2586 M-フルッタフルッタ 2021-01-07 16:00:00
カナダのトロント大学と「アサイーが新型コロナウイルス(COVID-19)起因のNLRP3誘発性炎症を抑制する効果」に関する実証実験を行う契約締結のお知らせ [pdf]
2021 年1月7日
各 位
会 社 名 株 式 会 社 フ ル ッ タ フ ル ッ タ
代 表 者 名 代表取締役社長執行役員 CEO 長 澤 誠
(コード番号:2586 東証マザーズ)
問 合 せ 先 取締役執行役員 德 島 一 孝
TEL. 03-6272-3190
カナダのトロント大学と「アサイーが新型コロナウイルス(COVID-19)起因の
NLRP3 誘発性炎症を抑制する効果」に関する実証実験を行う契約締結のお知らせ
株式会社フルッタフルッタ(本社:東京都千代田区、代表取締役 CEO:長澤 誠)は、
本日開催の取締役会において、カナダのトロント大学(以下「トロント大学」という)
が、現在カナダ、ブラジルで実施している、新型コロナウイルス(COVID-19)
(以下
「新型コロナ」という)患者に対する NLRP3 インフラマソーム誘発性炎症(注1)の
重症化を抑制する効果の臨床研究に、当社アサイー原料を使用するための実証実験を
開始することに合意し、アサイーが NLRP3 インフラマソーム誘発性炎症の悪化を抑制
する効果の研究に参画することを決議しましたので、お知らせいたします。
当社はこれまで、アサイーの造血機能性の研究と、研究結果の発表を行ってまいりま
したが、この度の実証実験の開始は、造血機能性と共に購入動機に繋がる新たなエビ
デンスの獲得と、アサイーの認知度の向上を目的としています。
1. 経緯
トロント大学の、マイケル ファルコ教授(University Health Network-Toronto
General Hospital Clinician Scientist Dr.Michael Farkouh )と、アナ アンドレ
アザ准教授(Department of Pharmacology & Toxicology Department of
Psychiatry Centre for Addiction and Mental Health Dr.Ana Andreazza)は、2020
年 5 月から、抗炎症作用を持つ可能性のある安全で天然のアサイーが、新型コロナ患者
への治療選択肢となり得るかを臨床研究しており、当社としても強い関心を持って着目
してまいりました。
新型コロナにおけるこれまでの研究では、ウイルスが細胞に感染すると、細胞内のタ
ンパク質の複合体である NLRP3 インフラマソーム(注2)が活性化して炎症反応を引き
起こすことが明らかになっています。アサイーの有効成分が、この NLRP3 インフラマソ
ームレベルを下げ、炎症性サイトカイン(注3)を減少させることが、新型コロナの治
療方法として期待されています。今回の研究では、当社が保有するアサイー原料が
NLRP3 誘発性炎症の悪化を抑制する能力を実証テストします。
注1:体内にて NLRP3 インフラマソーム経由で起こしている炎症です。
注2:タンパク質の複合体であり、細胞内に存在し、ウイルスや細菌、環境中の刺激物
(シリカ、アスベストなど)によって活性化します。これにより炎症性サイトカイン
が細胞外へ放出されて、発熱や感染局所での炎症反応が起こります。
注3:炎症性サイトカインとは、免疫系細胞から分泌されるタンパク質で炎症の原因物
質と考えられています。
2. 今後のトロント大学との取り組みの見通し
世界的に新型コロナが蔓延する中、世界中でワクチンの開発が急ピッチで進んでおり
ます。しかしながら、ワクチン摂取による副作用の心配もあり、日常の食生活の見直し
で免疫力や体力を維持したいという要望が強まっています。
実証実験は、2021 年 1 月 25 日より開始され、試験に伴う当社アサイー原料の提供
と、実証実験の為の一部資金の提供を行います。
この度の本契約締結により、当社原料の有用性を実証確認の上、今後トロント大学は
当社の原料を使用し、当社は共同研究者として今後の臨床テストに参画していく予定で
す。
3. 業績への影響
現時点では業績への具体的な影響は不明であり、判明次第お知らせいたします。
以上