2594 キーコーヒー 2020-05-19 16:00:00
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2020年5月19日
上 場 会 社 名 キーコーヒー株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 2594 URL http://www.keycoffee.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 柴田 裕
問合せ先責任者 (役職名) 財務部長 (氏名) 小林 健一郎 (TEL) 03-3433-3311
定時株主総会開催予定日 2020年6月23日 配当支払開始予定日 2020年6月24日
有価証券報告書提出予定日 2020年6月24日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 (アナリスト・業界紙向け )
(百万円未満切捨て)
1.2020年3月期の連結業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 62,664 △1.5 531 7.1 734 14.2 725 209.5
2019年3月期 63,605 0.9 495 55.0 642 35.4 234 △26.6
(注) 包括利益 2020年3月期 558百万円( 146.3%) 2019年3月期 226百万円( ―%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2020年3月期 33.90 ― 2.2 1.5 0.8
2019年3月期 10.95 ― 0.7 1.4 0.8
(参考) 持分法投資損益 2020年3月期 16百万円 2019年3月期 49百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 48,266 33,838 69.5 1,567.82
2019年3月期 48,215 33,670 69.2 1,558.32
(参考) 自己資本 2020年3月期 33,559百万円 2019年3月期 33,355百万円
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年3月期 510 1,198 △674 8,261
2019年3月期 3,257 △810 △492 7,226
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2019年3月期 ― 9.00 ― 9.00 18.00 390 164.4 1.2
2020年3月期 ― 9.00 ― 11.00 20.00 433 59.0 1.3
2021年3月期(予想)
― ― ― ― ― ―
(注)1. 2020年3月期の期末配当は、普通配当9円に加え、創業100周年記念配当2円を予定しております。
詳細については、2020年1月31日に公表いたしました「創業100周年記念配当の実施および配当予想の修正
に関するお知らせ」をご覧ください。
2.2021年3月期の配当(予定)については、未定です。
3.2021年3月期の連結業績予想(2020年4月1日~2021年3月31日)
2021年3月期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症拡大による影響を現時点において合理的に算
定することが困難なことから未定としております。業績予想の開示が可能となった段階で、速やかに公表いたしま
す。
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ―社 (社名) 、 除外 ―社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年3月期 22,689,000株 2019年3月期 22,689,000株
② 期末自己株式数 2020年3月期 1,283,936株 2019年3月期 1,284,040株
③ 期中平均株式数 2020年3月期 21,405,084株 2019年3月期 21,404,960株
(注)自己株式数には、資産管理サービス信託銀行株式会社(信託E口)が所有する当社株式(2020年3月期
274,700株、2019年3月期 275,000株)が含まれております。また、資産管理サービス信託銀行株式会社(信
託E口)が所有する当社株式を、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。(2020
年3月期 274,775株、2019年3月期 183,333株)
(参考) 個別業績の概要
1.2020年3月期の個別業績(2019年4月1日~2020年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年3月期 54,702 △1.0 493 △16.0 567 △31.5 574 476.6
2019年3月期 55,275 △0.1 587 41.6 827 60.9 99 △80.4
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2020年3月期 26.85 ―
2019年3月期 4.65 ―
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2020年3月期 43,698 32,227 73.7 1,505.57
2019年3月期 43,575 32,137 73.8 1,501.38
(参考) 自己資本
2020年3月期 32,227百万円 2019年3月期 32,137百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての
注意事項等については、添付資料6ページ「1. 経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
・2020年3月期の決算説明会につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため会場での開催を見合わ
せ、説明内容の動画(録画)の配信を予定しております。決算補足に関する説明動画及び決算補足説明資料につき
ましては、後日当社ホームページに記載する予定です。
キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 5
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 5
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 6
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ………………………………………… 6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 6
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… 7
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………… 7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………… 12
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………… 14
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………… 16
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………… 16
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………… 16
(1株当たり情報) ……………………………………………………………………………… 19
(重要な後発事象) ……………………………………………………………………………… 19
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善が続く一方、10月に実
施された消費税率の引上げや相次ぐ自然災害の影響などにより、景気に停滞感が見られました。さ
らに年明け以降、世界各地に広がる新型コロナウイルス感染症の影響により、インバウンド消費の
急速な減退や広範囲にわたる経済・社会活動が抑制されるなど、かつてない勢いで景気後退が進ん
でおり、回復の見通しも立たない状況にあります。
コーヒー業界におきましても、新型コロナウイルス感染症防止対策における様々な自粛要請によ
り、飲食業や宿泊業などを中心とした業務用市場の売上が大きく減少しております。一方、家庭用
市場においては、外出自粛要請による家庭内での消費拡大により売上が伸長しておりますが、業務
用市場の売上減少を補完するには至らず、厳しい経営環境が続いております。
また、業績に大きな影響を及ぼすコーヒー生豆相場は、ブラジルにおける干ばつ懸念などから、
12月に期初の30%を超える高値を付けましたが、その後のブラジルの豊作見通しや現地通貨レアル
の安値推移などから一時的に落ち着きを取り戻したものの、3月には新型コロナウイルス感染症拡
大により生産各国でのコーヒー生豆の物流遅延が懸念されて再び上昇するなど、変動の激しい推移
となりました。
このような状況の下、当社グループはコーヒーの持つ魅力を生活者にお届けし続けるという企業
使命を果たすため、「品質第一主義」の経営理念に基づいて、「ブランド強化」、「収益力の強
化」及び「グループガバナンスの深化」を3つの柱とし、新たな事業領域の開拓、生活者のニーズ
にお応えする新商品の開発やお取引先の業績に寄与する企画提案型の営業活動を継続して行いまし
た。
また、当社は2020年8月に創業100周年を迎えるにあたり、これまでご支援いただきました株主
の皆様への感謝の意を表し、2020年3月期の期末配当における創業100周年記念配当の実施や株主
優待品制度の拡充に取り組みました。
「ブランド強化」につきましては、創業100周年記念商品の発売と各種プロモーションの実施、
生活者のライフスタイル及び意識の変化に対応した新商品開発、商品ブランドの強化と育成、お取
引先における当社ブランドの露出拡大、「KEY'S CAFÉ」の導入店促進などに注力しました。
「収益力の強化」につきましては、付加価値の高いプレミアム商品の拡販、費用対効果の高い販
促施策の推進、製品及び仕入商品の統廃合、工場間における最適製造体制の確立などに注力しまし
た。
「グループガバナンスの深化」につきましては、グループ内の内部統制の充実及び内部監査の強
化や各種規程の見直し、製品原価管理の高度化などに注力しました。
この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は、626億64百万円(前連結会計年度比1.5%
減)、営業利益は5億31百万円(同7.1%増)、経常利益は7億34百万円(同14.2%増)となりまし
た。また、親会社株主に帰属する当期純利益は社有物件の売却による固定資産売却益8億33百万円
を特別利益に計上したこともあり、7億25百万円(同209.5%増)と大幅な増益となりました。
セグメントの営業概況は次のとおりであります。
(コーヒー関連事業)
業務用市場では、厳選した生豆で作り上げたグルメコーヒーブランド「クレドール」シリーズを
はじめ、トアルコ トラジャ、氷温熟成珈琲や認証系コーヒーなど差別性の高いコーヒーの拡販活
動を推進しました。また、新規取引先の獲得においては、拡大が見込めるインバウンド関連施設や
職域市場への営業活動を強化しましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により状況が一変
し、その効果は先送りとなりました。お取引先の活性化に向けた提案では、クリーミーな泡立ちの
新感覚アイスコーヒー「コールド クレマ」のメニュー導入を推進しました。また、フード商材ブ
ランド“プロジーヌ”の展開において、夏季に「ドライキーマカレー」を発売し、販促企画として
同商品を使用した「絶品カレーフェア2019」を実施しました。秋冬季には「ビーフシチュー」、
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
「ボルシチ」などの既存商品に、株式会社アマンドとの共同開発による新商品「東京ベシャメルソ
ース」を使用した提案メニューを加えて「あったかフェア」を実施しました。デザート商材ブラン
ド“シュクランジュ”においては、夏季に「桃の杏仁ケーキ」を発売し、同商品を使用した「トロ
ピカルフェア」を実施しました。秋冬季には「ナッツ&ベリーショコラ」や「パイナップルタル
ト」などを発売しました。
業務用市場の活性化に向けてカフェ開業支援の施策として取り組んでおります、さまざまな立地
環境に出店可能なパッケージカフェ「KEY'S CAFÉ」は14店舗出店となりました。導入店舗数は75店
舗となり、当社から店舗に納入しているコーヒー及び業務用食材の売上が拡大しました。
家庭用市場では、春夏商品としてドリップ オンの主力製品のデザインを全面リニューアルする
とともに、コーヒーの香りの効果に着目した贅沢な癒しのコーヒー「ドリップ オン アロマポケッ
ト」2アイテムを発売しました。また、マイボトル専用レギュラーコーヒーバッグ「まいにちカフ
ェ」にカフェインレスコーヒーをラインアップしました。秋冬商品では、創業100周年を記念して、
創業時の味わいに磨きをかけた「SINCE1920」シリーズを立ち上げ、新商品「BLEND No.100」を缶、
VP(粉)、LP(豆)の形態で発売しました。また、国連が提唱するSDGs(持続可能な開発
目標)への取り組みとして、熱帯林の環境保全に配慮した“レインフォレスト・アライアンス認証
コーヒー”を使用した「ドリップ オン メローブレンド」などを発売しました。
ギフト商品では、ドリップ オンやレギュラーコーヒーをはじめ、中元期には「氷温熟成珈琲ア
イスコーヒー」や「天然水プリズマ飲料」など、人気の飲料ギフトを中心に全38アイテムをライン
アップ、歳暮期には豊かな香りと格調高い味わいの「ドリップ オン トアルコ トラジャ アソー
ト」や、リプトン紅茶とコラボレーションした「インスタントミックス スティック バラエティ」
など、多様な飲用シーンにあわせて全31アイテムをラインアップしました。
業績につきましては、売上面では業務用市場において新規取引先の獲得や業務食材の拡販活動を
推進しましたが、昨年秋の相次ぐ自然災害や新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、お取引
先の売上が大きく減少したことが影響し前年を下回りました。家庭用市場においては、商品配荷拠
点の拡大と積極的な販促活動が奏効したことに加え、外出自粛要請による家庭内での消費の拡大な
どもあり、前年を上回りました。原料用市場では販売数量が伸長したものの、コーヒー相場と連動
した取引価格により前年を下回り、全体では微減収となりました。利益面では家庭用市場でのレギ
ュラーコーヒー製品の販売伸長や利益重視の販促施策の推進などにより、販売利益は前年を確保し
ましたが、販管費において消費税率改定に伴うシステム変更及び社有物件売却に係る固定費の支出
などにより、営業利益は前年に比べ減益となりました。
この結果、当連結会計年度におけるコーヒー関連事業の売上高は541億78百万円(前年同期比1.0
%減)、営業利益は10億5百万円(同5.9%減)となりました。
(飲食関連事業)
株式会社イタリアントマトでは、経営体制を刷新するとともに、カフェビジネス及びFCビジネ
スのノウハウを有する株式会社ポッカクリエイトとの業務提携によって、メニュー開発や店舗運
営、物流体制、社内基幹システムなどの業務改革を進め、事業再建に取り組みました。
メニュー開発では、6月より月2回期間限定メニューを提供する「マンスリーフェア」を企画
し、ドリンク及びパスタを中心とした魅力あるメニュー作りに取り組み、店舗集客力の強化を図り
ました。また、クリスマスなどの歳時においても、ケーキ新商品や焼き菓子アソート商品などを開
発し、物販強化に努めました。店舗展開におきましては、FC2店舗を新規出店、FC2店舗を直
営化する一方、不採算店の整理に取り組み、店舗数は175店(直営店58店、FC店117店)となりま
した。
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
業績につきましては、付加価値の高いメニューの継続投入やメニュー販売価格の改定、ケーキ製
品の外販強化、本社販管費の圧縮などに取り組みましたが、新型コロナウイルス感染症拡大や昨年
秋の天候不順などによる売上減少が大きく影響し、前年に比べ減益となりました。
この結果、当連結会計年度における飲食関連事業の売上高は49億55百万円(前年同期比4.4%
減)、営業損失は1億71百万円(前年同期は1億62百万円の営業損失)となりました。
(その他)
ニック食品株式会社は、主力の飲料事業と食品事業における拡販活動の強化や販売アイテムの増
加に取り組むとともに、原材料費や労務費の効率的運用による原価率の低減や物流コストの抑制に
努めたことが業績に寄与いたしました。通販事業を営むhonu加藤珈琲店株式会社では、宅配費用な
ど様々なコスト上昇への対応策に取り組むとともに、世界の珈琲鑑定士が認定する高品質豆を使用
した月替わりブレンドコーヒーや、歳時に合わせた企画商品の開発など、常に新しい味わいを提供
し続けた結果、営業利益が増加しました。
この結果、その他事業の当連結会計年度における売上高は35億30百万円(前年同期比4.0%減)、
営業利益は2億81百万円(同53.4%増)となりました。
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(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末の資産の部は前連結会計年度末に比べ50百万円増加し、482億66百万円となり
ました。負債の部は1億17百万円減少し、144億27百万円となりました。純資産の部は1億68百万
円増加し、338億38百万円となりました。
これらの主な要因は次のとおりです。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は290億92百万円となり、前連結会計年度末より17億
45百万円増加となりました。これは主に、現金及び預金の増加(10億34百万円増)、売上手形及
び売掛金の増加(7億28百万円増)などによるものであります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は191億73百万円となり、前連結会計年度末より16億
94百万円減少となりました。有形固定資産は主に減価償却が進んだことによる建物及び構築物の
減少(2億89百万円減)及び機械装置及び運搬具の減少(1億58百万円減)、土地の売却による
減少(87百万円減)などにより6億26百万円減少しました。無形固定資産は電話加入権の減損損
失などにより86百万円減少しました。投資その他の資産は投資有価証券の売却等により、10億82
百万円減少しました。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は114億91百万円となり、前連結会計年度末より4億
83百万円減少しました。これは主にその他の流動負債(5億37百万円減)などによるものです。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は29億36百万円となり、前連結会計年度末より3億
65百万円増加となりました。これは主に再評価に係る繰延税金負債の増加(2億47百万円増)、
退職給付に係る負債の増加(2億36百万円増)などによるものです。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は338億38百万円となり、前連結会計年度末より1億68
百万円増加しました。これは主に当社社有物件売却による土地再評価差額金の増加(5億60百万
円増)、利益剰余金の減少(2億25百万円減)などによるものであります。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益12億90百万円、減価償却費11億
14百万円、固定資産売却益8億33百万円、売上債権の増加7億28百万円、法人税等の支払4億24百
万円などがありました。この結果、5億10百万円の収入となりました。(前連結会計年度は32億57
百万円の収入)
投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却及び償還による収入9億56百万円、
有形固定資産売却による収入8億32百万円があった一方、有形固定資産の取得による支出4億70百
万円などにより、11億98百万円の収入となりました。(前連結会計年度は8億10百万円の支出)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い3億90百万円、リース債務の返済による
支出1億60百万円などにより、6億74百万円の支出となりました。(前連結会計年度は4億92百万
円の支出)
以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は82億61百万円となり、前連結会計年
度末より10億34百万円の増加となりました。
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
(4)今後の見通し
1 次期業績の見通しについて
当社グループを取巻く経営環境は、世界各地に広がる新型コロナウイルス感染症の影響により、
広範囲にわたって経済・社会活動が抑制され、雇用や所得に対する不安が高まっております。ま
た外出自粛要請により、当社の重要なお取引先のひとつである飲食業や宿泊業を中心として、業
務用市場の売上が大きく減少しております。また飲食関連事業においても一部の商業施設の直営
店において営業時間短縮や臨時休業を実施しております。
当社グループとしても可能な限りのお取引先の支援を行う予定ですが、これらの事態の規模や
感染収束までの期間が引き続き不透明な状況であることから、現時点において2021年3月期の連
結業績予想への影響を合理的に算定することが困難な状況にあります。
今後も影響をできる限り軽減すべく、急速に変わっていく状況に応じて必要な対策を継続し、
業績の予想が可能となった時点において速やかに開示をする予定です。
2 新型コロナウイルス感染症への対応について
新型コロナウイルス感染症への対応につきましては、お客様、お取引先様、従業員の安全と健
康を確保していくことを最優先とし、政府の指針に沿った感染対策の会社方針を策定し、全従業
員への周知を徹底しております。また、業務においては時差出勤や在宅勤務の推進、社内会議や
会合等の中止または規模縮小、不要不急のイベント参加や国内海外出張の取り止め等、感染拡大
の抑止に向けた措置を実施しております。
このような状況下であるからこそ、コーヒーの力で「人の絆」や「思いやり・心配り」を深め
る“ハートウォーミングリレーション”を生み出すべく、事業活動を行い、コーヒーに関して信
頼度No.1の会社であること、コーヒーの可能性を追求し、その価値を提供できる会社であること、
そして、お客様に最初に選ばれるコーヒー会社であることを掲げ、その実現に向けて全社一丸と
なって取り組んでまいります。
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、将来の事業展開と企業基盤の強化のために必要な内部留保の確保と株主の皆様への利
益還元を両立すべく、安定した配当に努めることを基本方針としております。
当社は、本年8月をもって創業100周年を迎えることから、これまでご支援いただきました株主
の皆様への感謝の意を表し、期末の剰余金の配当は、1株につき9円の普通配当に加え、2円の
記念配当を実施し、1株あたり11円とさせていただく予定です。すでに実施済みの中間配当金1
株当たり9円と併せて年間配当金は1株当たり20円を予定しております。
また次期の配当につきましては、現時点では未定とさせていただきます。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表における企業間の比較可能性を考慮し、当面は日本基準で連結財務
諸表を作成する方針であります。なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の
うえ、適切に対応していく方針であります。
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 7,226 8,261
受取手形及び売掛金 11,168 11,896
商品及び製品 2,592 2,498
仕掛品 182 167
原材料及び貯蔵品 5,274 5,597
その他 932 699
貸倒引当金 △28 △27
流動資産合計 27,346 29,092
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 16,029 15,480
減価償却累計額 △11,340 △11,081
建物及び構築物(純額) 4,688 4,398
機械装置及び運搬具 11,904 11,647
減価償却累計額 △10,121 △10,022
機械装置及び運搬具(純額) 1,783 1,624
土地 6,683 6,596
その他 3,916 3,568
減価償却累計額 △2,981 △2,724
その他(純額) 934 843
有形固定資産合計 14,090 13,463
無形固定資産
のれん 324 255
その他 232 215
無形固定資産合計 557 471
投資その他の資産
投資有価証券 4,523 3,440
長期貸付金 79 71
繰延税金資産 293 400
差入保証金 1,108 1,126
その他 450 431
貸倒引当金 △235 △232
投資その他の資産合計 6,220 5,238
固定資産合計 20,868 19,173
資産合計 48,215 48,266
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年3月31日) (2020年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 7,206 7,117
短期借入金 501 498
未払金 1,891 2,152
未払法人税等 312 296
賞与引当金 436 336
その他の引当金 3 3
その他 1,622 1,085
流動負債合計 11,974 11,491
固定負債
長期借入金 258 136
繰延税金負債 140 138
再評価に係る繰延税金負債 231 478
株式給付引当金 21 42
その他の引当金 2 2
退職給付に係る負債 999 1,236
資産除去債務 203 256
その他 714 645
固定負債合計 2,571 2,936
負債合計 14,545 14,427
純資産の部
株主資本
資本金 4,628 4,628
資本剰余金 5,104 5,104
利益剰余金 29,416 29,191
自己株式 △2,557 △2,556
株主資本合計 36,592 36,367
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 363 260
土地再評価差額金 △3,297 △2,736
為替換算調整勘定 △15 △15
退職給付に係る調整累計額 △286 △316
その他の包括利益累計額合計 △3,237 △2,808
非支配株主持分 314 279
純資産合計 33,670 33,838
負債純資産合計 48,215 48,266
8
キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
売上高 63,605 62,664
売上原価 47,051 46,028
売上総利益 16,553 16,635
販売費及び一般管理費
広告宣伝費及び見本費 1,510 1,461
荷造運搬費 1,930 1,970
車両費 509 495
貸倒引当金繰入額 63 12
役員報酬 307 267
給料及び賞与 5,578 5,529
賞与引当金繰入額 345 272
退職給付費用 245 391
福利厚生費 934 922
賃借料 1,186 1,204
減価償却費 342 350
消耗品費 304 280
研究開発費 234 233
その他 2,564 2,711
販売費及び一般管理費合計 16,057 16,104
営業利益 495 531
営業外収益
受取利息 3 2
受取配当金 30 35
持分法による投資利益 49 16
受取家賃 29 36
貸倒引当金戻入額 4 9
受取賠償金 ― 39
その他 56 97
営業外収益合計 173 238
営業外費用
支払利息 18 15
賃貸借契約解約損 2 8
その他 4 10
営業外費用合計 26 34
経常利益 642 734
9
キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
特別利益
固定資産売却益 5 833
投資有価証券売却益 ― 10
特別利益合計 5 843
特別損失
減損損失 173 140
投資有価証券売却損 4 109
投資有価証券評価損 ― 28
災害による損失 2 7
特別損失合計 180 287
税金等調整前当期純利益 468 1,290
法人税、住民税及び事業税 398 409
法人税等調整額 △19 190
法人税等合計 378 600
当期純利益 90 690
非支配株主に帰属する当期純損失(△) △144 △35
親会社株主に帰属する当期純利益 234 725
10
キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
当期純利益 90 690
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △35 △94
土地再評価差額金 247 -
為替換算調整勘定 △28 0
退職給付に係る調整額 △44 △29
持分法適用会社に対する持分相当額 △2 △9
その他の包括利益合計 136 △132
包括利益 226 558
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 368 593
非支配株主に係る包括利益 △141 △35
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 4,628 5,060 29,570 △2,504 36,754
当期変動額
剰余金の配当 △387 △387
親会社株主に帰属す
234 234
る当期純利益
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 △8 △8
変動
自己株式の取得 △588 △588
自己株式の処分 52 536 588
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― 43 △153 △52 △161
当期末残高 4,628 5,104 29,416 △2,557 36,592
その他の包括利益累計額
退職給付に その他の 非支配
その他有価証券 土地再評価 為替換算 純資産合計
係る調整 包括利益 株主持分
評価差額金 差額金 調整勘定
累計額 累計額合計
当期首残高 403 △3,545 11 △241 △3,370 435 33,819
当期変動額
剰余金の配当 △387
親会社株主に帰属す
234
る当期純利益
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 △8
変動
自己株式の取得 △588
自己株式の処分 588
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △40 247 △27 △45 133 △121 12
額)
当期変動額合計 △40 247 △27 △45 133 △121 △149
当期末残高 363 △3,297 △15 △286 △3,237 314 33,670
12
キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 4,628 5,104 29,416 △2,557 36,592
当期変動額
剰余金の配当 △390 △390
親会社株主に帰属す
725 725
る当期純利益
自己株式の取得 △0 △0
自己株式の処分 0 0
土地再評価差額金の
△560 △560
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― ― △225 0 △225
当期末残高 4,628 5,104 29,191 △2,556 36,367
その他の包括利益累計額
退職給付に その他の 非支配
その他有価証券 土地再評価 為替換算 純資産合計
係る調整 包括利益 株主持分
評価差額金 差額金 調整勘定
累計額 累計額合計
当期首残高 363 △3,297 △15 △286 △3,237 314 33,670
当期変動額
剰余金の配当 △390
親会社株主に帰属す
725
る当期純利益
自己株式の取得 △0
自己株式の処分 0
土地再評価差額金の
560 560 ―
取崩
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △103 ― 0 △29 △132 △35 △167
額)
当期変動額合計 △103 560 0 △29 428 △35 168
当期末残高 260 △2,736 △15 △316 △2,808 279 33,838
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 468 1,290
減価償却費 1,167 1,114
減損損失 173 140
固定資産売却損益(△は益) △5 △833
投資有価証券売却損益(△は益) 4 99
投資有価証券評価損益(△は益) ― 28
災害による損失 2 7
貸倒引当金の増減額(△は減少) 37 △4
賞与引当金の増減額(△は減少) 153 △99
株式給付引当金の増減額(△は減少) 21 21
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △116 △48
受取利息及び受取配当金 △34 △38
支払利息 18 15
持分法による投資損益(△は益) △49 △16
売上債権の増減額(△は増加) 257 △728
たな卸資産の増減額(△は増加) △358 △213
未収消費税等の増減額(△は増加) 12 ―
仕入債務の増減額(△は減少) 1,370 △89
未払金の増減額(△は減少) 3 219
未払消費税等の増減額(△は減少) △26 △48
その他 218 14
小計 3,319 833
利息及び配当金の受取額 28 33
受取賠償金の受取額 ― 39
持分法適用会社からの配当金の受取額 29 29
利息の支払額 △17 △13
災害損失の支払額 △2 △7
法人税等の支払額 △201 △424
法人税等の還付額 102 20
営業活動によるキャッシュ・フロー 3,257 510
投資活動によるキャッシュ・フロー
投資有価証券の取得による支出 △354 △136
投資有価証券の売却及び償還による収入 838 956
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
△389 ―
る支出
関係会社株式の取得による支出 △9 ―
有形固定資産の取得による支出 △810 △470
有形固定資産の売却による収入 102 832
無形固定資産の取得による支出 △95 △72
その他 △93 88
投資活動によるキャッシュ・フロー △810 1,198
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入金の純増減額(△は減少) 251 14
長期借入金の返済による支出 △150 △139
自己株式の取得による支出 △588 △0
自己株式の処分による収入 588 ―
配当金の支払額 △387 △390
リース債務の返済による支出 △180 △160
その他 △24 0
財務活動によるキャッシュ・フロー △492 △674
現金及び現金同等物に係る換算差額 △6 1
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 1,948 1,034
現金及び現金同等物の期首残高 5,278 7,226
現金及び現金同等物の期末残高 7,226 8,261
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
(セグメント情報)
1. 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、
取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となってい
るものであります。
当社グループは、コーヒー関連、飲食関連、運送物流等の複数の業種にわたる事業を営んでおり、
当社及び当社の連結子会社が各々独立した経営単位として、事業活動を展開しております。
当社の報告セグメントは、連結売上高に占める割合を基礎として、コーヒー関連事業、飲食関連
事業の2つを報告セグメントとしております。
「コーヒー関連事業」は当社が営んでいる事業で、コーヒー製品等を消費者、飲食店及び食品問
屋、飲料メーカー等に販売しております。
「飲食関連事業」は株式会社イタリアントマト及び株式会社アマンドが営んでいる事業で、飲食
店事業及び洋菓子等の販売を行っております。
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
2. 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、棚卸資産の評価基準を除き、「連結財務諸
表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。
棚卸資産の評価については、収益性の低下に基づく簿価切下げ前の価額で評価しております。報
告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は
市場実勢価格に基づいております。
3. 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸
その他 調整額
合計 表計上額
コーヒー 飲食 (注1) (注2)
計 (注3)
関連事業 関連事業
売上高
外部顧客への売上高 54,743 5,185 59,929 3,676 63,605 ― 63,605
セグメント間の
530 19 549 2,154 2,704 △2,704 ―
内部売上高又は振替高
計 55,274 5,204 60,478 5,830 66,309 △2,704 63,605
セグメント利益又は損失(△) 1,068 △162 906 183 1,089 △594 495
セグメント資産 33,538 2,316 35,854 5,587 41,442 6,773 48,215
セグメント負債 11,848 2,180 14,029 1,241 15,270 △724 14,545
その他の項目
減価償却費 840 97 938 188 1,126 40 1,167
のれんの償却額 ― ― ― 68 68 ― 68
有形固定資産及び
521 125 646 138 785 ― 785
無形固定資産の増加額
(注) 1. 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、連結子会社が営んでいる
飲料製品製造事業、オフィスサービス事業及び通販事業、運送物流事業、保険代理店事業等を含んでおりま
す。
2. 調整額は以下の通りであります。
(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額△5億94百万円には、セグメント間取引消去△46百万円、棚卸
資産の調整額△59百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用4億87百万円が含まれておりま
す。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(2) セグメント資産の調整額67億73百万円には、各報告セグメントに配分していない全社資産97億67百万円、
セグメント間の投資と資本の相殺額及び債権の相殺額等29億94百万円が含まれております。全社資産のう
ち主なものは、管理部門に係る資産であります。
(3) セグメント負債の調整額△7億24百万円は、セグメント間の債務の相殺額であります。
3. セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2019年4月1日 至 2020年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸
その他 調整額
合計 表計上額
コーヒー 飲食 (注1) (注2)
計 (注3)
関連事業 関連事業
売上高
外部顧客への売上高 54,178 4,955 59,133 3,530 62,664 ― 62,664
セグメント間の
523 15 539 2,337 2,876 △2,876 ―
内部売上高又は振替高
計 54,702 4,971 59,673 5,868 65,541 △2,876 62,664
セグメント利益又は損失(△) 1,005 △171 833 281 1,115 △584 531
セグメント資産 32,535 2,145 34,680 5,770 40,451 7,815 48,266
セグメント負債 11,930 2,202 14,133 1,199 15,332 △904 14,427
その他の項目
減価償却費 802 89 892 194 1,086 28 1,114
のれんの償却額 ― ― ― 69 69 ― 69
有形固定資産及び
404 117 522 178 701 ― 701
無形固定資産の増加額
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、連結子会社が営んでいる飲
料製品製造事業、オフィスサービス事業及び通販事業、運送物流事業、保険代理店事業等を含んでおりま
す。
2.調整額は以下の通りであります。
(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額△5億84百万円には、セグメント間取引消去△59百万円、棚卸
資産の調整額△12百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用5億13百万円が含まれておりま
す。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(2) セグメント資産の調整額78億15百万円には、各報告セグメントに配分していない全社資産108億40百万
円、セグメント間の投資と資本の相殺額及び債権の相殺額等30億25百万円が含まれております。全社資
産のうち主なものは、管理部門に係る資産であります。
(3) セグメント負債の調整額△9億4百万円は、セグメント間の債務の相殺額であります。
3.セグメント利益又は損失(△)は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
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キーコーヒー株式会社(2594) 2020年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり純資産額 1,558円32銭 1,567円82銭
1株当たり当期純利益金額 10円95銭 33円90銭
(注) 1. 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2. 株主資本において自己株式として計上されている「株式給付信託(BBT)」に残存する自社の株式は、1株
当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株
式に含めております。
1株当たり純資産額の算定上、控除した当該自己株式の期末株式数は、前連結会計年度275,000株、当連結
会計年度274,700株であります。
1株当たり当期純利益金額の算定上、控除した当該自己株式の期中平均株式数は、前連結会計年度
183,333株、当連結会計年度274,775株であります。
3.1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2018年4月1日 (自 2019年4月1日
至 2019年3月31日) 至 2020年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 234 725
普通株主に帰属しない金額(百万円) ― ―
普通株式に係る
234 725
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円)
普通株式の期中平均株式数(株) 21,404,960 21,405,084
(重要な後発事象)
新型コロナウイルス感染症の世界的拡大に伴い、2020年4月7日に日本政府が発出した緊急事態
宣言を受け、コーヒー関連事業においては飲食業や宿泊業を中心とした業務用市場の売上が大きく
減少しております。飲食関連事業においても一部の商業施設の直営店において営業時間短縮や臨時
休業を実施しております。なお、収束時期の見通しが立たない状況であるため、当社グループの翌
連結会計年度の経営成績、財政状態及び連結キャッシュ・フローの状況に及ぼす影響について、現
時点で合理的に算定することは困難であります。
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