2708 J-久世 2021-09-13 15:00:00
資本性劣後ローンによる資金調達に関するお知らせ [pdf]

                                                2021 年 9 月 13 日
各    位
                              会 社 名   株式会社    久世
                              代 表 者   代表取締役社長        久世   真也
                                      (JASDAQ コード番号 2708)
                              問合せ先    取締役 コーポレートサポート本部長
                                                     市川   明夫
                              電   話   03-3987-0018




            資本性劣後ローンによる資金調達に関するお知らせ


    当社は、2021 年 9 月 13 日開催の臨時取締役会におきまして、劣後特約付金銭消費貸借契約
(以下「資本性劣後ローン」という)による資金調達を行うことを決議いたしましたので、下記
の通りお知らせいたします。


                          記


1.資本性劣後ローンによる資金調達の背景と目的
    新型コロナウイルス感染症の拡大が長期化し、首都圏をはじめとする都市部を中心に緊急事
態宣言やまん延防止等重点措置が発出されるなど様々な経済的影響が生じております。
    当社グループが事業活動の中心としております外食産業におきましても、感染拡大の抑止を
目的に飲食店に対する営業時間短縮や酒類提供禁止の協力要請、リモートワークの浸透による
出勤抑制や観光・レジャー等の人流の抑制により、企業活動が大きく制約を受けたことから、当
社グループの業績も連動する形で大きな影響を受けております。
    当社グループは、感染拡大を抑止すべく社会的協力要請が生じる中、売上を大きく減らしまし
たが、損益分岐点の低減を図ると共にコロナ後を見据えた対応を進めております。損益分岐点の
低減につきましては、お客様への供給体制を維持しつつ、物流センターの統廃合や配送コースの
再編、内製化やムリ・ムダの削減を通じた物流費の圧縮に努めてまいりました。更に雇用の維持
を目的に、株式会社ノジマに社員の出向を受け入れていただいております。
 一方、コロナ後を見据え、お客様に少しでも有益な情報をお届けするために、オンライン展示
会やインターネットを通じた情報発信環境を整備すると同時に、中食・惣菜やヘルスケアのチャ
ネル開拓を進め、売上に占める同チャネルの構成比を高めてまいりました。また、今後一層進む
デジタル化社会を見据え『EC に売る EC で売る』をテーマに EC 物流受託事業を立ち上げ、今
後の土台づくりを進めており、更にミールキットなどの独自性ある商品開発を進め、お客様への
提案や展開に活用してまいります。
 このような状況下にあたり、当社はキャッシュフローの安定化および財務基盤の強化を目的
に、株式会社日本政策投資銀行から資本性劣後ローンによる資金調達を実行することといたし
ました。
 なお、資本性劣後ローンによる負債については、金融機関の資産査定上、一定の条件のもと自
己資本と見做すことができ、各種財務の健全性を示す指標を高めることが可能になります。また、
今般の資本性劣後ローンは、新型コロナウイルス感染症の影響を受けた期間の運転資金等に充
当されます。
 当社グループは、今後も上記の取組を一層推進しながら、社員の生活基盤でもある事業基盤の
維持存続とコロナ後を見据えた新たな成長に向けて、業績回復に努めてまいります。


2.資本性劣後ローンの概要
(1)借入先                   株式会社日本政策投資銀行
(2)借入額                   20 億円
(3)借入実行日                 2021 年 9 月 17 日(予定)
(4)返済期間                  10 年(期日元本一括返済)
(5)担保及び保証の内容             無担保・無保証


3.今後の見通し
 本件による当社の 2022 年 3 月期連結業績に与える影響は軽微であります。


                                               以上