2602 日清オイリオ 2021-03-31 11:00:00
「日清オイリオグループビジョン2030」および中期経営計画「Value Up+」策定に関するお知らせ [pdf]
2021 年 3 月 31 日
各 位
会 社 名 日清オイリオグループ株式会社
代表者名 代表取締役社長 久野 貴久
(コード番号 2602 東証第1部)
問合せ先 取締役 常務執行役員 小林 新
(TEL. 03-3206-5109)
「日清オイリオグループビジョン 2030」および
中期経営計画「Value Up +」策定に関するお知らせ
「日清オイリオグループビジョン 2030」および 2021 年度から 2024 年度までの
当社は、
4 ヵ年を対象とする中期経営計画「Value Up +」を策定いたしましたので、お知らせいたし
ます。
なお、詳細につきましては、添付資料をご参照ください。
以 上
1
⽇清オイリオグループ
ビジョン2030
2
本資料のコンテンツ
Part Ⅰ Part Ⅱ Part Ⅲ Part Ⅳ
重点領域に
イントロ おける
目指す姿 成長シナリオ
ダクション 共有価値と
CSV 目標
3
Part I イントロダクション
1 当 社グループ の価 値創造の歴史
2 日清オイリオグループ 理念体系
4
1 当社グループの価値創造の歴史
3,334 億円
1 1 0 年 以 上 に わ たり、 会と共 有 できる価 値 を 創 造してきた
社 (2019年度)
売上高推移
1907 1950 1960 1970 1980 1990 2000 2010 2020
1907- 1945- 1970- 2000- 2010-
創業期 事業基盤拡充期 新事業展開期 新会社としての出発 次の 100 年へ
1907 1951 1973 2002 2010
大倉喜八郎(左) 松下久治郎
、 (右)が 業界で初の食用油ギフトセット発売 ファインケミカル事業に本格参入 日清製油(株) リノール油脂
、 (株)、 日清MCTオイル
日清豆粕製造(株)創立 ニッコー製油(株)が経営統合、 発売
1980 日清オイリオグループが誕生
マヨネーズタイプ調味料 2011
「日清マヨドレ」発売 2003 スペインのIQL社に資本参加
1959 特定保健用食品
沿 研究所設立 1992 ヘルシーリセッタ発売 2015
革 1918 日清キャノーラ油発売 フレッシュキープボトル
日清製油(株)へ社名変更 1963 2005 の発売
横浜磯子工場の操業開始 1995 マレーシアのISF社に
1924 和弘食品(株)
と資本業務提携 資本参加 2024
日本初のサラダ油を 日清サラダ油発売100周年
発売 1996 2007
BOSCOオリーブオイル 創立100周年
(株) ト
ピエ ロと資本業務提携
発売
2009
大東カカオ
(株)に資本参加
野菜の生食文化の普及 お中元、お歳暮文化の普及に寄与 植物由来で高品質な化粧品原料を提供 体脂肪が気になる方も食用油を オイルを かける という新たな
共 大量生産により、サラダ油を手に コレステロール、卵アレルギーを 楽しめるように 食べ方の拡大に寄与
有 届きやすく 気にされる方もマヨネーズタイプの
価
調味料を食べられるように
値
揚げ物品質の向上に寄与
オリーブ油普及・定着化に寄与
5
2 日清オイリオグループ理念体系
経営理念
1. 企業価値の追求と、その最大化を通じた人々・社会・経済の発展への貢献
2.「おいしさ・健康・美」の追求をコアコンセプトとする創造性、発展性ある事業への飽くなき探求
3. 社会の一員としての責任ある行動の徹底
コアプロミス
日清オイリオグループは、健康的で幸福な「美しい生活」Well-being)
( を提案・創造いたします。そのために私たちは、無限の
経営理念 可能性をもつ植物資源と、最高の技術によって、あなたにとって、あったらいいなと思う商品・サービスを市場に先駆けて創り
続け、社会に貢献することを約束いたします。
コーポレートステートメント
Vision
2030年に目指す姿
Vision
私たちは、 植物のチカラ と 油脂をさらに究めた強み で、
食の新たな機能を生み出すプラ ト
ッ フォームの役割を担います。
そして多様な価値を創造し、 生きるエネルギー をすべての人に
お届けする企業グループになります。
Values
当社グループが目指す姿を実現するために、
社員一人ひとりが大切にし、行動の基本とすべき価値観
Values
しなやかに
切り拓く つながる 究める 真 な姿勢
強く
6
Part Ⅱ 目指す姿
1 2030 年に目指す姿 ( Vision )
2 2030 年に目指す事業規模
3 共 有 価 値を生 み出す「 6 つの重点領域」
4 各 重 点 領 域におけるCSV 目標
5 価 値 創 造モデル
7
1 2030 年に目指す姿( Vision )
私 、 植物 油脂 究 強 、
食 新 機能 生 出 役割 担 。
多様 価値 創造 、 生 人
届 企業 。
当社グループはコアコンピタンスである「油脂」をさらに究めていく。
これからは「油脂」を素材として提供するだけでなく、
「当社が持つ強みを活かし、他の食品メーカーや素材メーカーなどが参画し、
共に新たな価値を創造できる仕組み」 て、
とし 食の新たな機能を生み出すプラットフォームの役割を担っていく。
油脂の価値は、人が生きるために必要な密度の高い根源的なエネルギーである。また、おいしい食事で人を笑顔に、栄養機能で人を
健康に、美を演出し活力をあたえる無限の可能性を秘めたエネルギーでもある。
私たちは、油脂の根源的なエネルギーや独自の多様な価値をもつエネルギーに加え、油脂と相乗効果を発揮する素材・技術・事業
から生み出されるエネルギーを「生きるエネルギー」と位置付ける。
そし 「生きるエネルギー」
て を一人でも多くの人にお届けする、そういう役割を果たす企業グループになる。
8
2 2030 年に目指す事業規模
売上高 営業利益 ROE
5,000億円 300億円 8%以上
増減
2019年度 2030年度
(2019年度比)
年平均成長率
売上高 3,334億円 5,000億円 3.7%
年平均成長率
営業利益 131億円 300億円 7.8%
ROE 5.
9% 8.
0%以上 +2.1p
海外売上高比率 16% 30% +14p
9
3 共有価値を生み出す「6つの重点領域」
今後予測 機会 社会課題 、6 重点領域 設定。
「重点領域」 課題解決 通 社会 共有価値 創造(CSV) 成長 。
おいしさ、美のある
すべての人の健康 地球環境
豊かな生活
人生 100 年時代を支える 「おいしさ」と「美」の追求を通じて、 地球環境を次世代に引き継ぐために
心身の健康に貢献します より豊かな生活の実現に貢献します 未来を見据えて挑戦します
詳細はp26へ 詳細はp27へ 詳細はp28へ
食のバリューチェーン 信頼でつながる
人材マネジメント
への貢献 サプライチェーン
お客さまと共に技術・商品・サービスを磨き、 誠実さを大切に、強く、しなやかな 多様な人材の働きがいを高め、組織能力を
お客さまが創造する価値を高めます サプライチェーンを構築します 向上し、イノベーションを起こします
詳細はp29へ 詳細はp30へ 詳細はp31へ
10
4 各重点領域におけるCSV 目標
CSV目標
重点領域
目標 2030年度目標値
多様なライフステージにおいて健康とエネルギーを生むヘルスサイエンス商品の伸長率 2019年度比)
( 200%
すべての人の健康 脂質栄養の知見を活かした健康課題の改善につながる商品を開発します
脂質の健康情報についての提供人数 2021年度からの累計)
( 累計1億人
食卓に「おいしさ」を提供し、豊かな生活に貢献するブランドを磨き上げます
おいしさ、美のある
食での や
「おいしさ」 「美」を追求する商品を創出します
豊かな生活
美を実現する商品の伸長率 2019年度比)
( 200%
Scope1,2におけるCO2排出量削減(2016年度比) 31%
Scope3におけるCO2排出量削減 2021年度公開予定
地球環境
プラスチック容器・包装の削減および資源循環を推進します
植物資源を活用した、環境にポジティブインパクトを与える商品・サービスを開発します
食のバリュー 国内における食エネルギーの安定供給(国内の総エネルギーに占める割合) 6%以上
チェーンへの貢献 グループのユーザーサポート件数増加率 2019年度比)
( 150%
パーム油認証油の割合 100%
RSPOのSG認証油の割合 50%
信頼でつながる 農園までのトレーサビリティ把握 100%
サプライチェーン 大豆の持続可能性を高める取組みを推進します
持続可能なカカオを調達します
共同輸配送のカバー率 50%
従業員の「働きがい」を感じる人の割合 80%
人材マネジメント
女性管理職比率 20%
11
5 価値創造モデル サステナビリティの実現
企業価値の追求と、その最大化を通じた
人々・社会・経済の発展への貢献
非財務価値
脂質栄養による健康寿命の延伸
おいしさと美の追求で人々の生活の質を向上 社会にもたらす価値 健康的で幸福な
共
温暖化ガスの排出量の削減 ( Outcome ) 「美しい生活」 Well-being )
( の創造
有 ソリューションの提案と価値の共創で食品産業の発展に貢献
価 環境と人権に配慮した持続可能な原料調達と安定供給
値
多様性を持つ社員の能力を引き出し、働きがいを向上
商品・サービスの価値 生きるエネルギー
( Output )
財務価値 油脂は生きるために必要なエネルギーである
おいしい食事で人を笑顔に、栄養機能で人を健康に、美を演出し活力を与える
売上高 営業利益 ROE
無限の可能性を秘めたエネルギーでもある
5,000 億円 300 億円 8 %以上
おいしさ、美のある 地球環境を 食のバリューチェーン 信頼でつながる 人材の多様性と
すべての人の健康
豊かな生活 次世代のために への貢献 サプライチェーン 働きがい
ビジネスモデル
植物のチカラ ® による価 値 創 造
経営資源の
再投入 油脂と、油脂の強みを活かした領域で新しい価値を創造
コアコンピタンスは「油脂」
競争優位を 安全・安心のブランド力 食卓から工場までの多様な販売チャネル 持続可能な原材料調達網
支える強み 流通との強い関係性 ニーズ協働発掘型営業 安定供給を実現する生産・物流体制
流通への企画・販売力 課題解決できる技術力・アプリケーション力
インプット 強みを更に強化するための投資 2,000 億円 2030 年まで)
(
人的資本 自然資本 知的資本 製造資本 社会関係資本
• 専門人材獲得 • 植物資源の • 脂質栄養の探求 • 環境対応設備への変革 • 共創の基盤となる
• 多様性の質・量の強化 持続可能性強化 • マーケティング強化 • スモールマス対応設備 ネットワークの強化
12
Part Ⅲ 成長シナリオ
1 成 長に向けた基 本 方針
2 価 値 創 造を実 現する事業戦略単位
3 成 長シナリオ
4 【1】 上拡大
売
【 2 】収 益 性 向 上
【 3 】成 長を支える基盤
【 4 】持 続 的 成 長に向けた環境方針
13
1 成長に向けた基本方針
「もっとお客さまの近く」
これまでより でビジネスを展開する
環境変化・機会を捉える
マーケティング
Marketing
もっと
お客さまの
近くへ
Globalization Technology
事業の展開エリアを拡大する マーケティング戦略を支える
グローバリゼーション テクノロジー
14
2 価値創造を実現する事業戦略単位
価値創造を実現する事業戦略単位を 油脂 加工食品・素材 ファインケミカル の3領域とする
油脂 加工食品・素材 ファインケミカル
国内海外での競争優位を獲得 アプリケーション機能を最大限発揮 化粧品油剤のリーディングカンパニー
グループ全体の推進エンジン さらなる油脂の強化に寄与 植物資源を活かした環境ビジネス
油脂・油糧 チョコレート ファインケミカル
加工油脂 調味料 環境・衛生
機能素材・食品
その他
大豆素材・食品 自立・発展事業
2030年度の事業規模(売上高)
単位:億円
3,550 1,000 400
2,576
560
年平均成長率 71% 年平均成長率 20% 155 年平均成長率 8%
3.0% 5.4% 9.0%
2019年度 2030年度 2030年度構成比 2019年度 2030年度 2030年度構成比 2019年度 2030年度 2030年度構成比
売上高 5,000億円、営業利益 300億円、ROE 8% 以上の企業グループを目指す
15
3 成長シナリオ
成長 向 、 ・ ・
「売上拡大」「収益性向上」「基盤強化」 3 軸 事業 展開
、2,000 億円 成長 向 資金 投入
売上拡大
BtoC BtoB BtoBtoC
+100億円 +1,300億円 +300億円
油脂の価値向上の仕掛け 国内およびグローバル市場 マーケットを起点に共創での
により国内家庭用市場を拡張 でのソリューション×M&A 新たな価値を創造
成長投資
2,000億円
収益性向上 ※M&A含む
マージン改善 さらなるコスト構造改革 サプライチェーン効率化
※老朽化投資500億円は除く
基盤強化
と
「持続性」 「競争優位」のための変革:人材・研究開発・生産基盤・環境・デジタル
価値創造を実現するためのガバナンス体制の構築
16
4 【1】売上拡大(国内)
BtoCにおける「もっとお客さまの近くへ」 BtoBにおける「もっとお客さまの近くへ」
これまでの力点 流通の課題解決による売上拡大 これまでのソリューションの形 課題に対するソリューションを提供
生 研
産 究 U 営
当社 流通 生活者 技 開 S 業 ユーザー
術 発 C
課題に対する解決
強みを 強みを
更に強く 更に強く
ユーザーサポート機能の拡充で課題解決の最適
これからの力点 生活者の課題解決・満足度向上による売上拡大 これからのソリューションの形
ソリューション提供に加え、共創による価値を創造
一体化したユーザーサポート機能
当社 流通 生活者 研究開発 生産技術
ユーザー
インキュベーション機能
USC 営業 共創
BtoBtoCにおける
「もっとお客さまの近くへ」 加工食品 マーケット
当社 流通
メーカー (生活者)
素材である強みを活かし
マーケットを起点に
新たな価値を共創
モノの流れ
情報の流れ
国内での売上拡大戦略をグローバルでもチャレンジする
17
4 【1】売上拡大(海外)
コアコンピタンスである油脂を強みに、グローバルトップの油脂ソリューション企業へ飛躍する
● ターゲットエリア 東南アジア・中国 欧州 北米
● 注力する分野
チョコレート・ 健康・栄養機能
フードサービス分野 化粧品分野
製菓・製パン分野 分野
■ グローバルなユーザーサポート体制を構築し、地域特性やマーケットのトレンドを見据えたソリューションを提供すること
で事業を拡張
■ 目指す姿の実現に向けて、グローバル戦略を実行する多様な人材を育成・獲得し、組織能力を強化
■ M&Aを含めた成長投資を戦略的に実行することで、飛躍的な成長を強力に推進
● 成長の道筋
ユーザー 油
サポート 脂 海外売上高
サプライチェーンの確立
機能の発揮 技 1,500 億円
術 M&A
力 海外売上高比率 投資
事業基盤の確立 発 30 %
お客さま 揮 (2019年度海外売上高比率 16%)
との共創
18
4 【2】収益性向上
2019年度 2030年度 ROE向上のための施策
ROE 5.9% 8.0%以上
将来コスト・社会的コストも反映した販売価格形成
付加価値事業・商品の拡大
①売上高純利益率
収益性
当期純利益÷売上高 2.5% サプライチェーンの効率化
製品ポートフォリオ改革
更なるコスト構造改革
×
アライアンス
②総資産回転率 売上成長を伴う積極的な投資 M&A含む)
(
資産効率性
売上高÷総資産 1.2回 資産の有効活用と圧縮(政策保有株式等)
C Cの短縮
C
×
③財務レバレッジ 最適資本構成の追求
財務レバレッジ
総資産÷自己資本 2.0倍 総還元性向を意識した株主還元
19
4 【3】成長を支える基盤(研究開発)
と
「技術開発」 「商品開発」を両輪に、各重点領域における商品・サービスの価値を創造する。
脂質栄養による と
「おいしさ」 「美」をもたらす 植物資源による循環型社会
共 食品産業の発展に貢献
有
価
健康寿命延伸 油脂によるQOL 向上 への貢献・環境負荷の低減
値
すべての人の健康 おいしさ、美のある豊かな生活 地球環境 食のバリューチェーンへの貢献
脂質・たんぱく質の栄養研究 おいしさのメカニズム把握と 環境負荷低減技術の開発・導入 ユーザーサポート機能の発揮
栄養研究の対象を から
「油脂」 「脂質」 コントロール 植物資源の活用 アプリケーション開発により油脂と
主 「植物性たんぱく質」へと拡大 「油で食品はなぜおいしくなるのか」 製造における廃棄物の再資源化やエ 他の素材を組み合わせて新しい食品
な
取 栄養状態を改善する、少量でエネ を追求し、他の素材との共創による ネルギー削減につながる技術の開発 や加工用の原材料を開発
組
み 味づくりを実施 化粧品原料のナチュラリティ追求
ルギー摂取できる商品を開発 食品のおいしさ持続についての技術
植物油脂に関する正しい知識を発信 安全で高品質、機能的な化粧品用 工業用途での植物油の利用促進に 開発を深化
油剤を開発 向けた開発 食の新たな潮流に対応した技術開発
お客さまのニーズや市場、
トレンドに合わせた「商品開発」
研
究 BtoC商品開発 BtoB商品開発 ソリューション/ユーザーサポート
開
発
機
能
中長期視点の「技術開発」
栄養評価技術 分析・評価技術 官能評価技術 食品加工技術 調理技術 衛生管理技術 油脂の設計・生産技術
知的財産の戦略的展開
20
4 【3】成長を支える基盤(人材戦略)
成長に向けた積極的な人材投資により、事業の飛躍的な拡大につなげる組織能力を強化・開発する
イノベーションを エネルギッシュな
積極的な人材投資 組織能力の強化・開発
生み出す組織づく り 精鋭集団に進化
主要な戦略
強固な人材力の イノベーションを生み出す活力に 働きがいのある会社・
構築 満ち れた組織づくり 職場づくり
個々の能力や資質を、 「働きやすさ」の追求と
「働きがい」の創出
新たな価値を創造する力や想定外の
組織として最大限活かす戦略的かつ により
「エンゲージメント」を高め
環境変化にも揺るがない実現力を強化
キメ細かな人材マネジメント 企業価値を向上
具体的な施策
多様性と専門性を重視した戦略的な人材獲得と人材配置
エンゲージメント向上に向けた
女性活躍推進
諸制度・環境づくり
経営幹部の早期育成
働きがいにつながる役割・成果・専門性
市場価値のある専門性を発揮する人材へ
などを重視した処遇制度への移行
個のチカラをチームの力へ
21
4 【3】成長を支える基盤(生産構造の変革)
と
「拠点ごとの強みの発揮」 「一体運営による総合力の強化」を両立し、次世代型生産構造へ変革する
多様な共有価値を創造するサステナブルな供給体制を実現する
ポイント
1. 油脂の事業競争力の徹底的強化 2. 幅広い製品供給体制確立 3. 環境課題の解決
主な生産拠点の変革 各拠点が 強 みを磨く
横浜磯子工場 名古屋工場 堺工場 水島工場 ISF
技術開発の推進主体となる ICT技術を活用した 再生エネ100%の 油脂・油糧の中核拠点 サステナブルな
マザーファクトリー スマートファクトリー サステナビリティセンター パーム油調達拠点
グループ全体に展開
2030 年へ向けて次世代型生産構造へ変革する
お客さま起点での価値創造 環境関連技術の実装 サステナブル調達の実現
製油業界の国際競争力の牽引 生産性のさらなる向上 働きがいのある職場の実現
22
4 【4】持続的成長に向けた環境方針
環境関連の法規制、自主規制を遵守します
脱炭素社会、循環型社会、自然共生社会を目指し、汚染の予防、および環境保護の推進に努めます
環境方針 「自然と環境にやさしい」商品・サービスの開発に努めます
環境に関する活動情報の積極的な公開に努めます
環境に関する意識を高め、グループ一体となり環境パフォーマンスの継続的な改善に努めます
環境目標 2030 地球環境を次世代に引き継ぐために未来を見据えて挑戦します
植物資源/ 環境にやさしい
地球温暖化の防止 資源循環の構築
自然保全 開発の推進
パリ協定に整合した温暖化ガス 資源は有限であるとの認識のも 持続可能な植物資源の調達を 環境負荷の少ない容器・包装を
排出削減目標に取り組み、気候 と、循環型社会を実現します 実施します 開発し続けます
変動の影響を低減化します 環境問題解決型ビジネスにより、
商品・サービスを通じて環境問題
に貢献します
2021 年 3 月 日清オイリオグループは TCFD 」
「 への賛同を表明しました
23
Part Ⅳ
重点領域における共有価値とCSV 目標
1 共 有 価 値を生 み出す
「6つの重 点 領 域」 特定プロセス)
(
2 1 】すべての人の健康
2 】おいしさ、 美のある豊かな生活
3 】地 球 環 境
4 】食のバリューチェーンへの貢 献
5 】信 頼でつながるサプライチェーン
6 】人 材マネジメント
3 各 重 点 領 域における共有価値とCSV 目標
参考:各重点領域におけるSDGsの目標とターゲット
24
1 共有価値を生み出す「6つの重点領域」 特定プロセス)
(
今後予測される社会動向を分析し、当社における機会とリスクを抽出
今後予測される社会動向
グローバル
持続可能な食糧生産への要求
日本
新興国での食肉・嗜好品・化粧品需要
少子高齢化の進展
の増加
生産年齢人口の減少
デジタルテクノロジーの発達
生活者の食スタイルの変化
環境問題の深刻化
−孤食の増加、嗜好の多様化
新型感染症の発生による行動変容
機会 リスク
健康寿命延伸ニーズの高まり 健康をターゲットにする競争の激化
健康目的の油脂の積極摂取の増加 健康意識や食スタイルの変化による油脂離れ
健康に関するビッグデータの充実 持続可能性に欠けた原料を扱うことによるレピュテーションリスク
生活者の新たな食スタイルでの市場拡大 気候変動による原料の安定調達および原料・エネルギーのコスト上昇リスク
新興国の発展による新たな市場拡大 環境問題の深刻化による災害の激甚化
環境配慮型ビジネスへの評価の高まり 人材獲得不足による競争力の低下
AI・IOT等を活用した商品・サービスの充実 未知のウイルスによる行動制限など想定を超えた経済の低迷
顧客とのダイレクトな接点によるビジネスチャンス
25
1 共有価値を生み出す「6つの重点領域」 特定プロセス)
(
● 抽出 機会 、 数多 社会課題 「社会 求 大 「当社
」 事業 」 視点 評価
●「重要 社会課題」 選定 総合的 考察 、当社 6 重点領域 設定
重点領域 、当社 強 活 、事業活動 通 社会課題 対 提供
高
・栄養不足解消
・森林保護
・商品による健康・美容の増進
・気候変動への対策
・持続可能な食糧生産
・デジタル活用によるイノベーション
・持続可能なエネルギー
社
会 重要となる社会課題 6 つの重点領域を設定
か
ら
求 ・デジタル活用による健康寿命延伸
め ・商品によるおいしさ・利便性向上
ら ・災害や廃棄物による悪影響削減
れ ・商品・サービスの新たな価値訴求
る ・水質改善、海洋汚染防止
ニ ・日本品質による海外進出
ー ・働き方改革
ズ ・物流等インフラ強化
の ・人権尊重
大 ・廃棄物発生防止・資源活用
き ・ダイバーシティ推進
さ
低 当社グループの事業として今後やっていきたいか、やっていくべきか 高
社会課題;SDG (国連)
s 、食品産業戦略(農林水産省)、未来投資戦略(内閣府)、企業行動憲章(経団連)より抽出
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2 【1】すべての人の健康
当社 長年植物油脂 研究 、 栄養 価値 加工技術 高 続 、 食品 安全 高品質 素材 提供
。 健康状態 「 食事」 「食生活、食習慣」 提案 通 、生涯 、活力 健康的 生活 貢献 。
社会環境・社会課題 課題解決に向けた具体的取組み 共有価値
・日本国内では、高齢化の進展に伴い低栄養・認知症患者 ・お客さまの健康のために脂質栄養に関する商品・サー 脂質栄養の知見を軸とした商品・サービスの提供に
等が増加し、医療費が増大 ビスの幅を広げ、多様な選択肢を分かりやすい情報と より、健康寿命の延伸に貢献する
・グローバルでは、過剰栄養による生活習慣病が増加する国 ともに提供する
と、乳幼児の栄養不足が深刻化する国が存在 ・油脂の単位当たりのカロリーの高さを活用し、高齢者
・健康に関する情報の氾濫と消費者の混乱 の栄養状態を改善する、少量でエネルギーを摂取できる
おいしい製品を開発し、販売する
・植物油脂に関する正しい知識を発信し続け、植物油脂
のポジティブなイメージへの変換をさらに進める
・お客さまの栄養の過不足や偏りを防ぎ、最適な量や種類 CSV 目標
の脂質を摂取できるよう、パーソナライズされた食生活
多様なライフステージにおいて健康とエネルギーを生む
当社グループへの影響 の提案を行う ヘルスサイエンス商品の伸長率;200% 2019年度比)
(
脂質栄養の知見を活かした健康課題の改善につながる
病気を未然に防ぐため「食」の果たす役割が増大し、 商品の開発
ビジネス機会が広がる 脂質の健康情報についての提供人数;1億人(2021
過剰栄養を防ぐため、油脂の摂取を抑制するようになる 年度からの累計)
情報過多によ 商品の価値がお客さ
り、 まに正し 伝わらない
く
お客さまの共感が得られる、分かりやすい情報提供により、
お客さまにとって最適な商品の選択が可能になる
リスク 機会
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2 【2】おいしさ、美のある豊かな生活
「 」 「美」 、個人 価値観 構成 大切 要素 、 価値観 満 、人々 幸 生活 送 。
「
」 「美」 追求 通 、人々 ・ ・ (QOL) 高 、社会 共有 価値 創造 、生活 豊 続 。
社会環境・社会課題 課題解決に向けた具体的取組み 共有価値
・日本においては、孤食の増加や調理時間の減少、嗜好の ・油脂を活用した素材を「おいしく」する調理法や、 「おいしさ」と「美」をもたらす油脂を商品・サービス
多様化等、生活者の食スタイルが変化 豊かな食卓、集う機会を提案し、豊かさを感じる食シーン として提供し、人々の「生活の質」 QOL)の向上に
(
貢献する
・グローバルでは、中間所得層が増加する地域において嗜好品 を広げる
や化粧品の需要が増加 ・幅広い食品に活用されている油脂の特性を生かした、
・COVID-19の影響によ 外食機会が減少、
り、 一方で内食需要 油脂ならではの他の素材との共創による味づくりを
が増加・定着するなど食シーンが変化 行い、新しい価値を創出する
・ナチュラルな製法やオーガニック素材を用いた食品や、
安全で高品質、機能的な化粧品用の油剤などの開発を
進める CSV 目標
・チョコレートや大豆などの素材が持つおいしさを最大限
食卓に「おいしさ」を提供し、豊かな生活に貢献する
当社グループへの影響 に引き出し、お客さまが求める味づくりを行う ブランドの磨き上げ
食での「おいしさ」や「美」を追求する商品の創出
家庭における油脂の代表的な使用方法である「揚げる」調理 美を実現する商品の伸長率; 200%(2019年度比)
が減少する
家庭/個人によって、油脂の使用方法が多様化し る
てく
グローバルでチョコレートや化粧品原料の需要が増加し、
ビジネス機会へとつながる
食シーンが変化することで業態別の油脂需要の変動が
起きる
リスク 機会
28
2 【3】地球環境
植物資源 事業 当社 、地球環境 資源 保護 事業 持続性 。次世代 、脱炭素社会、循環型社
会 実現 目指 、未来 見据 事業活動 環境負荷 最小限 取組 進 、環境課題 解決 資 領域 構築
進 。
社会環境・社会課題 課題解決に向けた具体的取組み 共有価値
・平均気温上昇2度未満への抑制に向け、先進国では2050年に ・新技術の積極的な導入により、サプライチェーン全体で 温暖化ガスの排出を削減するとともに、気候変動に
温暖化ガス排出量を2009年比で8割以上削減する必要がある 温室効果ガスの削減に向けた施策を進める よる影響を低減する
・干ばつや風水害等、気候変動による自然災害が増加 ・TCFDに賛同し、気候変動に対応したリスクと機会の 資源は有限であるとの認識のもと、循環型社会を実現
する
・気候変動によるリスクと機会を把握し、戦略的に対応する 分析を進める
環境負荷の少ない容器・包装を開発し続ける
必要性が増加 ・生産工程における廃棄物の再資源化を推進し、ゼロエ
環境課題解決型ビジネスにより、商品・サービスを
・マイクロプラスチックによる海洋生態系や人体に与える影響 ミッションを継続すると もに使用する水の削減を進める
と
通じて社会に貢献する
が顕在化 ・容器包材におけるプラスチック使用量の削減と、環境
対応プラスチック(植物性/生分解性/再生)の採用
を進める CSV 目標
・堺工場で他拠点に先行してサステナビリティセンター化
バリューチェーンにおける温暖化ガスの排出削減率
を実現、 らには同様の取組みをグループ全体に展開する
さ Scope1,2 におけるCO2 量削減率;31 %(2016 年
当社グループへの影響 ・インターナルカーボンプライシングの導入など環境への 度比)
Scope3におけるCO2排出量削減率;2021年度公開
取組みに投資しやすい仕組みを整備する
予定
気候変動によ 原材料の安定調達およびコス
り、 ト上昇リスク ・工業用途での鉱物油から植物油への代替利用の促進や
プラスチック容器・包装の削減および資源循環の推進
が発生する。また、エネルギーコストや、炭素税など新たな バイオマスの新しい活用法の検討など、環境課題解決型
植物資源を活用した、環境にポジティブインパクトを
コスト上昇要因が発生する ビジネスの構築を進める
与える商品・サービスの開発
自然災害の増加・甚大化により、生産設備の損壊等、操業
の継続が脅かされる
適切な環境課題への対応や情報開示により、企業価値を
高められる
植物資源の活用によ 新たな環境課題解決型のビジネス
り、
チャンスを創出できる
リスク 機会
29
2 【4】食のバリューチェーンへの貢献
世界 油脂需要 増加 、社会・環境 変化 使 方 多様化 。当社 植物資源 価値 技術 高 、 客
共創 通 、社会 求 実現 。安心 生 製品・ 安定 提供 、価値 創造 通 、食
貢献 。
社会環境・社会課題 課題解決に向けた具体的取組み 共有価値
・TPPなどの貿易協定の進展や食資源確保における国際 ・搾油事業の持続可能性確保に向け、アライアンス戦略等 油脂とミールを安定的に供給し、国内食品産業および
競争の激化 などによ 、
り 国内搾油事業の国際競争力が低下 を推進する 畜産業の発展に貢献する
・消費者および企業の新たな製品・価値への欲求の高まり ・創発的な営業プロセスを実践し、常に変化していくお客 油脂を中心に植物資源の新たな機能や用途をお客さま
とつくりあげ、ソリューションを広げる
・日本では生産年齢人口の減少に伴う、人手不足が顕在化 さまの課題解決に向けた提案と、継続的な開発を強化
油脂の機能を最大限に活用し、食べられる食品が
・世界的な食品ロス問題 する
捨てられることを防ぐ
・人口や中間所得層が増加する地域・諸国における食糧 ・アプリケーション開発により、油脂と他の素材を組み合
植物資源を新しい消費志向や食糧の安定供給を満たす
供給を支える産業が発展 わせて新しい食品や加工用の原材料などを開発する ために活用する
・食品のおいしさ持続と賞味期限延長について、技術開発
を深化する CSV 目標
・将来の食糧不足解消に貢献すると期待され、市場が拡大
国内における食エネルギーの安定供給;
し続ける植物による肉や乳の代替など、食の新たな 総エネルギーの6%以上
当社グループへの影響 潮流に対応する ユーザーサポート機能の発揮によるソリューションの
提供
国内畜産業の縮小と輸入ミールへの対抗により搾油事業 ユーザーサポート件数増加率;150%(2019年度比)
の収益力が低下
人手不足や食品ロス問題を中心に油脂に求められる機能・
役割が高度化
社会課題解決に資する商品 サービスの提供によ 、
・ り ビジネス
機会拡大へつながる
新興国においては、食品産業が発展し、ビジネス機会へ
とつなげることができる
リスク 機会
30
2 【5】信頼でつながるサプライチェーン
日本 食 支 、重要 素材・ 供給者 、持続可能 方法 生産 原料 用 、 客 届 品質 常 真
向 合 、将来 安定 構築 努 。 、安全 製品 供給 透明性 高 通
客 ・社会 信頼関係 構築 。
社会環境・社会課題 課題解決に向けた具体的取組み 共有価値
・世界的な人口増加による、水・食糧不足 ・パーム油調達において、サプライヤーとの対話を含めた 世界的に油脂需要が拡大するなかで、環境と人権に
・原料生産地域における人権問題や環境問題の深刻化 取組みを進め、持続可能性を向上させる 配慮し、ネットワークを活用した持続可能で安定的な
調達を実施する
・日本における人手不足を発端とした物流業界の諸課題 ・持続可能な調達の取組みを大豆・カカオ等にも拡大する
社会全体のインフラである物流の持続可能性を高める
・品質への要求水準の高まり ・菜種、オリーブ、アマニなどに関する生産地への関与
油脂メーカーの責任と て、
し 安全で安心な製品をお届け
を強め、安定調達に向け関係強化を続ける
する
・国内の原料生産地と一体となって、地域産業を振興する
・人手不足や厳しい労働環境など課題の解決により持続
可能な物流体制を構築する
・微量成分のコントロールなど、競争力につながる高品質 CSV 目標
な製品を供給できる独自技術を開発する
人権と環境に配慮したパーム油の調達認証油の割合;
当社グループへの影響 100%
RSPOのSG認証油の割合;50%
世界的な穀物の需要増により、原材料のコスト上昇や 農園までのトレーサビリティ把握;100%
安定調達に支障が出る 大豆の持続可能性を高める取組みを推進
原料産地の人権問題/環境問題の深刻化により、産地 持続可能なカカオの調達
への関与が必須となる。また、持続可能性に欠けた原料 持続可能な物流体制の構築
共同輸配送のカバー率;50%
を扱うことにより、レピュテーションリスクが高まる
物流業界が抱える諸問題の深刻化によ 物流コス
り、 トが上昇
する。また、これまで通りの物流体制の維持が困難となる
安全性に対する要求水準の高まりにより管理すべき品質
項目が増え、高度な分析技術が求められる
リスク 機会
31
2 【6】人材マネジメント
当社 持続的 成長 、多様 視点 基 創造性 欠 。 実現 、常 社員 健康増進 教育、幅広 経験
機会 創出 努 、社員一人 働 高 、組織能力 高 、 場面
起 。
社会環境・社会課題 課題解決に向けた具体的取組み 共有価値
・日本では生産年齢人口減少に伴う人手不足が顕在化、 ・当社グループの価値創造に必要な多様な人材を受け入 多 様な人 材 がその 能 力を十 分 に発 揮できる職 場
一方、女性、高齢者、外国人の社会進出は進展 れる環境を整え、社員同士の発展的なコミュニケー 環境、制度を提供し、社員の働きがいを向上させる
・AI、IoTの進化に伴うデジタルテクノロジーの発達 ションで、イノベーションを起こす土壌を作る 全ての従業員の人権が尊重され、グループの一員と
して活躍できる企業文化を作る
・管理職の多様性を強化し、意思決定において幅広い
全てのステークホルダーから信頼される企業グループ
視点を入れる。また、そのための計画的な教育を実施
であり続けるため、実効性のあるグループ経営体制
する を整備する
・ビジョンで目指す姿に到達するため、脂質栄養・環境・
情報についてグループ全体でリテラシーの底上げを図る
・経営層と社員間のコ ュニケーシ ン強化、
ミ ョ スマー ワーク
ト CSV 目標
の推進等によ 「働きやすさ」と
り 「働きがい」を向上し、
従業員の「働きがい」を感じる人の割合;80%
当社グループへの影響 エンゲージメントを高める
女性管理職比率;20%
・人権に関する教育を推進し、事業活動全体で人権を
人材が、質・量の両面から獲得できず、当社グループの 尊重していく姿勢を追求する
成長が妨げられたり、操業の継続が脅かされる ・ビジョンやバリューズの浸透により、当社グループの
社員の価値観が多様化する中で、十分に人権が配慮され 進むべき方向性や価値観を明らかにし、グループと て
し
ないことによりレピュテーションリスクが高まる の一体感を高める
デジタルテクノロジーの活用により、業務生産性の向上が ・ビジ ン2030を実現するため、事業戦略・運営について
ョ
可能になるとともに、新たなビジネスチャンスを創出できる のガバナンス体制を強化する
多様な人材の活躍により、イノベーションを創出できる
リスク 機会
32
3 各重点領域における共有価値とCSV 目標
CSV目標
提供する共有価値
重点領域 2030年
(コミットメント) 目標
目標値
脂質栄養の知見を軸とした商品・サービスの提供により、健康寿命の延伸に貢献します 多様なライフステージにおいて健康とエネルギーを生むヘルスサイエンス商品
200%
の伸長率 2019年度比)
(
すべての人の健康 脂質栄養の知見を活かした健康課題の改善につながる商品を開発します
脂質の健康情報についての提供人数
累計1億人
(2021年度からの累計)
「おいし と
さ」 をもたらす商品 サービスを提供し、
「美」 ・ 人々の
「生活の質」QOL)
( の向上に貢献します 食卓に「おいしさ」を提供し、豊かな生活に貢献するブランドを磨き上げます
おいしさ、美のある
食での や
「おいしさ」 「美」を追求する商品を創出します
豊かな生活
美を実現する商品の伸長率 2019年度比)
( 200%
温暖化ガスの排出を削減するとともに、気候変動による影響を低減します Scope1,2におけるCO2排出量削減 2016年度比)
( 31%
Scope3におけるCO2排出量削減 2021年度公開予定
地球環境 資源は有限であるとの認識のもと、循環型社会を実現します プラスチック容器・包装の削減および資源循環を推進します
環境負荷 少ない容器・包装を開発し続けます
環境課題解決型ビジネスにより、商品・サービスを通じて社会に貢献します 植物資源を活用した、環境にポジティブインパクトを与える商品・サービスを開発します
油脂とミールを安定的に供給し、国内食品産業および畜産業の発展に貢献します 国内における食エネルギーの安定供給
6%以上
(国内の総エネルギーに占める割合)
食のバリュー
油脂を中心に植物資源の新たな機能や用途をお客様とつくりあげ、 リ
ソ ューシ ンを広げていき
ョ ます グループのユーザーサポート件数増加率 2019年度比)
(
チェーンへの貢献
油脂の機能を最大限に活用し、食べられる食品が捨てられることを防ぎます 150%
植物資源を新しい消費志向や食糧の安定供給を満たすために活用します
環境と人権に配慮した調達を実施します パーム油認証油の割合 100%
RSPOのSG認証油の割合 50%
農園までのトレーサビリティ把握 100%
信頼でつながる 大豆の持続可能性を高める取組みを推進します
サプライチェーン 持続可能なカカオを調達します
世界的に油脂需要が拡大するなかで、 トワークを活用した安定的な調達を継続します
ネッ ̶ ̶
社会全体のインフラである物流の持続可能性の取組みを続けます 共同輸配送のカバ̶率 50%
油脂メーカーの責任とし 安全で安心な製品をお届けします
て、 ̶ ̶
多様な人材がその能力を十分に発揮できる職場環境、制度を提供し、社員の働きがいを向上さ 従業員の「働きがい」を感じる人の割合 80%
せます 女性管理職比率 20%
人材マネジメント 全ての従業員の人権が尊重され、グループの一員として活躍できる企業文化を作ります ̶ ̶
全てのステークホルダーから信頼される企業グループであり続けるため、実効性のあるグルー ̶
̶
プ経営体制を整備します
33
参考:各重点領域におけるSDGs の目標とターゲット
SDGs(持続可能 開発目標) 、国連 採択 2030年 国際目標 、地球上 誰一人 取 残 誓 、途上国 、
先進国自身 取 組 普遍的 。 表現 17 目標 、 目標 紐 計169 構成 。重点
領域設定 際 、169 「重要 社会課題」 抽出 、 重点領域 紐 下記 通 。
重点領域 SDGs目標 ターゲット
SDGs_2.2 5歳未満の子どもの発育障害や衰弱について国際的に合意されたターゲットを2025年までに達成するなど、2030年までにあらゆる
すべての人の健康 形態の栄養失調を撲滅し、若年女子、妊婦・授乳婦、および高齢者の栄養ニーズへの対処を行う
SDGs_3.d すべての国々、特に開発途上国の国家・世界規模な健康リスクの早期警告、リスク緩和およびリスク管理のための能力を強化する
おいしさ、美のある
(該当するSDGs目標・ターゲットなし)
豊かな生活
SDGs_6.4 2030年までに、全セクターにおいて水の利用効率を大幅に改善し、淡水の持続可能な採取および供給を確保し水不足に対処すると もに、
と
水不足に悩む人々の数を大幅に減少させる
地球環境 SDGs7.3 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる
SDGs_12.5 2030年までに、予防、削減、リサイクル、および再利用(リユース)により廃棄物の排出量を大幅に削減する
SDGs_13.1 すべての国々において、気候変動に起因する危険や自然災害に対するレジリエンスおよび適応力を強化する
SDGs_2.4 2030年までに、持続可能な食糧生産システムを確保し、生産性および生産の向上につながるレジリエントな農業を実践することにより、
食のバリュー 生態系の保全、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水その他の災害への適応能力向上、および土地と土壌の質の漸進的改良を促す
チェーンへの貢献 SDGs_12.3 2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食品廃棄物を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーン
における食品の損失を減少させる
SDGs_2.4 2030 年までに、持続可能な食糧生産システムを確保し、生産性および生産の向上につながるレジリエントな農業を実践することに
より、生態系の保全、気候変動や極端な気象現象、干ばつ、洪水その他の災害への適応能力向上、および土地と土壌の質の漸進的改良を促す
信頼でつながる SDGs_12.a 開発途上国に対し、より持続可能な生産消費形態を促進する科学的・技術的能力の強化を支援する
サプライチェーン SDGs_15.2 2020年までに、あらゆる種類の森林の持続可能な管理の実施を促進し、森林破壊を阻止し、劣化した森林を回復し、世界全体で植林と
森林再生を大幅に増加させる
SDGs_17.17 さまざまなパートナーシップの経験や資源戦略を基にした、効果的な公的、官民、市民社会のパートナーシップを奨励・推進する
SDGs_8.2 高付加価値セクターや労働集約型セクターに重点を置くことなどにより、多様化、技術向上およびイノベーションを通じた高いレベルの
経済生産性を達成する
人材マネジメント
SDGs_10.2 2030年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、すべての人々のエンパワー
メント、および社会的、経済的、および政治的な包含を促進する
日清オイリオグループ
中期経営計画
2021~2024年度
Value Up+
2
グループビジョン2030の概要
1. 企業価値の追求と、その最大化を通じた人々・社会・経済の発展への貢献
経営 2. 「おいしさ・健康・美」の追求をコアコンセプトとする創造性、発展性ある事業
理念 への飽くなき探求
3. 社会の一員としての責任ある行動の徹底
私たちは、植物のチカラと油脂をさらに究めた強みで、
食の新たな機能を生み出すプラットフォームの役割を担います。
2030年に
そして多様な価値を創造し、
目指す姿
“生きるエネルギー”をすべての人にお届けする
企業グループになります。
ビジョン これまでより「もっとお客さまの近く」で
基本方針
ビジネスを展開する
おいしさ、 食の 信頼でつながる
すべての人の 人材
重点領域 健康
美のある 地球環境 バリュチェーン サプライ
マネジメント
豊かな生活 への貢献 チェーン
2030年度に 売上高 5,000億円 営業利益 300億円 ROE 8%以上 の企業グループを目指す
目指す事業規模
3
各重点領域における共有価値とCSV目標
CSV目標
重点領域 2019年度 2024年度 2030年度
目標
実績 目標値 目標値
多様なライフステージにおいて健康とエネルギーを生むヘルスサイエンス商品
(基準年) 130% 200%
の伸長率
すべての人の健康 脂質栄養の知見を活かした健康課題の改善につながる商品を開発します
累計 累計
脂質の健康情報についての提供人数(2021年度からの累計) 約27万人
3,000万人 1億人
食卓に「おいしさ」を提供し、豊かな生活に貢献するブランドを磨き上げます
おいしさ、美のある
食での「おいしさ」や「美」を追求する商品を創出します
豊かな生活
美を実現する商品の伸長率 (基準年) 120% 200%
Scope1,2におけるCO2排出量削減(2016年度比) 4.2% 8% 31%
Scope3におけるCO2排出量削減 2021年度公開予定
地球環境 プラスチック容器・包装の削減および資源循環を推進します
植物資源を活用した、環境にポジティブインパクトを与える商品・サービスを開発します
国内における食エネルギーの安定供給
食のバリュー (国内の総エネルギーに占める割合)
6%以上 6%以上 6%以上
チェーンへの貢献 グループのユーザーサポート件数増加率 (基準年) 130% 150%
パーム油認証油の割合(※2020年1-6月実績) 45.6%※ 100% 100%
RSPOのSG認証油の割合(※2020年1-6月実績) 45.5%※ - 50%
農園までのトレーサビリティ把握 パーム油 パーム核油
信頼でつながる 100% 100%
サプライチェーン 大豆の持続可能性を高める取組みを推進します
持続可能なカカオを調達します
共同輸配送のカバー率 32.6% 50% 50%
従業員の「働きがい」を感じる人の割合 63.7% 70% 80%
人材マネジメント
女性管理職比率 3.6% 8% 20%
4
Value Up+の位置づけ
日清オイリオグループ ビジョン2030
これまでより「もっとお客さまの近く」でビジネスを展開し
売上高5,000億円、営業利益300億円、ROE8%以上の企業グループへ大きな飛躍を遂げる
多様な共有価値の創造(CSV)
2017年度 2021年度 2024年度 2030年度
新中期経営計画
前中期経営計画
2021-2024年度
2017-2020年度 「Value Up +」
「OilliO Value Up 2020」 もっとお客さまの近くで、 2025-2030年度
事業構造改革を継承しつつ、 多様な価値を創造し続ける
より成長路線に軸足を移す 企業グループに変革する
CSVを成長ドライバーに
成長路線を加速する
Marketing × Technology × Globalization
5
核となる戦略
戦略の起点となる環境変化による機会
環境変化・機会を捉える ◼ 流通の課題解決から生活者の課題解決に力点を移した
⚫ 健康寿命延伸ニーズの高まり マーケティングによる生活者理解の深化
マーケティング
⚫ 健康目的の油脂の積極摂取の増加 ◼ 食用油のポジティブなイメージを発信し続け、「生きるエネル
⚫ 健康に関するビッグデータの充実 ギー」としての油脂の価値向上
⚫ 生活者の新たな食スタイルでの市場拡大 Marketing ◼ エビデンス×ストーリー×プロモーションによる機能性素材
マーケティングによる新たな市場創造
⚫ 新興国の発展による新たな市場拡大
⚫ 環境配慮型ビジネスへの評価の高まり
⚫ AI・IOT等を活用した商品・サービスの充実
⚫ 顧客とのダイレクトな接点によるビジネスチャンス
◼ 投資を進めてきた拠点の安定稼働によるリターン獲 ◼ 脂質栄養の知見で様々な世代が抱える健康
得とさらなる拡大戦略を実現する生産能力の増強
◼ ソリューション提供の原動力となるユーザーサポート
もっと 課題や一人ひとりの体質・体調を改善する研
究・開発
機能、テクニカルサポート機能の体制・拠点構築 お客さまの ◼ おいしさメカニズムの探求を通じて“おいしさの意
図的創発”の実現
◼ ターゲットエリアを「東南アジア・中国」「欧州」「北米」
の3つの市場としソリューションの提供でプレゼンスを 近くへ ◼ 油脂加工技術・微量成分分析技術・エステル
獲得 合成技術、原料のサステナビリティをグローバル
トップレベルに深化
◼ 事業を強化する提携戦略やM&Aの活用とシナジー
効果の獲得
Globalization
Globalization Technology
Technology
事業の展開エリアを拡大する マーケティング戦略を支える
グローバリゼーション テクノロジー
Marketing&Technology&Globalization
◼ インキュベーション機能を実装し、さらにユーザーサポート機能を発揮することでお客さまとの共創での課
題解決や新たな価値の創出
◼ デジタル技術を活用した情報基盤の整備、スマートファクトリーの実現、研究開発の進化
6
基本戦略
BtoC 油脂の価値向上の仕掛けにより
+50億円 国内家庭用市場を拡張
売
上 BtoB 国内およびグローバル市場での
拡 +550億円 ソリューション×M&Aで売上拡大
大 2024年度までの
成長投資
BtoBtoC
800億円
マーケットを起点とする共創で ※M&A含む
+100億円 新たな価値を創造
※老朽化更新
200億円除く
収益性向上 マージン改善・さらなるコスト構造改革・サプライチェーンの効率化
「持続性」と「競争優位」のための変革投資の実行
基盤強化
価値創造を実現するためのガバナンス体制の構築
7
経営目標
売上高 営業利益 ROE
4,000億円 170億円 8%
2019年度 2020年度 増減
2024年度
(実績) (見込み) (2020年度比)
年平均成長率
売上高 3,334億円 3,200億円 4,000億円 5.7%
年平均成長率
営業利益 131億円 115億円 170億円 10.3%
ROE 5.9% 5.9% 8.0% +2.1P
520億円 700億円
営業キャッシュフロー ― (2017~2020年度 (2021~2024年度 +180億円
4年間の累計) 4年間の累計)
8
事業セグメントの変更
価値創造を実現する事業戦略単位を「油脂」・「加工食品・素材」・「ファインケミカル」とする
●これまでの事業セグメント ●新たな事業セグメント
油脂・油糧および加工食品 油脂 油脂・油糧 加工油脂
チョコレート 調味料
加工油脂 加工食品・素材
機能素材・食品 大豆素材・食品
ファインケミカル ファインケミカル ファインケミカル 環境・衛生
その他 その他 自立・発展 その他・共通
9
事業構成
大分類 中分類 目指す姿
油脂 油脂・油 • コアコンピタンスの油脂を究める
糧 • 油脂の価値を高め、価値を創造する
• グループ全体の推進エンジンとなる
加工油脂 • チョコレート油脂を中心とするスペシャリティティファットの世界トップレベルの
企業グループとなる
加工食品・素材 チョコレート
• アプリケーション技術や食品の開発力を磨き、食品としてのおいしさや
調味料 健康においてお客さまの共感を生む価値を創造する
• 当社グループが持つ食品素材を体系化し、食の潮流の変化を捉えて、
機能素材・食品
市場ニーズに迅速に応える
大豆素材・食品 • 油脂の価値を高める好循環サイクルを作る
ファインケミカル ファインケミカル
• エステル合成技術の優位性を活かし化粧品油剤のリーティングカンパニー
となり世界での存在感を強める
環境・衛生
• 植物資源を活用した新たな価値の創出に挑戦する
3つの戦略領域で当社グループの強みにさらに磨きをかけ、食の新たな機能を生み出す
プラットフォームの役割を担うことで新たな価値創造を実現する
10
セグメント別売上高、営業利益
売上高 営業利益
年平均成長率
4,000億円
5.7%
年平均成長率 170億円
10.3%
3,334億円 3,200億円
131億円
2,430
115億円 95
2,104
油脂・油糧 2,070
油脂・油糧
82
77
30
729
加工油脂 472 420 加工油脂 15
20 35
加工食品・素材
560 670 加工食品・素材 22
530
15
ファインケミカル 159 150 176 ファインケミカル 14 14
7
2019年度 2020年度 2024年度 2019年度 2020年度 2024年度
(実績) (見込み) (計画) (実績) (見込み) (計画)
11
ROE向上に対する考え方
2019年度 2020年度 2024年度 ROE向上のための施策
(実績) (見込み)
ROE 5.9% 5.9% 8.0%
◆ 将来コスト・社会的コストも反映した
(収益性) 販売価格形成
①売上高純利益率 ◆ 付加価値事業・商品の拡大
2.5% 2.6% 3.1% ◆ サプライチェーンの効率化
当期純利益÷売上高
◆ 製品ポートフォリオ改革
◆ 更なるコスト構造改革
◆ アライアンス
(資産効率性)
◆ 売上高の成長を伴う積極的な投資
②総資産回転率
1.2回 1.1回 1.2回 (M&Aを含む)
売上高÷総資産 ◆ 資産の有効活用と圧縮(政策保有株式 等)
◆ CCCの短縮
③財務レバレッジ
◆ 最適資本構成の追求
2.0倍 2.0倍 2.2倍 ◆ 総還元性向を意識した株主還元
総資産÷自己資本
12
財務・投資戦略
4年間累計のキャッシュフロー
収入
⚫ 営業キャッシュフロー 700億円
資金調達 成長投資 800億円
⚫ 資産圧縮 など 100億円
500億円 800億円 -政策保有株式の売却や非効率資産の整理
-CCCサイクルの改善 など
⚫ 資金調達 500億円
内 事業投資
(M&A)
- 成長投資に必要な資金は調達を行う
- ネットD/Eレシオや自己資本比率などをモニタリングし
500億円 格付けや安全性に配慮
を含む
支出
営業キャッシュフロー ⚫ 総還元性向 50% 180億円
および
老朽化更新 -安定的な配当
資産圧縮 など
-環境等を考慮し機動的に自己株式取得
800億円 200億円
⚫ 成長に向けた積極的な投資 800億円
株主還元 -成長投資(設備投資・基盤整備) 300億円
180億円 -M&A 500億円
120億円* ⚫ 老朽化更新 200億円
⚫ 運転資金および現預金の増加* 120億円
収入 支出
13
主な事業戦略
基本戦略 事業戦略
国内家庭用市場におけるお客さまからの信頼とプレゼンスを
油脂の価値向上の仕掛けにより 最大化し、収益獲得モデルを強化
BtoC
国内家庭用市場を拡張 食用油の栄養機能や新しいおいしさ・使い方を訴求して市場
を拡張
ユーザーサポート機能の発揮でお客さまのファーストチョイスと
なるための開発力・提案力・総合力の向上
国内外食・中食・加工用チャネルにおいて課題解決の質を
向上し、ユーザー・卸からの信頼を獲得
チョコレート用油脂の販売数量拡大で世界のトップグループ
国内およびグローバル市場での 入りを果たす
売上拡大 BtoB ソリューション×M&Aで売上拡大 チョコレート事業において実行した投資を最大限に活用して
販売を拡大
エステル油剤を究めたファインケミカル事業や、くらしや環境を
キレイにする衛生管理事業の販売拡大
当社事業を強化する提携戦略やM&Aの活用とシナジー効果
の獲得、推進体制の強化
エビデンス×ストーリー×プロモーションによるMCTの機能性素材
マーケットを起点とする共創で マーケティングで新たな市場を創造
BtoBtoC
新たな価値を創造し売上を拡大 コラボレーションやコンソーシアムへの参画で共創による
BtoBtoCマーケティングの仕掛けを実践
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主な事業戦略
基本戦略 事業戦略
将来コスト・社会的コストを反映した販売価格形成と製品
ポートフォリオの変革
マージン改善
収益性向上 さらなるコスト構造改革 アライアンスによる将来に向けた戦略的取組み
サプライチェーンの効率化
非効率資産や不稼働資産の除去・更新による価値創造
型事業への転換に向けた効率的な資産活用
油脂およびその周辺領域においてグローバルトップ水準の
技術力と新たに強化するインキュベーション機能を融合し、
お客さまとともに継続的な価値創造を実現
「持続性」と「競争優位」のための変革投資の実行 将来の事業の持続性や競争優位につながる環境やデジタ
~人材・研究開発・生産基盤・環境・デジタル~ ル、長期ビジョンに沿った次世代型生産基盤への変革投
資を推進
基盤強化 多様性の確保および多様性を活かす人材マネジメントの確
立
ビジョン2030の実効性向上
価値創造を実現するための
ガバナンス体制の構築
コーポレートガバナンスとリスクマネジメントの強化