2020 年５月 25 日
各 位
会 社 名 株式会社大戸屋ホールディングス
代表者名 代 表 取 締 役 社 長 窪田 健一
（ＪＡＳＤＡＱ・コード２７０５）
問合せ先 取締役経営企画部長 松岡 彰洋
電 話 ０４２２－２６－２６００
中期経営計画の策定に関するお知らせ
新型コロナウイルス感染症に罹患された皆様及び関係者の皆様には心よりお見舞い
申し上げますとともに、医療従事者はじめ感染防止にご尽力いただいている皆様に、
深く感謝を申し上げます。
さて、当社は、本日開催の取締役会において、下記のとおり新たな「中期経営計画－大
戸屋の未来を創る－」を策定いたしましたので、お知らせいたします。
記
１.中期経営計画策定の背景
当社グループは、2018 年５月に「家庭食の代行業から健康提供企業へ」をコンセプ
トとした３ヵ年の「中期経営計画『改革』Ⅰ期～『改革』Ⅱ期～『飛躍』期」を策定
いたしました。昨年度は『改革』Ⅱ期にあたり、日本の食卓課題を解決するインフラ
企業として確固たるブランドを確立すべく店舗価値の向上や人材の育成に取り組みま
した。
特に、国内事業の既存店売上高の回復を最重要課題とし、グランドメニューの改定、
期間限定メニューや季節のデザートの販売、新たなポイントサービス導入などの施策
を行いましたが、既存店の売上高は想定した回復には至らず、前年を下回る状況が継
続しております。
このような状況の下、当社はこれまでの事業運営の在り方を見直し、抜本的な経営
改善が必要との結論に至り、大戸屋の未来を創るため本中期経営計画を策定すること
といたしました。
なお、新型コロナウイルスの影響により不確定な要因が多いため、本中期経営計画
において、数値目標は３年後の目標のみとしております。
２.基本方針
《大戸屋のありたい姿》
「世界一美味しいごはん屋さん」
－当社の最大の差別化要因であり強みである美味しさに加え、徹底したお客様目線で、当
社独自の「世界一美味しいごはん屋さん」をめざします。－
1
《変らないために変わること》
「変らないこと」
美味しくかつ健康に資する料理の原点である店内調理
「変えること」
お客様のニーズに真正面から応える徹底したお客様目線の経営
－実質創業者である故三森久実の「健康的で美味しい料理を提供してお客様に喜んでい
ただきたい」という揺るぎない信念はそのままに、新しい大戸屋に生まれ変わります。
３.取組の骨子
事業及びそれを支える経営基盤に関わる取り組み領域を設定し、抜本的な経営改革
に取り組みます。
【事業】
（１）マーケティング戦略の実行によるお客様数回復
ターゲット顧客のニーズに応じた商品・店舗・新規チャネルの開発を推進します。
店舗立地ごとに異なるお客様の層・ニーズを念頭に、メニュー単位でお客様の顔を
思い浮かべながら商品開発をする方針のもと、異なる特徴を持った３パターンのグラ
ンドメニューを立地に応じて展開していきます。また、増量/トッピングメニューの強
化も図り、これまで以上にお客様のニーズを満たし、「ごはん処」の磨き込みを行いま
す。出店戦略においては、より多くのシーンでお客様の多様なニーズに身近に応える
ための安定した出店を行います。
さらに新業態として、「おなかいっぱい。元気いっぱい」をコンセプトに、手づくり
の味とボリュームにこだわり、男性層を中心に満足いただける「燦々三かみ」を積極
展開します。また、共働き世帯の増加に伴い家事時間が減少する中でも、家族の食生
活・健康を気にされるお客様にお応えするため、手作りで健康的な美味しいごはんを
お届けするデリバリー及びテイクアウトもより一層強化していきます。
「そこにあることが、なにかとうれしい『ごはん屋さん』」に進化することで、当社
独自の「世界一美味しいごはん屋さん」を目指してまいります。
（２）不採算店舗（直営）の整理
改善見込みの低い不採算店舗の退店により、採算性改善を加速させます。また、リ
ニューアルや新業態拡大への活用検討など、収益力最大化に向けた店舗ポートフォリ
オの再設計への取組に注力します。
（３）出店形態の多様化による出店加速
FC 出店の加速に向け、直営事業で一定期間運営し、事業性を確保した状態で引き渡
すテイクオーバーの強化や、初期投資の圧縮を目的とした業務委託形式での運用を推
進していきます。また、2022 年３月期以降においては新業態の FC 展開も含め出店を
加速させていきます。
2
（４）調達物流・調理オペレーションの最適化
当社の強みである商品の高い品質の維持を大前提に、当社事業に関わるサプライチ
ェーンの全体最適を通じた原価低減や人件費抑制を目指します。特に、調理オペレー
ションの磨き込みにおいては、調理工程の標準化などによる業務効率化により、原点
である店内調理をより進化させていきます。また、食材毎に異なる作業・調理時間の
標準化、食材の加工度向上・設備改良に向けたメーカーとの協働などにより、調理オ
ペレーションを高度化します。これにより、パート/アルバイトのオペレーション習得
も容易にし、教育負荷を軽減することで採用応募者数の増加や採用後の定着率向上に
も対応していきます。
（５）海外市場における中長期的な拡大戦略
既進出国における事業強化に加え、未進出国での新規事業立ち上げを推進します。
寿司、天ぷら等のいわゆる「和食」とは異なる、日本の食卓で味わえるお母さんの味
で、世界中の美味しい笑顔に寄り添うことを目指します。
【経営基盤】
（６）経営管理の体制再構築と機能強化
より的確かつ素早い意思決定をするために 2020 年４月 1 日付で組織を再構築しま
した。
営業機能については、商品開発・店舗開発・マーケティング企画・店舗運営が連動
し、お客様のニーズに正面から向き合うマーケティング戦略の実行を担保する体制を
再構築しました。また、人材機能については、採用・教育・労務を横串で統括する体
制とし、事業拡大に必要な人材を安定的に供給する人材戦略を推進していきます。
加えて、経営管理のプロセス再設計を通じ、経営管理の高度化・PDCA サイクル運用
の強化を推進します。
４.経営数値目標（2023 年３月期）
売上高 28,659 百万円
EBITDA 1,728 百万円
（売上高比） (6.0％)
経常利益 960 百万円
（売上高比） (3.3％)
ROA（経常利益÷総資産） 2.2％
ROE（経常利益÷株主資本） 5.6％
５.添付資料 中期経営計画 －大戸屋の未来を創る－（2021 年３月期－2023 年３月期）
注）本資料に記載されている経営施策や数値計画は、当社が現時点で入手している情報
及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績は今後の様々な要
因により、異なる可能性があります。
以上
3
株式会社 大戸屋ホールディングス
中期経営計画
(2021年3月期-2023年3月期)
-大戸屋の未来を創る-
Copyright ©2020 OOTOYA Holdings Co.,Ltd.
1
All right reserved.
目次
1. 中期経営計画の基本方針
2. 取組の骨子
3. 各施策の詳細
4. 経営数値目標
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2
All right reserved.
中期経営計画 策定の背景
当社グループの昨年度は、「家庭食の代行業から健康提供企業へ」をコンセプトとした
現中期経営計画「『改革』Ⅰ期～『改革』Ⅱ期～『飛躍』期」の『改革』 Ⅱ期にあたり、
日本の食卓課題を解決する家庭食のインフラ企業として確固たるブランドを確立すべく
店舗価値の向上や人材の育成に取り組みました。
特に、国内事業の既存店売上高の回復を最重要課題とし、グランドメニュー改定、
期間限定メニューや季節デザートの販売、新たなポイントサービス導入などの施策を
行いました。
しかしながら、既存店の月次売上高は前年を下回る状況が継続しております。
このような状況の下、当社はこれまでの事業運営の在り方を見直し、抜本的な
経営改善が必要との結論に至り、「大戸屋の未来を創る」ための本計画を
策定することとなりました。
なお、新型コロナウイルスの影響により不確定な要因が多いため、現時点で本計画に
おいて年度毎のフェーズは設定せず、3年後を見据えた設計としています。
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中期経営計画 基本方針
大戸屋のありたい姿
「世界一美味しいごはん屋さん」
私たちは、当社の最大の差別化要因であり強みである美味しさに加え、
徹底したお客様目線での経営にシフトすることで、
当社独自の「世界一美味しいごはん屋さん」を目指してまいります
変わらないこと 変えること
美味しくかつ健康に資する料理の お客様のニーズに真正面から
原点である店内調理 応える徹底したお客様目線の経営
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変わらないために変えるもの
実質創業者である故三森久実の「健康的で美味しい料理を提供してお客様に喜んで
いただきたい」という揺るぎない信念はそのままに、新しい大戸屋に生まれ変わります
変わらないこと 変えること
創業から62年 徹底したお客様目線
私たちは、美味しくかつ健康に資する 多様化するお客様の食ニーズに
料理の原点は「店内調理」にあると 真正面から向き合い、
考えます 「そこにあることが、なにかとうれしい
『ごはん屋さん』」
調理プロセス標準化などを通じ、
時代に即した店内調理に進化させる に進化します
ことで、この原点を守っていきます
また、店舗だけでなく、
厳選された安全・安心な食材を使い、 「おいしい時間をお届け」
一食一食心を込め店内で調理し、 する事業を更に強化し、お客様の
美味しい料理を提供し続けます 「ちょっとした幸せ」に貢献していきます
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事業環境の変化
事業環境・消費志向の変化に伴う社会的な課題に対し、
大戸屋は正面から取り組んでまいります
社会的な課題 大戸屋が取り組むべきこと
店舗立地や客層により異なるニーズを
お客様の消費志向・ニーズの多様化 満たすためのターゲット起点のメニュー
展開・お店作り
共働き/高齢者/単身世帯へ健康と
総人口の減少・少子高齢化 栄養バランスに優れた手作りごはんを
提供するチャネルの多様化
人手不足を前提とした
労働人口の縮小
店舗オペレーションの改革・標準化
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求められる変革
非連続を生み出す精神
• 成行きではなく、飛躍的な成長
• 市場/お客様の変化に素早く対応し、
マインドセット 提供価値を変容させていく
中期経営計画での
徹底したお客様目線で客数回復 取り組み領域を
• 明確なターゲットとニーズに基づく
明確化
事業 商品/店舗開発・チャネル多様化
戦略 • 不採算店整理、オペレーション 新しい大戸屋に
効率化による収益性改善は着実に 生まれ変わる覚悟で
経営改革を推進
的確な意思決定が行える仕組み していきます
経営 • 経営スピードを速めるための
基盤 組織再設計
• 会議体/意思決定プロセス
見直しによるPDCA再構築
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目次
1. 中期経営計画の基本方針
2. 取組の骨子
3. 各施策の詳細
4. 経営数値目標
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中期経営計画で取り組む領域
事業及びそれを支える経営基盤に関わる取り組み領域を設定し、
抜本的な経営改革に取り組みます
マーケティング戦略の実行によるお客様数回復
1
• ターゲットのお客様に応じた商品・店舗・新規チャネルの開発、販促施策の実行
不採算店舗(直営)の整理
2
• 改善見込みの低い不採算店舗の退店による採算性改善
出店形態の多様化による出店加速
事業 3
• ターゲットのお客様に訴求可能 且つ 初期投資を抑えた出店形態
調達物流・調理オペレーションの最適化
4
• サプライチェーンの抜本的見直し、調理工程標準化/加工品導入の推進
海外市場における中長期的な拡大戦略
5
• 未進出国での新規事業立ち上げ
経営 経営管理の体制再構築と機能強化
6
基盤 • 組織/会議体の再設計、予実管理に基づくPDCAサイクルの運用
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「街のごはん屋さん」としての使命 - 「ながらご飯」ではなく「ちゃんとご飯」
大戸屋は「街のごはん屋」さんとして、社会的な課題に影響を受けるお客様に
日々の生活を少しでも豊かに感じて頂くための取組を推進して参ります
献立を
買い物 調理 配膳 食事 後片付け
考える
シ
フ
食事 負担 ト
負担代行
→コミュニケーションの時間、ほっと一息の時間 代行
隙間時間の「ながらご飯」、忙しい中で「さっと」済ませるばかりではなく、
食事を通した家族、同僚とのコミュニケーション、一人でもホッとできる時間を感じて頂くため、
忙しい中でも「ちゃんとご飯」の時間を提供していきたい
忙しい中での「ささっとご飯」 大戸屋の目指す「ちゃんとご飯」
忙しい毎日の中、 手作りのごはんで
時間がないと「ながらご飯」 いつでもほっと一息…
になりがち
忙しくて「さっと」
済ませてしまい、なかなか
食事を楽しめない…
美味しいご飯で
そんな中でも食事の 大切な人との
温かみを感じてほしい… 楽しいひと時…
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「街のごはん屋さん」としての使命 – 「ちゃんとご飯」を楽しんで頂くために
大戸屋をご利用頂くお客様に「ちゃんとご飯」を楽しんで頂くために、
「Smile & Speedy」をテーマに人材育成に改めて注力していきます
マーケティング 商品開発
ニーズに ✓ お客様のニーズを把握 ✓ ターゲット層に求められる
合った ✓ 販促施策の立案・実行 おいしい料理の開発
おいしさ お客様に大戸屋を
利用したいと思って頂く
お
客
様 快適な 大戸屋をご利用頂いた
の 空間 お客様に満足感を感じて頂く
満
足 Smile
✓ご案内
感 接客 人 ✓ 接客教育の強化
✓提供
材 ✓ 従業員の士気向上
店 ✓セットアップ 育 Speedy
提供 舗 成
✓仕込み ✓ スムーズなご案内
時間 ✓調理 ✓ 提供時間の短縮
✓清潔な空間
清潔 の維持
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1 お客様数の回復に向けた取り組みのサマリー
6つの取組みコンセプト 応えたいニーズ 施策
立地や客層で異なる嗜好 • グランドメニュー改定
ご そこにあることが、
に合わせた非画一的な • ごはんの「お供」トッピング強化
は なにかとうれしい「ごはん屋さん」。 メニュー展開・空間作り • 安定出店
ん 国
処 内 • 素材/鮮度/調理にこだわった
いつもの「ごはん屋さん」で、 季節や期間限定の商品
を おすすめメニュー
今だけのおいしさを。 による「今だけ」の楽しさ
• 積極的な販促/情報発信
磨
き 自国のお母さんの味を
込 海 Not Japanese food, • 未進出国における
楽しむように、ニッポンの
む 外 this is Japanese Mom food. お母さんの味を楽しむ
事業立ち上げ
新 好きなものを好きなだけ、
新 業 おいしい元気を、お腹いっぱいに。 お腹いっぱい食べて、 • 燦々三かみの積極展開
規 態 元気のエネルギーを満タンに
事
業 新 …あ、なんだか幸せな気分。
なにかと忙しい毎日だから
• お惣菜充実による、デリバリー・
を こそ、ちゃんとしたおいしい
規 お届けするのは、おいしい時間。 時間をとりたい
テイクアウトの強化
拡 チ
大 ャ
す …やっぱり、おいしい。 冷凍食品でも、しっかり • 冷凍食品の通販・EC販売
ネ
る ル 「大戸屋」を、おうちの食卓でも。 おいしい食卓にしたい による外販事業立ち上げ
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目次
1. 中期経営計画の基本方針
2. 取組の骨子
3. 各施策の詳細
4. 経営数値目標
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施策の一覧
改善計画の方向性 改善計画における主要施策
1 1A • グランドメニュー改定 P.15-21
ごはん処
• より多くのお客様にご利用頂くための出店 P.15
磨き込み
ターゲットのお客様に応じた • こだわりの限定おすすめメニューをより多くのお客様へ P.22
商品・店舗・新規チャネル 1B
の開発、販促施策の実行 新業態 • 燦々三かみの積極展開/かこみ食卓から”kakomi”へ P.23-25
1C • お惣菜充実によるデリバリー・テイクアウトの強化 P.26-27
新規
チャネル
• 冷凍食品の通販・EC販売による外販事業立ち上げ P.28-29
2 不採算店舗(直営)の整理 • 改善見込みの低い不採算店舗の退店/リニューアル P.30
3 出店形態の多様化による出店加速 • 出店加速に向けた多角的な取組 P.31
4 調達物流・調理オペレーション • サプライチェーンの抜本的見直し、
P.32-33
の最適化 調理工程標準化/加工品導入の推進
5 中長期的な海外事業拡大戦略 • 未進出国での新規事業立ち上げ P.34
6 経営管理の体制再構築と機能強化 • 会議体の再設計、予実管理に基づくPDCAサイクル運用 P.35-37
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1A ごはん処磨き込み - グランドメニュー改定と積極出店
そこにあることが、なにかとうれしい「ごはん屋さん」。
「ひと手間」の精神、「店内調理」へのこだわり、常に「お客様目線」を大切にしたおもてなしとお店づくり
- 「大戸屋」は、いろんな街で、いろんな人にとって、なにかとうれしい「ごはん屋さん」であり続けます。
いろんな街 いろんな人
利用されるシーンを思い浮かべて 利用されるお客様を思い浮かべて
・ 仕事合間のランチタイムに ・ がっつり、ヘルシーどっちも選べる
・ 帰宅前に家の近くで ・ ほっと心が休まる料理を
・ 休日の家族団らんに ・ ちょっと特別な料理を
立地ごとのメニューの差別化
• お客様のニーズや立地特性に応じて3パターンのメニュー展開
グランドメニュー • お客様の食事スタイルに合わせたラインナップを提供
改定 増量/トッピングメニューの強化
• 「ちょっと物足りない」の一声に応じた増量メニューの増強
• 「これだけでご飯が進む」トッピングメニューを安価で提供
多くのシーンでご利用いただくための安定した出店
出店戦略 • 多様なお客様のニーズに身近で応えられる立地を念頭に置いた出店
• 郊外の大戸屋空白地帯への出店(FCへのテイクオーバーを視野に)
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1A ごはん処磨き込み - グランドメニュー改定 1/6
そこにあることが、なにかとうれしい「ごはん屋さん」。
グランドメニューパターン化の大方針
お客様の声に基づく メニュー単位でお客様の顔を
ラインナップの見直し 思い浮かべながら料理を選定
もうひとつの もうひとつの もうひとつの
働く人の食卓 ワタシの食卓 みんなの食卓
街大人 新定番 テーブル
スタイル スタイル スタイル
大戸屋 大戸屋 大戸屋
仕事が忙しいミドルに、新社会人、 日々を暮らす街で、ゆったりしながら、 今日は、大戸屋で外食しよう。肉好き、
健康が気になりはじめたベテランも。 いつもの自分のお気に入りごはんが 魚好き、野菜好きに、ごはん無し派も。
ごはんを食べることは、昼も夜も、 食べられる、ちょっとした幸せ。 みんなが満足できるごはんがある。
大切な時間。ガッツリ、ヘルシー、 一人でも、二人でも、家族でも、 いつもの“お盆”ではなく、“テーブル”を
糖質制限、魚気分、野菜補給・・・。 シニアでも。すべての方々が、きちんと、 囲んで、みんなで選んだ料理をシェア
今の気分にフィットする、コスパが良くて、 元気に生きていく支え・糧になる しながら、おいしい笑顔も一緒に
お腹も心も満足できるごはんを提供する バランスの良いごはんを提供する シェアしよう
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1A ごはん処磨き込み - グランドメニュー改定 2/6
そこにあることが、なにかとうれしい「ごはん屋さん」。
パターン別の戦略的位置づけ ターゲット設定の考え方
フ 店舗立地別
ァ
ミ
リ ×
ー
・ もうひとつの
団 みんなの食卓
体 (ショッピングセンター・
利用シーン
ご
利 ロードサイド立地) ご利用人数
用 もうひとつの
人 ワタシの食卓
数 単 (駅前住宅・ 目的意識
身
・ 商業立地)
少 もうひとつの
人 働く人の食卓
数
(ビジネス立地)
パターン別にターゲットを設定し、
食事すること 団らん/コミュニケーション メニューコンセプトを決定
目的意識
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1A ごはん処磨き込み - グランドメニュー改定 3/6
そこにあることが、なにかとうれしい「ごはん屋さん」。
もうひとつの働く人の食卓「街大人スタイル」のこだわり
お客様のニーズ
・普段利用にしては割高感
・ヘルシー志向でやや物足りない
安価なトッピング
第2の大戸屋ランチ
✓ 800円以下のメニューを メニュー強化
追加し、よりお求めやすい ✓ 30~50円でご注文
メニューを増やしました
お得な増量メニュー いただけ、且つご飯に合う
✓ 1,000円未満での増量 トッピングを追加しました
✓ 既存メニューも当然
メニューを追加し、 ✓ さらにサイドメニューを一部
値上げはしません
物足りなさを満たします 値下げしました
✓ 野菜もお肉も一緒にとれ
る人気№1メニューのトリク
ロ、リーズナブルな大戸屋
ランチの増量も登場
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1A ごはん処磨き込み - グランドメニュー改定 4/6
そこにあることが、なにかとうれしい「ごはん屋さん」。
もうひとつのワタシの食卓「新定番スタイル」のこだわり
お客様のニーズ
・普段使いでも飽きない
・平日/休日、お昼/夕食等、
様々なシーンで気軽に利用 お得なデザート
メニュー数増加 ・単身でもファミリーでも楽しめる
✓ 普段使いの中でも、
セットの強化
✓ 定食とセットで50円
より飽きずに、そして
女性ターゲットの 引きのデザート数を
ご家族で楽しんで頂く
増加させ、より気軽に
ために、メニュー数を 新メニュー追加
デザートをご注文
増やしました ✓ より気軽に女性に
頂けます
楽しんで頂くために
女性向けメニューを
拡充しました
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1A ごはん処磨き込み - グランドメニュー改定 5/6
そこにあることが、なにかとうれしい「ごはん屋さん」。
もうひとつのみんなの食卓「テーブルスタイル」のこだわり
お客様のニーズ
・ちょっとした特別感を大切な人と
・家族、三世代での団らん
・いろんなものを少しずつ、
パターン中最大の 食事のカスタマイズ
シェアする楽しみ
メニュー数 ✓ 定食という枠ではなく、
✓ 家族の団らん、友人との 単品組み合わせ、
食事等、大切な人との 幅広い世代で ご飯なし野菜追加等、
ちょっとだけ贅沢な時間の それぞれが好きな食事
ために様々なメニューを
楽しめるメニュー スタイルを選びやすく
✓ シニア層にもより楽しんで なりました
用意しました
頂けるメニューを追加。
一度にたくさん食べられな
くても、様々な食材を少し
ずつお楽しみ頂けます
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1A ごはん処磨き込み - グランドメニュー改定 6/6
そこにあることが、なにかとうれしい「ごはん屋さん」。
街大人 新定番 テーブル
スタイル スタイル スタイル
大戸屋 大戸屋 大戸屋
定食 30品 35品 40品
品目数 デザート無・お子様無 デザート有・お子様有 デザート有・お子様有
※ 麺セットは1カウント
～800円以下 ～850円 ～900円 ～950円 ～1,000円 1,000円超
5 5 5 5 5
(14%) 8 (13%)
(17%) (17%) (14%) 3
価格 3
3 (20%)
(9%) (8%)
構成 6 (10%) 11 7 7
(20%) 7 13
(31%) (20%) (18%)
4 (23%) (33%) 4
4
(13%) (11%) (10%)
オプション ・増量メニュー：11品（うち、1,000円未満4品目）
(共通) ・30~50円メニュー：8品、100円メニュー：5品
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1A ごはん処磨き込み - こだわりの限定おすすめ
いつもの「ごはん屋さん」で、今だけのおいしさを。
季節/期間限定のおいしさをお届けすることも、「大戸屋」のこだわりのひとつ。「ひと手間」や「工夫」
の精神が生み出す、今だけの豊かな味わいを、いつもの行きつけの「大戸屋」でどうぞ。
こだわりによる今だけの豊かな味わい こだわりの価値を伝える
素材 鮮度 調理 デジタルメディア、
販促キャンペーンの積極展開
季節/品質/地域性に 下処理にこだわり、 おいしさの原点である
こだわったおいしい 鮮度を保ってお店まで 店内調理で仕上げ
食材を仕入れ • 船上でｰ20℃の • 解凍せずお店に納品
• 鹿児島県枕崎 急速冷凍 • その場で調理、ぷりっ
水揚げのかつお • ｰ50℃超低温冷凍 とした食感をご提供！ e-Gift抽選
• 一本釣り！ 保管で鮮度抜群！ x
など、積極的
キャンペーン
アプリ 自社HP
の展開
より多くのお客様へ伝えていきます
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1B 新業態 - 燦々三かみの積極展開 1/2
おいしい元気を、お腹いっぱいに。
ガッツリ、思う存分、好きなものを好きなだけ。おいしいごはんをお腹いっぱい食べて、
元気のエネルギーを満タンに。ここは、次へと向かうパワーをフル充電できる「ごはん屋さん」です。
ブランドコンセプト
「おなかいっぱい。元気いっぱい」
➢ 手づくりの味とボリュームにこだわる「ごはん屋さん」
➢ 男性層を中心に満足いただける「ごはん屋さん」
商品戦略 出店戦略
大戸屋にはない圧倒的なボリューム感による差別化 積極的な業態転換/新規出店による認知拡大
20年3月時点：2店舗(吉祥寺、南池袋)
23年3月目標：15店舗
21年3月期の出店計画
➢ 改装：中目黒店、中野北口店
➢ 新規：2店舗を計画
業態開発による出店余地の拡大
➢ 店舗の小規模化実現による立地選択肢の拡大
➢ 投資額減少（将来FC展開も視野）
＋ご飯お替り自由 ➢ ターゲット差別化によるカニバリ防止 等
＋3のつく日は生卵食べ放題
Copyright ©2020 OOTOYA Holdings Co.,Ltd.
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All right reserved.
1B 新業態 - 燦々三かみの積極展開 2/2
おいしい元気を、お腹いっぱいに。
いつでもおなか一杯になれる 店舗情報
✓ ご飯は当然お替り自由。3のつく日は生卵も食べ放題！ ◆ 既存店
✓ 燦々三かみでは通常メニューが大盛サイズ • 吉祥寺店
✓ 150%増しキャンペーンで神盛に！
• 南池袋店(4月オープン)
◆ 業態転換
• 中目黒店：7月開店予定
• 中野北口店：8月開店予定
夜来てもおいしく楽しめる
✓ 「大戸屋 ごはん処」よりも
アルコールメニューは充実
✓ おつまみも食べ応え抜群
✓ 仕事帰りのガッツリご飯と
おいしいお酒を飲んで
明日へのパワーをフル充電
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All right reserved.
1B 新業態 - かこみ食卓から”kakomi”へ
おいしさを囲んで、こころとからだを新たにする場所
• 「大戸屋ごはん処」の隣でも「燦々みかみ」の隣でも多くの女性が賑わう立地でも出店できるブランドへ
• kakomiのバリューはおいしいこと。たのしいこと。ヘルシーであること。新たな世界観へ挑戦
ブランドのビジョン 「回復 ‐RENEW-」する場所としてしてのレストラン
➢ レストランの語源は“レストレ”つまり回復を意味する。
➢ 栄養たっぷりでヘルシーなサラダとスープ、彩りも鮮やかに
ひと手間加えたメインのおかずで機能的な回復をする。
➢ おなかを満たすのはもちろん、見た目や食感でも楽しめるごはんを友人
や家族とおしゃべりしながら食べられる心（気持ち）の回復の場所。
ブランドのブラッシュアップ 商品戦略
ベジ&スープスタイル
kakomiの価値は味噌汁と健康的な食事
➢健康的な食事のみならず見た目の満足を重視する
メニューの構成。
➢ランチメニューはコスパを重視し値段
を抑えた価格に。
➢ファミリー、友人でも楽しめる
ワクワクしたセット感。
➢ごはん屋にはないパスタや、スープ
5月下旬より新たなロゴへ
と店内で焼いたパンも用意。
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1C 新規チャネル - お惣菜充実によるデリバリー・テイクアウトの強化 1/2
…あ、なんだか幸せな気分。 お届けするのは、おいしい時間。
自宅から注文するだけで、「大戸屋」の日本の食卓ごはん。おいしいごはんを食べることのちょっとした
幸せな時間、ご自宅まで配達いたします。なにかと忙しい毎日だからこそ、ちゃんとしたおいしい時間を。
環境変化とお客様のニーズ 大戸屋だからできること
➢ 共働き世帯の増加に伴い、男女とも ➢ 量産品ではない手作り料理。誰かの
x
に家事に使える時間は減少 代わりに大戸屋がつくる料理を届ける
➢ 一方で家族の健康は気にする ➢ 健康を考えたおいしい料理を届ける
お弁当(従来) お惣菜の充実(新たな取組)
➢ 1品で栄養バランスの取れた ➢ 家族とシェアする楽しみ
食事(定食スタイル) ➢ 食卓に並ぶご飯の1皿を飾りたい
コンセプト ➢ 世帯構成に合わせて食べる量を調整できる
(例：唐揚げ1個単位で追加)
➢ ビジネスランチに気軽に ➢ 家族が1人1品ずつ好きなおかずを選んで注文
利用シーン ➢ 忙しい単身、共働きでも ➢ 忙しくても家族には手作りの料理を食べてほしい
手作りの料理が食べたい
➢ ランチタイムに近くの大戸屋で ➢ 仕事帰り、お買い物ついでに最寄りの大戸屋で
チャネル ➢ 時間がない時、気軽に宅配で ➢ 冷蔵庫に材料がなくても手軽に宅配で
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1C 新規チャネル - お惣菜充実によるデリバリー・テイクアウトの強化 2/2
…あ、なんだか幸せな気分。 お届けするのは、おいしい時間。
大戸屋がデリバリー・テイクアウトに注力する意義
忙しい社会において、誰かを頼ることに罪悪感を感じてほしくない
大戸屋も「街のごはん屋さん」として、おいしい料理をあなたのために心を込めて作ってお届けします
販売チャネル メニュー/販売施策
テイクアウト ✓ 家族で色々シェア
できるバラエティ
豊かなお惣菜を
展開予定
デリバリー
✓ 新たな取組浸透
に向けた各種
キャンペーン等の
販促施策を実施
お惣菜販売スケジュール していきます
✓ 6月1日より販売開始予定
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1C 新規チャネル-冷凍食品の通販・EC販売による外販事業立上げ 1/2
…やっぱり、おいしい。「大戸屋」を、お家の食卓でも。
「大戸屋」の日本の食卓ごはんを、おうち家の食卓で。「大戸屋」のお母さんの味がレンジや湯せん
で温めるだけで楽しめます。「冷凍食品なのに、どうしてこんなにおいしいの!?」
はい、それは「大戸屋」だからです。
社会課題とお客様のニーズ 大戸屋だからできること
➢ 頻繁に買い物へ行けない ➢ メニュー開発ノウハウの活用
x
➢ お惣菜よりももっと手軽に ➢ 冷凍食品であっても、納得のいく
➢ 冷凍食品だけど健康を意識 美味しい料理を提供する理念
Step3:強化
Step2:浸透・拡大
Step1:導入
21年3月期 22年3月期~
店舗販売 大戸屋ユーザーの認知向上にむけた先行販売
EC/通販 2020年夏季より、通販/ECチャネルでの展開を予定
その他チャネル 小売・その他ECサイトへの展開に向けた、チャネル及び商品開発の実行
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1C 新規チャネル-冷凍食品の通販・EC販売による外販事業立上げ 2/2
…やっぱり、おいしい。「大戸屋」を、お家の食卓でも。
大戸屋が外販事業を開始する意義
冷凍食品であっても味にこだわり、健康的な大戸屋の料理をいつでも手軽に食べて頂きたい。
普通の冷凍食品とは一味違う。そう思ってもらえるようなおいしい冷凍食品をお届けします。
実店舗販売 通販/EC
✓ 通販/EC用に開発した1人前1パックの食べきりサイズの冷凍食品
商品 ✓ 看板商品のトリクロ、サバの塩焼き、縞ホッケの塩焼きなどに加え、ハンバーグなども開発
✓ 大戸屋における初の取組であり、先ずは ✓ 冷食市場で最も規模の大きいスーパーへ
位置づけ 来て頂いているお客様に知っていただくため アプローチすることを視野に入れ、信頼の
の販促も兼ねた店舗販売 できるチャネルでの成功例を作る
大戸屋ユーザー 単身又は夫婦のみのシニア層
✓ 知ってもらうための獲得コストが相対的に ✓ まとめ買い→保存ができるため、高頻度で
ターゲット 小さい大戸屋ユーザーへ訴求・利用して 外出が難しいシニア層を中心に、通常の
頂き、通販/ECでの利用を促す 冷凍食品に抵抗/不満がある層を取込む
✓ 一部店舗：2020年5月下旬を予定
販売開始 ✓ 全店導入：2020年9月を予定
✓ 2020年7月中旬より開始を予定
通販/ECで実績を作りつつ、小売チャネル開拓＋小売り向け商品企画を実行していきます
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2 不採算店舗(国内直営)の整理
改善見込みの低い不採算店舗の退店/リニューアル (国内直営)
収益力最大化に向けた店舗ポートフォリオの再設計への取組に注力
基本方針 21/3期 22/3期以降
1 不採算店舗につき、 閉店対象以外の赤字
高 収益性改善に向けて 店舗については、回復
↑ • 全社的なマーケティング施策での対応
閉店を進めていく 可能性があると判断して
• 出店の勝ちパターン分析の対象として
21/3期対象店舗：12 いるため、21/3期の検証
分析し今後の出店戦略へ活用する
店舗 結果をもって判断する
※業績不振店のみの数
3 ・リニューアル検討
利 ・新業態拡大検討 2 オープン可能店舗の状況、人員の状況を考慮し、
益 赤字ではないが戦略的な閉店を行う店舗
率 2 ・スクラップ&ビルド 3 ・リニューアル検討 （スクラップ＆ビルド）
によるリソース ・新業態拡大検討
配分検討 3 リニューアル検討
閉店対象 店舗内装や視認性改善等により客数回復が
収益性改善 ・21/3期において 見込まれる店舗につき改装実施を検討する
1 回復可能性を検証
↓ に向けた ➢ 3店舗を対象として実施することを計画
低 閉店加速
新業態拡大
低← 回復 or →高 燦々三かみの拡大状況を鑑みて、客層がより
成長可能性 フィットしそうな場合、業態拡大に活用も検討
➢ 2店舗を燦々三かみへ切り替えることを計画
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3 出店形態の多様化による出店加速
21/3期は従来の大戸屋ブランドでの取り組みにより安定出店を目指します
22/3期以降においては新業態のFC展開も含めFC展開を加速させていきます
新業態 - 燦々 三かみ 新業態 - kakomi
解決すべき課題 大戸屋
（FC展開は22/3期～） （FC展開は23/3期～）
テイクオーバー強化 多店舗展開での実績確保 リブランディング
• 直営で一定期間運営し、 • 21/3期の多店舗展開で • 21/3期のﾘﾌﾞﾗﾝﾃﾞｨﾝｸﾞ
低い
事業性を確保した状態で 事業性を確保し、22/3 を経て、事業性を確保
収益性
引き渡す 期にFC展開を目指す • 23/3期のFC展開を
回収期間 目指した取り組みを実施
長期化 既存店舗の業務委託形式 省スペース業態の実現
多額の • 大戸屋が資産を保有し、 • 店舗面積の小規模化、キッチン設備の圧縮により、
初期投資 ｲﾆｼｬﾙｺｽﾄをﾗﾝﾆﾝｸﾞｺｽﾄ 設備投資及び物件確保の幅を広げる
コスト とし、初期コストを圧縮
キッチンスペース
確保に伴う入居可能 ー
物件の制限
➢ 大戸屋との差別化
単一ブランドによる
ー 同一商圏内におけるカニバリ防止のため、コンセプト、
カニバリ
ターゲットを分けたブランドを展開
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4 調達物流・調理オペレーションの最適化 – サプライチェーン抜本的見直し
サプライチェーンの全体最適を目指し、原価低減や人件費抑制を目指します
大戸屋事業におけるサプライチェーン
原材料
主体者 メーカー様 卸様 大戸屋 お客様
生産者様
商流 受注 発注 受注 発注 受注 発注 受注 注文
企業間
物流 出荷 入荷 出荷 入荷 出荷 入荷 提供 消費
活
動
企業 調 生 販 調 生 販 調 販 調 調 販 注 食
内部 達 産 売 達 産 売 達 売 達 理 売 文 事
生産者様/メーカー様との 物流効率化 店舗オペレーション磨き込み
食品開発における協働の深化 • 他社共同配送、 • 調理工程の標準化
検討方針 • 加工品開発、品質担保が前提の 配休設定、小規模 (次ページで取組み説明)、
原材料見直しなど 加工拠点など 食材発注精度の高度化
による廃棄ロス低減など
原価低減 人件費抑制
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4 調達物流・調理オペレーションの最適化 - 工程標準化
工程の標準化・加工品導入などによる業務効率化により、店内における
最終調理を進化させます
工程 仕込 調理 セットアップ
付加価値 低 高 低
仕入先との共同食材開発など、 設備納入先とのキッチンシステム改善 継続的な
方向性
品質担保を前提とした効率化 など、工程標準化による効率化 改善活動
実 2019/10におけるグランドメニュー改定による効率化
行 20/3期 ➢ 店舗当たり削減時間：3~5h/日 継続的な
済 ➢ 提供時間：△1分30秒～2分/品 食器、小鉢
カット野菜、鶏肉導入 等の統一
こ ➢ 一部食材は、料理のクオリティ
工程の標準化 ➢ 経験の浅い
れ 21/3期 ➢ 食材毎に異なる作業、調理時間 PAでも、ミス
低下の可能性があるため、
か を標準化＋高い品質の担保 なく早期に
メーカーと改善を継続協議
ら ➢ 短期のスキル習得の可能性 覚えられる
の 22/3期 導入未了食材につき品質 調理工程のボトルネックを特定し、 オペレーション
取 ~ 向上に向けたメーカーとの 食材の加工度向上・設備改良を の構築
組 23/3期 協働継続 メーカーと協働
店内調理の進化によりパート/アルバイトのオペレーション習得を容易にし、
教育負荷を軽減することで、採用難や定着率向上へも対応していきます
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5 中長期的な海外事業拡大戦略
ニッポンのお母さんの味で、世界中においしい笑顔を。
Not Japanese food, this is Japanese Mom food.
「大戸屋」のごはんは、いわゆる和食ではありません。日本の家庭で食卓に載せられる心のごはんです。
あなたの国のお母さんたちには敵いませんが、ニッポンのお母さんの味で、おいしい笑顔に寄り添います。
より多くの国でおいしい笑顔に寄り添うために、既存事業を中心に、優先度の高い周辺国へ水平拡大
→ 長期的な成長に向けた新たな地域への進出検討も積極的に検討します
1. 既存事業の強化 2. 周辺国への水平拡大 3. 新たな地域への進出
既進出の各国での店舗数 既進出国での知見を活用し、 将来の非連続な拡大を見据え、
拡大、客数増加に注力します 文化的に近しい周辺国(地域) これまで経験のない新たな
へ進出し拡大を目指します 地域へ進出します
• 米国(東)、台湾、香港、中国、 • (候補)フィリピン、マレーシア、 • (候補) ヨーロッパ
タイ、シンガポール、インドネシア、 米国(西)、カナダなど
ベトナム
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6 経営管理の体制再構築と機能強化 – 組織の再設計
より的確且つ素早い意思決定をするために、組織を再設計・集約しました
2020年
株式会社 大戸屋ホールディングス 4月1日付
管理機能 戦略立案/推進機能 海外事業
株式会社 大戸屋
新規事業推進本部
代表取締役 社長
食品衛生研究所
人材戦略本部 営業戦略本部
テ
採 支 人 事 事 開 ィマ 開 購 相お
援教 業直 発店 発商
FC
用 事 業 ンー 買 談客
部 部育 部 部営 部 部舗 グケ 部品 部 室様
部
採用・教育・労務を横串で マーケティング戦略に基づき、商品開発・店舗開発・
統括し、事業拡大に必要な マーケティング企画・店舗運営を連動させ施策を実行し、
人材を安定的に供給します お客様に正面から向き合い、ニーズに応えていきます
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6 経営管理の体制再構築と機能強化 – 事業運営の仕組みを刷新
経営管理のプロセス再設計、データ/システムの整備を通じ、
経営管理の高度化を推進してきます
1 • 業績変動要因の分析をより
予算策定 反映した予算策定プロセスへ
の見直し
予実管理
• 精緻な予実管理のための
データ整備
中期経営計画
における事業戦略
3 の推進 2
会議体
店舗管理
設計
• 意思決定プロセスの見直し • 店舗運営における重要KPIの再定義
• 会議体の統廃合、重複の • 業績数値・重要KPIの見える化の
排除による効率化 ためのシステム整備
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6 経営管理の体制再構築と機能強化 – 取り組みの方針
追うべき数値目標設定と会議体/意思決定プロセス見直しにより、
PDCA体制を進化させていきます
項目 取組方針
1
• 予実管理をより精緻に行うために会計上の部門区分を整理
策定 • 予実業績管理を行うためのデータを整備
• 策定スケジュール/決定プロセスの見直し
予算
• 予実対比、業績変動要因分析のためのツール整備・
予実 会議体の再設計
管理 • 重要施策別にプロジェクト化。実行計画を策定、進捗状況を
モニタリングし、打ち手を特定するサイクルで推進
2 • 追うべき戦略指標(KPI)を整備
• システム整備により店舗ごとの業績数値を漏れなく見える化
店舗管理
• 店舗業績のリアルタイムでの社内共有、予算策定/予実管理
への反映
3
• 各種会議体の目的/実施内容の再設計
会議体設計
• 職務権限の再設計
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目次
1. 中期経営計画の基本方針
2. 取組の骨子
3. 各施策の詳細
4. 経営数値目標
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経営数値目標 2023/3期 - サマリ
経営指標（財務指標）
売上高 28,659百万円
EBITDA 1,728百万円
（かっこ内は売上比％） （6.0%）
経常利益 960百万円
（かっこ内は売上比％） （3.3%）
ROA(経常利益÷総資産) 2.2％
※総資産は期中平均
ROE (経常利益÷株主資本) 5.6％
※株主資本は期中平均
EPS 59.96円
※期中平均株式数を7.2百万株と仮定
経営指標（非財務指標）
直営店客数 18 百万人以上
国内店舗数（直営店/FC店） 371店(154/217)
※燦々三かみ、kakomi含む
海外店舗数（直営店/FC店） 122店(23/99)
※数値計画上FCの店舗増は見込んでいない
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経営数値目標 - 施策別の推定影響額
単位：百万円
+4,079
(+16.6%)
1,963 1,009 28,659
580
売 1,912 △1,137 △247
上
高
24,580
+1,595
158 1,728
58 111
224
1,076
EBITDA
△32
134
20/3期 (直営) (直営) （直営） （直営） （FC） （海外） 23/3期
既存店収益 新規出店 不採算 直営店のFC 加盟増加 改善/拡大
性改善(※) 店舗閉店 転換
※ 既存店収益改善はお客様数回復、粗利改善、デリバリー等の各種施策を総合的に勘案し、算定した推定影響額です
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経営数値目標 2023/3期 – 報告セグメント別
23/3期における報告セグメント別の利益目標については以下の通りになります
単位：百万円
報告セグメント(※)
国内直営 国内FC 海外直営 海外FC
売上高 16,919 8,114 3,976 236
営業利益 391 972 125 112
営業利益率 2.4％ 12.0％ 3.1％ 47.2％
EBITDA 966 1,028 322 112
※ 全社セグメントは含まず
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株主還元
安定的な配当と株主優待の充実を通じ、株主様へ還元していきます
配当金 株主優待の充実
普通配当 16年
昨 長期保有優遇優待制度を導入
記念配当 ま年 11月
で度 18年
単位:円 保有株式数に新たに500株区分を導入
30 2月
5
25 25 25 25 25 20年 特別株主優待の実施(新型コロナウイルス対応)
4月 • 100株以上: 2,500円相当のお弁当券
• 500株以上: 25,000円相当のお弁当券
+
20年 中期経営計画の推進のための株主優待制度の拡充
5月 • 優待券贈呈を年１回→年２回へ倍増
25
本
年 株主様ご優待券の合計
度 株本 • 100株以上: 7,500円相当のお食事券(500円×15枚)
主年 • 500株以上: 38,000円相当のお食事券(500円×76枚)
優度 • 1,000株以上: 51,000円相当のお食事券(500円×102枚)
15/3 16/3 17/3 18/3 19/3 20/3 待実 ３年以上継続保有の株主様
の施 • 100株以上: 8,500円相当のお食事券(500円×17枚)
合の
安定して25円～30円の 計 • 500株以上: 40,000円相当のお食事券(500円×80枚)
• 1,000株以上: 53,000円相当のお食事券(500円×106枚)
配当金を還元してまいりました
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投資戦略
中長期的な戦略に基づく、積極的な成長投資を実行していきます
投資の方針 KPI
20/3~21/3期は閉店先行であるため、
国内出店 収益性の高い店舗作り、リソースの有効 直営店の安定出店：5店舗/年
活用に向けた出店を安定的に実施する
客数回復に向け、客層にフィットする内装 21/3期においては3店舗を対象
リニューアル へのリニューアルを積極的に実施する ※老朽化に伴う修繕対象店舗は除く
燦々三かみの多店舗展開に向けた出店、
新業態 業態転換に要する投資を積極的に実施 燦々三かみへの展開：5店舗/年
する
22/3期以降において既存進出国におい
進出国での出店：各国1店舗/年
海外出店 て出店余地を考慮して各国1店舗/年の
※22/3期以降
出店を実施する
環境変化に対応するための成長投資を基盤に、
持続的な企業価値向上を図ります
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以上
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