2590 DyDo 2019-01-15 16:00:00
特別利益及び特別損失の計上に関するお知らせ [pdf]
2019 年1月 15 日
各 位
会 社 名 ダイドーグループホールディングス株式会社
代表者の役職氏名 代表取締役社長 髙松 富 也
(コード番号:2590 東証第1部)
問い合わせ先 執行役員 コーポレートコミュニケーション部長
長谷川 直和
電 話 番 号 06-7166-0077
特別利益及び特別損失の計上に関するお知らせ
当社は、2019 年1月期連結決算において、下記のとおり、特別利益及び特別損失を計上
する見込みとなりましたので、お知らせします。
記
1. 大江生醫股份有限公司の株式の一部売却(特別利益の計上)について
当社グループは、2014 年 12 月に台湾の大江生醫股份有限公司(以下、TCI)と資本業
務提携し、当社の連結子会社である大同薬品工業㈱が TCI へ技術支援を行ってまいりま
した。現在では、中国市場向け美容系ドリンクの受託製造に関する協業が本格的に進展
し、TCI を通じた大同薬品工業㈱の受託製造数量も増加基調にあります。
このような状況から、TCI との協業効果は、今後も継続的に見込める状況に進展したと
の判断のもと、当社が保有する TCI 株式の一部(150 万株:発行済株式数の約 1.5%)を
売却(2019 年1月 14 日約定)し、投資元本に相当する金額の資金を回収することといた
しました。
なお、株式の一部売却後も、当社グループは、TCI 株式の約 11.8%を保有する株主と
して、資本業務提携の維持・発展を図ってまいります。
本件により、投資有価証券売却益 約 22 億円を、2019 年1月期の連結決算において特
別利益として計上する見込みです。
2. MDD Beverage Sdn.Bhd の株式の一部売却(特別損失の計上)について
当社グループは、2015 年 12 月にマレーシアの大手食品メーカーである Mamee Double
Decker(M) Sdn. Bhd.(以下、マミー社)の飲料事業部門へ資本参加し、マミー社の飲料
事業部門の製造会社である MDD Beverage Sdn. Bhd.(以下、MDDB)の株式 49%と、同社
の飲料事業部門の販売会社である Milk Specialities Distribution Sdn. Bhd.(現:DyDo
Mamee Distribution Sdn. Bhd.以下、DMD)の株式 51%を取得し、マレーシア市場にお
ける事業展開を開始しました。
しかしながら、マレーシア飲料事業の業績は、市場環境の大きな変化もあり、当初計
画を大きく下回る推移となっていることから、当社の連結子会社である DMD では、比較
的収益性の高いチルド飲料に注力するとともに、競争力の低い炭酸飲料の取り扱いを中
止するなど、製品ポートフォリオの再構築による収益構造の改革に取り組んでおります。
DMD は今後、開発する新商品に応じて製造委託先を決定する方針であることから、当社
グループが製造会社である MDDB の経営に携わる戦略的意義は低下したと判断し、保有す
る MDDB 株式の一部を売却することを、本日開催の当社取締役会で決議いたしました。
本件により、MDDB への当社の出資比率は 10%となり、持分法の適用範囲から除外され
ることとなります。また、関係会社株式売却損 約 17 億円を 2019 年1月期連結決算にお
いて、特別損失として計上する見込みです。
3. 今後の見通し
株式の売却により回収する資金につきましては、2019 年度からスタートする「中期経
営計画 2021」における成長投資のための資金に充当する予定です。
なお、本件に伴う、2019 年1月期通期業績予想の修正はありません。今後の業績動向
により、開示すべき事象が発生した場合には、速やかにお知らせいたします。
以 上