2590 DyDo 2020-11-26 15:00:00
2020年度(2021年1月期) 第3四半期 決算概要 [pdf]
2020年度(2021年1月期)
第3四半期 決算概要
ダイドーグループホールディングス株式会社
(東証一部:2590)
2020年11月26日
目次
1.2020年度 第3四半期連結決算概要 P.03
(1)新型コロナウイルス感染拡大による影響と今後の対応 P.04
(2)2020年度 第3四半期連結決算の概要 P.08
2.2020年度第3四半期 セグメント別概況 P.17
(1)国内飲料事業 P.18
(2)海外飲料事業 P.25
(3)医薬品関連事業 P.28
(4)食品事業 P.30
(5)その他(ダイドーファーマ) P.31
セグメント別季節変動 P.32
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1.2020年度 第3四半期連結決算概要
(1)新型コロナウイルス感染拡大による影響と今後の対応
(2)2020年度 第3四半期連結決算の概要
3
(1)新型コロナウイルス感染拡大による影響と今後の対応
コロナウイルスの感染拡大を契機とした社会の変革
コロナ禍を契機とした消費者の価値観や行動様式が変容し、ビジネスの前提条件が変化
健康 健康・予防・衛生に対する意識の変化
コロナ禍を受け、
一層意識が高まる
環境 地球環境保護に対する問題意識の高まり
イノベーション DX(デジタルトランスフォーメーション)の急速な進展
在宅ワークの定着に
より、 コア事業である
自販機ビジネスにおいて、
人 ワークスタイルに対する価値観の多様化 「売れる場所」が変化
社会の大きな変化をグループの大きな変革に活かす
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(1)新型コロナウイルス感染拡大による影響と今後の対応
戦略
グループミッション2030 統 合 P.9-20
世界中の人々の楽しく健やかな暮らしを
クリエイトするDyDoグループへ
DyDoはお客様と共に。 DyDoは次代と共に。
お客様の健康をつくります 次代に向けて新たな価値を生み出します
おいしさへの飽くなき探求心のもと、 革新的なテクノロジーを活用し、
世界中のお客様の健康や生活の質向上に すべてのステークホルダーに
貢献する商品・サービスをお届けします。 ワクワクや驚きといった体験を提供します。
DyDoは社会と共に。 DyDoは人と共に。
社会変革をリードします 人と人のつながりをつくります
持続可能な社会のために、 グループ内外と柔軟に連携し、
常識に捉われず、 新たな視点から 多様な価値観や能力を尊重しながら
社会変革を自らリードします。 新たな共存共栄を推進します。
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(1)新型コロナウイルス感染拡大による影響と今後の対応
戦略
グループミッション2030の基本方針 統 合 P.9-20
グループミッション2030の基本方針は変わらず取り組んでいく
売 国内飲料事業の 非飲料事業での
上 イノベーション 第2の柱を構築
額
DyDoグループの 既存事業と融合する
コア事業であり続ける。 ヘルスケア領域での事業を
第2の収益の柱として構築
する。
海外での事業展開の拡大
グループ全体の海外での
売上高比率を20%以上にする。
営業利益率
0% 5% 6% 10%
※図はイメージです。
円の大きさは営業利益額を示し、 2018年度を薄色、 2030年度を濃色で表現。 2019年1月発表
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(1)新型コロナウイルス感染拡大による影響と今後の対応
今後想定される業績への主な影響と対応策
キャッシュ・フロー創出力回復に向けた既存事業の基盤強化を図り、将来の成長のための
投資戦略を着実に実行する
想定される主な影響 今後の対応策
国内 ・4月~5月をボトムとして、販売は緩やかな回復基 ・自販機展開の強化を図るとともに、スマートオ
調にあるものの、在宅勤務の定着や消費者の行動 ペレーション体制の構築により、市場の変化に
飲料
変容により、自販機市場は大きく変化することが想 柔軟に対応できる持続可能な自販機ビジネス
事業 定される モデルの確立をめざす。
海外 ・トルコ飲料事業は、外出制限措置の緩和により、6月以 ・海外における戦略拠点の選択と集中の方針
降の販売は緩やかな回復基調にあるものの、為替変動によ のもと、マレーシア飲料事業の撤退を決定。海
飲料
る原材料高騰に対し、価格転嫁が難しい経済情勢である 外飲料事業セグメント全体の黒字転換を当
事業 ことから、利益面への影響を懸念 面の目標とし、海外における事業戦略の再構
・イギリス、ロシアへの輸出の本格化には、時間を要する状況 築を図る。
・マレーシア飲料事業は、販売回復の目途が立たないと判断
医薬品 ・中国向け美容ドリンクの受注見通しが不透明、国 ・奈良工場に新設したパウチラインは2020年
内向けも受注回復に時間を要する可能性 2月、関東新工場は2020年7月より稼働を
関連
開始。2工場4ライン体制での効率的な生
事業 産体制の実現に向け、社内体制を整備、収
益改善に向けた業務内容の見直しを推進
食品 ・量販店向けの販売は引き続き堅調ながら、コンビニ ・ライフスタイルの変化に対応した商品開発や、
エンスストア向けの販売は減少が続く可能性 生産性向上への取り組みを引き続き進め、さ
事業
らなる収益力強化をめざす。
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(2)第3四半期決算/通期業績予想の概要
市場環境と第3四半期(期間)の概況
国内飲料事業 海外飲料事業
市場 販売は緩やかな回復基調ながら、 市場 5月を底に回復が見られるも本格
CVS・自販機の販売は軟調 的な回復は来春以降と見込む
(トルコ)
業界全体の販売数量は、前年同 トルコリラ安による原材料コスト増、
期を7%程度下回る推移 物流費の高騰傾向は続く
当社 10月に発売したTVアニメ「鬼滅の 当社 (トルコ)ミネラルウォーターの需要
刃」とのコラボ缶コーヒーが好調 を取り込み、前年並の収益を確保
四半期末の自販機台数が増加に (マレーシア)販売回復の見通し
転じる 立たず、現地子会社を売却
医薬品関連事業 食品事業
市場 医薬部外品ドリンクの店頭におけ 市場 ドライゼリー市場は微減、消費者
る販売は低調 の節約志向により低価格帯増加
越境ECの取り組みはあるものの、 パウチゼリー市場は消費者のライフ
美容ドリンクも店頭販売は苦戦 スタイルの変化により前年割れ
当社 取引先の在庫調整の影響により 当社 CVS向けが減少するも、量販向けを拡
受注が低調 大し、ドライゼリーNo.1のポジションを維持
TCIを通じた中国向け美容ドリンク パウチ市場においても、シェアを拡大
の受注見通しは不透明
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(2)第3四半期決算/通期業績予想の概要
2020年度 第3四半期の決算の概要
第3四半期の連結売上高は、1,223億51百万円(前年同期比6.5%減)
直近の販売動向は緩やかに回復、利益面は想定を上回る進捗
最近の業績動向を踏まえて、通期業績予想を修正
第3四半期(1/21~10/20) 通期
2019年度実績 2020年度実績 2019年度実績 2020年度業績予想
構成比 構成比 増減率 増減額 構成比 構成比 増減率 増減額
売 上 高 130,925 100.0% 122,351 100.0% △6.5% △8,573 168,256 100.0% 156,000 100.0% △7.3% △12,256
営 業 利 益 3,969 3.0% 6,377 5.2% 60.7% 2,407 2,893 1.7% 4,300 2.8% 48.6% 1,406
経 常 利 益 4,059 3.1% 6,394 5.2% 57.5% 2,334 2,857 1.7% 4,200 2.7% 47.0% 1,342
親会社株主に帰属する
2,879 2.2% 4,646 3.8% 61.4% 1,767 1,778 1.1% 2,500 1.6% 40.5% 721
四 半 期 純 利 益
E P S 174.79 290.24 115.45円 108.00円 157.07円 49.07円
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(2)第3四半期決算/通期業績予想の概要
2020年度 第3四半期 連結業績 (セグメント別)
コロナ禍の影響を大きく受けた上期の実績が影響し、食品を除くセグメントが減収
国内飲料事業、食品事業のセグメント利益が大幅に増加
単位:百万円
2019年度 2020年度第3四半期 2019年度 2020年度通期業績予想
第3四半期 増減率 増減額 通期実績 増減率 増減額
国内飲料事業 93,146 86,934 △6.7% △6,212 121,203 113,800 △6.1% △7,403
海外飲料事業 12,709 10,388 △18.3% △2,321 16,004 11,700 △26.9% △4,304
医薬品関連事業 8,606 8,173 △5.0% △432 11,097 10,300 △7.2% △797
食品事業 17,022 17,434 2.4% 411 20,643 20,900 1.2% 256
その他 ー ー ー ー ー ー ー ー
調整額 △560 △578 ー △18 △693 △700 ー △6
売上高合計 130,925 122,351 △6.5% △8,573 168,256 156,000 △7.3% △12,256
国内飲料事業 3,421 6,152 79.8% 2,731 3,948 6,300 59.6% 2,351
海外飲料事業 254 59 △76.6% △194 △306 △110 ー 196
医薬品関連事業 427 △203 ー △630 210 △600 ー △810
食品事業 848 1,465 72.8% 617 464 840 80.8% 375
その他 △103 △114 ー △10 △148 △500 ー △351
調整額 △877 △982 ー △104 △1,275 △1,630 ー △354
営業利益合計 3,969 6,377 60.7% 2,407 2,893 4,300 48.6% 1,406
※「その他」区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、希少疾病の医療用医薬品事業です。
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(2)第3四半期決算/通期業績予想の概要
四半期業績の推移
当第3四半期(8~10月)は、国内飲料事業のセグメント利益が大きく増加
「鬼滅の刃」とのコラボ効果とコストコントロールが利益面に貢献 ➡P19
売上高 営業利益
連
結
セグメント売上高 セグメント利益
国
内
飲
料
事
業
2018年度 2019年度 2020年度
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(2)第3四半期決算/通期業績予想の概要
2020年度 第3四半期 営業利益の増減要因
国内飲料事業は自販機耐用年数の変更、販促費・広告宣伝費等の低減により増益 ①
医薬品関連事業は、関東工場の竣工(2019年10月)等により償却負担等が増加 ②
単位:百万円
6,377
粗利 ① 受注 減価償却費
減少等 増加
減少
数量要因
原価要因
自販機 自販機 広告・ △215 △415
単価要因 固定費 耐用年数 販促費 その他
低減 変更 (その他諸経費)
②
△2,950 +510 +2,289 +1,941 +941
3,969
その他
国内飲料事業 海外飲料 医薬品関連 食品 調整
+2,731 △194 △630 +617 △116
2019年度 2020年度
第3四半期実績 前年同期比 +2,407 第3四半期実績
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(2)第3四半期決算/通期業績予想の概要
通期業績予想
通期業績は、前回発表予想数値を上回る利益水準となる見通し
連結営業利益は43億円(前期比48.6%増)、国内飲料事業の増益幅が拡大
親会社に帰属する当期純利益は25億円(前期比40.5%増)の見通し(第3四
半期と同等額の特別損益の発生を見込む)
単位:百万円
2019年度 実績 2020年度 通期予想 ご参考:前回発表予想
(11/26公表) (8/27公表)
構成比 構成比 前期比 前回公表比 前期比
増減率 増減額 増減率 増減額 増減額
売 上 高 168,256 100.0% 156,000 100.0% △7.3% △12,256 △1.3% △2,000 158,000 △10,256
営 業 利 益 2,893 1.7% 4,300 2.8% 48.6% 1,406 138.9% 2,500 1,800 △1,093
経 常 利 益 2,857 1.7% 4,200 2.7% 47.0% 1,342 147.1% 2,500 1,700 △1,157
親会社株主に帰属する
1,778 1.1% 2,500 1.6% 40.5% 721 400.0% 2,000 500 △1,278
当 期 純 利 益
E P S 108.00円 157.07円 49.07円 30.91円 △77.09円
1株当たり配 当金 60円 60円 - 60円 -
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(2)第3四半期決算/通期業績予想の概要
通期業績予想 -セグメント別ー
海外飲料事業は、トルコ飲料事業の堅調な推移とマレーシア飲料事業の撤退により赤
字幅が縮小(想定為替レート 前回 15円⇒今回 14.5円/トルコリラ)
医薬品関連事業は、売上・営業利益ともに前回予想を下回る見通し
単位:百万円
2019年度 2020年度通期業績予想 (11/26公表) ご参考:前回発表予想
通期実績 前期比 前回公表比 (8/27公表) 前期比
増減率 増減額 増減率 増減額 増減額
国内飲料事業 121,203 113,800 △6.1% △7,403 △0.4% △400 114,200 △7,003
海外飲料事業 16,004 11,700 △26.9% △4,304 △11.4% △1,500 13,200 △2,804
医薬品関連事業 11,097 10,300 △7.2% △797 △2.8% △300 10,600 △497
食品事業 20,643 20,900 1.2% 256 1.0% 200 20,700 56
その他 ー ー ー ー ー ー ー ー
調整額 △693 △700 ー △6 ー ー △700 △6
売上高合計 168,256 156,000 △7.3% △12,256 △1.3% △2,000 158,000 △10,256
国内飲料事業 3,948 6,300 59.6% 2,351 34.6% 1,620 4,680 731
海外飲料事業 △306 △110 ー 196 ー 140 △250 56
医薬品関連事業 210 △600 ー △810 ー △160 △440 △650
食品事業 464 840 80.8% 375 9.1% 70 770 305
その他 △148 △500 ー △351 ー 340 △840 △691
調整額 △1,275 △1,630 ー △354 ー 490 △2,120 △844
営業利益合計 2,893 4,300 48.6% 1,406 138.9% 2,500 1,800 △1,093
※「その他」区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、希少疾病の医療用医薬品事業です。
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(2)第3四半期決算/通期業績予想の概要
2020年度 通期業績予想 営業利益の増減要因 -前期比-
国内飲料事業のセグメント利益は、粗利益の改善、コストコントロールにより増益幅が
拡大 ①
ヘルスケア領域における成長戦略実行にかかる費用を現時点の見込みに基づき修正 ②
単位:百万円
受注 減価償却費 ※破線は前回予想
減少等 増加
②
粗利 △384 △426
減少
数量要因
原価要因
自販機 自販機 広告・ その他
単価要因 固定費 耐用年数 販促費 (その他諸経費)
低減 変更
△3,654 +594 +3,000 +1,669 +742
国内飲料事業 海外飲料 医薬品関連 食品 その他
+2,351 ① +196 △810 +375 調整
△705
2,893 4,300
2019年度 前年同期比 +1,406 2020年度
通期実績 通期予想
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(2)第3四半期決算/通期業績予想の概要
財政状態 -連結貸借対照表の主な増減-
金融資産・有利子負債の増加の主な要因は、総額200億円の社債の発行
(2020年10月に社債償還150億円)
自己株式取得等により純資産が減少
単位:百万円
単位:百万円 下段数値は前年比増減
38,001
有利子負債※2 33,713 有利子負債※2 4,287
72,862
金融資産※1 73,240 金融資産※1 △377
仕入債務 18,623
仕入債務
21,107
2,483
その他 21,835
その他
21,137
△697
21,187
売上債権 18,497 売上債権 2,689
たな卸資産 8,444 たな卸資産 9,695
1,250
純資産 89,210 85,468
有形固定資産 有形固定資産 50,256 純資産 △3,742
50,831
・無形固定資産 ・無形固定資産 △574
その他 12,369 その他 11,712
△657
165,714 165,714
資産 計 163,383 負債純資産合計 163,383 資産合計 負債純資産合計
2,330 2,330
2020年1月20日 2020年10月20日
※1:現金及び預金、 有価証券、 投資有価証券(関係会社株式を除く)、 長期性預金
※2:短期/長期借入金、 短期/長期リース負債・債務、 社債、 長期預り保証金
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2.2020年度第3四半期 セグメント別概況
(1)国内飲料事業
(2)海外飲料事業
(3)医薬品関連事業
(4)食品事業
(5)その他(ダイドーファーマ)
17
(1)国内飲料事業
ビジネスモデル
セグメント別概況 統 合 P.21-24
4~5月をボトムに自販機チャネルの販売も回復傾向
第3四半期は、「鬼滅の刃」とのコラボ効果が売上・利益に貢献 単位:百万円
2019年度3Q実績 2020年度3Q実績 2019年度実績 2020年度業績予想
構成比 構成比 増減率 増減額 構成比 構成比 増減率 増減額
売 上 高 93,146 ー 86,934 ー △6.7% △6,212 121,203 ー 113,800 ー △6.1% △7,403
営 業 利 益 3,421 3.7% 6,152 7.1% 79.8% 2,731 3,948 3.3% 6,300 5.5% 59.6% 2,351
減 価 償 却 費 5,416 2,616 △51.7% △2,800 7,148 3,554 △50.3% △3,594
(対象期間:1月21日~10月20日)
チャネル別販売数量 前年同期比 清涼飲料市場前年同期比(出荷ベース)
1Q 2Q 3Q 累計 11月
自販機チャ ネル 90.6% 88.2% 97.3% 92.0% 106.4%
流 通 チャ ネル 92.5% 92.6% 112.9% 99.6% 102.5%
合 計 91.0% 89.0% 100.2% 93.5% 105.7%
出典:食品マーケティング研究所
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(1)国内飲料事業
商品別販売状況
第3四半期は、TVアニメ「鬼滅の刃」とコラボしたダイドーブレンド3SKUがコーヒーカテゴリの
伸長に大きく寄与
流通チャネルでは、記録的な月次売上高を達成
チャネル別前年比販売数量(コーヒー飲料)
1Q 2Q 8月 9月 10月 3Q 11月
自販機チャ ネル 87.3% 89.3% 104.5% 80.6% 119.4% 101.3% 111.2%
流 通 チャ ネル 96.9% 103.0% 88.0% 59.7% 234.9% 122.9% 106.8%
合 計 89.3% 92.4% 99.9% 74.3% 149.5% 107.4% 110.3%
10/5
期間限定
発売
ダイドーブレンド ダイドーブレンドコーヒーオリジナル 全12種
ダイドーブレンド 絶品微糖 全8種 ダイドーブレンド 絶品カフェオレ 全8種
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
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(1)国内飲料事業
自販機網の基盤強化への取り組み P.12
自販機の新規設置場所開発の強化
継続的に取り組みを進めてきた、営業体制の強化が実績に反映し、前年同期間比で自販機台数が増加
引き続き、自販機網の基盤強化を最優先課題として取り組む
年度末時点の自販機台数の推移イメージ 各四半期末時点の自販機台数の推移イメージ
①10年来自販機台数はほぼ横ばい 2019年度末から自販機台数は徐々に回復
②労働力不足を背景に地方を中心に減少 当第3四半期は期間末ベースでプラスに転じる
③従来水準への回復・維持
①
② ③
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(1)国内飲料事業
スマートオペレーションの構築に向けた取り組み P.13~14
スマートオペレーション構築に向けた、オペレーション手順の変更
直販の中核グループ会社(ダイドービバレッジサービス)での2021年度からの全社展開(全台オンライン化)を
決定
オペレーション業務効率化による労働環境の整備・人材の活用、 採用競争力を強化し、オペレーション現場の
働き方においても業界をリードする存在をめざす
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(1)国内飲料事業
自販機展開における直近の取り組み
NECの顔認証技術を活用し、「顔認証決 抗ウイルス対策
済サービス」の実証実験を開始 お客様が触れる箇所(赤枠部分)に抗ウイルス
コート剤を塗布
加工済みの自販機につい
ては「加工済みステッカー」
貼付
公衆衛生用品の販売を開始 足操作自販機の実証実験を開始
マスクや除菌ウェットティッシュなどの購入を実現 “足”による商品選択ボタンの操作や商品取り
出し口のフラッパーの開閉が可能
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(1)国内飲料事業
環境問題に対する直近の取り組み P.15~17
容器包装の基本方針を策定し、2030年までに達成すべきKPIを設定
容器包装の基本方針
当社は循環型社会形成のために、空き容器の効率的な回収と
サステナブル素材の活用拡大に努めます
2030年までに国内販売した自社製品と同等量の空き容器回収(100%回収)を実現
Recycle 2030年までにプラスチック容器のサステナブル化(植物由来素材、リサイクル素材等)の
割合60%以上を実現
全容器の重量削減を継続的に推進
Reduce
プラスチック容器はラベルを極小化した商品展開を推進
容器包装に関する意識向上に向けた社員への啓蒙、活動の推進
Partner 政府や自治体、飲料業界、地域社会との協働による共存共栄を推進
お客様のご賛同をいただきながら、自販機ビジネスを基軸として資源循環型社会に貢献
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(1)国内飲料事業
通信販売チャネルの進捗
サプリメントの通信販売チャネルは着実に成長
定期顧客が着実に増加し、売上・利益共に成長が続く
新規獲得~定期顧客としての定着化に向けた施策を強化
通信販売チャネルの売上推移 基幹商品「ロコモプロ」を軸に顧客を育成
基幹商品を軸にWEB、TV、新聞等を
通じ、顧客を獲得
会員誌やポイント制度などによる顧客との
コミュニケーションによるリレーション強化
顧客の定着化、売上・利益拡大
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(2)海外飲料事業
セグメント別概況
トルコ飲料事業は、現地通貨ベースでは増益ながら、急速なリラ安により日本円換算の収
益は目減り
コロナ禍による販売低迷が続くマレーシア子会社を売却 単位:百万円
2019年度3Q実績 2020年度3Q実績 2019年度実績 2020年度業績予想
構成比 構成比 増減率 増減額 構成比 構成比 増減率 増減額
売 上 高 12,709 ー 10,388 ー △18.3% △2,321 16,004 ー 11,700 ー △26.9% △4,304
営 業 利 益 413 3.3% 188 1.8% △54.3% △224 △95 △0.6% 86 0.7% ― 182
の れ ん 等 償 却 額 158 1.2% 129 1.2% △18.5% △29 210 1.3% 196 1.7% △6.5% △13
のれん等償却後営業利益 254 2.0% 59 0.6% △76.6% △194 △306 △1.9% △110 △0.9% ― 196
ト ル コ リ ラ 19.40円 15.81円 △ 3.59円 19.26円 14.50円 △ 4.76円
マレーシアリンギット 26.41円 25.33円 △ 1.08円 26.39円 25.33円 △ 1.06円
(対象期間:1月1日~9月30日)
トルコ飲料事業は、6月以降徐々に販売が回復し、現地 為替の推移
通貨ベースで前年並みの売上を確保
トルコからイギリス・ロシアへの輸出取引の強化に向け、体制
整備を進めるも、コロナ禍の収束が不透明で、本格化には
時間を要する
マレーシアは、コロナ禍の影響が大きく、販売回復による
キャッシュ・フローの改善のメドが立たず、中期経営計画の
基本方針に基づき、現地子会社の全株式を売却
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(2)海外飲料事業
ビジネスモデル
トルコ飲料事業の概況 統 合 P.25-26
第2四半期にコロナ禍の影響が大きく出るも、足元では回復傾向
第3四半期の売上高は現地通貨ベースで前期比微増(累計は前年並に回復)、営業利益は前年を上回る
実績
ミネラルウォータの需要が強く、業績を牽引
リラ安が進行し、輸入原材料の価格が高騰も、販売価格への転嫁を進めるとともにコストコントロールにより増益
英国・ロシアへの輸出事業は現地での新型コロナウイルスの感染拡大収束の見通しが立たず、遅延が続く
現地通貨ベース実績 第1Q 第2Q 第3Q 第4Q 累計
売上前年比 四半期 +19% △15% +1% △0%
2020年度
為替(1トルコリラ) 累計実績 17.48円 16.55円 15.81円 想定レート ⇒ 14.50円
売上前年比 四半期 +30% +17% +2% +15% +14%
2019年度
為替(1トルコリラ) 累計実績 20.57円 19.63円 19.40円 19.26円 19.26円
現地通貨ベース前年同月比推移
ミネラルウォーターブランド
Saka (サカ)
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(2)海外飲料事業
マレーシア飲料事業の概況
保有する全株式を譲渡、マレーシア事業から撤退
2015年 現地の大手菓子メーカーの飲料事業部門へ資本参加し、進出
(販売会社へ51%、製造会社へ49%出資)
合弁先の販売網を活用し、主に既存ブランドを販売
2018年 販売会社への出資比率を引き上げ(90%)、自社ブランドの開発を強化
2019年
合弁を解消、取り扱い商品は徐々に自社ブランドへ切り替え
自社ブランドの販売拡大により、増収と収益性の改善をめざす
2020年
自社ブランドの初動は好調に推移も、コロナウイルス感染拡大の影響により、
行動制限緩和後も売上の減少が続く
10月 マレーシア子会社の売却を決定
直近の業績 中期経営計画の基本方針「海外飲料事業における戦
単位:百万円 略拠点の選択と集中」に基づき、撤退を決定
2020年度
2019年度
3Q 事業会社の全株式を10リンギット(約225円)にて譲
売上高 1,232 720 渡、貸付金等の債権(約3.7億円)を全額放棄
営業利益 △553 △447 第3四半期決算にて特別損失(関係会社整理損)
為替 26.39 25.33
を計上
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(3)医薬品関連事業
ビジネスモデル
セグメント別概況 統 合 P.27-28
新工場の本稼働により、減価償却費負担が増加、2020年度を底と見込む
単位:百万円
2019年度3Q実績 2020年度3Q実績 2019年度実績 2020年度業績予想
構成比 構成比 増減率 増減額 構成比 構成比 増減率 増減額
売 上 高 8,606 ー 8,173 ー △5.0% △432 11,097 ー 10,300 ー △7.2% △797
営 業 利 益 427 5.0% △203 △2.5% ー △630 210 1.9% △600 △5.8% ― △810
減 価 償 却 費 404 820 102.7% 415 696 1,122 61.2% 426
(対象期間:1月21日~10月20日)
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、美容系ドリンクの
TCI経由の中国向け輸出製品の受注が減少、国内向けの
製品受注も取引先での在庫調整が続き、低調に推移
奈良工場のパウチラインの新設(2019年9月竣工、2020
年2月本稼働)、関東工場の竣工(2019年10月竣工、
2020年7月本稼働)により、減価償却費が増加
奈良工場・関東工場合わせ2工場4ラインの効率的な稼
働に向け、社内体制を整備、収益改善に向けた業務内容
の見直しを推進
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(3)医薬品関連事業
パウチラインの新設、新工場建設の狙い
医薬品・医薬部外品の受託メーカーとして地位を強固なものに
中期経営計画2021の
投資戦略 実行済
所在地 奈良県葛城市 群馬県館林市
工場 奈良工場 関東工場
第1工場 第2工場 第3工場
竣工 1991年 1999年 2019年 2019年
本稼働 - - 2020年2月 2020年7月
製造容器の形態 びん びん パウチ びん
ライン数 3ライン 1ライン 1ライン 1ライン
大同薬品で製造する
年間生産能力 3億5千万本 3千万袋 1億5千万本 容器形態
パウチライン(第3工場)新設の狙い 関東新工場新設の狙い
成長するパウチ市場における「医薬品」「医薬 主要消費地に近接するエリアで製造することに
部外品」規格商品への期待 よるコスト競争力の強化
製造可能剤形の拡充による取引先ニーズへの お取引先・大同薬品工業双方にとってのBCP
対応幅の拡大 への対応
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(4)食品事業
ビジネスモデル
セグメント別概況 統 合 P.29-30
堅調な販売実績と多面的なコスト改善の取り組みの成果により、大幅増益
単位:百万円
2019年度3Q実績 2020年度3Q実績 2019年度実績 2020年度業績予想
構成比 構成比 増減率 増減額 構成比 構成比 増減率 増減額
売 上 高 17,022 ー 17,434 ー 2.4% 411 20,643 ー 20,900 ー 1.2% 256
営 業 利 益 1,112 6.5% 1,729 9.9% 55.5% 617 816 4.0% 1,192 5.7% 46.0% 375
の れ ん 等 償 却 額 264 1.6% 264 1.5% ー ー 352 1.7% 352 1.7% 0.1% 0
のれん等償却後営業利益 848 5.0% 1,465 8.4% 72.8% 617 464 2.3% 840 4.0% 80.8% 375
(対象期間:1月1日~9月30日)
営業利益率の推移(のれん等償却後)
第3四半期(7~9月)は、梅雨明け以降は高
温傾向であったこともあり、スーパー等量販店向けの販
売が順調な実績
コロナ禍によるEC購買率向上により通販も大幅増加
消費者の購買行動の変化により、コンビニエンスストア
向けの販売が減少が続く見通し
製造・物流・販売などのあらゆる局面において、コスト
改善に取り組み、大幅に増益
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(5)その他
ダイドーファーマの取り組み状況
創業のビジネスである「医薬」に立ち返り、社会的課題を解決する
2018年3月 希少疾病用医薬品事業への参入を発表
医療業界での実績を積んだ専門人材の採用
2019年1月 「ダイドーファーマ株式会社」を設立
2019年8月 営業開始
事業のイメージ
すでに海外で開発された
新薬を、 日本国内にお
ける開発・承認をめざす
医薬品製造は外部機関
を活用し、 コンパクトに運
営する
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セグメント別季節変動
売上高 / セグメント売上高 営業損益 / セグメント損益※
単位:百万円 単位:百万円
1Q 2Q 3Q 4Q 計 1Q 2Q 3Q 4Q 計
2019年度 39,633 45,805 45,486 37,331 168,256 △113 2,146 1,936 △1,076 2,893
連
23.6% 27.2% 27.0% 22.2% 100.0% - 74.2% 66.9% - 100.0%
結
2020年度 37,413 40,359 44,577 - - 741 2,034 3,601 - -
国 2019年度 29,143 31,666 32,336 28,056 121,203 △74 1,750 1,745 527 3,948
内
24.0% 26.1% 26.7% 23.1% 100.0% - 44.3% 44.2% 13.4% 100.0%
飲
料 2020年度 26,662 28,160 32,111 - - 870 1,922 3,358 - -
海 2019年度 3,402 4,606 4,700 3,295 16,004 57 182 173 △509 △95
外
21.3% 28.8% 29.4% 20.6% 100.0% - - - - 100.0%
飲
料 2020年度 3,551 3,218 3,618 - - 110 △61 140 - -
医
2019年度 2,887 2,866 2,852 2,491 11,097 230 127 69 △216 210
薬
品 26.0% 25.8% 25.7% 22.4% 100.0% 109.2% 60.6% 32.9% - 100.0%
関
連 2020年度 2,900 2,509 2,763 - - △8 △55 △139 - -
2019年度 4,398 6,869 5,754 3,621 20,643 154 595 361 △295 816
食
21.3% 33.3% 27.9% 17.6% 100.0% 18.9% 72.9% 44.3% - 100.0%
品
2020年度 4,497 6,687 6,249 - - 287 746 695 - -
そ 2019年度 - - - - - - 0 △103 △45 △148
の - - - - - - - - - 100.0%
他 2020年度 - - - - - △39 △35 △38 - -
※海外飲料事業、食品事業はのれん等償却前のセグメント利益
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参照資料について
当社グループについて、より深くご理解いただくため、各ページに参考となる資料をご案内
しております。ぜひ合わせてご参照ください。
ダイドーグループホールディングス統合報告書2020
掲載URL:https://www.dydo-ghd.co.jp/ir/data/integrated_report
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2020年度 第3四半期決算補足説明資料
補足 掲載URL:https://www.dydo-ghd.co.jp/ir/data/earnings
ESGラウンドテーブル「コロナ後の社会変革を見据えたサステナ
自販機
ブルな自販機ビジネスモデルの構築」説明資料
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本資料に記載されている、当社グループの計画・将来の見通し・戦略などのうち、過去または現在の事実に関す
るもの以外は、将来の業績に関する見通しであり、これらは当社において現時点で入手可能な情報による当社
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