2602 日清オイリオ 2021-11-05 15:00:00
2022年3月期 第2四半期決算補足資料 [pdf]
日清オイリオグループ株式会社 決算補足資料
2021年度(2022年3月期) 第2四半期
1. 決算概要
1-1. 2021年度 第2四半期決算
1-2. セグメント別実績
1-3. セグメント情報:売上高・営業利益の増減要因(対前年同期比)
1-4. セグメント情報詳細
2. 2021年度業績見通し
2-1. 2021年度業績予想
2-2. 2021年度セグメント別見通し
2-3. セグメント情報:売上高・営業利益の増減要因 通期見通し(対前期比)
1.決算概要
1-1. 2021年度 第2四半期決算
単位:百万円
2021年度 2020年度 前年同期比
第2四半期 第2四半期 増減額 増減率
売上高 195,329 161,613 +33,716 +20.9%
海外売上高比率 20.0% 17.5% +2.5P ―
営業利益 6,284 7,867 △1,583 △20.1%
売上高営業利益率 3.2% 4.9% △1.7P ―
経常利益 7,171 7,961 △789 △9.9%
親会社株主に帰属する
5,298 5,570 △272 △4.9%
四半期純利益
1-2. セグメント別実績
単位:百万円
2021年度 2020年度 前年同期比
第2四半期 第2四半期 増減額 増減率
売上高 195,329 161,613 +33,716 +20.9%
油脂 160,022 127,424 +32,597 +25.6%
油脂・油糧 123,269 101,233 +22,036 +21.8%
加工油脂 36,752 26,191 +10,561 +40.3%
加工食品・素材 25,739 25,713 +26 +0.1%
ファインケミカル 8,265 7,129 +1,136 +15.9%
その他・調整 1,302 1,345 △43 △3.2%
営業利益 6,284 7,867 △1,583 △20.1%
油脂 5,096 7,386 △2,290 △31.0%
油脂・油糧 2,607 4,743 △2,135 △45.0%
加工油脂 2,489 2,643 △154 △5.8%
加工食品・素材 630 497 +132 +26.6%
ファインケミカル 787 436 +351 +80.5%
その他・調整 △230 △453 +222 ―
1-3. セグメント情報:売上高・営業利益の増減要因(対前年同期比) 単位:億円
■ 売上高増減 ■ 営業利益増減
油脂の内訳 油脂の内訳
油脂・油糧 +220.5 油脂・油糧 △21.5
加工油脂 +105.5 加工油脂 △1.5
2020年度 加工食品・ ファイン その他・ 2021年度 2020年度 加工食品・ ファイン その他・ 2021年度
油脂 油脂
第2四半期 素材 ケミカル 調整 第2四半期 第2四半期 素材 ケミカル 調整 第2四半期
<売上高増減要因> <営業利益増減要因>
〇油脂 〇油脂
・ 原料コスト上昇に伴う販売価格の改定 (↑) ・ 国内油脂における原料コストの上昇 (↓)
・ 外食需要の持ち直しに伴う業務用商品の販売数量増(↑) ・ 海外加工油脂における原料コストの上昇 (↓)
・ 内食需要が急増した前年同期と比較し、ホームユース商品における ・ 油脂・油糧および加工油脂製品の販売価格上昇 (↑)
汎用品の販売数量減(↓) ・ パーム油取引の時価評価益の増加 (↑)
・ ホームユース商品におけるごま油やサプリ的オイル等の付加価値品の 〇加工食品・素材
販売数量増(↑) ・ チョコレート製品の売上原価の低減(↑)
〇加工食品・素材 〇ファインケミカル
・ MCT製品の販売数量増(↑) ・ 中国や欧米を中心とした海外での販売数量増(↑)
〇ファインケミカル ・ 新工場稼働に伴う減価償却費負担増(↓)
・ 中国や欧米を中心とした海外での販売数量増(↑) ・ 環境・衛生商品における利益率の高い製品の販売数量減(↓)
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1-4. セグメント情報詳細
単位:百万円
油脂(うち油脂・油糧) 増減額は前年同期比
売上高 営業利益
コメント
売上高実績 増減額 増減額
国内油脂 70,133 +7,847 ・油脂販売価格の改定、コロナ禍からの需要持ち直しによる業務用・ 補足:国内油脂に占める付加価値品
業務用・加工用 42,438 +9,313 加工用商品の販売増、ならびにミール販売価格上昇により増収。 売上高構成比 売上高増減額
△2,254
ホームユース 27,695 △1,465 ・原料代高騰等に伴い販売価格の改定を進めるも、油脂コストの大 22% +185
ミール 38,309 +12,906 幅上昇の影響が大きく減益。
※収益認識基準の変更による影響額を
子会社 34,023 △4,932 +46 加味して算出
連結調整 他 △19,197 +6,214 +71
油脂・油糧 計 123,269 +22,036 △2,135
※業務用・加工用およびホームユースの売上高は、国内油脂売上高の内数
補足:国内油脂の営業利益増減額の内訳 単位:億円
増減額 主な要因
販売数量要因 +3.5 業務用・加工用(+5.5)、ホームユース(△2.0)
販売単価要因 +87.0 業務用・加工用(+75.0)、ホームユース(+12.0)
コスト要因 △112.0
大豆 △55.5 C&F(△133.0)、為替(△1.0)、ミール販売(+78.5)
菜種 △103.5 C&F(△134.5)、為替(△0.5)、ミール販売(+31.5)
その他商品・製造費 +47.0 期首期末棚卸影響 等
販管費・その他 △1.0 物流費等の増加
合計 △22.5
単位:百万円
油脂(うち加工油脂) 増減額は前年同期比
売上高実績 数量増減率 営業利益増減額 コメント
補足:海外加工油脂に占める
海外加工油脂 37,072 +4% チョコレート用油脂を中心とした
・販売数量増および販売価格の上昇により増収。 スペシャリティファット
欧州 14,307 +35%
+86 ・原料コストの上昇が減益要因となるも、パーム油先物時価評価の影
アジア 20,372 △13% 売上高構成比 販売数量増減率
響により増益。
その他地域 2,392 +20% 31% +9%
国内加工油脂 4,589 +4% △149 需要回復に伴う販売数量増も、売上原価上昇により増収減益
連結調整 他 △4,908 ― △91
加工油脂 計 36,752 ― △154
単位:百万円
加工食品・素材 増減額は前年同期比
売上高 営業利益
コメント
売上高実績 増減額 増減額
チョコレート 12,629 △587 +123 収益認識基準変更の影響で減収。原価率の改善により増益
調味料 2,296 +18 △91 販売数量増も、販管費増加により増収減益
機能素材・食品 3,474 +65
+56 MCTの販売数量増加により増収増益
MCT 2,528 +135
大豆素材・食品 8,977 △233 +36 収益認識基準変更の影響で減収。販売価格上昇により増益
連結調整 他 △1,638 +763 +7
加工食品・素材 計 25,739 +26 +132
※MCTの売上高は機能素材・食品売上高の内数
単位:百万円
ファインケミカル 増減額は前年同期比
売上高 営業利益
コメント
売上高実績 増減額 増減額
ファインケミカル製品 6,038 +1,371
+326 中国や欧米を中心とした海外向けの販売数量増により増収増益
化粧品 4,195 +1,076
環境・衛生 3,439 +66 △20 販売数量増も、利益率の高い製品の販売減により増収減益
連結調整 他 △1,212 △301 +45
ファインケミカル 計 8,265 +1,136 +351
※化粧品原料の売上高はファインケミカル製品売上高の内数
主な換算為替レート (期中平均レート)
円/USD 円/EUR 円/MYR 円/CNY
2020年度第2四半期 108.23 119.31 25.49 15.38
2021年度第2四半期 109.81 130.88 26.32 16.99
3
2.2021年度業績見通し
2-1. 2021年度業績予想
単位:百万円
2021年度 2020年度 前期比
見通し 実績 増減額 増減率
売上高 400,000 336,306 +63,693 +18.9%
営業利益 11,500 12,324 △824 △6.7%
経常利益 12,000 13,836 △1,836 △13.3%
親会社株主に帰属する
7,700 9,244 △1,544 △16.7%
当期純利益
2-2. 2021年度セグメント別見通し
単位:百万円
2021年度 2020年度 前期比
見通し 実績 増減額 増減率
売上高 400,000 336,306 +63,693 +18.9%
油脂 327,000 266,132 +60,867 +22.9%
油脂・油糧 260,000 212,514 +47,485 +22.3%
加工油脂 67,000 53,617 +13,382 +25.0%
加工食品・素材 55,000 53,146 +1,853 +3.5%
ファインケミカル 15,000 14,194 +805 +5.7%
その他・調整 3,000 2,834 +165 +5.9%
営業利益 11,500 12,324 △824 △6.7%
油脂 9,300 10,419 △1,119 △10.7%
油脂・油糧 5,950 9,548 △3,598 +37.7%
加工油脂 3,350 870 +2,479 +284.9%
加工食品・素材 1,700 1,810 △110 △6.1%
ファインケミカル 900 792 +107 +13.6%
その他・調整 △400 △697 +297 ー
※新セグメントによる2020年度実績数値は概算値であり、会計監査人による監査を受けたものではありません
2-3. セグメント情報:売上高・営業利益の増減要因 通期見通し(対前期比) 単位:億円
■ 売上高増減 ■ 営業利益増減
油脂の内訳
油脂・油糧 +475.0 油脂の内訳
加工油脂 +134.0 油脂・油糧 △36.0
加工油脂 +25.0
加工食品・ ファイン その他・ 加工食品・ ファイン その他・
2020年度 油脂 2021年度 2020年度 油脂 2021年度
素材 ケミカル 調整 素材 ケミカル 調整
<売上高増減要因> <営業利益増減要因>
〇油脂 〇油脂
・ 原料コスト上昇に伴う販売価格の改定 (↑) ・ 油脂、加工油脂における原料コストの上昇 (↓)
・ 外食需要の持ち直しに伴う業務用商品の販売数量増(↑) ・ 油脂・油糧および加工油脂製品の販売価格上昇 (↑)
・ ホームユース商品の販売数量減(↓) ・ パーム油取引の時価評価益(↑)
〇加工食品・素材 〇加工食品・素材
・ 国内外におけるチョコレート製品の販売数量増 (↑) ・ 国内外におけるチョコレート製品の販売数量増(↑)
・ 調味料、MCT製品の販売数量増(↑) ・ 新工場稼働に伴うMCT製品における減価償却費負担増と原価上昇(↓)
〇ファインケミカル 〇ファインケミカル
・ 需要持ち直しによる化粧品原料の販売数量増(↑) ・ 化粧品原料の販売数量増(↑)
・ 新工場稼働に伴う減価償却費負担増(↓)
4
参考資料
■ シカゴ大豆相場 ■ ICE菜種相場
(¢/bu) (CAD/t)
1,700 1,100
1,500
900
1,300
700
1,100
500
900
700 300
2020/1 2020/4 2020/7 2020/10 2021/1 2021/4 2021/7 2020/1 2020/4 2020/7 2020/10 2021/1 2021/4 2021/7
出典:Bloomberg 出典:Bloomberg
■ パーム原油相場 ■ 為替相場(円/ドル)
(MYR/t) (円/$)
115
5,000
4,000
110
3,000
105
2,000
1,000 100
2020/1 2020/4 2020/7 2020/10 2021/1 2021/4 2021/7 2020/1 2020/4 2020/7 2020/10 2021/1 2021/4 2021/7
出典:Bloomberg 出典:Bloomberg
■ ミール業界平均価格 ■ ミールバリュー推移
大豆粕(円/t) 菜種粕(円/t) 菜種粕レシオ(%) (%)
(円/t) (%) 75
80000 80
70
60000 60 65
60
40000 40
55
50
20000 20
2020/1 2020/4 2020/7 2020/10 2021/1 2021/4 2021/7
2020/1 2020/4 2020/7 2020/10 2021/1 2021/4 2021/7
出典:油脂特報 出典:Bloomberg
■ 日経市中相場(業務用斗缶)
大豆白絞斗缶(円/斗缶) 大豆白絞バルク(円/kg) 菜種白絞バルク(円/kg)
(円/斗缶) (円/kg)
5000 400
4500 350
4000 300
3500 250
3000 200
2020/1 2020/4 2020/7 2020/10 2021/1 2021/4 2021/7
出典:日経新聞
5
参考資料
■ 原料・油粕(大豆) ■ 原料・油粕(菜種)
大豆 原料価格(USD/t) 大豆 原料価格(¥/t) 菜種 原料価格(USD/t) 菜種 原料価格(¥/t)
大豆粕 販売価格(¥/t) 菜種粕 販売価格(¥/t)
1.4
1.4
1.2
1.2
1.0 1.0
0.8 0.8
2018/4-9 2018/10-3 2019/4-9 2019/10-3 2020/4-9 2020/10-3 2021/4-9 2018/4-9 2018/10-3 2019/4-9 2019/10-3 2020/4-9 2020/10-3 2021/4-9
■ 油脂主要商品の販売価格 (ギフトを除く、加重平均単価)
1.4
※2018年4-9期を1とした指数
出典:日清オイリオグループ(株)の数値
1.2
1.0
0.8
0.6
2018/4-9 2018/10-3 2019/4-9 2019/10-3 2020/4-9 2020/10-3 2021/4-9
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