2612 かどや製油 2021-06-01 15:30:00
かどや製油グループ中期経営計画について [pdf]

                                              2021 年 6 月 1 日
                                       会社名  かどや製油株式会社
                                   代表者名  代表取締役社長 久米敦司
                                       (コード:2612 東証第一部)
                           問い合わせ先 取締役執行役員 経営企画部長 高野純平
                                       (電話番号:03-3492-5989)


      かどや製油グループ中期経営計画について
かどや製油株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:久米 敦司)は昨年発表の
長期ビジョンの実現に向けた 5 ヵ年の中期経営計画 “ONE Kadoya 2025”(2022 年 3 月期
~2026 年 3 月期)についてお知らせします。



 昨年策定のグループ長期ビジョンのスローガン「変革と挑戦! 健康と笑顔を届ける
No1 を目指す!」には、一人ひとりが ‘’自ら考え、動き、発信する‘’ 企業風土を創り
上げたい、との思いを込めています。
 当社経営理念では「安心・安全かつ価値あるごま製品を提供することで、健康で
より豊かな食生活に貢献します」と謳っています。当社の強みは、   「ごまにこだわる」
「ごま一筋」であり、それをさらに極めるとともに「変革と挑戦」に取組み‘’自ら考え、
動き、発信する‘’そして価値を生み続ける「人材」が成長の源泉と考えております。
 中期経営計画においては、企業成長に向けた「変革と挑戦」を継続し、    「かどや」の
強み、および商品開発に磨きをかけ、当社グループの根幹を支える国内事業での事業
規模・収益拡大を図るとともに、将来の成長ドライバーとなる海外事業、通信販売事業を
推進します。
 また、商品開発・研究においても消費者起点のマーケット・インによる視点から新たな
需要、市場を開拓することで、事業規模の拡大と「かどや」ブランドの浸透を図って参り
ます。

【中期経営計画 数値目標】



                  2025 年度            ROE     8%
                 連結数値目標              経常利益率   10%以上


  2020 年度(実績)                                 2025 年度(目標)
  売上高 314 億円                                  売上高 380 億円
   (旧収益認識基準 351 億円)                           配当性向 40%程度
  配当性向 39.0%

   【注】「売上高」は 21 年度導入の「新収益認識基準」、グループ連結売上高
【中期経営計画       概要】

 グループ長期ビジョンのスローガン「変革と挑戦! 健康と笑顔を届ける
 No1 を目指す!」のもと、以下の項目に取組み持続的成長を実現します

       I. 5 つの事業戦略
       II. 経営基盤の強化
       III. 持続可能な社会と事業成長の両立(SDGs への取組み)




I. 5 つの事業戦略

 1.   かどやファンの着実な底上げ
        企業活動における統一感を醸成し、企業ブランドの確立、及び「かどや
        製油」の認知度の向上を図るとともに、
                         「かどや製油」が選ばれる価値の
        創造を目指します。「かどやブランド」の総合的強化》
                 《

 2.   海外事業強化
        現状の主力販売地域(北米)に加え、それ以外の地域での販売を強化する
        とともに、競争力のある商品の開発・提供により販路・ユーザーの掘り
        起こしに取組みます。

 3.   販売マーケティング強化・商品開発強化
        顧客目線でのマーケティング販売、社会変化に応じた顧客ニーズ起点の
        ごま商品の開発をします。《マーケット・インからの商品開発態勢の
        構築》

 4.   販売チャネルの拡充
        消費者ニーズ・動向を踏まえた販路を開拓し、収益力の強化を図ります。
        また、当社通信販売事業のみならず、E—コマースと協働し、チャネルの
        多角化、事業の積極展開に取組みます。

 5.   カタギ食品との連携強化(統合効果の具現化)
        かどや製油-カタギ食品の原料調達、製造、販売態勢の更なる連携を
        進め、食品ごま事業の最適化を図ります。
II. 経営基盤の強化

 【安心・安全への不断の取組】
   「かどやブランド」の根幹である安心・安全を大前提に”次の成長“そして、
   ”コロナ後の環境変化“を見据えた経営基盤の強化を図ります。

 【人事制度改革】
   当社の持続的な成長に向け、より主体性を発揮し、失敗を恐れず果敢にチャレ
   ンジできる人材の育成に努めて参ります。21 年上期に人事制度を一部改定し、
   メリハリのついた運営(処遇・評価)を開始するとともに高い専門性を持った
   人材の活躍も後押しして参ります。
   また、多様化する働き方ニーズへの着実な取組みを通じて、社員が働きがい、
   充実感を得ることができる魅力ある職場作りを目指して参ります。

 【研究開発機能の強化】
   研究・商品開発の機能強化を企図し、消費者起点で商品開発を立案する商品
   開発部と製造・品質面の課題を克服する生産技術部(2021 年 7 月新設予定)の
   連携を強化、商品開発をスピードアップし、ごまの先進メーカーとして、
   より積極的に新たな価値を市場・消費者へ提供して参ります。

 【生産体制の最適化】
   事業規模の拡大を念頭に生産体制の強化、生産能力の向上を図るとともに持続
   可能な社会の実現に向けて使用エネルギー効率の向上、グリーンエネルギーの
   導入等を検討して参ります。



III. 持続可能な社会と事業成長の両立(SDGs への取り組み)

   持続可能な社会の実現に向けて、社会課題の解決に挑戦すると同時に、社会と
   共創し、かどやグループとして成長を遂げていきたいと考えます。
   当社の事業にとって重要な原料調達において、海外の生産者とのパートナー
   シップの更なる緊密化を進め、農業活動への支援を行います。
   また、再生可能エネルギーの活用等で温室効果ガス(CO2)の排出量削減や
   賞味期限延長等による食品ロスの削減に取組みます。

                                         以上
                          2021年6月1日
中期経営計画
“ONE Kadoya 2025”




        「変革と挑戦!
           健康と笑顔を届けるNo1を目指す!」
目次
     1. 中期経営計画について
     2. 財務指標
     3. 事業戦略
     4. 経営基盤
     5. SDGsへの取組み


               【ご注意】当資料に記載されている業績予想及び将来の予想等に関する
               内容は、資料作成時点で入手した情報に基づき、当社にて判断した予想
               であり、潜在的なリスクや不確実性が含まれております。
               様々な要因により、実際の業績等が変動する可能性があることをご承知
               おきください。

                                                  1
1. 中期経営計画について
2. 財務指標
3. 事業戦略
4. 経営基盤
5. SDGsへの取組み




                2
         経営理念・長期ビジョン

                             経営理念
              私たちは、お客様に常に感謝の心を持ち、安心・安全かつ価値ある
              ごま製品を提供することで、健康でより豊かな食生活に貢献します

                                                              企業行動憲章
                              長期ビジョンを達成するためのマイルストーン
                                                          1   安心・安全で高品質の商品を
                                                              提供します
                                   中期経営計画
                                                          2   公正で、自由、透明な競争を
                                 ONE Kadoya 2025              行ないます

                                                          3   企業情報を適宜適切に開示
                                一筋、一丸、No1、一番          事       します

         長期ビジョン                                       業   4   環境問題に積極的に取組み

          「変革と挑戦!                                     方
                                                              ます

                              ①財務指標        ②事業戦略
     健康と笑顔を届けるNo1を目指す!」                                   5   職場の安全対策に努めます
                                                      針
                              ③経営基盤      ④SDGsへの取組み   ・   6   個性と能力を活かせる職場の
◆   常に変革への意識を持ち、時代が求める新たな                                     形成に努めます
    価値を創造する                                           戦   7   地域社会との交流を大切に

◆   お客様、株主、ビジネスパートナー、地域社会、                            略       します

    従業員など全てのステークホルダーに喜んで                                  8   反社会的勢力に対し、利益を
                                                              供与しません
    もらえるNo1の存在でありたい
                                                          9   関係各国・地域の発展に
◆   一人ひとりが“自ら考え、動き、発信する”企業                                    貢献します
    風土を創り上げたい
                                    事業計画                  10 秘密情報を適切に管理します




                                                                              3
中期経営計画の枠組み

ESG(環境・社会・
ガバナンス)の視点
からの経営

                          【長期ビジョン】
                              「変革と挑戦!
                              健康と笑顔を届ける
                              No1 を目指す!」
              事業戦略
              中長期戦略

               短期戦略


             経営基盤の強化   財務目標
                              ROE8%

                       財務目標
                       経常利益率10%以上

                                           4
1. 中期経営計画について
2. 財務指標
3. 事業戦略
4. 経営基盤
5. SDGsへの取組み




                5
 財務指標
事業継続のための利益確保に加え、資本コストを上回るROEを確保する
ことで企業価値を高めていきます


                       配当性向
    5年間累計経常利益額
     (2021年~2025年)    40%程度
       150億円



      事業成長           株主価値向上


     5年間累計投資額
    (設備投資、生産性向上・能力      ROE
    増強への投資、国内外における
        成長投資等)          8%
                       (2025年)
    70億円~100億円

                                    6
 財務について
各種施策の実行により、売上を増加させるとともに、利益率の向上により
ROE8%を目指します。また、配当性向も引き続き40%を目指します
                   2020年度      2021年度            20年度との
      (単位:億円)                           2025年度
                                                  比較

                 【注1】  314
      売上高                       320      380     + 66
                        351

     経常利益
                        31      29       39       +8
    (グループ全体)
        かどや製油            30      28
                                          37      +7
        カタギ食品            1       1
                                          2       +1


     当期純利益              21      20       27       +6


   【注2】自己資本            286      294      338     + 52


                   10.0%
                【注3】
   売上高経常利益率                    9.1%     10.1%      -
                        8.9%




     ROE(%)            7.4%    6.8%     8.0%       -


    配当性向(%)
                   39.0%       38.9%    40%程度      -
    ※単体利益ベース


   【注1】:新収益認識基準(「収益認識に関する会計基準」)を概算算出
   【注2】:平均値を使用
   【注3】:概算算出の新収益認識基準を元に売上高経常利益率を概算算出
                                                          7
        売上について
    国内事業、海外事業、カタギ食品との連携強化等の各種施策実行により、中期経営計画
    最終年度には20年度比+66億円の売上を目指します


    2025年度:380億円(20年度比+121%)                                             売上高
                                                                         380億円
               顧客ニーズ起点の商品開発、顧客目線でのマーケティング

              販売チャネルの拡大(Eコマースの強化、販売地域の拡大等)
                                                                         国内事業
                                                                          300億円
             食品ごま事業の再定義・再構築(カタギ食品との製販体制最適化等)                           (内カタギ食品40億円)


                       M&A等による国内外成長投資
                    【注1】


                                                                        海外事業
                                                【注1】 【新規取組み】              65億円
       売上高                          【新商品】              M&A等
      314億円                       高付加価値商品の投入         国内外成長投資
                          【リニューアル】                                       通販事業
                             既存商品                                         15億円
                      【新規取組み】
                       販路・EC
           【新商品】
         「健やかごま油」
                                                     【注1】:本件による効果は中期経営計画に含んでおりません

売
上
高



    2020年度         2021年度       2022年度      2023年度          2024年度         2025年度
                                                                                      8
 投資について
                                  5年間累計の総投資額
                                   70億円~100億円
                         30億円         国内外における成長投資
                                         ~30億円
                                 (本件による効果は中期経営計画に含んでおりません)




                                      設備更新、システム投資等
                                          70億円




    設備更新、システム投資等                • 事業基盤の整備に向けた
         37億円                     設備投資を実施

                                • 販売数量増加への対応として袖ケ浦
                         70億円     工場の生産体制強化を検討
  37億円
                                • 小豆島工場の老朽化対策の実施


  袖ケ浦工場建設(20年2月稼働)
         100億円


2016年度から20年度累計       2021年度から25年度累計
                                                             9
     利益について
                                                                                     (単位:億円)


                                        利益増加要因:「+」表示
                                        利益減少要因:「-」表示               食品ごま
                                                                    売上高
                                                             輸出用ごま油     売上原価
                                                              売上高




                                                         業務用ごま油
                                                          売上高

                                                   家庭用ごま油
                                                    売上高




                                                                               販管費
                     食品ごま                                                                    その他
     家庭用ごま油    輸出用ごま油 売上高
                          売上原価 販管費                                                   カタギ食品
      売上高       売上高

                                     カタギ食品   その他


           業務用ごま油
            売上高




2020年度実績                                      2021年度予想                                       2025年度予想

                                                                                                   10
キャッシュ増減について
                                 かどや製油単体ベース




              キャッシュ・アウト:▲144億円

                                       5年間累計

                                       キャッシュ増減
                                        +35億円




  キャッシュ・イン:+179億円




                     単位:億円




                                                 11
1. 中期経営計画について
2. 財務指標
3. 事業戦略
4. 経営基盤
5. SDGsへの取組み




                12
  事業戦略
            国内(国内事業)            海外(海外事業)


      戦略①   かどやファンの着実な底上げ      戦略②    海外事業強化
      ・こだわりのモノ作り、伝統・ブランドに磨き    ・北米での販売強化

      ・マーケティング、提案型営業の強化        ・新市場の開拓
ごま油
         戦略③ 販売マーケティング強化・商品開発強化
        ・お客様ニーズ・社会の変化に対応、商品ラインアップ拡充

         戦略④ 販売チャネルの拡充
        ・販路拡大(Eコマース、通販事業の強化)


食品     戦略⑤ カタギ食品との連携強化(統合効果の具現化)
ごま
      ・互いの強みを生かした業務効率化
      ・営業・商品開発の連携


                    経営基盤の強化
                                               13
事業戦略①
戦略① かどやファンの着実な底上げ
・「かどやブランド」の総合的強化
・企業ブランドの対外発信
 ➢ 企業活動における統一感を醸成し、企業ブランドの確立及び「かどや製油」の認知向上を図る
 ➢ 「かどや製油」が選ばれる価値の創造

・顧客目線でのマーケティング
 ➢ 一貫した施策実行による売上・利益の拡大
  -各種プロジェクトチーム設置
  -当社HPのリニューアル、各種媒体での広報・PR施策実行
  ‐優良企業との企業・商品コラボ
 ➢ マーケット分析力の強化、明確な販売戦略の策定・実行
  -「健やかごま油」を含む主要4商品の販売プランの策定、実行
 ➢ ごま油の健康イメージの定着




戦略② 海外事業強化
・販路・ユーザーの掘り起こし
 ➢ 価格競争力ある商品の開発・提供


・現状の主力販売地域(北米)以外での販売強化
・M&A等も視野に海外拠点確保及び事業拡大
・原料調達の多様化(サプライヤー開拓)、海外での在庫・品質管理スキームの実現


                                                14
事業戦略②
戦略③ 販売マーケティング強化・商品開発強化
・商品企画力・開発力強化による新たな価値提供
 ➢ 社会変化に応じた顧客ニーズ起点のごま商品開発
  ‐脱脂ごまの活用等(アップサイクル)、トレンドを意識した商品開発
  -「純白ごま油」拡販に向け、商品名やパッケージの検討
  -「プレミアムごま油」や、その他ごま油・ごま派生品、EC限定商品等の開発と広告宣伝
  -OEMも含む独自性とユーザー便益の高い商品の開発と商品数の拡充
 ➢ 先進企業としてごまの新たな価値を市場・消費者へ提供


戦略④ 販売チャネルの拡充
・E-コマース強化
・通販事業の成長戦略
 ➢ 販売チャネルの拡大
   -Amazon等、他販路と自社通販を掛け合わせたEC事業積極化
   ⁻中国越境EC等強化




戦略⑤      カタギとの連携強化(統合効果の具現化)
・食品ごま事業の再定義・再構築

 ➢ かどや製油・カタギ食品の製販体制最適化
  ‐各種情報(顧客・商品・製造)を共有し効率化
  -商品研修・販売戦略策定を通じての提案営業力強化
  -得意分野を活かした戦略立案による営業の効率化

 ➢ カタギ食品との原料調達における集約化




                                              15
1. 中期経営計画について
2. 財務指標
3. 事業戦略
4. 経営基盤
5. SDGsへの取組み




                16
  経営基盤の強化
かどやブランドの根幹である安心・安全を大前提に“次の成長”そして
“コロナ後の環境変化に必要な経営基盤を強化していきます



【安心・安全への不断の取組み】          【人事制度改革】
                    ・働き方改革(テレワーク態勢の整備等)対応
  ・原料~製品までの品質管理強化   ・人事評価、人材育成、人材交流、シニア層活用
                       ・若手の育成(CDP、研修制度)


        コロナ後に備えた新たなリスクマネジメントも意識

                         【生産体制の最適化】
  【研究開発機能の強化】
                     ・袖ケ浦新工場の安定稼働
  ・グループでの商品開発力の向上
                       ⇒製品の安定供給体制確立(BCP)
 ・人材の強化、研究開発機能の集約
                     ・小豆島・袖ケ浦・寝屋川3工場の連携強化
                     ・生産効率の向上



                                             17
   経営基盤の強化
                  DX推進
                                                DX(BPR)の深化
        (「紙文化からの脱却」、業務フローの見直し等)


                   全社的・対外的な品質保証強化(トレサビリティ強化等)
安心・安全
への不断の                     リスクアセスメント態勢の構築・整備
 取組み
                         生産現場における品質改善と食品ロスの削減

                    「働き方改革」への対応(態勢・業務インフラの整備)

                    人事制度の見直し、メリハリのある人事評価体系の導入
人事制度
 改革                  人材の強化(若手の育成、「人財」の育成・教育)

                               シニア層の活用

研究開発                     研究開発、商品開発体制の見直し・機能強化
機能強化
           短期的な生産体制の整備                   中長期的な生産体制構築・強化

                         小豆島・袖ケ浦・寝屋川3工場の連携強化

                         袖ケ浦製造能力強化、生産品目の拡大検討
生産体制の
最適化          かどや製油(小豆島・袖ケ浦)とカタギ食品(寝屋川)との生産品目・製造体制の最適化

                             物流の最適化への取組み

                             省エネルギーへの取組み



                                                             18
   研究開発機能の強化
現在の生産企画部の研究・開発体制を見直し、各種課題へ対応します
                                         開発担当業務の整理
       開発案件のスピード化                     販売・生産・商品開発の人事交流

          生産技術の革新                    生産技術部の新設(2021年7月設置)


          開発手順の整理                   開発管理手順の見直し(自社開発・外注開発)




商品開発俯瞰図


 商品開発部
                ごま(油・食品・ミール)
                加工、風味等に関する開発        生産技術部
消費者起点(マーケット・                          基礎研究
 イン)の商品開発立案                         製造技術の課題克服
                  成果のフィードバック、協働     品質面の課題克服


                                                        新商品

               外注開発・製造委託先
               当社製品の他食品への応用・レシピ開発
                    ごま以外の製品開発


                                                              19
1. 中期経営計画について
2. 財務指標
3. 事業戦略
4. 経営基盤
5. SDGsへの取組み



                20
   SDGsへの取組み        ~持続可能な社会実現に向けて~


 SDGs実現に向け、かどや製油グループは様々な取組みをします
当社の事業にとり重要な原料調達において、海外の生産者とのパートナーシップの更なる緊密化を進め、農
業活動への支援を行います
物流改革・再生可能エネルギー等で温室効果ガスの排出量削減や賞味期限延長等による食品ロスの削減に寄
与します




                                グループ一体での
                                SDGsへの取組み




                                               21
      SDGsへの取組み
            現在の取組み                            今後の取組み
           食品ロスの削減                          ごま生産農家支援
 • 脱脂ごまを飼料・肥料としての二次活用                  • タンザニア・ゴマ・プロジェクト
 • 原料の歩留まり率の向上                         • 持続可能な有機ごまの調達
 • 賞味期限の延長


         CO2排出量の削減                           食品ロスの削減
 • LNG活用                               • アップサイクルへの取組み
                                        (ごま粕からの食品タンパク、
 • 工場内の照明のLED化                          「澱」のバイオ燃料としての活用)

 • ボタニカルインキの使用
              【注1】



                                            CO2排出量の削減
               その他
 • 自然保護団体・食料支援機関への寄付                   • 太陽光発電システムの導入検討
 • 食育活動など                              • 「グリーンエネルギー」の活用検討




【注1】:原材料の一部を石油由来成分から植物由来成分に置き換えたインキ。
     化石資源の節約、CO2排出量の削減に効果があります                              22
  SDGsへの取組み①

【かどや製油】
ゴマ・プロジェクト(タンザニア)

◼ 三井物産(株)、ETG(ごまサプライヤー)を通じて、タンザニアの小規模ごま農家を対象と
  した栽培指導、ごまの収量・品質を改善し、小規模農家の収入増を実現するプロジェクト
◼ 栽培指導を通じ生産される安心安全な原料を適正価格で買取り、農家の収入改善に貢献
◼ タンザニア内の3地域合計で約2,000のごま農家(500ha)が生産する400㎏/haの収量を
  800㎏/ha以上に改善する計画




【カタギ食品】【有機ごま販売シェアNo1】
持続可能な有機ごまの調達


■ 有機農法は自然の治癒力を利用し自然環境に配慮した、人に
  優しい持続可能な栽培方法
■ その農法による有機ごまは付加価値を生み、農家収益の向上、
  経済成長に寄与している
■ 農家による産地での認証取得をサポートし、適正価格での原料調達を行い、安心安全へと繋げている



                                                    23
   SDGsへの取組み②
 【かどや製油】
 アップサイクルへの取組み
■ ごま粕を飼料・肥料として提供している現状に加えて、それに
  新たな付加価値を持たせることで別の新たな価値の実現を目指す




【かどや製油】
CO2排出量の削減

【「省エネ委員会」の強化】
■ 生産部門を中心に、CO2排出量削減への取組みを強化

【太陽光発電システムの導入検討】
■ 小豆島・袖ケ浦両工場に太陽光発電システムの導入によりCO2排出量を削減する

【「グリーンエネルギー」の活用検討】




                                          24