2503 キリンHD 2019-05-09 12:30:00
2019年12月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結) [pdf]
2019年12月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
2019年5月9日
上 場 会 社 名 キリンホールディングス株式会社 上場取引所 東・名・札・福
コ ー ド 番 号 2503 URL https://www.kirinholdings.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 磯崎 功典
問合せ先責任者 (役職名) コーポレートコミュニケーション部長 (氏名) 堀 伸彦 (TEL) 03-6837-7015
四半期報告書提出予定日 2019年5月14日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 : 有 (機関投資家・証券アナリスト向け)
(百万円未満四捨五入)
1.2019年12月期第1四半期の連結業績(2019年1月1日~2019年3月31日)
(1)連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の
四半期包括利益
売上収益 事業利益 税引前利益 四半期利益 所有者に帰属する
合計額
四半期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年12月期第1四半期 434,331 0.7 36,857 △0.6 △25,988 ― △36,539 ― △40,754 ― △26,981 ―
2018年12月期第1四半期 431,201 4.0 37,067 △3.2 74,602 68.6 62,973 115.5 50,067 123.7 27,316 △34.9
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2019年12月期第1四半期 △46.42 △46.42
2018年12月期第1四半期 54.86 54.85
(参考)営業利益 2019年12月期第1四半期 △29,793百万円(―) 2018年12月期第1四半期 50,009百万円(26.9%)
※事業利益とは事業の経常的な業績を測る利益指標で、売上収益から売上原価並びに販売費及び一般管理費を控除して計算しております。
(2)連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者
資産合計 資本合計
帰属する持分 帰属持分比率
百万円 百万円 百万円 %
2019年12月期第1四半期 2,267,484 1,121,046 851,632 37.6
2018年12月期 2,303,624 1,200,920 916,080 39.8
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年12月期 ― 24.00 ― 27.00 51.00
2019年12月期 ―
2019年12月期(予想) 31.50 ― 31.50 63.00
(注) 直近に公表されている配当予想からの修正の有無 :無
3.2019年12月期の連結業績予想(2019年1月1日~2019年12月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の
基本的1株当たり
売上収益 事業利益 税引前利益 当期利益 所有者に帰属する
当期利益
当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通 期 2,000,000 3.6 190,000 △4.7 132,900 △46.2 81,900 △58.0 62,900 △61.7 71.64
(注) 直近に公表されている業績予想からの修正の有無 :無
(注) 2019年4月26日に公表した通期業績予想からの修正はありません。
(参考)営業利益 2019年12月期 105,400百万円(△46.9%)
※ 注記事項
(1)当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動 :無
(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動)
新規 ―社 (社名) 、 除外 ―社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 :有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年12月期1Q 914,000,000株 2018年12月期 914,000,000株
② 期末自己株式数 2019年12月期1Q 36,003,483株 2018年12月期 36,001,121株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年12月期1Q 877,997,409株 2018年12月期1Q 912,603,427株
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(1)本資料に掲載されている業績予想に関する記述は、当社及び当グループが本資料の発表日現在で入手可能な情報から得られた判断に
基づいていますが、リスクや不確実性を含んでいます。実際の業績は、当社及び当グループの事業をとりまく経済情勢、市場動向、
為替レートなどに関わる様々な要因により、記述されている業績予想とは大幅に異なる可能性があることをご承知おきください。
(2)決算補足説明資料は本日5月9日(木)に、また、本日開催の決算説明会(電話会議)における資料・主な質疑応答については
速やかに、当社ホームページに掲載いたします。
(当社ホームページURL)
https://www.kirinholdings.co.jp/irinfo/event/explain/index.html
キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
○添付資料の目次
1.要約四半期連結財務諸表 ……………………………………………………………………………………………… 2
(1)要約四半期連結財政状態計算書 ………………………………………………………………………………… 2
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書 …………………………………………… 4
(3)要約四半期連結持分変動計算書 ………………………………………………………………………………… 6
(4)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項 …………………………………………………………………… 8
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 8
(会計方針の変更) ………………………………………………………………………………………………… 8
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キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
1.要約四半期連結財務諸表
(1)要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前年度 当第1四半期連結会計期間
(2018年12月31日) (2019年3月31日)
資産
非流動資産
有形固定資産 527,039 575,072
のれん 244,222 237,170
無形資産 179,892 163,001
持分法で会計処理されている投資 240,597 244,019
その他の金融資産 177,787 183,744
その他の非流動資産 13,653 13,297
繰延税金資産 88,676 86,823
非流動資産合計 1,471,866 1,503,127
流動資産
棚卸資産 204,837 221,919
営業債権及びその他の債権 404,934 360,018
その他の金融資産 6,713 8,188
その他の流動資産 42,172 47,232
現金及び現金同等物 173,102 127,002
流動資産合計 831,758 764,358
資産合計 2,303,624 2,267,484
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キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(単位:百万円)
前年度 当第1四半期連結会計期間
(2018年12月31日) (2019年3月31日)
資本
資本金 102,046 102,046
資本剰余金 2,238 △4,139
利益剰余金 943,468 878,187
自己株式 △101,904 △101,906
その他の資本の構成要素 △29,767 △22,555
親会社の所有者に帰属する持分 916,080 851,632
非支配持分 284,840 269,414
資本合計 1,200,920 1,121,046
負債
非流動負債
社債及び借入金 317,937 289,854
その他の金融負債 92,078 143,738
退職給付に係る負債 68,441 67,744
引当金 6,914 6,914
その他の非流動負債 10,851 9,405
繰延税金負債 16,534 20,374
非流動負債合計 512,755 538,029
流動負債
社債及び借入金 97,057 173,313
営業債務及びその他の債務 227,137 213,979
その他の金融負債 49,727 53,235
未払法人所得税 17,339 10,036
引当金 1,059 991
その他の流動負債 197,630 156,856
流動負債合計 589,949 608,410
負債合計 1,102,704 1,146,438
資本及び負債合計 2,303,624 2,267,484
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キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(2)要約四半期連結損益計算書及び要約四半期連結包括利益計算書
要約四半期連結損益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
売上収益 431,201 434,331
売上原価 245,297 243,076
売上総利益 185,904 191,255
販売費及び一般管理費 148,837 154,398
事業利益 37,067 36,857
その他の営業収益 18,182 2,350
その他の営業費用 5,240 69,001
営業利益(△は損失) 50,009 △29,793
金融収益 772 701
金融費用 2,922 2,288
持分法による投資利益 6,961 5,392
持分法で会計処理されている投資の売却益 19,782 ―
税引前四半期利益(△は損失) 74,602 △25,988
法人所得税費用 11,629 10,551
四半期利益(△は損失) 62,973 △36,539
四半期利益の帰属
親会社の所有者(△は損失) 50,067 △40,754
非支配持分 12,906 4,215
四半期利益(△は損失) 62,973 △36,539
1株当たり四半期利益(円)
基本的1株当たり四半期利益(△は損失) 54.86 △46.42
希薄化後1株当たり四半期利益(△は損失) 54.85 △46.42
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要約四半期連結包括利益計算書
第1四半期連結累計期間
(単位:百万円)
前第1四半期連結累計期間 当第1四半期連結累計期間
(自 2018年1月1日 (自 2019年1月1日
至 2018年3月31日) 至 2019年3月31日)
四半期利益(△は損失) 62,973 △36,539
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
その他の包括利益を通じて公正価値で
測定する資本性金融商品の公正価値の △3,462 4,144
純変動
確定給付制度の再測定 △563 △20
持分法によるその他の包括利益 175 441
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 △37,854 6,360
キャッシュ・フロー・ヘッジ 650 283
持分法によるその他の包括利益 5,398 △1,649
その他の包括利益合計 △35,657 9,558
四半期包括利益 27,316 △26,981
四半期包括利益の帰属
親会社の所有者 17,170 △33,003
非支配持分 10,146 6,023
四半期包括利益 27,316 △26,981
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(3)要約四半期連結持分変動計算書
前第1四半期連結累計期間(自 2018年1月1日 至 2018年3月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包括利益
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 を通じて公正価値
確定給付制度
で測定する資本性
の再測定
金融商品の公正価
値の純変動
2018年1月1日残高 102,046 2,208 811,454 △2,020 73,523 ―
四半期利益 ― ― 50,067 ― ― ―
その他の包括利益 ― ― ― ― △3,409 △121
四半期包括利益 ― ― 50,067 ― △3,409 △121
剰余金の配当 ― ― △23,271 ― ― ―
自己株式の取得 ― ― ― △9 ― ―
自己株式の処分 ― 0 ― 0 ― ―
株式に基づく報酬取引 ― ― ― ― ― ―
支配の喪失を伴わない
子会社に対する ― 22 ― ― △0 ―
所有者持分の変動
その他の資本の構成要素
― ― 5,802 ― △5,922 121
から利益剰余金への振替
その他の増減 ― ― ― ― ― ―
所有者との取引額合計 ― 22 △17,470 △9 △5,923 121
2018年3月31日残高 102,046 2,230 844,051 △2,029 64,192 ―
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
非支配持分 資本合計
在外営業活動体の キャッシュ・ 合計
合計
換算差額 フロー・ヘッジ
2018年1月1日残高 △27,352 △2,031 44,140 957,828 271,311 1,229,139
四半期利益 ― ― ― 50,067 12,906 62,973
その他の包括利益 △30,019 652 △32,897 △32,897 △2,760 △35,657
四半期包括利益 △30,019 652 △32,897 17,170 10,146 27,316
剰余金の配当 ― ― ― △23,271 △3,764 △27,035
自己株式の取得 ― ― ― △9 ― △9
自己株式の処分 ― ― ― 0 ― 0
株式に基づく報酬取引 ― ― ― ― △87 △87
支配の喪失を伴わない
子会社に対する 1 ― 1 23 119 142
所有者持分の変動
その他の資本の構成要素
― ― △5,802 ― ― ―
から利益剰余金への振替
その他の増減 ― ― ― ― △1 △1
所有者との取引額合計 1 ― △5,800 △23,258 △3,732 △26,990
2018年3月31日残高 △57,370 △1,379 5,442 951,740 277,725 1,229,465
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キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
当第1四半期連結累計期間(自 2019年1月1日 至 2019年3月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
その他の包括利益
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 を通じて公正価値
確定給付制度
で測定する資本性
の再測定
金融商品の公正価
値の純変動
2019年1月1日残高 102,046 2,238 943,468 △101,904 56,863 ―
会計方針の変更による
― ― △1,262 ― ― ―
影響額
会計方針の変更を反映
102,046 2,238 942,205 △101,904 56,863 ―
した2019年1月1日残高
四半期利益(△は損失) ― ― △40,754 ― ― ―
その他の包括利益 ― ― ― ― 3,763 441
四半期包括利益 ― ― △40,754 ― 3,763 441
剰余金の配当 ― ― △23,706 ― ― ―
自己株式の取得 ― ― ― △6 ― ―
自己株式の処分 ― 0 ― 4 ― ―
株式に基づく報酬取引 ― ― ― ― ― ―
支配の喪失を伴わない
子会社に対する ― △6,377 ― ― 52 ―
所有者持分の変動
その他の資本の構成要素
― ― 441 ― 0 △441
から利益剰余金への振替
その他の増減 ― ― ― ― ― ―
所有者との取引額合計 ― △6,377 △23,265 △2 53 △441
2019年3月31日残高 102,046 △4,139 878,187 △101,906 60,679 ―
親会社の所有者に帰属する持分
その他の資本の構成要素
非支配持分 資本合計
在外営業活動体の キャッシュ・ 合計
合計
換算差額 フロー・ヘッジ
2019年1月1日残高 △85,366 △1,263 △29,767 916,080 284,840 1,200,920
会計方針の変更による
― ― ― △1,262 △215 △1,477
影響額
会計方針の変更を反映
△85,366 △1,263 △29,767 914,818 284,625 1,199,443
した2019年1月1日残高
四半期利益(△は損失) ― ― ― △40,754 4,215 △36,539
その他の包括利益 3,264 283 7,751 7,751 1,807 9,558
四半期包括利益 3,264 283 7,751 △33,003 6,023 △26,981
剰余金の配当 ― ― ― △23,706 △5,172 △28,878
自己株式の取得 ― ― ― △6 ― △6
自己株式の処分 ― ― ― 4 ― 4
株式に基づく報酬取引 ― ― ― ― △124 △124
支配の喪失を伴わない
子会社に対する △150 ― △98 △6,475 △15,938 △22,413
所有者持分の変動
その他の資本の構成要素
― ― △441 ― ― ―
から利益剰余金への振替
その他の増減 ― ― ― ― 0 0
所有者との取引額合計 △150 ― △539 △30,183 △21,234 △51,416
2019年3月31日残高 △82,253 △981 △22,555 851,632 269,414 1,121,046
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(4)要約四半期連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(会計方針の変更)
(IFRS第16号「リース」の適用)
当社グループは当第1四半期連結会計期間より、IFRS第16号「リース」(以下、IFRS16という。)を適用してお
ります。
(1)重要な会計方針
リースは、リース開始日において、使用権資産及びリース負債を認識しております。
①使用権資産
使用権資産は取得原価で当初測定しており、取得原価は、リース負債の当初測定の金額、当初直接コスト、
原資産の解体並びに除去及び原状回復コストの当初見積額等で構成されております。
使用権資産の認識後の測定として、原価モデルを採用しております。使用権資産は、取得原価から減価償
却累計額及び減損損失累計額を控除した価額で、対応する原資産が自社所有であった場合に表示される連結財
政状態計算書上の表示項目に含めて表示しております。
当初認識後は、原資産の所有権がリース期間の終了時までに移転される場合、又は使用権資産の取得原価
が購入オプションを行使することが合理的に確実である場合には、原資産の見積耐用年数で、合理的に確実で
ない場合にはリース期間と使用権資産の見積耐用年数のいずれか短い期間にわたって定額法により減価償却を
行っております。
②リース負債
リース負債は、リース開始日現在で支払われていないリース料をリースの計算利子率を用いて割り引いた
現在価値で当初認識しております。
リースの計算利子率が容易に算定できない場合には、当社グループの追加借入利子率を用いており、一般
的に当社グループは追加借入利子率を割引率として使用しております。
リース負債は、リース負債に係る金利を反映するように帳簿価額を増額し、支払われたリース料を反映す
るように帳簿価額を減額することにより事後測定しており、連結財政状態計算書上、その他の金融負債に含め
て表示しております。
なお、当社グループは短期リース及び少額資産のリースについては、リース料は他の規則的な方法により
利用者の便益のパターンがより適切に表される場合を除いて、リース期間にわたり定額法によって費用として
計上しております。
前年度において、リースは、所有に伴うリスクと経済価値を実質的にすべて当社グループに移転する場合
にはファイナンス・リースとして分類し、ファイナンス・リース以外のリースはオペレーティング・リースと
して分類しております。
ファイナンス・リースについては、リース期間の起算日においてリース開始日に算定したリース物件の公
正価値又はリース開始日に算定した最低支払リース料総額の現在価値のいずれか低い金額で、連結財政状態計
算書に資産及び負債として当初認識しております。当初認識後は、リース期間の終了時までに所有権の移転が
合理的に確実である場合には見積耐用年数で、合理的に確実でない場合にはリース期間とリース資産の見積耐
用年数のいずれか短い期間にわたって減価償却を行っております。リース料支払額は、利息法に基づき金融費
用とリース債務の返済額に配分しております。
オペレーティング・リースについては、リース料は他の規則的な方法により利用者の便益の時間的パター
ンがより適切に表される場合を除いて、リース期間にわたり定額法によって費用として計上しております。
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キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(2)IFRS16の適用
当社グループは以下のIFRS16の経過措置の規定(修正遡及アプローチ)に従い、IFRS16を適用しております。
・IFRS16適用による累積的影響を、適用開始日現在の利益剰余金の期首残高として認識
・過去にオペレーティング・リースに分類していたリースについて、
①リース負債を、適用開始日における残存リース料総額を適用開始日現在の借手の追加借入利子率を用い
て割り引いた現在価値で測定
②使用権資産を、以下のいずれかで測定し認識
(ⅰ)IFRS16がリース開始日から適用されていたかのように帳簿価額で認識。ただし、適用開始日現在の借
手の追加借入利子率を用いて割り引く
(ⅱ)リース負債の測定額に前払リース料又は未払リース料を調整した金額で認識
③適用開始日現在の使用権資産にIAS第36号「資産の減損」を適用
なお、IFRS16への移行にあたり、当社グループは、取引がリースであるか否かに関する従前の判定を引き
継ぐ実務上の便法を適用することを選択しました。
また、当社グループは従来IAS第17号のもとでオペレーティング・リースに分類していたリースにIFRS16を
適用する際に、以下の実務上の便法を適用しました。
・残存リース期間が12ヶ月以内のリースに、使用権資産とリース負債を認識しない免除規定を適用する。
・適用開始日の使用権資産の測定から当初直接コストを除外する。
IFRS16への移行に当たり、当社グループは適用開始日に使用権資産を62,843百万円(連結財政状態計算書上
は有形固定資産に含めて表示)、リース負債を66,404百万円追加的に認識しました。また、これにより利益剰
余金が1,262百万円減少しております。
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キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
2019年第1四半期決算
補足説明資料
1.連結財政状態計算書サマリー
2.連結損益計算書サマリー・指標等
3.売上収益明細
4.利益増減明細
キリンホールディングス株式会社
2019年5月9日
- 補足 1 -
キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
1.連結財政状態計算書サマリー
(単位:億円)
2019年 2018年
第1四半期末 期末 増減額 増減内容
(実績) (実績)
非流動資産 15,031 14,719 313
・IFRS第16号適用による使用権
有形固定資産 5,751 5,270 480
資産の増加 他
のれん 2,372 2,442 △71
無形資産 1,630 1,799 △169
持分法で会計処理されている投資 2,440 2,406 34
その他 2,839 2,801 37
流動資産 7,644 8,318 △674
棚卸資産 2,219 2,048 171
営業債権及びその他の債権 3,600 4,049 △449
現金及び現金同等物 1,270 1,731 △461
その他 554 489 65
資産合計 22,675 23,036 △361
資本 11,210 12,009 △799
親会社所有者帰属持分 8,516 9,161 △644
非支配持分 2,694 2,848 △154
非流動負債 5,380 5,128 253
社債及び借入金 2,899 3,179 △281 ・長短振替による減少 他
・IFRS第16号適用によるリース
その他 2,482 1,948 534
負債の増加 他
流動負債 6,084 5,899 185
・CP発行による増加
社債及び借入金 1,733 971 763
・長短振替による増加 他
営業債務及びその他の債務 2,140 2,271 △132
その他 2,211 2,658 △446
負債合計 11,464 11,027 437
資本負債合計 22,675 23,036 △361
- 補足 2 -
キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
2.連結損益計算書サマリー・指標等
(1)損益計算書サマリー・指標等
(単位:億円)
2019年 2018年
第1四半期 第1四半期 対前年増減
(実績) (実績)
売上収益 4,343 4,312 31 0.7%
売上総利益 1,913 1,859 54 2.9%
販売費及び一般管理費 1,544 1,488 56 3.7%
事業利益 369 371 △2 △0.6%
その他の営業収益 24 182 △158 △87.1%
その他の営業費用 690 52 638 ―
営業利益(△は損失) △298 500 △798 ―
金融収益 7 8 △1 △9.2%
金融費用 23 29 △6 △21.7%
持分法による投資利益 54 70 △16 △22.5%
持分法で会計処理されている投資の売却益 ― 198 △198 ―
税引前四半期利益(△は損失) △260 746 △1,006 ―
法人所得税費用 106 116 △11 △9.3%
四半期利益(△は損失) △365 630 △995 ―
親会社の所有者(△は損失) △408 501 △908 ―
非支配持分 42 129 △87 △67.3%
平準化EPS 25円 29円 △4円 △13.8%
売上収益(酒税抜き) 3,742 3,709 33 0.9%
事業利益率(対酒税抜き) 9.8% 10.0%
平準化EBITDA 575 531 44 8.3%
グロスDEレシオ 0.54倍 0.43倍
平準化EPS=平準化四半期利益/期中平均株式数
平準化四半期利益=親会社の所有者に帰属する四半期利益±税金等調整後その他の営業収益・費用等
平準化EBITDA=事業利益+減価償却費及び償却費(※)+持分法適用会社からの受取配当金
※2019年度の減価償却費及び償却費は使用権資産の償却費を除いております。
- 補足 3 -
キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(2)主要在外会社損益の為替換算レート
(単位:円)
2019年 2018年
第1四半期 第1四半期
(実績) (実績)
ライオン(豪ドル) 78.98 84.37
ミャンマー・ブルワリー
72.86 80.58
(ミャンマーチャット('000))
CCNNE(米ドル) 110.27 107.47
(3)主要在外会社損益の取込期間
2019年第1四半期 2018年第1四半期
(実績) (実績)
サンミゲルビール 2018年10月~2018年12月 2017年10月~2017年12月
3.売上収益明細
(1)売上収益明細
(単位:億円)
2019年 2018年
第1四半期 第1四半期 対前年増減
(実績) (実績)
売上収益 4,343 4,312 31 0.7%
国内ビール・スピリッツ 1,399 1,389 10 0.7%
キリンビール 1,363 1,354 9 0.6%
その他・内部及びセグメント間取引消去 36 35 1 3.1%
国内飲料 587 591 △5 △0.8%
キリンビバレッジ 591 595 △4 △0.6%
セグメント間取引消去 △4 △4 △1 ―
オセアニア綜合飲料 735 830 △94 △11.4%
ライオン 735 830 △94 △11.4%
酒類 398 463 △64 △13.9%
飲料 337 367 △30 △8.2%
セグメント間取引消去 △0 △0 △0 ―
医薬・バイオケミカル 925 831 94 11.3%
医薬(協和発酵キリン) 756 662 94 14.2%
バイオケミカル(協和発酵バイオ) 185 187 △1 △0.8%
セグメント間取引消去 △16 △17 1 ―
その他 698 671 27 4.0%
メルシャン 141 139 2 1.6%
ミャンマー・ブルワリー 91 77 14 17.9%
CCNNE 298 289 9 3.1%
その他・内部及びセグメント間取引消去 167 166 2 1.0%
当社は、協和発酵キリンの完全子会社である協和発酵バイオの株式の95%を、2019年4月24日に取得しました。2019年
第2四半期以降、バイオケミカル事業は「その他」へ分類する予定です。
<参考>酒税抜売上収益 (単位:億円)
2019年 2018年
第1四半期 第1四半期
(実績) (実績)
キリンビール 800 783
- 補足 4 -
キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(2)主要事業会社 販売数量明細
① キリンビール
2019年 2018年
第1四半期 第1四半期
実績 対前年増減 実績 対前年増減
売上数量 千KL % 千KL %
ビール 111 △13.2 127 6.5
発泡酒 84 △7.9 91 △6.3
新ジャンル 155 27.3 122 13.2
計 349 2.7 340 4.9
RTD 81 15.3 70 4.5
ノンアルコール飲料 7 △5.6 8 70.6
上記売上数量は輸出及び酒税未納税分を除く
② キリンビバレッジグループ
2019年 2018年
第1四半期 第1四半期
実績 対前年増減 実績 対前年増減
カテゴリー別 万ケース % 万ケース %
紅茶 1,341 7.5 1,247 △2.7
日本茶 707 8.0 654 7.5
コーヒー飲料 565 △15.0 665 △9.2
果実・野菜飲料 500 △7.6 541 6.0
炭酸飲料 383 11.2 344 △11.2
健康・スポーツ飲料 181 △10.3 202 28.4
水 892 4.7 852 5.2
その他 299 0.1 298 2.8
計 4,868 1.3 4,804 0.5
容器別
缶 735 △11.1 827 △9.4
大型PET(2L,1.5L等) 1,639 5.7 1,551 4.2
小型PET(500ml,280ml等) 2,088 6.3 1,964 0.6
その他 406 △12.2 462 8.8
計 4,868 1.3 4,804 0.5
- 補足 5 -
キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
4.利益増減明細
(1)事業利益明細
(単位:億円)
2019年 2018年
第1四半期 第1四半期 対前年増減
(実績) (実績)
事業利益 369 371 △2 △0.6%
国内ビール・スピリッツ 122 114 8 7.2%
キリンビール 118 109 9 8.0%
その他 4 4 △1 △12.8%
国内飲料 28 39 △12 △29.2%
キリンビバレッジ 28 39 △12 △29.2%
オセアニア綜合飲料 85 109 △24 △22.3%
ライオン 85 109 △24 △22.3%
酒類 102 120 △18 △14.7%
飲料 △1 9 △10 ―
本社 △17 △20 3 ―
医薬・バイオケミカル 183 149 35 23.3%
医薬(協和発酵キリン) 175 130 45 34.5%
バイオケミカル(協和発酵バイオ) 6 12 △6 △47.4%
その他 2 7 △5 △70.8%
その他 48 38 10 26.7%
メルシャン △1 0 △1 ―
ミャンマー・ブルワリー 39 35 4 12.0%
CCNNE 0 △4 4 ―
その他 9 7 3 37.1%
全社費用・セグメント間取引消去 △97 △78 △19 ―
2019年度より、各セグメントの利益は事業利益に当社へのマネジメントフィを足し戻した金額であるマネジメントフィ
控除前事業利益を使用しております。
- 補足 6 -
キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(2)主要事業会社 事業利益増減内容
(単位:億円)
対前年
会社名 要因 内容
増減
キリンビール 酒類等限界利益減 △8 ビール類計 △12億
ビール販売数量減 △17千kl
発泡酒販売数量減 △7千kl
新ジャンル販売数量増 33千kl
ビール類以外計 8億
RTD販売数量増 11千kl
ノンアル販売数量減 △0千kl 他
品種構成差異等 △4億
原材料費減 3
販売費減 3 販売促進費減 6億、広告費増 △3億(計 141億→138億)
その他費用減 11 全社費用直課分減 6億 他
計 9
キリンビバレッジ 清涼飲料限界利益増 5 販売数量増 64万ケース 3億
商品・容器構成差異等 2億
原材料費等増 △5 原料費減 1億、材料費増 △3億、加工費増 △3億
販売費増 △11 販売促進費増 △5億、広告費増 △6億 (計 62億→74億)
その他費用増 △1 全社費用直課分減 2億、自販機償却費増 他
計 △12
- 補足 7 -
キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(3)その他の営業収益・その他の営業費用
(単位:億円)
2019年 2018年
第1四半期 第1四半期 対前年増減
(実績) (実績)
その他の営業収益 24 182 △158
有形固定資産及び無形資産売却益 15 21 △6
子会社株式売却益 ― 121 △121
その他 9 40 △32
その他の営業費用 690 52 638
減損損失 ※ 573 5 568
事業構造改善費用 61 5 56
ソフトウェア開発費 25 20 6
有形固定資産及び無形資産除売却損 2 4 △2
その他 28 18 10
※ 2019年第1四半期の減損損失には、ライオン飲料事業に係る固定資産の減損損失571億円が含まれています。
(4)金融収益・金融費用・持分法による投資利益 等
(単位:億円)
2019年 2018年
第1四半期 第1四半期 対前年増減
(実績) (実績)
金融収益 7 8 △1
受取利息 4 5 △0
受取配当金 2 3 △0
その他 0 1 △0
金融費用 23 29 △6
支払利息 21 15 5
為替差損(純額) 0 13 △12
その他 2 2 1
持分法による投資利益 54 70 △16
サンミゲルビール 63 67 △4
その他 △9 3 △12
持分法で会計処理されている投資の売却益 ― 198 △198
- 補足 8 -
キリンホールディングス株式会社(2503) 2019年12月期 第1四半期決算短信
(5)その他
2019年4月26日付で、第1四半期にライオン飲料事業に係る固定資産の減損損失571億円の計上を見込んだ
結果、2019年12月期の連結業績予想を修正しております。
【2019年12月期の連結業績予想】
(単位:百万円)
親会社の 基本的
売上収益 事業利益 税引前利益 当期利益 所有者に帰属する 1株当たり
当期利益 当期利益
2月14日付発表予想 (A) 2,000,000 190,000 190,000 139,000 120,000 136円67銭
4月26日付修正予想 (B) 2,000,000 190,000 132,900 81,900 62,900 71円64銭
増減額 (B-A) ― ― △57,100 △57,100 △57,100 ―
増減率 (%) ― ― △30.1 △41.1 △47.6 ―
前期実績(2018年12月期) 1,930,522 199,327 246,852 195,211 164,202 183円57銭
- 補足 9 -