2607 不二製油G 2020-02-04 15:00:00
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年2月4日
上場会社名 不二製油グループ本社株式会社 上場取引所 東
コード番号 2607 URL http://www.fujioilholdings.com
代表者 (役職名) 代表取締役社長CEO (氏名)清水 洋史
問合せ先責任者 (役職名) 広報グループリーダー (氏名)関 伊知郎 TEL 06-6459-0701
四半期報告書提出予定日 2020年2月6日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無 :有 (機関投資家・アナリスト向け電話会議)
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~2019年12月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
四半期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期第3四半期 291,499 28.6 16,640 4.4 15,113 △3.4 12,031 33.5
2019年3月期第3四半期 226,657 △1.6 15,933 0.7 15,639 0.3 9,015 △18.6
(注)包括利益 2020年3月期第3四半期 4,953百万円 (40.1%) 2019年3月期第3四半期 3,536百万円 (△70.9%)
潜在株式調整後
1株当たり
1株当たり
四半期純利益
四半期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期第3四半期 139.96 -
2019年3月期第3四半期 104.88 -
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期第3四半期 380,369 159,379 41.2 1,822.97
2019年3月期 390,524 159,227 40.1 1,819.74
(参考)自己資本 2020年3月期第3四半期 156,697百万円 2019年3月期 156,420百万円
(注)2020年3月期第3四半期連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、2019年3
月期に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容を反映させております。
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2019年3月期 - 25.00 - 25.00 50.00
2020年3月期 - 27.00 -
2020年3月期(予想) 29.00 56.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 430,000 - 25,500 - 24,000 - 17,000 - 197.77
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
当連結会計年度は、在外連結子会社19社の決算期の変更により、当該連結子会社が2019年1月1日から2020年3月
31日までの15ヵ月決算となっております。このため、対前期増減率については、記載しておりません。
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
(2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:無
(3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :有
③ 会計上の見積りの変更 :有
④ 修正再表示 :無
(注)第1四半期連結会計期間より減価償却方法の変更を行っており、「会計上の見積りの変更と区別することが困難
な会計方針の変更」に該当しております。詳細は、添付文書9ページ「2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変
更)」をご覧ください。
(4)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期3Q 87,569,383株 2019年3月期 87,569,383株
② 期末自己株式数 2020年3月期3Q 1,611,816株 2019年3月期 1,611,645株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2020年3月期3Q 85,957,674株 2019年3月期3Q 85,958,026株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に対する記述は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであ
り、実際の業績は、今後様々な要因により予想値とは異なる可能性があります。
不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 2
(1)経営成績に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)財政状態に関する説明 …………………………………………………………………………………………… 3
2.四半期連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………… 4
(1)四半期連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………… 4
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………… 6
四半期連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………… 6
四半期連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………… 7
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………… 8
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………… 9
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 9
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) ………………………………………………………… 9
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動) ……………………………………………………… 9
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 9
(会計上の見積りの変更と区分することが困難な会計方針の変更) ……………………………………… 9
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 10
-1-
不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、個人消費は足元では消費税増税の影響で下振れているもの
の、駆け込み需要の反動減が一巡すれば穏やかな増加基調に復帰することが見込まれ、また、増加基調が続く企業
の設備投資により国内需要に底堅さがみられることから、緩やかな景気回復が持続する見込みであります。米国は
良好な雇用・金融環境が継続しており、米中貿易摩擦をめぐる先行きの不透明感が和らいでいることもあり、緩や
かな成長が持続する見込みであります。欧州は良好な雇用・所得環境を背景とした個人消費が底堅く推移するな
か、外需の減速の一服とともに製造業も緩やかに回復に向かい、景気は緩やかに低迷から脱する見込みでありま
す。中国は米中貿易摩擦で対米輸出が減少しているものの、第一段階の合意の効果は景気回復に寄与する見込みで
あり、政策による下支えもあり、景気は底入れに向かう見通しであります。
この様な状況の中、当社グループは、世界的な人口増加、健康志向の拡大、高齢化への対応といった社会が直面
する課題を植物素材を用いた食の力で解決する“Plant-Based Food Solutions”を掲げ、推進しております。ま
た、中期経営計画「Towards a Further Leap 2020」(2017年度~2020年度)の3年目にあたり、持続的な成長を
果たすため重要な土台づくりの期間として、「コアコンピタンスの強化」「大豆事業の成長」「機能性高付加価値
事業の展開」「コストダウンとグローバルスタンダードへの統一」を主軸とした成長戦略を推進し、大きく変化す
る市場を捉え、成長する市場・強みを発揮できる市場に展開を図ってまいりました。
以上の結果、当第3四半期連結累計期間における経営成績は、売上高は2,914億99百万円(前年同期比28.6%
増)、営業利益は166億40百万円(前年同期比4.4%増)、経常利益は151億13百万円(前年同期比3.4%減)、親会
社株主に帰属する四半期純利益は120億31百万円(前年同期比33.5%増)となりました。
セグメントごとの経営成績を示すと、次のとおりであります。
なお、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの変更を行っております。詳細は、「2.四半期連結財務諸
表及び主な注記 (4) 四半期連結財務諸表に関する注記事項 (セグメント情報等) Ⅱ 当第3四半期連結累計
期間」の「3.報告セグメントの変更等に関する事項」を参照下さい。以下の前年同期比較については、前年同期
の数値を変更後の算定方法及び変更後のセグメント区分にて組み替えた数値で比較をしております。
(植物性油脂事業)
売上高は、国内・海外ともに採算を重視した販売により減収となりました。利益面は、国内市場における高付加
価値品の拡販に加え、海外市場では、採算改善及び米州における高付加価値品の拡販があったことにより増益とな
りました。
以上の結果、当事業の売上高は735億94百万円(前年同期比8.6%減)、セグメント利益(営業利益)は73億39
百万円(前年同期比19.4%増)となりました。
(業務用チョコレート事業)
売上高は、国内市場ではアイス用チョコレート等の販売が減少しましたが、海外市場では、アメリカのBlommer
Chocolate Companyの子会社化により大幅な増収となりました。利益面は、ブラジルにおいて原材料の調達通貨安
の影響で採算が悪化したことに加え、Blommer Chocolate Companyの取得時の先物評価益の振り戻しがあったこと
により減益となりました。
以上の結果、当事業の売上高は1,292億82百万円(前年同期比142.9%増)、セグメント利益(営業利益)は56
億89百万円(前年同期比15.2%減)となりました。
(乳化・発酵素材事業)
売上高は、国内市場におけるマーガリンや調製品の販売が伸び悩み減収となりました。利益面は、国内市場にお
いて、主にクリーム製品の販売好調及び採算改善があり増益となりました。
以上の結果、当事業の売上高は616億94百万円(前年同期比5.6%減)、セグメント利益(営業利益)は32億33
百万円(前年同期比12.6%増)となりました。
(大豆加工素材事業)
売上高は、海外市場で前年度中国子会社売却の影響があり減収となりました。利益面は、海外市場において同中
国子会社の利益の剥落がありましたが、国内市場における大豆たん白素材及び大豆たん白食品の販売好調を受け増
益となりました。
以上の結果、当事業の売上高は269億28百万円(前年同期比2.3%減)、セグメント利益(営業利益)は31億8百
万円(前年同期比16.0%増)となりました。
-2-
不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信
(2)財政状態に関する説明
当第3四半期連結会計期間末の総資産は、前連結会計年度末に比べ101億54百万円減少し、3,803億69百万円とな
りました。
主な資産の変動は、たな卸資産の減少61億8百万円、投資有価証券の減少38億49百万円、のれんの減少29億36百
万円、受取手形及び売掛金の増加44億12百万円、有形固定資産の増加40億76百万円等であります。
有利子負債(リース債務は除く)は、前連結会計年度末に比べ38億18百万円減少し、1,566億35百万円となりま
した。
主な純資産の変動は、利益剰余金の増加74億59百万円、為替換算調整勘定の減少55億96百万円、その他有価証券
評価差額金の減少18億73百万円等であります。
この結果、自己資本比率は41.2%、1株当たり純資産は1,822円97銭となりました。
(連結キャッシュ・フローの状況)
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ11
億64百万円減少、前第3四半期連結累計期間末に比べ48億43百万円増加し、200億42百万円となりました。各キャ
ッシュ・フローの状況と要因は次のとおりです。
営業活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比で68億94百万円増加し、201億95百万円の収入となりまし
た。これは主に、税金等調整前四半期純利益170億58百万円、減価償却費107億44百万円、たな卸資産の減少額45億
55百万円等による収入が、売上債権の増加額56億21百万円、法人税等の支払額20億39百万円、投資有価証券売却益
18億84百万円等の支出を上回ったことによるものです。
投資活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比で18億9百万円支出が減少し、117億68百万円の支出となり
ました。これは主に、有形固定資産の取得による支出131億57百万円、無形固定資産の取得による支出12億72百万
円等の支出が、投資有価証券の売却による収入28億29百万円等の収入を上回ったことによるものです。
財務活動によるキャッシュ・フローは、前年同期比で121億19百万円支出が増加し、90億42百万円の支出となり
ました。これは主に、短期借入金の純減少額724億81百万円等による支出が、社債の発行による収入347億7百万
円、長期借入れによる収入272億66百万円、コマーシャル・ペーパーの純増加額100億円等による収入を上回ったこ
とによるものです。
-3-
不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信
2.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 21,217 20,053
受取手形及び売掛金 71,192 75,605
商品及び製品 31,315 31,469
原材料及び貯蔵品 53,895 47,634
その他 8,068 5,673
貸倒引当金 △254 △249
流動資産合計 185,435 180,186
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 39,562 38,691
機械装置及び運搬具(純額) 49,671 48,806
土地 18,052 18,226
建設仮勘定 7,580 9,901
その他(純額) 2,461 5,778
有形固定資産合計 117,327 121,404
無形固定資産
のれん 34,083 31,146
顧客関連資産 20,197 18,867
その他 12,860 12,615
無形固定資産合計 67,140 62,629
投資その他の資産
投資有価証券 12,388 8,539
退職給付に係る資産 2,707 3,239
繰延税金資産 1,178 926
その他 4,468 3,310
貸倒引当金 △123 △123
投資その他の資産合計 20,620 15,891
固定資産合計 205,088 199,925
繰延資産
社債発行費 - 258
繰延資産合計 - 258
資産合計 390,524 380,369
-4-
不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2019年3月31日) (2019年12月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 31,723 29,452
短期借入金 114,249 42,832
コマーシャル・ペーパー - 10,000
未払法人税等 1,531 1,879
賞与引当金 2,533 1,745
役員賞与引当金 106 4
その他 18,188 12,606
流動負債合計 168,333 98,520
固定負債
社債 10,000 45,000
長期借入金 36,205 58,803
繰延税金負債 12,788 12,403
退職給付に係る負債 1,992 1,939
その他 1,976 4,322
固定負債合計 62,963 122,470
負債合計 231,297 220,990
純資産の部
株主資本
資本金 13,208 13,208
資本剰余金 12,478 12,478
利益剰余金 136,315 143,775
自己株式 △1,752 △1,753
株主資本合計 160,249 167,708
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 4,176 2,302
繰延ヘッジ損益 △9 242
為替換算調整勘定 △7,487 △13,083
退職給付に係る調整累計額 △507 △471
その他の包括利益累計額合計 △3,829 △11,011
非支配株主持分 2,806 2,681
純資産合計 159,227 159,379
負債純資産合計 390,524 380,369
-5-
不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信
(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
四半期連結損益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
売上高 226,657 291,499
売上原価 177,320 235,748
売上総利益 49,337 55,751
販売費及び一般管理費 33,403 39,111
営業利益 15,933 16,640
営業外収益
受取利息 198 160
受取配当金 132 118
還付税金 - 306
その他 423 163
営業外収益合計 754 749
営業外費用
支払利息 350 1,519
為替差損 - 171
持分法による投資損失 2 2
その他 696 581
営業外費用合計 1,049 2,275
経常利益 15,639 15,113
特別利益
投資有価証券売却益 - 1,884
固定資産売却益 - 865
事業譲渡益 - 152
特別利益合計 - 2,901
特別損失
固定資産処分損 424 166
関係会社事業再構築損失 567 489
賃貸借契約解約損 - 125
減損損失 1,728 117
関係会社株式評価損 - 57
災害による損失 499 -
特別損失合計 3,220 956
税金等調整前四半期純利益 12,418 17,058
法人税、住民税及び事業税 2,868 3,949
法人税等調整額 228 713
法人税等合計 3,097 4,662
四半期純利益 9,321 12,395
非支配株主に帰属する四半期純利益 306 364
親会社株主に帰属する四半期純利益 9,015 12,031
-6-
不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信
四半期連結包括利益計算書
第3四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
四半期純利益 9,321 12,395
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △272 △1,873
繰延ヘッジ損益 235 261
為替換算調整勘定 △5,690 △5,820
退職給付に係る調整額 41 36
持分法適用会社に対する持分相当額 △99 △45
その他の包括利益合計 △5,785 △7,442
四半期包括利益 3,536 4,953
(内訳)
親会社株主に係る四半期包括利益 3,687 4,848
非支配株主に係る四半期包括利益 △151 104
-7-
不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信
(3)四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2018年12月31日) 至 2019年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前四半期純利益 12,418 17,058
減価償却費 8,427 10,744
のれん償却額 514 1,710
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △545 △531
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) 153 37
受取利息及び受取配当金 △331 △279
支払利息 350 1,519
減損損失 1,728 117
関係会社事業再構築損失 567 489
災害による損失 499 -
投資有価証券売却損益(△は益) - △1,884
固定資産処分損益(△は益) 424 △698
関係会社株式評価損 - 57
売上債権の増減額(△は増加) △3,667 △5,621
たな卸資産の増減額(△は増加) △944 4,555
仕入債務の増減額(△は減少) 2,164 △1,817
その他 △3,445 △2,014
小計 18,315 23,445
利息及び配当金の受取額 325 283
利息の支払額 △358 △1,493
法人税等の支払額又は還付額(△は支払) △4,981 △2,039
営業活動によるキャッシュ・フロー 13,301 20,195
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △11,780 △13,157
有形固定資産の売却による収入 308 1,135
無形固定資産の取得による支出 △1,178 △1,272
投資有価証券の売却による収入 1,220 2,829
子会社株式の取得による支出 △2,089 -
連結の範囲の変更を伴う子会社出資金の売却によ
- △225
る支出
その他 △58 △1,078
投資活動によるキャッシュ・フロー △13,577 △11,768
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 7,831 △72,481
コマーシャル・ペーパーの純増減額(△は減少) 5,000 10,000
長期借入れによる収入 2,768 27,266
長期借入金の返済による支出 △2,604 △3,345
社債の発行による収入 - 34,707
配当金の支払額 △4,297 △4,469
連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得に
△4,874 △108
よる支出
連結の範囲の変更を伴わない子会社出資金の取得
△517 -
による支出
非支配株主への配当金の支払額 △125 △137
その他 △102 △473
財務活動によるキャッシュ・フロー 3,077 △9,042
現金及び現金同等物に係る換算差額 △600 △668
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 2,199 △1,284
現金及び現金同等物の期首残高 12,999 21,207
新規連結に伴う現金及び現金同等物の増加額 - 119
現金及び現金同等物の四半期末残高 15,199 20,042
-8-
不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信
(4)四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
該当事項はありません。
(当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動)
該当事項はありません。
なお、特定子会社の異動には該当しておりませんが、当第3四半期連結累計期間において、主要な子会社を以下
のとおり異動しております。
(1)連結の範囲の変更
第1四半期連結会計期間において、持分法適用非連結子会社であったINTERNATIONAL OILS AND FATS LTD.は重
要性が増したため、連結子会社の範囲に含めております。
また、Grand Heritage International Trading(Shanghai)Co.Ltd.は清算結了したため、連結の範囲から除外
しております。
第2四半期連結会計期間において、Fuji Brandenburg GmbHを新設し、連結の範囲に含めております。
当第3四半期連結会計期間において、山東龍藤不二食品有限公司は全持分を譲渡したため、連結の範囲から除
外しております。
(2)持分法適用の範囲の変更
第1四半期連結会計期間において、持分法非適用関連会社であったUNIFUJI SDN.BHD.は重要性が増したため、
持分法適用関連会社の範囲に含めております。
(会計方針の変更)
(IFRS第16号「リース」の適用)
当社グループのIFRSを適用している海外連結子会社は、第1四半期連結会計期間よりIFRS第16号「リース」を適用
しております。IFRS第16号の適用にあたっては、経過措置として認められている、本基準の適用による累積的影響を
適用開始日に認識する方法を採用しております。
過去にオペレーティングリースに分類した借手としてのリースについては、適用開始日に、使用権資産及びリース
負債を認識しております。
本基準の適用に伴い、第1四半期連結会計期間期首の有形固定資産のその他が2,913百万円、流動負債のその他が
226百万円、固定負債のその他が2,097百万円それぞれ増加しております。なお、この変更による第3四半期連結累計
期間の損益に与える影響は軽微であります。
(会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更)
(有形固定資産の減価償却方法の変更)
当社及び国内連結子会社は、有形固定資産の減価償却方法について、従来、定率法を採用しておりましたが、第1
四半期連結会計期間より定額法に変更しております。
当社は、2020年度までの中期経営計画として、今後国内・海外での事業展開の基礎となるグローバル経営基盤の確
立を目指しております。その一環として、固定資産の減価償却方法を統一することで、投資判断や業績管理により有
用な情報を提供できると判断いたしました。また、有形固定資産の使用状況を検討した結果、安定的な設備稼動が見
込まれることから、定額法により耐用年数の期間にわたって均等に費用配分することが、有形固定資産の使用実態を
より適切に反映するものと判断しております。
この結果、従来の方法によった場合に比べ、当第3四半期連結累計期間の営業利益、経常利益及び税金等調整前四
半期純利益はそれぞれ876百万円増加しております。
-9-
不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信
(セグメント情報等)
Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の
配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社及び当社グループ(以下 当社グループ)は植物性油脂製品、業務用チョコレート製品、乳化・発酵素材製品及
び大豆加工素材製品の製造販売を主として行っており、取り扱う製品群毎に国内外で事業活動を展開しておりま
す。
したがって、当社グループは、製品群を基礎とした事業別のセグメントから構成されており、「植物性油脂事
業」、「業務用チョコレート事業」、「乳化・発酵素材事業」及び「大豆加工素材事業」の4つを報告セグメント
としております。
「植物性油脂事業」はパーム油及びパーム核油等を基礎原料とした食用加工油脂、食用油及びチョコレート用油
脂等を製造販売しております。「業務用チョコレート事業」はチョコレート及びコンパウンドを製造販売しており
ます。「乳化・発酵素材事業」はクリーム、マーガリン及びフィリング等を製造販売しております。「大豆加工素
材事業」は大豆たん白素材、大豆たん白食品及び水溶性大豆多糖類等を製造販売しております。
2.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
業務用チョ 乳化・発酵 大豆加工 (注)1 計上額
植物性油脂 計
コレート 素材 素材 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 80,497 53,234 65,376 27,549 226,657 - 226,657
セグメント間の内部売上高
11,150 1,925 3,656 258 16,991 △16,991 -
又は振替高
計 91,647 55,160 69,032 27,807 243,649 △16,991 226,657
セグメント利益 6,144 6,709 2,871 2,679 18,406 △2,472 15,933
(注)1.セグメント利益の調整額△2,472百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用2,472百万円が含ま
れております。全社費用は、当社及び一部のエリア統括会社におけるグループ管理に係る費用であります。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
(参考資料)
所在地別セグメント
(単位:百万円)
四半期連
東南 結損益計
日本 米州 中国 欧州 計 調整額
アジア 算書計上
額
売上高
外部顧客への売上高 130,766 33,998 28,490 15,698 17,703 226,657 - 226,657
セグメント間の内部売上高
470 329 13,155 2,008 34 15,999 △15,999 -
又は振替高
計 131,237 34,328 41,646 17,706 17,738 242,657 △15,999 226,657
セグメント利益 11,650 2,437 1,593 1,523 943 18,148 △2,214 15,933
(注)1.国又は地域の区分の方法…………地理的近接度によっております。
2.各区分に属する主な国又は地域…米州 :米国、ブラジル
東南アジア:シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、
オーストラリア
欧州 :ベルギー
- 10 -
不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信
Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2019年4月1日 至 2019年12月31日)
1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の
配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社及び当社グループ(以下 当社グループ)は植物性油脂製品、業務用チョコレート製品、乳化・発酵素材製品及
び大豆加工素材製品の製造販売を主として行っており、取り扱う製品群毎に国内外で事業活動を展開しておりま
す。
したがって、当社グループは、製品群を基礎とした事業別のセグメントから構成されており、「植物性油脂事
業」、「業務用チョコレート事業」、「乳化・発酵素材事業」及び「大豆加工素材事業」の4つを報告セグメント
としております。
「植物性油脂事業」はパーム油及びパーム核油等を基礎原料とした食用加工油脂、食用油及びチョコレート用油
脂等を製造販売しております。「業務用チョコレート事業」はチョコレート、コンパウンド及びココア製品を製造
販売しております。「乳化・発酵素材事業」はクリーム、マーガリン及びフィリング等を製造販売しております。
「大豆加工素材事業」は大豆たん白素材、大豆たん白食品及び水溶性大豆多糖類等を製造販売しております。
2.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
(単位:百万円)
報告セグメント 四半期連結
調整額 損益計算書
業務用チョ 乳化・発酵 大豆加工 (注)1 計上額
植物性油脂 計
コレート 素材 素材 (注)2
売上高
外部顧客への売上高 73,594 129,282 61,694 26,928 291,499 - 291,499
セグメント間の内部売上高
10,902 1,794 3,706 304 16,707 △16,707 -
又は振替高
計 84,497 131,076 65,400 27,233 308,207 △16,707 291,499
セグメント利益 7,339 5,689 3,233 3,108 19,370 △2,730 16,640
(注)1.セグメント利益の調整額△2,730百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用2,730百万円が含ま
れております。全社費用は、当社及び一部のエリア統括会社におけるグループ管理に係る費用であります。
2.セグメント利益は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
(参考資料)
所在地別セグメント
(単位:百万円)
四半期連
東南 結損益計
日本 米州 中国 欧州 計 調整額
アジア 算書計上
額
売上高
外部顧客への売上高 126,161 108,590 28,159 14,277 14,310 291,499 - 291,499
セグメント間の内部売上高
789 69 11,449 1,338 125 13,772 △13,772 -
又は振替高
計 126,950 108,660 39,609 15,615 14,436 305,272 △13,772 291,499
セグメント利益 13,520 962 2,031 1,500 1,389 19,404 △2,764 16,640
(注)1.国又は地域の区分の方法…………地理的近接度によっております。
2.各区分に属する主な国又は地域…米州 :米国、ブラジル
東南アジア:シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、
オーストラリア
欧州 :ベルギー、ガーナ、ドイツ
※ 前連結会計年度において「アジア」に含めておりました「中国」は、当社グループにおける重要性が増したため、当
連結会計年度において独立掲記し、「アジア」を「東南アジア」へ名称変更しております。
- 11 -
不二製油グループ本社株式会社(2607) 2020年3月期第3四半期決算短信
3.報告セグメントの変更等に関する事項
第1四半期連結会計期間より、「製菓・製パン素材事業」に含まれていた「業務用チョコレート事業」について
量的な重要性が増したため、報告セグメントとして記載する方法に変更し、「製菓・製パン素材事業」を「業務用
チョコレート事業」及び「乳化・発酵素材事業」の2区分に変更しております。また、「油脂事業」を「植物性油
脂事業」、「大豆事業」を「大豆加工素材事業」へセグメント名を変更しております。
また、連結子会社であるFUJI OIL EUROPEは、従来「油脂事業」に含めておりましたが、同社における事業環境
の変化を踏まえ、第1四半期連結会計期間より「植物性油脂事業」と「業務用チョコレート事業」の報告セグメン
トに変更しております。
なお、前第3四半期連結累計期間のセグメント情報については、変更後の算定方法及び変更後の区分方法により
作成したものを記載しております。
(有形固定資産の減価償却方法の変更)
「会計上の見積りの変更と区別することが困難な会計方針の変更」に記載のとおり、当社及び国内連結子会社
は、有形固定資産の減価償却方法について、従来、定率法を採用しておりましたが、第1四半期連結会計期間より
定額法に変更しております。
この変更に伴い、従来の方法によった場合に比べ、当第3四半期連結累計期間のセグメント利益が、それぞれ
「植物性油脂事業」で237百万円、「業務用チョコレート事業」で161百万円、「乳化・発酵素材事業」で144百万
円、「大豆加工素材事業」で332百万円増加しております。
- 12 -
2019年度 第3四半期
(2020年3月期 第3四半期)
短信補足資料
2020年2月4日
不二製油グループ本社株式会社
目 次
1 連結 損益概要(3Q:3ヶ月実績) … 3 ページ
2 連結 損益概要(3Q累計) … 4
3 連結 貸借対照表 … 5
4 連結 キャッシュ・フロー … 5
5 連結 指標 … 6
6 2019年度通期業績予想 … 7
7 設備投資額・減価償却費の推移 … 8
8 配当の推移 … 8
2
◆1. 連結 損益概要(3Q:3ヶ月実績)
第3四半期(3ヶ月実績) (単位:億円)
18年度 19年度 前年同期比
3Q 3Q 増減額 増減率 ■営業利益
植物性油脂 276 250 ▲26 ▲9.5% <ポイント>
乳化・発酵素材事業は調製品の不調により減益となったが、植物性油
業務用チョコレート 191 449 +258 +135.5% 脂事業での採算性の向上、業務用チョコレート事業での日本の堅調な
売上高 乳化・発酵素材 234 210 ▲24 ▲10.3% 推移、Blommerの連結等により全社では増益となった。3Q3ヶ月の営
大豆加工素材 94 90 ▲4 ▲4.1% 業利益は過去最高となった。
合計 795 999 +204 +25.7% <セグメント別>
植物性油脂
植物性油脂 27 29 +2 +8.9% 日本でのチョコレート用油脂の拡販による増加、また原料が安定的に推
業務用チョコレート 23 33 +10 +42.4% 移したことによる東南アジアでの採算改善により増益。
乳化・発酵素材 14 13 ▲1 ▲9.1% 業務用チョコレート
営業利益 大豆加工素材 ハラルドでの拡販による数量増、日本での菓子向けの堅調な販売、
10 10 +1 +5.4%
連結調整・ Blommerの連結により増益。
グループ管理費用
▲9 ▲9 ▲0 ー 乳化・発酵素材
東南アジアでの調製品事業の減収、中国でのパン市場向けマーガリン
合計 65 76 +11 +17.6%
等の数量減により減益。
営業利益率 8.1% 7.6% ▲0.5pt ー 大豆加工素材
経常利益 61 69 +8 +12.4% 前年度に売却した中国子会社の利益の剥落はあったが、日本での大
親会社株主に帰属する四半期純利益 46 61 +14 +30.8% 豆たん白素材、機能剤の増加により増益。
※欧州は2019年度より植物性油脂事業と業務用チョコレート事業に分割。18年度は遡及修正済み。
2019年度第3四半期(3ヶ月)営業利益増減分析 ■親会社株主に帰属する四半期純利益
投資有価証券売却益の計上より増加
FY18 Q3 FY19 Q3 増減額 要因分析
業務用チョコレート 23.2 33.1 9.8
日本 20.0 23.1 3.2 菓子向けが堅調に推移
米州 ▲ 0.2 6.0 6.1
・Blommer、ハラルド 9.4 Blommerの連結により増益。
ハラルドは、レアル安などによる採算性悪化
があったものの、販売数量の増加により増
益。
・Blommer先物評価損益影響額 ▲ 3.3
東南アジア 2.4 2.4 0.0
中国 0.2 ▲ 0.1 ▲ 0.2
欧州 0.7 1.6 0.9
連結調整 0.1 0.0 ▲ 0.1
3
◆2. 連結 損益概要(3Q累計)
第3四半期累計 (単位:億円)
18年度 19年度 前年同期比
■営業利益
3Q累計 3Q累計 増減額 増減率
<ポイント>
植物性油脂 805 736 ▲69 ▲8.6% 業務用チョコレート事業は減益となったが、植物性油脂事業、乳化・発
業務用チョコレート 532 1,293 +760 +142.9% 酵素材事業、大豆加工素材事業で増益となり、前年同期比7億円の
売上高 乳化・発酵素材 654 617 ▲37 ▲5.6% 増益となった。3Q累計の営業利益としては過去最高となった。
大豆加工素材 275 269 ▲6 ▲2.3%
<セグメント別>
合計 2,267 2,915 +648 +28.6%
植物性油脂
植物性油脂 61 73 +12 +19.4%
日本、米州にてCBEの販売が堅調に推移したことや、原料相場の安定
業務用チョコレート 67 57 ▲10 ▲15.2% 推移により、欧州等での採算が改善し増益。
乳化・発酵素材 29 32 +4 +12.6% 業務用チョコレート
営業利益 大豆加工素材 27 31 +4 +16.0% 欧州、日本は堅調も、Blommerの先物評価影響、またブラジルでの
連結調整・ 需要期の販売減、レアル安による原料コスト増により減益。
グループ管理費用
▲ 25 ▲ 27 ▲3 -
乳化・発酵素材
合計 159 166 +7 +4.4% 日本でのクリーム等の販売が堅調に推移したことに加え、東南アジアで
営業利益率 7.0% 5.7% ▲1.3pt - の調製品事業の採算性が前年より改善し増益。
経常利益 156 151 ▲5 ▲3.4% 大豆加工素材
親会社株主に帰属する四半期純利益 90 120 +30 +33.5% 機能剤の減益はあったが、大豆たん白素材、大豆たん白食品の販売
が堅調に推移し増益。
EBITDA 240 285 +45 +18.7%
ROE 7.6% 10.2% +2.7pt -
営業キャッシュフロー 133 202 +69 +51.8%
投資キャッシュフロー ▲136 ▲118 +18 +13.3%
フリーキャッシュフロー ▲3 84 +87 -
■親会社株主に帰属する四半期純利益
NET有利子負債 542 1,366 +824 +152.2%
前期の減損損失、災害による損失の反動に加え、旧堺工場の売却
NET運転資本 586 817 +231 +39.4% 益、投資有価証券売却益により増加。
NET有利子負債/EBITDA 1.7倍 3.6倍 +1.9倍 - ■CCC
Blommerの連結により118日に増加、Blommerの影響除けば105日。
CCC(キャッシュコンバージョンサイクル) 108日 118日 +10日 -
※欧州は、2019年度より植物性油脂事業と業務用チョコレート事業に分割。18年度は遡及修正済み。
2019年度第3四半期累計 営業利益増減分析
FY18 3Q累計 FY19 3Q累計 増減額 要因分析
業務用チョコレート 67.1 56.9 ▲ 10.2
日本 48.4 52.4 4.0 菓子向けが堅調に推移
米州 10.3 ▲ 7.0 ▲ 17.2
・Blommer、ハラルド 2.3 Blommerは、高付加価値品が伸長。
ハラルドは、2Q以降販売数量は回復したも
のの、繁忙期であるイースター商戦の1Qの
販売減少、レアル安などによる採算性低下
などにより減益。
・Blommer先物評価損益影響額 ▲ 19.5 2Q累計▲16.2 3Q3ヶ月:▲3.3
東南アジア 6.4 7.0 0.6
中国 0.7 0.7 0.1
欧州 1.7 3.6 1.9 販売堅調
連結調整 ▲ 0.4 0.1 0.5
4
◆3. 連結 貸借対照表 (単位:億円)
18年度 19年度
前期末比 主な増減要因
期末(*調整後) 3Q末
流動資産 1,854 1,802 ▲52 原材料及び貯蔵品の減少
固定資産 2,051 1,999 ▲52 のれんの減少、投資有価証券の減少
繰延資産 - 3 +3
資産合計 3,905 3,804 ▲102
有利子負債 1,605 1,566 ▲38 短期借入金の減少
その他負債 708 644 ▲65 仕入債務、未払金の減少
負債合計 2,313 2,210 ▲103
純資産合計 1,592 1,594 +2
*2019年度第3四半期連結会計期間において、企業結合に係る暫定的な会計処理の確定を行っており、
2018年度に係る各数値については、暫定的な会計処理の確定の内容へ遡及修正。
◆4. 連結 キャッシュ・フロー (単位:億円)
18年度 19年度
前年同期比 主な増減要因
3Q累計 3Q累計
税金等調整前四半期純利益 124 171 +46
減価償却費 84 107 +23
のれん償却費 5 17 +12
他増減 ▲ 81 ▲ 93 ▲13
営業キャッシュ・フロー 133 202 +69
投資キャッシュ・フロー ▲ 136 ▲ 118 +18
フリー・キャッシュ・フロー ▲3 84 +87
借入金等による調達・返済 130 ▲ 39 ▲169 有利子負債の減少
配当金支払等その他 ▲ 99 ▲ 52 +47
財務キャッシュ・フロー 31 ▲ 90 ▲121
現金及び現金同等物増減額 22 ▲ 13 ▲35
現金及び現金同等物残高 152 200 +48
(注)減価償却費には、有形固定資産及び無形固定資産等の償却費を含めています。
キャッシュ・フロー (3Q累計) (単位:億円)
営業キャッシュ・フロー
投資キャッシュ・フロー
202
財務キャッシュ・フロー
169
フリー・キャッシュ・フロー
133
107
72
31 84
10
▲14 ▲3
▲69
▲97 ▲97 ▲90
▲136 ▲118
FY2016 3Q FY2017 3Q FY2018 3Q FY2019 3Q
5
◆5. 連結 指標 (単位:億円)
18年度 18年度 19年度 19年度 19年度修正予想
3Q実績 実績 3Q実績 期初予想 (*2)(19年11月)
EBITDA 240 300 285 392 -
設備投資額 124 159 109 220 -
減価償却費 77 110 89 107 -
有利子負債 694 1,605 1,566 1,535 1,555
NET有利子負債 542 1,392 1,366 1,366 1,355
NET運転資本 586 171 817 745 -
NET有利子負債/EBITDA 1.7 4.6 3.6 3.5 -
1株当たり純資産 1,820円 1,820円 1,823円 1,954円 -
自己資本比率 56.4% 40.1% 41.2% 42.7% -
D/Eレシオ 0.44 1.03 1.00 0.91 0.97
Net D/Eレシオ 0.34 0.87 0.81 0.80 0.79
営業キャッシュフロー 133 226 202 320 -
フリーキャッシュフロー ▲3 ▲565 84 101 -
ROE 7.6% 7.3% 10.2% 9.4% 10.7%
ROA 7.6% 5.5% 5.3% 5.7% 6.2%
売上高営業利益率 7.0% 6.2% 5.7% 5.6% 5.9%
CCC 108日 105日(*1) 118日 105日 106日
(注)・減価償却費は有形固定資産の減価償却費を、純資産は非支配株主持分を除いた普通株式に係る純資産額を表示しています。
・D/Eレシオ=有利子負債÷自己資本 ・Net D/Eレシオ=Net有利子負債(有利子負債ー現預金)÷株主資本
・ROE=親会社株主に帰属する当期純利益÷自己資本(期首と期末の平均値)
・ROA=経常利益÷総資産(期首と期末の平均値)
(*1)2018年度のCCCはBlommerを除く既存事業。
(*2)Blommer、INDUSTRIAL FOOD SERVICES(以下、豪州IFS)を除く海外グループ会社の
決算期変更(12月→3月)に伴う15ヶ月決算を反映。
ROE
10.7%
8.8%
8.3%
7.3%
6.4%
FY2015 FY2016 FY2017 FY2018 FY2019 E
のれん純資産比率 (単位:億円) Net D/Eレシオ 自己資本比率
38%
35% 0.87
純資産 1,649 0.81 0.79
1,555 1,592 1594
59.2% Net D/Eレシオ
55.4%
のれん
40.1% 41.2%
純資産比率
14% 605
559 自己資本比率
12% 0.36 0.28
217 196
のれん*
FY2016 FY2017 FY2018 FY2019Q3 FY2016 FY2017 FY2018 FY2019Q3 FY2019E
*のれんは広義ののれんを使用
6
◆6. 2019年度通期業績予想
2019年度通期業績予想(19年11月修正)
18年度 19年度 19年度 19年度 19年度 ■営業利益
期初予想 修正予想
15ヶ月予想
修正予想
<ポイント>
実績 (12ヶ月ベース) (12ヶ月ベース)
に追加の海外
(15ヶ月ベース) 海外事業(Blommer、豪州IFS除く)の決算期変更に伴い、営業
3ヶ月分
利益計画を240億円から、255億円に修正。(12ヶ月ベースの計画
植物性油脂 1,097 1,139 983 156 1,139 は240億円から230億円に修正)
業務用チョコレート 業務用チョコレート事業で、Blommerの販売数量の減少、ハラルドの
686 1,874 1,783 91 1,874
採算性の低下を見込むものの、植物性油脂事業や大豆加工素材事
売上高 乳化・発酵素材 865 915 854 61 915 業の堅調な推移を見込む。
大豆加工素材 361 372 365 7 372 <セグメント別>
合計 3,008 4,300 3,985 315 4,300 植物性油脂
採算性を重視した販売の継続に加え、チョコレート用油脂の堅調な販
植物性油脂 81 91 90 10 100 売、及び、北米での寒波・ハリケーンの影響がなくなることによる伸長な
業務用チョコレート 74 103 95 9 103 どを見込む。
乳化・発酵素材 33 43 45 4 50 業務用チョコレート
営業利益 Blommerの下期での販売数量の減少、ブラジルでのレアル安などによ
大豆加工素材 33 41 40 1 41 る採算性の低下は見込むものの、Blommer買収費用の減少に加え、
連結調整・ 日本、欧州での伸長を見込む。
▲37 ▲38 ▲39 - ▲39
グループ管理費用 乳化・発酵素材
合計 185 240 230 25 255 日本でのクリームなどの販売伸長、調製品事業の前年比での業績改
善などを見込む。
営業利益率 6.2% 5.6% 5.8% - 5.9%
大豆加工素材
経常利益 182 220 217 23 240 大豆たん白素材、大豆たん白食品の採算性改善、販売伸長を見込
む。
親会社株主に帰属する当期純利益 116 152 152 18 170
※19年度修正予想(12ヶ月)は、海外連結子会社の1月から12月の12ヶ月を反映。尚、Blommerは2月から1月の12ヶ月を反映。
※19年度修正予想(3ヶ月)は、海外連結子会社(Blommer、豪州IFSを除く)の決算期変更(12月→3月)に伴う3ヶ月間(1月から3月)の増加額を反映。
※19年度修正予想(15ヶ月)は、海外連結子会社(Blommer、豪州IFSを除く)の決算期変更(12月→3月)に伴う15ヶ月決算を反映。
※19年度にセグメント変更を実施。製菓・製パン素材事業を、業務用チョコレート事業と乳化・発酵素材事業に変更。
※また、セグメント名を油脂事業を植物性油脂事業、大豆事業を大豆加工素材事業にそれぞれ変更。
2019年度営業利益増減分析
7
◆7. 設備投資額・減価償却費の推移
(百万円)
25,000 設備投資額(連結)
減価償却費(連結)
22,000
20,000
15,943
15,347
14,698
15,000 13,611
10,860
11,156
10,000
10,992 10,700
9,593 9,995
9,206 8,859
8,232
5,000
0
14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度3Q 19年度計画
2019年度3Q累計実績 2019年度計画(期初計画)
設備投資 109億円 設備投資 220億円
<主な投資内容> <主な投資内容>
・北米 油脂 新拠点設立 20億円 ・北米 油脂 新拠点設立 51億円
・Blommer 設備投資 9億円 ・Blommer 設備投資 13億円
・日本 粒状大豆たん白工場 1億円
減価償却 89億円 減価償却 107億円
◆8. 配当の推移
(単位:円) 期末(左軸) (単位:%)
中間(左軸) 37.1
60 配当性向(右軸)
40
31.2 30.0 35
50 28.3
30
40 32.6 25
25 25 29
27.6 22
30 20
18 15
20 17
25 27 10
10 17 22 23
13 5
0 0
14年度 15年度 16年度 17年度 18年度 19年度
予想
単位:円
19年度
11年度 12年度 13年度 14年度 15年度 16年度 17年度 18年度
予想
中間 12 12 13 13 17 22 23 25 27
期末 12 13 13 17 18 22 25 25 29
合計 24 25 26 30 35 44 48 50 56
配当性向 24.9% 25.8% 27.4% 27.6% 32.6% 31.2% 30.0% 37.1% 28.3%
8