2590 DyDo 2019-01-15 16:00:00
「グループミッション2030」「中期経営計画2021」策定に関するお知らせ [pdf]

                                                    2019 年1月 15 日
各 位
                    会       社       名   ダイドーグループホールディングス株式会社
                    代表者の役職氏名            代表取締役社長       髙松     富 也
                                        (コード番号:2590 東証第1部)
                    問い合わせ先              執行役員 コーポレートコミュニケーション部長
                                                      長谷川    直和
                    電   話       番   号   06-7166-0077




 「グループミッション 2030」「中期経営計画 2021」策定に関するお知らせ

 ダイドーグループホールディングス株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:髙松富
也)は、2030 年の当社グループのありたい姿を示す「グループミッション 2030」を定め、
その実現に向けた 2019 年度からの3カ年の行動計画「中期経営計画 2021」を策定しました
ので、お知らせします。



                                    記



I.策定の背景

 1. 中期経営計画「Challenge the Next Stage」(2014 年度~2018 年度)の総括


  当社グループは、コアビジネスである国内飲料事業を取り巻く環境が大きく変化する
 中、グループ全従業員が一丸となって将来の持続的成長の実現をめざすべく、2014 年に
 新たな「グループ理念・グループビジョン・グループスローガン」を制定し、チャレン
 ジする企業風土の醸成とコーポレートガバナンスの継続的改善に努めてまいりました。
  また、2018 年度を最終年度とする5カ年の中期経営計画「Challenge the Next Stage」
 をスタートさせ、「既存事業成長へのチャレンジ」
                       「商品力強化へのチャレンジ」
                                    「海外展
 開へのチャレンジ」
         「新たな事業基盤確立へのチャレンジ」の4つのテーマに取り組むと
 ともに、2017 年1月には、持株会社体制へ移行するなど、様々な変革を推進してまいり
 ました。
  これまで5年間の取り組みにより、自販機チャネルにかかる固定費構造の改革やトル
 コ・マレーシアなどのイスラム圏における戦略拠点の獲得など、将来の成長に向けた土
 台作りに一定の成果がありました。
  一方、外部環境の変化は想定を超えるスピードで進展し、成長性・収益性・効率性の
 改善には、課題を残す結果となりました。




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2.中長期的な事業環境の変化と社会的課題への対応


 現在、わが国では出生率の低下と平均寿命の伸びを背景として、少子化と高齢化が同
時進行し、生産年齢人口の減少による労働力不足が懸念される一方で、健康長寿化社会
に貢献するヘルスケア関連市場は、大きな成長が期待されております。この健康志向の
トレンドは、グローバルでも、さらに大きな潮流になると思われます。
 また、AIをはじめとする革新的なテクノロジーの進化は、人の働き方やビジネスの
あり方を大きく変えていきます。多くの企業が変革を迫られる中で、次代に向けて新た
な価値を生み出すためには、人と人とのつながりや、人の多様な価値観や能力を活かす
創造的な仕事の重要性が、ますます高まってくると考えられます。
 一方、気候変動と資源不足が経済に与える影響は、より深刻なものとなることから、
企業は、環境や社会の変化による潜在的なリスクに備えるとともに、事業を通じて社会
的課題の解決を図り、豊かで持続可能な社会の実現に貢献することが求められています。
 こうした中長期的な事業環境の変化をチャンスと捉え、リスクを事業機会に変えるこ
とによって、お客様や社会に価値を提供し続けていくためには、従来の強みを活かしな
がら、非連続のイノベーションに踏み出し、不確実性の時代における競争優位性の高い
ビジネスモデルへと変貌していく必要があると考えております。


Ⅱ.
 「グループミッション 2030」の概要

 当社グループでは、このような中長期的な事業環境の変化が、ビジネスモデルに重要
な影響を及ぼすリスクと事業機会を分析し、現中期経営計画「Challenge the Next Stage」
における課題認識をふまえて、
             「グループミッション 2030」を策定しました。
 グループ理念・グループビジョンの実現のために 2030 年までに成し遂げるべきミッシ
ョンとして、当社グループのありたい姿・方向性を4つのテーマごとに示し、その達成
に向けたロードマップを描いております。
 具体的には、2030 年までの期間を「基盤強化・投資ステージ」「成長ステージ」「飛躍
ステージ」の3つに区分し、それぞれのステージに応じた事業戦略を推進することによ
り、競争優位性の高いビジネスモデルを構築し、成長性・収益性・効率性の高い力強い
事業ポートフォリオを形成していきます。




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         「グループミッション 2030」


   世界中の人々の楽しく健やかな暮らしを
     クリエイトするDyDoグループへ


DyDoはお客様と共に。


        お客様の健康をつくります
        おいしさへの飽くなき探求心のもと、
        世界中のお客様の健康や生活の質向上に
        貢献する商品・サービスをお届けします。




DyDoは社会と共に。

       社会変革をリードします
        持続可能な社会のために、
        常識に捉われず、新たな視点から
        社会変革を自らリードします。



DyDoは次代と共に。


       次代に向けて新たな価値をつくります
        革新的なテクノロジーを活用し、
        すべてのステークホルダーに
        ワクワクや驚きといった体験を提供します。




DyDoは人と共に。

       人と人のつながりをつくります
        グループ内外と柔軟に連携し、
        多様な価値観や能力を尊重しながら
        新たな共存共栄を推進します。


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1.基本方針
 -成長性・収益性・効率性の高い事業ポートフォリオの形成-




2.ロードマップ




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 3.事業を通じた社会的課題の解決       -ESG 課題への取り組み-




Ⅲ.「中期経営計画 2021」(2019 年度~2021 年度)

 1.「中期経営計画 2021」の位置付け


  「グループミッション 2030」に定める当社グループのありたい姿の実現に向けた、
 「基盤強化・投資ステージ」と位置付け、以下の基本方針のもとキャッシュフローの
 最大化と成長戦略の推進に取り組んでまいります。
  なお、
    「中期経営計画 2021」では、3年間の固定的な定量目標は設定せず、主要指標
 のガイドラインを示し、事業環境の変化と重点戦略・投資戦略の進捗に応じた単年度
 目標を毎期設定する方針としました。



 2.「中期経営計画 2021」基本方針




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3.
 「中期経営計画 2021」主要指標のガイドライン




4. 重点戦略・投資戦略




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5. 人財戦略




Ⅳ.グループ共通の「行動規範」の制定

 「グループミッション 2030」の実現に向けて、グループ共通の「行動規範」を新たに
制定しました。
 グループ共通の価値観と高い倫理観のもと、グループの全従業員が一丸となって、持
続的成長の実現と中長期的な企業価値向上にチャレンジしていきます。




                                      以   上

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