2586 M-フルッタフルッタ 2020-02-21 11:30:00
アサイーの造血機能性に関する研究論文発表のお知らせ [pdf]

                                                               2020 年2月 21 日
各 位
                           会   社   名 株 式 会 社 フ ル ッ タ フ ル ッ タ
                           代 表 者 名 代表取締役社長執行役員 CEO 長                   澤         誠
                                                  (コード番号:2586 東証マザーズ)
                           問 合 せ 先 取締役執行役員                        德   島     一 孝
                                                                  TEL. 03-6272-3190




              アサイーの造血機能性に関する研究論文発表のお知らせ




 株式会社フルッタフルッタ(本社:東京都千代田区、代表取締役 CEO:長澤 誠)は
2019 年7月 31 日付のお知らせ(「アサイーの機能性研究発表会実施のお知らせ」
                                         )にある
とおり、千葉大学との共同研究としてアサイーの造血機能性研究を進めてまいりました
が、研究成果がこのたび国際科学雑誌 Nutrients に掲載されましたので、お知らせいたし
ます。


1. 掲載論文について
 同研究は、千葉大学大学院医学研究院・特任准教授(実験当時)国立長寿医療研究センタ
ー老化ストレス応答研究プロジェクトチーム・プロジェクトリーダー(現在)清水孝彦氏
ら(Shuichi Shibuya, Toshihiko Toda, Yusuke Ozawa, Mario Jose Villegas Yata, and
Takahiko Shimizu)がマウス実験に基づいてアサイーの造血機能を明らかにしたもので、
論題は“Acai Transiently Upregulates Erythropoietin by Inducing a Renal Hypoxic
Condition in Mice”(Nutrients, 2020,12 533; nu12020533)です。論文の概要は次のと
おりです(“Abstract”の訳)。
 アサイーはブラジルアマゾン原産のヤシ科の植物であり、その果実にはポリフェノール、
鉄、ビタミン E、不飽和脂肪酸などの栄養素が豊富に含まれています。近年、アサイーの抗
酸化作用と抗炎症作用に注目が集まっていますが、造血作用に及ぼす効果ついてはいまだ
調査されていませんでした。本論文においては、マウスにアサイー抽出物を投与し、造血機
能を評価しています。実験動物のマウスにアサイー抽出物を4日間与えると、赤血球やヘモ
グロビンが増加することが明らかになりました。その次に、一回の投与後に造血関連のマー
カーを詳しく調べました。アサイーを投与すると、2〜3時間後に造血を促すホルモン(エ
リスロポエチン)が増加しました。また、その増加には腎臓での遺伝子発現が高まることも
合わせて発見しました。アサイー果実の摂取は、造血を促すことで活動性を高めることが期
待されます。
 なお、当論文の URL は次のとおりです。https://www.mdpi.com/2072-6643/12/2/533




2.アサイーの機能性分析の重要性
 当社としましては、今回の研究論文発表を臨床テストに発展させて参ります。
 当社は2月 13 日に発表いたしました第3四半期決算短信において、今後の業績回復にむ
けての対応策のひとつとして、顧客の購買動機につながるアサイーの機能性の分析を掲げ
ております。大学や企業との共同研究を続けるとともに、すでにオリンピアをはじめ、多く
のスポーツ愛好者による使用実績が上がっており、2020 東京オリンピックに向けて、今回
の研究発表はこの取り組みを加速する大きな要因となります。




3.業績への影響
 現時点では業績への具体的な影響は不明であり、判明次第お知らせいたします。


                                                                以上