2651 ローソン 2019-07-11 15:00:00
2020年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年2月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年7月11日
上 場 会 社 名
株式会社ローソン 上場取引所 東
コ ー ド 番 号
2651 URL http://www.lawson.co.jp/company/ir/index.html
代 表 者
(役職名) 代表取締役 社長 (氏名) 竹増 貞信
理事執行役員
問合せ先責任者 (役職名) (氏名) 高西 朋貴 (TEL) 03-5435-2773
管理本部長
四半期報告書提出予定日 2019年7月12日 配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満切捨て)
1.2020年2月期第1四半期の連結業績(2019年3月1日~2019年5月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属
営業総収入 営業利益 経常利益
する四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年2月期第1四半期 178,800 4.9 14,247 12.4 13,399 11.1 7,184 16.5
2019年2月期第1四半期 170,516 7.1 12,677 △22.0 12,063 △24.5 6,169 △35.7
(注) 包括利益 2020年2月期第1四半期 6,936百万円( 9.5%) 2019年2月期第1四半期 6,334百万円( △35.1%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年2月期第1四半期 71.80 71.77
2019年2月期第1四半期 61.65 61.63
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年2月期第1四半期 1,486,833 271,564 18.0
2019年2月期 1,342,329 281,982 20.6
(参考) 自己資本 2020年2月期第1四半期 267,334百万円 2019年2月期 276,514百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期連結
会計期間の期首から適用しており、前連結会計年度に係る財政状態については、当該会計基準等を遡って適用した
後の数値となっております。
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年2月期 - 127.50 - 127.50 255.00
2020年2月期 -
2020年2月期(予想) 75.00 - 75.00 150.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3.2020年2月期の連結業績予想(2019年3月1日~2020年2月29日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
営業総収入 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 365,000 3.7 33,500 △2.9 30,500 △9.1 15,500 △13.6 154.90
通期 727,000 3.8 60,800 0.0 54,500 △5.5 18,000 △29.6 179.88
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 -社 (社名) 、 除外 -社 (社名)
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 :無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
④ 修正再表示 :無
(注)会計基準等の改正に伴う会計方針の変更については、添付資料P.11「2.四半期連結財務諸表及び主な注
記(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年2月期1Q 100,300,000株 2019年2月期 100,300,000株
② 期末自己株式数 2020年2月期1Q 237,597株 2019年2月期 241,897株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年2月期1Q 100,058,804株 2019年2月期1Q 100,055,902株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業
績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあた
っての注意事項等については、添付資料P.6「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの
将来予測情報に関する説明」をご覧ください。
株式会社ローソン(2651) 2020年2月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………… 2
(1)連結経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………………… 2
(2)連結財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………………… 6
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 ………………………………………………………………… 6
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………… 7
(1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………… 7
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………… 9
四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………………… 10
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………… 11
(継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………… 11
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………… 11
(会計方針の変更) …………………………………………………………………………………………………… 11
(追加情報) …………………………………………………………………………………………………………… 11
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株式会社ローソン(2651) 2020年2月期 第1四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)連結経営成績に関する説明
当第1四半期連結累計期間(2019年3月1日から2019年5月31日までの3か月間)におきましては、高齢化や核
家族化、女性の社会進出、健康志向の高まりなど、マチ(地域)のニーズの変化がコンビニエンスストア業界にと
って追い風となる一方、業界の垣根を越えた競争が激化しております。こうした環境下において、人手不足や人件
費高騰など、加盟店を取り巻く環境もますます厳しくなっておりますが、当社は、数年前から発注システムのセミ
オート化、自動釣銭機能付きPOSレジの導入など、デジタル技術の最大活用により店舗の生産性の向上を図ってきて
おり、これからも加盟店支援や加盟店との関係のさらなる強化に取り組んでまいります。
これらの結果、当第1四半期連結累計期間の連結業績は、営業総収入1,788億円(前年同期比4.9%増)、営業利
益142億47百万円(同12.4%増)、経常利益133億99百万円(同11.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益71
億84百万円(同16.5%増)となりました。
また、2019年度内部統制基本方針に基づき、当社グループ全体の内部統制の充実と事業リスクへの対応にも注力
してまいりました。今後ともより一層、内部統制の充実を図ってまいります。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(国内コンビニエンスストア事業)
国内コンビニエンスストア事業につきましては、すべてのお客さまから推奨されるローソンを目指し、「商品力
の強化」「人への優しさ」「地球(マチ)への優しさ」の3つの約束を実現するための施策を実行してまいりま
す。ローソンならではの圧倒的においしくかつ健康を意識した商品を開発することで、商品力を一層強化するほか、
店舗における心のこもった接客の徹底、食品廃棄やプラスチック使用量の削減といった地球環境への配慮などに取
り組んでおります。
[店舗運営の状況]
店舗運営につきましては、引き続き3つの徹底(①心のこもった接客②マチのニーズに合った品揃えの徹底③お
店とマチをきれいにする)の強化に努めてまいりました。当期も、店舗オペレーションの改善や加盟店支援策の強
化を積極的に推進してまいります。
まず、前期に全店に導入したPOSレジのセルフモードを利用したセルフレジへの切り替えを順次進め、今年の秋ま
でに全店完了を予定しております。また、スマートフォン専用アプリを使用したセルフ決済サービス「ローソンス
マホレジ」の利用できる店舗を拡大し、レジ業務を効率化させるだけでなく、お客さまがレジに並ぶことなくお買
い物いただける環境を整えてまいります。さらに、セルフ開閉式のフライドフーズ・ケースなどの新型什器の導入
により、お客さまにとってより便利で、店舗にとっては業務の効率化につながるサービスを実行してまいります。
当四半期は、店舗の作業効率を改善させるため、複数店の経営管理が容易にできる機能を追加し、情報処理能力
を向上させた、新型ストアコンピュータへの入れ替えを進めました。
3月には、訪日外国人観光客のさらなる利便性向上のため「WeChat Pay(微信支付)」、国内最大級のフリマア
プリ「メルカリ」アプリを使ったスマホ決済サービス「メルペイ」、「PayPay」、「QUOカードPay(クオ・カード
ペイ)」のサービスを開始したほか、4月にはスマートフォンを活用したバーコード決済サービス「au PAY」が加
わり、全国のローソン店舗にて、10種類のバーコード決済サービスが利用できるようになりました。
[商品及びサービスの状況]
米飯・調理麺では、定番商品であるおにぎりに新しく「金しゃりおにぎりシリーズ」を採り入れたほか、人気の
「悪魔のおにぎり」に新フレーバーが加わり、売上の増加に貢献しました。また、ぷりっとした食感が特徴のパス
タ各種や冷し中華の販売も好調となりました。
カウンターファストフードでは、ロングセラーのからあげクンに、新しいパッケージの具材入り「超(スーパ
2
株式会社ローソン(2651) 2020年2月期 第1四半期決算短信
ー)からあげクン」が加わり、人気を集めました。また、夕食のおかずにもおつまみにもなる、カップ惣菜を中心
に、夕方から夜にかけての惣菜の品揃えを強化いたしました。
ベーカリーでは、素材や製法にこだわり、食感と具材の美味しさを追求したベーカリーの新シリーズ「マチノパ
ン」を発売したほか、既存の定番商品についても原材料や製法を見直し、リニューアルしたことにより、ベーカリ
ー全体の売上は好調に推移しました。
デザートでは、3月に発売し3日間で販売数100万個を突破する大ヒット商品となった新スイーツ「バスチー-バ
スク風チーズケーキ-」など、「Uchi Café」スイーツが売上に寄与しました。
販売促進施策につきましては、ゴールデンウィークスタンプラリーや、エンタテインメント分野の強みを生かし
たスピードくじなど、集客効果の高い施策も展開いたしました。
[国内コンビニエンスストア事業の商品群別チェーン全店売上高]
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
商品群別 至 2018年5月31日) 至 2019年5月31日)
売上高(百万円) 構成比率(%) 売上高(百万円) 構成比率(%)
加工食品 296,079 53.0 312,014 53.2
ファストフード 130,777 23.4 136,065 23.2
日配食品 82,105 14.7 87,722 14.9
非食品 49,803 8.9 50,785 8.7
合計 558,766 100.0 586,587 100.0
(注)上記表は、株式会社ローソンと株式会社ローソン山陰の合計となります。
[店舗開発の状況]
出店につきましては、収益性を重視した店舗開発を継続しております。
当四半期における「ローソン」「ナチュラルローソン」「ローソンストア100」の国内の出店数は130店舗、閉店
数は108店舗となり、5月末日現在の国内総店舗数は14,681店舗となりました。*
高齢化や健康意識の高まりなどに対応したコンビニエンスストアモデル構築への取り組みとして、調剤薬局、ド
ラッグストアチェーンとの提携により、一般用医薬品や調剤薬品を取り扱うとともに、通常のローソンよりも化粧
品、日用品などの品揃えを増やしたヘルスケア強化型店舗を継続して展開しております。このヘルスケア強化型店
舗も含めた一般用医薬品の取扱店舗数は、5月末日現在で214店舗(うち、調剤薬局併設型店舗数は48店舗)となり
ました。また、介護相談窓口併設型店舗数は、5月末日現在で20店舗となりました。さらに、病院内コンビニエン
スストアとして、コンビニエンスストアの標準的な商品やサービスに加え、医療衛生・介護・リハビリ用品などの
品揃えを強化した「ホスピタルローソン」の展開は、5月末日現在で313店舗となりました。引き続き、これまで培
った病院内コンビニエンスストアのノウハウを生かし、病院に関わるあらゆる人々の生活をサポートしてまいりま
す。
「ナチュラルローソン」につきましては、美しく健康で快適なライフスタイルをサポートするお店として、素材
にこだわったオリジナル商品や、有名ブランドとのコラボレーション商品など、ナチュラルローソンでしか手に入
れることのできない商品を取り揃えております。また、「ローソンストア100」は、新鮮な野菜や果物、デイリー食
品、お惣菜、飲料から日用品まで幅広い品揃えで、価値ある100円商品を中心に、お客さまのニーズに対応するお店
として展開しております。5月末日現在で「ナチュラルローソン」の店舗数は141店舗、「ローソンストア100」の
店舗数は797店舗となりました。
* 出店数、閉店数、国内総店舗数には、当社の運営する店舗のほか、子会社である株式会社ローソン山陰、持分法適用関連会社である
株式会社ローソン高知、株式会社ローソン南九州、株式会社ローソン沖縄の運営する店舗を含めております。
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株式会社ローソン(2651) 2020年2月期 第1四半期決算短信
[国内店舗数の推移]
2019年2月28日 2019年5月31日
期中増減
現在の総店舗数 現在の総店舗数
ローソン 13,714 29 13,743
ナチュラルローソン 139 2 141
ローソンストア100 806 △9 797
合計 14,659 22 14,681
[地域別店舗分布状況(2019年5月31日現在)]
地域 店舗数 地域 店舗数 地域 店舗数 地域 店舗数
北海道 672 茨城県 224 京都府 331 愛媛県 218
青森県 262 東京都 1,741 滋賀県 159 徳島県 138
秋田県 189 神奈川県 1,127 奈良県 141 高知県 137
岩手県 181 静岡県 285 和歌山県 151 福岡県 525
宮城県 254 山梨県 136 大阪府 1,152 佐賀県 74
山形県 113 長野県 173 兵庫県 680 長崎県 112
福島県 159 愛知県 734 岡山県 204 大分県 190
新潟県 229 岐阜県 182 広島県 235 熊本県 158
栃木県 205 三重県 142 山口県 116 宮崎県 107
群馬県 256 石川県 103 鳥取県 142 鹿児島県 199
埼玉県 704 富山県 193 島根県 149 沖縄県 232
千葉県 619 福井県 114 香川県 134 国内合計 14,681
(注)上記表には、当社の運営する店舗のほか、子会社である株式会社ローソン山陰、持分法適用関連会社である
株式会社ローソン高知、株式会社ローソン南九州、株式会社ローソン沖縄の運営する店舗を含めておりま
す。
[その他]
当社は4月25日に、加盟店支援及び加盟店とのさらなる関係強化を推進するための行動計画として、今までの取
り組みとこれからの取り組みを発表いたしました。これまで強化を図ってきた加盟店支援をさらに強力に推し進め
るとともに、深刻化する人手不足対策として、加盟店の店舗オペレーションの省力化・省人化に向けた取り組みを
前進させてまいります。
また、6月11日から、愛媛県と沖縄県のローソン店舗で、お客さまと一緒に取り組む食品ロス削減ならびに子供
たちへの寄付プログラム「Another Choice」を開始いたしました。これは、消費期限が近い商品をご購入いただい
たPonta会員、dポイントカード会員のお客さまに、対象商品合計金額(税抜) 100円につき5ポイントが付与され、
対象商品売上総額(税抜)の5%が次世代を担う子どもたちへの支援の取り組みに寄付される仕組みです。
これらの結果、国内コンビニエンスストア事業の営業総収入は1,177億2百万円(前年同期比2.2%増)、セグメ
ント利益は110億95百万円(同9.1%増)となりました。
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株式会社ローソン(2651) 2020年2月期 第1四半期決算短信
(成城石井事業)
食にこだわる高品質スーパーマーケット「成城石井」では、こだわりのある安心・安全な食品をお客さまに提供
しております。5月末日現在の直営店舗数は149店舗となりました。オリジナル商品のヒットに恵まれたこともあ
り、売上は堅調に推移しており、こだわりのある数々の商品は引き続き多くのお客さまに支持されております。ま
た、成城石井「desica(デシカ)」シリーズの冷凍中華の一部を、全国のローソン店舗にて販売開始し、好評とな
りました。今後も、商品開発力や製造小売業としてのノウハウ、販売手法などの強みを生かし、「成城石井」のブ
ランド力の向上に努めてまいります。
これらの結果、成城石井事業の営業総収入は232億53百万円(前年同期比8.1%増)、セグメント利益は22億92百
万円(同22.3%増)となりました。
(エンタテインメント関連事業)
エンタテインメント関連事業の中核をなす株式会社ローソンエンタテインメントは、チケット事業において業界
トップクラスの取扱高を維持しております。物販事業においては、全国にて音楽・映像ソフトの専門店「HMV」を中
心に、書籍・CD・DVDなどを販売する複合店「HMV&BOOKS」やレコード専門店「HMV record shop」を含め、5月末日
現在で55店舗を展開しております。4月から、KKBOX Japan合同会社の協力のもと、音楽サブスクリプション(定額
制)サービス「HMVmusic powered by KKBOX」の提供を開始いたしました。
また、シネコン事業を行うユナイテッド・シネマ株式会社は、5月末日現在で、全国41サイト、367スクリーンの
劇場(運営受託を含む)を展開しております。
これらの結果、エンタテインメント関連事業の営業総収入は210億円(前年同期比8.7%増)、セグメント利益は
18億12百万円(同57.6%増)となりました。
(金融関連事業)
金融関連事業につきましては、基盤となる共同ATM事業では、当四半期におきましても、提携金融機関の拡大に取
り組み、ローソン銀行ATMのサービス拡充を進めてまいりました。5月には、ローソン銀行は農林中央金庫とJAバン
クへの共同ATM設置について合意し、2019年度から、農業協同組合や信用農業協同組合連合会が希望するATMについ
て、ローソン銀行ATMに置き換えてまいります。
また、ローソン銀行はクレジットカード「ローソンPontaプラス」を今年の1月から発行を開始いたしました。こ
れは、ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100の店舗でのご利用でPontaポイントが上乗せ加算される
クレジットカードで、毎月のカード利用金額に応じPontaポイントを加算する「スペシャルステージプログラム」の
訴求により、会員数を拡大させております。4月から、「ローソンPontaプラス」のApple Payでのモバイル決済も
可能とするなど、さらなるお客さまへの利便性向上に取り組んでまいりました。
5月末日現在、全国のATM設置台数は13,500台(前期末比41台増)、1日1台当たりのATM平均利用件数は47.9件、
提携金融機関数はネット銀行も含め全国で117金融機関(前期末比6金融機関増)となりました。
これらの結果、金融関連事業の営業総収入は84億40百万円(前年同期比17.3%増)、セグメント利益は5億28百
万円(同34.6%減)となりました。
(その他の事業)
当社グループには、上記以外に、海外事業などがあります。
海外事業につきましては、中国、タイ、インドネシア、フィリピン、米国ハワイ州におきまして、各地域の運営会
社が「ローソン」店舗を展開しております。
中国におきましては、上海市を中心に、重慶市、大連市、北京市、武漢市、合肥市等に進出地域を拡大させ、6
月には、日系コンビニエンスストアとして初めて湖南省に進出し、省都である長沙市に5店舗をオープンいたしま
した。5月末日現在の中国内の店舗数は合計で2,153店舗となりました。
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株式会社ローソン(2651) 2020年2月期 第1四半期決算短信
[海外地域別ローソンブランド店舗分布状況]
2019年2月28日 2019年5月31日
出店地域 期中増減
現在の総店舗数 現在の総店舗数
中国 上海市と
1,227 119 1,346
その周辺地域
中国 重慶市 198 6 204
中国 大連市 146 5 151
中国 北京市 108 - 108
中国 武漢市 308 14 322
中国 合肥市 20 2 22
タイ 120 2 122
インドネシア 42 1 43
フィリピン 39 3 42
米国 ハワイ州 2 - 2
合計 2,210 152 2,362
これらの結果、その他の事業の営業総収入は110億32百万円(前年同期比16.5%増)、セグメント損失は14億81百
万円(同11.6%増)となりました。
(2)連結財政状態に関する説明
流動資産は、前連結会計年度末に比べ1,329億4百万円増加し、7,525億8百万円となりました。これは主に、現
金及び預金が1,019億59百万円増加したことによるものです。固定資産は、前連結会計年度末に比べ115億99百万円
増加し、7,343億25百万円となりました。これは主に、有形固定資産が145億90百万円増加したことによるもので
す。この結果、総資産は前連結会計年度末に比べ1,445億4百万円増加し、1兆4,868億33百万円となりました。
流動負債は、前連結会計年度末に比べ1,458億46百万円増加し、7,443億69百万円となりました。これは主に、預
り金が681億11百万円増加、短期借入金が379億円増加したことによるものです。固定負債は、前連結会計年度末に
比べ90億75百万円増加し、4,709億円となりました。これは主に、リース債務が90億33百万円増加したことによる
ものです。この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ1,549億22百万円増加し、1兆2,152億69百万円となりま
した。
純資産は、前連結会計年度末に比べ104億18百万円減少し、2,715億64百万円となりました。これは主に、利益剰
余金が65億90百万円減少したことによるものです。この結果、自己資本比率は18.0%(前連結会計年度末は20.6
%)となりました。
なお、「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四
半期連結会計期間の期首から適用しており、財政状態の状況については、当該会計基準等を遡って適用した後の数
値で前連結会計年度との比較・分析を行っております。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
2020年2月期第2四半期(累計)及び通期の連結業績予想につきましては、2019年4月11日に公表いたしました
とおり、変更はありません。
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株式会社ローソン(2651) 2020年2月期 第1四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年2月28日) (2019年5月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 354,240 456,199
加盟店貸勘定 47,179 51,098
リース債権 19,120 18,817
商品 20,862 22,034
未収入金 120,969 137,526
その他 57,355 67,068
貸倒引当金 △124 △236
流動資産合計 619,603 752,508
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 207,755 207,975
工具、器具及び備品(純額) 16,056 16,152
リース資産(純額) 146,880 149,375
その他(純額) 11,607 23,387
有形固定資産合計 382,300 396,890
無形固定資産
ソフトウエア 49,791 50,160
のれん 46,836 45,739
商標権 9,468 9,315
その他 576 592
無形固定資産合計 106,672 105,808
投資その他の資産
長期貸付金 44,024 44,198
差入保証金 107,034 107,373
繰延税金資産 30,995 30,188
その他 52,535 50,729
貸倒引当金 △835 △863
投資その他の資産合計 233,753 231,626
固定資産合計 722,726 734,325
資産合計 1,342,329 1,486,833
7
株式会社ローソン(2651) 2020年2月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第1四半期連結会計期間
(2019年2月28日) (2019年5月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 123,408 137,590
短期借入金 126,600 164,500
1年内返済予定の長期借入金 50,000 50,000
リース債務 38,750 43,535
未払金 101,995 93,445
未払法人税等 6,683 2,874
預り金 131,804 199,916
賞与引当金 4,263 3,322
その他 15,015 49,184
流動負債合計 598,522 744,369
固定負債
長期借入金 260,000 260,000
リース債務 131,441 140,475
繰延税金負債 550 548
役員退職慰労引当金 300 325
退職給付に係る負債 15,125 15,358
資産除去債務 31,102 31,306
その他 23,303 22,887
固定負債合計 461,824 470,900
負債合計 1,060,347 1,215,269
純資産の部
株主資本
資本金 58,506 58,506
資本剰余金 46,984 44,605
利益剰余金 166,187 159,596
自己株式 △1,028 △1,010
株主資本合計 270,649 261,698
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 3,349 2,863
土地再評価差額金 △566 △566
為替換算調整勘定 3,930 4,133
退職給付に係る調整累計額 △848 △794
その他の包括利益累計額合計 5,865 5,636
新株予約権 215 201
非支配株主持分 5,251 4,028
純資産合計 281,982 271,564
負債純資産合計 1,342,329 1,486,833
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株式会社ローソン(2651) 2020年2月期 第1四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
(四半期連結損益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2018年5月31日) 至 2019年5月31日)
営業総収入 170,516 178,800
売上高 71,998 74,281
売上原価 49,534 50,276
売上総利益 22,463 24,005
営業収入
加盟店からの収入 73,829 77,584
その他の営業収入 24,688 26,934
営業収入合計 98,517 104,518
営業総利益 120,981 128,523
販売費及び一般管理費 108,304 114,276
営業利益 12,677 14,247
営業外収益
受取利息 192 159
持分法による投資利益 223 239
その他 491 427
営業外収益合計 907 826
営業外費用
支払利息 594 971
リース解約損 552 393
その他 373 309
営業外費用合計 1,521 1,674
経常利益 12,063 13,399
特別損失
固定資産除却損 838 1,021
減損損失 516 650
その他 13 183
特別損失合計 1,369 1,855
税金等調整前四半期純利益 10,694 11,543
法人税、住民税及び事業税 3,705 3,366
法人税等調整額 807 1,027
法人税等合計 4,513 4,393
四半期純利益 6,181 7,150
非支配株主に帰属する四半期純利益
12 △34
又は非支配株主に帰属する四半期純損失(△)
親会社株主に帰属する四半期純利益 6,169 7,184
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株式会社ローソン(2651) 2020年2月期 第1四半期決算短信
(四半期連結包括利益計算書)
(第1四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年3月1日 (自 2019年3月1日
至 2018年5月31日) 至 2019年5月31日)
四半期純利益 6,181 7,150
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 278 △485
為替換算調整勘定 △158 218
退職給付に係る調整額 32 53
その他の包括利益合計 153 △213
四半期包括利益 6,334 6,936
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 6,328 6,955
非支配株主に係る四半期包括利益 5 △19
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株式会社ローソン(2651) 2020年2月期 第1四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
在外連結子会社において、当第1四半期連結会計期間よりIFRS第16号「リース」を適用しております。
当該会計基準の適用が連結財務諸表に及ぼす影響は軽微であります。
(追加情報)
(「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」等の適用)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 平成30年2月16日)等を当第1四半期
連結会計期間の期首から適用しており、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固定
負債の区分に表示しております。
(連結納税制度の適用)
当社及び一部の連結子会社は、当第1四半期連結会計期間から連結納税制度を適用しております。
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