2602 日清オイリオ 2020-05-12 15:00:00
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月12日
上 場 会 社 名 日清オイリオグループ株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 2602 URL https://www.nisshin-oillio.com
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 久野 貴久
問合せ先責任者 (役職名) 財務部長 (氏名) 川邊 修 (TEL) 03(3206)5036
定時株主総会開催予定日 2020年6月23日 配当支払開始予定日 2020年6月24日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月23日
決算補足説明資料作成の有無 : 無
決算説明会開催の有無 : 有 ( アナリスト・機関投資家向け )
(百万円未満切捨て)
1.2020 年3月期の連結業績(2019 年4月1日~2020 年3月 31 日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属する
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 333,416 △2.8 13,133 1.4 12,634 △7.9 8,293 △8.3
2019年3月期 343,059 1.5 12,948 42.3 13,716 47.9 9,044 30.5
(注) 包括利益 2020年3月期 5,962百万円( △32.6%) 2019年3月期 8,851百万円( △13.7%)
1株当たり 潜在株式調整後 自己資本 総資産 売上高
当期純利益 1株当たり 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2020年3月期 244.66 - 5.9 4.7 3.9
2019年3月期 264.96 - 6.6 5.1 3.8
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 △576百万円 2019年3月期 1,040百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 277,425 149,324 50.2 4,177.69
2019年3月期 265,285 149,099 52.6 4,088.42
(参考) 自己資本 2020年3月期 139,343百万円 2019年3月期 139,561百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 22,421 △14,242 2,244 23,552
2019年3月期 20,718 △11,270 △16,949 13,140
2.配当の状況
年間配当金 配当金 配当性向 純資産
総額 (連結) 配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年3月期 - 35.00 - 45.00 80.00 2,736 30.2 2.0
2020年3月期 - 40.00 - 40.00 80.00 2,705 32.7 1.9
2021年3月期 - 40.00 - 40.00 80.00 37.1
(予想)
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
(%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 親会社株主に帰属 1株当たり
する当期純利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 320,000 △4.0 10,400 △20.8 10,800 △14.5 7,200 △13.2 215.87
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ―社 (社名) 、 除外 ―社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 有
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(注)詳細は、添付資料14ページ「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の
変更)」をご覧ください。
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 34,667,857株 2019年3月期 34,667,857株
② 期末自己株式数 2020年3月期 1,313,681株 2019年3月期 531,966株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 33,895,869株 2019年3月期 34,136,349株
(注)1株当たり当期純利益(連結)の算定の基礎となる株式については、18 ページ「1株当たり情報」をご覧ください。
※役員向け株式交付信託口が保有する当社株式を自己株式に含めて記載しております。
(参考) 個別業績の概要
1.2020 年3月期の個別業績(2019 年4月1日~2020 年3月 31 日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 212,213 △1.6 8,846 19.4 10,058 21.3 7,347 28.8
2019年3月期 215,765 6.0 7,410 128.3 8,292 102.4 5,704 53.9
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり
当期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期 216.62 -
2019年3月期 166.99 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 219,547 111,215 50.7 3,331.94
2019年3月期 211,209 111,658 52.9 3,268.68
(参考) 自己資本 2020年3月期 111,215百万円 2019年3月期 111,658百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理
的であると判断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性
があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添
付の資料5ページ「1.経営成績等の概況 (4)今後の見通し」をご覧ください。
アナリスト・機関投資家向けの決算説明会につきましては、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点
より、当初予定しておりました弊社会場での開催を見送らせて頂き、以下の通り、テレフォンカンファ
レンスにて実施する予定です。
・2020 年5月 20 日(水)・・・ 弊社ホームページに決算説明会の資料および動画を掲載予定。
・2020 年5月 21 日(木)・・・ テレフォンカンファレンスにて質疑応答を実施予定。
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 4
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 4
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 5
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………… 8
(3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………… 14
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………… 14
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………… 14
(追加情報) ………………………………………………………………………………………… 14
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………… 14
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………… 18
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………… 18
4.その他 ………………………………………………………………………………………………… 19
(1)役員の異動 ……………………………………………………………………………………… 19
-1-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度における日本経済は、海外経済の減速に伴い輸出が低迷し、個人消費についても実質所得の伸び悩
みや消費税率引き上げによる消費マインドの落ち込みなどから依然として力強さを欠いております。さらに2019年12
月に発生した新型コロナウイルス感染症の世界規模での拡大に伴い、各国で外出制限や貿易の減少が続いており、景
気の悪化は避けられない状況となっております。中国では武漢市の封鎖が解除されるなど終息の兆しも見え始めてお
りますが、日本を含む他の国では依然感染が拡大しており、先行き不透明な状況が続いております。
当社グループでは、2017年度にスタートさせた中期経営計画「OilliO Value Up 2020」において、事業構造改革を
継承しつつ、より成長路線に軸足を移すことを基本方針とし、具体的な経営目標の実現に取り組んでおります。
当連結会計年度の業績は、売上高は前期比97.2%の3,334億16百万円となり、利益面では営業利益が前期比101.4%
の131億33百万円、経常利益が同92.1%の126億34百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同91.7%の82億93百万
円となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
≪油脂・油糧および加工食品事業≫
油脂・油糧および加工食品事業につきましては、売上高は前期比97.9%の2,335億94百万円となり、営業利益は前
期比115.8%の87億40百万円となりました。
原料・油糧の状況および油脂・加工食品の販売状況は以下のとおりです。
[原料の調達環境]
原料の調達面では、主要原料相場が前期に対して低い水準で推移し、ドル円相場も前期に対して円高水準で推
移したことから、大豆価格、菜種価格ともに前期に対して低下しました。
<主要原料相場>
大豆相場は、2019年1月以降、1ブッシェルあたり9米ドル前後で推移していましたが、4月以降、南米産
大豆の豊作が確定的になったことや米中貿易摩擦の激化等により8米ドル前後まで大きく下落しました。6月
には米国産新穀大豆の作付減少・生育遅れや米中貿易摩擦の解消期待等により9米ドル台まで上昇し、7月以
降は天候改善による生産量の増加見通し等から8米ドル中盤まで下落しました。その後は中国の米国産大豆買
付等により9米ドル前半まで値を戻しましたが、世界的な大豆需給の緩さや米中貿易摩擦問題を背景に上値の
重い展開となりました。
菜種相場については、カナダ産菜種の潤沢な供給が意識されたことや、中国が一部のサプライヤーからのカ
ナダ産菜種の輸入を禁止したことによって中国向けカナダ産菜種の輸出量が大幅に減少していることを背景に、
前期に対して低い水準で推移しました。
<為替相場>
ドル円相場は、2019年1月以降は堅調な米国経済等を背景に円安ドル高基調で推移しました。5月以降は米
国の利下げ期待の高まりや米中貿易摩擦の影響などから円高ドル安基調となり、8月下旬には一時104円台まで
円高ドル安が進行しました。その後は、再び米中貿易交渉の進展期待が高まったこと等からリスク回避姿勢が
後退して12月中旬にかけて円安ドル高基調となりました。総じて、当期においては前期に対して円高水準での
推移となりました。
[ミールの販売]
大豆ミールは、国内の配合飼料生産量が前年並みで推移する中、拡販に努めたことから販売数量は前期を上回
りました。一方、販売価格面においては、南米産大豆の豊作やASF(アフリカ豚熱)による中国国内の飼料用
需要低迷等を背景として、シカゴ大豆ミール相場が下落したことや安価な中国産輸入ミールが国内に流入する局
面があったこと等から販売価格が低下し、売上高は前期を下回りました。
菜種ミールについては、配合飼料における菜種ミールの配合率が前年並みで推移する中、拡販に努めたことか
ら販売数量は前期を上回ったものの、大豆ミール価格の影響などから販売価格が低下し、売上高は前期を下回り
ました。
[油脂・加工食品の販売]
油脂・加工食品の販売は、コストに見合った適正価格での販売や、付加価値品の拡販などにより売上高、利益
ともに前期を上回りました。
-2-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
<油脂等>
ホームユースにつきましては、オリーブオイル、ごま油、アマニ油などの付加価値品の継続的な拡販に取り
組むとともに、「日清ヘルシーオフ」などの機能性の高い油脂についても引き続き販売の拡大に努め、順調に
推移しました。贈答用詰合セットにつきましては、ギフト市場全体が縮小する厳しい環境の中、オリーブオイ
ル系のギフト商品などの販売が堅調に推移しました。
業務用につきましては、中食・外食向けに、「ニーズ協働発掘型」営業を推進し、新規取引の開拓に取り組
んだ結果、機能性油脂を中心に販売は順調に推移しました。
加工用につきましては、食用油における既存取引先との取引領域拡大や、新規取引の拡大に取り組むととも
に、適正価格での販売に努めました。また、大豆たん白についても、既存取引先への販売が堅調に推移すると
ともに、新規取引の開拓についても好調に推移しました。
<加工食品>
ドレッシングにおいて「日清ドレッシングダイエット」などの主力商品の販売が増加し、ウェルネス食品に
ついても、MCT(中鎖脂肪酸)関連商品の販売が引き続き堅調に推移しました。また、子会社のもぎ豆腐店
㈱においても、豆腐類の販売が堅調に推移しました。
≪加工油脂事業≫
加工油脂事業につきましては、売上高は前期比93.5%の769億72百万円となり、営業利益は前期比71.8%の28億61
百万円となりました。
マーガリンやショートニングについては機能特化型の製品の販売が好調に推移し、子会社の大東カカオ㈱におけ
るチョコレート製品についても、原材料コストに見合った適正価格での販売に努め、売上高、利益ともに伸長しま
した。
シンガポールのT.&C. Manufacturing Co., Pte. Ltd.における製菓原料等(調製品)も売上高、利益ともに前期
を上回りました。
マレーシアのIntercontinental Specialty Fats Sdn. Bhd. におけるパーム加工品では、売上高は前期を下回っ
たものの、欧州向け付加価値品の販売が好調に推移しました。一方で、年末にかけてパーム油相場が急騰する中、
決算日にパーム油取引を時価評価するにあたり、会計ルール上、たな卸資産の含み益が認識できないことにより時
価評価損を計上したことなどから、営業利益は前期を下回りました。
これらの結果、加工油脂事業につきましては、売上高、営業利益ともに前期を下回りました。
≪ファインケミカル事業≫
ファインケミカル事業につきましては、売上高は前期比101.1%の189億5百万円となり、営業利益は前期比111.4
%の17億31百万円となりました。
化粧品原料および食品・化学品その他の販売状況は以下のとおりです。
[化粧品原料]
化粧品原料は、中国の景気減速や2019年12月に発生した新型コロナウイルスの影響によりアジアでの販売がや
や低調となりましたが、欧州向けについてはスペインのIndustrial Quimica Lasem,S.A.U.との連携により付加価
値品の販売が伸長しました。これらの結果、化粧品原料全体では、売上高、営業利益ともに前期を上回りまし
た。
[食品・化学品その他]
食品・化学品その他は、販売数量の減少から売上高は前期を下回りましたが、MCTなど付加価値品が伸長し、
営業利益は前期を上回りました。
≪その他≫
情報システムをはじめその他の事業の売上高は、前期比111.0%の39億44百万円となりましたが、営業利益は前期
比95.1%の3億82百万円となりました。
≪地域別売上高≫
地域別売上高につきましては、Intercontinental Specialty Fats Sdn. Bhd.の売上高が前期と比べて減少したこ
となどに伴い、マレーシア、中国などのアジア向け売上高は前期比80.0%の292億51百万円となり、欧州、米国など
のその他地域への売上高についても前期比94.1%の238億59百万円となりました。なお、連結売上高に占める海外売
上高の割合につきましては、前期に比べ2.1ポイント減少し15.9%となりました。
-3-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ121億39百万円増加し、2,774億25百万円となりました。主
な要因は、売上債権が50億53百万円、投資有価証券が27億64百万円減少した一方で、現金及び預金が84億27百万円、
有価証券が20億円、たな卸資産が36億27万円、有形固定資産が58億8百万円増加したことであります。
負債は、前連結会計年度末に比べ119億14百万円増加し、1,281億円となりました。主な要因は、1年内償還予定の
社債が50億円減少した一方で、長期借入金が155億44百万円増加したことであります。
純資産は、前連結会計年度末に比べ2億25百万円増加し、1,493億24百万円となりました。主な要因は、自己株式の
取得による29億91百万円減少、その他有価証券評価差額金が19億30百万円減少した一方で、利益剰余金が53億47百万
円増加したことであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ104億12百万円増加し、235億52百万円
となりました。
〔営業活動によるキャッシュ・フロー〕
営業活動によるキャッシュ・フローは、224億21百万円の収入となりました。主な内訳は、税金等調整前当期純利益
127億24百万円、減価償却費74億85百万円、売上債権の減少49億94百万によるキャッシュの増加およびたな卸資産の増
加37億10百万円、法人税等の支払額42億39百万円によるキャッシュの減少であります。
〔投資活動によるキャッシュ・フロー〕
投資活動によるキャッシュ・フローは、142億42百万円の支出となりました。主な内訳は、有形固定資産の取得によ
る支出119億42百万円、投資有価証券の取得による支出9億52百万円によるキャッシュの減少であります。
〔財務活動によるキャッシュ・フロー〕
財務活動によるキャッシュ・フローは、22億44百万円の収入となりました。主な内訳は、長期借入金の借入による
収入157億91百万円によるキャッシュの増加および短期借入金の純減20億82百万円、社債の償還による支出50億円、配
当金の支払29億7百万円、自己株式の取得による支出30億3百万円によるキャッシュの減少であります。
(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移
2016年3月期 2017年3月期 2018年3月期 2019年3月期 2020年3月期
自己資本比率 50.3 50.1 49.0 52.6 50.2
時価ベースの自己資本比率 32.9 42.8 36.6 42.1 43.9
キャッシュ・フロー対有利子
7.0 3.5 10.9 2.2 2.4
負債比率
インタレスト・カバレッジ・
10.1 23.5 10.9 47.4 67.8
レシオ
(注)自己資本比率 :自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率 :株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ :キャッシュ・フロー/利払い
1 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
2 株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
3 キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しておりま
す。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としてお
ります。また、利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。
-4-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
新型コロナウイルス感染症の収束時期を見通すことは困難であり、当社グループへの影響も不透明な状況ではあり
ますが、次期につきましては、新型コロナウイルス感染症に伴う国内外での消費低迷の影響が年間にわたり続くと想
定し、売上高は3,200億円、営業利益は104億円、経常利益は108億円、親会社株主に帰属する当期純利益は72億円をそ
れぞれ見込んでおります。
2020年度は中期経営計画「OilliO Value Up 2020」の最終年度であり、基本方針である「国内汎用油の安定収益の
獲得、多様な付加価値型ビジネスの拡大、海外事業の拡大を継続」を着実に実行し、”植物のチカラ®”を通じて社会
に貢献するという当社グループの使命と社会的責任を果たすことで、将来にわたる持続的な成長と企業価値の向上を
目指してまいります。
新型コロナウイルス感染症拡大による当社グループの状況と想定される影響は、以下のとおりです。
①事業の運営状況
・ 国内の生産活動は概ね予定どおり操業できていますが、ホームユース製品需要の増加と業務用製品需要の減少に
伴う生産バランスの大きな変動が起こっており、ホームユース製品の急激な需要増加に対応できない等の影響が
一部に出ています。
・ 海外の生産活動は、各国政府による活動制限令により一時的に生産活動が停止となったものの、現在はほぼ通常
どおり稼働しています。
②社員と家族の健康の確保
・ 社員と家族の健康の確保を最優先としつつ、食品メーカーとしての安定的な生産・供給に向けて、事業継続に必
要な最低限の社員の出社を要請しています。また、テレワーク(在宅勤務)や時差出勤等を活用することで、3
つの密(密閉、密集、密接)の回避を意識した対策・行動を徹底しています。
③事業への影響
・ 世界経済の悪化による国内外での消費低迷が見込まれ、特に当社グループが事業展開を進めている欧州やアジア
における景気低迷や、サプライチェーンの停滞による原材料調達の遅延、生産活動の停滞等のリスクが懸念され
ます。また、穀物相場、為替動向などについても先行きが見通しにくい環境が続くものと考えられます。
・ 国内においても、家庭内での需要が増加する一方で、業務用市場における需要低迷が顕著になっており、さらに
訪日外国人の大幅な減少によって、インバウンド需要も大きく減少していることから、販売が予定通り進まない
可能性があります。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性および企業間の比較可能性を考慮し、当面は日本基準で連結財務
諸表を作成いたします。なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応する方針で
す。
-5-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 14,890 23,317
受取手形及び売掛金 67,947 62,893
有価証券 - 2,000
たな卸資産 48,948 52,575
短期貸付金 2 1
その他 8,740 8,550
貸倒引当金 △19 △18
流動資産合計 140,510 149,320
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物(純額) 28,955 30,335
機械装置及び運搬具(純額) 24,317 27,015
土地 27,641 27,613
リース資産(純額) 1,071 966
使用権資産(純額) - 1,200
建設仮勘定 5,275 5,938
有形固定資産合計 87,261 93,070
無形固定資産
のれん 310 267
その他 1,344 1,602
無形固定資産合計 1,654 1,869
投資その他の資産
投資有価証券 28,266 25,502
長期貸付金 76 79
退職給付に係る資産 3,340 3,470
繰延税金資産 640 699
その他 3,454 3,349
貸倒引当金 △26 △27
投資その他の資産合計 35,752 33,074
固定資産合計 124,668 128,013
繰延資産
社債発行費 106 90
繰延資産合計 106 90
資産合計 265,285 277,425
-6-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 33,456 34,240
短期借入金 5,293 3,048
1年内償還予定の社債 5,000 -
リース債務 264 307
未払金 16,000 15,586
未払費用 4,734 5,489
未払法人税等 2,269 2,576
役員賞与引当金 75 55
その他 2,451 4,997
流動負債合計 69,547 66,301
固定負債
社債 20,000 20,000
長期借入金 15,393 30,937
リース債務 894 2,012
繰延税金負債 7,112 5,775
役員退職慰労引当金 414 377
株式給付引当金 36 79
退職給付に係る負債 1,803 1,903
その他 984 712
固定負債合計 46,638 61,799
負債合計 116,185 128,100
純資産の部
株主資本
資本金 16,332 16,332
資本剰余金 22,746 22,732
利益剰余金 94,420 99,768
自己株式 △1,094 △4,085
株主資本合計 132,405 134,747
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 8,507 6,577
繰延ヘッジ損益 236 118
為替換算調整勘定 △690 △951
退職給付に係る調整累計額 △897 △1,148
その他の包括利益累計額合計 7,156 4,596
非支配株主持分 9,537 9,981
純資産合計 149,099 149,324
負債純資産合計 265,285 277,425
-7-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 343,059 333,416
売上原価 284,115 271,899
売上総利益 58,943 61,516
販売費及び一般管理費 45,994 48,383
営業利益 12,948 13,133
営業外収益
受取利息 116 109
受取配当金 413 412
為替差益 - 44
持分法による投資利益 1,040 -
その他 244 365
営業外収益合計 1,814 930
営業外費用
支払利息 433 332
たな卸資産処分損 180 112
為替差損 45 -
持分法による投資損失 - 576
その他 388 406
営業外費用合計 1,047 1,428
経常利益 13,716 12,634
特別利益
投資有価証券売却益 38 -
関係会社株式売却益 - 50
受取保険金 - 260
受取補償金 - 202
補助金収入 - 79
特別利益合計 38 593
特別損失
固定資産売却損 25 -
固定資産除却損 323 496
減損損失 257 -
投資有価証券評価損 - 6
特別損失合計 606 503
税金等調整前当期純利益 13,148 12,724
法人税、住民税及び事業税 3,644 4,620
法人税等調整額 20 △395
法人税等合計 3,664 4,224
当期純利益 9,483 8,499
非支配株主に帰属する当期純利益 438 206
親会社株主に帰属する当期純利益 9,044 8,293
-8-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 9,483 8,499
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △71 △1,868
繰延ヘッジ損益 833 △135
為替換算調整勘定 △1,323 △140
退職給付に係る調整額 △53 △250
持分法適用会社に対する持分相当額 △17 △141
その他の包括利益合計 △632 △2,537
包括利益 8,851 5,962
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 8,550 5,733
非支配株主に係る包括利益 301 229
-9-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 16,332 22,683 87,598 △1,033 125,580
会計方針の変更による
-
累積的影響額
会計方針の変更を反映し
16,332 22,683 87,598 △1,033 125,580
た当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △2,222 △2,222
親会社株主に帰属する
9,044 9,044
当期純利益
自己株式の取得 △154 △154
自己株式の処分 56 93 149
持分法適用関連会社の
-
剰余金変動による増減
連結子会社株式の取得
7 7
による持分の増減
株主資本以外の項目の
-
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - 63 6,822 △60 6,825
当期末残高 16,332 22,746 94,420 △1,094 132,405
その他の包括利益累計額
その他 その他の 非支配
繰延ヘッジ 為替換算 退職給付に係 純資産合計
有価証券 包括利益 株主持分
損益 調整勘定 る調整累計額
評価差額金 累計額合計
当期首残高 8,408 △517 604 △843 7,650 8,129 141,360
会計方針の変更による
-
累積的影響額
会計方針の変更を反映し
8,408 △517 604 △843 7,650 8,129 141,360
た当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △2,222
親会社株主に帰属する
9,044
当期純利益
自己株式の取得 △154
自己株式の処分 149
持分法適用関連会社の
-
剰余金変動による増減
連結子会社株式の取得
7
による持分の増減
株主資本以外の項目の
99 754 △1,294 △53 △494 1,408 913
当期変動額(純額)
当期変動額合計 99 754 △1,294 △53 △494 1,408 7,739
当期末残高 8,507 236 △690 △897 7,156 9,537 149,099
-10-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 16,332 22,746 94,420 △1,094 132,405
会計方針の変更による
△41 △41
累積的影響額
会計方針の変更を反映し
16,332 22,746 94,379 △1,094 132,364
た当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △2,907 △2,907
親会社株主に帰属する
8,293 8,293
当期純利益
自己株式の取得 △3,003 △3,003
自己株式の処分 11 11
持分法適用関連会社の
3 3
剰余金変動による増減
連結子会社株式の取得
△14 △14
による持分の増減
株主資本以外の項目の
-
当期変動額(純額)
当期変動額合計 - △14 5,388 △2,991 2,382
当期末残高 16,332 22,732 99,768 △4,085 134,747
その他の包括利益累計額
その他 その他の 非支配
繰延ヘッジ 為替換算 退職給付に係 純資産合計
有価証券 包括利益 株主持分
損益 調整勘定 る調整累計額
評価差額金 累計額合計
当期首残高 8,507 236 △690 △897 7,156 9,537 149,099
会計方針の変更による
△41
累積的影響額
会計方針の変更を反映し
8,507 236 △690 △897 7,156 9,537 149,058
た当期首残高
当期変動額
剰余金の配当 △2,907
親会社株主に帰属する
8,293
当期純利益
自己株式の取得 △3,003
自己株式の処分 11
持分法適用関連会社の
3
剰余金変動による増減
連結子会社株式の取得
△14
による持分の増減
株主資本以外の項目の
△1,930 △117 △261 △250 △2,559 443 △2,116
当期変動額(純額)
当期変動額合計 △1,930 △117 △261 △250 △2,559 443 266
当期末残高 6,577 118 △951 △1,148 4,596 9,981 149,324
-11-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 13,148 12,724
減価償却費 7,014 7,485
減損損失 257 -
のれん償却額 19 31
受取利息及び受取配当金 △529 △521
支払利息 433 332
持分法による投資損益(△は益) △1,040 576
固定資産除売却損益(△は益) 348 496
投資有価証券売却損益(△は益) △38 -
投資有価証券評価損益(△は益) - 6
関係会社株式売却損益(△は益) - △50
受取保険金 - △260
受取補償金 - △202
補助金収入 - △79
売上債権の増減額(△は増加) △115 4,994
たな卸資産の増減額(△は増加) 5,386 △3,710
仕入債務の増減額(△は減少) △2,643 834
退職給付に係る資産の増減額(△は増加) △750 △130
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △32 100
その他 1,540 3,294
小計 22,999 25,922
利息及び配当金の受取額 528 525
利息の支払額 △436 △330
法人税等の支払額 △2,372 △4,239
保険金の受取額 - 260
補償金の受取額 - 202
補助金の受取額 - 79
営業活動によるキャッシュ・フロー 20,718 22,421
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の増減額(△は増加) △250 △63
有価証券の売却による収入 600 -
有形固定資産の取得による支出 △10,216 △11,942
有形固定資産の売却による収入 122 79
投資有価証券の取得による支出 △222 △952
投資有価証券の売却による収入 298 -
関係会社株式の売却による収入 - 54
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
△1,067 -
る支出
その他 △534 △1,417
投資活動によるキャッシュ・フロー △11,270 △14,242
-12-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) △4,582 △2,082
長期借入れによる収入 18 15,791
長期借入金の返済による支出 △10,675 △370
社債の償還による支出 - △5,000
リース債務の返済による支出 △277 △375
配当金の支払額 △2,222 △2,907
自己株式の売却による収入 0 -
自己株式の取得による支出 △4 △3,003
非支配株主からの払込みによる収入 825 228
非支配株主への配当金の支払額 △31 △35
財務活動によるキャッシュ・フロー △16,949 2,244
現金及び現金同等物に係る換算差額 △262 △11
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △7,763 10,412
現金及び現金同等物の期首残高 20,903 13,140
現金及び現金同等物の期末残高 13,140 23,552
-13-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
一部の在外連結子会社においては、当連結会計年度の期首より、国際財務報告基準第16号「リース」を適用してお
ります。これにより、リースの借手は、原則としてすべてのリースを貸借対照表に資産および負債として計上するこ
ととしました。なお、本基準の適用にあたっては、経過的な取扱いに従っており、会計方針の変更による累積的影響
額を当連結会計年度の期首の利益剰余金に計上しております。
この結果、当連結会計年度末の連結貸借対照表において、有形固定資産に使用権資産(純額)1,200百万円、流動負
債および固定負債のリース債務にそれぞれ70百万円、1,195百万円を計上しております。
当連結会計年度の連結損益計算書、連結キャッシュ・フロー計算書および1株当たり情報に与える影響は軽微であ
ります。
当連結会計年度の期首の純資産に累積的影響額が反映されたことにより、連結株主資本等変動計算書の利益剰余金
の期首残高が41百万円減少しております。
(追加情報)
(役員向け株式報酬制度)
当社は2018年5月9日開催の取締役会決議に基づき、2018年8月より、当社の取締役(社外取締役を除きま
す。)および執行役員(以下、「取締役等」といいます。)に対して、中長期的な業績の向上と企業価値の増大に
貢献する意識を高めることを目的として、株式報酬制度を導入しております。
(1)取引の概要
当社が設定する信託(以下、「本信託」といいます。)に金銭を信託し、本信託において当社普通株式(以下、
「当社株式」といいます。)の取得を行い、取締役等に対して、当社取締役会が定める株式交付規程に従って付
与されるポイント数に応じ、当社株式が本信託を通じて交付される株式報酬制度です。なお、取締役等が当該株
式の交付を受ける時期は、原則として取締役等の退任時となります。
(2)信託に残存する自社の株式
信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除きます。)により、純資産の部に自
己株式として計上しております。当該自己株式の帳簿価額および株式数は、前連結会計年度149百万円、47千株、
当連結会計年度138百万円、43千株であります。
(セグメント情報等)
(セグメント情報)
1 報告セグメントの概要
報告セグメントの決定方法
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の
配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は、製品別の事業部を置き、各事業部は取り扱う製品について国内および海外の包括的な戦略を立案し事業活
動を展開しております。したがって、当社は事業部を基礎とした製品別セグメントから構成されており、「油脂・油
糧および加工食品事業」、「加工油脂事業」、「ファインケミカル事業」の3つを報告セグメントとしております。
各報告セグメントの主な製品は、以下のとおりであります。
事 業 区 分 主 要 製 品
油脂・油糧および ホームユース(食用油、ドレッシング)、業務用食用油、加工用油脂、油粕、食品大豆、
加工食品事業 ウェルネス食品(MCT高エネルギー食品、高齢者・介護食品)、大豆たん白、豆腐類
パーム加工品、チョコレート用油脂、マーガリン、ショートニング、
加工油脂事業
チョコレート関連製品
化粧品・トイレタリー原料、化学品、MCT、レシチン、トコフェロール、
ファインケミカル事業
洗剤、殺菌洗浄剤、界面活性剤
その他 情報システム、販売促進、スポーツ施設経営、損害保険代理、不動産賃貸
-14-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
その他 調整額 財務諸表
油脂・油糧 ファイン 合計
加工油脂 (注)1 (注)2 計上額
および加工 ケミカル 計
事業 (注)3
食品事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 238,496 82,309 18,699 339,505 3,554 343,059 - 343,059
セグメント間の内部売
2,488 5,052 1,010 8,551 1,869 10,421 △10,421 -
上高又は振替高
計 240,984 87,362 19,710 348,056 5,423 353,480 △10,421 343,059
セグメント利益
7,546 3,988 1,554 13,089 402 13,491 △542 12,948
又は損失(△)
セグメント資産 192,289 66,796 14,046 273,133 2,420 275,553 △10,268 265,285
その他の項目
減価償却費 4,172 2,216 498 6,886 127 7,014 - 7,014
有形固定資産及び
5,639 4,138 2,037 11,815 235 12,050 - 12,050
無形固定資産の増加額
(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報システム等を含んでおります。
2 調整額は、以下のとおりであります。
(1) セグメント利益の調整額△542百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用等が含まれており
ます。なお、全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(2) セグメント資産の調整額△10,268百万円には、セグメント間取引消去額△13,482百万円、各報告セグメント
に配分していない全社資産3,214百万円が含まれております。全社資産は主に、当社の余資運用資金(現金
及び預金、有価証券)、長期投資資金(投資有価証券のうち、各セグメントに直課できないもの)等であり
ます。
3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結
その他 調整額 財務諸表
油脂・油糧 ファイン 合計
加工油脂 (注)1 (注)2 計上額
および加工 ケミカル 計
事業 (注)3
食品事業 事業
売上高
外部顧客への売上高 233,594 76,972 18,905 329,471 3,944 333,416 - 333,416
セグメント間の内部売
2,813 4,888 933 8,636 1,754 10,390 △10,390 -
上高又は振替高
計 236,407 81,860 19,838 338,107 5,698 343,806 △10,390 333,416
セグメント利益
8,740 2,861 1,731 13,334 382 13,716 △583 13,133
又は損失(△)
セグメント資産 190,260 68,834 15,798 274,893 3,241 278,135 △710 277,425
その他の項目
減価償却費 4,372 2,324 663 7,361 124 7,485 - 7,485
有形固定資産及び
5,893 3,749 2,730 12,373 199 12,572 - 12,572
無形固定資産の増加額
(注) 1 「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報システム等を含んでおります。
2 調整額は、以下のとおりであります。
(1) セグメント利益の調整額△583百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用等が含まれており
ます。なお、全社費用は主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(2) セグメント資産の調整額△710百万円には、セグメント間取引消去額△12,675百万円、各報告セグメントに配
分していない全社資産11,965百万円が含まれております。全社資産は主に、当社の余資運用資金(現金及び
預金、有価証券)、長期投資資金(投資有価証券のうち、各セグメントに直課できないもの)等でありま
す。
3 セグメント利益は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
-15-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
(関連情報)
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
日本 アジア その他 合計
売上高 281,144 36,565 25,349 343,059
売上高に占める比率 82.0% 10.7% 7.3% 100.0%
(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
(単位:百万円)
日本 アジア 欧州 合計
74,034 10,535 2,691 87,261
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
1 製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2 地域ごとの情報
(1) 売上高
(単位:百万円)
日本 アジア その他 合計
売上高 280,304 29,251 23,859 333,416
売上高に占める比率 84.1% 8.8% 7.1% 100.0%
(注) 売上高は顧客の所在地を基礎とし、国または地域に分類しております。
(2) 有形固定資産
(単位:百万円)
日本 アジア 欧州 合計
77,238 13,263 2,568 93,070
(報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報)
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
油脂・油糧 ファイン その他 全社・
加工油脂 合計
および加工 ケミカル 計 (注) 消去
事業
食品事業 事業
減損損失 242 8 6 257 - - 257
(注)「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報システム等を含んでおります。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
-16-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
(報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報)
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
油脂・油糧 ファイン その他 全社・
加工油脂 合計
および加工 ケミカル 計 (注) 消去
事業
食品事業 事業
当期償却額 - 19 - 19 - - 19
当期末残高 - 310 - 310 - - 310
(注)「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報システム等を含んでおります。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント
油脂・油糧 ファイン その他 全社・
加工油脂 合計
および加工 ケミカル 計 (注) 消去
事業
食品事業 事業
当期償却額 - 31 - 31 - - 31
当期末残高 - 267 - 267 - - 267
(注)「その他」の区分は報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、情報システム等を含んでおります。
(報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報)
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
該当事項はありません。
-17-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 4,088.42円 4,177.69円
1株当たり当期純利益 264.96円 244.66円
(注)1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2 1株当たり当期純利益の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円) 9,044 8,293
普通株主に帰属しない金額(百万円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する
9,044 8,293
当期純利益(百万円)
普通株式の期中平均株式数(千株) 34,136 33,895
3 1株当たり純資産額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
項目
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
純資産の部の合計額(百万円) 149,099 149,324
純資産の部の合計額から控除する金額(百万円) 9,537 9,981
(うち非支配株主持分(百万円)) (9,537) (9,981)
普通株式に係る期末の純資産額(百万円) 139,561 139,343
1株当たり純資産額の算定に用いられた期末の
34,135 33,354
普通株式の数(千株)
4 役員向け株式交付信託口が保有する当社株式を「1株当たり当期純利益」の算定上、期中平均株式数の計算
において控除する自己株式に含めております。(前連結会計年度47千株、当連結会計年度45千株)
また、「1株当たり純資産額」の算定上、期末発行済株式総数から控除する自己株式に含めております。
(前連結会計年度47千株、当連結会計年度43千株)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
-18-
日清オイリオグループ株式会社(2602) 2020年3月期 決算短信
4.その他
(1)役員の異動(2020年6月23日付予定)
①代表者の異動
該当事項なし
②取締役の異動
1.新任
社外取締役 町 田 恵 美(現 社外監査役)
③監査役の異動
1.新任
社外監査役 住 田 清 芽(現 公認会計士)
2.退任
町 田 恵 美(現 社外監査役)
※ 同日付で、社外取締役に就任予定
以 上
-19-