2667 J-イメージワン 2021-02-04 16:00:00
(開示事項の経過)創イノベーション株式会社とのALPS処理水除去技術の共同実証試験に関するお知らせ [pdf]

                                               2021 年2月4日

各 位
                              会 社 名   株式会社 イメージ ワン
                              代表者名    代表取締役社長       新井 智
                                      (JASDAQ・コード 2667)
                              問合せ先    取締役管理部長 菊本 雅文
                                        (TEL 03 – 6233 -3410)


       (開示事項の経過)創イノベーション株式会社との ALPS 処理水除去技術

                  の共同実証試験に関するお知らせ



 当社は、2020 年8月 25 日付で公表しました「創イノベーション株式会社との ALPS 処理水除去技術の
共同実証試験に関するお知らせ」の通り、創イノベーション株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締
役:神保安広、以下、  「創イノベーション」)と取組んでいる「ALPS 処理水に含まれるトリチウムの分離
技術」の共同実証試験(1次試験及び2次試験)について、1次試験が完了したため、試験結果をお知
らせいたします。


1.実証試験の主旨
 当社は、ALPS 処理水の減容化及び清浄化等に関する有望技術を擁する創イノベーションと共同して、
ガスハイドレート法によるトリチウム分離技術の検証のための実証データを得ることを目的とした共同
実証試験(1次試験及び2次試験)に取り組んでおります。

2.1次試験の概要及び1次試験の結果について
  1 次試験の概要については、ガスハイドレート法の処理効率向上・コスト低減型コンセプトを実装し
た評価試験機にて、福島第一原発 ALPS 処理水相当の濃度(1 リットル当り約 50 万ベクレル(約 50 万
Bq/L))に調製した模擬トリチウム水からトリチウムを分離して、海洋放出の運用基準(1,500Bq/L)以
下に低減できることを実証する試験です。
  上記記載の1次試験結果については、トリチウム濃度 47.6 万 Bq/L の模擬トリチウム水を処理した結
果、3回の試験のうち、いずれも海洋放出の運用基準である 1,500 Bq/L を下回る数値が確認することが
出来ました。

3.今後の共同実証試験予定について
 今後の共同実証試験(2次試験)についてですが、濃縮側の濃度測定、減容化性能の評価を行うこと
により、福島第一原発で現在約 1,000 基のタンクで保管されている汚染水を 10 基以下のタンク数量での
少量保管が想定できる大幅な減容化が可能であることを実証する試験です。
 2021 年3月末を目途に、2次試験の完了に向けて取り組んで参ります。

4.今後の見通し
 本実証試験による 2021 年9月期の当社業績への影響につきましては軽微であります。なお、開示すべ
き事項が生じた場合は速やかにお知らせいたします。

                                                        以 上