2594 キーコーヒー 2019-05-13 14:00:00
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2019年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2019年5月13日
上 場 会 社 名 キーコーヒー株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 2594 URL http://www.keycoffee.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 柴田 裕
問合せ先責任者 (役職名) 財務部長 (氏名) 小林 健一郎 (TEL) 03-3433-3311
定時株主総会開催予定日 2019年6月25日 配当支払開始予定日 2019年6月26日
有価証券報告書提出予定日 2019年6月26日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 (アナリスト・業界紙向け )
(百万円未満切捨て)
1.2019年3月期の連結業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 63,605 0.9 495 55.0 642 35.4 234 △26.6
2018年3月期 63,027 0.1 319 △76.8 474 △69.6 319 △71.8
(注) 包括利益 2019年3月期 226百万円( ―%) 2018年3月期 △199百万円( ―%)
潜在株式調整後
1株当たり 自己資本 総資産 売上高
1株当たり
当期純利益 当期純利益率 経常利益率 営業利益率
当期純利益
円 銭 円 銭 % % %
2019年3月期 10.95 ― 0.7 1.4 0.8
2018年3月期 14.42 ― 0.9 1.0 0.5
(参考) 持分法投資損益 2019年3月期 49百万円 2018年3月期 37百万円
(2)連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 48,215 33,670 69.2 1,558.32
2018年3月期 46,595 33,819 71.6 1,559.63
(参考) 自己資本 2019年3月期 33,355百万円 2018年3月期 33,383百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当連結会計年度の
期首から適用しており、前連結会計年度に係る連結財政状態については、当該会計基準等を遡って適用した後の
数値となっております。
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による 投資活動による 財務活動による 現金及び現金同等物
キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー キャッシュ・フロー 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2019年3月期 3,350 △902 △492 7,226
2018年3月期 △1,041 1,470 △1,858 5,278
2.配当の状況
年間配当金 純資産
配当金総額 配当性向
配当率
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結)
(連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
2018年3月期 ― 9.00 ― 9.00 18.00 392 124.8 1.1
2019年3月期 ― 9.00 ― 9.00 18.00 390 164.4 1.2
2020年3月期(予想)
― 9.00 ― 9.00 18.00 55.0
3.2020年3月期の連結業績予想(2019年4月1日~2020年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社株主に帰属 1株当たり当期純
売上高 営業利益 経常利益
する当期純利益 利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 64,000 0.6 600 21.0 760 18.2 700 198.5 32.70
※ 注記事項
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ―社 (社名) 、 除外 ―社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期 22,689,000株 2018年3月期 22,689,000株
② 期末自己株式数 2019年3月期 1,284,040株 2018年3月期 1,284,040株
③ 期中平均株式数 2019年3月期 21,404,960株 2018年3月期 22,162,127株
(注)自己株式数には、資産管理サービス信託銀行株式会社(信託E口)が所有する当社株式(2019年3月期
275,000株)が含まれております。また、資産管理サービス信託銀行株式会社(信託E口)が所有する当社株
式を、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。(2019年3月期 183,333株)
(参考) 個別業績の概要
1.2019年3月期の個別業績(2018年4月1日~2019年3月31日)
(1)個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期 55,275 △0.1 587 41.6 827 60.9 99 △80.4
2018年3月期 55,314 0.2 414 △70.3 514 △67.1 508 △10.3
1株当たり 潜在株式調整後
当期純利益 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
2019年3月期 4.65 ―
2018年3月期 22.95 ―
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期 43,575 32,137 73.8 1,501.38
2018年3月期 42,265 32,224 76.2 1,505.47
(参考) 自己資本
2019年3月期 32,137百万円 2018年3月期 32,224百万円
(注)「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を当事業年度の期首
から適用しており、前事業年度に係る個別財政状態については、当該会計基準等を遡って適用した後の数値と
なっております。
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
・本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると
判断する一定の前提に基づいており、当社としてその実現を約束する趣旨のものではありません。実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての
注意事項等については、添付資料6ページ「1. 経営成績等の概況(4)今後の見通し」をご覧ください。
キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 …………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 ………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 ………………………………………………………………………… 5
(3)当期のキャッシュ・フローの概況 …………………………………………………………… 5
(4)今後の見通し …………………………………………………………………………………… 6
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ………………………………………… 6
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………………………………………………………… 6
3.連結財務諸表及び主な注記 ………………………………………………………………………… 7
(1)連結貸借対照表 ………………………………………………………………………………… 7
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 …………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 …………………………………………………………………… 12
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………… 14
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ……………………………………………………………… 16
(継続企業の前提に関する注記) ……………………………………………………………… 16
(表示方法の変更) ……………………………………………………………………………… 16
(追加情報) ……………………………………………………………………………………… 16
(セグメント情報等) …………………………………………………………………………… 17
(1株当たり情報) ……………………………………………………………………………… 20
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キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度におけるわが国経済は、各種政策効果による企業収益の回復や雇用・所得環境の
改善などにより、緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、米中貿易摩擦の拡大、中国経
済の減速、英国のEU離脱問題や欧州の不安定な政治情勢、金融資本市場の変動の影響などが懸念
され、景気の先行きは不透明な状況で推移しました。
コーヒー業界におきましては、業績に大きな影響を及ぼすコーヒー生豆相場は、世界最大のコー
ヒー生産国であるブラジルの豊作による潤沢な供給量や、裏作にあたる2019年度の良好な生産見通
しなどを背景に総じて安定した動きで推移しました。一方で、生活者の節約・低価格志向は根強
く、競合他社との販売競争がさらに激化していることに加え、慢性的な人手不足による人件費、物
流費及び仕入コストが上昇するなど、厳しい経営環境が続いております。
このような状況の下、当社グループはコーヒーの持つ魅力を生活者にお届けし続けるという企業
使命を果たすため、「品質第一主義」の経営理念に基づいて、「ブランド強化」、「収益力の強
化」及び「グループガバナンスの深化」を3つの柱とし、新たな事業領域の開拓、生活者のニーズ
にお応えする新商品の開発やお取引先との絆を深める企画提案型の営業活動を継続して行いまし
た。
「ブランド強化」については、発売40周年を迎えたフラッグシップブランド「トアルコ トラジ
ャ」コーヒーの価値の訴求と販売拡大への取り組みや、生活者の多様化するニーズとライフスタイ
ルの変化に対応した新商品開発、商品サブブランドのラインアップ展開、世界初のコーヒー生豆の
精選技術開発、「KEY'S CAFÉ」の導入店促進などに注力しました。
「収益力の強化」については、販売利益の増加に向けて販売価格の改定や改善に取り組むととも
に、製品統廃合の推進、工場間における最適製造体制の確立、製造効率と物流効率向上に向けた製
品規格の整理統合を行うなど、コスト低減化を推進しました。
「グループガバナンスの深化」については、業務用市場における株式会社アマンドとの協同企画
による新商品の開発、グループ連携による各社製品の新規販路拡大と物流機能の共有化、海外子会
社との人事交流及びマーケティング機能の連携強化による事業拡充などに注力しました。
この結果、当社グループの当連結会計年度の売上高は、636億5百万円(前年同期比0.9%増)、営
業利益は4億95百万円(同55.0%増)、経常利益は6億42百万円(同35.4%増)となりました。親会
社株主に帰属する当期純利益は、飲食関連事業において減損損失を計上したことにより、2億34百
万円(同26.6%減)となりました。
セグメントの営業概況は次のとおりであります。
(コーヒー関連事業)
技術開発においては、コーヒー生豆の香味を向上させる当社が独自に開発した世界初の精選技術
「KEY Post-Harvest Processing」や、ハンドドリップ抽出技術の教育・訓練を支援するアプリ
「Brewmaster」など、先進性の高い技術とツールを開発し、9月のスペシャルティコーヒーイベン
ト「SCAJ 2018」にて紹介しました。
業務用市場では、コスト上昇に対する収益改善に向けて販売価格の見直しに取り組むとともに、
厳選した生豆で作り上げたグルメコーヒー「クレドール」シリーズをはじめ、トアルコ トラジャ
や氷温熟成珈琲など差別性の高いプレミアムコーヒーの拡販活動を推進しました。また、クリーミ
ーな泡立ちの新感覚アイスコーヒー「コールド クレマ」の導入店拡大を推進しました。お取引先
の売上支援策としては、「2018 カレーフェア」、「あったかシチューフェア」などを実施し、フ
ェア活性化に向けて各種新商品を投入しました。また、シュクランジュシリーズでは、「真っ赤な
りんごのケーキ」、「宇治抹茶ティラミス」などの季節に合わせた差別性のある新商品を発売しま
した。
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キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
家庭用市場では、販売価格の下落に対して価格販促の抑制などを行い、販売利益の改善に取り組
みました。春夏新商品として、トアルコ トラジャシリーズ全般をリニューアルするとともに、発
売40周年記念として「ドリップ オン トアルコ トラジャ ペランギアン」を期間限定で発売しまし
た。また、「プレミアムステージ」ブランドをLP(ライブパック)豆製品にも展開し、「フルー
ティアロマ」などを発売しました。秋冬新商品としては注目が高まりつつあるオーガニック市場に
向けて「プレミアムステージ有機珈琲」をVP(粉)とLP(豆)形態で発売、また、マイボトル
にコーヒーバックとお湯を入れておくだけで、いつでもどこでも本格コーヒーが楽しめる「まいに
ちカフェ コーヒーバック」などを発売しました。
ギフト商品では、ブランド認知の拡大と新規顧客の獲得に向けて、中元期に「氷温熟成珈琲アイ
スコーヒー」ギフトなど、人気の飲料ギフトを中心に全38アイテムをラインアップしました。歳暮
期には2018年度iTQi(国際味覚審査機構)において優秀味覚賞を受賞した「ドリップ オン」ギフ
トをはじめ、「トアルコ トラジャ&氷温熟成」ギフトやリプトン紅茶とのコラボレーションギフ
トなど、多様な飲用シーンにあわせて全31アイテムをラインアップしました。
業務用市場の活性化に向けてカフェ開業支援の施策として取り組んでおります、さまざまな立地
環境に出店可能なパッケージカフェ「KEY'S CAFÉ」は11店舗出店となり、導入店舗総数は62店にな
りました。
業績につきましては、売上面では業務用市場において新規取引先の獲得に努めましたが、一般業
務店の既存取引先数減少を補完するまでには至らなかったことや、度重なる自然災害によるお取引
先の売上減少などが影響し前年を下回りました。家庭用市場においても、主力のレギュラーコーヒ
ー製品の販売減少や、廉価なコモディティ商品の販売構成比が高まったことなどが影響し前年を下
回りました。一方、原料用市場においては販売数量の伸長により前年を上回り、全体では前年並み
の実績となりました。利益面では販売価格の改定や、利益重視の販売施策を進めたことなどにより
販売利益率が上昇したことや、配送費や倉庫保管費などの物流コストの抑制と併せて、他の販管費
の圧縮を行ったことにより前年に比べ増益となりました。
この結果、当連結会計年度におけるコーヒー関連事業の売上高は547億43百万円(前年同期比0.2
%減)、営業利益は10億68百万円(同9.0%増)となりました。
(飲食関連事業)
株式会社イタリアントマトでは、販売促進及び商品開発として「スープパスタ」、「冷製パス
タ」、「ドルチェ・グラニータ」、「濃厚クリームソースパスタ」など季節に合わせた限定メニュ
ーを販売、冬季には「グラタンフェア」を実施して集客力の強化を図りました。また、10月には創
業40周年を記念して、期間限定ケーキ「ガトーマルジョレーヌ」を発売いたしました。店舗展開に
おきましては、5店舗を新規出店する一方、不採算店の閉鎖を進め、店舗総数は201店(直営店74
店、FC店127店)となりました。
株式会社アマンドでは、アマンド六本木店において「トアルコト ラジャ発売40周年フェア」を
開催し、トラジャコーヒーのアレンジドリンクなどを販売しました。また、銀座店においては全席
禁煙化としました。
業績につきましては、売上面では株式会社イタリアントマトにおいて、一部のFC店舗の直営化
を進めたことにより、前年を上回りましたが、利益面では既存店舗における集客力の低下や天候不
順など外的要因による売上減少、また付加価値の高いメニュー投入などの効果が不十分であったこ
とや、原材料価格及び人件費の上昇の影響により、厳しい結果となりました。
この結果、当連結会計年度における飲食関連事業の売上高は51億85百万円(前年同期比13.6%
増)、営業損失は1億62百万円(前年同期は1億25百万円の営業損失)となりました。
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キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
(その他)
ニック食品株式会社は、主力の飲料事業において生産ロットの集約により生産効率の向上が図れ
たことや、外注加工事業において紅茶飲料の新規受託が大きく業績に貢献いたしました。通販事業
を営むhonu加藤珈琲店株式会社では、多様化するニーズに対して、国際品評会入賞コーヒー豆の取
扱いなどによる希少性の訴求や、お菓子とのセット商品、ポスト投函型商品の強化などの利便性の
向上に取り組み、過去最高の売上高、営業利益を実現しました。
この結果、その他事業の当連結会計年度における売上高は、36億76百万円(前年同期比1.5%
増)、営業利益は1億83百万円(前年同期は0百万円の営業利益)と大幅な増益となりました。
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(2)当期の財政状態の概況
当連結会計年度末の資産の部は前連結会計年度末に比べ16億20百万円増加し、482億15百万円と
なりました。負債の部は17億69百万円増加し、145億45百万円となりました。純資産の部は1億49
百万円減少し、336億70百万円となりました。
これらの主な要因は次のとおりです。
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は273億46百万円となり、前連結会計年度末より18億
15百万円増加となりました。これは主に、現金及び預金の増加(19億48百万円増)であり、大手
取引先との取引方法の変更に伴い買掛金の支払いが一時的に減少したことなどによるものであり
ます。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は208億68百万円となり、前連結会計年度末より1億
95百万円減少となりました。これは主に連結子会社化したことによる土地の増加(4億54百万円
増)があった一方、減価償却が進んだことによる建物及び構築物の減少(1億68百万円減)、機械
装置及び運搬具の減少(1億97百万円減)、差入保証金の減少(1億94百万円減)などによるも
のであります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は119億74百万円となり、前連結会計年度末より20億
92百万円増加となりました。これは主に支払手形及び買掛金の増加(13億69百万円増)、未払法
人税の増加(2億3百万円増)などによるものです。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は25億71百万円となり、前連結会計年度末より3億
22百万円減少となりました。これは主に再評価に係る繰延税金負債の減少(2億47百万円減)、
長期借入金の減少(1億39百万円減)などによるものです。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は336億70百万円となり、前連結会計年度末より1億49
百万円減少しました。これは主に利益剰余金の減少(1億53百万円減)などによるものでありま
す。
(3)当期のキャッシュ・フローの概況
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益4億68百万円、減価償却費11億
67百万円、仕入債務の増加13億70百万円などにより、33億50百万円の収入となりました。(前連結
会計年度は10億41百万円の支出)
投資活動によるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却及び償還による収入8億38百万円の収
入があった一方、有形固定資産の取得による支出8億10百万円、投資有価証券の取得による支出3
億54百万円、連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得3億89百万円などの支出により、9億2百
万円の支出となりました。(前連結会計年度は14億70百万円の支出)
財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払い3億87百万円などにより、4億92百万円
の支出となりました。(前連結会計年度は18億58百万円の支出)
以上の結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は72億26百万円となり、前連結会計年
度末より19億48百万円の増加となりました。
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(4)今後の見通し
当社グループを取巻く経営環境は、海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動の影響、
国内では緩やかな回復が見られるものの、労働需給バランスの変化に伴う人手不足の影響、生活者
の消費マインドが依然として強い節約志向にあることなど、景気の先行きは引続き不透明な状況で
推移するものと予想されます。
コーヒー関連事業におきましては、価格競争の激化、商品・サービスの多様化及びライフサイク
ルの短期化、市場のボーダレス化などで企業間競争はさらに高まるものと見込んでおります。ま
た、人手不足を背景とした人件費、物流費および仕入コストの上昇への対応などの問題を抱えてお
ります。
飲食関連事業におきましては、業態の垣根を超えた企業間競争の激化、慢性的な人手不足による
労働コストの上昇に加え、原材料価格の上昇への対応などの問題を抱えております。
このような環境の下、当社グループの置かれているさまざまな状況とその変化をいち早く受け止
め、グループ一丸となって「ブランド強化」、「収益力の強化」及び「グループガバナンスの深
化」に注力し、引き続き、企業体質の強化と業績の向上に努める所存です。
また、当社は2020年に迎える創業100周年のビジョンとして、コーヒーに関して信頼度No.1の会
社であること、コーヒーの可能性を追求し、その価値を提供できる会社であること、そして、お客
様に最初に選ばれるコーヒー会社であることを掲げ、その実現に向けて全社一丸となって取組んで
まいります。
次期の業績につきましては、売上高640億円、営業利益6億円、経常利益7億60百万円、親会社
株主に帰属する当期純利益7億円を見込んでおります。
(5)利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、将来の事業展開と企業基盤の強化のために必要な内部留保の確保と株主の皆様への利
益還元を両立すべく、安定した配当に努めることを基本方針としております。
この基本方針に基づき、当連結会計年度につきましては、期末配当金は1株あたり9円とさせ
ていただく予定です。すでに実施済みの中間配当金9円と合わせて、年間配当金は1株あたり18
円となります。
次期の配当金につきましても、上記の基本方針に基づき実施する予定であり、1株あたり中間
配当金9円、期末配当金9円の年間配当金18円を予定しております。
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表における企業間の比較可能性を考慮し、当面は日本基準で連結財
務諸表を作成する方針であります。なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮
のうえ、適切に対応していく方針であります。
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キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 5,278 7,226
受取手形及び売掛金 11,427 11,168
商品及び製品 2,481 2,592
仕掛品 194 182
原材料及び貯蔵品 5,016 5,274
その他 1,151 932
貸倒引当金 △17 △28
流動資産合計 25,531 27,346
固定資産
有形固定資産
建物及び構築物 16,069 16,029
減価償却累計額 △11,212 △11,340
建物及び構築物(純額) 4,857 4,688
機械装置及び運搬具 11,871 11,904
減価償却累計額 △9,890 △10,121
機械装置及び運搬具(純額) 1,981 1,783
土地 6,229 6,683
その他 3,877 3,916
減価償却累計額 △2,821 △2,981
その他(純額) 1,056 934
有形固定資産合計 14,123 14,090
無形固定資産
のれん 274 324
その他 162 232
無形固定資産合計 436 557
投資その他の資産
投資有価証券 4,575 4,523
長期貸付金 88 79
繰延税金資産 241 293
差入保証金 1,303 1,108
その他 504 450
貸倒引当金 △209 △235
投資その他の資産合計 6,503 6,220
固定資産合計 21,063 20,868
資産合計 46,595 48,215
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キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2018年3月31日) (2019年3月31日)
負債の部
流動負債
支払手形及び買掛金 5,836 7,206
短期借入金 265 501
未払金 2,082 1,891
未払法人税等 108 312
賞与引当金 282 436
その他の引当金 3 3
その他 1,303 1,622
流動負債合計 9,882 11,974
固定負債
長期借入金 398 258
繰延税金負債 ― 140
再評価に係る繰延税金負債 478 231
株式給付引当金 ― 21
その他の引当金 3 2
退職給付に係る負債 939 999
資産除去債務 229 203
その他 843 714
固定負債合計 2,893 2,571
負債合計 12,775 14,545
純資産の部
株主資本
資本金 4,628 4,628
資本剰余金 5,060 5,104
利益剰余金 29,570 29,416
自己株式 △2,504 △2,557
株主資本合計 36,754 36,592
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 403 363
土地再評価差額金 △3,545 △3,297
為替換算調整勘定 11 △15
退職給付に係る調整累計額 △241 △286
その他の包括利益累計額合計 △3,370 △3,237
非支配株主持分 435 314
純資産合計 33,819 33,670
負債純資産合計 46,595 48,215
8
キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
連結損益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上高 63,027 63,605
売上原価 46,873 47,051
売上総利益 16,153 16,553
販売費及び一般管理費
広告宣伝費及び見本費 1,625 1,510
荷造運搬費 1,836 1,930
車両費 503 509
貸倒引当金繰入額 42 63
役員報酬 316 307
給料及び賞与 5,515 5,578
賞与引当金繰入額 220 345
退職給付費用 210 245
福利厚生費 898 934
賃借料 1,175 1,186
減価償却費 344 342
消耗品費 328 304
研究開発費 259 234
その他 2,554 2,564
販売費及び一般管理費合計 15,833 16,057
営業利益 319 495
営業外収益
受取利息 5 3
受取配当金 40 30
持分法による投資利益 37 49
受取家賃 27 29
貸倒引当金戻入額 9 4
その他 73 56
営業外収益合計 194 173
営業外費用
支払利息 11 18
自己株式取得費用 19 ―
賃貸借契約解約損 ― 2
その他 8 4
営業外費用合計 39 26
経常利益 474 642
9
キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
特別利益
固定資産売却益 ― 5
段階取得に係る差益 21 ―
投資有価証券売却益 564 ―
特別利益合計 585 5
特別損失
減損損失 528 173
投資有価証券売却損 15 4
災害による損失 - 2
特別損失合計 544 180
税金等調整前当期純利益 515 468
法人税、住民税及び事業税 254 398
法人税等調整額 142 △19
法人税等合計 396 378
当期純利益 119 90
非支配株主に帰属する当期純損失(△) △200 △144
親会社株主に帰属する当期純利益 319 234
10
キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
連結包括利益計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
当期純利益 119 90
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 △248 △35
土地再評価差額金 ― 247
為替換算調整勘定 △12 △28
退職給付に係る調整額 △59 △44
持分法適用会社に対する持分相当額 1 △2
その他の包括利益合計 △318 136
包括利益 △199 226
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 2 368
非支配株主に係る包括利益 △201 △141
11
キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 4,628 5,040 29,650 △891 38,428
当期変動額
剰余金の配当 △400 △400
親会社株主に帰属す
319 319
る当期純利益
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 20 20
変動
自己株式の取得 △1,613 △1,613
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― 20 △80 △1,613 △1,673
当期末残高 4,628 5,060 29,570 △2,504 36,754
その他の包括利益累計額
退職給付に その他の 非支配
その他有価証券 土地再評価 為替換算 純資産合計
係る調整 包括利益 株主持分
評価差額金 差額金 調整勘定
累計額 累計額合計
当期首残高 652 △3,545 23 △181 △3,050 654 36,032
当期変動額
剰余金の配当 △400
親会社株主に帰属す
319
る当期純利益
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 20
変動
自己株式の取得 △1,613
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △248 ― △12 △59 △320 △218 △539
額)
当期変動額合計 △248 ― △12 △59 △320 △218 △2,213
当期末残高 403 △3,545 11 △241 △3,370 435 33,819
12
キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 4,628 5,060 29,570 △2,504 36,754
当期変動額
剰余金の配当 △387 △387
親会社株主に帰属す
234 234
る当期純利益
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 △8 △8
変動
自己株式の取得 △588 △588
自己株式の処分 52 536 588
株主資本以外の項目
の当期変動額(純
額)
当期変動額合計 ― 43 △153 △52 △161
当期末残高 4,628 5,104 29,416 △2,557 36,592
その他の包括利益累計額
退職給付に その他の 非支配
その他有価証券 土地再評価 為替換算 純資産合計
係る調整 包括利益 株主持分
評価差額金 差額金 調整勘定
累計額 累計額合計
当期首残高 403 △3,545 11 △241 △3,370 435 33,819
当期変動額
剰余金の配当 △387
親会社株主に帰属す
234
る当期純利益
非支配株主との取引
に係る親会社の持分 △8
変動
自己株式の取得 △588
自己株式の処分 588
株主資本以外の項目
の当期変動額(純 △40 247 △27 △45 133 △121 12
額)
当期変動額合計 △40 247 △27 △45 133 △121 △149
当期末残高 363 △3,297 △15 △286 △3,237 314 33,670
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キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 515 468
減価償却費 1,228 1,167
減損損失 528 173
固定資産売却損益(△は益) ― △5
段階取得に係る差損益(△は益) △21 ―
投資有価証券売却損益(△は益) △548 4
災害損失 ― 2
貸倒引当金の増減額(△は減少) 29 37
賞与引当金の増減額(△は減少) △314 153
株式給付引当金の増減額(△は減少) ― 21
退職給付に係る負債の増減額(△は減少) △87 △116
受取利息及び受取配当金 △46 △34
支払利息 11 18
持分法による投資損益(△は益) △37 △49
売上債権の増減額(△は増加) △345 257
たな卸資産の増減額(△は増加) 902 △358
未収消費税等の増減額(△は増加) △12 12
仕入債務の増減額(△は減少) △2,044 1,370
未払金の増減額(△は減少) 44 18
未払消費税等の増減額(△は減少) △222 △26
その他 △47 295
小計 △466 3,411
利息及び配当金の受取額 35 28
持分法適用会社からの配当金の受取額 18 29
利息の支払額 △11 △17
災害損失の支払額 ― △2
法人税等の支払額 △619 △201
法人税等の還付額 2 102
営業活動によるキャッシュ・フロー △1,041 3,350
投資活動によるキャッシュ・フロー
有価証券の取得による支出 △2,000 ―
有価証券の償還による収入 4,000 ―
投資有価証券の取得による支出 △41 △354
投資有価証券の売却及び償還による収入 899 838
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得によ
― △389
る支出
関係会社株式の取得による支出 △671 △9
有形固定資産の取得による支出 △726 △810
有形固定資産の売却による収入 5 10
無形固定資産の取得による支出 △43 △95
その他 48 △93
投資活動によるキャッシュ・フロー 1,470 △902
14
キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
財務活動によるキャッシュ・フロー
短期借入れによる収入 230 429
短期借入金の返済による支出 △201 △177
長期借入れによる収入 400 ―
長期借入金の返済による支出 △166 △150
自己株式の取得による支出 △1,632 △52
自己株式の処分による収入 ― 52
配当金の支払額 △402 △387
リース債務の返済による支出 △76 △180
その他 △10 △24
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,858 △492
現金及び現金同等物に係る換算差額 △0 △6
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) △1,430 1,948
現金及び現金同等物の期首残高 6,708 5,278
現金及び現金同等物の期末残高 5,278 7,226
15
キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(表示方法の変更)
「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)に伴う、
「会社法施行規則及び会社計算規則の一部を改正する省令」(法務省令第5号 2018年3月26日)を
当連結会計年度から適用し、繰延税金資産は投資その他の資産の区分に表示し、繰延税金負債は固
定負債の区分に表示する方法に変更しております。
この結果、前連結会計年度の連結貸借対照表において、「流動資産」の「繰延税金資産」143百万
円及び「固定負債」の「繰延税金負債」27百万円は「投資その他の資産」の「繰延税金資産」241百
万円に含めて表示しております。
(追加情報)
当連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(取締役等に対する株式給付信託(BBT)の導入)
当社は、取締役等の報酬と当社の株式価値との連動性をより明確にし、取締役等が株価上昇の
メリットのみならず、株価下落リスクまでも株主の皆様と共有することで、取締役(監査等委員
である取締役を除きます。)及び取締役を兼務しない執行役員に関しては、中長期的な業績の向
上と企業価値の増大に貢献する意識を高めることを目的とし、また、監査等委員である取締役に
関しては、当社の経営の健全性と社会的信頼の確保を通じた当社に対する社会的評価の向上を動
機 付 け る こ と を 目 的 と し て、 取 締 役 等 に 対 す る 株 式 報 酬 制 度 「 株 式 給 付 信 託 (BBT(=Board
Benefit Trust))」(以下「本制度といいます。」)を導入しております。
当該信託契約に係る会計処理については、「従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取
引に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第30号 2015年3月26日)に準じております。
(1)取引の概要
本制度は、当社が拠出する金銭を原資として当社株式が信託(以下、本制度に基づき設定さ
れる信託を「本信託」といいます。)を通じて取得され、取締役等に対して、当社が定める役
員株式給付規程(ただし、監査等委員である取締役に関する部分の制定及び改廃については、
監査等委員である取締役の協議による同意を得るものといたします。)に従って、当社株式及
び当社株式を時価で換算した金額相当の金銭(以下「当社株式等」といいます。)が本信託を
通じて給付される株式報酬制度です。なお、取締役等が当社株式等の給付を受ける時期は、原
則として取締役等の退任時となります。
(2)信託に残存する自社の株式
信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除く。)により、純
資産の部に自己株式として計上しております。当該自己株式の帳簿価額及び株式数は、当連
結会計年度末 588百万円、275,000株であります。
(固定資産の譲渡)
当社は2018年12月25日開催の取締役会において、下記の固定資産の譲渡を決議いたしました。
なお、当該譲渡により引渡日の属する2020年3月期の決算において、約833百万円の特別利益を
計上する予定であります。
(1)譲渡の理由
経営資源の有効活用による資産の効率化を図るために、東京都港区に所有する土地・建物を
譲渡することといたしました。
16
キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
当連結会計年度
(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(2)譲渡資産の内容
① 所在地 東京都港区西新橋二丁目126番2、126番4
② 土地面積 116.52㎡
③ 建物延床面積 244.17㎡
④ 譲渡益 833百万円
⑤ 現況 本社ビル別館
(3)譲渡先の概要
譲渡先は一事業法人ですが、譲渡先との取り決めにより公表を控えさせていただきます。な
お、譲渡先と当社の間には、資本関係、人的関係、取引関係および関連当事者として特記す
べき事項はございません。
(4)譲渡の日程
① 取締役会決議 2018年12月25日
② 契約締結日 2018年12月27日
③ 引渡日 2019年9月30日
(セグメント情報等)
1. 報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、
取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となってい
るものであります。
当社グループは、コーヒー関連、飲食関連、運送物流等の複数の業種にわたる事業を営んでおり、
当社及び当社の連結子会社が各々独立した経営単位として、事業活動を展開しております。
当社の報告セグメントは、連結売上高に占める割合を基礎として、コーヒー関連事業、飲食関連
事業の2つを報告セグメントとしております。
「コーヒー関連事業」は当社が営んでいる事業で、コーヒー製品等を消費者、飲食店及び食品問
屋、飲料メーカー等に販売しております。
「飲食関連事業」は株式会社イタリアントマト及び株式会社アマンドが営んでいる事業で、飲食
店事業及び洋菓子等の販売を行っております。
2. 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、棚卸資産の評価基準を除き、「連結財務諸
表作成のための基本となる重要な事項」における記載と概ね同一であります。
棚卸資産の評価については、収益性の低下に基づく簿価切下げ前の価額で評価しております。報
告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は
市場実勢価格に基づいております。
17
キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
3. 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2017年4月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸
その他 調整額
合計 表計上額
コーヒー 飲食 (注1) (注2)
計 (注3)
関連事業 関連事業
売上高
外部顧客への売上高 54,837 4,566 59,404 3,623 63,027 ― 63,027
セグメント間の
476 24 501 1,702 2,203 △2,203 ―
内部売上高又は振替高
計 55,314 4,591 59,905 5,325 65,231 △2,203 63,027
セグメント利益又は損失(△) 980 △125 854 0 854 △535 319
セグメント資産 34,785 2,307 37,093 5,603 42,697 3,898 46,595
セグメント負債 10,398 1,794 12,192 1,326 13,519 △743 12,775
その他の項目
減価償却費 880 128 1,009 186 1,195 33 1,228
のれんの償却額 ― ― ― 59 59 ― 59
有形固定資産及び
1,025 203 1,228 505 1,734 ― 1,734
無形固定資産の増加額
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、飲料製品製造事業、オフィ
スサービス事業及び通販事業、運送物流事業、保険代理店事業等を含んでおります。
2.調整額は以下の通りであります。
(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額△5億35百万円には、セグメント間取引消去△79百万円、棚卸
資産の調整額76百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用5億32百万円が含まれておりま
す。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(2) セグメント資産の調整額38億98百万円には、各報告セグメントに配分していない全社資産71億73百万円、
セグメント間の投資と資本の相殺額及び債権の相殺額等32億75百万円が含まれております。全社資産の
うち主なものは、当社での余資運用資金(現預金及び有価証券等)及び管理部門に係る資産でありま
す。
(3) セグメント負債の調整額△7億43百万円は、セグメント間の債務の相殺額であります。
3.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
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キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
当連結会計年度(自 2018年4月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント 連結財務諸
その他 調整額
合計 表計上額
コーヒー 飲食 (注1) (注2)
計 (注3)
関連事業 関連事業
売上高
外部顧客への売上高 54,743 5,185 59,929 3,676 63,605 ― 63,605
セグメント間の
530 19 549 2,154 2,704 △2,704 ―
内部売上高又は振替高
計 55,274 5,204 60,478 5,830 66,309 △2,704 63,605
セグメント利益又は損失(△) 1,068 △162 906 183 1,089 △594 495
セグメント資産 33,538 2,316 35,854 5,587 41,442 6,773 48,215
セグメント負債 11,848 2,180 14,029 1,241 15,270 △724 14,545
その他の項目
減価償却費 666 271 938 188 1,126 40 1,167
のれんの償却額 ― ― ― 68 68 ― 68
有形固定資産及び
521 125 646 138 785 ― 785
無形固定資産の増加額
(注) 1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれていない事業セグメントであり、飲料製品製造事業、オフィ
スサービス事業及び通販事業、運送物流事業、保険代理店事業等を含んでおります。
2.調整額は以下の通りであります。
(1) セグメント利益又は損失(△)の調整額△5億94百万円には、セグメント間取引消去△46百万円、棚卸
資産の調整額△59百万円、各報告セグメントに配分していない全社費用4億87百万円が含まれておりま
す。全社費用は、主に報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
(2) セグメント資産の調整額67億73百万円には、各報告セグメントに配分していない全社資産97億67百万円、
セグメント間の投資と資本の相殺額及び債権の相殺額等29億94百万円が含まれております。全社資産の
うち主なものは、管理部門に係る資産であります。
(3) セグメント負債の調整額△7億24百万円は、セグメント間の債務の相殺額であります。
3.セグメント利益は、連結財務諸表の営業利益と調整を行っております。
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キーコーヒー株式会社(2594) 2019年3月期 決算短信
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり純資産額 1,559円63銭 1,558円32銭
1株当たり当期純利益金額 14円42銭 10円95銭
(注) 1. 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2. 株主資本において自己株式として計上されている「株式給付信託(BBT)」に残存する自社の株式は、1株
当たり純資産額及び1株当たり当期純利益金額の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株
式に含めております。
1株当たり純資産額の算定上、控除した当該自己株式の期末株式数は、前連結会計年度―株、当連結会計
年度 275,000株であります。
1株当たり当期純利益金額の算定上、控除した当該自己株式の期中平均株式数は、前連結会計年度―株、
当連結会計年度 183,333株であります。
3. 1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります
前連結会計年度 当連結会計年度
項目 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益(百万円) 319 234
普通株主に帰属しない金額(百万円) ― ―
普通株式に係る
319 234
親会社株主に帰属する当期純利益 (百万円)
普通株式の期中平均株式数(株) 22,162,127 21,404,960
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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