2678 アスクル 2021-07-02 15:00:00
「2022年5月期~2025年5月期 中期経営計画」策定のお知らせ [pdf]

                                             2021 年7月2日

各   位
                        会 社 名     ア ス ク ル 株   式 会 社
                        代 表 者 名   代表取締役社長 CEO 吉岡 晃
                                  (コード番号:2678 東証一部)
                        問 合 せ 先
                        役職・氏名     取締役CFO 玉井 継尋
                                  TEL 03-4330-5130



        「2022 年5月期~2025 年5月期 中期経営計画」策定のお知らせ

当社は、2022 年5月期から 2025 年5月期までを対象とした中期経営計画を策定いたしましたの
でお知らせいたします。




                           記


1.対象期間:2022 年5月期から 2025 年5月期
2.経営指標:最終年度(2025 年5月期) 連結売上高 5,500 億円、営業利益率 5%
3.備考:詳細は添付資料をご参照ください。


 なお、本資料には、当社の現在の計画や業績の見通しなどが含まれております。これら将来の
計画や予想数値などは、現在入手可能な情報をもとに、当社が計画・予想したものであります。
実際の業績などは、今後の様々な条件・要素によりこの計画などとは異なる場合があり、本資料
はその実現を確約、保証するものではございません。
 また、本資料への公認会計士、監査法人の関与はございません。
                                                     以 上
2022年5月期~2025年5月期
  中期経営計画
     2021年7月2日
     アスクル株式会社
         (億円)
                                                     創業以来着実な成長
         4,500

         4,000
                                BtoB事業
         3,500
                                BtoC事業

         3,000                  ロジスティクス事業、その他


         2,500

         2,000

         1,500

         1,000

            500

                0



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                                                     アスクルを取り巻く事業環境
           少子高齢化・人手不足                                      EC化の加速       AI・テクノロジーの進化




             内閣府 「平成29年版 少子化社会対策白書 全体版」より


                   感染症との戦い                              気候変動・サステナブル経営   新しい働き方・ボーダーレス




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                                                      巨大な成長市場
                                       BtoB 市場規模                     BtoC EC化率


                12.6兆円+α                                       6.76%から拡大
               メディカル領域 : 4.2兆円

                      MRO領域                          : 8.4兆円

                                                      +α
        ※厚生労働省「薬事工業生産動態統計年報」、経済産業省「工業統計調査品目別統計表」               出典:経済産業省「令和元年度電子商取引に関する市場調査」
         等の情報を元に当社推計

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           激化する競争に勝ち抜くための
               中期経営計画


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                                            着実な成長を支える競争優位性
                          お客様基盤・ビッグデータ                   EC物流




                                       オリジナル商品       Zホールディングスグループ




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                                            多様なお客様基盤・ビッグデータ
                   BtoB 上位10業種のお客様数※1
 医療機関・薬局                                               日本最大級の
             製造業
                                                     BtoBビッグデータ                 ※2

     販売・小売業



                                                                     3兆円超
      土木・建設・                                          累計
       建設資材
                                                     購買金額
        介護・福祉




                                                                     5億件超
                 教育
                                                      累計
        サービス業                                        オーダー数

          不動産業



 士業・コンサル・
             飲食業
                                                       年間
                                                     ページビュー      12億PV超
 専門サービス等
                                                      ※1 2021年5月度のご購入お客様数
                                                      ※2 対象期間:2006年5月21日~2021年5月20日

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                                                     独自のEC物流
         全国当翌日配送を
         実現する物流基盤

              高度に自動化
              された物流設備

           自社グループ
         100%の庫内運営
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                                                 2025年までに成し遂げること


                                        オフィス通販からの
                                       トランスフォーメーション
          ~すべての仕事場とくらしを支えるインフラ企業へ~


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                                                     パーパス(存在意義)

                                                                  あ   す

                       仕事場とくらしと地球の明日に
                        「うれしい」 を届け続ける。


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                                                     マテリアリティ(重要課題)
                                       マテリアリティ(重要課題)                  関わりのあるSDGs
                                       DXによるサービスの変革
                  DX                    最高の顧客体験の創造
                                        革新的バリューチェーンの構築
                                       共創によるイノベーション
                共創                      資源循環型プラットフォームの実現
                                        商品とサービスを通じた新たな価値の創出
                                       次世代につなぐ地球環境への貢献
                環境                      脱炭素社会の実現に向けた挑戦
                                        生物多様性の保全
                                       責任あるサプライチェーンの構築
                 サプライ                   サステナブルな調達の実現
                 チェーン                   ライフラインとしての責任の全う
                                       サステナブルな企業活動を支える人材育成
                人材                      積極的にチャレンジする人材によるイノベーションの創出
                                        個々人が能力を発揮するダイバーシティの推進
                                        健全な財務体質の維持・向上
                基盤                      透明性の高いガバナンスの実現(含む情報セキュリティ)
                                        心身ともに安心・安全に働ける健康経営


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                                                     中期経営計画 基本方針



                サステナブル                                  お客様価値   高収益モデル
                  経営                                     最大化     への変革




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                        環境課題の解決を事業と一体化して推進
                                                     これまでの取り組みを強みに活動を加速



                    脱炭素社会                                資源循環プラット   環境配慮商品
                     の実現                                 フォームの構築      の拡充




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             アスクルは「エシカルeコマース」へ
                     環境保全や社会課題解決を考えたサステナブルなサービス




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                                                     経営指標

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                                                        2025年5月期
             売上高 5,500億円                                            営業利益率 5%
                                   2022年5月期~2025年5月期 累計投資額 300億円強

                         連結売上高                            連結営業利益率          連結株主資本利益率
                                                                              (ROE)
          年平均成長率                          6%超           年平均成長率   18%超
       (億円)                                     5,500

            4,221                                                  5%              20%

                                                        3.3%              14%


           21/5期                               25/5期    21/5期     25/5期   21/5期   25/5期
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                                                         2025年5月期
                                                       事業別売上高
                                    【BtoB単体】                                【LOHACO】
             最終年度は二桁成長へ                                           黒字化して再成長へ
             (億円)
                                                     4,135     (億円)                    743

                      3,152                                           528




                      21/5期                          25/5期            21/5期        25/5期
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    中期の成長シナリオ
                                                                             ✓ 連結売上高
                                                 BtoB最強ECサイト構築                 5,500億円
                                     戦略業種と品揃え拡大                              ✓ BtoB
                   Zホールディングスとのシナジー                                             二桁成長へ
              プラットフォームの改革                                                    ✓ LOHACO
                 21/5期                     22/5期     23/5期   24/5期   25/5期
                                                                               収益事業へ
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        最重要戦略

       1.戦略業種と品揃え拡大

       2.BtoB最強ECサイト構築

       3.Zホールディングスとのシナジー

       4.プラットフォームの改革


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        最重要戦略

       1.戦略業種と品揃え拡大

       2.BtoB最強ECサイト構築

       3.Zホールディングスとのシナジー

       4.プラットフォームの改革


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     BtoB
                                                     戦略的に強化する2大業種




                            医療・介護                             製造業




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     BtoB
                                                      品揃え拡大
    購入頻度
           低                                                                        高



           取扱い商品                                      在庫商品          オリジナル商品
            戦略業種向け商品を                                いつも買う「明日来る」     価格・品質の優位性
             中心に幅広く拡大                                  商品の拡大        環境配慮型商品の拡大


                          2倍
                          (1,800万アイテム)
                                                        4倍
                                                        (33万アイテム)
                                                                     1.4倍
                                                                       (1.2万アイテム)



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        最重要戦略

       1.戦略業種と品揃え拡大

       2.BtoB最強ECサイト構築

       3.Zホールディングスとのシナジー

       4.プラットフォームの改革


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     BtoB
                                                     BtoB最強ECサイト
    個人事業主~中小事業所向け


                                                                     新アスクルWebサイト<2023年5月期>


                                                ・検索からの最速購入
                                                ・パーソナライズド リコメンド


             中堅~大企業向け
                                                     +            両サイトの
                                                ・無料の購買管理機能
                                                ・ボリュームディスカウント
                                                                  特長を結集
                                                                  テレワーク対応の購買機能も実装




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     BtoB




                                                       新ECサイト効果

                                                     累計500億円超
                     購入頻度、購入単価の向上

                     購買集約による定着率向上                     の売上増

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        最重要戦略

       1.戦略業種と品揃え拡大

       2.BtoB最強ECサイト構築

       3.Zホールディングスとのシナジー

       4.プラットフォームの改革


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   LOHACO
                                               再成長軌道に乗せ収益事業へ
                                                              (25/5期は通過点)

                                                     21/5期           22/5期         23/5期      ~25/5期
                                                      (実績)            (計画)         (計画)       (残り2年間)

           売上総利益率
                                                                                      商品粗利率の改善
                                                                                      広告・データビジネスの進化

             変動費比率
                                                                    配送原価の低減
                                                             (BtoB物流基盤活用、置き配の推進)

             固定費比率                                           新本店移行


             限界利益率


                                                                     ▲25億円
                営業利益                                 ▲42億円       (前期差17億円改善)
                                                                                   黒字化       収益事業へ


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   LOHACO
                                               強みを伸ばしてさらなる成長へ
            LOHACOのバリューチェーン




                   集客                           サイト基盤   決済   商品   物流   CRM




                         Z基盤をフル活用                            強みに資源を集中


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   LOHACO
                                                     両店舗の相乗効果を最大化



                     LOHACO PayPayモール店                                 LOHACO 本店


                          NB中心                               ×    オリジナル商品中心
                         新規顧客拡大                                     ファン拡大
                                                 LOHACO本店もPayPayモール店と同じポイント倍率へ

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   LOHACO
                                                     累計200億円超の売上増へ



      NB+オリジナル商品
      翌日お届けの強化



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                                                       LOHACOが実現したいこと


                                                     くらしをラクに楽しく




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        最重要戦略

       1.戦略業種と品揃え拡大

       2.BtoB最強ECサイト構築

       3.Zホールディングスとのシナジー

       4.プラットフォームの改革


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                                                     実現すること



                             強みの高速物流を進化させ
                             ロングテールも「明日来る」へ


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                                      プラットフォーム改革の実行施策

       1.物流センター構造改革

       2.BtoBとBtoCの物流融合

       3.バリューチェーンのDX



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                                      プラットフォーム改革の実行施策

       1.物流センター構造改革

       2.BtoBとBtoCの物流融合

       3.バリューチェーンのDX



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                                                     ハイブリッド商品戦略
                                         ヘッド         低単価+高回転
                                         商品          当日、翌日お届け


        販
        売
                                                            ロングテール    高単価+低回転
        数
                                                              商品      数日以降お届け




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                                                                商品数             36
                                                     ハイブリッド商品戦略
                                         ヘッド         低単価+高回転
                                         商品          当日、翌日お届け


        販
        売
                                       ロングテールも「明日来る」
                                                            ロングテール    高単価+低回転
        数
                                                              商品      数日以降お届け




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                                                                商品数             37
          後方支援センターの活用で柔軟なアイテム拡大
                                           海外等からのコンテナ便

        Before
                                                                                              DC
                                                                                        Distribution Center




                                           海外等からのコンテナ便


         After                                                                        ●テール品間口創出
                                                                                      ●入荷負荷の低減
                                                         ASKUL三芳センターを活用
                                                                                      ●品切れの解消
                                                     前捌き倉庫活用で
                                                      DC在庫を圧縮

                                                                           補充倉庫活用で
                                                                          柔軟なDC在庫補充
                                                                                      売上拡大
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                                      プラットフォーム改革の実行施策

       1.物流センター構造改革

       2.BtoBとBtoCの物流融合

       3.バリューチェーンのDX



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                                                 お届け品質と配送効率を向上
                        Before                        After
                                                               ●在庫の共用化
                                                               ●配送管理システムオープン化
                         ASKUL                                 ●BC混載配送の促進
                                                      ASKUL
                                                               ●置き配選択も可
                                                     +LOHACO

                    ASKUL
                   +LOHACO                                      お届け品質向上
                      LOHACO                         LOHACO    明日来る商品拡大
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                                      プラットフォーム改革の実行施策

       1.物流センター構造改革

       2.BtoBとBtoCの物流融合

       3.バリューチェーンのDX



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                   バリューチェーンのDXでお客様価値を向上

      商品登録                                  発注        入荷       保管      販売      出荷       配送
          高速化                              可変化       労働負荷減   在庫配置最適化 パーソナライズ   荷物まとめ   ルート最適化




                                     データとAIで最適化・ロボット活用で省人化


                  最速                                 品切れ            最短            省資源
                  購入                                 低減             お届け            配送
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                                                     実行型AIロボットの導入拡大



                                                         デパレタイズロボット
                                                      (荷下ろし工程自動化ロボット)


                                                            AGV
                                                       (パレット搬送用ロボット)




                                                                           AGV
                                                                        (棚移動ロボット)
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       東日本の最先端基幹センター
        「ASKUL東京DC」 7月竣工
                                                     (2022年夏 稼働予定)


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          さらなる企業価値向上に向けて


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    中期の成長シナリオ
                                                             新たなサービスの構築       物販以外の
                                                 BtoB最強ECサイト構築                領域へ          ※



                                     戦略業種と品揃え拡大

                   Zホールディングスとのシナジー

              プラットフォームの改革

                 21/5期                     22/5期     23/5期    24/5期   25/5期   ※業績計画には織り込んでおりません



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                               BtoBの圧倒的お客様基盤
                              ビッグデータを活用したサービス
                                                     検討領域



        中小事業所向け                                             医療、介護向け
          サービス                                                サービス

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                                                     私たちのDNA

                                お客様のために進化する


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2022年5月期~2025年5月期
  中期経営計画
   補足資料
                                                     背景・現状認識



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   創業以来着実な成長
       お客様の声や時代の変化に対応しながら、商品やサービスを進化させ、
 BtoBイベント・・・青
              磨きこむことで創業以来、着実な成長を実現                                                                   売上高(連結)
 BtoCイベント・・・橙

 1992年
                                                                                         21年5月期      4,200億円超
 500アイテムからサービス開始                                                    2011年 サプライヤー直送開始
                                                                                         2019年 IoT自動発注サービス開始
                1994年 全国拡大                                              2012年 スマホサイト開設
                                                                              MRO商材の拡大
                        1995年 オリジナル商品販売開始                                    LOHACO開始
                                    1997年 インターネットショップ開設                                        2021年 LOHACO新本店オープン
                                                     2002年 eProサービス開始
                                                                            2013年 LOHACO専用オリジナル商品発売開始

                                                                               2014年 ECマーケティングラボ始動

                                                        2003年 アスクルアリーナサービス開始        2015年 暮らしになじむLOHACO展スタート
                                         売上高
                                                          2004年 メディカル商材の販売開始              2018年 定期配送サービス開始
               94年5月期                   2億円                                                     Yahoo!ショッピングに出店
                                                                 2008年 ソロエルサービス開始
Copyright © ASKUL Corporation All Rights Reserved.                     MRO商材の販売開始                                 51
   アスクルを取り巻く事業環境に対する認識
                                                     重要な環境認識                          当社における機会と対応
                                                         生産年齢人口の断続的低下                 テクノロジーを活用した
              1 少子高齢化・人手不足                               労働力不足                1     物流自動化・省人化を一層強化

                                                         ECサービスの拡大
                                                                                   BtoB、BtoCの双方のECサービスの知見を
              2             EC化の加速                       ビジネスプロセスのデジタル化加速     2       最大化し一段階上の成長を実現
                                                         生活様式の変化


                                                         ビジネスの生産性向上
                                                                                     AI・テクノロジーの活用力をいかし
              3 AI・テクノロジーの進化                             テクノロジー活用の競争激化        3
                                                         新たなイノベーション創出の必要性           バリューチェーン全体のDXを加速

                                                         防疫/感染予防意識の変化               メディカル領域での強いMD力で
              4            感染症との戦い                       BCPの必要性              4       安定した商品供給を継続

                                                         気候変動対策の実行
                            気候変動                         環境対応を前提とした経営へのシフト         事業と一体化させて取り組みを拡大し
              5                                                                5       サステナブル経営を実行
                          サステナブル経営                       社会課題の解決



                             新しい働き方                      働き方の変化によるBC区分が消滅             テレワーク対応の機能を備える
              6                                          ワーク・ライフ・バランス等の意識変化   6   BtoB購買サイトとしての競争優位を確立
                             ボーダーレス
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   着実な成長を支える競争優位性~アスクルの強み~
   1 お客様基盤・ビッグデータ                                                                                    2 EC物流
             購入お客様数拡大                                                   購入商品数拡大
                                                                                                          高度なEC物流プラットフォーム
                                           お客様満足度の向上                                                 ✓   当日・翌日配送プラットフォームと運営ノウハウ
                                                                                                     ✓   高度な物流システム・設備設計ノウハウ
            商品                                                                         マーケティング
      オリジナル商品の拡大
                                                      物流
                                                                                         サーチエンジン     ✓   アスクルロジストのセンター運営ノウハウ
     ロングテール商品の拡大
       在庫商品の再拡大
                                                 品切れの極小化
                                                 お届け品質の向上
                                                                                         1to1リコメンド
                                                                                         1to1検索強化    ✓   自動化された調達の仕組みとオペレ-ションノウハウ

                                        ビッグデータ × AI
              日本最大級のBtoBお客様基盤に蓄積されたビッグデータ
                     累計購買金額                          累計オーダー数                   年間ページビュー
                      3兆円超    ※                      5億件超   ※                   12億PV超    ※


                                                 ※2006年5月21日~2021年5月20日までに蓄積されたBtoB事業に関する購買ビッグデータ




     幅広い業種に渡る多様なお客様基盤
     日本最大級のBtoBお客様基盤に蓄積
      された他を圧倒するビッグデータ
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   着実な成長を支える競争優位性~アスクルの強み~
   3 オリジナル商品                                                            4 Zホールディングスグループ
      ✓ お客様のニーズに応える商品開発力                                                 2012年4月 業務・資本提携
      ✓ サプライヤーとのパートナーシップ                                                 2012年10月 LOHACOスタート
      ✓ 仕事場の定番商品をオリジナル商品化                                                 ヤフーが持つ圧倒的な集客力・決済機能とアスクルの強み
                                                                          の商品開発力・物流・CRMを掛け合わせ

                                                                         2018年3月 Yahoo!ショッピングに出店
              差別化と収益力強化を同時に実現                                             ヤフーの各種サービスや集客コンテンツへの連携表示が
                                                                          可能になるなど新規のお客様が拡大
    1995年に7アイテムのオリジナル商品でスタート
    2021年5月時点で1万アイテム超に                                                  2019年11月 PayPayモールに移行
    MRO・メディカル商材に拡大、すべての仕事場をカバー                                           PayPayモールの開設に伴い、Yahoo!ショッピング店
                                                                          から移行
                                         取扱い商材カテゴリー
                                                                         2021年6月 LOHACO新本店オープン
       文具・事務用品                     OA・PC用品           生活用品          家具     ヤフーのシステム基盤(クロスショッピングエンジン)を
                                                                          活用したLOHACO新本店がオープン
                    工場・現場用品                    衛生・介護用品      医療材料
                          (MRO)




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   EC市場の伸びしろ・白地
                                       BtoB 市場規模                                        BtoC EC化率


              12.6兆円+α                                                   6.76%から拡大
                  メディカル領域 : 8.4兆円

                      MRO領域                          : 4.2兆円
                                                               +α
        ※厚生労働省「薬事工業生産動態統計年報」、経済産業省「工業統計調査品目別統計表」
         等の情報を元に当社推計
                                                                             出典:経済産業省「令和元年度電子商取引に関する市場調査」

                                                                    経済産業省の「令和元年度電子取引に関する市場調査」によると
    ✓ メディカル・MRO領域を合計すると12.6兆円という巨大な成                                BtoC市場のEC化率は6.76%と海外に比べても低く、白地も多
      長市場                                                           いことから、これからさらなる成長が望める。
    ✓ それ以外の領域でも今後のEC化が見込まれ、さらなる成長                                   参考)海外のEC化率
      の余地がある(+α)                                                    出典:eMarketer, June 2020 「US Ecommerce2020」 「UK Ecommerce2020」
                                                                    アメリカ → 14.5% イギリス → 27.5%
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                                          中期経営計画の全体像



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   中期経営計画の位置づけ

                                                                                     あ す
                                                                                     あ す
                                                         パーパス        仕事場とくらしと地球の明日に
                                                        (存在意義)        「うれしい」を届け続ける。

                                                        バリューズ             変革 と 最速
                                                        (価値観)         お客様と地球に最適な変革を、
                                                                     時代の変化より先に最速で実現する。

                                                                          多様性 と 共創
    お客様のために進化する                                           DNA        多様性を尊重し、あらゆる壁を超え、
                                                                       さまざまな個性と共創する。

                                                                          誠実 と 誇り
                                                     サステナビリティ基本方針      何事にも誠実に取り組む。
                                                                     誇りを持ちながら謙虚さを忘れない。

                                                     マテリアリティ(重要課題)

                                                中期経営計画(~2025年5月期)
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   中期経営計画の全体像

      2025年に                             オフィス通販からのトランスフォーメーション
     成し遂げること                             ~すべての仕事場とくらしを支えるインフラ企業へ~

                                         1. サステナブル経営
        基本方針                             2. お客様価値最大化
                                         3. 高収益モデルへの変革
                                        ①戦略業種と品揃え拡大
                                                                  すべての仕事場のお客様に幅広い品揃えと
                                        ②BtoB最強ECサイト構築           最強の売り場をご提供して成長スピードを上げる
                                        ③Zホールディングスとのシナジー
     最重要戦略
                                        ④プラットフォームの改革
                                               ・物流センター構造改革        圧倒的強みである高速物流を進化させ、
                                               ・BtoBとBtoCの物流融合    ロングテール商品の当日翌日配送を実現
                                               ・バリューチェーンのDX
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   経営指標
                                                                         19/5期    20/5期    21/5期    22/5期       25/5期
                                                                          (実績)     (実績)     (実績)     (計画)        (計画)


     財務指標                           全社連結             売上高     (億円)        3,874    4,003    4,221    4,300        5,500
                                                     営業利益率       (%)        1.2      2.2      3.3      3.3          5.0
                                                     ROE   (%)              0.9     11.2     14.0           -     20.0
                                    BtoB単体           売上高     (億円)        2,892    3,004    3,152    3,232        4,135
                                    LOHACO           売上高     (億円)          513      486      528      545          743

     非財務指標                          取扱い商品※           (アイテム)                                890万             -   1,800万
                                    在庫商品※ (アイテム)                                              8万            -      33万
                                    オリジナル商品※ (アイテム)
                                                           ※BtoB事業を対象
                                                                                            0.8万            -     1.2万

     投資計画                           22/5期~25/5期の4年間で300億円超を計画
                                    ・ASKUL東京DC(設備) 77億円                 ・新アスクルWebサイト(システム) 40億円     ・DX投資 40億円 等
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                                                             重要戦略
                                                     • ASKUL事業      • 人材戦略
                                                     • LOHACO事業     • サステナビリティ
                                                     • プラットフォーム改革   • グループ企業戦略



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                                                     ASKUL事業



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   ASKUL事業 戦略概要
       1       戦略業種と品揃え拡大                            2   新サイトグランドオープン(2023年5月期予定)
    ・医療・介護と製造業を戦略業種に位置づけ                             ・ASKUL Webサイト(中小事業所向け) とソロエルアリーナWeb
     -2004年に医療・介護施設向け「アスクル メディカル&                     サイ ト(中堅大企業向け)を統合して新サイトを構築
      ケアカタログ」発刊以来、医療・介護のお客様登録拡大                       -両サイトの特長を結集し、さらにテレワークにも対応した
     -2010年に株式会社アルファパーチェスの株式取得                         機能を追加する最強のBtoB購買サイト
      以降、MRO中心に取扱い商材数拡大                              ・累計500億円超の売上増分効果見込(25年5月期まで)
     -エッセンシャル業種のお客様基盤が定着                              -購買頻度、購入単価向上
    ・戦略業種の専門商材まで品揃え+「明日来る」の実現                         -購買集約による離反防止
     -オフィス向け商品+専門商材による購入単価向上

       3       エージェントとともに                            4   1to1マーケティング
    ・アスクルエージェントの機能と役割                                ・紙媒体でのお客様アプローチ
     ~BtoB事業の環境変化に応じた機能・役割を担う~                        -2021年2月よりカタログ発刊頻度を年2回から1回に
     -新規開拓                                            -AIを活用し、お客様ごとに掲載商品を選別した1to1
     -お客様与信管理・代金回収                                     の商品提案媒体で販促
     -きめ細かなお客様対応がお客様ロイヤリティ向上に貢献                      ・デジタルマーケティング
    ・共存共栄の関係性                                         -ビッグデータ・AIを活用し1to1デジタルマーケティング
     -変化する市場環境に応じた最適な形で共存共栄                            を実行、ご利用ステージにあわせ「なんでもアスクル」で
                                                       購入いただけるお客様を拡大
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   ASKUL事業 戦略業種と品揃え拡大
   ・テレワーク化やペーパーレス加速により、                                      ・現在では、医療・介護、製造業等の            ・エッセンシャル業種の専門商材(高単価・
    従来の得意分野である一般オフィス向け                                        オフィス以外のお客様シェアが高い             高収益) を中心に品揃え拡大、2021年
    事務用品の成長は軟調                                                                             5月比で取扱いアイテム数を2倍、在庫
   ・一方でメディカルやMRO等の必需品は                                          BtoB 上位10業種のお客様数           商品を4倍、オリジナル商品を1.4倍に
                                                                        0   5   10   15
    EC化も追い風となり堅調
                                                             医療機関・薬局                      購入頻度
                                                                                           低
                                                                                                 取扱い商品
                   メディカル
                        その他
                                                                 製造業
                                                                                                 戦略業種向け商品を    2倍
                                                                                                  中心に幅広く拡大 (1,800万アイテム)
                                                              販売・小売業

                                                              土木・建設・
                                                     OA・PC
          MRO                                                 建設資材

                                                                                                  在庫商品
                                                                                                              4倍
                          内円:20年5月期                            介護・福祉
                             通期
                          外円:21年5月期                                                              いつも買う「明日来る」
    ファニチャー                                                        教育
                                                                                                             (33万アイテム)
                             通期                                                                    商品の拡大
                                                               サービス業
                                                     文具
                                                                不動産業
                      生活用品                                                                       オリジナル商品
                                                                 飲食業

                                                             士業・コンサル・
                                                                                                  価格・品質の優位性
                                                                                                             1.4倍
                                                                                                 環境配慮型商品の拡大(1.2万アイテム)
                                                             専門サービス等                      購入頻度
Copyright © ASKUL Corporation All Rights Reserved.                                         高                       63
   ASKUL事業 BtoB最強ECサイトの構築
     ・中小事業所向けと中堅大企業向けの2つのECサイトを一つに統合。両サイトの強みを結集した、他に類を見ない
      最強BtoB ECサイト「新アスクルWebサイト」を構築。企業規模、勤務場所・形態を問わず、働くすべてのお客様が必要
      とする商品・サービスをお届けする。
                                                 Before                               After

                                                 【メリット】                     <2023年5月期>
         個人事業主~中小向け                              ・オープンなECネイティブサイト
                                                 ・1to1リコメンド               両サイトの特長を結集した
                                                 ・購入経験を重ねるほど買いやすい
                                                 ・登録の障壁が低い
                                                                          新アスクルWebサイト誕生
                                                 ・支払方法が選べる(クレジットカード対応)
                                                 ・クーポン販促やポイントあり
                                                 【課題】
                                                                         働くすべてのお客様にさらに便利に
                                                 ・購買管理ニーズへの対応
                                                                         ・オープンなECサイト
                                                     2サイト間にサービスレベル差異     ・外部検索からリーチ可能         累計500億円超の
                                                                         ・データ×AIによる1to1リコメンド    売上増分を
             中堅~大企業向け                            【メリット】                  ・クーポンやポイントも利用可能          見込む
                                                 ・企業の購買管理ができる
                                                  (クローズドの購買管理サイト)        ・買うほどお得になるボリュームディスカウント
                                                 ・買えば買うほどお得になる
                                                  ボリュームディスカウントあり
                                                                         ・承認ワークフロー等の購買管理機能
                                                 【課題】                    ・在宅からの注文にも対応
                                                 ・検索エンジンから直接遷移できない
                                                 ・クレジットカードに対応していない       ・様々な支払方法            購買頻度、購入単価向上
                                                                                              購買集約による定着率向上


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                                                     LOHACO事業



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   LOHACO事業 戦略概要
       1       店舗・サービス戦略                             2   商品戦略
     ・PayPayモール店と本店の相乗効果を最大化                         ・「くらしをラクに楽しく」するサービス
      -PayPayモール店はNB中心、新規顧客拡大 (集客)                    -LOHACOらしい独自価値商品やお客様のくらしのお困り
      -新本店はオリジナル商品中心、ファン拡大 (定着)                        ごとを解決する商品の提案
      -両店舗とも同一のポイント倍率を適用                              -エシカル視点(GO Ethical)の推進、廃棄削減のための
     ・お届けスピード・お届け品質の向上                                 取組み
      -BtoBの物流基盤の活用による取扱い商材拡大、
       翌日配送の拡大


       3       広告・データビジネス(メーカー向け)                    4   Zホールディングスとのシナジー
     ・広告事業に加え、データ分析やマーケティングノウハウも                     ・Zホールディングスの圧倒的お客様基盤の活用
      新たな事業として育成                                      -サイバーサンデーやPayPayモールの販促等による集客
      -お客様とメーカーをつなぎ、ともに価値を創造していく                      -広告、決済等の連携
       最強のデジタルマーケティングパートナーを目指す                       ・Zホールディングスのプラットフォームの活用により
      -エンジニア、データサイエンティストが提供価値を創造                      コストと工数を削減、LOHACOは自らの強み(商品、物流、
                                                      CRM)に経営資源を集中


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   LOHACO事業 ロードマップ
                    ・21/5期は計画通り進捗し、営業利益▲42億円で着地
                    ・22/5期も計画に沿った赤字縮小を前提として、売上成長を意識した販促費投入予定
                    ・23/5期の黒字化、さらに25/5期の先を見据えた成長を目指す

                                                     21/5期           22/5期         23/5期       ~25/5期
                                                      (実績)            (計画)         (計画)        (残り2年間)

           売上総利益率
                                                                                       商品粗利率の改善
                                                                                       広告・データビジネスの進化

             変動費比率
                                                                    配送原価の低減
                                                             (BtoB物流基盤活用、置き配の推進)

             固定費比率                                           新本店移行


             限界利益率


                                                                     ▲25億円
                営業利益                                 ▲42億円       (前期差17億円改善)
                                                                                   黒字化        収益事業へ
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   LOHACO事業 店舗戦略(PayPayモール店/新本店)・商品戦略
                    ・PayPayモール店と本店のそれぞれの役割・特長を活かし、両店舗の相乗効果を最大化
                     [PayPayモール店] Zホールディングスが持つ国内最大級のお客様基盤からの流入による新規顧客拡大
                     [本店] デザイン性の高いオリジナル商品や課題解決型の商品の提案によるファン拡大・ロイヤリティ強化




                                             LOHACO PayPayモール店             LOHACO 本店

                                            NB(メーカー品)中心
                                                                   ×    オリジナル商品中心
                                                     新規顧客拡大                 ファン拡大

                                                     LOHACO本店もPayPayモール店と同じポイント倍率へ
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                                                     プラットフォーム改革



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   プラットフォーム改革 全体像

     実現する                                      強みの高速物流を進化させ、ロングテールも「明日来る」へ
      こと                                        サプライヤーから直送しているロングテール商品の翌日配送を拡大し、お客様の満足度向上、
                                                 トップライン成長

                                                        施策                        内容

                                               物流センター構造改革          後方支援センターの活用で柔軟なアイテム拡大、物流センター
                                                                    出荷能力の最大化

        取組み                                          BtoBとBtoCの    物流センター全体最適化によりLOHACO出荷量増に対応
                                                       物流融合        BtoBキャリアによるBtoC配送を進め配送効率を高める

                                                                     サプライヤー納品、アスクル物流センター運営双方の効率化
                                                                     カスケード型発注への切り替え
                                                 バリューチェーンのDX         荷分かれを最小化する在庫配置最適化
                                                                     配送費を最小化する出荷物流センターを自動決定
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   プラットフォーム改革 物流センター構造改革
                                       後方支援センターの活用で柔軟なアイテム拡大
        Before

サプライヤー
                                                               物流センター
                                                                          ✓ 仕入れ商品を物流センターに入荷・保管しているため物流
                                                                            センターのスペースの多くが保管商品で占有されている
                                                               バック        ✓ ロングテール商品のための間口拡大のハードルが高い
                                                                     出荷
                                                               在庫         ✓ 大ロット品の一斉入荷による物流センター作業負荷が高い


                                                     新たなスキーム
                                                                          ✓ 後方支援センターを活用、各物流センターへ補充
         After
                                                                          ✓ 大量入荷の作業負荷低減
                                                                          ✓ 物流センターの間口拡大、ロングテール商品を含めた
                                             前捌き倉庫
                                                                            在庫アイテム数拡大
サプライヤー                                       保管用在庫             物流センター     ✓ 後方支援センターのコストは売上拡大と効率化で吸収


                                                     補充倉庫
                                                                 出荷        物流センターモデルの
                                                補充用在庫                     出荷能力最大化・売上拡大
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   プラットフォーム改革 BtoBとBtoCの物流融合
              物流センターと配送のBtoB・BtoC融合による効率向上
          翌日配送商品拡大
    LOHACO成長による出荷量増にも対応                                                     BtoB配送            BtoC配送

     現在の物流センター体制                                     将来の物流センター体制
                                                                        ✓ 不在率低い          ✓ 時間帯指定
                                                                        ✓ オフィス街やビルに密集、   ✓ 不在・再配達多い
                                                                          配送密度が高い        ✓ 宅配ボックス等受渡しの
                                                                                           細かな対応
             BtoB専用                                  前
                                                     捌            B
                                                     き    BtoB    to    配送管理システムのオープンプラットフォーム化
                                                     ・            C
                                        B            補
               BtoB                     to           充
                                        C            倉
                                                     庫
                                                                         BtoBキャリアによるBtoC配送拡大
             BtoC専用                                        BtoC
                                                                        お客様へのお届け品質向上・翌日配送拡大・
   兼用センターは一部にとどまる
                                                     前捌き・補充倉庫の活用で
                                                     センターの間口拡大、BtoB専用
                                                                               配送効率向上
                                                     センターからLOHACO出荷実現
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   プラットフォーム改革 バリューチェーンDX

                                  バリューチェーンのDXでお客様の価値を向上
                                   商品
                                                     発注      入荷     保管      販売      出荷     配送
                                   登録

                                                     発注量            在庫配置   AIパーソナ   荷分かれ
                                高速化                         ロボット化                          AI化
                                                      可変            最適化      ライズ     改善
    DX                      量・スピード                   納品量    労働負荷    配送費     販促      配送費    配送効率
                                アップ                  安定化     減       減     精度向上      減     アップ

                                                     データとAIで最適化・ロボット活用で省人化

  お客様                          豊富な                   在庫切れ    最短     最短      最速       省     最短
  の価値                         商品情報                   削減      出荷     お届け     購入      段ボール   お届け

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   プラットフォーム改革 バリューチェーンDX (1)
           商品登録                                      発注             入荷           保管            販売            出荷          配送
     事例①発注             サプライヤー納品・アスクル物流センター運営双方の効率化
                                                                                                              発注量を可変化した場合
    Before                                                                             After
                        10t車オーバー
                                                           E商品                                       4t車が常に高積載率で安定
                                                                   発注量が固定
                                                          5日分                                                E商品   E商品   D商品
                                                                  (5日設定)の場合
                             ロングテール品の品切れ解消
                             A商品                                                               ロングテール品の品切れ解消
                                                                                               C商品       3日分       2日分
                                  C商品                                                          5日分   B商品                 3日分
                             5日分  5日分  D商品                       4t車スカスカ                       A商品  5日分  D商品       F商品
                                              B商品                          G商品                           2日分       5日分   G商品
                                                          5日分      F商品                         2日分
                                              5日分                                                   A商品  A商品       A商品
                                                                           5日分                                           5日分
                                                                  5日分                               1日分  1日分       1日分
                                月               火          水       木       金                    月     火   水         木    金

        同一サプライヤでも納品量が毎日変動、センターの受け入れ体制も不安定に                                            納品量と入荷量が安定し、サプライヤーとアスクル双方の効率化が進む

     事例②発注             カスケード型発注への切り替え                            事例③保管     荷分かれを最小化する在庫配置最適化        事例④出荷   配送費を最小化する出荷物流センター
                                                                                                            を自動決定
                ロングテール品の品切れ解消
                                                                 各倉庫の在庫容量、出荷能力、                  荷分かれ最小化ロジックにより、注文内容毎に商品発送元
                                                                 各商品の在庫量を制約とし、                   となる物流センターを自動決定
                       サプライヤーA
                                                                 ある商品の配送費が最適解となる                 ✓ ロングテール品の有無
                                                                 在庫配置をシミュレーターで提示                 ✓ お届け先最寄りの物流センターでのオーダー完結可否
     最初のサプライヤーに                                                                                  ✓ 近隣物流センターでのオーダー完結可否
                                     サプライヤーB
      在庫が無い場合
     後順位へ自動連係し
      在庫や納期を確認                                       サプライヤーC

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   プラットフォーム改革 バリューチェーンDX (2)

                                                       実行型AIロボットの導入拡大
                                                     AGV※ (パレット搬送用ロボット)
                                                     ✓ 1台で1トンまでのパレット搬送
                                                     ✓ ハンドフォークによる人手での作業を自動化                         AGV※ (棚移動ロボット)
                                                     (AVC関西)                                        ✓ 作業ステーションへ
                                                                                                      商品棚の自動搬送による
                                                                                                      省人化
                                                                                                    (アスクル三芳センター)




                                                                  デパレタイズロボット(荷下ろし工程自動化ロボット)
                                                                  ✓ 労働負荷が高いケース出荷作業における
                                                                    コンベア付近への搬送作業を代替
                                                                  ✓ 自動化による工数削減と労働環境改善
                                                                  (ALP横浜)

                                                                                      ※Automated Guided Vehicleの略。無人搬送機を意味します。

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                                                       人材戦略
                                                      サステナビリティ
                                                     グループ企業戦略


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   人材戦略

                                     サステナブルな企業活動を支える人材育成
           個々人が能力を発揮するダイバーシティの推進                             積極的にチャレンジする人材によるイノベーション創出

              多様な人材が能力発揮し活躍できる環境の実現                          DXをベースに、よりチャレンジする人材の育成と環境整備

                                         女性管理職比率                          DX人材採用比率


                                            30%
                                            2025年5月期目標
                                                                          70%
                                                                          2022年5月期から開始

     シニア制度                                           人材活性化   チャレンジしたくなる        人材育成
          セルフアセスメント研修      360度サーベイ                        制度整備               DX人材含む、全社育成計画
          副業/兼業支援          社員エンゲージメント調査                       新評価制度
          セカンドキャリアチャレンジ制度                                      新昇降格制度
          定年延長、シニア評価制度                                         業績連動賞与
                                                                社内褒章制度

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   サステナビリティ
                         事業と一体化した取り組みで「サステナブル経営」を推進
                                                      脱炭素社会の実現

                          E                            「2030年CO2ゼロチャレンジ」「RE100」「EV100」
                                                      資源循環型プラットフォーム構築
                                                      環境配慮型商品の拡充

                                                      サステナブル調達の実現

                          S                           取引先/お客様と協働する社会支援
                                                      災害時等における緊急物資支援




                         G                            透明性の高いガバナンスの実現
                                                      グループ・ガバナンスの強化

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   サステナビリティ

                                       マテリアリティ(重要課題)                  関わりのあるSDGs
                                       DXによるサービスの変革
                  DX                    最高の顧客体験の創造
                                        革新的バリューチェーンの構築
                                       共創によるイノベーション
                共創                      資源循環型プラットフォームの実現
                                        商品とサービスを通じた新たな価値の創出
                                       次世代につなぐ地球環境への貢献
                環境                      脱炭素社会の実現に向けた挑戦
                                        生物多様性の保全
                                       責任あるサプライチェーンの構築
                 サプライ                   サステナブルな調達の実現
                 チェーン                   ライフラインとしての責任の全う
                                       サステナブルな企業活動を支える人材育成
                人材                      積極的にチャレンジする人材によるイノベーションの創出
                                        個々人が能力を発揮するダイバーシティの推進
                                        健全な財務体質の維持・向上
                基盤                      透明性の高いガバナンスの実現(含む情報セキュリティ)
                                        心身ともに安心・安全に働ける健康経営


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   グループ企業戦略

                           グループ全体で機能補完しつつ最強ECを目指す
                                                                        物流
                                                          アスクルロジスト   ✓ 物流センター庫内運営、小口配送業務
                                                                     ✓ 最先端で最高の物流と配送サービスを
                                                                       提供




                                                     商品
  アルファパーチェス ✓ MRO商材の販売、
              ファシリティマネジメント                                                             お客様接点
            ✓ 現場系商材拡大でシナジーを追求
                                                                                  ビジネスマート
                                                                                            ✓ アスクルエージェント
        嬬恋銘水                  ✓ ナチュラルミネラルウォーターの製造・                                          ✓ 革新的なエージェントモデルを追求
                                販売
                              ✓ ECに最適な飲料水の開発・製造                                     ソロエル
                                                                                            ✓ ソロエルエンタープライズの営業代行
         チャーム                 ✓ ペット用品や生体の通信販売                                               ✓ 大企業向け購買ソリューションの導入促進
                              ✓ ペット用品ECと日用品ECとの
                                シナジーを追求
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   注意事項
     本資料には、当社グループの現在の計画や業績の見通しなどが含まれております。
     これら将来の計画や予想数値などは、現在入手可能な情報をもとに当社が計画・予想したものであります。実際の業績な
    どは、今後の様々な条件・要素により、この計画・予想などとは異なる場合があり、この資料はその実現を確約したり、保証
    するものではございません。なお、この資料への公認会計士、監査法人の関与はございません。

     本資料における「LOHACO」とは、ヤフー株式会社との提携により2012年10月にスタートした一般消費者向けのオンライ
    ン通信販売事業のサービス名称です。 「BtoB」とは、企業(Business)と企業(Business)との間で、「BtoC」とは、企業
    (Business)と消費者(Consumer)との間で行われる取引を指します。「MRO」とは、Maintenance, Repair and Operation
    の略であり、この資料では主に企業が現場で消費する間接材を指します。「PJ Trylion(プロジェクト・トライオン)」とは、中小
    事業所向けサイトと中堅・大企業向けサイトを統合し新アスクルWebサイトを構築するプロジェクトであり、その名称には「売上
    高1兆円にトライする」の意味が込められています。

     本資料では、ASKUL Logi PARK を「ALP」、ASKUL Value Centerを「AVC」、デマンド・マネジメント・センターを「DMC」、
    デジタル・トランスフォーメーションを「DX」、と省略して記載することがございます。ASKUL東京DCの「DC」とは、Distribution
    Centerの略称です。

     本資料の全部またはその一部(商標・画像等を含む)について、加工の有無を問わず当社の許可なく複製および転載する
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