2607 不二製油G 2020-02-04 15:00:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

 
                                                                                        
 
               2020年3月期  第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                           2020年2月4日
上場会社名       不二製油グループ本社株式会社                                               上場取引所  東
コード番号       2607  URL  http://www.fujioilholdings.com
代表者         (役職名) 代表取締役社長CEO              (氏名)清水               洋史
問合せ先責任者     (役職名) 広報グループリーダー                 (氏名)関            伊知郎        TEL  06-6459-0701
四半期報告書提出予定日         2020年2月6日                配当支払開始予定日               ―
四半期決算補足説明資料作成の有無:有  
四半期決算説明会開催の有無      :有 (機関投資家・アナリスト向け電話会議)
 
                                                                                     (百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
  (1)連結経営成績(累計)                                                       (%表示は、対前年同四半期増減率)
 
                                                                                  親会社株主に帰属する
                  売上高         営業利益                                  経常利益
                                                                                    四半期純利益
                       百万円          %      百万円          %           百万円        %     百万円       %
    2020年3月期第3四半期     291,499     28.6     16,640      4.4          15,113   △3.4    12,031  33.5
    2019年3月期第3四半期     226,657     △1.6     15,933      0.7          15,639    0.3     9,015 △18.6
 
(注)包括利益     2020年3月期第3四半期   4,953百万円 (40.1%)         2019年3月期第3四半期           3,536百万円 (△70.9%)
 
                                          潜在株式調整後
                       1株当たり
                                           1株当たり
                      四半期純利益
                                           四半期純利益
                                 円 銭            円 銭
    2020年3月期第3四半期               139.96            -
    2019年3月期第3四半期               104.88            -
 
    (2)連結財政状態
                        総資産                 純資産                 自己資本比率                1株当たり純資産
                                 百万円                 百万円                        %             円 銭
    2020年3月期第3四半期               380,369             159,379                   41.2         1,822.97
    2019年3月期                    390,524             159,227                   40.1         1,819.74
 
(参考)自己資本       2020年3月期第3四半期 156,697百万円          2019年3月期 156,420百万円
(注)2020年3月期第3四半期連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2019年3
       月期に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。
 
2.配当の状況
                                                年間配当金
 
                     第1四半期末      第2四半期末        第3四半期末           期末        合計
                           円 銭          円 銭            円 銭         円 銭        円 銭
  2019年3月期                   -          25.00            -         25.00      50.00
  2020年3月期                   -          27.00            -                  
  2020年3月期(予想)                                                     29.00      56.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
 
 
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
                                                                 (%表示は、対前期増減率)
 
                                                           親会社株主に帰属      1株当たり
                     売上高         営業利益           経常利益
                                                           する当期純利益       当期純利益
                  百万円      %   百万円       %    百万円        %  百万円        %      円 銭
        通期       430,000   -   25,500    -    24,000     -  17,000     -     197.77
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
       当連結会計年度は、在外連結子会社19社の決算期の変更により、当該連結子会社が2019年1月1日から2020年3月
     31日までの15ヵ月決算となっております。このため、対前期増減率については、記載しておりません。
 
※  注記事項
  (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
 
  (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
 
  (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
    ①  会計基準等の改正に伴う会計方針の変更        :有
    ②  ①以外の会計方針の変更                      :有
    ③  会計上の見積りの変更                        :有
    ④  修正再表示                                  :無
 
  (注)第1四半期連結会計期間より減価償却方法の変更を行っており、「会計上の見積りの変更と区別することが困難
     な会計方針の変更」に該当しております。詳細は、添付文書9ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記
     (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変
     更)」をご覧ください。
 
  (4)発行済株式数(普通株式)
     ①  期末発行済株式数(自己株式を含む)    2020年3月期3Q   87,569,383株   2019年3月期     87,569,383株
     ②  期末自己株式数              2020年3月期3Q   1,611,816株    2019年3月期     1,611,645株
     ③  期中平均株式数(四半期累計)       2020年3月期3Q   85,957,674株   2019年3月期3Q   85,958,026株
     
 
※  四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
 
※  業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
     本資料に記載されている業績見通し等の将来に対する記述は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであ
    り、実際の業績は、今後様々な要因により予想値とは異なる可能性があります。
 
                             不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信

○添付資料の目次
 
    1.当四半期決算に関する定性的情報 ……………………………………………………………………………………        2
     (1)経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………        2
     (2)財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………        3
    2.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………        4
     (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………        4
     (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………        6
           四半期連結損益計算書 ……………………………………………………………………………………………     6
           四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………………………………………     7
     (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 …………………………………………………………………………        8
     (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………        9
       (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………        9
       (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………        9
       (当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) ………………………………………………………        9
       (会計方針の変更) …………………………………………………………………………………………………        9
       (会計上の見積りの変更と区分することが困難な会計方針の変更) ………………………………………         9
       (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………       10
                                                               
 




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1.当四半期決算に関する定性的情報
    (1)経営成績に関する説明
      当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費は足元では消費税増税の影響で下振れているもの
     の、駆け込み需要の反動減が一巡すれば穏やかな増加基調に復帰することが見込まれ、また、増加基調が続く企業
     の設備投資により国内需要に底堅さがみられることから、緩やかな景気回復が持続する見込みであります。米国は
     良好な雇用・金融環境が継続しており、米中貿易摩擦をめぐる先行きの不透明感が和らいでいることもあり、緩や
     かな成長が持続する見込みであります。欧州は良好な雇用・所得環境を背景とした個人消費が底堅く推移するな
     か、外需の減速の一服とともに製造業も緩やかに回復に向かい、景気は緩やかに低迷から脱する見込みでありま
     す。中国は米中貿易摩擦で対米輸出が減少しているものの、第一段階の合意の効果は景気回復に寄与する見込みで
     あり、政策による下支えもあり、景気は底入れに向かう見通しであります。
      
         この様な状況の中、当社グループは、世界的な人口増加、健康志向の拡大、高齢化への対応といった社会が直面
     する課題を植物素材を用いた食の力で解決する“Plant-Based Food Solutions”を掲げ、推進しております。ま
     た、中期経営計画「Towards a Further Leap 2020」(2017年度~2020年度)の3年目にあたり、持続的な成長を
     果たすため重要な土台づくりの期間として、「コアコンピタンスの強化」「大豆事業の成長」「機能性高付加価値
     事業の展開」「コストダウンとグローバルスタンダードへの統一」を主軸とした成長戦略を推進し、大きく変化す
     る市場を捉え、成長する市場・強みを発揮できる市場に展開を図ってまいりました。
      
      以上の結果、当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高は2,914億99百万円(前年同期比28.6%
     増)、営業利益は166億40百万円(前年同期比4.4%増)、経常利益は151億13百万円(前年同期比3.4%減)、親会
     社株主に帰属する四半期純利益は120億31百万円(前年同期比33.5%増)となりました。
 
         セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。
         なお、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの変更を行っております。詳細は、「2.四半期連結財務諸
     表及び主な注記 (4) 四半期連結財務諸表に関する注記事項 (セグメント情報等) Ⅱ 当第3四半期連結累計
     期間」の「3.報告セグメントの変更等に関する事項」を参照下さい。以下の前年同期比較については、前年同期
     の数値を変更後の算定方法及び変更後のセグメント区分にて組み替えた数値で比較をしております。
      
     (植物性油脂事業)
      売上高は、国内・海外ともに採算を重視した販売により減収となりました。利益面は、国内市場における高付加
     価値品の拡販に加え、海外市場では、採算改善及び米州における高付加価値品の拡販があったことにより増益とな
     りました。
       以上の結果、当事業の売上高は735億94百万円(前年同期比8.6%減)、セグメント利益(営業利益)は73億39
      百万円(前年同期比19.4%増)となりました。
       
      (業務用チョコレート事業)
        売上高は、国内市場ではアイス用チョコレート等の販売が減少しましたが、海外市場では、アメリカのBlommer
      Chocolate Companyの子会社化により大幅な増収となりました。利益面は、ブラジルにおいて原材料の調達通貨安
      の影響で採算が悪化したことに加え、Blommer Chocolate Companyの取得時の先物評価益の振り戻しがあったこと
      により減益となりました。
       以上の結果、当事業の売上高は1,292億82百万円(前年同期比142.9%増)、セグメント利益(営業利益)は56
      億89百万円(前年同期比15.2%減)となりました。
       
      (乳化・発酵素材事業)
      売上高は、国内市場におけるマーガリンや調製品の販売が伸び悩み減収となりました。利益面は、国内市場にお
     いて、主にクリーム製品の販売好調及び採算改善があり増益となりました。
       以上の結果、当事業の売上高は616億94百万円(前年同期比5.6%減)、セグメント利益(営業利益)は32億33
      百万円(前年同期比12.6%増)となりました。
       
      (大豆加工素材事業)
      売上高は、海外市場で前年度中国子会社売却の影響があり減収となりました。利益面は、海外市場において同中
     国子会社の利益の剥落がありましたが、国内市場における大豆たん白素材及び大豆たん白食品の販売好調を受け増
     益となりました。
      以上の結果、当事業の売上高は269億28百万円(前年同期比2.3%減)、セグメント利益(営業利益)は31億8百
     万円(前年同期比16.0%増)となりました。

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                             不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信

 
    (2)財政状態に関する説明
       当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ101億54百万円減少し、3,803億69百万円とな
      りました。
       主な資産の変動は、たな卸資産の減少61億8百万円、投資有価証券の減少38億49百万円、のれんの減少29億36百
      万円、受取手形及び売掛金の増加44億12百万円、有形固定資産の増加40億76百万円等であります。
       有利子負債(リース債務は除く)は、前連結会計年度末に比べ38億18百万円減少し、1,566億35百万円となりま
      した。
       主な純資産の変動は、利益剰余金の増加74億59百万円、為替換算調整勘定の減少55億96百万円、その他有価証券
      評価差額金の減少18億73百万円等であります。
       この結果、自己資本比率は41.2%、1株当たり純資産は1,822円97銭となりました。
           
         (連結キャッシュ・フローの状況)
       当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ11
      億64百万円減少、前第3四半期連結累計期間末に比べ48億43百万円増加し、200億42百万円となりました。各キャ
      ッシュ・フローの状況と要因は次のとおりです。
       営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比で68億94百万円増加し、201億95百万円の収入となりまし
      た。これは主に、税金等調整前四半期純利益170億58百万円、減価償却費107億44百万円、たな卸資産の減少額45億
      55百万円等による収入が、売上債権の増加額56億21百万円、法人税等の支払額20億39百万円、投資有価証券売却益
      18億84百万円等の支出を上回ったことによるものです。
        投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比で18億9百万円支出が減少し、117億68百万円の支出となり
      ました。これは主に、有形固定資産の取得による支出131億57百万円、無形固定資産の取得による支出12億72百万
      円等の支出が、投資有価証券の売却による収入28億29百万円等の収入を上回ったことによるものです。
       財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比で121億19百万円支出が増加し、90億42百万円の支出となり
      ました。これは主に、短期借入金の純減少額724億81百万円等による支出が、社債の発行による収入347億7百万
      円、長期借入れによる収入272億66百万円、コマーシャル・ペーパーの純増加額100億円等による収入を上回ったこ
      とによるものです。
 




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                         不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信

2.四半期連結財務諸表及び主な注記
    (1)四半期連結貸借対照表
                                                       (単位:百万円)

                              前連結会計年度            当第3四半期連結会計期間
                             (2019年3月31日)          (2019年12月31日)
    資産の部                                                           
     流動資産                                                          
       現金及び預金                           21,217               20,053
       受取手形及び売掛金                        71,192               75,605
       商品及び製品                           31,315               31,469
       原材料及び貯蔵品                         53,895               47,634
       その他                               8,068                5,673
       貸倒引当金                             △254                 △249
       流動資産合計                          185,435              180,186
     固定資産                                                          
       有形固定資産                                                      
         建物及び構築物(純額)                    39,562               38,691
         機械装置及び運搬具(純額)                  49,671               48,806
         土地                             18,052               18,226
         建設仮勘定                           7,580                9,901
         その他(純額)                         2,461                5,778
         有形固定資産合計                      117,327              121,404
       無形固定資産                                                      
         のれん                            34,083               31,146
         顧客関連資産                         20,197               18,867
         その他                            12,860               12,615
         無形固定資産合計                       67,140               62,629
       投資その他の資産                                                    
         投資有価証券                         12,388                8,539
         退職給付に係る資産                       2,707                3,239
         繰延税金資産                          1,178                  926
         その他                             4,468                3,310
         貸倒引当金                           △123                 △123
         投資その他の資産合計                     20,620               15,891
       固定資産合計                          205,088              199,925
     繰延資産                                                          
       社債発行費                                -                   258
       繰延資産合計                               -                   258
    資産合計                               390,524              380,369
 




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                       不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信

 
                                                     (単位:百万円)

                            前連結会計年度            当第3四半期連結会計期間
                           (2019年3月31日)          (2019年12月31日)
    負債の部                                                        
     流動負債                                                       
       支払手形及び買掛金                      31,723              29,452
       短期借入金                         114,249              42,832
       コマーシャル・ペーパー                        -               10,000
       未払法人税等                          1,531               1,879
       賞与引当金                           2,533               1,745
       役員賞与引当金                           106                   4
       その他                            18,188              12,606
       流動負債合計                        168,333              98,520
     固定負債                                                       
       社債                             10,000              45,000
       長期借入金                          36,205              58,803
       繰延税金負債                         12,788              12,403
       退職給付に係る負債                       1,992               1,939
       その他                             1,976               4,322
       固定負債合計                         62,963             122,470
     負債合計                            231,297             220,990
    純資産の部                                                       
     株主資本                                                       
       資本金                            13,208              13,208
       資本剰余金                          12,478              12,478
       利益剰余金                         136,315             143,775
       自己株式                          △1,752              △1,753
       株主資本合計                        160,249             167,708
     その他の包括利益累計額                                                
       その他有価証券評価差額金                    4,176               2,302
       繰延ヘッジ損益                           △9                  242
       為替換算調整勘定                      △7,487              △13,083
       退職給付に係る調整累計額                    △507                △471
       その他の包括利益累計額合計                 △3,829              △11,011
     非支配株主持分                           2,806               2,681
     純資産合計                           159,227             159,379
    負債純資産合計                          390,524             380,369
 




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                          不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信

    (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
     四半期連結損益計算書
      第3四半期連結累計期間
                                                          (単位:百万円)

                            前第3四半期連結累計期間            当第3四半期連結累計期間
                             (自 2018年4月1日            (自 2019年4月1日
                              至 2018年12月31日)          至 2019年12月31日)
    売上高                                 226,657                 291,499
    売上原価                                177,320                 235,748
    売上総利益                                49,337                  55,751
    販売費及び一般管理費                           33,403                  39,111
    営業利益                                 15,933                  16,640
    営業外収益                                                              
     受取利息                                   198                     160
     受取配当金                                  132                     118
     還付税金                                    -                      306
     その他                                    423                     163
     営業外収益合計                                754                     749
    営業外費用                                                              
     支払利息                                   350                   1,519
     為替差損                                    -                      171
     持分法による投資損失                               2                       2
     その他                                    696                     581
     営業外費用合計                              1,049                   2,275
    経常利益                                 15,639                  15,113
    特別利益                                                               
     投資有価証券売却益                               -                    1,884
     固定資産売却益                                 -                      865
     事業譲渡益                                   -                      152
     特別利益合計                                  -                    2,901
    特別損失                                                               
     固定資産処分損                                424                     166
     関係会社事業再構築損失                            567                     489
     賃貸借契約解約損                                -                      125
     減損損失                                 1,728                     117
     関係会社株式評価損                               -                       57
     災害による損失                                499                      -
     特別損失合計                               3,220                     956
    税金等調整前四半期純利益                         12,418                  17,058
    法人税、住民税及び事業税                          2,868                   3,949
    法人税等調整額                                 228                     713
    法人税等合計                                3,097                   4,662
    四半期純利益                                9,321                  12,395
    非支配株主に帰属する四半期純利益                        306                     364
    親会社株主に帰属する四半期純利益                      9,015                  12,031
 




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                        不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信

     四半期連結包括利益計算書
      第3四半期連結累計期間
                                                        (単位:百万円)

                          前第3四半期連結累計期間            当第3四半期連結累計期間
                           (自 2018年4月1日            (自 2019年4月1日
                            至 2018年12月31日)          至 2019年12月31日)
    四半期純利益                             9,321                   12,395
    その他の包括利益                                                         
     その他有価証券評価差額金                      △272                   △1,873
     繰延ヘッジ損益                             235                      261
     為替換算調整勘定                         △5,690                  △5,820
     退職給付に係る調整額                           41                       36
     持分法適用会社に対する持分相当額                   △99                      △45
     その他の包括利益合計                       △5,785                  △7,442
    四半期包括利益                            3,536                    4,953
    (内訳)                                                             
     親会社株主に係る四半期包括利益                   3,687                    4,848
     非支配株主に係る四半期包括利益                   △151                       104
 




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                           不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信

    (3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
                                                             (単位:百万円)

                               前第3四半期連結累計期間            当第3四半期連結累計期間
                                (自 2018年4月1日            (自 2019年4月1日
                                 至 2018年12月31日)          至 2019年12月31日)
    営業活動によるキャッシュ・フロー                                                     
     税金等調整前四半期純利益                          12,418                  17,058
     減価償却費                                  8,427                  10,744
     のれん償却額                                   514                   1,710
     退職給付に係る資産の増減額(△は増加)                    △545                    △531
     退職給付に係る負債の増減額(△は減少)                      153                      37
     受取利息及び受取配当金                            △331                    △279
     支払利息                                     350                   1,519
     減損損失                                   1,728                     117
     関係会社事業再構築損失                              567                     489
     災害による損失                                  499                      -
     投資有価証券売却損益(△は益)                           -                  △1,884
     固定資産処分損益(△は益)                            424                   △698
     関係会社株式評価損                                 -                       57
     売上債権の増減額(△は増加)                        △3,667                 △5,621
     たな卸資産の増減額(△は増加)                        △944                    4,555
     仕入債務の増減額(△は減少)                         2,164                 △1,817
     その他                                   △3,445                 △2,014
     小計                                    18,315                  23,445
     利息及び配当金の受取額                              325                     283
     利息の支払額                                 △358                  △1,493
     法人税等の支払額又は還付額(△は支払)                   △4,981                 △2,039
     営業活動によるキャッシュ・フロー                      13,301                  20,195
    投資活動によるキャッシュ・フロー                                                     
     有形固定資産の取得による支出                       △11,780                 △13,157
     有形固定資産の売却による収入                           308                   1,135
     無形固定資産の取得による支出                        △1,178                 △1,272
     投資有価証券の売却による収入                         1,220                   2,829
     子会社株式の取得による支出                         △2,089                      -
     連結の範囲の変更を伴う子会社出資金の売却によ
                                               -                     △225
     る支出
     その他                                     △58                  △1,078
     投資活動によるキャッシュ・フロー                     △13,577                 △11,768
    財務活動によるキャッシュ・フロー                                                     
     短期借入金の純増減額(△は減少)                       7,831                 △72,481
     コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少)                 5,000                  10,000
     長期借入れによる収入                             2,768                  27,266
     長期借入金の返済による支出                         △2,604                 △3,345
     社債の発行による収入                                -                   34,707
     配当金の支払額                               △4,297                 △4,469
     連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
                                           △4,874                    △108
     よる支出
     連結の範囲の変更を伴わない子会社出資金の取得
                                            △517                        -
     による支出
     非支配株主への配当金の支払額                         △125                     △137
     その他                                    △102                     △473
     財務活動によるキャッシュ・フロー                       3,077                  △9,042
    現金及び現金同等物に係る換算差額                        △600                     △668
    現金及び現金同等物の増減額(△は減少)                     2,199                  △1,284
    現金及び現金同等物の期首残高                         12,999                   21,207
    新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額                       -                       119
    現金及び現金同等物の四半期末残高                       15,199                   20,042
 




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                                        不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信

    (4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
     (継続企業の前提に関する注記)
       該当事項はありません。
 
     (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
          該当事項はありません。
 
     (当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
       該当事項はありません。
       なお、特定子会社の異動には該当しておりませんが、当第3四半期連結累計期間において、主要な子会社を以下
      のとおり異動しております。
       
    (1)連結の範囲の変更
           第1四半期連結会計期間において、持分法適用非連結子会社であったINTERNATIONAL OILS AND FATS LTD.は重
          要性が増したため、連結子会社の範囲に含めております。
           また、Grand Heritage International Trading(Shanghai)Co.Ltd.は清算結了したため、連結の範囲から除外
          しております。
           第2四半期連結会計期間において、Fuji Brandenburg GmbHを新設し、連結の範囲に含めております。
           当第3四半期連結会計期間において、山東龍藤不二食品有限公司は全持分を譲渡したため、連結の範囲から除
          外しております。
 
    (2)持分法適用の範囲の変更
        第1四半期連結会計期間において、持分法非適用関連会社であったUNIFUJI SDN.BHD.は重要性が増したため、
          持分法適用関連会社の範囲に含めております。
       
     (会計方針の変更)
     (IFRS第16号「リース」の適用)
      当社グループのIFRSを適用している海外連結子会社は、第1四半期連結会計期間よりIFRS第16号「リース」を適用
     しております。IFRS第16号の適用にあたっては、経過措置として認められている、本基準の適用による累積的影響を
     適用開始日に認識する方法を採用しております。
      過去にオペレーティングリースに分類した借手としてのリースについては、適用開始日に、使用権資産及びリース
     負債を認識しております。
      本基準の適用に伴い、第1四半期連結会計期間期首の有形固定資産のその他が2,913百万円、流動負債のその他が
     226百万円、固定負債のその他が2,097百万円それぞれ増加しております。なお、この変更による第3四半期連結累計
     期間の損益に与える影響は軽微であります。
 
     (会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更)
     (有形固定資産の減価償却方法の変更)
      当社及び国内連結子会社は、有形固定資産の減価償却方法について、従来、定率法を採用しておりましたが、第1
     四半期連結会計期間より定額法に変更しております。
      当社は、2020年度までの中期経営計画として、今後国内・海外での事業展開の基礎となるグローバル経営基盤の確
     立を目指しております。その一環として、固定資産の減価償却方法を統一することで、投資判断や業績管理により有
     用な情報を提供できると判断いたしました。また、有形固定資産の使用状況を検討した結果、安定的な設備稼動が見
     込まれることから、定額法により耐用年数の期間にわたって均等に費用配分することが、有形固定資産の使用実態を
     より適切に反映するものと判断しております。
      この結果、従来の方法によった場合に比べ、当第3四半期連結累計期間の営業利益、経常利益及び税金等調整前四
     半期純利益はそれぞれ876百万円増加しております。




                                           -9-
                                                    不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信

     (セグメント情報等)
 Ⅰ    前第3四半期連結累計期間(自             2018年4月1日                  至     2018年12月31日)
     1.報告セグメントの概要
       当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の
      配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
       当社及び当社グループ(以下 当社グループ)は植物性油脂製品、業務用チョコレート製品、乳化・発酵素材製品及
      び大豆加工素材製品の製造販売を主として行っており、取り扱う製品群毎に国内外で事業活動を展開しておりま
      す。
       したがって、当社グループは、製品群を基礎とした事業別のセグメントから構成されており、「植物性油脂事
      業」、「業務用チョコレート事業」、「乳化・発酵素材事業」及び「大豆加工素材事業」の4つを報告セグメント
      としております。
       「植物性油脂事業」はパーム油及びパーム核油等を基礎原料とした食用加工油脂、食用油及びチョコレート用油
      脂等を製造販売しております。「業務用チョコレート事業」はチョコレート及びコンパウンドを製造販売しており
      ます。「乳化・発酵素材事業」はクリーム、マーガリン及びフィリング等を製造販売しております。「大豆加工素
      材事業」は大豆たん白素材、大豆たん白食品及び水溶性大豆多糖類等を製造販売しております。
  
     2.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                                                           (単位:百万円)
                                                        報告セグメント                                                                       四半期連結
                                                                                                                    調整額               損益計算書
                                               業務用チョ 乳化・発酵                      大豆加工                                (注)1               計上額
                             植物性油脂                                                                    計
                                                コレート  素材                         素材                                                   (注)2

 売上高                                                                                                                                          

     外部顧客への売上高                 80,497            53,234            65,376        27,549           226,657                    -         226,657
     セグメント間の内部売上高
                               11,150             1,925             3,656             258             16,991            △16,991             -
     又は振替高
             計                 91,647            55,160            69,032        27,807           243,649               △16,991        226,657

 セグメント利益                        6,144             6,709             2,871           2,679             18,406            △2,472          15,933
(注)1.セグメント利益の調整額△2,472百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用2,472百万円が含ま
     れております。全社費用は、当社及び一部のエリア統括会社におけるグループ管理に係る費用であります。
      2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
       
(参考資料)
 所在地別セグメント
                                                                                                                           (単位:百万円)
                                                                                                                                      四半期連
                                                             東南                                                                       結損益計
                              日本               米州                       中国             欧州                  計              調整額
                                                            アジア                                                                       算書計上
                                                                                                                                       額

 売上高                                                                                                                                          

     外部顧客への売上高               130,766           33,998       28,490      15,698         17,703          226,657                -        226,657
     セグメント間の内部売上高
                                 470             329        13,155          2,008                34       15,999 △15,999                    -
     又は振替高
             計               131,237           34,328       41,646      17,706         17,738          242,657 △15,999                 226,657

 セグメント利益                      11,650           2,437            1,593       1,523               943       18,148          △2,214        15,933
(注)1.国又は地域の区分の方法…………地理的近接度によっております。
      2.各区分に属する主な国又は地域…米州      :米国、ブラジル
                                        東南アジア:シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、
                                              オーストラリア
                                        欧州      :ベルギー




                                                        - 10 -
                                             不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信

    Ⅱ   当第3四半期連結累計期間(自       2019年4月1日               至   2019年12月31日)
      1.報告セグメントの概要
        当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の
        配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
         当社及び当社グループ(以下 当社グループ)は植物性油脂製品、業務用チョコレート製品、乳化・発酵素材製品及
        び大豆加工素材製品の製造販売を主として行っており、取り扱う製品群毎に国内外で事業活動を展開しておりま
        す。
         したがって、当社グループは、製品群を基礎とした事業別のセグメントから構成されており、「植物性油脂事
        業」、「業務用チョコレート事業」、「乳化・発酵素材事業」及び「大豆加工素材事業」の4つを報告セグメント
        としております。
         「植物性油脂事業」はパーム油及びパーム核油等を基礎原料とした食用加工油脂、食用油及びチョコレート用油
        脂等を製造販売しております。「業務用チョコレート事業」はチョコレート、コンパウンド及びココア製品を製造
        販売しております。「乳化・発酵素材事業」はクリーム、マーガリン及びフィリング等を製造販売しております。
        「大豆加工素材事業」は大豆たん白素材、大豆たん白食品及び水溶性大豆多糖類等を製造販売しております。
 
     2.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                                                                  (単位:百万円)
                                                 報告セグメント                                                                     四半期連結
                                                                                                           調整額               損益計算書
                                       業務用チョ 乳化・発酵                   大豆加工                                  (注)1               計上額
                        植物性油脂                                                                計
                                        コレート  素材                      素材                                                     (注)2

    売上高                                                                                                                              

     外部顧客への売上高             73,594        129,282         61,694        26,928            291,499                    -         291,499
     セグメント間の内部売上高
                           10,902          1,794           3,706             304             16,707            △16,707             -
     又は振替高
            計              84,497        131,076         65,400        27,233            308,207               △16,707        291,499

    セグメント利益                 7,339          5,689           3,233           3,108             19,370            △2,730          16,640
(注)1.セグメント利益の調整額△2,730百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用2,730百万円が含ま
          れております。全社費用は、当社及び一部のエリア統括会社におけるグループ管理に係る費用であります。
        2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
     
(参考資料)
    所在地別セグメント
                                                                                                                  (単位:百万円)
                                                                                                                             四半期連
                                                      東南                                                                     結損益計
                          日本            米州                     中国             欧州                  計              調整額
                                                     アジア                                                                     算書計上
                                                                                                                              額

    売上高                                                                                                                              

     外部顧客への売上高           126,161       108,590       28,159    14,277         14,310          291,499                -        291,499
     セグメント間の内部売上高
                             789            69       11,449        1,338               125       13,772 △13,772                    -
     又は振替高
            計            126,950       108,660       39,609    15,615         14,436          305,272 △13,772                 291,499

    セグメント利益               13,520           962       2,031         1,500       1,389             19,404          △2,764        16,640
(注)1.国又は地域の区分の方法…………地理的近接度によっております。
      2.各区分に属する主な国又は地域…米州      :米国、ブラジル
                                        東南アジア:シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、
                                                 オーストラリア
                                        欧州      :ベルギー、ガーナ、ドイツ
※ 前連結会計年度において「アジア」に含めておりました「中国」は、当社グループにおける重要性が増したため、当
  連結会計年度において独立掲記し、「アジア」を「東南アジア」へ名称変更しております。


                                                 - 11 -
                            不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信

    3.報告セグメントの変更等に関する事項
      第1四半期連結会計期間より、「製菓・製パン素材事業」に含まれていた「業務用チョコレート事業」について
     量的な重要性が増したため、報告セグメントとして記載する方法に変更し、「製菓・製パン素材事業」を「業務用
     チョコレート事業」及び「乳化・発酵素材事業」の2区分に変更しております。また、「油脂事業」を「植物性油
     脂事業」、「大豆事業」を「大豆加工素材事業」へセグメント名を変更しております。
      また、連結子会社であるFUJI OIL EUROPEは、従来「油脂事業」に含めておりましたが、同社における事業環境
     の変化を踏まえ、第1四半期連結会計期間より「植物性油脂事業」と「業務用チョコレート事業」の報告セグメン
     トに変更しております。
      なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の算定方法及び変更後の区分方法により
     作成したものを記載しております。
       
      (有形固定資産の減価償却方法の変更)
      「会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更」に記載のとおり、当社及び国内連結子会社
     は、有形固定資産の減価償却方法について、従来、定率法を採用しておりましたが、第1四半期連結会計期間より
     定額法に変更しております。
      この変更に伴い、従来の方法によった場合に比べ、当第3四半期連結累計期間のセグメント利益が、それぞれ
     「植物性油脂事業」で237百万円、「業務用チョコレート事業」で161百万円、「乳化・発酵素材事業」で144百万
     円、「大豆加工素材事業」で332百万円増加しております。
 




                              - 12 -
2019年度 第3四半期
(2020年3月期 第3四半期)

   短信補足資料




    2020年2月4日

不二製油グループ本社株式会社
                      目 次


1 連結 損益概要(3Q:3ヶ月実績)         …   3 ページ
2 連結 損益概要(3Q累計)             …   4
3 連結 貸借対照表                  …   5
4 連結 キャッシュ・フロー              …   5
5 連結 指標                     …   6
6 2019年度通期業績予想              …   7
7 設備投資額・減価償却費の推移            …   8
8 配当の推移                     …   8

   




                       2
◆1. 連結 損益概要(3Q:3ヶ月実績)
第3四半期(3ヶ月実績)                            (単位:億円)
                     18年度 19年度         前年同期比
                       3Q     3Q     増減額   増減率           ■営業利益
         植物性油脂         276     250    ▲26  ▲9.5%         <ポイント>
                                                         乳化・発酵素材事業は調製品の不調により減益となったが、植物性油
         業務用チョコレート     191     449   +258 +135.5%        脂事業での採算性の向上、業務用チョコレート事業での日本の堅調な
売上高      乳化・発酵素材       234     210    ▲24 ▲10.3%         推移、Blommerの連結等により全社では増益となった。3Q3ヶ月の営
         大豆加工素材         94      90     ▲4  ▲4.1%         業利益は過去最高となった。
             合計        795     999   +204 +25.7%         <セグメント別>
                                                         植物性油脂
         植物性油脂          27      29     +2  +8.9%         日本でのチョコレート用油脂の拡販による増加、また原料が安定的に推
         業務用チョコレート      23      33    +10 +42.4%         移したことによる東南アジアでの採算改善により増益。
      乳化・発酵素材           14      13     ▲1  ▲9.1%         業務用チョコレート
営業利益  大豆加工素材                                             ハラルドでの拡販による数量増、日本での菓子向けの堅調な販売、
                        10      10     +1  +5.4%
         連結調整・                                           Blommerの連結により増益。
         グループ管理費用
                       ▲9      ▲9     ▲0           ー     乳化・発酵素材
                                                         東南アジアでの調製品事業の減収、中国でのパン市場向けマーガリン
             合計          65      76  +11    +17.6%
                                                         等の数量減により減益。
 営業利益率                8.1%    7.6% ▲0.5pt        ー       大豆加工素材
 経常利益                    61      69   +8    +12.4%       前年度に売却した中国子会社の利益の剥落はあったが、日本での大
 親会社株主に帰属する四半期純利益        46      61  +14    +30.8%       豆たん白素材、機能剤の増加により増益。
※欧州は2019年度より植物性油脂事業と業務用チョコレート事業に分割。18年度は遡及修正済み。



2019年度第3四半期(3ヶ月)営業利益増減分析                                    ■親会社株主に帰属する四半期純利益
                                                         投資有価証券売却益の計上より増加




                                                                       FY18 Q3   FY19 Q3   増減額          要因分析
                                                       業務用チョコレート          23.2      33.1     9.8
                                                       日本                 20.0      23.1     3.2 菓子向けが堅調に推移
                                                       米州               ▲ 0.2        6.0     6.1
                                                       ・Blommer、ハラルド                         9.4 Blommerの連結により増益。
                                                                                                 ハラルドは、レアル安などによる採算性悪化
                                                                                                 があったものの、販売数量の増加により増
                                                                                                 益。

                                                       ・Blommer先物評価損益影響額                   ▲ 3.3
                                                       東南アジア               2.4       2.4     0.0
                                                       中国                  0.2    ▲ 0.1    ▲ 0.2
                                                       欧州                  0.7       1.6     0.9
                                                       連結調整                0.1       0.0   ▲ 0.1




                                               3
◆2. 連結 損益概要(3Q累計)
第3四半期累計                                     (単位:億円)
                         18年度    19年度      前年同期比
                                                           ■営業利益
                         3Q累計    3Q累計    増減額   増減率
                                                           <ポイント>
           植物性油脂           805     736    ▲69  ▲8.6%       業務用チョコレート事業は減益となったが、植物性油脂事業、乳化・発
           業務用チョコレート       532   1,293   +760 +142.9%      酵素材事業、大豆加工素材事業で増益となり、前年同期比7億円の
売上高        乳化・発酵素材         654     617    ▲37  ▲5.6%       増益となった。3Q累計の営業利益としては過去最高となった。

           大豆加工素材          275     269     ▲6  ▲2.3%
                                                           <セグメント別>
               合計        2,267   2,915   +648 +28.6%
                                                           植物性油脂
           植物性油脂            61      73    +12 +19.4%
                                                           日本、米州にてCBEの販売が堅調に推移したことや、原料相場の安定
           業務用チョコレート        67      57    ▲10 ▲15.2%       推移により、欧州等での採算が改善し増益。
           乳化・発酵素材          29      32     +4 +12.6%       業務用チョコレート
営業利益       大豆加工素材           27      31     +4 +16.0%       欧州、日本は堅調も、Blommerの先物評価影響、またブラジルでの
           連結調整・                                           需要期の販売減、レアル安による原料コスト増により減益。
           グループ管理費用
                         ▲ 25    ▲ 27      ▲3          -
                                                           乳化・発酵素材
               合計         159     166    +7     +4.4%      日本でのクリーム等の販売が堅調に推移したことに加え、東南アジアで
 営業利益率                   7.0%    5.7% ▲1.3pt           -   の調製品事業の採算性が前年より改善し増益。

 経常利益                     156     151    ▲5     ▲3.4%      大豆加工素材
 親会社株主に帰属する四半期純利益           90    120   +30     +33.5%     機能剤の減益はあったが、大豆たん白素材、大豆たん白食品の販売
                                                           が堅調に推移し増益。
 EBITDA                   240     285     +45   +18.7%
 ROE                     7.6% 10.2% +2.7pt             -
 営業キャッシュフロー               133     202     +69   +51.8%
 投資キャッシュフロー              ▲136    ▲118     +18   +13.3%
 フリーキャッシュフロー               ▲3      84     +87         -
                                                           ■親会社株主に帰属する四半期純利益
 NET有利子負債                 542    1,366   +824 +152.2%
                                                           前期の減損損失、災害による損失の反動に加え、旧堺工場の売却
 NET運転資本                  586     817    +231   +39.4%     益、投資有価証券売却益により増加。

 NET有利子負債/EBITDA         1.7倍    3.6倍 +1.9倍            -   ■CCC
                                                           Blommerの連結により118日に増加、Blommerの影響除けば105日。
 CCC(キャッシュコンバージョンサイクル)   108日    118日    +10日          -
※欧州は、2019年度より植物性油脂事業と業務用チョコレート事業に分割。18年度は遡及修正済み。




2019年度第3四半期累計 営業利益増減分析




                                                                       FY18 3Q累計 FY19 3Q累計   増減額             要因分析

                                                           業務用チョコレート        67.1     56.9    ▲ 10.2
                                                           日本               48.4     52.4       4.0 菓子向けが堅調に推移
                                                           米州               10.3   ▲ 7.0     ▲ 17.2
                                                           ・Blommer、ハラルド                        2.3 Blommerは、高付加価値品が伸長。

                                                                                                      ハラルドは、2Q以降販売数量は回復したも
                                                                                                      のの、繁忙期であるイースター商戦の1Qの
                                                                                                      販売減少、レアル安などによる採算性低下
                                                                                                      などにより減益。



                                                           ・Blommer先物評価損益影響額                 ▲ 19.5 2Q累計▲16.2 3Q3ヶ月:▲3.3
                                                           東南アジア             6.4      7.0       0.6
                                                           中国                0.7      0.7       0.1
                                                           欧州                1.7      3.6       1.9 販売堅調
                                                           連結調整            ▲ 0.4      0.1       0.5




                                                  4
◆3. 連結 貸借対照表                                                                              (単位:億円)
                              18年度             19年度
                                                              前期末比                  主な増減要因
                            期末(*調整後)            3Q末

流動資産                               1,854         1,802                  ▲52 原材料及び貯蔵品の減少

固定資産                               2,051         1,999                  ▲52 のれんの減少、投資有価証券の減少

繰延資産                                    -               3                +3

資産合計                               3,905         3,804              ▲102

有利子負債                              1,605         1,566                  ▲38 短期借入金の減少

その他負債                                708              644               ▲65 仕入債務、未払金の減少

負債合計                               2,313         2,210              ▲103

純資産合計                              1,592         1,594                   +2

*2019年度第3四半期連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、

 2018年度に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容へ遡及修正。

◆4. 連結 キャッシュ・フロー                                                                          (単位:億円)
                              18年度             19年度
                                                             前年同期比                  主な増減要因
                              3Q累計             3Q累計
税金等調整前四半期純利益                         124              171               +46
減価償却費                                   84            107               +23
のれん償却費                                   5             17               +12
他増減                                ▲ 81           ▲ 93                  ▲13
営業キャッシュ・フロー                          133              202               +69
投資キャッシュ・フロー                        ▲ 136         ▲ 118                  +18
フリー・キャッシュ・フロー                       ▲3                 84               +87
借入金等による調達・返済                         130          ▲ 39              ▲169 有利子負債の減少
配当金支払等その他                          ▲ 99           ▲ 52                  +47
財務キャッシュ・フロー                             31        ▲ 90              ▲121
現金及び現金同等物増減額                            22        ▲ 13                  ▲35
現金及び現金同等物残高                          152              200               +48
(注)減価償却費には、有形固定資産及び無形固定資産等の償却費を含めています。
 
キャッシュ・フロー (3Q累計)                                                                    (単位:億円)
                                                                                          営業キャッシュ・フロー
                                                                                          投資キャッシュ・フロー
                                                                              202
                                                                                          財務キャッシュ・フロー
                             169
                                                                                          フリー・キャッシュ・フロー
                                                      133
          107
                                   72

                                                                    31              84
                10


                      ▲14                                          ▲3

                                         ▲69
                ▲97                ▲97                                                   ▲90
                                                            ▲136                 ▲118
         FY2016 3Q          FY2017 3Q                 FY2018 3Q               FY2019 3Q




                                                               5
  ◆5. 連結 指標                                                                                (単位:億円)
                                                18年度     18年度         19年度             19年度 19年度修正予想
                                                3Q実績      実績          3Q実績             期初予想 (*2)(19年11月)
      EBITDA                                       240      300          285              392         -
      設備投資額                                        124         159           109           220               -
      減価償却費                                         77         110            89           107               -
      有利子負債                                        694        1,605        1,566         1,535         1,555
       NET有利子負債                                    542        1,392        1,366         1,366         1,355
       NET運転資本                                     586         171           817           745               -
       NET有利子負債/EBITDA                             1.7          4.6          3.6            3.5              -
      1株当たり純資産                                  1,820円    1,820円          1,823円        1,954円               -
      自己資本比率                                     56.4%      40.1%          41.2%         42.7%               -
      D/Eレシオ                                      0.44         1.03         1.00           0.91          0.97
      Net D/Eレシオ                                  0.34         0.87         0.81           0.80          0.79
      営業キャッシュフロー                                   133         226           202           320               -
      フリーキャッシュフロー                                  ▲3         ▲565            84           101               -
      ROE                                         7.6%        7.3%         10.2%          9.4%        10.7%
      ROA                                         7.6%        5.5%         5.3%           5.7%         6.2%
      売上高営業利益率                                    7.0%        6.2%         5.7%           5.6%         5.9%
      CCC                                        108日  105日(*1)            118日          105日          106日
  (注)・減価償却費は有形固定資産の減価償却費を、純資産は非支配株主持分を除いた普通株式に係る純資産額を表示しています。
      ・D/Eレシオ=有利子負債÷自己資本 ・Net D/Eレシオ=Net有利子負債(有利子負債ー現預金)÷株主資本
      ・ROE=親会社株主に帰属する当期純利益÷自己資本(期首と期末の平均値)
      ・ROA=経常利益÷総資産(期首と期末の平均値)
       (*1)2018年度のCCCはBlommerを除く既存事業。
       (*2)Blommer、INDUSTRIAL FOOD SERVICES(以下、豪州IFS)を除く海外グループ会社の
          決算期変更(12月→3月)に伴う15ヶ月決算を反映。


  ROE
                                                                                                 10.7%
                                                         8.8%
                                      8.3%
                                                                              7.3%
                6.4%



                FY2015                FY2016             FY2017              FY2018              FY2019 E


  のれん純資産比率                      (単位:億円)            Net D/Eレシオ               自己資本比率
                            38%
                                          35%                                 0.87
      純資産         1,649                                                                   0.81        0.79
        1,555               1,592     1594


                                                                  59.2%            Net D/Eレシオ
                                                     55.4%
のれん
                                                                             40.1%       41.2%
純資産比率

  14%                     605
                                    559                                             自己資本比率
                12%                                  0.36         0.28
      217       196
のれん*

       FY2016    FY2017   FY2018 FY2019Q3            FY2016       FY2017      FY2018    FY2019Q3     FY2019E


  *のれんは広義ののれんを使用




                                                                      6
◆6. 2019年度通期業績予想
2019年度通期業績予想(19年11月修正)
                     18年度    19年度      19年度     19年度        19年度    ■営業利益
                               期初予想      修正予想
                                                 15ヶ月予想
                                                          修正予想
                                                                    <ポイント>
                     実績      (12ヶ月ベース) (12ヶ月ベース)
                                                 に追加の海外
                                                        (15ヶ月ベース)   海外事業(Blommer、豪州IFS除く)の決算期変更に伴い、営業
                                                  3ヶ月分
                                                                    利益計画を240億円から、255億円に修正。(12ヶ月ベースの計画
         植物性油脂       1,097     1,139      983      156      1,139   は240億円から230億円に修正)
         業務用チョコレート                                                  業務用チョコレート事業で、Blommerの販売数量の減少、ハラルドの
                      686      1,874    1,783        91     1,874
                                                                    採算性の低下を見込むものの、植物性油脂事業や大豆加工素材事
売上高      乳化・発酵素材      865        915      854        61      915    業の堅調な推移を見込む。
         大豆加工素材       361        372      365           7    372    <セグメント別>
            合計       3,008     4,300    3,985      315      4,300   植物性油脂
                                                                    採算性を重視した販売の継続に加え、チョコレート用油脂の堅調な販
         植物性油脂         81         91       90        10      100    売、及び、北米での寒波・ハリケーンの影響がなくなることによる伸長な
         業務用チョコレート     74        103       95           9    103    どを見込む。

         乳化・発酵素材       33         43       45           4     50    業務用チョコレート
営業利益                                                                Blommerの下期での販売数量の減少、ブラジルでのレアル安などによ
         大豆加工素材        33         41       40           1     41    る採算性の低下は見込むものの、Blommer買収費用の減少に加え、
         連結調整・                                                      日本、欧州での伸長を見込む。
                      ▲37       ▲38      ▲39            -    ▲39
         グループ管理費用                                                   乳化・発酵素材
             合計       185        240      230        25      255    日本でのクリームなどの販売伸長、調製品事業の前年比での業績改
                                                                    善などを見込む。
 営業利益率               6.2%      5.6%     5.8%            -   5.9%
                                                                    大豆加工素材
 経常利益                 182        220      217        23      240    大豆たん白素材、大豆たん白食品の採算性改善、販売伸長を見込
                                                                    む。
 親会社株主に帰属する当期純利益      116        152      152        18      170
※19年度修正予想(12ヶ月)は、海外連結子会社の1月から12月の12ヶ月を反映。尚、Blommerは2月から1月の12ヶ月を反映。
※19年度修正予想(3ヶ月)は、海外連結子会社(Blommer、豪州IFSを除く)の決算期変更(12月→3月)に伴う3ヶ月間(1月から3月)の増加額を反映。
※19年度修正予想(15ヶ月)は、海外連結子会社(Blommer、豪州IFSを除く)の決算期変更(12月→3月)に伴う15ヶ月決算を反映。
※19年度にセグメント変更を実施。製菓・製パン素材事業を、業務用チョコレート事業と乳化・発酵素材事業に変更。
※また、セグメント名を油脂事業を植物性油脂事業、大豆事業を大豆加工素材事業にそれぞれ変更。


2019年度営業利益増減分析




                                                    7
◆7. 設備投資額・減価償却費の推移
 (百万円)
25,000                設備投資額(連結)
                      減価償却費(連結)
                                                                                                22,000
20,000


                                                                        15,943
                         15,347
                                                         14,698
15,000                                   13,611

                                                                                  10,860
            11,156
10,000
                                                                        10,992                  10,700
                                         9,593           9,995
                         9,206                                                        8,859
            8,232
 5,000




      0
           14年度          15年度            16年度          17年度             18年度     19年度3Q        19年度計画


     2019年度3Q累計実績                                                 2019年度計画(期初計画)
     設備投資                                     109億円               設備投資                                   220億円
     <主な投資内容>                                                     <主な投資内容>
     ・北米 油脂 新拠点設立                                 20億円            ・北米 油脂 新拠点設立                            51億円
     ・Blommer 設備投資                                 9億円            ・Blommer 設備投資                           13億円
     ・日本 粒状大豆たん白工場                                 1億円


     減価償却                                         89億円            減価償却                                   107億円




◆8. 配当の推移
 (単位:円)             期末(左軸)                                                                          (単位:%)
                    中間(左軸)                                                        37.1
60                  配当性向(右軸)
                                                                                                               40
                                              31.2                 30.0                                        35
50                                                                                              28.3
                                                                                                               30
40                           32.6                                                                              25
                                                                   25             25                29
          27.6                                    22
30                                                                                                             20
                             18                                                                                15
20         17
                                                                                  25                27         10
10                           17                   22               23
           13                                                                                                  5
0                                                                                                              0
          14年度           15年度                16年度                 17年度           18年度           19年度
                                                                                                予想


                                                                          単位:円
                                                                          19年度
                                  11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度
                                                                           予想
     中間                             12       12        13         13      17     22       23   25         27
     期末                             12       13        13         17      18     22       25   25         29
     合計                             24       25        26         30      35     44       48   50         56
     配当性向                         24.9% 25.8% 27.4% 27.6% 32.6% 31.2% 30.0% 37.1%                    28.3%




                                                             8