2613 Jオイル 2020-11-19 13:00:00
2021年3月期 第2四半期決算概況 [pdf]
証券コード:2613
2021年3月期 第2四半期 決算概況
2020年11月19日
株式会社J-オイルミルズ
問い合わせ先:
コーポレートコミュニケーション部 Tel.03-5148-7101
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. Reserved.
Copyright©2020 J-OIL MILLS ,INC. All Rights
1 2020年度2Q 決算概況
2 2020年度 重点施策
Agenda 3 ESG経営の取り組み
4 今後の経営方針
5 参考資料
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 1
2020年度2Q 連結業績概要
単位:億円
2019年度 2020年度 対前年 2020年度 2020年度
対予想 進捗率
2Q 2Q 増減率 上期予想 通期予想
売上高 905.2 783.2 ▲13.5% 770.0 101.7% 1,600.0 49.0%
営業利益 41.8 27.9 ▲33.2% 29.0 96.4% 70.0 39.9%
経常利益 44.1 29.5 ▲33.1% 31.0 95.2% 74.0 39.9%
当期純利益(※) 32.3 21.2 ▲34.4% 22.0 96.5% 54.0 39.3%
※親会社株主に帰属する当期純利益
決算のポイント
+ 新型コロナウイルス感染症の影響により、家庭用製品の需要増加
売上高 - 新型コロナウイルス感染症の影響により、主に外食向けを含む業務用製品の需要減退
- ミール価格の低下、搾油量減少によるミール販売数量減少
+ 原料相場の下落を受けた原料調達コストの良化と、油脂価格是正への注力
営業利益 + コスト改善を進めることで、収益の確保に努める
- 新型コロナウイルスの影響による業務用製品を中心とした需要減退
+ 特別利益:投資有価証券売却益 +0.9億円、
当期純利益 + 特別利益:東北物流拠点で発生した火災による受取賠償金を計上 +2.2億円
- 特別損失:東北物流拠点で発生した火災による災害損失計上 ▲1.3億円
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 2
2020年度2Q セグメント業績概要
単位:億円
2019年度 2020年度 対前年 2020年度
売上高 進捗率
2Q 2Q 増減率 通期予想
油脂 766.6 658.6 ▲14.1% 1,338.0 49.2%
油脂加工品 63.9 58.7 ▲8.1% 121.0 48.5%
食品・ファイン 67.9 61.0 ▲10.1% 131.0 46.6%
その他 6.9 4.9 ▲29.2% 10.0 48.9%
連結 905.2 783.2 ▲13.5% 1,600.0 49.0%
2019年度 2020年度 対前年 2020年度
営業利益 進捗率
2Q 2Q 増減率 通期予想
油脂 36.5 27.5 ▲24.8% 60.0 45.8%
油脂加工品 ▲ 1.3 ▲ 2.8 - 1.0 -
食品・ファイン 5.3 2.3 ▲56.0% 8.3 28.1%
その他 1.3 1.0 ▲22.9% 0.7 138.8%
連結 41.8 27.9 ▲33.2% 70.0 39.9%
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 3
2020年度2Q 営業利益増減分析
【セグメント別営業利益 増減】 単位:億円
▲9.1
41.8 ▲1.6 ▲3.0 ▲0.3
27.9
2019年2Q 油脂 油脂加工品 食品・ファイン その他 2020年2Q
【油脂事業 営業利益増減分析】
単位:億円
一般経費他内訳
販売単価影響
人件費 ▲1.7
製品構成 燃料費・資材内訳
原材料コスト内訳
広告費 +1.8
大豆 ▲1.2 家庭用 ▲0.3 燃料 +0.4
原材料コスト ミール販売 販売促進費 +2.2
菜種 +8.8 業務用 ▲4.3 ユーティリティ +1.3
+11.5 ▲16.0 その他 +2.2
為替* +5.6
販売単価 販売量
購入油 +0.5
+1.4 ▲14.5 一般経費他
他 ▲2.2
物流費 +4.5
工場固定費
製品構成
燃料費・資材 +3.8
オリーブ改善、パーム悪化 ▲4.6 +3.2
36.5 +1.7
27.5
油脂コスト▲4.5 製品販売▲17.7 コスト改善+13.2
2019年2Q 2020年2Q
▲9.1
*為替・・・19年2Q:110円/1ドル、20年2Q・・・108円/1ドル
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 4
新型コロナウイルスの決算への影響
<市場環境> <当社の状況>
家庭用油脂:内食需要増加による伸長は4~5月をピークに落ち着く。
家庭用製品は油脂、油脂加工品ともに好調に推移、
業務用油脂:外出自粛要請や外食店への休業要請等により大きく減退
一部製品で供給が追い付いつかず休売も発生したものの現在は回復
徐々に回復基調にあるものの多くの業態で前年を下回る。
業務用製品は油脂の外食向け、
油脂加工品のインバウンド向けを含む土産菓子向け減少
【家庭用油脂 前年比較(平均購入規模×100)】
単位:% ケミカルは新設住宅着工戸数が減少し、主な販売先である木質建材産
金額 量
127.4 業の需要減少
105.3
109.4 111.3 113.5 114.6
主な販売先が北米であるSOYシートが
104.0
98.7
118.1
96.3 大幅に売上減少、回復傾向にはあるものの厳しい状況が続く
115.0
111.1 110.2
106.2 104.0
102.1
96.6 93.7
2020年2Q市場環境(前年比)
2020年1月 2020年2月 2020年3月 2020年4月 2020年5月 2020年6月 2020年7月 2020年8月 2020年9月
※参照データ: 株式会社インテージ「 SCI」
2020年2Q 2020年2Q
期初予想 実績
【業務用油脂 外食産業市場動向調査 前年比較】 家庭用 +5~10% +5%弱
全体 ファーストフード ディナーレストラン 単位:% 油脂事業 外食向け ▲25%~35% ▲10%~20%
業務用
109.8
加工用 横ばい~微減 ▲10%前後
103.5
96.4 96.6
93.1 90.7 88.2 油脂加工品 家庭用 +0~5% +5%前後
101.9 104.8 84.4
事業 業務用 ▲20% ▲10%前後
102.3 82.7 85.0 84.0
97.4 78.1
67.8
60.4 スターチ 緩やかに回復 ▲2%~5%
59.5 65.5 65.1 食品・ファイン
57.0 ケミカル 住宅着工戸数の底入れ ▲10%
事業
28.5 SOYシート 緩やかに回復 緩やかに回復
16.0
2020年1月 2020年2月 2020年3月 2020年4月 2020年5月 2020年6月 2020年7月 2020年8月 原料 原料 大豆・菜種相場の良化 菜種相場良化
為替相場 為替 通期で円高ドル安で固定 円高ドル安
※参照データ:一般社団法人 日本フードサービス協会
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 5
セグメント別業績:油脂事業
<四半期売上高 (億円)> <売上高構成比> ミール類
前年差
27 % 25 %
▲107.9 業務用
766.6
658.6
55 % 54 %
家庭用
18 % 21 %
2019年2Q 2020年2Q
主要な事業内容 2019年2Q 2020年2Q
家庭用油脂・業務用油脂・ミール
新型コロナウイルス感染症の影響により、内食需要の増加で家庭用油脂の販売量増加、
外食企業を中心とした油脂需要の減少により業務用油脂の販売量減少、2Q以降回復基調
<四半期営業利益 (億円)>
原料相場の下落を受けた原料調達コストの良化と油脂価格是正への注力
ミール価格の低下と搾油量減少による販売量減少
前年差 製造コストと一般管理費減少によるコスト負担減少
▲9.1 前年差
36.5 営業利益
価格 物量 原材料他
27.5
営業利益 家庭用油脂 ▲ 0.8 + 0.6
増減分析 業務用油脂 + 0.7 ▲ 18.3
ミール類 ▲ 9.3 ▲ 6.8
2019年2Q 2020年2Q
(単位:億円) 合計 ▲ 9.1 ▲ 9.3 ▲ 24.4 + 24.7
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 6
セグメント別業績:油脂加工品事業
<四半期売上高 (億円)> <売上高構成比>
粉末油脂
前年差
▲5.2 28 % 28 %
業務用
63.9
58.7
54 % 51 %
家庭用
18 % 21 %
2019年2Q 2020年2Q 2019年2Q 2020年2Q
主要な事業内容
マーガリン・粉末油脂
家庭用マーガリン:新型コロナウイルス感染症の影響により、 内食需要の増加で家庭用の販売量増加。
業務用マーガリン:インバウンド、土産菓子向け需要減少により業務用の販売減少
<四半期営業利益 (億円)>
販売不振による賞味期限切れ在庫処分の増加
新製品であるアイルランド産発酵バター配合製品の拡充に努めるが切替の遅れ
粉末油脂:前年並みの水準を確保
前年差
▲1.5 前年差
営業利益
価格 物量 原材料他
営業利益 家庭用マーガリン ▲ 0.2 + 0.3
▲ 1.3 ▲ 2.8
増減分析 業務用マーガリン ▲ 0.1 ▲ 1.8
2019年2Q 2020年2Q
粉末油脂 ▲ 0.4 ▲ 0.1
(単位:億円) 合計 ▲ 1.6 ▲ 0.7 ▲ 1.7 + 0.8
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 7
セグメント別業績:食品・ファイン事業
<四半期売上高 (億円)> <売上高構成比>
ケミカル他
前年差
▲6.9
56% 53% ファイン他
67.9
61.0
4%
7%
43% スターチ
37%
2019年2Q 2020年2Q 2019年2Q 2020年2Q
主要な事業内容
スターチ・ファイン・ケミカル
スターチ:不採算品の改善と拡販に継続して取り組むことで販売量、売上高増加。
高付加価値製品である「ネオトラスト」は品質・食感改良材として中食・外食への採用増加し堅調に推移
<四半期営業利益 (億円)>
ファイン :ビタミンK2の販売好調、新型コロナウイルス感染症の影響により主要販売先が北米である
SOYシートの売上高減少、2Q以降、外食店の営業再開、テイクアウト需要喚起により回復基調。
ケミカル:一部コストが良化したが、昨年の消費税増税駆け込み需要反動と、
前年差
コロナ禍の影響による住宅需要急減、需要家の値下げ圧力の増加により、売上高及び数量が減少。
5.3 ▲3.0
前年差
営業利益
価格 物量 原材料他
2.3
営業利益 スターチ + 0.3 + 0.7
増減分析 ファイン ▲ 0.6 ▲ 0.5
2019年2Q 2020年2Q
ケミカル他 ▲ 2.3 ▲ 0.8
(単位:億円) 合計 ▲ 3.0 ▲ 2.6 ▲ 0.6 + 0.3
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 8
1 2020年度2Q 決算概況
2 2020年度 重点施策
Agenda 3 ESG経営の取り組み
4 今後の経営方針
5 参考資料
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 9
成長戦略①:高付加価値品拡大
新型コロナウイルス感染症の影響により売上高、粗利益共に前年を下回るが、粗利益率、連結構成比は増加
【高付加価値品推移】 【売上高構成比】
単位:億円
2019年度 2020年度 対前年 オリーブオイル
その他
2Q 2Q 増減率 前年差+1%
前年差+1%
売上高 224.9 208.3 ▲7.4%
高付加
粗利益 64.1 61.0 ▲4.8%
価値品 「長調得徳」
粗利益率 28.5% 29.3% - 業務用風味油 前年差▲1%
前年差±0%
221.2 224.9 208.3
29.3%
【連結全体構成比】
28.5%
25.5% ➢ 売上高 ➢ 粗利益
26.6%
56.4 64.1 61.0 35.1% 37.6%
25.0% 33.2%
23.5%
2018 2Q 2019 2Q 2020 2Q
2018年度 2019年度 2020年度2Q 2018年度 2019年度 2020年度2Q
粗利益 売上高 粗利益率
➢ オリーブオイルの売上高は3月に実施したTVCMの反響、新型コロナウイルスによる需要拡大等により、一部製品において在庫が逼迫し、5~6月に販促自粛
した影響で前年比でわずかに減少した。7月から回復基調。
➢ 業務用は、新型コロナウイルス感染症の影響により販売数量減少、7月から回復基調であるものの前年比では厳しい状況が続く。
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 10
成長戦略②:アジアでの海外展開加速
国内で培った技術をベースにしながら、各国のトレンドを盛り込んだレシピ提案の実施
【タイ】 テクスチャーソリューション事業 【マレーシア】 製菓製パン素材事業海外展開開始
J-Oil Mills (Thailand) Co., Ltd. (JOT社) Premium Fats Sdn Bhd社 (PF社)
Siam Starch (1966) Co., Ltd. (SSC社) Premium Vegetable Oils Sdn Bhd(PVO社)
形態 ソリューション エリア 活動内容 形態 ソリューション エリア 活動内容
食品用 製菓・製パン素材 PF社・PVO社との業務提携
JOT社による マレーシア
JV 加工澱粉 タイ
食品加工用澱粉の販売事業 M&A (マーガリン・ ASEANの製菓・製パン素材
(スターチ) (ASEAN)
ショートニング等) 市場へ参入
【成長機会】
➢ スターチを原料とするテクスチャーソリューション需要の増加 【成長機会】
➢ 海外輸出力を背景に年間22万tの畜肉製品を供給するタイの畜肉 ➢ アジア太平洋州の製菓・製パン素材市場は食の西欧化の進展と共に
産業へスターチ系機能素材を提供 2019年9,000億円から2024年まで毎年6.4%の年率成長が見込まれる。
➢ 年6%成長するタイの製パン市場へ、日式のパン技術を基礎に油脂
加工製品とスターチ系機能素材を提供
【トピックス】 業務用製品 新商品発売
【トピックス】 日系企業によるネオトラストの採用
「SUN PRIME HM-JF」・「SUN PRIME LM-JF」
当社のマーガリン製品の強みであり、
機能性の油脂とスターチの組み合わせにより、業務用食品において、食感を改善
高い信頼を得ているフレーバー技術を用いたバターフレーバーのマーガリンを発売
したり、経時劣化を抑えるなど、様々な食品に利用されています。
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 11
構造改革①:SKU削減の取り組み
構造改革の基盤固めに貢献し、次期中計に向けた筋肉質化を徹底的に進める。
3事業合計
<削減目標> 油脂20%、油脂加工30%、スターチ40%
300 品目削減
<SKU数>
<期待する効果> <売上高・営業利益におけるインパクト>
労務費削減
1,250 定 物流費減
量 売 売上減少として
950 製品・資材ロス減 上
効 切替油減
高 10億円強、終売によるもの
果 エネルギー使用量減
定 切替作業工数減 営
性 管理工数減 業 NET利益 3~5億円改善
効 倉庫保管効率アップ 利
PJ取組開始 FY20 2Q FY20期末 今期末~来期にかけて利益改善
果 生産効率アップ 益
プロジェクト開始から削減品目の特定とお客様へのご説明を順次進めている。
2Qでは削減目標約2割の削減が実現し、下期以降も引き続き目標値の達成に向けてSKU削減に取り組む。
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 12
構造改革②
株式会社 J-NIKKAパートナーズ発足(10月1日)
連結子会社である株式会社J-ウィズと日華油脂株式会社の吸収合併
概要 存続会社のJ-ウィズの商号変更(J-NIKKAパートナーズ)
販売子会社の
統合
➢ 高付加価値品の販売および提案型営業を展開。両社間のサポート業務の共
目的
有化による効率化を図ると共に、当社グループ内での機能向上を目指す
日清オイリオグループ社との取り組み
概要 2020年3月末に川上領域である搾油工程までを範囲とした業務提携基本契約を締結。資本提携は考えていない。
こ ➢ 両社の搾油設備を活用した搾油工程(原油と油粕の製造)の受委託:2020年7月より開始
れ
ま ➢ 原油と油粕の工場間での等価交換(スワップ):2020年8月より開始
取組み
で ➢ 油糧種子や原料油脂の共同配船:下期より開始予定
➢ 災害による工場操業停止など供給に問題が発生した場合に協力する体制の構築:基盤を整備中
日清オイリオ
グループ社との
概要 今後50年の環境変化を見据えた業務提携についての協議を継続。
業務提携締結
➢ 岡山県倉敷市に有する両社工場を将来的に両社共同で運用していくことの実現可能性について協議を継続中。
今 早期実現テーマとして、メンテナンスの共同化など相互技術向上に向けての取り組みも開始
後
取組み ➢ 倉敷エリアに留まらず、将来を見据えた国内全体の搾油体制に関する業務提携の可能性について協議を継続
➢ 政府が掲げる2050年温暖化ガス排出量ゼロ目標への対応など、社会的意義の視点も取り入れ国内搾油産業の
長期的な課題解決と、持続可能な発展のための視点で協議を継続
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 13
財務戦略:BSとキャッシュフローの状況
連結貸借対照表
19年期末 20年9末 増減 【BSの状況】
流動資産 739 821 82
資産の部:手元資金確保のため現預金増加
現預金 84 203 118 負債の部:売上高減少による売上債権の減少、有利子負債の増加
売上債権 340 303 -36
棚卸資産 288 293 5 棚卸資産の推移 (億円) 有利子負債の推移 (億円)
その他 28 23 -5
363 345 340 309 333
固定資産/繰延資産 736 735 -2 288 288 293
215 189
有形・無形資産 582 568 -14
投資その他 155 167 12 2016 2017 2018 2019 2020年2Q 2016 2017 2018 2019 2020年2Q
資産 計 1,475 1,556 80
【キャッシュフロー推移】
19年期末 20年9末 増減 営業C/F:税金等調整前四半期純利益の減少、法人税等の支払増加、運転資金の増加
負債 579 639 61 財務C/F:短期借入金150億円調達
105 104
仕入債務 124 96 -28
28
有利子負債 189 333 144
▲ 42
引当金 52 49 -3
▲ 17
その他 213 160 -53
純資産 897 917 20 2016 2017 2018 2019 2020 2Q
株主資本 859 872 13 営業C/F 61 66 131 146 5
包括利益他 35 41 7 投資C/F ▲ 103 ▲ 38 ▲ 26 ▲ 42 ▲ 22
非支配株主持分 3 3 0 財務C/F 38 ▲ 56 ▲ 111 ▲ 44 135
負債・純資産 計 1,475 1,556 80 フリーC/F ▲ 42 28 105 104 ▲ 17
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 14
1 2020年度2Q 決算概況
2 2020年度 重点施策
Agenda 3 ESG経営の取り組み
4 今後の経営方針
5 参考資料
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All ,INC. AllReserved. 15
国産オリーブオイル産出に向けた取り組み
国内オリーブ市場をけん引する企業として、日本の国内へのオリーブの定着と国産ブランドのオリーブオイルの産出に力を注ぐ
東急株式会社(以下東急)、伊豆急ホールディングス株式会社(以下伊豆急HD)と業務提携し、
伊豆半島において東急・伊豆急HDによって行われてきた「伊豆オリーブみらいプロジェクト」に2019年10月から参画。
地域の関係者と共に、伊豆でのオリーブ栽培及び伊豆産オリーブのブランド化の推進を目指す。
オリーブオイル評価(官能評価・理化学分析)
保管・充填に関する高い技術
当社貢献
オリーブオイルの製造過程で発生するミールの有効活用の知見
幅広い販売網
➢ 2020年 10月植樹セレモニーを実施
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 16
コーポレート・ガバナンスの強化
サステナビリティ委員会の活動を開始
環境部会 ➢ 気候変動や環境問題への取り組みの推進
サステナブル調達部会 ➢ 社会ニーズに対応したサステナブルな原料調達とコミュニケーションの推進
サステナビリティ
委員会
人権部会 ➢ J-オイルミルズ「人権方針」の実効性担保に必要な方策の提案と周知の徹底
サステナブル
➢ 全社視点で社会課題に対する消費者ニーズをくみ取り、情報収集、商品開発への提言、対外発信の実施
商品開発部会
気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)への賛同 「人権方針」策定
リスクと機会に関するシナリオ分析に着手 人権部会
人権デューデリジェンスの実施
温室効果ガス(GHG)の削減目標設定
環 CO2排出量(千t) サステナブル
境
▲110千㌧ 2020年7月 「パーム油調達方針」策定
277 (40%削減) 調達部会
部 ▲50千㌧
会
167 (30%削減)
117
持続可能な原料調達のため、「環境方針」や「人権方針」を基盤に、
「サステナブル調達方針・調達基準」を定め、
1990年度 2019年度 2030年度 サプライチェーン全体で持続可能な調達活動を推進する。
※スコープ1、スコープ2
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 17
1 2020年度2Q 決算概況
2 2020年度 重点施策
Agenda 3 ESG経営の取り組み
4 今後の経営方針
5 参考資料
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All ,INC. AllReserved. 18
2020年度損益予想
新型コロナウイルスの影響の前提を定め、2020年度は減収・増益を見込む。
【連結業績】
➢ 期初予想の据え置き 単位:億円
2020年度 対前年
2017年度 2018年度 2019年度
通期予想 増減率
売上高 1,833.6 1,867.8 1,782.0 1,600.0 ▲10.2%
営業利益 40.1 56.6 66.6 70.0 +5.1%
経常利益 51.4 63.3 73.0 74.0 +1.3%
当期純利益(※) 41.3 47.5 52.0 54.0 +3.8%
【業績予想前提(市場環境前年比)】
2020年2Q 2020年2Q 2020年下期 2020年下期
期初予想 実績 期首予想 今回予想
家庭用 +5~10% +5%弱 +0~5% +0~5%
油脂事業 外食向け ▲25%~35% ▲10%~20% ▲20%~30% ▲10%~15%
業務用
加工用 横ばい~微減 ▲10%前後 横ばい~微減 ▲5%~10%
家庭用 +0~5% +5%前後 +0~5% +0%
油脂加工品
事業
業務用 ▲20% ▲10%前後 ▲10%~20% ▲5%~10%
スターチ 緩やかに回復 ▲2%~5% 緩やかに回復 ▲2%~5%
食品・ファイン ケミカル 住宅着工戸数の底入れ ▲10% 緩やかに回復 住宅着工戸数の底入れ
事業
SOYシート 緩やかに回復 緩やかに回復 緩やかに回復 緩やかに回復
原料 大豆・菜種相場の良化 菜種相場良化 大豆・菜種相場の良化
原料
為替相場
為替 通期で円高ドル安で固定 円高ドル安 通期で円高ドル安で固定 通期で円高ドル安で固定
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All ,INC. AllReserved. 19
2020年度損益予想 セグメント業績概要
セグメント業績についても、期初予想を据え置きとする。
【セグメント別業績】 単位:億円
2020年度 対前年
売上高 2017年度 2018年度 2019年度
通期予想 増減率
油脂 1,548.3 1,584.6 1,504.9 1,338.0 88.9%
油脂加工品 134.7 127.8 127.6 121.0 94.8%
食品・ファイン 133.6 141.0 136.6 131.0 95.9%
その他 17.0 14.5 12.9 10.0 77.4%
連結 1,833.6 1,867.8 1,782.0 1,600.0 89.8%
2020年度 対前年
営業利益 2017年度 2018年度 2019年度
通期予想 増減率
油脂 24.3 49.2 60.6 60.0 99.0%
油脂加工品 4.7 1.5 ▲ 4.0 1.0 ー
食品・ファイン 8.8 4.6 7.7 8.3 107.6%
その他 2.2 1.4 2.3 0.7 31.1%
連結 40.1 56.6 66.6 70.0 105.1%
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All ,INC. AllReserved. 20
第五期中期経営計画基本方針
事業戦略
成長戦略 構造改革
1. 油脂・育成領域での高付加価値品拡大 1. バリューチェーンの効率化・高度化の
取り組み推進
2. BtoB市場でのソリューション事業強化
~強みの掛け算~ 2. 中長期視点での生産拠点最適化
3. アジアでの海外展開加速 3. 選択と集中、および効率化
~国内で磨いた価値を基に~
4. 汎用油脂製品の収益力強化
経営基盤強化
企業ビジョン体系策定・浸透、組織風土改革
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All ,INC. AllReserved. 21
第五期中期経営計画の進捗
2017年度を初年度とする4カ年の第五期中期経営計画では、
相場起点の装置産業から顧客起点の価値創造企業への転換を目指し、長期的な成長のための基盤づくりを目指す。
事業戦略 これまでの取り組み
油脂・育成領域での ➢ オリーブオイル拡大
高付加価値品拡大 ➢ 「長調得徳」「J-OILPRO」を中心とした市場の拡大
成 B to B市場での
➢ ソリューション事業部の立ち上げによる提案力の強化
長 ソリューション事業強化~強みの掛け算~
アジアでの海外展開加速 ➢ タイでの事業強化
戦
~国内で磨いた価値を基に~ ➢ マレーシア油脂加工品メーカーPF社、PVO社への出資参画実行
略
➢ 相場の動向を反映した最適な採算構造の仕組み化
汎用油脂製品の収益力強化
➢ 価格重視の販売戦略の実行
➢ 味の素との包装材料共同調達開始
バリューチェーンの ➢ 「ホワイト物流」推進運動に自主行動宣言を提出
効率化・高度化
➢ 新物流システム構築および運用開始
➢ 住吉工場閉鎖
構 中長期視点での
➢ 倉敷工場立ち上げ
造 生産拠点最適化
➢ 日清オイリオグループ株式会社との業務提携締結
改
➢ 静岡配合飼料事業再構築
革 ➢ 坂出事業所の資産の売却
選択と集中、および効率化 ➢ 健康食品事業の撤退、インドRuchi J-Oil Private Limited清算手続き
➢ 生産子会社統合(株式会社J-パック)
➢ 販売子会社統合(株式会社J-NIKKAパートナーズ)
2020年下期は最終仕上げとして、家庭用事業の強化、SKU削減、日清オイリオグループ株式会社との業務提携を含む構造改
革を充填施策として取り組む。
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All ,INC. AllReserved. 22
主な経営指標
新型コロナウイルスの影響により、中計の目標は達成しない見込みだが、収益力の拡大に向け、引き続き取り組んでいく。
(億円)
2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2020年度
実績 実績 実績 実績 実績 予想 中計目標
売上高 1,873 1,802 1,834 1,868 1,782 1,600 2,150以上
売上総利益 294 328 303 348 364 ー -
営業利益 46 55 40 57 67 70 80以上
営業利益率(%) 2.5% 3.0% 2.2% 3.0% 3.7% 4.4% 3.5%以上
EBITDA 88 98 89 106 117 120 -
当期純利益 30 33 41 47 52 54 -
ROA(%) 1.9% 2.0% 2.6% 3.2% 3.5% 3.4% 4.0%
ROE(%) 3.7% 4.0% 4.9% 5.6% 5.9% 5.9% 5.0%以上
EPS(円)※ 178.7 195.9 249.5 288.6 316.2 328.1 300以上
D/Eレシオ 0.40 0.47 0.42 0.30 0.26 0.24 0.50
フリーC/F 44.8 △42.3 28.1 104.5 104.1 ー -
CCC(日) 109.6日 117.4日 116.6日 112.3日 114.4日 ー -
一株当り配当額(円)※ 90 90 90 90 100 100
配当性向 50.4% 45.9% 36.1% 31.2% 31.6% 30.5% 30%以上
※株式併合換算後
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 23
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 24
1 2020年度2Q 決算概況
2 2020年度 重点施策
Agenda 3 ESG経営の取り組み
4 今後の経営方針
5 参考資料
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 25
大豆、菜種、為替(米ドル)の相場動向
*原料調達状況に近づけるため、相場データを3ケ月ずらして表示(2016年4月を1とする)
シカゴ大豆
東京円為替 …前年同期 …当期
ウィニペグ菜種(US$ベース)
1.4
1.3
1.2
1.1
1.0
0.9
0.8
0.7
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 26
ミールバリューの動向
原料相場は大豆・菜種ともに上昇傾向だが、南米の干ばつなどからミールバリューが高めに推移。
…前年同期 …当期
ミールバリュー ボードマージン*
75.0% 250
200
70.0%
150
65.0%
100
60.0%
50
55.0% 0
*シカゴ大豆定期1ブッシェルから産出する大豆油と大豆ミールの価値の合計と大豆1ブッシェルの価格の差
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 27
オリーブ、為替(ユーロ)の相場動向
*原料調達状況に近づけるため、相場データを3ケ月ずらして表示(2016年4月を1とする)
エクストラバージン …前年同期 …当期
精製オリーブ油
ユーロ円為替
1.4
1.3
1.2
1.1
1.0
0.9
0.8
0.7
0.6
0.5
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 28
ステークホルダーとのコミュニケーション強化
今後も、ステークホルダーの皆様へのより充実した情報発信を目指して参ります。
➢ 2020年9月にコーポレートサイトリニューアルを実施 ➢ 2020年11月にJ-オイルミルズレポート発行
POINT POINT
【研究開発】ページの新設 【サステナビリティ】ページを拡充 マテリアリティに紐づく2030年までの目標を開示 価値創造の源泉である研究開発、
成長戦略として注力分野である
【レシピ】ページをリニューアル 独立社外取締役との座談会実施 海外事業展開について掲載
URL https://www.j-oil.com/ URL https://www.joil.com/ir/library/Integrate_report.html
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 29
本資料取扱上の注意
●本資料の金額は、四捨五入で表示しています。
●本資料記載の内容は、現時点で入手可能な情報に基づき当社が判断したものです。
実際の業績は、さまざまな要因により本資料の予想とは異なる結果となる可能性が
ありますことをご承知おきください。
Copyright©2020 J-OIL MILLS Rights Rights Reserved.
Copyright©2017 J-OIL MILLS ,INC. All,INC. All Reserved. 30