2485 ティア 2019-11-08 15:30:00
2019年9月期 決算参考資料 [pdf]
2019年9月期決算参考資料
(2018年10月1日~2019年9月30日)
株式会社ティア
(2019年11月8日公表)
〒462-0841 名古屋市北区黒川本通三丁目 35番地 1
Tel (052)918-8254 / Fax (052)918-8600
証券コード 2485
1.会社概要
会社名 株式会社 ティア
代表取締役社長 冨安 徳久
所在地 愛知県名古屋市北区黒川本通三丁目35番地1
資本金 18億72百万円(2019年9月末現在)
従業員数 528人(2019年9月末現在)
事業内容 葬儀請負を中心とした葬祭事業
葬儀会館運営とフランチャイズ事業
発行済株式数 22,404,800株(2019年9月末現在)
上場市場 東京証券取引所・名古屋証券取引所 市場第一部
関連会社 株式会社 ティアサービス(資本金 3百万円)
2.当社グループのプロフィール
① 当社グループは、「日本で一番『ありがとう』と言われる葬儀社」を目指し、1997年7月
に愛知県名古屋市で創業いたしました。直近の業績(2019年9月期)につきましては、売上
高で 127億円、経常利益は 11億円、親会社株主に帰属する当期純利益は 7億円であります。
② 2006年6月に名古屋証券取引所セントレックスに株式公開し、2008年9月に名古屋証券取引
所市場第二部に上場市場を変更いたしました。また、2013年6月に東京証券取引所市場第二
部へ上場し、2014年6月には東京証券取引所、名古屋証券取引所の市場第一部にそれぞれ上
場いたしました。
③ 当社グループは、顧客満足度の向上を図るために「徹底した人財教育によるサービスの向
上」「明瞭な価格体系による葬儀費用の明確化」「ドミナント出店による利便性の向上」を
戦略の基本方針とし、直営・フランチャイズ出店による徹底した差別化戦略を展開しており
ます。
④ 葬儀専用会館「ティア」の展開の状況といたしましては、直営会館を 59店舗、葬儀相談
サロンを 9店舗、フランチャイズは事業会社 11社が 48店舗を展開し、これにより会館数は
愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、和歌山県、埼玉県、神奈川県、茨城県、東京都の 1都 1
府 7県に 116店舗(2019年11月8日現在)となりました。
⑤ 2017年5月16日付で、湯灌サービス及びメイク納棺の業務を行う有限会社愛共(現 株式
会社ティアサービス)の全株式を取得して子会社化いたしました。
3.本日の開示について
本日付けで「中期経営計画策定(ローリング)に関するお知らせ」「『内部統制システ
ム構築の基本方針』の一部改定に関するお知らせ」「株主優待制度廃止に関するお知ら
せ」を開示いたしました。中期経営計画にかかる主な内容につきましては、本資料の5
ページをご参照ください。
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4.2019年9月期連結決算の概況
(1)業績の状況
2018年 2019年
前年同期比(%)
単位 百万円
9月期連結 9月期連結
売 上 高 12,311 12,779 3.8
営 業 利 益 1,323 1,156 △12.6
経 常 利 益 1,300 1,151 △11.5
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当 期 純 利 益
896 791 △11.7
1 株 当 た り
当 期 純 利 益 ( 円 ) 44.39 36.05 -
(2)財政の状況 (3)キャッシュ・フローの状況
2018年 2019年 2018年 2019年
単位 百万円 9月期連結 9月期連結 単位 百万円 9月期連結 9月期連結
総 資 産 11,958 13,301 営業活動によるCF 1,620 1,177
純 資 産 6,984 8,940
投資活動によるCF △596 △1,048
自己資本比率 58.4 67.2
( % ) 財務活動によるCF △658 715
1 株 当 た り 現金及び現金同等物
345.65 399.08 2,125 2,968
純 資 産 ( 円 ) 期 末 残 高
(4)配当の状況
2018年9月期 2019年9月期 2020年9月期
単位 円 実績 実績 配当予想
第 2 四 半 期 末 5.00 5.00 10.00
期 末 5.00 6.00 10.00
年 間 配 当 金 10.00 11.00 20.00
配 当 金 総 額 202 246 -
( 百 万 円 )
配 当 性 向 ( % ) 22.5 30.5 55.0
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5.2019年9月期の連結業績について
① 2019年9月期の連結業績につきましては前年同期比で、売上高は上場以来、13期連続の増収
を確保し、営業利益・経常利益・親会社株主に帰属する当期純利益は 8期ぶりの減益となり
ました。
② 主な取り組みといたしましては、直営会館を愛知県下に 7店舗を開設したのに加え、葬儀
相談サロンを東京都内に 3店舗、大阪市内に 1店舗を開設いたしました。また、既存店 2店
舗の改修工事を行い、小規模葬儀に対応した設備を増設いたしました。
フランチャイズでは、愛知県下に 2店舗、神奈川県下に 1店舗を開設しております。
さらに、「ティアの会」会員数の拡大を図るべく、会館イベントや団体営業を積極的に推
進すると共に、提携店で特典や割引が受けられるなどの会員向け優待サービス「ティアプラ
ス」の充実にも努めてまいりました。これにより期末会員数は 38万人となりました。
③ 葬儀件数におきましては、既存店が堅調に推移したことに加え、新たに開設した会館の稼
働により、前年同期比 6.6%増の 10,923件となり、葬儀単価におきましては、祭壇売上、葬
儀付帯品、供花売上の単価がそれぞれ低下し前年同期比 2.9%減となりました。
④ 葬祭事業の売上高につきましては、葬儀単価は低下したものの葬儀件数の増加により、前
年同期比 3.8%増収の 123億 83百万円となりました。また、フランチャイズ事業におきまし
ては、FC会館向け物品売上が増加し、前年同期比 3.3%増収の 3億 96百万円となりました。
これにより、売上高は前年同期比 3.8%増収の 127億 79百万円となりました。
⑤ 売上原価におきましては、労務費が増加したものの、商品内容の見直しや葬儀付帯業務の
内製化を推進したことにより、前年同期と比べ 0.3ポイント低下し、経費面では中長期の出
店を見据えた人材の確保や、営業チャネルの多様化による広告宣伝費等が増加し、販売費及
び一般管理費は前年同期比 11.1%増となりました。
⑥ 利益におきましては、売上高は増収となる一方、中期経営計画の骨子に基づき経費が増加
し、営業利益で前年同期比 12.6%減益の 11億 56百万円、経常利益は前年同期比 11.5%減
益の 11億 51百万円、親会社株主に帰属する当期純利益では前年同期比 11.7%減益の 7億
91百万円となりました。
⑦ 2018年11月8日に公表いたしました連結業績予想は、既存店売上高の増収と新店稼働に伴う
効果及びフランチャイズ事業の業容拡大を見込み、売上高を 128億 85百万円と予想しており
ました。利益におきましては、売上高の増収効果を見込む一方、新規出店の加速に伴う会館
開設費用、積極的な新卒採用に伴う人件費、人材教育施設開設に伴う設備投資、ウェブマー
ケティング強化に伴う広告宣伝費等を見込んでおりました。これにより、経常利益は 10億
60百万円、親会社株主に帰属する当期純利益では 7億円を予想しておりました。
これに対し実績は、葬儀件数が想定を上回ったものの、葬儀単価が低下し売上高は業績予
想比 1億 5百万円の減収となりました。また、利益におきましては、売上原価率及び人件費
が想定を下回って推移したことにより、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益は、
業績予想比 91百万円のそれぞれ増益となりました。
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6.店舗展開の状況
2018年 2019年 2020年
9月期連結 9月期連結 9月期連結予想
単位 店 期末店舗数 出店 期末店舗数 出店 期末店舗数
直 営 会 館 52 7 59 8 67
葬 儀 相 談 サ ロ ン 5 4 9 3 12
フ ラ ン チ ャ イ ズ 45 3 48 8 56
全 店 合 計 102 14 116 19 135
① 2019年9月期の新規出店につきましては、直営会館 7店舗、葬儀相談サロン 4店舗、フラン
チャイズ 3店舗を開設いたしました。これにより、期末会館数は直営会館 59店舗、葬儀相談
サロン 9店舗、フランチャイズ 48店舗の合計 116店舗となりました。
② 2020年9月期の新規出店につきましては、直営会館 8店舗、葬儀相談サロン 3店舗、フラン
チャイズ 8店舗を計画しております。これにより、期末会館数は直営会館 67店舗、葬儀相談
サロン 12店舗、フランチャイズ 56店舗の合計 135店舗となる見込みであります。
③ 2019年9月期の設備投資は 10億 38百万円となり、2020年9月期の設備投資は 9億 10百万円
を計画しております。
7.2020年9月期連結業績予想について
(1)連結業績予想
第2四半期累計期間 通期
2019年 2020年 前年同期比 2019年 2020年 前年同期比
(%) (%)
単位 百万円 9月期連結 9月期予想 9月期連結 9月期予想
売 上 高 6,692 7,010 4.7 12,779 13,695 7.2
営 業 利 益 986 840 △14.9 1,156 1,220 5.5
経 常 利 益 984 840 △14.7 1,151 1,215 5.5
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益 671 570 △15.2 791 815 3.0
1 株 当 た り
当期純利益(円) 31.25 25.44 - 36.05 36.38 -
(2)連結業績予想の前提条件
① 売上予想の前提条件
売上予想につきましては、葬儀件数は直近 2年間の平均値に過去の趨勢を見込み、葬儀単価
は業績予想策定時点の実績を参考とし、既存店の葬儀売上高(前年同期比 3.4%増)を予想し
ております。これに、新店の稼動に伴う増収効果やフランチャイズ事業の業容拡大などを見込
んでおります。
② 経費予算の前提条件
経費につきましては、取扱商品の見直しや、葬儀付帯業務の内製化等の商品原価率の低減を
推進する一方で、「直営会館 8店舗開設に伴う会館開設費用」「積極的な新卒採用及び賃金制
度改定に伴う人件費」「営業チャネルの多様化に伴う広告宣伝費」等の経費を見込んでおりま
す。これにより、売上原価率は 60.1%、販管費比率は 31.0%をそれぞれ見込んでおります。
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8.中期経営計画について(ローリング)
(1)中期経営計画について(ローリング)
当社グループは中長期目標であります会館数200店体制の実現とその後の持続的な成長を目
指すべく、中部地区で新規出店を加速し経営基盤の更なる強化を図ると共に、関東地区、関西
地区での収益化と出店を加速する体制を整備する局面であると判断しております。また、直
営・フランチャイズによる中長期の出店方針に加え、「外部環境の変化に伴う課題の認識と対
応方針」「内部体制の更なる強化と中長期を見据えた施策」「計画的な人材確保と教育体制の
充実により強い組織集団の実現」を推進していかなければなりません。さらに、企業価値を高
め、株主共同の利益を確保・向上させる取り組みも必要であると判断しております。
そこで、当社グループといたしましては、「オンリーワンブランド“ティア”」のスローガ
ンのもと、2022年9月期を最終年度とする中期経営計画を策定し、「1.直営会館と葬儀相談
サロンの出店加速とフランチャイズにおける計画的な出店」「2.既存会館のユーザビリティ
の向上とWEBマーケティングの強化」「3.葬儀付帯業務の更なる内製化とM&Aに係る基
準の明確化」「4.計画的な人材確保と教育体制の強化」の 4項目のテーマを推進してまいり
ます。
計画最終年度となります2022年9月期は、直営会館の葬儀件数 13,920件、売上高 153億円、
経常利益 14億円を計画しております。
(2)数値計画
2019年 2020年 2021年 2022年
単位 百万円 9月期連結 9月期連結予想 9月期計画 9月期計画
葬儀件数(件) 10,923 11,968 12,972 13,920
売 上 高 12,779 13,695 14,570 15,350
営 業 利 益 1,156 1,220 1,345 1,405
経 常 利 益 1,151 1,215 1,345 1,410
親会社株主に帰属する
当 期 純 利 益
791 815 905 950
数値計画につきましては、2019年9月期の業績動向を勘案し2020年9月期の連結業績予想を策
定し、同年を計画初年度として三カ年計画をローリングしております。
売上計画におきましては、2020年9月期連結業績予想の前提条件を計画初年度とし、二年目
以降は、既存店を業績予想同額としたうえで、新店稼働に伴う増収効果を見込んでおります。
経費見通しにつきましては、2020年9月期連結業績予想の前提条件を計画初年度とし、二年
目以降の計画は、既存店を業績予想同額としたうえで、新店稼働に伴う経費の増加及び新卒の
採用計画、広告宣伝費の増額等を見込んでおります。
(3)出店・設備投資計画
2019年 2020年 2021年 2022年
9月期連結 9月期連結予想 9月期計画 9月期計画
単位 店 期末 出店 期末 出店 期末 出店 期末
直 営 会 館 59 8 67 7 74 6 80
葬儀相談サロン 9 3 12 3 15 2 17
フランチャイズ 48 8 56 8 64 8 72
全 店 合 計 116 19 135 18 153 16 169
設備投資(百万円) 1,038 910 695 681
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