2613 Jオイル 2021-05-20 12:00:00
2020年度決算概況および第六期中期経営計画説明会資料 [pdf]
2020年度決算概況および
第六期中期経営計画説明会
2021年5月20日
株式会社 J-オイルミルズ
問い合わせ先:
コーポレートコミュニケーション部 Tel.03-5148-7101
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1 2020年度決算概況
Agenda 2 2021年度業績予想
3 第六期中期経営計画
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2020年度 連結業績概要
2020年度業績 決算のポイント
◼ 売上高
2019年度 2020年度 前年比 修正予想比
(億円) ➢ 新型コロナウイルス感染症の影響を受け、大幅減収
売上高 1,782.0 1,648.2 ▲7.5% +3.0% ・業務用(主に外食向け)の販売数量減少
・搾油量減少によるミール販売量減少
営業利益 66.6 66.9 +0.4% +11.5%
◼ 営業利益
経常利益 73.0 73.7 +1.0% +15.2%
➢ コスト改善や経費削減を進めることで収益確保
親会社株主に帰属
する当期純利益 52.0 52.5 +1.0% +9.4%
◼ 当期純利益
➢ 投資有価証券売却益 +10.0億円
➢ 東北物流拠点で発生した火災に関する計上
営業利益率 3.7% 4.1%
・特別損失:災害損失▲1.3億円
ROE 5.9% 5.7% ・特別利益:受取賠償金+2.2億円
➢ ケミカル事業譲渡契約に伴う
留保利益にかかる税効果▲5.2億円
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新型コロナウイルスの 2020年度決算への影響
市場環境 当社の状況
【家庭用油脂 前年比較 金額ベース(平均購入規模×100)】
◼ 家庭用油脂は内食需要の高まりにより、
市場は増加したものの、微増に留まった
115.0 111.1 107.4 108.8
96.6
106.2
95.5
◼ 業務用油脂は外食産業の市場減退に
93.7
伴い、販売数量が大幅に減少
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月
(想定線で推移)
※インテージ社 SCIデータを基にした当社推定
【業務用油脂 外食産業市場動向調査 売上高 前年比較】 ◼ インバウンド需要減少、外出自粛の影響
により、土産用菓子に使用される業務用
単位:%
全体 ファーストフード パブレストラン・居酒屋
マーガリンの販売数量が大幅に減少
103.5 100.9 103.9
96.4 95.5 98.6
101.0 93.1 90.7 ◼ 中食・テイクアウト需要の高まりにより、経
97.1
101.9 時劣化抑制、食感改善機能のある高付
92.2
82.7 85.0 86.0 90.3 加価値スターチが伸長
79.0
67.8
56.7
51.1
57.2 ◼ シート状大豆食品「まめのりさん®」は、北
47.2
米の外食自粛により販売数量減少
10.0 25.1 下期はデリバリー用途などの新たな需要
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 を創出し、回復傾向
※出典:日本フードサービス協会 外食産業市場動向調査
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2020年度 セグメント別業績
⚫ 前年比では売上高は大きく減収したものの、営業利益では増益で着地
⚫ 修正予想比では油脂の需要増加とコスト削減効果により売上、利益ともに予想を上回り着地
2020年度業績
2019年度 2020年度 前年比 修正予想 修正予想比
(億円)
売上高
油脂事業 1,504.9 1,389.0 ▲7.7% 1,340.0 +3.7%
油脂加工品事業 127.6 121.3 ▲4.9% 120.0 +1.1%
食品・ファイン事業 136.6 127.9 ▲6.4% 130.0 ▲1.6%
その他事業 12.9 10.0 ▲22.5% 10.0 +0.1%
連結合計 1,782.0 1,648.2 ▲7.5% 1,600.0 +3.0%
営業利益
油脂事業 60.6 62.2 +2.7% 55.0 +13.2%
油脂加工品事業 ▲ 4.0 ▲ 4.4 - ▲ 3.7 -
食品・ファイン事業 7.7 7.5 ▲2.2% 7.5 +0.5%
その他事業 2.3 1.5 ▲32.0% 1.2 +27.6%
連結合計 66.6 66.9 +0.4% 60.0 +11.5%
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2020年度 営業利益増減分析
【セグメント別営業利益 増減】 単位:億円
▲0.5 ▲0.2
+1.6 ▲0.7
66.6 66.9
一般経費他内訳
2019年度 油脂 油脂加工品 食品・ファイン その他 2020年度 人件費 ▲4.1
広告費 +9.2
【油脂事業 営業利益増減分析】 販売促進費 +5.5
燃料費・資材内訳 その他 +11.0
原材料コスト内訳 高付加価値品 資材 ▲0.3
大豆 ▲26.1 家庭用 ▲3.5 燃料 +2.3 単位:億円
菜種 ▲7.4 業務用 ▲5.7 ユーティリティ +4.8 +21.6
▲27.4
為替* +12.8
購入油 ▲2.6
+10.2 +2.4 ▲19.3 +5.1
他 ▲4.1
販売単価 +11.3 一般経費他
原材料コスト ミール販売
▲9.2 物流費 62.2
60.6 +6.9
販売量 工場固定費
高付加価値品 燃料費・資材
油脂コスト▲17.2 製品販売▲26.1 コスト改善+44.8
2019年度 2020年度
+1.6
*為替・・・19年度:109円/1ドル、20年度・・・107円/1ドル
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セグメント別業績:油脂事業
◼ 家庭用油脂の販売量は微増で推移
◼ 外食企業を中心とした油脂需要の減少により、業務用油脂の販売量減少
◼ 製造費用と一般管理費のコストダウン推進
売上高 営業利益
(単位:億円) (単位:億円)
前年比▲7.7% 前年比+2.7%
通期
1,504.9 通期
60.6 62.2
1,389.0
2019 2020 2019 2020
1Q 388.3 328.2 1Q 16.3 10.7
2Q 378.3 330.4 2Q 20.3 16.7
3Q 395.7 367.4 3Q 22.7 20.5
4Q 342.6 362.9 4Q 1.4 14.3
【営業利益増減分析】
【売上高構成比】
(単位:億円)
18 % 19 % 家庭用 前年差
営業利益
価格 物量 原材料他
業務用
家庭用油脂 ▲ 4.2 + 1.3
55 % 54 %
業務用油脂 + 2.4 ▲ 25.6
ミール類 ミール類 + 17.5 ▲ 7.3
27 % 27 %
合計 + 1.6 + 15.7 ▲ 31.6 + 17.5
2019年度 2020年度
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セグメント別業績:油脂加工品事業
◼ 内食需要の高まりを受けて家庭用マーガリンの販売量は3Qまでは、前年を超える水準で推移したが4Qに一巡し微減
◼ 業務用マーガリンはインバウンド、土産菓子向け需要減少
原料であるパーム油の価格上昇、その他の原料調達コスト改善の遅れにより採算悪化
◼ 粉末油脂は前年並みで着地
売上高 営業利益
(単位:億円) (単位:億円)
前年比▲4.9%
通期 127.6 通期 ▲ 4.0
121.3 ▲ 4.4
2019 2020 2019 2020
1Q 32.4 28.9 1Q ▲ 0.4 ▲ 1.8
2Q 31.5 29.8 2Q ▲ 0.9 ▲ 1.1
3Q 34.1 32.8 3Q 0.3 ▲ 0.4
4Q 29.7 29.7 4Q ▲ 3.0 ▲ 1.2
【営業利益増減分析】
【売上高構成比】
(単位:億円)
家庭用
19 % 20 % 前年差
営業利益
業務用
価格 物量 原材料他
53 % 52 % 家庭用マーガリン ▲ 0.4 ▲ 0.1
業務用マーガリン ▲ 0.1 ▲ 2.4
粉末油脂 粉末油脂 ▲ 0.1 ▲ 0.1
28 % 28 %
合計 ▲ 0.5 ▲ 0.6 ▲ 2.6 + 2.7
2019年度 2020年度
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セグメント別業績:食品・ファイン事業
◼ 高付加価値スターチは品質・食感改良材として中食・外食への採用増加
◼ ファイン事業はビタミンK2の販売好調、
新型コロナウイルス感染症の影響により主要販売先が北米であるSOYシートは販売減少
◼ ケミカル事業はコロナ禍の影響による住宅需要急減、需要家の値下げ圧力の増加により、売上高及び数量が減少
売上高 営業利益
(単位:億円) (単位:億円)
前年比▲6.4% 前年比▲2.2%
通期 136.6 通期
7.7 7.5
127.9
2019 2020 2019 2020
1Q 34.6 30.3 1Q 2.5 1.4
2Q 33.3 30.7 2Q 2.8 0.9
3Q 35.6 33.8 3Q 2.4 3.1
4Q 33.0 33.1 4Q 0.0 2.1
【売上高構成比】 【営業利益増減分析】
(単位:億円)
スターチ
39 43 前年差
% 営業利益
% 価格 物量 原材料他
6% ファイン
7% スターチ + 0.9 + 0.6
54 50 ファイン ▲ 0.4 ▲ 0.4
% ケミカル他
% ケミカル他 ▲ 5.1 ▲ 0.9
合計 ▲ 0.2 ▲ 4.6 ▲ 0.7 + 5.1
2019年度 2020年度
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構造改革:SKU 削減
⚫ 構造改革の基盤固めとして、事業の筋肉質化を推進
プロセスを通じて一つ一つの製品の存在意義を改めて見直し、今後の成長に繋げていく
<SKU数> <削減目標>
1,250 油脂20%、油脂加工30%、テクスチャーデザイン40%
1,070
950 ⇒3事業合計300品目削減
<期待する効果>
定 ◆ 労務費削減 定 ◆ 切替作業工数減
◆ 物流費減 性
量 ◆ 管理工数減
◆ 製品・資材ロス減
効 効 ◆ 倉庫保管効率アップ
◆ 切替油減
果 果 ◆ 生産効率アップ
PJ取組開始 2020年度目標 2020年度期末 ◆ エネルギー使用量減
(2020年6月~)
<削減実績> ⇒3事業合計180品目削減、一部進捗が遅れたが2021年度に70品目削減見込み
収益改善により17品目存続
<2020年度 営業利益におけるインパクト>
⇒ SKU削減効果 NET利益 1億円改善
2021年度にかけても削減効果を見込む
➢ 終売、利益率改善を主目的としたアイテム統合を推進、目標未達となったが一定の成果が得られた
➢ 2021年度からは新製品導入基準・終売基準の運用を開始し、今後も引き続きSKU管理を実施していく
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成長戦略:高付加価値品の状況
⚫ 新型コロナウイルス感染症の影響により売上高、粗利益共に前年を下回るが、
高付加価値品の粗利益率、連結構成比は微増で推移
【高付加価値品推移】 【売上高構成比】
単位:億円
対前年 オリーブオイル
2019年度 2020年度 増減率 その他
前年差▲0.3%
前年差+1.0%
売上高 445.4 419.2 ▲5.9%
高付加
粗利益 128.0 122.1 ▲4.6%
価値品
粗利益率 28.7% 29.1% -
「長調得徳®」
業務用風味油
前年差▲0.6%
前年差▲0.1%
粗利益率 粗利益 単位:億円
28.7% 29.1%
26.3% 【連結全体構成比】
25.3%
➢ 売上高 ➢ 粗利益
25.0% 25.4%
23.5% 23.5% 36.0% 33.2% 35.1% 35.9%
115.5 128.0 122.1
109.0
2017 2018 2019 2020 2017 2018 2019 2020
2017 2018 2019 2020
FY FY FY
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B/S・C/F・配当
◼ B/S:原材料価格上昇により、棚卸資産の増加
連結貸借対照表 (億円)
19年期末 20年期末 増減 19年期末 20年期末 増減
流動資産 739 827 88 負債 579 620 42
現預金 84 78 ▲6 仕入債務 124 186 62 有利子負債の推移
売上債権 340 360 20 有利子負債 189 183 ▲6 (億円)
棚卸資産 288 359 72 引当金 52 46 ▲6
その他 28 29 2 その他 213 205 ▲8
固定資産/繰延資産 736 738 2 純資産 897 945 48
309
有形・無形資産 582 569 ▲ 12 株主資本 859 895 36 215 189 183
投資その他 155 169 14 包括利益他 35 46 12
2017 2018 2019 2020
資産 計 1,475 1,565 90 非支配株主持分 3 3 0 FY
負債・純資産 計 1,475 1,565 90
◼ ROE分解 収
<売上高純利益率>
3.2 ⚫ 売上高は減少したが、製品構成改善とコスト改善により
2.5 2.9
益 2.3 利益の確保
5.9 5.7 性 ⚫ 資源の選択と集中により効率的な経営を推進
5.6
4.9
<総資産回転率>
効 ⚫ 投資有価証券等を含む資産売却、適切な在庫水準の維持に
1.2 1.2
率 1.2 1.1 努めたが、2020年度は原料高と株価上昇により資産が増大
性
<財務レバレッジ>
安 1.9
全 1.8 ⚫ 財務の健全性を確保しつつ、財務レバレッジを活用するとしていた
1.7 1.7
⚫ 将来を見据えた成長投資に備えたが、マレーシアのM&Aに留まった
2017 2018 2019 2020 性
FY
2017 2018 2019 2020
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B/S・C/F・配当
【設備投資の状況】 単位:億円
【キャッシュフロー推移】 単位:億円
設備投資 減価償却費
105 104
28 18 50.8
49.8 49.4
49.2
2017 2018 2019 2020
54.4 51.6 42.5 38.9
営業C/F 66 131 146 43
2017 2018 2019 2020
投資C/F ▲ 38 ▲ 26 ▲ 42 ▲ 24 FY
財務C/F ▲ 56 ▲ 111 ▲ 44 ▲ 25 【株主還元】
フリーC/F 28 105 104 18 年間配当額(円/株) ※ 配当性向(%)
36.1%
【資本の財源及び資金の流動性についての分析】 31.2% 31.6% 31.3%
2017年度 2018年度 2019年度 2020年度
45 45 50 50
自己資本比率(%) 54.7 58.8 60.6 60.1
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) 5.4 2.0 1.6 5.2
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) 50.4 127.5 172.7 36.3 2017 2018 2019 2020
FY
※2021年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で
株式分割したため、当該株式分割が行われたと仮定し算定しております
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1 2020年度決算概況
Agenda 2 2021年度業績予想
3 第六期中期経営計画
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2021年度 業績予想
2021年度予想 ポイント
◼ 売上高
2020年度 2021年度 前年比
(億円)
➢ 業務用油脂の販売量増加(+)
売上高 1,648.2 2,050.0 +24.4% ➢ 高付加価値品の売上拡大(+)
営業利益 66.9 50.0 ▲25.2% ➢ 油脂製品の価格改定(+)
➢ ミール販売価格の上昇(+)
経常利益 73.7 54.0 ▲26.8% ➢ スペシャリティフード事業の拡大(+)
親会社株主に帰属する ➢ ケミカル事業譲渡による減収(ー)
当期純利益 52.5 50.0 ▲4.8%
◼ 営業利益
➢ 油脂製品の価格改定(+)
営業利益率 4.1% 2.4%
➢ スペシャリティフード事業の拡大(+)
ROE 5.7% 5.2% ➢ 原料コストの大幅な上昇(-)
➢ 販売量増加による物流費増加(-)
※2021年度ケミカル事業譲渡による影響 ➢ 工場固定費の増加(-)
売上高 ・・・ ▲52.0億円 ➢ 広告費、人件費の増加(-)
営業利益 ・・・ ▲5.3億円 ➢ ケミカル事業譲渡による減益(-)
◼ 当期純利益
➢ ケミカル事業関連益 +13億円
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2020年度 セグメント別業績
⚫ 油脂事業・スペシャリティフード事業・その他事業の3事業へセグメントを変更
⚫ ケミカル事業譲渡により、その他事業は減収・減益
2020年度 2021年度 2021年度予想
2021年度
【旧セグメント】 【新セグメント】 2020年度
予想
前年比
(億円)
家庭用油脂 家庭用油脂 売上高
油脂 油脂 業務用油脂 油脂事業 1,389.0 1,806.0 +30.0%
業務用油脂
事業 事業
ミール類 ミール類 スペシャリティフード事業 197.1 226.0 +14.6%
家庭用マーガリン 家庭用マーガリン
(内 油脂加工品事業) 121.3 132.0 +8.8%
油脂
加工品 業務用マーガリン 業務用マーガリン
その他事業 62.0 18.0 ▲71.0%
事業
粉末油脂 スペシャリティ 粉末油脂
連結合計 1,648.2 2,050.0 +24.4%
フード事業
テクスチャ― テクスチャ― 営業利益
デザイン デザイン
食品・ 油脂事業 62.2 43.0 ▲30.9%
ファイン ファイン ファイン
事業 スペシャリティフード事業 ▲ 2.2 5.3 -
ケミカル他
その他事業 (内 油脂加工品事業) ▲ 4.4 ▲ 1.8 -
その他事業
その他事業 6.8 1.7 ▲75.2%
連結合計 66.9 50.0 ▲25.2%
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2021年度 計画前提
◼ 連結業績
2020年度 2021年度 前年比
(億円) 上期 下期 上期 下期 上期 下期
売上高 783.2 865.0 940.0 1,110.0 +20.0% +28.3%
営業利益 27.9 38.9 0.0 50.0 ▲100.0% +28.4%
◼ 原料・為替状況
20’1Q 20’2Q 20‘3Q 20‘4Q 21‘1Q 21’2Q 21‘3Q 21‘4Q
実績 実績 実績 実績 実績 前提 前提 前提
対前年差 対前年差 対前年差 対前年差 対前年差 対前年差 対前年差 対前年差
(前年) (前年) (前年) (前年) (前年) (前年) (前年) (前年)
891.2 851.2 931.7 1,137.2 1391.6 1,540.0
大豆¢/Bu※2 ▲13.8 ▲15.0 +58.7 +222.9 +500.4 +688.8
(905.0) (866.2) (873.0) (914.3) (891.2) (851.2)
463.3 465.1 494.1 568.3 737.7 925.0
菜種C$/MT※3 ▲8.9 +17.0 +46.2 +109.5 +274.4 +459.9
仕 (472.2) (448.1) (447.9) (458.8) (463.3) (465.1)
⚫ 直近原料相場が続くと前提
入 66.6 68.2 65.6 67.8 63.8 57.0
ミールバリュー% ▲1.1 ▲0.6 ▲2.0 +2.0 ▲2.8 ▲11.2
(67.7) (68.8) (67.6) (65.8) (66.6) (68.2)
109.0 107.6 106.2 104.4 105.9 108.0
為替レート ▲1.2 ▲2.4 ▲1.1 ▲4.3 ▲3.1 +0.4
(110.2) (110.0) (107.3) (108.7) (109.0) (107.6)
※1:搾油原料の買付けは基本的に約3カ月前の時点にて行っており、
本図では各期の業績に影響のある期間相場の平均値を示しています ※2:シカゴ相場 ※3:ウィニペグ相場
◼ 為替感度・・・1円変動 ±3億円~4億円 / 年 USドル
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2021年度 営業利益増減分析(前年差)
【セグメント別営業利益 増減】
単位:億円
+7.5 ▲5.3 +0.2
66.9 ▲19.2 50.0
一般経費他内訳
2020実績 油脂 スペシャリティフード ケミカル その他 2021予想
工場固定費内訳 人件費 ▲2.0
人件費 ▲1.1 広告費 ▲5.4
高付加価値品
【油脂事業 営業利益増減分析】 修繕費 ▲5.6 旅費交通費 ▲1.5
家庭用 +5.5
その他 ▲3.3 その他 ▲4.2
業務用 +54.3
原材料コスト内訳
単位:億円
大豆 ▲160.9
▲386.9 +59.8 ▲10.0 ▲9.4
菜種 ▲216.2 ▲13.1
為替* ▲7.2 62.2 +224.9 +8.1
43.0
購入油 ▲18.6 販売量 高付加価値品 工場固定費 物流費 一般経費他
他 +16.0
+107.4
販売単価
原材料コスト ミール販売
油脂コスト▲279.6 製品販売+292.9 コスト改善▲32.6
2021年度
2020年度
予想
▲19.2
*為替・・・21年度予想:108円/1ドル、20年度実績・・・107円/1ドル
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1 2020年度決算概況
Agenda 2 2021年度業績予想
3 第六期中期経営計画
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第六期中期経営計画
Tr a n s f o r m i n g f o r G r o w t h
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前中期経営計画の振り返り
既存の強みを活かした成長と 将来に向けた成長投資
将来投資に向けての基盤固め 強化、量的縮小への備え 成長の実現
⚫ コストダウン・耐震対策 ⚫ 老朽化設備対応、 ⚫ 新領域への成長投資継続
⚫ 新領域取組開始 ⚫ 拠点再構築の完成
(健康・食資源・省力化) ⚫ 新領域への成長投資拡大
新領域・海外
食品・
既存の強み領域: ファイン
(強みの掛け算) 事業
ソリューション・高付
加価値
油脂
基盤整備 加工品
(製油事業の筋肉質化) 事業
油脂事業
経営インフラの整備
チャレンジングな風土・文化醸成
2017 2020 2025 2030
(年度)
⚫ 外部環境の変動に左右されにくい事業構造へ
⚫ 油脂事業の収益性強化 量から質への転換(汎用品)、高付加価値品の拡大
⚫ 2020年の中計目標達成へ向け、油脂加工品、食品・ファイン両事業の収益貢献
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前中期経営計画の振り返り
営業利益率、資産効率は改善、トップライン成長に課題
財務目標の達成状況
売上高 目標未達 営業利益 目標未達 営業利益率 目標達成
2,150
1,834 億円 1,648 80億円 4.1%
億円 億円 67億円 3.5%
40億円 2.2%
FY2017 目標 実績 FY2017 目標 実績 FY2017 目標 実績
FY20 FY20 FY20
ROE 目標達成 EPS ※ 目標達成
159.6円
5.7%
150円以上
5.0% 124.8円
4.9%
※2021年4月1日付で普通株式1株につき
2株の割合で株式分割したため、当該株式
分割が行われたと仮定し算定しております
FY2017 目標 実績 FY2017 目標 実績
FY20 FY20
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前中期経営計画の振り返り(定性面)
コスト構造の強化と新商品・新規事業の基盤づくりに一定の成果
成果 課題
⚫ 高付加価値品の拡大
⚫ 高付加価値品の粗利構成比増加
⚫ 新規事業の創出
成長戦略 ⚫ 油脂製品の粗利益率改善
⚫ 油脂製品の収益性改善
⚫ マレーシアでのM&Aによる事業展開
⚫ 海外展開の加速
⚫ SKU削減
⚫ DX推進
グループ会社の統合 第六期
構造改革 ⚫
バリューチェーン&業務プロセス改革
中計へ
⚫
⚫ インド、健食事業撤退、ケミカル、
⚫ 資産効率の改善
坂出事業譲渡
⚫ 社外取締役体制拡充、
CGコード活用によるガバナンス強化 ⚫ リスク対応力・
経営基盤
グループガバナンス強化
強化 ⚫ コーポレート機能の強化
⚫ ダイバーシティ・インクルージョン
⚫ 人事制度の改定
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第六期中期経営計画
急激に変化する外部環境を適切に捉え
次の時代を見据えた抜本的な変革を実現し、
持続的成長を図る
Evolvement
Transformation 進化
変革
Foundation
変革に着手 成長基盤確立・
成長加速化
~持続的成長へ~
将来への
成長基盤強化
将来投資への 質的最大化への転換
基盤固め
既存の強みでの成長
第五期中計 第六期中計 目指すべき姿
2017~2020 2021~2024 2030
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第六期中期経営計画
第五期中計 第六期中計 ありたい姿
第五期中計
2017~2020 第六期中計
2021~2024 目指すべき姿
2030
2017~2020 2021~2024 2030
⚫ ブランド価値向上 ⚫ ブランド確立
⚫ 高付加価値品の粗利益構成比増加
⚫ 高付加価値品の拡大 ⚫ 高付加価値品の拡大加速
成長戦略 ⚫ 油脂製品の粗利益率改善
⚫ 油脂汎用品の収益力改善 ⚫ 油脂汎用品の安定的収益創出
⚫ マレーシアでのM&Aによる事業展開
⚫ 海外・スペシャリティフード事業強化 ⚫ 海外・スペシャリティフード事業拡充
⚫ SKU削減
⚫ バリューチェーン&業務プロセス改革 ⚫ 生産体制の最適化完了
構造改革 ⚫ グループ会社統合
⚫ 資産効率改善 ⚫ 資産効率の一層の改善
⚫ 事業撤退/譲渡
⚫ ガバナンス強化 ⚫ ダイバーシティ・インクルージョン ⚫ 選ばれる会社へ
経営基盤
⚫ コーポレート機能の強化 ⚫ リスク対応力・ ⚫ グループ会社ガバナンス強化
強化
⚫ 人事制度の改定 グループガバナンス強化 (海外含む)
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第六期中期経営計画
第五期中計 第六期中計
第五期中計
2017~2020 第六期中計
2021~2024 目指すべき姿
2017~2020 2021~2024 2030
FY20 FY24 FY30
売上高
1,648億円 2,200億円 2,500億円
営業利益
67億円 110億円 240億円
営業利益率 4.1% 5.0% 9.0%
ROE 5.7% 8.0% 12.0%
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新理念体系
浸透活動の推進
全社キャラバン実施
理解 全社員に向けて
直接対話
アンバサダー制度
実践 計131名を認定し
各部署で自分事化
パルスサーベイ実施
確認 浸透状況を隔月で
定点観測
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コミュニケーションブランドに込めた思い
私たちは、ジェイオイル。
あぶらを原点に、自然の可能性を引き出し、
今日を生きる一人ひとりのJoyと、地球環境のJoyをどちらもかなえてゆく。
そんな想いを、“JOYL”という表記に込めました。
テーマカラーはグリーン。
あぶら・でんぷん・たんぱくを生み出す植物を信じて
サステナブルな未来に貢献するという意志をあらわしています。
「グリーンの油滴」の3つの色には、
自然の恵みの可能性を引き出すための知識や技術を「究め」、
仕事の先にいる人々を想い、その期待を超えるJoyを「創り」、
仲間や世の中と「つながって」生み出すJoyを大きく育てたいという、
私たちの決意が込められています。
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J-オイルミルズの基本戦略
外部環境変化
内食需要の高まり 外食産業のコストダウンニーズ 消費者健康意識の高まり 社会課題への対応・要請
食で未来によろこびを
Vision Mission Value
ステークホルダーの期待に応える
バリューチェーン
マーケティング・ 高付加価値化 海外展開の 汎用油の
&業務
戦略目標 ブランド戦略 推進 加速 収益性改善
プロセス改革
顧客接点・ マーケ
J-オイルミルズ リーチ力
素材 技術力 ティング
R&D
の強み
おいしさデザイン®
経営基盤 リスク対応力・ ダイバーシティ・
サステナビリティ 資産効率改善
グループガバナンス強化 インクルージョン
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事業ポートフォリオの変革
油脂事業の安定した収益基盤、スペシャリティーフードおよび海外での成長を目指し
高付加価値化やさらなるコスト削減に取り組む
事業セグメント別 高付加価値品比率
■油脂 ■スペシャリティーフード ■その他 ■汎用品 ■高付加価値品(国内) ■高付加価値品(海外)
1,648 2,200 2,500 1,648 2,200 2,500
4% 1% 3% 10%
12% 16% 22% 25%
売 32%
40%
上
(
億 84% 84%
円 78% 74% 65%
) 50%
FY20 FY24 FY30 FY20 FY24 FY30
■汎用品 ■高付加価値品(国内+海外)
67 110 240
営 10% 18% 粗
業 36% 利 36%
54%
利 益 71%
益 (
億
( 93%
億 82% 円
円
64% ) 64%
)
46%
29%
-3%
FY20 FY24 FY30 FY20 FY24 FY30
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マーケティングと企業ブランドの強化
お客様目線のマーケティング強化と新企業ブランドの強化浸透を通じ
企業価値向上とお客様に長く愛される企業を目指す
提供価値最大化:企業ブランド×お客様目線のマーケティングと製品開発
⚫ コンシューマー・マーケティング強化によりお客様のニーズを捉えたイノベーション強化
⚫ 新しい企業ブランドの浸透を図り企業価値向上
Consumer Marketing マーケティング強化
• プロフェッショナル人財活用による消費者マーケティングの強化
• マーケティング委員会の設置により全社的マーケティング底上げ
新コミュニケーションブランドを • 業務用におけるブランディングとマーケティングDX化
通じた企業価値向上 • DX活用、PDCA強化によりマーケティング投資効率改善
価値 信頼 企業ブランド構築
• 高付加価値商品・サービスを通じ企業ブランドの浸透を図
り「美味しい・健康・低負荷」の企業価値を向上
• 企業イメージアップによりお客様ブランド選好度向上
Branding
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業務用油脂:SUSTEC ® &フライエコ
長持ち技術を活用した商品とITを活用したオペレーション支援により
コスト削減・環境負荷低減を実現し、販路を拡大する事で中長期の収益基盤を固める
「すごい長徳」を発売
長持ち能力
業務 1倍 3倍 4倍 「SUSTEC4」
おいしさ 労働環境 支援 ◼ 酸化上昇4割抑制
改善
◼ 着色4割抑制
お客様への ◼ ニオイ2割抑制
汎用油 長徳® すごい長徳
提供価値
➢ 油を交換する調理現場の手間を削減
サステ コスト ➢ 油の生産や輸送時に発生するCO₂を削減
ナブル 削減
提供 ➢ 農地確保のための森林伐採の抑制
価値
業務支援の充実
「フライエコシステム(仮)」
◼ 油脂劣化判断
カーボンフットプリント
◼ 使用延長のオペレーション支援
「長徳®」キャノーラ油 取得 ◼ 業務の自動化
CO2の「見える化」
カーボンフットプリント ➢ 一層のおいしさの追求と環境への配慮
https://ecoleaf-label.jp
JR-BE-20002C ➢ 独自技術を生かした次世代商品の開発・提供
➢ ITを活用した新しいサービスの提供
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テクスチャー素材
ワンストップ・ソリューション・プロバイダーとして、
お客様の課題に食感改善で貢献、新たな価値を創造し継続的な発展を図る
⚫ 付加価値の高い食感改良素材で、外食、中食、加工食品、テイクアウトシーン等でのおいしさの実現
⚫ 成功モデルを事業基盤のあるASEANへ展開
新シリーズ「TXdeSIGN」を展開しラインナップ強化
⚫ 厳選した素材・技術でこれまでにない食感を創出
⚫ 各種食品におけるテクスチャーのデザインの高度化
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プラントベースドフード( PBF)
植物性の原材料を使用したPBF市場へ参入、
既存事業とのシナジー効果を創出し、将来に向けた新たな収益の柱をつくる
アップフィールド社とのパートナーシップ 乳系PBF※戦略/植物性代替食品国内市場
⚫ パートナーとの協業により、成長市場であるPBF市場参入
⚫ 油脂、テクスチャーデザインなど素材の組み合わせによる新
しいタイプの製品の開発
⚫ 世界有数のPBF企業
⚫ マーガリンのブランドであるRama、Floraなどを 植物性代替食品の市場規模推移
展開 (億円)
246
Violife ブランド CAGR 23%
178
⚫ PBFチーズの世界的なリー 152
ディングブランド 134
111
⚫ 世界50ケ国以上で販売し、
89
植物性スライス、シュレッドなど
40種類以上の豊富な製品ラ
インナップ
⚫ 主にココナッツオイルを
ベースに乳やナッツを使
用していないことが特徴
2015 2016 2017 2018 2019 2020 (見込み)
TPCマーケティングリサーチ調べ
FY
※バターやチーズなどの乳製品を植物性の原材料で代替した製品をあらわします。
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海外
独自の技術・強味を生かした海外での成長
成長投資・アライアンス推進で収益貢献する事業を構築する
⚫ 伸長市場における積極的な投資を推進し、成長に向けた土台を作る
ターゲット市場 ターゲット市場
ASEAN 北米
テクスチャー素材 ファイン・SOYシート
製菓製パン素材
J-オイルミルズ
JOT・SSC
PF・PVO
製菓製パン・テクスチャー素材 ファイン・テクスチャー素材
• SOYシート :北米No.1シェア目標
• 独自素材×用途開発
• Vitamin K2:健康訴求トレンドに沿った
• 海外拠点強化
ブランド展開、販路拡大
アプリケーションを深めて面を広げ成長させる
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汎用油の収益性改善
バリューチェーン全体の改革を行い、より収益力の高い事業構造に変革する
⚫ 高騰する油糧種子の安定確保⇒品質の高い製品を安定的に供給
⚫ 調達から生産・物流・販売に亘るバリューチェン全体の構造改革
⚫ 経費圧縮も合わせ安定的かつ一層の収益力向上を実現し、それを持続的成長のための原資とする
⚫ 創出された原資を基に、還元(Value Creation Cycle)型のビジネスモデルを追求
収益性向上
打ち手
事業環境 価格戦略
FY24
⚫ 少子高齢化・販売数量減
SCM改革 収益性 Value
⚫ 油脂健康価値期待の増大 10億円以上 Creation
⚫ 食糧調達の国際競争激化 改善 Cycle
生産改革
⚫ 安定供給への責務
経費圧縮 設備投資 R&D投資・
環境・生産性向上 付加価値化
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バリューチェーン&業務プロセス改革
製品発送費および一般管理費の増加を抑制し、売上高比率をコントロール
SCM
現状ベース
⚫ 在庫圧縮・削減
400
14% 15% 16%
13% ⚫ SKU削減
目指すべき姿
300 ⚫ 管理業務省人化(IT活用)
[億円] ⚫ アライアンス/ パートナーシップ
200 8%
SG & A
100
⚫ 間接部門最適化
⚫ DXを活用した
マーケティング改革
0 0%
FY18 FY19 FY20 FY24 ⚫ 業務プロセス改革
※
製品発送費 一般管理費 売上高比率 (基幹システム再構築・AI導入)
※研究開発費、広告費、製品発送費を除く販売費および一般管理費
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キャピタルアロケーション
FY2021~FY2024
900億円のキャッシュ創出し、成長投資、設備投資、配当に充当
Cash in
c/i
⚫ 資産圧縮:100億円
政策保有株式削減、棚卸資産圧縮
成長
⚫ 調達:400億円
D/Eレシオ0.5以下
c/o c/o
⚫ 営業C/F:400億円
利益増に伴う増加
投資 還元
Cash out
⚫ 成長投資:350億円
調達・ ⚫ 設備投資:260億円
資産 ⚫ 株主還元/配当:90億円
圧縮 配当性向40%へ
⚫ 待機資金、再投資等:200億円
c/i
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J-オイルミルズの価値創造モデル
Input Business Output Outcome
⚫ 財務資本 Vision Mission Value
健全な財務基盤 油脂事業
⚫ 製造資本 品質
製造拠点・設備/原材料 家庭用油脂 人々・社会・環境Joy
環境 健康 業務用油脂 ~おいしさ×健康×低負荷~
⚫ 知的資本 配慮 ミール
研究開発/生産技術
アプリケーション開発 おいしさデザイン®
⚫ 人的資本 お客様
M&A R&D 安定 を強みに
人財の多様性 の声 供給 人や社会、環境のJoyを
⚫ 社会関係資本 マーケティ 事業を通じ創出し、
安定供給/確かな品質 調達/
ング/ 社会課題に貢献します
海外 生産
⚫ 自然資本 安心
展開 販売
大豆、菜種の有効活用 品質 安全
管理 スペシャリティフード 財務KPI
事業 FY30
社会課題 付加 DX テクスチャー素材 ⚫ 売上高 2,500億円
価値 マーガリン、ファイン、
⚫ 人口動態 構造
PBF ⚫ 営業利益 240億円
改革
⚫ 原材料相場 ⚫ 営業利益率 9%
⚫ 気候変動 ⚫ ROE 12%
⚫ 人権尊重 コーポレート コンプライアンス
ガバナンス リスクマネジメント
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サステナビリティ
社会課題 取り組み FY30 目標 SDGsへの貢献
⚫ GHG(CO2排出)削減 ⚫ CO2排出量50%削減
(FY2013対比)
⚫ カーボンニュートラルに向けた検討開始
気候変動 ⚫ ノンフロン化(低GWP含)
⚫ TCFDに関するリスクと機会、
シナリオ分析の実施と開示 FY50まで ⚫ CO2排出実質ゼロ達成
⚫ サプライチェーンのESGマネジメント体制構築
サステナブル ⚫ 人権への配慮 ⚫ サステナブル調達の進化
調達 ⚫ パーム油トレーサビリティ向上、認証油供給 ⚫ 農園までのトレーサビリティ
100%
体制強化
⚫ 組織風土改革 ⚫ 女性管理職比率30%
ダイバーシティ& ⚫ 人財育成・マネジメント改革 ⚫ 外国人の登用
インクルージョン ⚫ ダイバーシティ推進
⚫ 外部プロフェッショナル人財
⚫ 環境アセスメント運用開始
サステナブル ⚫ 環境配慮型容器開発 ⚫ 自社包材への循環採用開始
商品開発 ⚫ カーボンフットプリント認証取得 ⚫ 廃棄物ゼロエミッション
⚫ トランス脂肪酸低減
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将来を見据えた日清オイリオグループとのアライアンス
取り組みの意義・目的
⚫ 国内での油脂と油粕の安定的な供給
搾油機能の全国統合を見据えた
⚫ 持続可能な国際競争力の強化 西日本エリアにおける搾油合弁会社設立の
将来を見据えた
⚫ 環境・社会課題解決 検討開始
取り組み
J-オイルミルズ倉敷工場 日清オイリオグループ水島工場
(搾油行程のみ)
西日本での搾油合弁会社設立へ向けた検討開始
日清オイリオグループと業務提携 2021年5月
• 搾油行程の受委託
• 油糧種子や原料油脂の共同配船
• 原油と油粕の工場間での等価交換
• BCP体制の構築
2020年3月
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リスク対応力の強化・気候変動に対する取り組み
持続的成長を支える仕組みの強化と社会的価値の創出
リスク課題 体制
取締役会・経営会議
原材料調達
経営リスク員会
為替相場
コンプライアンス リスクマネジメント
部会 部会
気候変動
• 戦略リスク:グループ会社ガバナンス
サプライチェーンマネジメント • 財務リスク
分野
• ハザードリスク
強化 • オペレーショナルリスク
ポイント
BCP • リスク想定力の涵養
対応策 • 課題に対する責任部門の明確化と
進捗状況のモニタリング強化
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人事戦略
「壁を越え、共に挑み、期待を超える」
人財、組織、風土を構築
人財のタイバーシティ
女性活躍+ダイバーシティ、プロ人財
働き方改革・健康経営
人財育成強化
新企業理念 CDP・ローテーション・教育研修
戦略的人事
タレントマネジメント
マネジメント意識改革
FY20 FY24 FY30
Foundation Transformation Evolvement
働きがい 働きがい満足度スコア※ 3.5 3.8 4.0以上
ダイバー 女性管理職比率 6.0% 12% 30%
シティ
キャリア人財および外国人の活躍 コーポレート 事業 外国人
※社員意識調査総合評価項目:5点満点
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ROE ・ROIC・EPS
マージンの改善、資産効率の改善、安定した株主還元策により、
高いROE・ROIC・EPS目標を達成
FY20 FY24 FY30
ROE (%) 5.7 8.0 12.0
売上高純利益率(%) 3.2 4.0 6.5
総資産回転率(回) 1.1 1.2 1.1
財務レバレッジ(倍) 1.7 1.7 1.8
ROIC (%) 4.1 5.5 8.0
EPS (円) 159.62 260 500
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大豆、菜種、為替 (米ドル)の相場動向
*原料調達状況に近づけるため、相場データを3ケ月ずらして表示(2017年4月を1とする(図中では2017年7月を1となる)
シカゴ大豆
東京円為替
ウィニペグ菜種(US$ベース)
2.4
2.2
2.0
1.8
1.6
1.4
1.2
1.0
0.8
2017年7月 2017年10月 2018年1月 2018年4月 2018年7月 2018年10月 2019年1月 2019年4月 2019年7月 2019年10月 2020年1月 2020年4月 2020年7月 2020年10月 2021年1月 2021年4月 2021年7月
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オリーブ、為替 (ユーロ)の相場動向
*原料調達状況に近づけるため、相場データを3ケ月ずらして表示(2017年4月を1とする(図中では2017年7月を1となる)
エクストラバージン
精製オリーブ油
ユーロ円為替
1.5
1.4
1.3
1.2
1.1
1.0
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
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ミールバリューの動向
ミールバリュー ボードマージン *
75% 250
200
70%
150
65%
100
60%
50
55% 0
*シカゴ大豆定期1ブッシェルから産出する大豆油と大豆ミールの価値の合計と大豆1ブッシェルの価格の差
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