型バイタルバンドの製品化を支援するとともに、今後の上市後の流通に向けた業務提携
へ協議を進めてまいります。
当セグメントの当連結会計年度の業績は、売上高2兆3,755億39百万円(前期比2.1%増)、営業利益417億9百万円(同
3.6%増)となりました。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高151億99百万円(同4.3%減)を含んでおりま
す。
※ 出典:「2020最新オール・データ&ランキング」 卸グループ別医療用医薬品事業シェア(株式会社ドラッグマガジン)
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アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
② セルフメディケーション卸売事業
セルフメディケーション卸売事業におきましては、「トータルヘルスケア・マーチャンダイジング・ホールセラ
ー」を推進し、新たな付加価値による差別化と創造性を持つオンリーワン卸を目指し、「19-21中計」の重点施策と
して掲げた「安定的かつ持続的な事業基盤の確立」「消費者視点に立った商品提案」「専売メーカー・専売商品の取
り組み強化」「将来に向けた投資」「各事業セグメントとの連携強化」に取り組んでおります。
当セグメントの当連結会計年度の業績は、インバウンド需要の減少や物流費等の高騰などマイナス要因があったも
のの、新型コロナウイルス感染拡大の状況下における衛生材料や除菌関連商品等の売上増大およびコスト管理の徹底
等により、売上高2,689億44百万円(前期比1.5%増)、営業利益28億86百万円(同6.4%増)となりました。なお、売上
高には、セグメント間の内部売上高7億51百万円(同52.4%減)を含んでおります。
③ 医薬品等製造事業
医薬品等製造事業におきましては、グループシナジーの強化とさらなる規模拡大を推進するため、「19-21中計」
の重点施策として掲げた「安心・安全・誠実なモノづくりの推進」「グループニーズに沿った製品の拡充」「製造受
託・医薬品原薬事業の拡大」「海外事業の拡充」に取り組んでおります。
「グループニーズに沿った製品の拡充」の取り組みとして、連結子会社のアルフレッサ ファーマ株式会社(本社:
大阪市中央区、以下「アルフレッサ ファーマ」という。)が2019年6月27日付で放射線治療用吸収性組織スペーサ
「ネスキープ®」を新発売いたしました。悪性腫瘍の治療のために行われる放射線治療の中でも粒子線を用いた治療が
近年注目されていますが、本製品を使用することでより多くの治療機会を提供できるものと考えております。
また、アルフレッサ ファーマは2019年10月25日付で潰瘍性大腸炎の病態把握の補助に使用されるカルプロテクチ
ンキット「ネスコート® Cp オート」を体外診断用医薬品として新発売いたしました(2019年6月5日付製造販売承認
を取得)。本製品により、従来よりも大腸内視鏡検査の回数を減らし、患者様の身体的な負担だけでなく経済的な負
担軽減が期待されます。
当セグメントの当連結会計年度の業績は、第一三共株式会社(本社:東京都中央区)および同社の子会社である第一
三共エスファ株式会社(本社:東京都中央区)から承継した長期収載品の売上増大等により、売上高459億49百万円(前
期比12.8%増)、営業利益23億49百万円(同49.4%増)となりました。なお、売上高には、セグメント間の内部売上高
116億10百万円(同17.9%増)を含んでおります。
④ 医療関連事業
医療関連事業におきましては、収益改善を目指した効率化と環境変化に対応した機能強化を推進するため、
「19-21中計」の重点施策として掲げた「機能に応じた店舗の再編」「収益改善を目指した効率化・高度化」「多機
能化による地域社会への貢献」「各事業セグメントとの連携強化」に取り組んでおります。
当セグメントの当連結会計年度の業績は、調剤報酬加算の獲得増加等の影響により、売上高356億38百万円(前期比
2.4%増)、営業利益4億28百万円(同44.8%増)となりました。
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(2) 当期の財政状態の概況
当連結会計年度末における当社グループの総資産は、前期末比96億54百万円増加し、1兆3,516億19百万円となりま
した。
流動資産は、23億72百万円減少し、1兆344億11百万円となりました。これは主として、「現金及び預金」が42億47
百万円増加および「商品及び製品」が148億79百万円増加した一方で、「受取手形及び売掛金」が187億31百万円減少
および「未収入金」が25億10百万円減少したことによるものです。
固定資産は、120億27百万円増加し、3,172億7百万円となりました。これは主として、物流センター等の設備投資
などに伴い有形固定資産が106億50百万円増加および保有株式の株価上昇等に伴い「投資有価証券」が49億15百万円
増加した一方で、「のれん」等の無形固定資産が21億6百万円減少したことによるものです。
セグメント別の総資産は、以下のとおりであります。
医療用医薬品等卸売事業のセグメント資産は、前期末比64億5百万円減少し、1兆1,486億円となりました。これは主
として、「受取手形及び売掛金」等の金銭債権が減少した一方で、物流センター等の設備投資に伴い有形固定資産が
増加および保有株式の株価上昇等に伴い「投資有価証券」が増加したことによるものです。
セルフメディケーション卸売事業のセグメント資産は、8億45百万円増加し、935億9百万円となりました。これは主
として、「商品及び製品」が増加および保有株式の株価上昇等に伴い「投資有価証券」が増加した一方で、「受取手
形及び売掛金」等の金銭債権が減少したことによるものです。
医薬品等製造事業のセグメント資産は、1億54百万円減少し、627億25百万円となりました。これは主として、「未
収入金」が減少した一方で、機械装置等の製造設備を取得したことに伴い有形固定資産が増加したことによるもので
す。
医療関連事業のセグメント資産は、10億42百万円減少し、185億40百万円となりました。これは主として、「建物及
び構築物」等の有形固定資産が減少および「投資有価証券」等の投資その他の資産が減少したことによるものです。
当連結会計年度末における当社グループの負債は、前期末比231億62百万円減少し、8,767億20百万円となりまし
た。
流動負債は、229億32百万円減少し、8,369億78百万円となりました。これは主として、「支払手形及び買掛金」が
186億98百万円減少および「未払法人税等」が21億2百万円減少したことによるものです。
固定負債は、2億29百万円減少し、397億42百万円となりました。これは主として、「リース債務」が7億49百万円
増加および保有株式の株価上昇等に伴い「繰延税金負債」が4億61百万円増加した一方で、「長期借入金」が3億20百
万円減少および「退職給付に係る負債」が11億25百万円減少したことによるものです。
結果として、当連結会計年度末における当社グループの純資産は、328億17百万円増加し、4,748億98百万円となり
ました。これは主として、「利益剰余金」が295億98百万円増加および保有株式の株価上昇等に伴い「その他有価証
券評価差額金」が37億34百万円増加したことによるものです。
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(3) 当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における当社グループの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期末比41億79百万円
増加し、2,092億64百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、338億28百万円の増加(前期は468億80百万円の増加)となりました。これは
主として、「税金等調整前当期純利益」592億33百万円および「減価償却費」108億85百万円の計上があった一方で、
前連結会計年度の末日(2019年3月31日)が休日であったこと等により仕入債務の支払額が増加および「法人税等の支
払額」が増加したことによるものであり、前期に比べてキャッシュ・イン・フローは130億52百万円減少しておりま
す。
投資活動によるキャッシュ・フローは、170億24百万円の減少(前期は129億47百万円の減少)となりました。これは
主として、物流センター建設等の物流設備投資および製造事業強化のための製造設備投資を中心とした有形固定資産
の取得による支出189億92百万円があった一方で、保有株式の縮減を目的とした投資有価証券の売却収入33億53百万円
があったことによるものであり、前期に比べてキャッシュ・アウト・フローは40億77百万円増加しております。
財務活動によるキャッシュ・フローは、126億17百万円の減少(前期は248億60百万円の減少)となりました。これは
主として、利益剰余金の配当を実施したことによるものであり、前期に比べてキャッシュ・アウト・フローは122億42
百万円減少しております。
(4) 今後の見通し
当社グループは、2022年3月期を最終年度とする「19-21中期経営計画 さらなる成長への挑戦 ~健康とともに、
地域とともに~」を策定しております。2021年3月期は中期経営計画の2年目として、引き続きグループ経営方針
「グループ連携体制の構築」「事業モデルの変革」「地域の人々の健康への貢献」「さらなる生産性の向上」「人づ
くり」の実現に向け取り組んでまいります。
また、セグメント別に掲げた「19-21中計」の重点施策により一層取り組んでまいります。
2021年3月期の連結業績見通しにつきましては、「医療用医薬品の流通改善に向けて流通関係者が遵守すべきガイ
ドライン」への継続的取り組み等を行ってまいりますが、薬価改定による利益率の低下および人手不足による人件
費・物流費の高騰等の影響により、売上高2兆7,000億円(当期比0.1%増)、営業利益368億円(同22.8%減)、経常利益
472億円(同17.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益302億円(同25.0%減)を見込んでおります。
なお、新型コロナウイルス感染拡大による影響が長期化・深刻化した場合、当社グループの業績に影響を与える可
能性がありますが、現時点で今後の業績への影響を見通すことは困難であるため、2021年3月期の連結業績見通しに
はこれによる影響を見込んでおりません。
また、現時点における新型コロナウイルス感染拡大による当社グループへの影響につきましては軽微であります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、主として日本国内において医療用医薬品、検査試薬、医療機器・材料・用具、一般用医薬品の卸
販売に係る事業の運営、これらの製造販売に係る事業の運営、および調剤薬局事業の運営を行っております。現時点
では海外での事業展開は限定的であるため、会計基準については日本基準を採用しております。今後、財務情報の国
際的な比較可能性を求める資本市場の要請や、外国人株主比率の推移、さらには他社財務情報との比較容易性等を総
合的に勘案して、国際財務報告基準(IFRS)の適用の可否を判断することにしております。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1) 連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 206,300 210,547
受取手形及び売掛金 614,084 595,353
有価証券 10 10
商品及び製品 128,016 142,896
仕掛品 1,723 1,618
原材料及び貯蔵品 3,971 4,426
未収入金 80,317 77,806
その他 2,803 2,418
貸倒引当金 △442 △665
流動資産合計 1,036,784 1,034,411
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 106,608 107,772
減価償却累計額 △53,246 △54,110
建物及び構築物(純額) 53,361 53,662
機械装置及び運搬具 28,559 30,212
減価償却累計額 △15,442 △17,520
機械装置及び運搬具(純額) 13,117 12,692
工具、器具及び備品 12,472 13,341
減価償却累計額 △9,597 △9,996
工具、器具及び備品(純額) 2,874 3,344
土地 65,765 67,178
リース資産 7,124 7,747
減価償却累計額 △3,082 △3,405
リース資産(純額) 4,041 4,341
建設仮勘定 2,367 10,959
有形固定資産合計 141,528 152,178
無形固定資産
のれん 4,970 4,103
リース資産 562 467
その他 14,194 13,050
無形固定資産合計 19,727 17,621
投資その他の資産
投資有価証券 123,643 128,559
長期貸付金 1,807 1,841
繰延税金資産 1,318 1,075
退職給付に係る資産 6,268 5,307
その他 15,130 15,862
貸倒引当金 △4,246 △5,238
投資その他の資産合計 143,923 147,407
固定資産合計 305,180 317,207
資産合計 1,341,964 1,351,619
6
アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 817,446 798,748
短期借入金 760 570
リース債務 1,549 1,725
未払法人税等 12,645 10,543
賞与引当金 8,387 7,513
役員賞与引当金 425 350
売上割戻引当金 69 85
返品調整引当金 678 634
その他 17,947 16,807
流動負債合計 859,911 836,978
固定負債
長期借入金 951 630
リース債務 3,493 4,243
繰延税金負債 20,080 20,541
再評価に係る繰延税金負債 446 446
賞与引当金 - 44
役員賞与引当金 - 60
債務保証損失引当金 106 -
退職給付に係る負債 12,889 11,764
資産除去債務 935 937
その他 1,068 1,072
固定負債合計 39,971 39,742
負債合計 899,883 876,720
純資産の部
株主資本
資本金 18,454 18,454
資本剰余金 101,958 101,958
利益剰余金 288,154 317,752
自己株式 △29,365 △29,368
株主資本合計 379,201 408,797
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 63,167 66,901
繰延ヘッジ損益 △0 △0
土地再評価差額金 △3,676 △3,658
為替換算調整勘定 89 65
退職給付に係る調整累計額 2,142 1,597
その他の包括利益累計額合計 61,722 64,905
非支配株主持分 1,157 1,196
純資産合計 442,081 474,898
負債純資産合計 1,341,964 1,351,619
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アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
(2) 連結損益及び包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 2,640,511 2,698,511
売上原価 2,439,219 2,491,433
売上総利益 201,292 207,077
返品調整引当金戻入額 696 678
返品調整引当金繰入額 678 634
差引売上総利益 201,310 207,122
販売費及び一般管理費 156,526 159,476
営業利益 44,783 47,645
営業外収益
受取利息 104 104
受取配当金 2,463 2,363
受取情報料 6,076 6,200
持分法による投資利益 108 -
その他 2,335 2,562
営業外収益合計 11,088 11,231
営業外費用
支払利息 93 98
支払手数料 66 -
持分法による投資損失 - 1,037
不動産賃貸費用 232 219
その他 341 350
営業外費用合計 734 1,706
経常利益 55,138 57,170
特別利益
固定資産売却益 1,726 1,111
投資有価証券売却益 5,947 2,503
特別利益合計 7,674 3,615
特別損失
固定資産売却損 49 233
固定資産除却損 310 169
減損損失 1,018 779
投資有価証券評価損 31 299
合併関連費用 144 -
その他 18 69
特別損失合計 1,573 1,551
税金等調整前当期純利益 61,238 59,233
法人税、住民税及び事業税 19,707 19,664
法人税等調整額 △233 △751
法人税等合計 19,473 18,913
当期純利益 41,765 40,320
(内訳)
親会社株主に帰属する当期純利益 41,724 40,273
非支配株主に帰属する当期純利益 40 47
8
アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △12,558 3,728
繰延ヘッジ損益 △0 △0
為替換算調整勘定 △44 △24
退職給付に係る調整額 676 △557
持分法適用会社に対する持分相当額 △0 15
その他の包括利益合計 △11,927 3,162
包括利益 29,837 43,482
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 29,798 43,437
非支配株主に係る包括利益 39 45
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アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
(3) 連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他有価証券 繰延ヘッジ
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
評価差額金 損益
当期首残高 18,454 101,945 257,016 △16,025 361,391 75,725 △0
当期変動額
剰余金の配当 △9,413 △9,413
親会社株主に帰属する
41,724 41,724
当期純利益
自己株式の取得 △13,340 △13,340
自己株式の処分 0 0 0
連結範囲の変動 △901 △901
土地再評価差額金の取崩 △272 △272
その他 12 12
株主資本以外の項目の
△12,557 0
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - 12 31,137 △13,340 17,809 △12,557 0
当期末残高 18,454 101,958 288,154 △29,365 379,201 63,167 △0
その他の包括利益累計額
退職給付 その他の 非支配
土地再評価 為替換算 純資産合計
に係る 包括利益 株主持分
差額金 調整勘定
調整累計額 累計額合計
当期首残高 △3,948 133 1,467 73,376 1,165 435,934
当期変動額
剰余金の配当 △9,413
親会社株主に帰属する
41,724
当期純利益
自己株式の取得 △13,340
自己株式の処分 0
連結範囲の変動 △901
土地再評価差額金の取崩 △272
その他 12
株主資本以外の項目の
272 △44 675 △11,654 △8 △11,662
当期変動額(純額)
当期変動額合計 272 △44 675 △11,654 △8 6,147
当期末残高 △3,676 89 2,142 61,722 1,157 442,081
10
アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本 その他の包括利益累計額
その他有価証券 繰延ヘッジ
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
評価差額金 損益
当期首残高 18,454 101,958 288,154 △29,365 379,201 63,167 △0
当期変動額
剰余金の配当 △10,372 △10,372
親会社株主に帰属する
40,273 40,273
当期純利益
自己株式の取得 △2 △2
自己株式の処分 0 0 0
土地再評価差額金の取崩 △18 △18
その他 △284 △284
株主資本以外の項目の
3,734 0
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - 0 29,598 △2 29,595 3,734 0
当期末残高 18,454 101,958 317,752 △29,368 408,797 66,901 △0
その他の包括利益累計額
退職給付 その他の 非支配
土地再評価 為替換算 純資産合計
に係る 包括利益 株主持分
差額金 調整勘定
調整累計額 累計額合計
当期首残高 △3,676 89 2,142 61,722 1,157 442,081
当期変動額
剰余金の配当 △10,372
親会社株主に帰属する
40,273
当期純利益
自己株式の取得 △2
自己株式の処分 0
土地再評価差額金の取崩 △18
その他 △284
株主資本以外の項目の
18 △24 △545 3,182 38 3,221
当期変動額(純額)
当期変動額合計 18 △24 △545 3,182 38 32,817
当期末残高 △3,658 65 1,597 64,905 1,196 474,898
11
アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
(4) 連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 61,238 59,233
減価償却費 9,565 10,885
減損損失 1,018 779
のれん償却額 1,191 892
貸倒引当金の増減額(△は減少) 14 1,215
賞与引当金の増減額(△は減少) 811 △829
役員賞与引当金の増減額(△は減少) 25 △14
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △1,432 △948
受取利息及び受取配当金 △2,568 △2,468
支払利息 93 98
固定資産売却損益(△は益) △1,677 △877
固定資産除却損 310 169
投資有価証券売却損益(△は益) △5,929 △2,434
投資有価証券評価損益(△は益) 31 299
合併関連費用 144 -
売上債権の増減額(△は増加) 384 17,719
たな卸資産の増減額(△は増加) 1,460 △15,229
未収入金の増減額(△は増加) △3,407 2,220
仕入債務の増減額(△は減少) 1,151 △18,698
その他 △234 1,287
小計 62,193 53,300
利息及び配当金の受取額 2,573 2,467
利息の支払額 △92 △98
合併関連費用の支払額 △144 -
法人税等の支払額 △17,649 △21,841
営業活動によるキャッシュ・フロー 46,880 33,828
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アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △980 △1,048
定期預金の払戻による収入 1,044 936
有価証券の売却による収入 10 -
有形固定資産の取得による支出 △11,202 △18,992
有形固定資産の売却による収入 2,523 2,583
無形固定資産の取得による支出 △2,467 △1,584
長期前払費用の取得による支出 △138 △123
投資有価証券の取得による支出 △393 △2,260
投資有価証券の売却による収入 8,524 3,353
有価証券の償還による収入 - 10
貸付けによる支出 △230 △265
貸付金の回収による収入 779 238
子会社の清算による収入 - 211
事業譲受による支出 △10,401 -
その他 △13 △83
投資活動によるキャッシュ・フロー △12,947 △17,024
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △30 △110
長期借入れによる収入 200 -
長期借入金の返済による支出 △511 △400
リース債務の返済による支出 △1,729 △1,726
自己株式の取得による支出 △13,340 △2
自己株式の売却による収入 0 0
子会社の自己株式の取得による支出 △23 -
配当金の支払額 △9,413 △10,372
非支配株主への配当金の支払額 △11 △6
財務活動によるキャッシュ・フロー △24,860 △12,617
現金及び現金同等物に係る換算差額 △12 △8
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 9,060 4,176
現金及び現金同等物の期首残高 195,593 205,085
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 329 -
合併に伴う現金及び現金同等物の増加額 102 2
現金及び現金同等物の期末残高 205,085 209,264
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アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
(5) 連結財務諸表に関する注記事項
(連結貸借対照表関係)
偶発債務
連結子会社であるアルフレッサ株式会社は、2019年11月27日、独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO)の医療
用医薬品の入札に関し、独占禁止法違反の疑いがあるとして、公正取引委員会の立入検査を受けました。
当社グループの連結業績に影響を及ぼす可能性がありますが、調査は継続中であることから、現時点ではその影
響額を合理的に見積ることは困難であります。
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(企業結合等関係)
企業結合による暫定的な会計処理の確定
2019年3月1日におけるアルフレッサ ファーマ株式会社(連結子会社)と第一三共株式会社および同社の連結子会
社である第一三共エスファ株式会社の企業結合について、前連結会計年度において暫定的な会計処理を行っており
ましたが、当連結会計年度において確定しております。
この暫定的な会計処理の確定に伴い、取得原価の当初配分額を以下のように見直しております。
1.配分額の見直しの内容
のれん(暫定額) 5,845 百万円
製造販売権 △7,482 百万円
繰延税金負債 2,287 百万円
のれん(確定額) 651 百万円
2.製造販売権の償却方法および償却期間
15年の均等償却
3.影響額
上記の見直しに伴い、前連結会計年度末におけるのれんおよび繰延税金資産はそれぞれ5,139百万円および2,275
百万円減少し、製造販売権および利益剰余金はそれぞれ7,440百万円および25百万円増加しております。
また、前連結会計年度における販売費及び一般管理費および法人税等調整額が12百万円減少し、営業利益、経常
利益および税金等調整前当期純利益が12百万円増加ならびに当期純利益および親会社株主に帰属する当期純利益が
25百万円増加しております。
14
アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
(セグメント情報)
1 報告セグメントの概要
(1) 報告セグメントの決定方法
当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経
営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、「医療用医薬品等卸売事業」「セルフメディケーション卸売事業」「医薬品等製造事業」「医療関連事
業」の4つを報告セグメントとしております。
(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類
「医療用医薬品等卸売事業」は、医療用医薬品、医療用検査試薬、医療機器・材料等の卸販売をしております。
「セルフメディケーション卸売事業」は、一般用医薬品等の卸販売をしております。「医薬品等製造事業」は、医
薬品、医療用検査試薬、医薬品原薬、医療機器・用具等の製造販売をしております。「医療関連事業」は、主に調
剤薬局の経営をしております。
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」にお
ける記載と概ね同一であります。
報告セグメントの利益は営業利益ベースの数値であります。
「セグメント間の内部売上高又は振替高」は市場実勢価格に基づいております。
「減価償却費」「有形固定資産及び無形固定資産の増加額」には、長期前払費用と同費用に係る償却費が含まれ
ております。
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アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
3 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産その他の項目の金額に関する情報
(1) 前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結
セルフメ 調整額 財務諸表
医療用
ディケー 医薬品等 医療関連 計上額
医薬品等 計
ション 製造事業 事業
卸売事業
卸売事業
売上高
外部顧客への売上高 2,311,312 263,493 30,894 34,811 2,640,511 - 2,640,511
セグメント間の
15,886 1,578 9,850 0 27,315 △27,315 -
内部売上高又は振替高
計 2,327,199 265,072 40,744 34,811 2,667,827 △27,315 2,640,511
セグメント利益又は損失(△) 40,268 2,712 1,572 295 44,849 △65 44,783
セグメント資産 1,155,006 92,664 62,879 19,583 1,330,134 11,830 1,341,964
その他の項目
減価償却費 4,498 421 2,241 346 7,508 2,056 9,565
のれんの償却額 366 5 358 461 1,191 - 1,191
特別損失
減損損失 947 0 - 70 1,018 - 1,018
有形固定資産及び
9,624 741 11,941 807 23,114 3,140 26,255
無形固定資産の増加額
(注) 企業結合に係る暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額によ
っております。
(2) 当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
連結
セルフメ 調整額 財務諸表
医療用
ディケー 医薬品等 医療関連 計上額
医薬品等 計
ション 製造事業 事業
卸売事業
卸売事業
売上高
外部顧客への売上高 2,360,340 268,193 34,338 35,638 2,698,511 - 2,698,511
セグメント間の
15,199 751 11,610 - 27,560 △27,560 -
内部売上高又は振替高
計 2,375,539 268,944 45,949 35,638 2,726,071 △27,560 2,698,511
セグメント利益又は損失(△) 41,709 2,886 2,349 428 47,374 271 47,645
セグメント資産 1,148,600 93,509 62,725 18,540 1,323,376 28,243 1,351,619
その他の項目
減価償却費 4,768 433 2,948 382 8,532 2,353 10,885
のれんの償却額 2 5 432 451 892 - 892
特別損失
減損損失 621 - - 158 779 - 779
有形固定資産及び
8,179 265 3,638 347 12,430 1,975 14,406
無形固定資産の増加額
16
アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
4 報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)
(単位:百万円)
利益 前連結会計年度 当連結会計年度
セグメント間取引消去 20 125
全社費用 △86 145
合計 △65 271
(単位:百万円)
資産 前連結会計年度 当連結会計年度
セグメント間取引消去 △13,389 △11,477
全社資産 25,219 39,720
合計 11,830 28,243
(単位:百万円)
減価償却費 前連結会計年度 当連結会計年度
全社費用 2,056 2,353
合計 2,056 2,353
(単位:百万円)
有形固定資産及び無形固定資産の増加額 前連結会計年度 当連結会計年度
全社資産 3,140 1,975
合計 3,140 1,975
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アルフレッサ ホールディングス株式会社(2784) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 2,083円03銭 2,237円89銭
1株当たり当期純利益 195円91銭 190円26銭
(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.企業結合に係る暫定的な会計処理の確定による取得原価の当初配分額の重要な見直しが反映された後の金額
によっております。
3.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 442,081 474,898
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 1,157 1,196
(うち非支配株主持分(百万円)) (1,157) (1,196)
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 440,924 473,702
1株当たり純資産額の算定に用いられた
211,674 211,673
期末の普通株式の数(千株)
4.1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 41,724 40,273
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 41,724 40,273
期中平均株式数(千株) 212,976 211,673
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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