2750 J-石光商事 2021-05-14 15:10:00
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年5月14日
上 場 会 社 名 石光商事株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 2750 URL https://www.ishimitsu.co.jp
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 石脇 智広
問合せ先責任者 (役職名) 取締役管理部門長 (氏名) 吉川 宗利 (TEL) 078-861-7791(代表)
定時株主総会開催予定日 2021年6月29日 配当支払開始予定日 2021年6月8日
有価証券報告書提出予定日 2021年6月30日
決算補足説明資料作成の有無 : 無
決算説明会開催の有無 : 有 (決算説明動画(録画)配信予定)
(百万円未満切捨て)
1.2021年3月期の連結業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 40,512 6.1 910 146.8 837 188.3 469 372.3
2020年3月期 38,179 △1.0 369 △35.7 290 △50.9 99 △75.9
(注) 包括利益 2021年3月期 759百万円( -%) 2020年3月期 30百万円( △93.4%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2021年3月期 60.95 - 5.3 3.1 2.2
2020年3月期 12.91 - 1.2 1.2 1.0
(参考) 持分法投資損益 2021年3月期 △90百万円 2020年3月期 △59百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 27,142 12,208 35.0 1,231.14
2020年3月期 26,235 11,881 31.8 1,083.47
(参考) 自己資本 2021年3月期 9,489百万円 2020年3月期 8,351百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 2,259 △266 △882 4,718
2020年3月期 254 △793 △200 3,615
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2020年3月期 - 0.00 - 10.00 10.00 77 77.5 0.9
2021年3月期 - 0.00 - 10.00 10.00 77 16.4 0.9
2022年3月期(予想)
- 0.00 - 12.00 12.00 17.8
3.2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり当期純
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 21,055 16.0 247 25.2 240 34.2 158 14.2 20.57
通期 44,378 9.5 889 △2.4 864 3.2 518 10.4 67.28
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ―社 (社名) 、 除外 ―社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 8,000,000株 2020年3月期 8,000,000株
② 期末自己株式数 2021年3月期 291,991株 2020年3月期 291,991株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 7,708,009株 2020年3月期 7,708,009株
(参考) 個別業績の概要
1.2021年3月期の個別業績(2020年4月1日~2021年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は、対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 36,251 △3.8 535 176.0 607 147.9 307 106.8
2020年3月期 37,670 △1.2 194 △53.2 245 △49.0 148 △57.2
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2021年3月期 39.87 -
2020年3月期 19.28 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2021年3月期 17,691 5,917 33.4 767.73
2020年3月期 17,287 5,514 31.9 715.37
(参考) 自己資本
2021年3月期 5,917百万円 2020年3月期 5,514百万円
2.2022年3月期の個別業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
売上高 経常利益 当期純利益 1株当たり当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 18,242 8.4 160 3.1 111 △4.1 14.45
通期 38,460 6.1 467 △23.1 324 5.7 42.15
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
・例年行っております決算説明会(機関投資家、アナリスト向け)の2021年3月期につきましては、参加者のみな
さまの安全を考慮し、会場での開催は行わずに動画及び説明資料を当社ウェブサイトに掲載する予定であります。
石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………… 8
(3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………… 14
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………… 14
(追加情報) ………………………………………………………………………………………… 14
(企業結合等関係) ………………………………………………………………………………… 14
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………… 15
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………… 15
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの影響を受け急激に落ち込んだ後、その反動もあり
徐々に回復しましたが、ウイルス変異株の拡大等もあり、それに対処するため経済活動を抑制せざるを得ず、停滞
感の強い状況が続くことになりました。
海外に関しては世界に先駆けて経済活動を再開した中国と公共投資を活性化させている米国の経済成長が顕著に
なっておりますが、欧州は新型コロナウイルス感染拡大による停滞がなお続いております。各国でワクチンの実用
化が進められているものの、新型コロナウイルス前の経済水準への回復にはなお相当程度の時間を要する見込みで
す。
当社グループの主力マーケットである食品業界におきましても、新型コロナウイルスの影響は大きく、特に外食
産業が感染防止のための営業制限や自粛を余儀なくされ、厳しい経営環境が続いております。
当社グループの業績に影響を与える為替相場におきましては、期初1ドルあたり107~108円近辺で始まり、2月
頃までの比較的長い期間100円台半ばのやや円高傾向の狭いレンジ内で推移していましたが、その後バイデン政権
のインフラ投資計画による米国債金利上昇の影響を受けドル高円安傾向が強まり、期末では110円台となりまし
た。
コーヒー業界におきましては、コーヒー相場は期初の1ポンドあたり119.55セントからスタート、緩やかに相場
は下落し、6月から7月前半は100セント前後で比較的安定的に推移いたしました。その後、生産国における新型
コロナウイルス感染拡大による供給不安や認証在庫の減少等を材料視した投機筋が市場で買い上げ、9月初めには
134セント台まで上昇いたしましたが、ブラジルの降雨情報を受け、11月初めには一時102セント台をつけるまで下
落いたしました。しかしながら相場はその後も安定せず、ブラジルが裏年にあたること等による減産懸念の高まり
から2月末近くには140セント台まで押し上げ、3月末では123.50セントとなりました。
このような状況のなか、当社グループは、外食関連が新型コロナウイルスの影響を受けておりますが、費用の節
減を進めると同時に市場変化に対応し、家庭用のコーヒーバッグや中食関連、量販店向け商品の販売、輸出におい
ても自社開発商品や小売り向け販売ルートを持つ顧客への販売に注力いたしました。さらに連結子会社となった東
京アライドコーヒーロースターズ株式会社との統合効果を高めるとともに、デジタル化に則して働き方改革や諸改
革を推進、中期経営計画「i(アイ)プロジェクト」に掲げている社会的課題の解決=社会的価値の追求にも継続
して取り組んでおります。
その結果、当連結会計年度における売上高は40,512百万円(前年同期比6.1%増加)、売上総利益は6,289百万
円(前年同期比12.3%増加)、営業利益は910百万円(前年同期比146.8%増加)、経常利益は837百万円(前年同
期比188.3%増加)、親会社株主に帰属する当期純利益は、469百万円(前年同期比372.3%増加)となりました。
なお、上記の数字には、前連結会計年度末近くに連結子会社化いたしました東京アライドコーヒーロースター
ズ株式会社の業績が、決算期のズレを踏まえた企業結合上、9か月分(売上高4,202百万円)含まれております。
各部門別の状況は次のとおりであります。
① コーヒー・飲料部門
1)コーヒー飲料原料
コーヒー生豆は、新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響により、喫茶店やコーヒーチェーン店
卸、オフィスや観光業向け等で業務用の販売量が減少しております。一方、通信販売や量販店向け、連結子会社
が担う自家焙煎店卸等の家庭用ルートは引き続き販売量が増加いたしました。輸出においては連結子会社である
中国現地法人を核とした中国市場への販売と家庭用ルートに生豆を卸す台湾顧客向けの販売量が増加いたしまし
た。また飲料事業については、業務用の販売量が減少いたしました。
なお、連結子会社となった東京アライドコーヒーロースターズ株式会社への原料売上高が連結消去処理によ
り、前年同期に比べて減少しております(同社の製品販売実績はコーヒー飲料製品で計上しております)。
その結果、コーヒー飲料原料の売上高は前年同期比5.5%減少いたしました。
2
石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
2)コーヒー飲料製品
レギュラーコーヒーは、昨年7月に新設したコーヒーバッグ充填ラインにより増産体制が整い、新型コロナウ
イルス感染拡大による家庭内需要増加に応える事が可能となり、販売量が大きく増加いたしました。
一方、新型コロナウイルス感染拡大により、大手外食チェーン店向けのレギュラーコーヒーの販売が減少いた
しました。
なお、前年同期比の主な増加要因は連結子会社となった東京アライドコーヒーロースターズ株式会社の売上高
(4,202百万円)が計上されたことによるものであります。
その結果、コーヒー飲料製品の売上高は前年同期比79.1%増加いたしました。
これらの理由により、コーヒー・飲料部門の売上高は15,614百万円と前年同期比30.3%の増加となり、売上総
利益は2,790百万円と前年同期比34.3%の増加となりました。
② 食品部門
1)加工食品
ドライ商品は、メーカー向け原料、メディカル・老健給食向けの販売は拡大することができたものの、新型コ
ロナウイルス感染拡大による行動自粛で外食需要が落ち込み、フルーツ缶詰、野菜缶詰及びイタリアン食品の販
売が全般的にマイナスとなったことで、売上高は前年同期比15.9%減少いたしました。
フローズン商品は、量販総菜向けの魚フライ商品は販売が増加いたしましたが、飲料メーカー向け原料、ブラ
ッドオレンジジュース、チーズ等の落ち込みにより、売上高は前年同期比13.2%減少いたしました。
メーカー商品はドライ、フローズンともに外食市場向けの販売が中心であることから外出自粛の影響を受け、
売上高は前年同期比27.6%減少いたしました。
その結果、加工食品の売上高は前年同期比21.8%減少いたしました。
2)水産及び調理冷食
水産は、回転寿司チェーン店での寿司ネタフェアー・限定企画での採用、量販総菜向けエビやイカ・タコの販
売は増加いたしましたが、コロナ禍による外食需要全般の落ち込み、特に観光地宿泊施設への伸ばしエビの販売
が大きく減少したことで、売上高は前年同期比12.9%減少いたしました。
調理冷食は、外食向け商品は減少となりましたが、量販総菜向けの鶏肉加工品・原料、外食チェーン向け鶏肉
加工品において市場にマッチした商品開発が進んだことや昨年より本格的に取扱いを開始した量販総菜向けの合
鴨加工品の販売が引き続き好調であったことにより、売上高は前年同期比8.9%増加いたしました。
その結果、水産及び調理冷食の売上高は前年同期比4.1%減少いたしました。
3)農産
生鮮野菜は、外食向け玉葱、牛蒡の販売は減少いたしましたが、家庭用食品メーカー向けへの原料、カット野
菜の販売は順調に拡大することができました。
農産加工品は、食品メーカー向けへの唐辛子、筍、トマトの新規開拓が貢献し、販売を拡大することができま
した。
その結果、農産の売上高は前年同期比6.7%増加いたしました。
これらの理由により食品部門の売上高は20,957百万円と前年同期比8.2%の減少となり、売上総利益は2,908百
万円と前年同期比4.0%の増加となりました。
③ 海外事業部門
新型コロナウイルス感染拡大のなか、輸出先国における巣ごもり需要によって一般メーカー食品の輸出が増加
いたしました。また、缶コーヒー及び缶酎ハイの顧客ブランドでの開発品の販売に成功し、企画・開発商品の輸
出が拡大いたしました。さらには一早くコロナ禍から脱した中国の現地法人の業績が収益面で寄与いたしまし
た。
その結果、海外事業部門の売上高は3,940百万円と前年同期比17.2%の増加となり、売上総利益は589百万円と
前年同期比20.0%の増加となりました。
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
(資産)
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ907百万円増加の27,142百万円となりました。その主な
内容は、現預金1,102百万円及び売上債権671百万円の増加とたな卸資産793百万円の減少です。
(負債)
負債合計は、前連結会計年度末に比べ580百万円増加の14,934百万円となりました。その主な内容は、仕入債務759
百万円の増加と借入金220百万円の減少です。
(純資産)
純資産合計は、前連結会計年度末に比べ327百万円増加の12,208百万円となりました。その主な内容は、利益剰余
金392百万円及び東京アライドコーヒーロースターズ株式会社の株式の追加取得による資本剰余金545百万円の増加と
同社の非支配株主持分811百万円の減少です。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ1,102
百万円増加し、4,718百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は2,259百万円(前連結会計年度に比べ得られた資金は2,004百万円増加)となりま
した。これは、売上債権の増加671百万円に対し、たな卸資産の減少793百万円、仕入債務の増加759百万円、税金
等調整前当期純利益726百万円及び減価償却費526百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は266百万円(前連結会計年度に比べ使用した資金は527百万円減少)となりまし
た。これは、有形固定資産の取得による支出284百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により使用した資金は882百万円(前連結会計年度に比べ使用した資金は681百万円増加)となりまし
た。これは、子会社株式の取得による支出332百万円、借入金の返済・社債の償還による支出276百万円及びリース
債務の返済による支出158百万円等によるものであります。
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
目下のわが国経済にあっては、なかなか終息が見えない新型コロナウイルスのほか、主要国間の覇権をめぐる対
立による東アジアでの地政学的影響、地球規模の気候変動への対応はじめ、世界に関係するようなテーマが多く存
在し、引き続き、不透明な経営環境が続くことが予想されております。
そうした中、当社グループは、2021年度を最終章とする、中期経営計画「i(アイ)プロジェクト」(企業価値の
向上のため収益を着実に確保するという経済的価値の追求、会社の許容度を踏まえながら当社グループを支えてい
ただいている社会に対していろいろな形で還元するという社会的価値の推進、それらの両立が柱)に沿って、また
次期中期経営計画を見据え、事業と諸改革を進めてまいります。具体的にはパンデミックの影響による世の中の構
造的変化の帰趨も考慮した事業・組織・商品の新陳代謝促進の仕組み作り強化、従業員のエンゲージメント向上と
働き方改革、特にグループの製造工場を除いて「どこからでも働ける環境作り」等です。それらにより、様々な切
り口での生産性を引き上げ、収益体質の強化に繋げてまいります。また経営主導で事業推進、リスク管理やリスク
に対するアクションを更に強化いたします。
これらの活動により次期(2022年3月期)の連結業績予想につきましては、売上高44,378百万円、営業利益889百
万円、経常利益864百万円、親会社に帰属する当期純利益518百万円を見込んでおります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、企業間及び期間での比較可能性を確保するため、日本基準で連結財務諸表を作成しております。
なお、IFRS(国際財務報告基準)の適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方
針であります。
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 3,724,378 4,826,928
受取手形及び売掛金 8,363,871 9,035,044
商品及び製品 4,131,660 4,006,373
未着商品 899,772 920,813
仕掛品 47,242 20,610
原材料及び貯蔵品 1,235,892 573,299
その他 475,220 606,404
貸倒引当金 △24,135 △24,372
流動資産合計 18,853,903 19,965,101
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 4,406,086 4,528,945
減価償却累計額 △2,575,371 △2,788,380
建物及び構築物(純額) 1,830,714 1,740,564
機械装置及び運搬具 6,435,470 6,598,058
減価償却累計額 △5,408,966 △5,640,245
機械装置及び運搬具(純額) 1,026,503 957,813
土地 2,640,545 2,562,471
リース資産 627,403 636,228
減価償却累計額 △92,154 △201,620
リース資産(純額) 535,249 434,608
その他 415,622 469,148
減価償却累計額 △321,650 △339,409
その他(純額) 93,972 129,739
有形固定資産合計 6,126,986 5,825,196
無形固定資産
リース資産 141,597 104,417
その他 75,015 55,690
無形固定資産合計 216,613 160,108
投資その他の資産
投資有価証券 569,925 734,976
繰延税金資産 46,890 61,858
その他 541,351 469,321
貸倒引当金 △126,780 △79,262
投資その他の資産合計 1,031,386 1,186,894
固定資産合計 7,374,986 7,172,199
繰延資産
社債発行費 6,258 5,283
繰延資産合計 6,258 5,283
資産合計 26,235,148 27,142,584
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 3,729,774 4,488,809
短期借入金 2,720,000 2,700,000
1年内償還予定の社債 56,000 56,000
1年内返済予定の長期借入金 1,483,156 1,396,684
リース債務 155,266 154,433
未払金 1,271,969 1,167,363
未払法人税等 37,338 242,416
未払消費税等 57,314 66,583
賞与引当金 226,528 231,667
その他 157,018 186,469
流動負債合計 9,894,367 10,690,427
固定負債
社債 316,000 260,000
長期借入金 2,750,864 2,636,440
リース債務 575,463 464,390
繰延税金負債 261,544 307,701
役員退職慰労引当金 2,591 6,116
退職給付に係る負債 346,234 357,429
資産除去債務 127,992 128,381
その他 78,825 83,275
固定負債合計 4,459,516 4,243,733
負債合計 14,353,883 14,934,161
純資産の部
株主資本
資本金 623,200 623,200
資本剰余金 357,466 902,444
利益剰余金 7,366,017 7,758,710
自己株式 △107,540 △107,540
株主資本合計 8,239,143 9,176,814
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 79,761 163,358
繰延ヘッジ損益 10,804 137,035
為替換算調整勘定 21,679 12,394
その他の包括利益累計額合計 112,245 312,788
非支配株主持分 3,529,875 2,718,820
純資産合計 11,881,264 12,208,423
負債純資産合計 26,235,148 27,142,584
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
売上高 38,179,095 40,512,200
売上原価 32,581,240 34,223,062
売上総利益 5,597,855 6,289,137
販売費及び一般管理費
荷造運搬費 1,026,499 1,104,497
保管費 618,712 614,482
貸倒引当金繰入額 106,565 △37,361
報酬及び給料手当 1,426,971 1,653,605
賞与引当金繰入額 164,808 192,035
退職給付費用 71,149 87,737
支払手数料 433,036 471,201
減価償却費 160,155 186,382
その他 1,220,887 1,105,743
販売費及び一般管理費合計 5,228,786 5,378,324
営業利益 369,068 910,813
営業外収益
受取補償金 - 24,253
受取利息 6,853 7,016
受取配当金 6,627 16,515
為替差益 - 4,863
受取賃貸料 20,244 18,540
業務委託収入 11,400 11,400
その他 39,780 28,084
営業外収益合計 84,904 110,674
営業外費用
支払利息 73,214 71,306
持分法による投資損失 59,712 90,554
その他 30,432 21,645
営業外費用合計 163,359 183,506
経常利益 290,614 837,981
特別利益
固定資産売却益 5,658 316
負ののれん発生益 1,668,414 -
特別利益合計 1,674,072 316
特別損失
固定資産売却損 2,193 36,646
固定資産除却損 2,325 1,567
減損損失 - 73,231
投資有価証券評価損 - 499
段階取得に係る差損 1,742,085 -
特別損失合計 1,746,603 111,944
税金等調整前当期純利益 218,083 726,353
法人税、住民税及び事業税 118,451 278,491
法人税等調整額 10,820 △76,339
法人税等合計 129,272 202,151
当期純利益 88,810 524,201
非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に
△10,662 54,429
帰属する当期純損失(△)
親会社株主に帰属する当期純利益 99,473 469,772
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益 88,810 524,201
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △3,741 119,489
繰延ヘッジ損益 9,758 126,230
為替換算調整勘定 △2,903 △8,117
持分法適用会社に対する持分相当額 △61,392 △2,601
その他の包括利益合計 △58,280 235,001
包括利益 30,530 759,203
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 45,200 670,315
非支配株主に係る包括利益 △14,669 88,888
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 623,200 357,674 7,359,040 △107,540 8,232,375
当期変動額
剰余金の配当 △92,496 △92,496
親会社株主に帰属す
99,473 99,473
る当期純利益
連結子会社株式の取
△208 △208
得による持分の増減
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - △208 6,976 - 6,768
当期末残高 623,200 357,466 7,366,017 △107,540 8,239,143
その他の包括利益累計額
その他有価証券 その他の包括利益 非支配株主持分 純資産合計
繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定
評価差額金 累計額合計
当期首残高 145,779 1,046 19,692 166,518 200,696 8,599,590
当期変動額
剰余金の配当 △92,496
親会社株主に帰属す
99,473
る当期純利益
連結子会社株式の取
△208
得による持分の増減
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △66,018 9,758 1,987 △54,272 3,329,178 3,274,905
額)
当期変動額合計 △66,018 9,758 1,987 △54,272 3,329,178 3,281,674
当期末残高 79,761 10,804 21,679 112,245 3,529,875 11,881,264
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 623,200 357,466 7,366,017 △107,540 8,239,143
当期変動額
剰余金の配当 △77,080 △77,080
親会社株主に帰属す
469,772 469,772
る当期純利益
連結子会社株式の取
544,978 544,978
得による持分の増減
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 - 544,978 392,692 - 937,670
当期末残高 623,200 902,444 7,758,710 △107,540 9,176,814
その他の包括利益累計額
その他有価証券 その他の包括利益 非支配株主持分 純資産合計
繰延ヘッジ損益 為替換算調整勘定
評価差額金 累計額合計
当期首残高 79,761 10,804 21,679 112,245 3,529,875 11,881,264
当期変動額
剰余金の配当 △77,080
親会社株主に帰属す
469,772
る当期純利益
連結子会社株式の取
544,978
得による持分の増減
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 83,596 126,230 △9,284 200,542 △811,054 △610,512
額)
当期変動額合計 83,596 126,230 △9,284 200,542 △811,054 327,158
当期末残高 163,358 137,035 12,394 312,788 2,718,820 12,208,423
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 218,083 726,353
減価償却費 323,811 526,226
減損損失 - 73,231
貸倒引当金の増減額(△は減少) 104,165 △47,281
賞与引当金の増減額(△は減少) 12,674 5,138
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 2,395 11,194
受取利息及び受取配当金 △13,480 △23,532
支払利息 73,214 71,306
為替差損益(△は益) 19 △247
持分法による投資損益(△は益) 59,712 90,554
固定資産売却損益(△は益) △3,464 36,329
固定資産除却損 2,325 1,567
投資有価証券評価損益(△は益) - 499
負ののれん発生益 △1,668,414 -
段階取得に係る差損益(△は益) 1,742,085 -
売上債権の増減額(△は増加) 967,363 △671,172
たな卸資産の増減額(△は増加) △18,290 793,472
仕入債務の増減額(△は減少) △882,754 759,034
未払金の増減額(△は減少) △298,909 △103,309
役員退職慰労引当金の増減額(△は減少) - 3,525
未払消費税等の増減額(△は減少) △40,738 9,268
その他の資産の増減額(△は増加) △105,218 90,469
その他の負債の増減額(△は減少) 75,068 27,201
その他 △7,394 5,682
小計 542,254 2,385,512
利息及び配当金の受取額 11,934 21,895
利息の支払額 △73,488 △68,864
法人税等の支払額 △227,194 △89,097
法人税等の還付額 1,024 9,796
営業活動によるキャッシュ・フロー 254,530 2,259,242
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △704,647 △284,358
有形固定資産の売却による収入 50,949 58,589
無形固定資産の取得による支出 △16,946 △7,278
投資有価証券の取得による支出 △1,365 △59,218
投資有価証券の売却による収入 9,000 -
貸付けによる支出 △77,643 △32,990
貸付金の回収による収入 1,060 58,467
その他の支出 △55,926 △12,598
その他の収入 2,058 13,277
投資活動によるキャッシュ・フロー △793,460 △266,110
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入れによる収入 2,100,000 2,770,000
短期借入金の返済による支出 △2,117,500 △2,790,000
長期借入れによる収入 1,760,000 1,500,000
長期借入金の返済による支出 △2,084,956 △1,700,896
社債の発行による収入 393,167 -
社債の償還による支出 △28,000 △56,000
配当金の支払額 △92,596 △76,869
非支配株主からの払込みによる収入 26,350 -
非支配株主への配当金の支払額 △3,195 △22,845
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得
△5,304 △332,120
による支出
リース債務の返済による支出 △134,699 △158,099
長期未払金の返済による支出 △13,792 △15,660
財務活動によるキャッシュ・フロー △200,527 △882,490
現金及び現金同等物に係る換算差額 △3,143 △7,901
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △742,602 1,102,740
現金及び現金同等物の期首残高 2,891,368 3,615,738
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 1,466,971 -
現金及び現金同等物の期末残高 3,615,738 4,718,478
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(追加情報)
新型コロナウイルスの感染拡大とこれに伴う経済活動の停滞は、少なくとも2022年3月期までその影響が継続し、
当社グループの業績にも影響があるものと仮定して会計上の見積りを行っております。
なお、新型コロナウイルスの感染拡大による影響は不確実性が高く、感染拡大が長期化した場合や深刻化した場
合は、当社グループの業績もこれに伴い変動する可能性があります。
(企業結合等関係)
共通支配下の取引等
子会社株式の追加取得
1.取引の概要
(1)結合当事企業の名称及び事業の内容
結合当事企業の名称 東京アライドコーヒーロースターズ株式会社
事業内容 コーヒー生豆の焙煎及びレギュラーコーヒーの加工・販売
(2)結合企業日
2020年4月7日
2021年3月19日
(3)企業結合の法的形式
非支配株主からの株式取得
(4)企業結合後の名称
変更はありません。
(5)その他の取引の概要に関する事項
追加取得した議決権比率は2020年4月7日が5.3%、2021年3月19日が9.0%であり、議決権比率の合
計は59.2%となりました。
2.実施した会計処理の概要
「企業結合に関する会計基準」(企業会計基準第21号 2019年1月16日)及び「企業結合会計基準及び
事業分離等会計基準に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第10号 2019年1月16日)に基づき、共
通支配下の取引等のうち、非支配株主との取引として処理しております。
3.子会社株式を追加取得した場合に掲げる事項
取得価額については、相手先との協議により非公表とさせて頂きます。
なお、取得価額は、公平性・妥当性を確保するため、当社と利害関係のない株式価値評価専門の第三
者による鑑定結果を勘案し決定いたしました。
4.非支配株主との取引に係る当社の持分変動に関する事項
(1)資本剰余金の主な変動要因
子会社株式の追加取得
(2)非支配株主との取引によって増加する資本剰余金の金額
2020年4月7日 196,957千円
2021年3月19日 348,020千円
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石光商事株式会社(2750) 2021年3月期 決算短信
(セグメント情報等)
当社グループは、食品関連事業の単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 1,083.47円 1,231.14円
1株当たり当期純利益金額 12.91円 60.95円
(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部の合計額(千円) 11,881,264 12,208,423
純資産の部の合計額から控除する金額(千円) 3,529,875 2,718,820
(うち非支配株主持分) ( 3,529,875) ( 2,718,820)
普通株式に係る期末の純資産額(千円) 8,351,389 9,489,602
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の
7,708 7,708
普通株式の数(千株)
3.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
親会社株主に帰属する当期純利益(千円) 99,473 469,772
普通株主に帰属しない金額(千円) ― ―
普通株式に係る親会社株主に帰属する当期純利益
99,473 469,772
(千円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 7,708 7,708
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