2586 M-フルッタフルッタ 2020-06-25 15:00:00
債務超過解消による猶予期間の解除に関するお知らせ [pdf]

                                                    2020 年6月 25 日
各   位
                  会 社 名         株 式 会 社 フ ル ッ タ フ ル ッ タ
                  代 表 者 名       代表取締役社長執行役員 CEO 長 澤          誠
                                    (コード番号 2586 東証マザーズ)
                  問 合 せ 先       取締役執行役員         德 島 一 孝
                                              TEL. 03-6272-3190

           債務超過解消による猶予期間の解除に関するお知らせ


 当社は、2019 年3月期(第 17 期)において債務超過の状況となり、株式会社東京証券取引所
における上場廃止に係る猶予期間入り銘柄となりましたが、本日(2020 年6月 25 日)、有価証
券報告書を関東財務局に提出した結果、2020 年3月期(第 18 期)において債務超過を解消した
ことにより、猶予期間入り銘柄から解除されましたので、下記のとおり、お知らせいたします。

1.対象となる法定開示事項
 有価証券報告書(第 18 期 自 2019 年4月1日     至 2020 年3月 31 日)

2.債務超過解消に至った経緯
  当社は、2019 年3月期において 775 百万円の債務超過となり、財務面において、2019 年 12 月
13 日付「第三者割当による第7回新株予約権発行及び新株予約権の買取契約の締結に関するお
知らせ」、2020 年3月2日付「A種種類株式並びに第8回及び第9回新株予約権の発行(債務
超過解消に向けた取組み)」及び 2020 年3月 19 日付「「A種種類株式並びに第8回及び第9回
新株予約権の発行(債務超過解消に向けた取組み)」に関する一部変更のお知らせ」にてお知ら
せいたしました、第9回新株予約権行使により約 626 百万円、デット・エクイティ・スワップの
実行により約 496 百万円、及び第7回及び第8回新株予約権行使により約 319 百万円の合計約
1,442 百万円の資本増強を実施いたしました。
  事業面では、業績回復を目指し、2020 年3月期において、HPP(非加熱高圧処理)を用いた冷
凍チルド商品である「FRUTA PRESS」シリーズの販売、東京オリンピック開催に合わせたアサイ
ープロテイン等のスポーツ関連新商品の販売開始、       各メディアに向けた広報活動など、  販売促進
活動を積極的に続けてまいりました。しかしながら、売上高に関しては、廃棄ロスの回避及び利
益率の改善のため、一般量販店用向けの商品販売を中止する販売戦略をとったことにより大幅
な減少が生じたこと、期末には新型コロナウイルスによる東京オリンピックの開催延期及びス
ポーツの自粛要請により、スポーツ関連のプロモーションによる売上獲得につながらなかった
こと等から、2020 年3月期の売上高は 938 百万円(前事業年度比 23.2%減)となりました。
  他方で、利益面につきましては、HPP(非加熱高圧処理)による冷凍チルド商品の発売により
賞味期限切れ廃棄の低減につながりました。       また、当社の課題であるアサイー原材料在庫の消化
についても計画に従い順調に推移している状況にあります。販売費及び一般管理費においては、
オリンピック需要からの倉庫料の高騰及び運送費の値上げ、販売施策のプロモーション取組み
により広告宣伝費等の増加がありましたが、       販売員による店頭販売を一部見直し、  販売促進費の
経費を削減し、さらに、機動的な業務体制にシフトし、経費削減に取組んだことで、前事業年度
に比べ 38 百万円減少し 624 百万円となりました。
  この結果、2020 年3月期は、売上総利益は 217 百万円(前事業年度は売上総損失 88 百万円)、
営業損失は 406 百万円(前事業年度は営業損失 751 百万円)、経常損失は 443 百万円(前事業年
度は経常損失 779 百万円)、当期純損失は 440 百万円(前事業年度は当期純損失 795 百万円)と
なり、継続的に損失を計上しているものの、それぞれ前事業年度から改善し、また、上記の資本
増強策の実施の効果もあり、2020 年3月 31 日までに債務超過の解消に至りました。

3.今後の見通し
 新型コロナウイルスによる市場混乱の中、当社としては原価率の低減や原材料在庫の圧縮を
はじめとする売上原価の低減による売上総利益率のさらなる改善に加え、販売管理費の徹底し
た削減に努めてまいります。売上面では、新しい生活様式に即応し、通信販売の強化、デリバリ
ーメニューの提案に対応する業務用商品の発売や、既に発表したアサイーの造血機能の機動的
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なプロモーションにより、時代が求める免疫力の訴求にフォーカスした小売商品の市場投入に
より拡大させていく所存です。現時点で、2021 年3月期の業績予想は未定としておりますが、
新型コロナウイルスによる影響を踏まえた今後の状況が判明した時点で速やかに開示させてい
ただきます。

                                        以上




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