2678 アスクル 2019-03-14 15:00:00
2019年5月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

                2019年5月期             第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                           2019年3月14日
上 場 会 社 名   アスクル株式会社                     上場取引所                         東
コ ー ド 番 号   2678               URL https://www.askul.co.jp/kaisya/ir/
代   表   者 (役職名) 代表取締役社長 CEO (氏名) 岩田 彰一郎
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員 CFO        (氏名) 玉井 継尋               (TEL) 03-4330-5130
四半期報告書提出予定日      2019年3月29日 配当支払開始予定日               ―
四半期決算補足説明資料作成の有無       :有
四半期決算説明会開催の有無          :無
 
                                                                                           (百万円未満切捨て)
1.2019年5月期第3四半期の連結業績(2018年5月21日~2019年2月20日)
(1)連結経営成績(累計)                         (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                           親会社株主に帰属
                           売上高                      営業利益              経常利益
                                                                                           する四半期純利益
                           百万円          %           百万円        %      百万円             %           百万円      %
 2019年5月期第3四半期    288,508  9.3  2,431 △38.2    2,322 △37.5                                     1,115 △76.0
 2018年5月期第3四半期    263,978  4.9  3,936 △41.2    3,714 △44.1                                     4,650    ―
(注) 包括利益 2019年5月期第3四半期 1,171百万円( △75.0%) 2018年5月期第3四半期                                     4,686百万円( ―%)
 
 


                                                潜在株式調整後
                           1株当たり
                                                  1株当たり
                          四半期純利益
                                                 四半期純利益
                                    円   銭                  円   銭
    2019年5月期第3四半期                   21.88                  21.87
    2018年5月期第3四半期                   91.32                  91.21
 

 
(2)連結財政状態
                           総資産                      純資産             自己資本比率
                                    百万円                    百万円                        %
 2019年5月期第3四半期        168,484                             49,338                     29.1
 2018年5月期             173,713                             49,344                     28.3
(参考) 自己資本 2019年5月期第3四半期 49,111百万円                             2018年5月期            49,161百万円
 



2.配当の状況
                                                    年間配当金

                    第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末                            期末                合計
                           円    銭           円   銭          円   銭          円   銭           円   銭
  2018年5月期         ―    18.00                                  ―          18.00           36.00
  2019年5月期         ―    18.00                                  ―
  2019年5月期(予想)                                                            18.00           36.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
 
 
 

3.2019年5月期の連結業績予想(2018年5月21日~2019年5月20日)
                                                                              (%表示は、対前期増減率)
                                                                          親会社株主に帰属  1株当たり
                    売上高              営業利益                  経常利益
                                                                           する当期純利益  当期純利益
                    百万円     %           百万円         %      百万円       %            百万円         %          円 銭
     通期     390,000 8.2 6,000 43.1                         5,800   47.2           3,500 △25.4           68.66
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
 
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動                    :無
         (連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
         新規   ―社 (社名)   、 除外   ―社 (社名)
 

 

(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用                    :無
 

 

(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
  ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更                        :無
    ②     ①以外の会計方針の変更                         :無
    ③     会計上の見積りの変更                          :無
    ④     修正再表示                               :無
 

 

(4)発行済株式数(普通株式)
  ① 期末発行済株式数(自己株式を含む)            2019年5月期3Q   55,259,400株   2018年5月期     55,259,400株

    ②     期末自己株式数                2019年5月期3Q    4,235,634株   2018年5月期     4,286,859株

    ③     期中平均株式数(四半期累計)         2019年5月期3Q   51,004,809株   2018年5月期3Q   50,920,019株
 
 

    ※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
    ※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
        本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
        断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績
        等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっ
        ての注意事項等については、添付資料P.4「1.当四半期決算に関する定性的情報 (3)連結業績予想などの将来
        予測情報に関する説明」をご覧ください。
                        アスクル株式会社(2678) 2019年5月期 第3四半期決算短信


○添付資料の目次



    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………      2

    (1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………      2

    (2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………      4

    (3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………      4

    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………      5

    (1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………      5

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………      7

    (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………      9

      (継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………      9

      (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………      9

      (追加情報) ……………………………………………………………………………………………      9

      (セグメント情報等) …………………………………………………………………………………      9

    3.補足情報 …………………………………………………………………………………………………      10

      販売費及び一般管理費の明細(連結) ………………………………………………………………      10




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                            アスクル株式会社(2678) 2019年5月期 第3四半期決算短信


1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
   当第3四半期連結累計期間(2018年5月21日から2019年2月20日まで)におけるわが国経済は、企業収益と雇用
 環境等に引き続き改善が見られ、景気は緩やかな回復基調であるものの、海外の政治情勢の不安定化等により、株
 価や為替等の動向には不確実性が高まっており、先行きは不透明な状況で推移いたしました。
   当社グループが属するeコマース市場は、引き続き成長が見込まれているものの、小売業と通販大手の提携の動
 きが加速する等、競争が激化しております。また、配送ドライバー不足等に起因する配送運賃の上昇傾向は、eコマ
 ース各社の経営に大きな影響を与えております。
   このような状況の中、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期比9.3%の成長となりました。主力分野で
 あるeコマース事業のBtoB事業は、前年同期比5.0%の増収と順調に推移し、BtoC事業は、「LOHACO」の火災か
 らの復活と前連結会計年度の第1四半期末に子会社化した株式会社チャームの連結効果が第1四半期連結累計期間
 まで寄与したことにより前年同期比39.9%の増収となりました。
  差引売上総利益は、売上総利益率が前期から引き続き堅調に推移したことで、増収により増益となりました。一
 方、販売費及び一般管理費は、前年第2四半期以降の大手配送会社からの段階的な値上げを受け入れた配送運賃が
 大幅に増えたことで増加しており、前年同期比での営業利益の減益要因となっております。その他の費用の増加要
 因としては、増収による配送運賃の増加、前連結会計年度中に開設した「ASKUL Value Center 関西(以下、「AVC
 関西」)」の地代家賃や減価償却費等の固定費と子会社化した株式会社チャームの費用分が純増したことなどがあ
 りますが、これらの固定費の増加や株式会社チャームの費用の増加分は増収で概ね吸収しております。
   この結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高2,885億8百万円(前年同期比9.3%増)、営業利益24億
 31百万円(前年同期比38.2%減)、経常利益23億22百万円(前年同期比37.5%減)となりました。親会社株主に帰
 属する四半期純利益は、11億15百万円(前年同期比76.0%減)となりましたが、前年において火災損失引当金戻入
 額68億46百万円を計上したこと等が大幅な減益要因であります。以上の通り、配送運賃の値上げの影響により営業
 利益および経常利益は減益となっておりますが、物流センター内の生産性が「ASKUL Logi Park首都圏(以下、
 「ALP首都圏」)」火災以前の水準にまで順調に改善していること等から、第2四半期以降の各連結会計期間の利益
 水準は前年同四半期並みに回復しております。さらに「LOHACO」は、収益改善をともなった成長を実現するために、
 当第3四半期連結会計期間において、「独自価値商品拡大」、「マーケットプレイス等のフィー収入拡大」へと経
 営資源のシフトを図るとともに、経営課題である物流費については、「配送バー改定」と配送原価低減策を実行い
 たしました。「配送バー改定」については、2019年1月10日に基本配送料が無料となるご注文金額を「1,900円(税
 込)以上」から「3,240円(税込)以上」に改定、2月4日には「LOHACO Yahoo!ショッピング店」でも、基本配送
 料が無料となるご注文金額を「3,240円(税込)以上」から「3,780円(税込)以上」に改定したことで買い回りが
 進んでおり、1箱当たり売上高が上昇した結果、売上高配送費比率が予定通り改善しております。また、配送原価
 低減策として計画していた①ご購入いただいた商品数量等に合った段ボールサイズでの梱包による配送原価低減と
 配送効率向上、②大手配送会社拠点への荷物持込による配送原価低減策は第2四半期連結会計期間中に完了してお
 ります。これら施策により、収益は着実に改善傾向にあること、継続中の「(3)連結業績予想などの将来予測情
 報に関する説明」に記載の物流改革の取組みを計画通り進めることで、通期業績目標の達成に向けて邁進してまい
 ります。

  セグメント別の業績につきましては、以下のとおりです。
  <eコマース事業>
  当社グループの主力分野であるBtoB事業につきましては、さらなる成長に向けて着実に取り組みを進めており、
 当社で購入経験のないお客様がサーチエンジンで商品を検索した際に当社のWEBサイトが上位に掲載される施策
 (SEO)やインターネット広告の強化により新規のお客様を獲得しております。さらに、ビッグデータを活用した効
 率的・効果的な販促とWEBサイト上の検索機能の改善等を進めた結果、従来から当社サービスをご利用いただい
 ているお客様の買い回りも進み、購入点数・単価ともに増加いたしました。また、2018年8月に「アスクルカタロ
 グ 2018秋・冬号」を発刊し、定期配送サービスや、多様化する働き方やオフィス環境に適した新サービスの提案等
 を行いました。商品の種類別でみると、店舗等で頻繁にご利用される日用消耗品や消耗紙、オフィスでご利用され
 る飲料等の生活用品が成長を牽引し、MRO商材(注)、医療・介護施設向け商材の売上高も増加しました。注力
 分野であるロングテール商品の拡充等もあり、前年同期比で111億67百万円増収の2,344億9百万円(前年同期比5.0
 %増)となりました。


                              2
                              アスクル株式会社(2678) 2019年5月期 第3四半期決算短信


 BtoC事業につきましては、「LOHACO」においては、2017年2月の火災以降、売上高の減少が続いておりました
が、前連結会計年度末には火災前の水準まで回復しており、当第3四半期連結会計期間では収益性の改善を伴った
成長路線に転じております。2018年5月21日に「Yahoo!ショッピング」への出店を開始したことと、ヤフー株式会
社と連携した販促施策の強化等により新規のお客様の獲得が順調に進み、また、前述した通り基本配送料が無料と
なるご注文金額の改定等で、購入単価が上昇した結果、売上高の増加と収益性の改善が同時に進みました。2018年
10月に、大手メーカー48社に出展いただき、eコマースならではの独自デザイン商品を揃えた「暮らしになじむ
LOHACO展2018」を開催し、「LOHACO」ブランドの認知度向上にも努めました。当社とメーカーとの共創による独自
価値商品数の増加も着実に進めており、「LOHACO」の売上高は388億95百万円(前年同期比33.3%増)となり前年同
期比で97億7百万円の増収、前連結会計年度中に子会社化した株式会社チャームの連結効果も寄与し、BtoC事業
合計では、前年同期比で140億71百万円増収の493億34百万円(前年同期比39.9%増)となりました。「LOHACO」に
ついては、①独自価値商品数のさらなる拡大、②マーケットプレイス等のフィー収入の拡大、③独自配送サービス
「Happy On Time」の対象エリア拡大等による自社配送比率の向上等の物流施策を進め、大幅な収益力の向上を図っ
てまいります。当連結会計年度期首において10%であった自社配送比率については、当第3四半期連結会計期間末
時点で、期首に計画した期末時点の目標であった20%を超える23%まで達しており、当連結会計年度末時点では35
%を目標に進めております。
 以上の結果、両事業を合計したeコマース事業の売上高は2,837億44百万円(前年同期比9.8%増)となりました。
差引売上総利益は、オフィス生活用品やMRO商材等の増収、収益力の高い当社オリジナル商品の拡充等により、
673億97百万円(前年同期比9.1%増)となりました。
 販売費及び一般管理費は、物流センターにおける労働生産性は順調に改善等が進んでいるものの、値上げにより
配送運賃が大幅に増加したことに加え、「AVC関西」開設に係る固定費の増加、前連結会計年度の第1四半期末に子
会社化した株式会社チャームの費用分の純増もあり、前年同期比10.9%増加の645億86百万円となりました。
以上の通り、配送運賃の値上げの影響により、当第3四半期連結累計期間のeコマース事業における営業利益は28億
10百万円(前年同期比20.2%減)となりましたが、当第3四半期連結会計期間では、前年同四半期比で49.6%増加
の大幅な増益となっております。


 <ロジスティクス事業>
 ASKUL LOGIST株式会社においては、当社グループ外の物流業務受託の拡大により売上高が増加しましたが、前第
3四半期連結累計期間の売上高には、株式会社ecoプロパティーズの「ALP首都圏」、「ASKUL Logi PARK 福岡」売
却を含めた大型案件に係る不動産仲介手数料が含まれていたことから、減収減益となりました。
 この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は41億42百万円(前年同期比25.9%減)、営業損失は4億1百万
円(前年同期は営業利益10億28百万円)となっております。


 <その他>
 嬬恋銘水株式会社において、製造装置の改善等により増産が可能となったことで、「LOHACO」を中心に飲料水の
販売が順調に進み、売上高が増加いたしました。また、2018年7月18日に販売を開始した、飲み切り410mlサイズ
で、ゴミの分別の手間が省けるラベルのないペットボトルの新商品「LOHACO Water」は好評を博しており、売上高
の増加に寄与いたしました。製造量の増加にあわせ物流コストを低減するための自社倉庫も竣工したことから、売
上高の増加とともに、コストの低減も併せて進め、今後の収益力の強化に向けて取り組んでおります。
 当第3四半期連結累計期間の売上高は9億72百万円(前年同期比36.8%増)、営業利益は37百万円(前年同期比
374.0%増)となっております。


 (注) Maintenance, Repair and Operationsの頭文字をとった略称で、工場・建設現場等で使用される消耗品・補
    修用品等の間接材全般を指します。




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                            アスクル株式会社(2678) 2019年5月期 第3四半期決算短信


(2)財政状態に関する説明
 (資産の部)
  当第3四半期連結会計期間末における総資産は1,684億84百万円となり、前連結会計年度末と比べ52億29百万円減
 少いたしました。主な増加要因は、商品及び製品が19億61百万円、受取手形及び売掛金が11億30百万円増加したこ
 とであります。主な減少要因は、電子記録債務の減少等により現金及び預金が65億15百万円、未収消費税等の減少
 等によりその他流動資産が13億76百万円減少したことであります。
 (負債の部)
  当第3四半期連結会計期間末における負債は1,191億45百万円となり、前連結会計年度末と比べ52億23百万円減少
 いたしました。主な増加要因は、支払手形及び買掛金が58億59百万円増加したことであります。主な減少要因は、
 前連結会計年度末日が金融機関の休日であったため、決済日が期末日である電子記録債務が前連結会計年度末残高
 に含まれていたこと等により電子記録債務が71億62百万円、未払金が12億45百万円、長期借入金が11億82百万円、
 長期リース債務が11億11百万円減少したことであります。
 (純資産の部)
  当第3四半期連結会計期間末における純資産は493億38百万円となり、前連結会計年度末と比べ5百万円減少いた
 しました。主な増加要因は、非支配株主との取引に係る親会社の持分変動等により資本剰余金が4億56百万円増加、
 自己株式の処分により自己株式が2億3百万円減少したことであります。主な減少要因は、親会社株主に帰属する
 四半期純利益を11億15百万円計上したものの、配当金の支払18億35百万円により、利益剰余金が7億20百万円減少
 したことであります。
  以上の結果、自己資本比率は29.1%(前連結会計年度末は28.3%)となりました。
  なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連
 結会計期間の期首から適用しており、財政状態に関する説明については、当該会計基準等を遡って適用した後の数
 値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。


(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
  現状の最大の経営課題は、大手配送会社の配送運賃値上げ等の宅配クライシスの影響により高騰した売上高配送
 費比率を適正水準に改善していくことと認識しております。前述の通り、基本配送料が無料となるご注文金額の改
 定により販売単価が上昇していること、物流改革の短期施策のうち①ご購入いただいた商品数量等に合った段ボー
 ルサイズでの梱包による配送原価低減と配送効率向上、②大手配送会社拠点への荷物持込による配送原価低減が完
 了していることに加え、以下に記載しました施策を通して、物流改革の取組みが着実に進んでいることから、2018
 年7月4日に公表いたしました連結業績予想の修正はございません。


  短期施策:物流センター間(幹線)輸送の自社化と地域パートナー配送会社の活用によるBtoC事業の大手配送
        会社依存度の低減。
  中期施策:当社の独自配送サービスである「Happy On Time」の対象エリア拡大等によるBtoC事業の自社配送化
        の加速。
  長期施策:当社の物流基盤を外部提供する新サービス「Open Platform by ASKUL」の取組を拡大し、シェアリン
        グによる物流コストの低減等。




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2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                    (単位:百万円)
                           前連結会計年度            当第3四半期連結会計期間
                          (2018年5月20日)          (2019年2月20日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                            62,187              55,672
   受取手形及び売掛金                         41,309              42,440
   商品及び製品                            14,188              16,149
   原材料及び貯蔵品                             238                 304
   未成工事支出金                               24                  60
   未収入金                               8,032               7,688
   その他                                2,644               1,267
   貸倒引当金                               △23                 △16
   流動資産合計                           128,601             123,567
 固定資産
   有形固定資産
     建物及び構築物                          7,417               8,357
      減価償却累計額                       △2,284              △2,594
      建物及び構築物(純額)                     5,133               5,762
     土地                                  65                 143
     リース資産                           17,734              17,823
      減価償却累計額                       △2,915              △4,142
      リース資産(純額)                      14,819              13,680
     その他                             12,171              11,530
      減価償却累計額                       △6,125              △6,096
      その他(純額)                         6,046               5,433
     建設仮勘定                               67                 456
     有形固定資産合計                        26,133              25,477
   無形固定資産
     ソフトウエア                           5,080               5,286
     ソフトウエア仮勘定                        1,834               2,626
     のれん                              2,699               2,063
     その他                                 22                  15
     無形固定資産合計                         9,636               9,993
   投資その他の資産
     投資有価証券                             214                 306
     繰延税金資産                           2,815               2,752
     その他                              6,380               6,474
     貸倒引当金                             △68                 △87
     投資その他の資産合計                       9,342               9,446
   固定資産合計                            45,111              44,916
 資産合計                               173,713             168,484




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                                                   (単位:百万円)
                          前連結会計年度            当第3四半期連結会計期間
                         (2018年5月20日)          (2019年2月20日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                        44,066              49,926
   電子記録債務                           24,402              17,239
   短期借入金                             1,080                 380
   1年内返済予定の長期借入金                     1,786               1,603
   未払金                              10,555               9,309
   未払法人税等                              387                 392
   未払消費税等                              331                 709
   引当金                                 816                 683
   その他                               3,511               3,066
   流動負債合計                           86,938              83,311
 固定負債
   長期借入金                            16,340              15,157
   リース債務                            13,736              12,624
   退職給付に係る負債                         3,085               3,320
   資産除去債務                            2,219               2,347
   その他                               2,049               2,383
   固定負債合計                           37,430              35,834
 負債合計                              124,369             119,145
純資産の部
 株主資本
   資本金                             21,189              21,189
   資本剰余金                           23,605              24,061
   利益剰余金                           21,380              20,660
   自己株式                           △16,991             △16,788
   株主資本合計                          49,183              49,122
 その他の包括利益累計額
   繰延ヘッジ損益                             △1                  △1
   為替換算調整勘定                             25                  22
   退職給付に係る調整累計額                       △46                 △32
   その他の包括利益累計額合計                      △22                 △11
 新株予約権                                  19                  19
 非支配株主持分                               163                 208
 純資産合計                              49,344              49,338
負債純資産合計                            173,713             168,484




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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
  四半期連結損益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                    (単位:百万円)
                     前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                       (自 2017年5月21日          (自 2018年5月21日
                       至 2018年2月20日)          至 2019年2月20日)
売上高                              263,978                288,508
売上原価                             200,828                220,387
売上総利益                             63,149                 68,120
返品調整引当金戻入額                            28                     39
返品調整引当金繰入額                            28                     34
差引売上総利益                           63,149                 68,125
販売費及び一般管理費                        59,212                 65,694
営業利益                               3,936                  2,431
営業外収益
 受取利息                                  18                     20
 売電収入                                  19                      -
 賃貸収入                                   -                     90
 その他                                  100                     81
 営業外収益合計                              137                    192
営業外費用
 支払利息                                  90                    193
 休止固定資産減価償却費                          236                      -
 賃貸費用                                   -                     83
 その他                                   31                     25
 営業外費用合計                              359                    301
経常利益                                3,714                  2,322
特別利益
 固定資産売却益                            4,555                      -
 火災損失引当金戻入額                         6,846                      -
 固定資産受贈益                                -                     30
 その他                                   57                      2
 特別利益合計                            11,458                     33
特別損失
 投資有価証券評価損                          1,526                      -
 減損損失                               1,196                     26
 固定資産売却損                            3,682                      -
 固定資産除却損                              225                     63
 その他                                  318                     26
 特別損失合計                             6,949                    116
税金等調整前四半期純利益                        8,224                  2,239
法人税、住民税及び事業税                        1,125                  1,023
法人税等調整額                             2,436                     55
法人税等合計                              3,562                  1,078
四半期純利益                              4,661                  1,160
非支配株主に帰属する四半期純利益                       11                     44
親会社株主に帰属する四半期純利益                    4,650                  1,115




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  四半期連結包括利益計算書
   第3四半期連結累計期間
                                                  (単位:百万円)
                   前第3四半期連結累計期間           当第3四半期連結累計期間
                     (自 2017年5月21日          (自 2018年5月21日
                     至 2018年2月20日)          至 2019年2月20日)
四半期純利益                           4,661                  1,160
その他の包括利益
 繰延ヘッジ損益                              0                      0
 為替換算調整勘定                             4                    △4
 退職給付に係る調整額                          20                     14
 その他の包括利益合計                          25                     10
四半期包括利益                           4,686                  1,171
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                  4,674                  1,127
 非支配株主に係る四半期包括利益                     11                     44




                     8
                                     アスクル株式会社(2678) 2019年5月期 第3四半期決算短信


(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
     (継続企業の前提に関する注記)
      該当事項はありません。


     (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
      該当事項はありません。


     (追加情報)
     (「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
      「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第1四半期連結会
     計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定負債の
     区分に表示しております。


     (セグメント情報等)
  【セグメント情報】
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2017年5月21日 至 2018年2月20日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                          (単位:百万円)
                                                                              四半期連
                         報告セグメント
                                                 その他                   調整額    結損益計
                                                            合計
                  eコマース ロジスティク                   (注)1                  (注)2   算書計上
                                      計
                    事業    ス事業                                                 額(注)3
売上高

    外部顧客への売上高      258,504   4,973    263,478       499     263,978       ―    263,978
    セグメント間の内部
                        ―      618         618      210          829    △829       ―
    売上高又は振替高
        計          258,504   5,591    264,096       710     264,807     △829   263,978

セグメント利益              3,521   1,028      4,550           7     4,558     △621    3,936
    (注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、製造事業を含んでおります。
        2 セグメント利益の調整額△621百万円は、セグメント間取引消去になります。
        3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

 2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
  (固定資産に係る重要な減損損失)
     ロジスティクス事業セグメントにおいて、連結子会社である株式会社エコ配を取得した際に生じたのれんにつ
    いて、個別財務諸表で関係会社株式評価損を計上したことにより、のれんの減損処理を行い、特別損失に計上し
    ております。なお、減損損失の計上額は、株式会社エコ配の個別財務諸表で計上した固定資産の減損損失を含め、
    当第3四半期連結累計期間において1,196百万円であります。

Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2018年5月21日 至 2019年2月20日)
 1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                          (単位:百万円)
                                                                              四半期連
                         報告セグメント
                                                 その他                   調整額    結損益計
                                                            合計
                  eコマース ロジスティク                   (注)1                  (注)2   算書計上
                                      計
                    事業    ス事業                                                 額(注)3
売上高

    外部顧客への売上高      283,744   4,142    287,886       622     288,508       ―    288,508
    セグメント間の内部
                        ―      ―            ―       349          349    △349       ―
    売上高又は振替高
        計          283,744   4,142    287,886       972     288,858     △349   288,508
セグメント利益
                2,810  △401  2,408   37  2,446 △14  2,431
又は損失(△)
 (注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、製造事業を含んでおります。
     2 セグメント利益の調整額△14百万円は、セグメント間取引消去になります。
     3 セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。


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                                    アスクル株式会社(2678) 2019年5月期 第3四半期決算短信


3.補足情報
  販売費及び一般管理費の明細(連結)
                   前第3四半期                     当第3四半期                   (参考)前期
                   連結累計期間                     連結累計期間                   2018年5月期
                 (自 2017年5月21日              (自 2018年5月21日            (自 2017年5月21日
        科目        至 2018年2月20日)              至 2019年2月20日)            至 2018年5月20日)
                   金額       売上比       金額          売上比     前年同期比   金額           売上比
                 (百万円)      (%)     (百万円)         (%)      (%)  (百万円)          (%)
人件費    ※1          13,579     5.1     15,157        5.3      111.6    18,890     5.2
配送運賃   ※2          14,924     5.7     18,218        6.3      122.1    20,220     5.6
販売促進引当金繰入額            411     0.2           403     0.1       98.1       530     0.1
業務外注費               2,430     0.9         2,637     0.9      108.5     3,355     0.9
業務委託費               9,269     3.5         8,267     2.9       89.2    12,290     3.4
地代家賃                6,645     2.5         7,210     2.5      108.5     9,113     2.5
貸倒引当金繰入額             △13     △0.0            17     0.0         ―       △10     △0.0
減価償却費      ※3       1,831     0.7         2,697     0.9      147.3     2,949     0.8
ソフトウエア償却費           1,329     0.5         1,379     0.5      103.8     1,774     0.5
その他諸経費      ※4      8,802     3.3         9,703     3.4      110.2    12,209     3.6
       合    計      59,212    22.4     65,694       22.8      110.9    81,323    22.6
※1    前年同期と比較して、当第3四半期連結累計期間の人件費が増加しておりますが、主な要因は、株式会社チャ
      ームの連結子会社化および人員の増加による影響であります。
 2    前年同期と比較して、当第3四半期連結累計期間の配送運賃が増加しておりますが、主な要因は、売上高の増
      加および配送運賃の値上げによる影響であります。
 3    前年同期と比較して、当第3四半期連結累計期間の減価償却費が増加しておりますが、主な要因は、「ASKUL
      Value Center 日高」と「AVC関西」の稼働による影響であります。
 4    前年同期と比較して、当第3四半期連結累計期間のその他諸経費が増加しておりますが、主な要因は、新規顧
      客獲得の為のインターネット広告の強化による広告費の増加と、「LOHACO」売上増加に伴うカード決済手数料
      の増加による影響であります。




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