2736 J-フェスタリアHD 2020-11-30 15:30:00
資本性劣後ローンによる資金調達のお知らせ [pdf]
2020 年 11 月 30 日
各 位
会 社 名 フェスタリアホールディングス株式会社
代 表 名 代 表 取 締 役社長 貞 松 隆 弥
(JASDAQ・コード2736)
問い合わせ先 取 締 役 姉 川 清 司
電 話 番 号 03-5768-9969
資本性劣後ローンによる資金調達のお知らせ
当社は、株式会社みずほ銀行および株式会社日本政策金融公庫ならびに株式会社商工組合中央金庫
の3行により総額 800 百万円の資本性劣後ローンによる資金調達を実施いたしましたのでお知らせ
いたします。
記
1.資金調達の目的と背景
新型コロナウイルス感染症拡大の影響により商業施設等の集客力が低下しており、当社の実店舗
においても来店客数の減少が続いております。一方、新しい生活様式の下で EC 需要が大きく拡大
するなど、消費行動のオンライン化が加速しております。このような事業環境を踏まえ、当社は、
事業構造改革の断行により店舗関連費用を中心とした固定費を削減するとともに、本社改革にも着
手し、ROA(総資産利益率)の向上によるフリー・キャッシュ・フローの改善を図っております。
また、中長期的には、アフターコロナを見据えて、リアルとデジタルの融合を基軸とした新たなビ
ジネスモデルを構築し、持続的な成長軌道の確立を目指す方針です。そのため、成長投資のための
長期性資金を確保すると同時に、強固なバンクフォーメーションを確立し、新型コロナウイルスの
影響による中長期的な需要減退への備えと財務健全性の向上を目的として資本性劣後ローンによ
る資金調達を実施しました。
2.資本性劣後ローンの特徴
今回の資本性劣後ローンによる資金調達は、資本性借入金の取扱いの明確化にかかる「主要行等
向けの総合的な監督指針」等の一部改正について(金融庁 2020 年5月 27 日)における「資本性
借入金」に該当し、金融検査上は自己資本とみなすことができます。そのため、実質的に資本増強
効果が得られ、財務の健全性を高めることが可能となります。
3.当該資本性劣後ローンの概要
株式会社みずほ銀行 株式会社日本政策金融公庫 株式会社商工組合中央金庫
(1)借入額 400 百万円 200 百万円 200 百万円
(2)借入実行日 2020 年 10 月 12 日 2020 年 11 月 26 日 2020 年 11 月 30 日
(3)借入期間 5年超
(4)資金使途 長期事業資金等
(5)担保提供資産ま
無担保・無保証
たは保証の内容
4.今後の展望について
新型コロナウイルスの世界的感染拡大により、ヒトやモノの移動が制限されるなど、世界的な経
済活動の停滞が続くなか、今後も大規模な感染拡大の可能性が懸念されており、先行きは不透明な
状況にあります。また、コロナがもたらした新しいライフスタイルの浸透を背景に、価値観や消費
動向の変化が一層加速するものと思われます。
このような外部環境の著しい変化を踏まえ、短期的には大幅なコスト削減と不採算部門からの撤
退を実施し、既存事業による安定利益の創出を進めております。これらの事業構造改革に加え、今
回の資金調達が実現したことにより、今後の構造的変化に対応しつつ再成長を実現するための「攻
め」の事業活動とともに、コロナ禍での事業リスクに耐えうる財務基盤の維持が可能となりました。
そのため、既存事業で創出した利益に加え、今回の資金調達を資本として、アフターコロナ時代
にさらなる成長を遂げるためのデジタル戦略への投資を実行してまいります。コロナ終息後の需要
回復期に備えてジュエリー業界の更なる発展に貢献できるよう、リアルとデジタルの融合を基軸と
した新たなサービスの開発・拡充に向けた取り組みを進めてまいります。
以上