2485 ティア 2021-05-12 16:20:00
2021年9月期 第2四半期決算参考資料 [pdf]
2021年9月期第2四半期
決算参考資料
(2020年10月1日~2021年3月31日)
株式会社ティア
(2021年5月12日公表)
〒462-0841 名古屋市北区黒川本通三丁目 35番地 1
Tel (052)918-8254 / Fax (052)918-8600
証券コード 2485
1.会社概要
会社名 株式会社 ティア
代表取締役社長 冨安 徳久
所在地 愛知県名古屋市北区黒川本通三丁目35番地1
資本金 18億73百万円(2021年3月末現在)
従業員数 555人(2021年3月末現在)
事業内容 葬儀請負を中心とした葬祭事業
葬儀会館運営とフランチャイズ事業
発行済株式数 22,406,100株(2021年3月末現在)
上場市場 東京証券取引所・名古屋証券取引所 市場第一部
関連会社 株式会社 ティアサービス(資本金 3百万円・株式会社 愛共より社名変更)
2.当社グループのプロフィール
① 当社グループは、「日本で一番『ありがとう』と言われる葬儀社」を目指し、1997年7月
に愛知県名古屋市で創業いたしました。直近の業績(2020年9月期)につきましては、売上
高で 119億円、経常利益は 5億円、親会社株主に帰属する当期純利益は 3億円であります。
② 2006年6月に名古屋証券取引所セントレックスに株式公開し、2008年9月に名古屋証券取引
所市場第二部に上場市場を変更いたしました。また、2013年6月に東京証券取引所市場第二
部へ上場し、2014年6月には東京証券取引所、名古屋証券取引所の市場第一部にそれぞれ上
場いたしました。
③ 当社グループは、顧客満足度の向上を図るために「徹底した人財教育によるサービスの向
上」「明瞭な価格体系による葬儀費用の明確化」「ドミナント出店による利便性の向上」を
戦略の基本方針とし、直営・フランチャイズ出店による徹底した差別化戦略を展開しており
ます。
④ 葬儀専用会館「ティア」の展開の状況といたしましては、直営会館を 65店舗、葬儀相談
サロンを 10店舗、フランチャイズは事業会社 11社が 55店舗を展開し、これにより会館数
は愛知県、岐阜県、三重県、大阪府、和歌山県、埼玉県、神奈川県、茨城県、東京都の 1都
1府 7県に 130店舗(2021年5月12日現在)を展開しております。
⑤ 2017年5月16日付で、湯灌サービス及びメイク納棺の業務を行う有限会社愛共(現 株式
会社ティアサービス)の全株式を取得して子会社化いたしました。
3.本日の開示について
当社は、4月27日付けで「第2四半期連結累計期間の業績予想修正に関するお知らせ」を公
表し、上半期の業績予想を修正いたしました。
本資料の業績予想との比較分析におきましては、2020年11月11日公表しました期初予想と
の比較を行っております。
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4.2021年9月期第2四半期連結業績の概況
(1)業績の状況
2020年9月期 2021年9月期
前年同期比(%)
単位 百万円 第2四半期連結 第2四半期連結
売 上 高 6,671 6,385 △4.3
営 業 利 益 749 733 △2.2
経 常 利 益 745 723 △2.9
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
四 半 期 純 利 益
504 489 △2.9
1 株 当 た り
四 半 期 純 利 益 ( 円 ) 22.53 21.87 -
(2)財政の状況
2020年9月期 2021年9月期
単位 百万円 連結 第2四半期連結
総 資 産 13,468 13,695
純 資 産 8,928 9,194
自 己 資 本 比 率 ( % ) 66.3 67.1
(3)配当の状況
2021年9月期
2020年9月期
単位 円 実績 配当予想
第 2 四 半 期 末 10.00 10.00 -
期 末 10.00 - 10.00
合 計 20.00 - 20.00
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5.2021年9月期第2四半期の連結業績について
① 2021年9月期第2四半期連結累計期間(以下 当期間)の業績につきましては、前年同期比で
二期連続の減収減益となりました。前年同期はコロナ禍の影響を受けていない期間に対し、当
期間はコロナ禍の影響を受ける結果となりました。
② 当期間の新規出店につきましては、直営会館 2店舗、フランチャイズ 1店舗を開設し、リロ
ケーションにより既存店 1店舗を閉鎖いたしました。これにより、期末会館数は直営会館 65
店舗、葬儀相談サロン 10店舗、フランチャイズ 54店舗の合計 129店舗となりました。
また、「ティアの会」会員数の拡大を図るべく、新型コロナウイルス感染症の予防および拡
散防止対策を講じつつ、各種会館イベントや提携団体・企業向けの営業等に取り組んでまいり
ましたが、第2四半期以降は緊急事態宣言の再発令により会館イベントの開催等が制限される
こととなりました。これにより期末会員数は 42万 7千人となりました。
③ 葬儀件数におきましては、既存店の増加に加え、新たに開設した会館の稼働により、前年同
期比 12.0%増の 6,564件となりました。葬儀単価におきましては、新型コロナウイルス感染
症の影響により葬祭規模が縮小したのに加え、法要料理の販売が減少し、前年同期比 13.1%
減となりました。
④ 葬祭事業の売上高につきましては、新店稼働の寄与はあったものの、既存店が減収となり、
前年同期比 4.2%減収の 61億 85百万円となりました。フランチャイズ事業におきましては、
フランチャイズ会館向け物品売上は増加したものの、前年同期に計上した加盟料売上が反動減
となり、前年同期比 5.9%減収の 2億円となりました。
これにより、売上高は前年同期比 4.3%減収の 63億 85百万円となりました。
⑤ 売上原価率は、葬儀付帯業務の内製化を推進したものの労務費等が増加し、前年同期と比べ
0.2ポイント上昇し、経費面では中長期の出店を見据えた人材の確保や、TVCMとリアルイ
ベントを連携した営業促進を実施する一方、野立て看板や業務内容の見直し、採用活動の内容
変更等の経費削減を推進し、これにより販管費は前年同期比 5.6%減となりました。
⑥ 利益におきましては、経費削減の効果はあったものの、売上高の減収により、営業利益で前
年同期比 2.2%減益の 7億 33百万円、経常利益は前年同期比 2.9%減益の 7億 23百万円、親
会社株主に帰属する四半期純利益では前年同期比 2.9%減益の 4億 89百万円となりました。
6.店舗展開の状況
2020年 2021年9月期連結 2021年9月期
9月期連結 第2四半期 連結予想
単位 店 期末店舗数 出店 期末店舗数 出店 期末店舗数
直営会館(出店) 64 2 4
65 67
直営会館(閉店) - △1 △1
葬 儀 相 談 サ ロ ン 10 - 10 - 10
フ ラ ン チ ャ イ ズ 53 1 54 6 59
全 店 合 計 127 2 129 9 136
設備投資(百万円) 764 194 455
2021年9月期の出店計画につきましては、直営会館 4店舗、フランチャイズ 6店舗の出店を計画
する一方、リロケーションにより既存会館 1店舗を閉鎖いたしました。これにより、期末会館数は
直営会館 67店舗、葬儀相談サロン 10店舗、フランチャイズ 59店舗の合計 136店舗となる見込み
であります。また、設備投資につきましては 4億 55百万円を計画しております。
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7.連結業績予想について
(1)第2四半期連結累計期間の業績予想比較分析
2020年11月11日に公表いたしました同期間の業績予想は、葬儀件数は既存会館が堅調に推移する
見通しに加え、新店の稼働により増加を予想する一方、葬儀単価は新型コロナウイルス感染症の影
響により低下を見込み、売上高を 60億 80百万円と予想しておりました。利益におきましては、葬
儀付帯業務の内製化による商品原価率の低減や、業務内容や固定費の見直しといった経費削減を推
進する一方で、「新店稼働に伴う固定費」「中長期の出店を見据えた人材確保」等を見込んでおり
ます。これにより、経常利益は 3億 15百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益では 1億 80百
万円を予想しておりました。
これに対し実績は、葬儀単価は概ね想定通りの推移となりましたが、葬儀件数が増加し、売上高
は業績予想比 3億 05百万円の増収となりました。また、利益におきましては、売上高の増収効果
に加え、経費が減額となったため、経常利益は業績予想比 4億 08百万円、親会社株主に帰属する
四半期純利益では 3億 09百万円のそれぞれ増益となりました
(2)通期連結業績予想
通期
2020年 2021年 前年同期比(%)
単位 百万円 9月期連結 9月期予想
売 上 高 11,919 12,400 4.0
営 業 利 益 595 730 22.6
経 常 利 益 587 710 20.9
親 会 社 株 主 に 帰 属 す る
当 期 純 利 益
345 450 30.2
1 株 当 た り
当 期 純 利 益 ( 円 ) 15.43 20.08 -
(3)通期連結業績予想の前提条件
① 当社グループにおける新型コロナウイルス感染症の影響につきまして、期初の見通しでは
2021年9月期上半期まで継続し、下半期以降は改善するものと予想しておりましたが、直近の
状況を勘案し当連結会計年度末まで影響が続くものと判断しております。また、下半期に新型
コロナウイルス感染症の感染再拡大や、まん延防止等重点措置の実施及び緊急事態宣言の再発
令等がなされた場合、業績予想への影響が想定されます。以上を勘案し、通期の連結業績予想
につきましては、2020年11月11日公表しました期初予想を据え置くことといたしました。
② 葬祭事業における葬儀単価は、新型コロナウイルス感染症の影響により低下を見込む一方、
葬儀件数は既存会館が堅調に推移する見通しに加え、新店の稼働により増加を予想しておりま
す(既存店の葬儀売上高前年比 △0.1%)。また、フランチャイズ事業におきましては、新規
クライアントの開発を積極的に行うと共に、FC会館向け物品販売の拡大を図ってまいります。
経費につきましては葬儀付帯業務の内製化による商品原価率の低減や、業務内容や固定費の
見直しといった経費削減を推進する一方で、「新店稼働に伴う固定費」「中長期の出店を見据
えた人材確保」等を見込んでおります。これにより売上原価率は 61.6%、販管費率では
32.5%を予想しております。
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