2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(非連結)
2021年4月23日
上場会社名 株式会社ベクター 上場取引所 東
コード番号 2656 URL http://www.vector.co.jp
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 梶並 伸博
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員管理部長 (氏名) 梶並 京子 TEL 03-5333-7011
定時株主総会開催予定日 2021年6月18日 有価証券報告書提出予定日 2021年6月21日
配当支払開始予定日 ―
決算補足説明資料作成の有無 : 無
決算説明会開催の有無 : 無
(百万円未満切捨て)
1. 2021年3月期の業績(2020年4月1日∼2021年3月31日)
(1) 経営成績 (%表示は対前期増減率)
営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2021年3月期 867 △8.6 △70 ― △57 ― △59 ―
2020年3月期 949 △17.5 36 ― 41 ― 39 ―
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利益
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 率
円銭 円銭 % % %
2021年3月期 △4.30 ― △5.6 △4.0 △8.1
2020年3月期 2.84 ― 3.7 2.4 3.9
(参考) 持分法投資損益 2021年3月期 ―百万円 2020年3月期 ―百万円
(2) 財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2021年3月期 1,357 1,039 76.5 74.87
2020年3月期 1,531 1,098 71.7 79.18
(参考) 自己資本 2021年3月期 1,039百万円 2020年3月期 1,098百万円
(3) キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2021年3月期 91 △7 ― 862
2020年3月期 159 △138 ― 778
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 純資産配当
配当性向
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) 率
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2020年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00 ― ― ―
2021年3月期 ― 0.00 ― 0.00 0.00 ― ― ―
2022年3月期(予想) ― ― ― ― ― ―
3. 2022年 3月期の業績予想(2021年 4月 1日∼2022年 3月31日)
(%表示は、対前年同四半期増減率)
1株当たり当期
営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第1四半期 92 △55.6 △90 ― △90 ― △91 ― △6.56
2021年4月1日以後開始する事業年度より、企業会計基準第29号「収益認識に関する会計基準」及び企業会計基準適用指針第30号「収益認識に関する会計基準の
適用指針」が適用され、営業収益の予想が前年同期比で大幅に減少しております。なお、従来と同様に算定した場合の第1四半期の業績予想は、営業収益が前年
同期比△26.6%となる見込み(営業利益、経常利益、当期純利益への影響はない見込み)であります。
※ 注記事項
(1) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(2) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2021年3月期 14,007,000 株 2020年3月期 14,007,000 株
② 期末自己株式数 2021年3月期 127,200 株 2020年3月期 127,200 株
③ 期中平均株式数 2021年3月期 13,879,800 株 2020年3月期 13,879,800 株
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績の見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の
業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 2
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 2
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 3
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 3
3.財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 4
(1)貸借対照表 ……………………………………………………………………………………… 4
(2)損益計算書 ……………………………………………………………………………………… 6
(3)株主資本等変動計算書 ………………………………………………………………………… 7
(4)キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………… 9
(5)財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 10
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………… 10
(重要な会計方針) ………………………………………………………………………………… 10
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………… 11
(持分法損益等) …………………………………………………………………………………… 11
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………… 11
1
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当事業年度(2020年4月1日~2021年3月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウィルス感染症の拡散により国内外
の経済が大きく影響を受け、景気及び先行きは非常に厳しい状況が続いております。
このような環境のもと、ソフトウェア販売事業につきましては、コロナウィルスの影響により在宅勤務者が増加し、
在宅勤務用のパソコンで使用するソフトウェアの需要が一時的に高まったことや、書体の特価販売が当初の想定数字
を大幅に上回る結果となり前事業年度より増加しております。一方、ソフトバンク㈱が提供するサービス「App
Pass」のサービス利用者の減少を受け、運用受託にかかる営業収益は前事業年度より減少しております。また、2021
年2月16日よりサービスを開始した「みんなの電子署名」につきましては、収益化に先立ちプロモーションを展開して
いるため、費用が先行しております。その他の事業につきましては、概ねコロナウィルスによる影響を受けず、計画
通りの進捗となっております。
以上の結果、当事業年度の営業収益は8億67百万円(前事業年度比8.6%減)、営業損失は70百万円(前事業年度は36百
万円の営業利益)、経常損失は57百万円(前事業年度は41百万円の経常利益)、当期純損失は59百万円(前事業年度は39
百万円の当期純利益)となりました。
なお、当社のセグメントは、前事業年度まで「AppPass事業」「ソフトウェア販売事業」「サイト広告販売事業」
「オンラインゲーム事業(当該事業は2019年5月8日に譲渡済み)」「その他」をセグメント情報として開示しており
ましたが、当事業年度から、これらのセグメント別区分を「インターネットおよびインターネットに関する技術を使
用したサービス」を基軸とする単一セグメントに変更しております。
(2)当期の財政状態の概況
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ1億73百万円減少して13億57百万円となりました。また、負債合
計が前事業年度末に比べ1億14百万円減少して3億18百万円となり、純資産合計が前事業年度末に比べ59百万円減少し
て10億39百万円となりました。
(資産)
流動資産減少の主な要因は、現金及び預金が83百万円、前払費用が1百万円、その他が2百万円増加し、貸倒引当
金が1百万円減少したものの、売掛金が10百万円、未収入金が81百万円減少したことによるものです。
固定資産減少の主な要因は、有形固定資産が1百万円、無形固定資産が1億70百万円減少したこと等によるもので
す。
(負債)
流動負債減少の主な要因は、買掛金が4百万円、未払金が10百万円、未払法人税等が1百万円増加したものの、預
り金が1億24百万円、その他が10百万円減少したこと等によるものです。
固定負債増加の要因は、退職給付引当金が4百万増加したことによるものです。
(純資産)
純資産増加の主な要因は、当期純損失59百万円を計上したことによるものです。
また、自己資本比率は76.5%となりました。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当事業年度において現金及び現金同等物は、期首残高の7億78百万円から83百万円増加し、期末残高が8億62百万
円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前当期純損失57百万円から減価償却費1億79百万円、売
上債権の減少額等の加算や預り金の減少額等の減算をした小計段階で90百万円の収入となり、利息及び配当金の受
取りと法人税等の支払いを加減算した結果、91百万円の収入(前事業年度は1億59百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、無形固定資産(ソフトウェア)取得による支出7百万円等があ
り、7百万円の支出(前事業年度は1億38百万円の支出)となりました。
この結果、営業活動によるキャッシュ・フローと投資活動によるキャッシュ・フローを合わせた純現金収支(フ
リーキャッシュ・フロー)は、83百万円の収入となり、現金及び現金同等物の残高の増加要因となりました。
2
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度の財務活動によるキャッシュ・フローの収支はありませんでした(前事業年度の収支はありませんでし
た)。
(4)今後の見通し
当社は、ソフトウェア販売事業、サイト広告販売事業や「App Pass」運営受託などの既存事業による収益を確保
しつつ、新たな事業分野として参入した電子署名サービス「みんなの電子署名」の収益化を進めて参ります。
2021年2月より「みんなの電子署名」のサービスを開始しておりますが、当社としては新たな事業分野ということ
もあり、業績を含め将来の予想数値を合理的に算定を行うことが困難な状況であります。そのため、通期の業績予
想と実際の業績では大きく乖離する恐れがあるため、通期の業績予想に代えて翌四半期累計期間の業績予想を開示
しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社は、国際的な事業展開や資金調達を行っておりませんので、国内でのIFRSの採用動向を検討した結果、当
面は日本基準に基づき財務諸表を作成する方針です。
3
3.財務諸表及び主な注記
(1)貸借対照表
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 778,580 862,084
売掛金 105,913 95,388
未収入金 193,573 112,064
前払費用 17,275 19,027
その他 2,770 5,764
貸倒引当金 △1,748 -
流動資産合計 1,096,363 1,094,328
固定資産
有形固定資産
建物 6,785 6,785
減価償却累計額 △267 △758
建物(純額) 6,518 6,026
工具、器具及び備品 48,053 48,053
減価償却累計額及び減損損失累計額 △46,262 △46,780
工具、器具及び備品(純額) 1,790 1,273
有形固定資産合計 8,309 7,299
無形固定資産
ソフトウエア 310,766 140,332
その他 328 328
無形固定資産合計 311,095 140,661
投資その他の資産
投資有価証券 100,000 100,000
長期前払費用 360 198
敷金 15,639 15,287
投資その他の資産合計 115,999 115,485
固定資産合計 435,404 263,447
資産合計 1,531,768 1,357,776
4
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 53,400 58,040
未払金 15,319 26,073
未払費用 4,498 4,407
未払法人税等 870 2,321
預り金 300,769 175,837
賞与引当金 10,446 10,648
その他 15,518 4,772
流動負債合計 400,823 282,102
固定負債
退職給付引当金 31,997 36,451
固定負債合計 31,997 36,451
負債合計 432,821 318,553
純資産の部
株主資本
資本金 1,018,718 1,018,718
資本剰余金
資本準備金 357,715 357,715
その他資本剰余金 1,050,000 1,050,000
資本剰余金合計 1,407,715 1,407,715
利益剰余金
利益準備金 750 750
その他利益剰余金
繰越利益剰余金 △1,233,284 △1,293,009
利益剰余金合計 △1,232,534 △1,292,259
自己株式 △94,952 △94,952
株主資本合計 1,098,947 1,039,222
純資産合計 1,098,947 1,039,222
負債純資産合計 1,531,768 1,357,776
5
(2)損益計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業収益
売上高 949,480 867,400
営業収益合計 949,480 867,400
営業費用
ソフトウエア販売原価 270,981 338,132
オンラインゲームロイヤリティ 4,778 -
支払手数料 69,682 67,109
広告宣伝費 13,837 23,702
給料手当及び賞与 145,147 143,017
賞与引当金繰入額 10,446 10,648
通信費 50,138 36,944
減価償却費 178,594 179,059
その他 169,051 139,138
営業費用合計 912,658 937,754
営業利益又は営業損失(△) 36,822 △70,353
営業外収益
受取利息 0 0
有価証券利息 4,010 4,000
受取手数料 10,535 8,252
為替差益 653 372
貸倒引当金戻入額 1,499 410
その他 354 0
営業外収益合計 17,054 13,035
営業外費用
通信費 9,393 -
事務所移転費用 2,845 -
その他 124 -
営業外費用合計 12,363 -
経常利益又は経常損失(△) 41,513 △57,317
特別利益
事業譲渡損失引当金戻入額 2,996 -
その他 154 -
特別利益合計 3,151 -
特別損失
固定資産除却損 4,309 -
特別損失合計 4,309 -
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 40,355 △57,317
法人税、住民税及び事業税 870 2,407
法人税等調整額 - -
法人税等合計 870 2,407
当期純利益又は当期純損失(△) 39,484 △59,724
6
(3)株主資本等変動計算書
前事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
資本金 その他
資本準備金 資本剰余金合計 利益準備金 繰越利益剰余金 利益剰余金合計
資本剰余金
当期首残高 1,018,718 357,715 1,050,000 1,407,715 750 △1,272,769 △1,272,019
当期変動額
新株の発行(新株予
- - - - - - -
約権の行使)
当期純利益又は当期
- - - - - 39,484 39,484
純損失(△)
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 - - - - - - -
額)
当期変動額合計 - - - - - 39,484 39,484
当期末残高 1,018,718 357,715 1,050,000 1,407,715 750 △1,233,284 △1,232,534
株主資本 評価・換算差額等
その他有価証券 評価・換算 新株予約権 純資産合計
自己株式 株主資本合計
評価差額金 差額等合計
当期首残高 △94,952 1,059,462 - - 5 1,059,468
当期変動額
新株の発行(新株予
- - - - - -
約権の行使)
当期純利益又は当期
- 39,484 - - - 39,484
純損失(△)
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 - - - - △5 △5
額)
当期変動額合計 - 39,484 - - △5 39,478
当期末残高 △94,952 1,098,947 - - - 1,098,947
7
当事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本剰余金 利益剰余金
資本金 その他
資本準備金 資本剰余金合計 利益準備金 繰越利益剰余金 利益剰余金合計
資本剰余金
当期首残高 1,018,718 357,715 1,050,000 1,407,715 750 △1,233,284 △1,232,534
当期変動額
新株の発行(新株予
- - - - - - -
約権の行使)
当期純利益又は当期
- - - - - △59,724 △59,724
純損失(△)
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 - - - - - - -
額)
当期変動額合計 - - - - - △59,724 △59,724
当期末残高 1,018,718 357,715 1,050,000 1,407,715 750 △1,293,009 △1,292,259
株主資本 評価・換算差額等
その他有価証券 評価・換算 新株予約権 純資産合計
自己株式 株主資本合計
評価差額金 差額等合計
当期首残高 △94,952 1,098,947 - - - 1,098,947
当期変動額
新株の発行(新株予
- - - - - -
約権の行使)
当期純利益又は当期
- △59,724 - - - △59,724
純損失(△)
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 - - - - - -
額)
当期変動額合計 - △59,724 - - - △59,724
当期末残高 △94,952 1,039,222 - - - 1,039,222
8
(4)キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△) 40,355 △57,317
減価償却費 178,594 179,059
貸倒引当金の増減額(△は減少) △1,499 △1,748
退職給付引当金の増減額(△は減少) △15,068 4,453
賞与引当金の増減額(△は減少) △13,575 202
受取利息及び受取配当金 △4,011 △4,000
固定資産除却損 4,309 -
事業譲渡損失引当金の増減額(△は減少) △32,477 -
売上債権の増減額(△は増加) 225,937 92,033
仕入債務の増減額(△は減少) △5,321 4,312
預り金の増減額(△は減少) △192,524 △124,931
未払又は未収消費税等の増減額 1,878 △10,745
その他 △28,573 9,499
小計 158,023 90,817
利息及び配当金の受取額 3,913 4,011
法人税等の支払額又は還付額(△は支払) △2,289 △3,572
営業活動によるキャッシュ・フロー 159,647 91,256
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の売却による収入 0 -
有形固定資産の取得による支出 △8,259 -
無形固定資産の取得による支出 △134,759 △7,616
長期前払費用の取得による支出 △322 △136
敷金の差入による支出 △15,844 -
敷金の回収による収入 27,765 -
資産除去債務の履行による支出 △6,890 -
投資活動によるキャッシュ・フロー △138,309 △7,752
現金及び現金同等物に係る換算差額 - -
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 21,337 83,504
現金及び現金同等物の期首残高 757,242 778,580
現金及び現金同等物の期末残高 778,580 862,084
9
(5)財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(重要な会計方針)
1 有価証券の評価基準及び評価方法
(1)満期保有目的の債券
償却原価法(定額法)
(2)その他有価証券
(イ)時価のあるもの
決算末日の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部純資産直入法により処理し、売却原価は移動平均法に
より算定)
(ロ)時価のないもの
移動平均法による原価法
2 固定資産の減価償却の方法
(1)有形固定資産
定率法によっております。
なお、主な耐用年数は以下のとおりであります。
工具、器具及び備品 4~10年
(2)無形固定資産
定額法によっております。
なお、自社利用のソフトウェアについては、社内における見込利用可能期間(2年から3年)に基づいておりま
す。
3 引当金の計上基準
(1)貸倒引当金
債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率により、貸倒懸念債権等特定の債権
については個別に回収可能性を勘案し、回収不能見込額を計上しております。
(2)賞与引当金
従業員の賞与の支給に充てるため、将来の支給見込額のうち当事業年度の負担額を計上しております。
(3)退職給付引当金
従業員の退職給付に備えるため、退職給付に関する会計基準の適用指針(企業会計基準適用指針第25号)に
定める簡便法に基づき会社規程による期末自己都合要支給額を計上しております。
4 キャッシュ・フロー計算書における資金の範囲
手許現金、随時引出し可能な預金及び容易に換金可能であり、かつ、価格の変動について僅少なリスクしか
負わない取得日から3ヶ月以内に償還期限の到来する短期投資からなっております。
5 その他財務諸表作成のための重要な事項
消費税等の会計処理
税抜方式によっております。
10
(セグメント情報等)
(セグメント情報)
Ⅰ 前事業年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
「Ⅱ 当事業年度(報告セグメントの変更等に関する事項)」に記載のとおりであります。
Ⅱ 当事業年度(自 2020年4月1日 至 2021年3月31日)
当社は、単一セグメントであるため、記載を省略しております。
(報告セグメントの変更等に関する事項)
当社の報告セグメントは、前事業年度まで「AppPass事業」「ソフトウェア販売事業」「サイト広告販売事業」
「オンラインゲーム事業(当該事業は2019年5月8日に譲渡済み)」「その他」をセグメント情報として開示してお
りましたが、当事業年度から、「インターネットおよびインターネットに関する技術を使用したサービス」の単一
セグメントに変更しております。
この変更は、前事業年度に「オンラインゲーム事業」を譲渡したことにより、経営資源配分や経営管理体制の変
更を行い、事業セグメントについて再検討した結果、「インターネットおよびインターネットに関する技術を使用
したサービス」として単一セグメントで管理していくことが相応しいと判断したことによるものであります。
(持分法損益等)
該当事項はありません。
(1株当たり情報)
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
1株当たり純資産額 79.18円 74.87円
1株当たり当期純利益又は当期純損失(△) 2.84円 △4.30円
潜在株式調整後1株当たり当期純利益 ─ ─
(注)1. 前事業年度および当事業年度の潜在株式は存在しません。
2. 1株当たり当期純利益又は当期純損失の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(自 2019年4月1日 (自 2020年4月1日
至 2020年3月31日) 至 2021年3月31日)
当期純利益又は当期純損失(△) (千円) 39,484 △59,724
普通株式に帰属しない金額(千円) ─ ─
普通株式に係る当期純利益又は当期純損失(△) (千円) 39,484 △59,724
普通株式の期中平均株式数(株) 13,879,800 13,879,800
3. 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前事業年度 当事業年度
(2020年3月31日) (2021年3月31日)
純資産の部の合計額(千円) 1,098,947 1,039,222
純資産の部の合計から控除する金額(千円) ─ ─
(うち、新株予約権(千円)) (─) (─)
普通株式に係る期末の純資産額(千円) 1,098,947 1,039,222
1株当たり純資産額の算定に用いられた普通株式の数(株) 13,879,800 13,879,800
11