2613 Jオイル 2019-11-05 15:00:00
2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年11月5日
上場会社名 株式会社 J-オイルミルズ 上場取引所 東
コード番号 2613 URL http://www.j-oil.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長執行役員 (氏名) 八馬 史尚
問合せ先責任者 (役職名) 財務部長 (氏名) 渡辺 光祐 TEL 03-5148-7100
四半期報告書提出予定日 2019年11月8日 配当支払開始予定日 2019年12月3日
四半期決算補足説明資料作成の有無 : 有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 (アナリスト、機関投資家向け)
(百万円未満切捨て)
1. 2020年3月期第2四半期の連結業績(2019年4月1日∼2019年9月30日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する四
売上高 営業利益 経常利益
半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第2四半期 90,520 △3.0 4,184 28.3 4,407 28.2 3,234 10.8
2019年3月期第2四半期 93,340 1.1 3,261 85.8 3,438 73.7 2,919 70.1
(注)包括利益 2020年3月期第2四半期 2,775百万円 (△18.1%) 2019年3月期第2四半期 3,389百万円 (307.2%)
潜在株式調整後1株当たり四半期
1株当たり四半期純利益
純利益
円銭 円銭
2020年3月期第2四半期 196.51 ―
2019年3月期第2四半期 177.36 ―
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率
百万円 百万円 %
2020年3月期第2四半期 144,233 88,932 61.6
2019年3月期 147,688 86,908 58.8
(参考)自己資本 2020年3月期第2四半期 88,860百万円 2019年3月期 86,841百万円
2. 配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭
2019年3月期 ― 45.00 ― 45.00 90.00
2020年3月期 ― 50.00
2020年3月期(予想) ― 50.00 100.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無 : 無
3. 2020年 3月期の連結業績予想(2019年 4月 1日∼2020年 3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
通期 190,000 1.7 6,500 14.8 6,900 9.1 5,400 13.7 328.12
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無 : 無
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
(2) 四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用 : 無
(3) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(4) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期2Q 16,754,223 株 2019年3月期 16,754,223 株
② 期末自己株式数 2020年3月期2Q 297,278 株 2019年3月期 296,939 株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期2Q 16,457,096 株 2019年3月期2Q 16,457,783 株
※ 株主資本において自己株式として計上されている株式給付信託に残存する自社の株式は、期末自己株式数及び期中平均株式数の計算において控除
する自己株式に含めております。当該信託が保有する当社株式の期中平均株式数は、前第2四半期連結累計期間及び当第2四半期連結累計期間
174,900株であります。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その
達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及
び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、【添付資料】3ページ「1.当四半期決算に関する定性的情報(3)連結業績予想などの将来予測情報
に関する説明」をご覧ください。
株式会社J-オイルミルズ(2613) 2020年3月期 第2四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………2
(1)経営成績に関する説明 ………………………………………………………………………………2
(2)財政状態に関する説明 ………………………………………………………………………………3
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明 …………………………………………………3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………4
(1)四半期連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 …………………………………………6
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………8
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………………8
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ……………………………………………8
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………………8
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………………9
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株式会社J-オイルミルズ(2613) 2020年3月期 第2四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第2四半期連結累計期間の業績は、搾油原料相場やミール相場が前年同四半期より低位で推移する中、高付加
価値品の更なる拡売へ取り組みましたが、減収増益となりました。また、特別損益では、前年度に発生した台風被
害を対象とした受取保険金の計上や、当社製品の自主回収に伴う製品回収関連損失を計上いたしました。
以上の結果、売上高905億20百万円(前年同四半期比3.0%減)、営業利益41億84百万円(前年同四半期比28.3%
増)、経常利益44億7百万円(前年同四半期比28.2%増)となりましたが、前年同四半期における繰延税金資産の計
上影響により、親会社株主に帰属する四半期純利益32億34百万円(前年同四半期比10.8%増)となりました。
セグメントの営業概況は、次のとおりであります。
(油脂事業)
油脂事業環境につきましては、主原料である大豆相場は、世界の大豆需給の緩和予想や米中貿易摩擦に進展が見
られなかったことから、一時1ブッシェル当たり8米ドル割れまで下落しました。その後、天候リスクから上下に
値動きを繰り返しましたが、中国の米国大豆成約再開の報を受けて、9米ドル台まで値を戻す展開となりました。
菜種相場は、加中貿易摩擦により中国のカナダ菜種の輸入量が激減し需給バランスが緩和するとの見方で上値の重
い中、430~460加ドルのレンジで推移しました。為替相場は、長期化する米中貿易摩擦が世界経済に悪影響を与え
るとの見方や、中東での地政学リスクの高まりから、一時1米ドル104円台まで円高が進みましたが、米中通商協議
の再開を受けて108円台まで戻したことにより、期中平均は前年同四半期と比較して円安ドル高となりました。
油脂部門においては、家庭用、業務用ともに物流費を始めとしたインフラコスト上昇に起因する価格是正に注力
するとともに、高付加価値品の販売強化に取り組みました。家庭用油脂は、キャノーラ油の売上高がやや前年を下
回る中、オリーブオイル、ごま油の伸長により、前年同四半期と同程度の売上高を確保しました。業務用油脂は、
労働環境改善など、顧客ニーズに対応した「長調得徳®」や「J-OILPRO®」の提案を推進し、高付加価値品の販売数
量は堅調に推移しました。
油糧部門においては、主たる需要先である配混合飼料の国内生産量は前年同四半期をわずかに上回る水準で推移
しました。大豆ミールの販売数量は増加しましたが、販売価格はシカゴ相場により安値での推移となりました。菜
種ミールの販売数量は微増でしたが、販売価格は大豆ミール価格の低下により安値となりました。この結果、油糧
部門の売上高は前年同四半期をやや下回りました。
以上の結果、当事業は売上高766億56百万円(前年同四半期比3.2%減)、セグメント利益36億54百万円(前年同
四半期比34.2%増)となりました。
(油脂加工品事業)
マーガリン部門においては、家庭用では4月~8月までラーマ®製品を対象とした消費者キャンペーンの実施や拡
販に努めたことにより、売上高は前年同四半期をわずかに上回りました。業務用では製パン市場が伸び悩む中、高
付加価値品の拡販に努めましたが、売上高は前年同四半期を下回りました。
粉末油脂部門においては、安定した受託生産を実現し、販売数量及び売上高は順調に推移しました。
以上の結果、当事業は売上高63億85百万円(前年同四半期比1.9%減)、原料価格の高騰、委託加工賃の上昇、海
外での業務提携に伴う費用計上により、セグメント損失1億26百万円(前年同四半期はセグメント利益96百万円)
となりました。
(食品・ファイン事業)
スターチ部門においては、コーンスターチは食品用途および工業用途ともに価格是正と採算の改善に努めたため、
販売数量は前年同四半期を下回りました。食品用加工澱粉は主原料であるタピオカ澱粉の価格がバーツ高の影響に
より高いレンジで留まりましたが、販売価格の改定により売上高は微増となりました。高付加価値品であるネオト
ラスト®、アミコート®は品質・食感改良材として中食向けの採用が増加しました。
ファイン部門においては、機能性素材は海外向け販売が好調に推移しました。SOYシートは海外現地商社への
働きかけによる積極的な販売で北米を中心に新規導入が進んでおり、売上高は順調に推移しました。
ケミカル部門においては、新設住宅着工戸数が前年同四半期を下回り、主たる需要家である木質建材産業の業績
も同様に推移しました。前年度後半に下落した原料価格は底を打ち安定しましたが、物流費・人件費の上昇が続き
ました。このような状況下において、木質建材用接着剤の販売数量維持と価格改定に努めましたが、販売数量及び
売上高は前年同四半期を下回りました。
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株式会社J-オイルミルズ(2613) 2020年3月期 第2四半期決算短信
以上の結果、当事業は売上高67億88百万円(前年同四半期比1.9%減)、過年度に実施した棚卸資産評価減の影響
もあり、セグメント利益5億29百万円(前年同四半期比37.4%増)となりました。
(その他)
その他の事業につきましては、売上高6億91百万円(前年同四半期比6.7%減)、セグメント利益1億25百万円
(前年同四半期比127.2%増)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当第2四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末と比べ34億54百万円減少し、1,442億33百万円となり
ました。主な増加は、たな卸資産が26億95百万円であります。主な減少は、受取手形及び売掛金が47億76百万円、
有形固定資産が8億円、投資その他の資産が6億37百万円であります。
負債は、前連結会計年度末と比べ54億77百万円減少し、553億1百万円となりました。主な減少は、支払手形及び
買掛金が11億52百万円、流動負債その他が37億80百万円、繰延税金負債が1億86百万円であります。
純資産は、前連結会計年度末と比べ20億23百万円増加し、889億32百万円となり、自己資本比率は61.6%となりま
した。
(3)連結業績予想などの将来予測情報に関する説明
第3四半期以降も米中貿易摩擦の動向など、大豆・菜種の原料相場や為替相場への影響が不透明な状況であり、
2020年3月期の連結業績予想につきましては、2019年5月13日公表の業績予想からの変更はありません。
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株式会社J-オイルミルズ(2613) 2020年3月期 第2四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 2,425 2,823
受取手形及び売掛金 36,953 32,177
商品及び製品 13,156 13,780
原材料及び貯蔵品 15,614 17,686
その他 2,737 2,434
貸倒引当金 △3 △2
流動資産合計 70,883 68,899
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 14,237 14,878
機械装置及び運搬具(純額) 20,716 21,030
土地 19,599 19,599
リース資産(純額) 1,800 1,721
建設仮勘定 2,308 555
その他(純額) 556 631
有形固定資産合計 59,217 58,417
無形固定資産 1,529 1,499
投資その他の資産
投資有価証券 14,544 13,911
長期貸付金 0 0
退職給付に係る資産 627 664
繰延税金資産 213 204
その他 736 702
貸倒引当金 △125 △122
投資その他の資産合計 15,998 15,360
固定資産合計 76,745 75,277
繰延資産 59 56
資産合計 147,688 144,233
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株式会社J-オイルミルズ(2613) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第2四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年9月30日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 12,654 11,502
短期借入金 2,600 2,450
1年内返済予定の長期借入金 200 600
未払法人税等 392 1,645
未払消費税等 1,436 70
賞与引当金 1,012 961
役員賞与引当金 34 20
その他 13,524 9,743
流動負債合計 31,854 26,994
固定負債
社債 12,000 12,000
長期借入金 6,740 6,340
リース債務 1,597 1,523
繰延税金負債 1,968 1,782
役員退職慰労引当金 17 17
役員株式給付引当金 131 164
環境対策引当金 78 78
退職給付に係る負債 3,328 3,393
長期預り敷金保証金 2,344 2,347
その他 717 660
固定負債合計 28,924 28,307
負債合計 60,779 55,301
純資産の部
株主資本
資本金 10,000 10,000
資本剰余金 31,633 31,633
利益剰余金 41,714 44,198
自己株式 △1,081 △1,083
株主資本合計 82,266 84,749
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 4,784 4,270
繰延ヘッジ損益 19 42
為替換算調整勘定 69 78
退職給付に係る調整累計額 △299 △280
その他の包括利益累計額合計 4,574 4,111
非支配株主持分 67 71
純資産合計 86,908 88,932
負債純資産合計 147,688 144,233
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株式会社J-オイルミルズ(2613) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
売上高 93,340 90,520
売上原価 75,992 71,996
売上総利益 17,348 18,524
販売費及び一般管理費 14,086 14,339
営業利益 3,261 4,184
営業外収益
受取利息 0 0
受取配当金 123 115
持分法による投資利益 66 113
受取賃貸料 13 74
雑収入 56 41
営業外収益合計 260 346
営業外費用
支払利息 58 43
支払手数料 11 11
減価償却費 - 50
雑支出 13 19
営業外費用合計 84 123
経常利益 3,438 4,407
特別利益
固定資産売却益 435 0
投資有価証券売却益 - 16
受取保険金 - 652
特別利益合計 435 669
特別損失
固定資産除却損 137 80
減損損失 - 120
工場再編費用 32 -
リース解約損 1 -
製品回収関連損失 - 140
災害による損失 120 -
特別損失合計 292 340
税金等調整前四半期純利益 3,581 4,735
法人税、住民税及び事業税 549 1,465
法人税等調整額 107 32
法人税等合計 657 1,498
四半期純利益 2,923 3,237
非支配株主に帰属する四半期純利益 4 3
親会社株主に帰属する四半期純利益 2,919 3,234
6
株式会社J-オイルミルズ(2613) 2020年3月期 第2四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第2四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第2四半期連結累計期間 当第2四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年9月30日) 至 2019年9月30日)
四半期純利益 2,923 3,237
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 176 △509
繰延ヘッジ損益 262 23
為替換算調整勘定 3 1
退職給付に係る調整額 44 18
持分法適用会社に対する持分相当額 △21 3
その他の包括利益合計 465 △462
四半期包括利益 3,389 2,775
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 3,382 2,770
非支配株主に係る四半期包括利益 6 4
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株式会社J-オイルミルズ(2613) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第2四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連
その他 結損益計
油脂加工品 食品・ファ 合計 調整額
油脂事業 計 (注1) 算書計上
事業 イン事業 額(注2)
売上高
外部顧客への売上高 79,173 6,509 6,916 92,599 740 93,340 - 93,340
セグメント間の内部
780 199 47 1,026 - 1,026 △1,026 -
売上高又は振替高
計 79,953 6,708 6,963 93,626 740 94,367 △1,026 93,340
セグメント利益 2,724 96 385 3,206 55 3,261 - 3,261
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産賃貸等の各種サービス
等が含まれております。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
Ⅱ 当第2四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年9月30日)
1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連
その他 結損益計
油脂加工品 食品・ファ 合計 調整額
油脂事業 計 (注1) 算書計上
事業 イン事業 額(注2)
売上高
外部顧客への売上高 76,656 6,385 6,788 89,829 691 90,520 - 90,520
セグメント間の内部
734 177 43 954 - 954 △954 -
売上高又は振替高
計 77,390 6,562 6,831 90,783 691 91,475 △954 90,520
セグメント利益又は
3,654 △126 529 4,058 125 4,184 - 4,184
損失(△)
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、不動産賃貸等の各種サービス
等が含まれております。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と一致しております。
2.報告セグメントごとの固定資産の減損損失又はのれん等に関する情報
「油脂事業」セグメントにおいて、配合飼料事業の生産体制の再構築に伴い、当該資産について帳簿価額を回収
可能価額まで減額し減損損失を計上いたしました。なお、当該減損損失の計上額は、当第2四半期連結累計期間に
おいては120百万円であります。
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(重要な後発事象)
マレーシア油脂加工品会社との業務・資本提携
当社は2019年10月9日の取締役会において、シンガポールに本拠地を置く持株会社Premium Nutrients Pte.Ltd.
(以下、PNPL社)との業務・資本提携することを決議し、同日、業務・資本提携に関する契約を締結いたしまし
た。PNPL社はシンガポールの持株会社であるGoodhope Asia Holdings Pte.Ltd.(以下、GH社)の100%子会社であ
り、マレーシアで事業を展開する油脂加工品製造会社です。
(1) 業務・資本提携の目的
当社は第五期中期経営計画において「おいしさデザイン®企業」を目指しており、成長戦略として日本国内で磨
いた価値をもとに、アジアにおける事業展開の加速を掲げています。この度、その戦略を実現するため、PNPL社
と業務・資本提携に関する契約を締結し、同社の100%子会社であるPremium Fats Sdn Bhd(以下、PF社)ならび
にPremium Vegetable Oils Sdn Bhd(以下、PVO社)に対するあわせて12.0百万米ドル(約13億円)の出資を決定い
たしました。
アジアの中でもASEANの製菓・製パン市場は、年平均成長率5%強で拡大するなど伸長が見込まれています。特
にマレーシアは、製菓・製パンの素材であるマーガリン・ショートニングの原料パーム油の世界有数の生産国で
あり、その持続可能性への取り組みは高い評価を獲得しております。また、輸出物流をはじめとする基盤も整備
されています。PNPL社はPF社、PVO社を通じて、国際水準に合致した付加価値の高い製品の供給体制を構築してお
り、ASEANをはじめとした各国で油脂加工品の営業基盤を有しています。
当社は製菓・製パン市場をターゲット市場として位置づけています。PF社およびPVO社との協力により、当社が
国内で培った油脂加工技術、フレーバー技術、強みである素材や技術の組み合わせによるアプリケーション提案
力に基づき新製品を開発します。また、PF社およびPVO社の営業基盤を活用した当社事業の展開の橋頭堡として市
場開拓にあたります。今後、ASEANにおける事業の経験やノウハウを蓄積し、段階的に業容を拡大していきます。
(2) 本契約の相手先
① 名称 Premium Nutrients Pte. Ltd.
② 事業内容 油脂加工品製造事業
(3) 本契約の内容
当社はPNPL社との業務・資本提携契約のもと、PF社およびPVO社による第三者割当増資を引き受け、PF社の株式
を51%、PVO社の株式を20%、それぞれ取得します。取得価格はPF社で3.2百万米ドル(約3.5億円、換算後)、
PVO社で8.8百万米ドル(約9.6億円、換算後)の予定です。なお、株式取得に伴いPF社は連結子会社とし、PVO社
は持分法を適用する予定であります。
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株式会社J-オイルミルズ(2613) 2020年3月期 第2四半期決算短信
(4) PF社およびPVO社の概要
名称 Premium Fats Sdn Bhd
所在地 マレーシア クアラルンプール
代表者の役職・氏名 Director, Satish Selvanathan
事業内容 マーガリン、ショートニングの製造販売
2,500,002マレーシアリンギット(2019年3月末時点)
資本金
参考:約64百万円(円換算後)
設立年 1996年
大株主及び持株比率 Premium Nutrients Pte. Ltd. 100%
6,349,723マレーシアリンギット(2019年3月期)
売上高
参考:約1.6億円(円換算後)
名称 Premium Vegetable Oils Sdn Bhd
所在地 マレーシア クアラルンプール
代表者の役職・氏名 Director, Satish Selvanathan
事業内容 ラウリック系油脂製品、パルミチック系油脂製品の製造販売
91,968,530マレーシアリンギット(2019年3月末時点)
資本金
参考:約23.4億円(円換算後)
設立年 1978年
大株主及び持株比率 Premium Nutrients Pte. Ltd. 100%
539,042,185マレーシアリンギット(2019年3月期)
売上高
参考:約137.3億円(円換算後)
1ドル=108.92円、1マレーシアリンギット=25.47円(2019年9月30日時点)
(5) 日程
取締役会決議日 2019年10月9日
契約締結日 2019年10月9日
株式譲渡実行日 2019年11月(予定)
(6) 業績に与える影響
本株式取得が当社グループの2020年3月期連結業績に与える影響は軽微であります。
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