2590 DyDo 2021-11-26 15:00:00
2022年1月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]

 
               2022年1月期                第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
                                                                                                            2021年11月26日
上場会社名   ダイドーグループホールディングス株式会社                                                           上場取引所            東
コード番号   2590  URL https://www.dydo-ghd.co.jp/
代表者     (役職名) 代表取締役社長                (氏名)高松 富也
              執行役員 コーポレートコミ
問合せ先責任者 (役職名)                        (氏名)長谷川 直和                                        TEL          06-7166-0077
              ュニケーション部長
四半期報告書提出予定日   2021年12月3日             配当支払開始予定日 -
四半期決算補足説明資料作成の有無:有
四半期決算説明会開催の有無      :無

                                                                                                       (百万円未満切捨て)
1.2022年1月期第3四半期の連結業績(2021年1月21日~2021年10月20日)
 (1)連結経営成績(累計)                                                                   (%表示は、対前年同四半期増減率)
                                                                                                        親会社株主に帰属する
                        売上高                            営業利益                 経常利益
                                                                                                          四半期純利益

                       百万円              %              百万円        %         百万円                 %           百万円             %
2022年1月期第3四半期         124,658          1.9             5,257   △17.6           5,980      △6.5              3,909       △15.9
2021年1月期第3四半期         122,351         △6.5             6,377    60.7           6,394       57.5             4,646         61.4
(注)包括利益     2022年1月期第3四半期               5,882百万円 (426.4%)          2021年1月期第3四半期                       1,117百万円 (-%)


                                                     潜在株式調整後
                      1株当たり
                                                      1株当たり
                     四半期純利益
                                                      四半期純利益

                                      円 銭                      円 銭
2022年1月期第3四半期                     250.15                          -
2021年1月期第3四半期                     290.24                          -


    (2)連結財政状態
                            総資産                                   純資産                                  自己資本比率

                                              百万円                              百万円                                          %
2022年1月期第3四半期                                168,782                           86,504                                     51.0
2021年1月期                                     157,594                           82,609                                     51.8
(参考)自己資本        2022年1月期第3四半期                        86,071百万円         2021年1月期             81,604百万円

2.配当の状況
                                                                年間配当金
                  第1四半期末                     第2四半期末            第3四半期末                    期末                        合計
                                円 銭                    円 銭               円 銭                        円 銭                 円 銭
2021年1月期                         -                     30.00               -                        30.00               60.00
2022年1月期                         -                     30.00               -
2022年1月期(予想)                                                                                        30.00               60.00
(注)直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無

3.2022年1月期の連結業績予想(2021年1月21日~2022年1月20日)
                                                                                           (%表示は、対前期増減率)
                                                                                   親会社株主に帰属                   1株当たり
                     売上高                      営業利益                経常利益
                                                                                    する当期純利益                   当期純利益

                  百万円             %          百万円          %      百万円        %           百万円             %                円 銭
       通期         164,500        4.0         4,200     △25.0     4,300   △24.9          2,600       △18.9               166.46
(注)直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
※    注記事項
    (1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):無
       新規 -社 (社名)-、除外 -社 (社名)-

    (2)四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用:有
       (注)詳細については、添付資料P.17「4.四半期連結財務諸表及び主な注記(3)四半期連結財務諸表に関
          する注記事項(四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)」をご覧ください。

    (3)会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
      ① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更    :無
      ② ①以外の会計方針の変更           :無
      ③ 会計上の見積りの変更            :無
      ④ 修正再表示                 :無

    (4)発行済株式数(普通株式)
      ① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2022年1月期3Q     16,568,500株   2021年1月期     16,568,500株
      ②   期末自己株式数           2022年1月期3Q     926,982株    2021年1月期       948,882株
      ③   期中平均株式数(四半期累計)    2022年1月期3Q   15,629,428株   2021年1月期3Q   16,008,981株
      (注)当社は「役員向け株式給付信託」を2018年1月期より導入しております。
         期末自己株式数には、当該信託が保有する当社株式を含めております。
          2022年1月期3Q 94,100株 2021年1月期 94,100株
         期中平均株式数の算出において、発行済株式数から控除する自己株式数には、当該信託が保有する当社株式
         を含めております。
          2022年1月期3Q 94,100株 2021年1月期3Q 94,280株
         当社は「信託型従業員持株インセンティブ・プラン(E-Ship)」を2020年8月より導入しております。
         期末自己株式数には、当該プランにて信託銀行に設定したダイドーグループホールディングス社員持株会専
         用信託口が保有する当社株式を含めております。
          2022年1月期3Q 154,000株 2021年1月期 175,900株
         期中平均株式数の算定において、発行済株式数から控除する自己株式数には、当該信託口が保有する当社株
         式を含めております。
          2022年1月期3Q 166,090株 2021年1月期3Q 53,570株


※    四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です

※    業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
     (将来に関する記述等についてのご注意)
      本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判
     断する一定の前提に基づいており、実際の業績等は様々な要因により大きく異なる可能性があります。
      業績予想の前提となる条件及び業績予想のご利用にあたっての注意事項等については、添付資料P.●「3.今後の
     見通し」をご覧ください。
     (決算補足説明資料の入手方法)
      決算補足説明資料はTDnetで同日開示するとともに、当社ウェブサイトにも掲載しております。
                   ダイドーグループホールディングス㈱(2590)2022年1月期 第3四半期決算短信


○添付資料の目次

1.事業等のリスク……………………………………………………………………………………………………………     2
2.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析…………………………………………     3
 (1)経営方針・経営戦略等………………………………………………………………………………………………     3
 (2)財政状態及び経営成績の状況 ……………………………………………………………………………………     5
3.今後の見通し ……………………………………………………………………………………………………………    12
4.四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………………    13
 (1)四半期連結貸借対照表 ……………………………………………………………………………………………    13
 (2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書 ………………………………………………………    15
    四半期連結損益計算書
     第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………    15
    四半期連結包括利益計算書
     第3四半期連結累計期間 ………………………………………………………………………………………    16
 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………………    17
   (継続企業の前提に関する注記) …………………………………………………………………………………    17
   (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記) …………………………………………………………    17
   (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用) ………………………………………………………    17
   (追加情報) …………………………………………………………………………………………………………    17
   (セグメント情報等) ………………………………………………………………………………………………    18




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                     ダイドーグループホールディングス㈱(2590)2022年1月期 第3四半期決算短信


1.事業等のリスク
 当第3四半期連結累計期間は、日本政府による度重なる緊急事態宣言の発出やトルコ政府による2021年4月下旬か
ら5月中旬にかけての全面的なロックダウン導入など、新型コロナウイルス感染拡大が経営成績に一部影響を及ぼす
結果となりました。各国でのワクチン接種が進捗し、国内における感染者数が低位になるなど、人流の戻りと経済活
動の正常化が期待されるものの、新型コロナウイルス感染症の終息時期の見通しは不透明であり、当社グループの経
営成績等へ引き続き重要な影響を与える可能性があります。


 当第3四半期連結会計期間末時点での概況および想定される主な影響と今後の対応策は、以下のとおりでありま
す。


               概況および想定される主な影響              今後の対応策
   国内飲料事業    ・飲料業界全体の当第3四半期まで(1~     ・自販機設置台数の増加傾向を維持すべ
              9月)の販売数量は、2020年度並となっ    く、営業活動の強化を図る
              ているものの、2019年度との対比では、   ・スマート・オペレーション体制の全社展
              7%程度の減少で推移しており、コロナ     開を計画通り進め、市場の変化に柔軟に
              禍発生前の水準には戻っていない        対応できる持続可能な自販機ビジネスモ
             ・在宅勤務の定着や消費者の行動変容によ     デルの確立をめざす
              り、コンビニエンスストアや量販店など
              の流通市場における販売競争が激化する
              一方で、自販機に対する業界各社の取り
              組み姿勢には変化が生じている



   海外飲料事業    ・トルコ飲料事業は、感染の拡大による経     ・トルコ飲料事業は、当第3四半期以降、
              済への影響は長期化する見通し          段階的に値上げを実施、販促等のコスト
             ・トルコリラ安による輸入原材料への影       コントロールにより利益確保をめざす
              響、トルコ国内外での物流費高騰などに     ・海外飲料事業セグメント全体の黒字確保
              よりコストが増加                を当面の目標とし、海外における事業戦
                                      略の再構築を図る


   医薬品関連事業   ・顧客企業のドリンク剤など販売動向は、     ・パウチ容器入りの新規受注製品の立ち上
              概ね低調に推移しているが、一部では積     げ、ドリンク剤の新たな商材の獲得に注
              極的な販促投入の動きもある           力
             ・パウチ製品の市場は、コロナ禍影響の一     ・2拠点4工場での効率的な生産の実現に
              巡により、4月以降、対前年では伸長傾      向けた社内体制の整備を推進する
              向で推移している

   食品事業      ・巣ごもりにより「フルーツの楽しみ方」     ・ライフスタイルの変容や健康志向など消
              が多様化し、ゼリーを含むデザート市場      費者変化に対応した商品開発を進める
              の販売動向は、前年を下回る実績で推移     ・生産性向上への取り組みを引き続き進
             ・消費者の行動変容により、コンビニエン     め、さらなる収益力強化をめざす
              スストア向けの販売は厳しい状況が続く
              可能性


   その他       ・希少疾病の医療用医薬品事業における治     ・コロナ影響の予測は困難だが、引き続き
              験の遅延リスク                 情報収集に努める




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                    ダイドーグループホールディングス㈱(2590)2022年1月期 第3四半期決算短信


2.経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析
 以下に記載している分析には、当社グループの将来に関する記述が含まれております。こうした将来に関する記述
は、当第3四半期連結会計期間の末日現在における判断及び仮定に基づいております。したがって、不確定要素や経
済情勢その他のリスク要因により、当社グループの実際の経営成績及び財政状態は、記載とは大きく異なる可能性が
あります。

(1)経営方針・経営戦略等
 当第3四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあ
るなか、持ち直しの動きが続いているものの、このところそのテンポが弱まっております。先行きについては、感染
対策を徹底し、ワクチン接種が促進される中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、景気が持ち直していく
ことが期待されているものの、サプライチェーンを通じた影響による下振れリスクや、国内外の感染症の動向を注視
する必要があるなど、不透明な状況が続いております。
 このような状況の中、当社グループは、2030年のありたい姿を示す「グループミッション2030」の実現に向けた3
カ年の行動計画「中期経営計画2021」の最終年度として、自販機市場における確固たる優位性の確立に向けた「自販
機展開強化拡充」と「スマート・オペレーションの全社展開」に注力するとともに、すべての事業の基盤となる「人
財戦略」を継続的に推進しております。
 「グループミッション2030」では、グループ理念・グループビジョンのもと、2030年までに成し遂げるべきミッシ
ョンを4つのテーマごとに示し、その達成に向けたロードマップを描いております。2030年に向け、世界中の人々が
楽しく健やかに暮らせる持続可能な社会の実現に貢献し、当社グループの持続的成長と中長期的な企業価値向上をめ
ざしてまいります。


 グループミッション2030




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                      ダイドーグループホールディングス㈱(2590)2022年1月期 第3四半期決算短信


 グループミッション2030の基本方針




 グループミッション2030のロードマップ




 なお、前事業年度の有価証券報告書に記載した優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更はありま
せん。




                            - 4 -
                                    ダイドーグループホールディングス㈱(2590)2022年1月期 第3四半期決算短信


(2)財政状態及び経営成績の状況

 〈連結経営成績〉
                                                                                    (単位:百万円)

                                前第3四半期                            当第3四半期連結累計期間
                                連結累計期間                      実績        増減率(%)           増減額

    売           上           高       122,351                 124,658          1.9          2,307

    営       業       利       益        6,377                   5,257       △17.6          △1,120


    経       常       利       益        6,394                   5,980        △6.5            △414

    親会社株主に帰属する
                                      4,646                  3,909       △15.9            △736
    四 半 期 純 利 益

 四半期連結損益計算書の主要項目ごとの前第3四半期連結累計期間との主な増減要因は、次のとおりであります。


 ①売上高
  当第3四半期連結累計期間の売上高は、断続的に緊急事態宣言が発出される中で、国内飲料事業が増収を確保し
 たことにより、前年同期と比較して1.9%増加し、1,246億58百万円となりました。その主な要因は、自販機設置台
 数の増加を背景に、自販機チャネルにおいて飲料の販売が増加したことや、サプリメントなどの通信販売が大きく
 伸長したことによるものであります。

  売上高の主な内訳は、以下のとおりであります。
                                                                                   (単位:百万円)

                                    前第3四半期連結累計期間                      当第3四半期連結累計期間
                                                            構成比                      構成比
                                       売上高                             売上高
                                                            (%)                      (%)
            コ ー ヒ ー 飲 料                  43,638              35.7       42,417        34.0

            茶       系       飲   料        14,432              11.8       13,993        11.2

            炭       酸       飲   料         8,917               7.3       9,292          7.5
            ミネラルウォーター類                    5,293               4.3       5,102          4.1
            果       汁       飲   料         4,952               4.0       5,419          4.3

            スポーツドリンク類                     1,689               1.4       1,923          1.5
            ド       リ   ン   ク   類             830             0.7       1,750          1.4
            そ       の   他   飲   料         7,181               5.9       9,616          7.7

        国 内 飲 料 事 業 計                    86,934              71.1       89,516        71.8

        海 外 飲 料 事 業 計                    10,388               8.5       9,723          7.8

        医 薬 品 関 連 事 業 計                   8,173               6.7       8,532          6.8

        食       品       事   業   計        17,434              14.2       17,350        13.9

        調               整       額         △578              △0.5        △463          △0.4

        合                       計       122,351             100.0      124,658        100.0

    (注)報告セグメントごとの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおります。




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                     ダイドーグループホールディングス㈱(2590)2022年1月期 第3四半期決算短信


②営業利益
 当第3四半期連結累計期間の売上総利益は、主に国内飲料事業の増収により、前年同期と比較して12億91百万円
増加し、654億53百万円となりました。また、売上総利益率は、国内飲料事業における平均販売単価の上昇などによ
り、前年同期の52.4%を上回り、52.5%となりました。
 販売費及び一般管理費につきましては、主に、国内飲料事業における自販機にかかる減価償却費の増加のほか、
自販機設置台数の増加や売上に連動した販売促進費等の増加、スマート・オペレーション展開に伴う費用の発生、
サプリメント通販(国内飲料事業)の売上増に伴う広告宣伝費の増加、第2四半期に希少疾病の医療用医薬品事業
におけるライセンス契約に伴う費用が発生したことなどにより、前年同期と比較して24億11百万円増加し、601億96
百万円となり、販売費及び一般管理費の売上高に対する比率は、前年同期の47.2%を上回り、48.3%となりまし
た。
 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の営業利益は、52億57百万円(前年同期比17.6%減)となりました。




③経常利益
 当第3四半期連結累計期間の営業外収益は、前年同期と比較して1億79百万円増加し、10億67百万円となりまし
た。また、営業外費用は、前年同期に計上した社債発行費がなくなったことに加え、為替差損の減少等により、前
年同期と比較して5億26百万円減少し、3億44百万円となりました。
 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の経常利益は、59億80百万円(前年同期比6.5%減)となりました。


④親会社株主に帰属する四半期純利益
 当第3四半期連結累計期間は、特別利益として、食品事業の遊休施設にかかる固定資産売却益を計上したことな
どから、52百万円となりました。特別損失は、2021年2月に発生した福島県沖地震にかかる損失のほか、災害によ
る損失として、20百万円を計上いたしました。前年同期は、マレーシアでの飲料事業からの撤退に伴う関係会社整
理損や、投資有価証券評価損、新型コロナウイルス感染症による損失を特別損失として計上していたことから、当
第3四半期連結累計期間の特別損益は、前年同期と比較して2億78百万円改善し、32百万円の利益となりました。
当第3四半期連結累計期間の法人税等は、前年同期と比較して6億1百万円増加し、21億57百万円を計上いたしま
した。
 以上の結果、親会社株主に帰属する四半期純利益は、39億9百万円(前年同期比15.9%減)となりました。
 また、当第3四半期連結累計期間の1株当たり四半期純利益は、前年同期の290.24円に対し、250.15円となりま
した。

 なお、当第3四半期連結累計期間における収益及び費用の主な為替換算レートは、1トルコリラ=13.25円(前
年同期は15.81円)、1中国元=16.86円(前年同期は15.35円)となっております。




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                                ダイドーグループホールディングス㈱(2590)2022年1月期 第3四半期決算短信


〈セグメント別経営成績〉
                                                                       (単位:百万円)

                                売上高                      セグメント利益又は損失(△)

                     前第3四半期     当第3四半期                 前第3四半期    当第3四半期
                                            増減額                            増減額
                     連結累計期間     連結累計期間                 連結累計期間    連結累計期間

 国内飲料事業                86,934     89,516     2,581       6,152     5,876    △275

 海外飲料事業                10,388      9,723     △665          59      △384     △443

 医薬品関連事業                8,173      8,532       358       △203         71      274

 食   品       事   業     17,434     17,350      △83        1,465     1,301    △164

 そ       の       他        -           -            -     △114      △463     △349

 調       整       額      △578       △463        115       △982     △1,144    △162

 合               計    122,351    124,658     2,307       6,377     5,257   △1,120

(注)報告セグメントごとの売上高は、セグメント間の内部売上高を含んでおります。


①国内飲料事業
 当第3四半期連結累計期間の国内飲料市場は、概ね2020年度並みとなったものの、2019年度との対比では、7%
程度の減少で推移しており、コロナ禍発生前の水準には及ばないものとなっております。在宅勤務の定着や消費者
の行動変容により、コンビニエンスストアや量販店などの流通市場における販売競争が激化する一方で、自販機に
対する業界各社の取り組み姿勢には変化が生じております。
 当社グループは、このような状況の中、自販機市場における確固たる優
位性の確立に向けて、自販機網の強化拡充に注力するとともに、最新のテ
クノロジーを活用したスマート・オペレーション体制の構築に向けた取り
組みを進めております。新規設置促進と引上げ抑止の営業活動により、自
販機設置台数は増加傾向が続くとともに、スマート・オペレーションの展
開拠点も概ね計画通りに進捗しており、自販機ビジネスの基盤強化に向け
た取り組みは着実に進んでおります。
  当第3四半期連結累計期間は、自販機設置台数の増加に加えて、自販機
1台当たりの販売数量も前年同期との対比では増加に転じていることか
ら、自販機チャネルの売上高が増収となり、業績に大きく貢献いたしまし
た。商品戦略といたしましては、ダイドーブレンドシリーズのプレミアム
ラインである「ダイドーブレンドプレミアム デミタスシリーズ」を8月
30日にリニューアル発売したほか、人気TVアニメ「呪術廻戦」とコラボし
た「ダイドーブレンドコーヒーオリジナル」「ダイドーブレンド絶品微
糖」「ダイドーブレンド絶品カフェオレ」を10月4日に発売し、缶コーヒ
ー市場の活性化を図りました。また、健康志向の高まりに対応したサプリ
メントなどの通信販売は、主力商品である「ロコモプロ」を中心に高い成
長を続けております。
 販売数量の増加により、売上総利益は改善したものの、スマート・オペ
レーション体制の全社展開に向けた自販機関連費用の増加や、通信販売の
成長に伴う広告宣伝費の増加など、基盤強化に向けた費用支出により、減
益となりました。
 以上の結果、国内飲料事業の売上高は、895億16百万円(前年同期比3.0%増)、セグメント利益は、58億76百万円
(前年同期比4.5%減)となりました。




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                    ダイドーグループホールディングス㈱(2590)2022年1月期 第3四半期決算短信


②海外飲料事業
 海外飲料事業の中で大きなウエイトを占めるトルコ飲料事業は、トルコ
国内に良質な水源と広い国土をカバーする5つの製造拠点を保有してお
り、ミネラルウォーター「Saka(サカ)」、炭酸飲料「Çamlıca(チャム
リジャ)」「Maltana(モルタナ)」などのトルコ国民に認知度の高い主
力ブランドを強みとして、高い成長ポテンシャルを有しております。直近
では、新型コロナウイルスの感染再拡大やトルコリラの急速な為替変動が
利益面に大きな影響を与えておりますが、足元では段階的に単価の値上げ
を行うなど、収益力の回復に努めております。また、豊富な若年層人口を
背景に中期的にも成長が見込める有望市場と位置付けており、トルコ国内
での着実な成長とともに、リラ安を背景とした英国などへの輸出取引の拡
大にも取り組んでおります。
 中国飲料事業は、これまで日本からの輸入商品の配荷拡大によるブラン
ド認知度向上を図ってまいりましたが、2021年度より、「おいしい麦茶」
などの中国現地での生産を開始し、収益構造の改善に向けた取り組みを進
めております。
 当第3四半期連結累計期間は、中国飲料事業の売上高は伸長した一方
で、売上の大部分を占めるトルコ飲料事業において、現地通貨ベースでは
大幅増収となったものの、トルコリラの為替変動により日本円換算の売上
高が目減りしたことなどにより減収となりました。また、英国への輸出取
引関連の一時的な費用発生や、トルコリラ安による原価への影響、物流費
急騰などによりコストが増加する一方で、トルコ政府によるインフレ抑制
策により、価格への転嫁は原材料の価格上昇に遅行し、利益面に影響を与
えております。
 以上の結果、海外飲料事業の売上高は、97億23百万円(前年同期比6.4%減)、セグメント損失は、3億84百万円
(前年同期は59百万円のセグメント利益)となりました。

③医薬品関連事業
 医薬品関連事業 を 担 う 大同薬品工業株式会社 ( 以下 「 大同薬品工
業」)は、医薬品・指定医薬部外品をはじめとする数多くの健康・美容
等のドリンク剤等の受託製造に特化したビジネスを展開し、お客様ニー
ズにあった製品の創造と充実した生産体制・品質管理体制を強みとし
て、医薬品メーカーから化粧品メーカーまでの幅広い顧客基盤を有して
おります。近年は、受託製造企業としての圧倒的なポジションを確立す
べく、2020年2月の奈良工場におけるパウチ容器入りの指定医薬部外品
の製造ができるラインの稼働開始に続き、2020年7月には、群馬県館林
市の関東工場が稼働を開始するなど、2拠点4工場体制での効率的な生
産体制の整備に注力しております。
 当第3四半期連結累計期間は、顧客企業のドリンク剤など販売動向
は、概ね低調に推移したものの、一部のブランド製品では積極的な販促
投入があったことや、パウチ容器入り製品の新規受注効果により増収を
確保することができました。
 以上の結果、医薬品関連事業の売上高は、85億32百万円(前年同期比4.4%増)、セグメント利益は、71百万円
(前年同期は2億3百万円のセグメント損失)となりました。




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                      ダイドーグループホールディングス㈱(2590)2022年1月期 第3四半期決算短信


④食品事業
 食品事業を担う株式会社たらみ(以下「たらみ」)は、様々な食感を自在に実現する「おいしいゼリー」を作る
技術力とブランド力を大きな強みとして、フルーツゼリー市場においてトップシェアを有し、成熟する市場の中、
成長を続け、収益構造の改善も着実に進捗しております。
 近年、カップゼリー市場は横ばいで推移し、パウチゼリー市場が継続
的に成長してきましたが、コロナ禍を契機とした低価格志向の高まりや
消費者の行動変容により、足元の消費動向に変化が生じております。
 このような状況の中、たらみでは、持続的に成長し続けるために目標
とする将来像を「フルーツとゼリーを通して、おいしさと健康を追求
し、すべての人を幸せにします。」と定め、「たらみブランドの価値向
上」「社員の成長による収益力強化」「カテゴリーの垣根を超えたビジ
ネスモデル創出へのチャレンジ」の3つのテーマのもと、ライフスタイ
ルの変化に対応した商品開発や、生産性向上への取り組みを引き続き進
めております。
 当第3四半期連結累計期間は、コンビニエンスストアではデザートの多様化が進んだことからカップゼリーの販
売が減少いたしましたが、ドライゼリー市場全体が縮小する中でもシェアを拡大し、量販店での販売を維持、また
海外向けの輸出取引の拡大や通信販売の伸長などにより、概ね前年同期並みの業績を確保することができました。
 以上の結果、食品事業の売上高は、173億50百万円(前年同期比0.5%減)、セグメント利益は13億1百万円(前
年同期比11.2%減)となりました。

⑤その他
 当社グループは、成長性の高いライフサイエンス分野をはじめとするヘルスケア関連市場を次なる成長領域と定
め、ダイドーファーマ株式会社を2019年1月21日に設立し、希少疾病の医療用医薬品事業へ新規参入いたしました。
 2021年1月には、希少疾病の医療用医薬品事業として初めてのライセンス契約を締結し、将来に向けた新たな第一
歩を踏み出しております。希少疾病で苦しむ患者様に、医薬品による価値提供をすることで社会的課題の解決を図る
べく、優良なパイプライン獲得に向けた活動を続けてまいります。
 なお、2021年6月にランバート・イートン筋無力症候群への効果が期待される医療用医薬品に関する日本国内にお
けるライセンス契約を締結したことから、当第3四半期連結累計期間において費用が増加しております。


 なお、当社グループは、飲料・食品の製造販売を主たる業務としており、四半期単位での業績には、季節的変動が
あります。

                                                         (単位:百万円)

  連結売上高              第1四半期     第2四半期     第3四半期     第4四半期       計

  2 0 2 1 年 1 月 期     37,413    40,359    44,577    35,875   158,227

    通期に占める割合(%)        23.6       25.5     28.2      22.7     100.0

  2 0 2 2 年 1 月 期     36,150    43,772    44,736       -           -


  連結営業損益             第1四半期     第2四半期     第3四半期     第4四半期       計

  2 0 2 1 年 1 月 期        741     2,034    3,601     △ 775     5,602

    通期に占める割合(%)         13.2      36.3     64.3        -      100.0

  2 0 2 2 年 1 月 期        426     2,317    2,513        -           -




                                - 9 -
                             ダイドーグループホールディングス㈱(2590)2022年1月期 第3四半期決算短信


〈財政状態〉
                                                           (単位:百万円)

                                              当第3四半期
                             前連結会計年度末                       増減額
                                              連結会計期間末
         流       動   資   産       80,336          86,144       5,807

         固       定   資   産       77,258          82,638       5,380

         資   産       合   計       157,594         168,782     11,187

         流       動   負   債       38,166          44,409       6,243

         固       定   負   債       36,818          37,867       1,049

         負   債       合   計       74,984          82,277       7,292

         純   資   産   合   計       82,609          86,504       3,895


当社グループは、中長期的な持続的成長の実現を可能とすべく、安定収益の確保及び更なる企業価値の向上に向け
て、安定的且つ健全な財務運営を行うことを基本方針としております。グループの資金は持株会社に集中させ、適切
な資金配分を行うことにより、財務健全性の維持と安定経営に努めております。

「中期経営計画2021」は、「グループミッション2030」の実現に向けた「基盤強化・投資ステージ」と位置付けて
おります。投資戦略の推進にあたっては、新型コロナウイルス感染症の拡大による当社グループの経営成績及び財政
状態等への影響に十分注意を払いながら、定性的・定量的な投資基準をもとに、将来の成長に向けて投資すべき案件
について適切な投資判断を実行してまいります。




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                   ダイドーグループホールディングス㈱(2590)2022年1月期 第3四半期決算短信


①ネットキャッシュ
 当第3四半期連結会計期間末の金融資産は、前連結会計年度末と比較して、3億67百万円増加し、707億82百万円
となりました。また、当第3四半期連結会計期間末の有利子負債は、前連結会計年度末と比較して、6億38百万円
減少し、363億11百万円となりました。
 以上の結果、当第3四半期連結会計期間末のネットキャッシュ(金融資産-有利子負債)は、前連結会計年度末
と比較して、10億5百万円増加し、344億71百万円となりました。

②運転資本
 当第3四半期連結会計期間末の売上債権は、前連結会計年度末と比較して、57億46百万円増加し、217億57百万円
となりました。また、当第3四半期連結会計期間末のたな卸資産は、前連結会計年度末と比較して、20億27百万円
増加し、101億31百万円となりました。
 一方、当第3四半期連結会計期間末の仕入債務は、前連結会計年度末と比較して55億10百万円増加し、216億85百
万円となりました。
 以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の運転資本(売上債権+たな卸資産-仕入債務)は、前連結会計年度
末と比較して22億64百万円増加し、102億3百万円となりました。
 なお、当社グループは、飲料及び食品の製造販売を主たる業務としていることから、運転資本の増減には、季節
的変動があります。


③有形固定資産・無形固定資産
 当第3四半期連結会計期間末の有形固定資産・無形固定資産は、前連結会計年度末と比較して、17億58百万円増
加し、528億52百万円となりました。この主な要因は、国内飲料事業における自販機の未償却残高の増加によるもの
であります。

④純資産
 当第3四半期連結会計期間末の株主資本は、利益剰余金の増加により、前連結会計年度末と比較して、24億10百
万円増加し、886億66百万円となりました。
 当第3四半期連結会計期間末のその他有価証券評価差額は、政策保有株式の時価変動により、前連結会計年度末
と比較して24億82百万円増加し、79億60百万円となりました。
 また、当第3四半期連結会計期間末の為替換算調整勘定は、主にトルコリラの為替変動により、前連結会計年度
末と比較して6億69百万円減少し、△110億65百万円となりました。
 以上の結果、当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比較して38億95百万円増加し、865億
4百万円となり、自己資本比率は、前連結会計年度末の51.8%に対し、51.0%となりました。




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3.今後の見通し
 新型コロナウイルス感染症の終息時期の見通しは不透明であり、当社グループの経営成績等に影響を与えるリスク
はあるものの、現時点において、2021年3月4日に公表した通期業績予想を修正する必要はないものと判断しており
ます。
 今後の業績動向等により、開示すべき事象が発生した場合には、速やかにお知らせいたします。
 〈連結通期業績予想〉

                                                                     (単位:百万円)

                        2021年1月期                        2022年1月期業績予想
                            実績           業績予想              増減率(%)      増減額

    売       上       高      158,227            164,500          4.0      6,272


    営   業       利   益       5,602              4,200         △25.0     △1,402

    経   常       利   益       5,727              4,300         △24.9     △1,427

    親会社株主に帰属する
                             3,204             2,600         △18.9      △604
    四 半 期 純 利 益




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4.四半期連結財務諸表及び主な注記
(1)四半期連結貸借対照表
                                                           (単位:百万円)
                               前連結会計年度               当第3四半期連結会計期間
                              (2021年1月20日)             (2021年10月20日)
資産の部
 流動資産
   現金及び預金                                32,569                  29,284
   受取手形及び売掛金                             16,010                  21,757
   有価証券                                  19,000                  19,804
   商品及び製品                                 5,921                   7,784
   仕掛品                                       12                      25
   原材料及び貯蔵品                               2,170                   2,321
   その他                                    4,721                   5,230
   貸倒引当金                                   △69                     △64
   流動資産合計                                80,336                  86,144
 固定資産
   有形固定資産
     工具、器具及び備品(純額)                       18,638                  20,795
     その他(純額)                             23,695                  23,541
     有形固定資産合計                            42,333                  44,336
   無形固定資産
     のれん                                     4,117               3,774
     その他                                     4,642               4,740
     無形固定資産合計                                8,759               8,515
   投資その他の資産
     投資有価証券                              19,364                  22,216
     その他                                  6,851                   7,636
     貸倒引当金                                 △51                     △67
     投資その他の資産合計                          26,164                  29,786
   固定資産合計                                77,258                  82,638
 資産合計                                   157,594                 168,782




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                             前連結会計年度            当第3四半期連結会計期間
                            (2021年1月20日)          (2021年10月20日)
負債の部
 流動負債
   支払手形及び買掛金                           16,174               21,685
   1年内返済予定の長期借入金                        4,626                4,086
   未払金                                 10,209               10,985
   未払法人税等                               1,767                1,958
   賞与引当金                                1,208                1,975
   役員賞与引当金                                 -                    27
   その他                                  4,179                3,691
   流動負債合計                              38,166               44,409
 固定負債
   社債                                  20,000               20,000
   長期借入金                                7,343                7,683
   退職給付に係る負債                              538                  580
   役員退職慰労引当金                              180                  168
   役員株式給付引当金                               86                   86
   その他                                  8,668                9,349
   固定負債合計                              36,818               37,867
 負債合計                                  74,984               82,277
純資産の部
 株主資本
   資本金                                 1,924                 1,924
   資本剰余金                               1,024                   374
   利益剰余金                              87,694                90,650
   自己株式                               △4,387               △4,282
   株主資本合計                             86,255                88,666
 その他の包括利益累計額
   その他有価証券評価差額金                         5,477               7,960
   繰延ヘッジ損益                                116                 400
   為替換算調整勘定                           △10,396             △11,065
   退職給付に係る調整累計額                           150                 109
   その他の包括利益累計額合計                      △4,651              △2,595
 非支配株主持分                                1,005                 433
 純資産合計                                 82,609              86,504
負債純資産合計                               157,594             168,782




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(2)四半期連結損益計算書及び四半期連結包括利益計算書
 (四半期連結損益計算書)
  (第3四半期連結累計期間)
                                                    (単位:百万円)
                        前第3四半期連結累計期間          当第3四半期連結累計期間
                         (自 2020年1月21日          (自 2021年1月21日
                          至 2020年10月20日)        至 2021年10月20日)
売上高                                 122,351               124,658
売上原価                                 58,189                59,205
売上総利益                                64,162                65,453
販売費及び一般管理費                           57,784                60,196
営業利益                                  6,377                 5,257
営業外収益
 受取利息                                  100                   130
 受取配当金                                 473                   512
 持分法による投資利益                              9                    23
 その他                                   304                   402
 営業外収益合計                               887                 1,067
営業外費用
 支払利息                                  200                   192
 為替差損                                  345                    28
 その他                                   325                   123
 営業外費用合計                               871                   344
経常利益                                 6,394                 5,980
特別利益
 固定資産売却益                                72                     47
 投資有価証券売却益                              -                       5
 特別利益合計                                 72                     52
特別損失
 災害による損失                                 2                    20
 投資有価証券評価損                              74                    -
 関係会社整理損                               146                    -
 新型コロナウイルス感染症による損失                      94                    -
 特別損失合計                                318                    20
税金等調整前四半期純利益                         6,148                 6,012
法人税等                                 1,555                 2,157
四半期純利益                               4,592                 3,854
非支配株主に帰属する四半期純損失(△)                   △53                   △54
親会社株主に帰属する四半期純利益                     4,646                 3,909




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                    ダイドーグループホールディングス㈱(2590)2022年1月期 第3四半期決算短信


 (四半期連結包括利益計算書)
  (第3四半期連結累計期間)
                                                     (単位:百万円)
                          前第3四半期連結累計期間         当第3四半期連結累計期間
                           (自 2020年1月21日         (自 2021年1月21日
                            至 2020年10月20日)       至 2021年10月20日)
四半期純利益                                 4,592                3,854
その他の包括利益
 その他有価証券評価差額金                         △1,333                2,481
 繰延ヘッジ損益                                △65                   284
 為替換算調整勘定                             △2,083                △697
 退職給付に係る調整額                                7                 △41
 持分法適用会社に対する持分相当額                        △0                     1
 その他の包括利益合計                           △3,475                2,027
四半期包括利益                                1,117                5,882
(内訳)
 親会社株主に係る四半期包括利益                       1,359                5,966
 非支配株主に係る四半期包括利益                       △241                  △83




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(3)四半期連結財務諸表に関する注記事項
 (継続企業の前提に関する注記)
   該当事項はありません。

 (株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記)
   該当事項はありません。

 (四半期連結財務諸表の作成に特有の会計処理の適用)
  (税金費用の計算)
    税金費用については、当第3四半期連結会計期間を含む連結会計年度の税引前当期純利益に対する税効果会計
   適用後の実効税率を合理的に見積り、税引前四半期純利益に当該見積実効税率を乗じて計算しております。

 (追加情報)
  (役員向け株式給付信託)
    当社は、当社の取締役(社外取締役及び非業務執行取締役を含みません。)及び執行役員並びに当社の100%
   子会社の取締役(社外取締役及び非業務執行取締役を含みません。)及び執行役員(以下、「取締役等」といい
   ます。)に信託を通じて自社の株式を交付する取引を行っております。
   (1)取引の概要
      当社は、取締役等を対象に、中長期的な業績の向上と企業価値の増大への貢献意識を高めることを目的とし
    て、当社グループの業績との連動性が高く、かつ透明性・客観性の高いインセンティブ制度(以下、「本制
    度」といいます。)を導入しております。
      本制度は、当社が信託に対して金銭を拠出し、当該信託が当該金銭を原資として当社株式を取得し、当該信
    託を通じて取締役等に対して、当社及び各対象子会社がそれぞれ定める株式給付規程に従って、業績達成度に
    応じて当社株式を給付します。なお、取締役等が当社株式の給付を受ける時期は、原則として当該取締役等の
    退任時となります。
   (2)信託を通じて自社の株式を交付する取引に関する会計処理
      当該信託契約に係る会計処理については、「従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引に関する実
    務上の取扱い」(実務対応報告第30号 2015年3月26日)に準じて、総額法を適用しております。
   (3)信託に残存する自社の株式
      信託に残存する当社株式を、信託における帳簿価額(付随費用の金額を除きます。)により、純資産の部に
    自己株式として計上しております。当該自己株式の帳簿価額及び株式数は、前連結会計年度541百万円、
    94,100株、当第3四半期連結会計期間541百万円、94,100株であります。

  (従業員等に信託を通じて自社の株式を交付する取引)
    当社は、従業員に対して中長期的な企業価値向上のインセンティブを付与すると同時に、福利厚生の増進策と
   して、持株会の拡充を通じて従業員の株式取得及び保有を促進することにより従業員の財産形成を支援すること
   を目的として、「信託型従業員持株インセンティブ・プラン(E-Ship®)」(以下、「本プラン」といいま
   す。)を導入しております。
   (1)取引の概要
      本プランは、「ダイドーグループホールディングス社員持株会」(以下、「本持株会」といいます。)に加
    入するすべての従業員を対象とするインセンティブ・プランです。本プランでは、当社が信託銀行にダイドー
    グループホールディングス社員持株会専用信託口(以下、「従持信託」といいます。)を設定し、その設定後
    5年間にわたり本持株会が取得すると見込まれる数の当社株式を予め取得します。その後は、従持信託から本
    持株会に対して継続的に当社株式の売却が行われるとともに、信託終了時点で従持信託内に株式売却益相当額
    が累積した場合には、当該株式売却益相当額が残余財産として受益者適格要件を満たす者に分配されます。な
    お、当社は、従持信託が当社株式を取得するための借入に対し保証することになるため、当社株価の下落によ
    り従持信託内に株式売却損相当額が累積し、信託終了時点において従持信託内に当該株式売却損相当の借入金
    残債がある場合には、当社が当該残債を弁済することになります。
   (2)信託に残存する自社の株式
      従持信託に残存する当社株式を、従持信託における帳簿価額(付随費用の金額を除きます。)により純資産
    の部に自己株式として計上しております。当該自己株式の帳簿価額及び株式数は、前連結会計年度840百万
    円、175,900株、当第3四半期連結会計期間735百万円、154,000株であります。
   (3)総額法の適用により計上された借入金の帳簿価額
      前連結会計年度 834百万円 当第3四半期連結会計期間 772百万円

  (会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響)
    当第3四半期連結累計期間において、前連結会計年度の連結財務諸表作成に使用した新型コロナウイルス感染
   症の影響に関する仮定についての重要な変更を行っておりません。


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 (セグメント情報等)
   【セグメント情報】
      Ⅰ 前第3四半期連結累計期間(自 2020年1月21日 至 2020年10月20日)
       1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                               (単位:百万円)
                                報告セグメント                                              四半期連結
                                                                    その他     調整額      損益計算書
                 国内        海外       医薬品                             (注)1    (注)2      計上額
                                             食品事業         計
                飲料事業      飲料事業      関連事業                                             (注)3

売上高

 外部顧客への売上高       86,604    10,388    7,930      17,428   122,351       -        -     122,351

 セグメント間の内部
 売上高又は振替高          330        -       243           5         578      -     △578         -


       計         86,934    10,388    8,173      17,434   122,930       -     △578     122,351
セグメント利益又は
                  6,152       59     △203       1,465     7,473      △114    △982      6,377
損失(△)
      (注)1.「その他」区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、希少疾病用医薬品事業であ
             ります。
           2.セグメント利益又は損失の調整額△982百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用
             △2,105百万円、セグメント間取引消去1,123百万円及び棚卸資産の調整額△0百万円が含まれており
             ます。全社費用は、主に純粋持株会社である当社において発生するグループ管理費用であります。
           3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。

      Ⅱ 当第3四半期連結累計期間(自 2021年1月21日 至 2021年10月20日)
       1.報告セグメントごとの売上高及び利益又は損失の金額に関する情報
                                                                               (単位:百万円)
                                報告セグメント                                              四半期連結
                                                                    その他     調整額      損益計算書
                 国内        海外       医薬品                             (注)1    (注)2      計上額
                                             食品事業         計
                飲料事業      飲料事業      関連事業                                             (注)3

売上高

 外部顧客への売上高       89,478     9,723    8,122      17,334   124,658       -        -     124,658

 セグメント間の内部
 売上高又は振替高            37        -       409         15         463      -     △463         -


       計         89,516     9,723    8,532      17,350   125,121       -     △463     124,658
セグメント利益又は
                  5,876     △384        71       1,301     6,864     △463   △1,144      5,257
損失(△)
      (注)1.「その他」区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、希少疾病用医薬品事業であ
             ります。
           2.セグメント利益又は損失の調整額△1,144百万円には、各報告セグメントに配分していない全社費用
             △2,005百万円、セグメント間取引消去862百万円及び棚卸資産の調整額△1百万円が含まれておりま
             す。全社費用は、主に純粋持株会社である当社において発生するグループ管理費用であります。
           3.セグメント利益又は損失は、四半期連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。




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