2461 ファンコミ 2021-02-08 15:00:00
2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結) [pdf]
2020年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
2021年2月8日
上場会社名 株式会社ファンコミュニケーションズ 上場取引所 東
コード番号 2461 URL https://www.fancs.com/
代表者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 柳澤 安慶
問合せ先責任者 (役職名) 執行役員社長室長 (氏名) 杉山 紳一郎 TEL 03-5766-3530
定時株主総会開催予定日 2021年3月26日 配当支払開始予定日 2021年3月29日
有価証券報告書提出予定日 2021年3月26日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有
(百万円未満切捨て)
1. 2020年12月期の連結業績(2020年1月1日∼2020年12月31日)
(1) 連結経営成績 (%表示は対前期増減率)
親会社株主に帰属する当期
売上高 営業利益 経常利益
純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期 29,379 △14.1 2,852 △23.9 2,985 △21.1 1,991 △20.0
2019年12月期 34,200 △3.2 3,747 △11.0 3,785 △13.3 2,488 △2.6
(注)包括利益 2020年12月期 1,883百万円 (△29.8%) 2019年12月期 2,683百万円 (5.6%)
潜在株式調整後1株当たり 自己資本当期純利
1株当たり当期純利益 総資産経常利益率 売上高営業利益率
当期純利益 益率
円銭 円銭 % % %
2020年12月期 26.95 ― 9.6 11.2 9.7
2019年12月期 32.85 ― 12.2 14.3 11.0
(参考) 持分法投資損益 2020年12月期 ―百万円 2019年12月期 ―百万円
(注)潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため、記載しておりません。
(2) 連結財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年12月期 26,321 20,518 77.7 278.89
2019年12月期 27,125 21,053 77.5 277.34
(参考) 自己資本 2020年12月期 20,454百万円 2019年12月期 21,010百万円
(3) 連結キャッシュ・フローの状況
営業活動によるキャッシュ・フロー 投資活動によるキャッシュ・フロー 財務活動によるキャッシュ・フロー 現金及び現金同等物期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
2020年12月期 2,649 730 △2,440 19,532
2019年12月期 2,533 △418 △1,285 18,610
2. 配当の状況
年間配当金 配当金総額 配当性向 純資産配当
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計 (合計) (連結) 率(連結)
円銭 円銭 円銭 円銭 円銭 百万円 % %
2019年12月期 ― 0.00 ― 19.00 19.00 1,439 57.8 7.1
2020年12月期 ― 0.00 ― 19.00 19.00 1,393 70.5 6.8
2021年12月期(予想) ― 0.00 ― 19.00 19.00 73.7
3. 2021年12月期の連結業績予想(2021年 1月 1日∼2021年12月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率)
親会社株主に帰属する 1株当たり当期
売上高 営業利益 経常利益
当期純利益 純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円銭
第2四半期(累計) 14,100 △8.7 1,300 △24.6 1,310 △29.8 900 △27.6 12.27
通期 28,900 △1.6 2,720 △4.7 2,740 △8.2 1,890 △5.1 25.77
※ 注記事項
(1) 期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更・修正再表示
① 会計基準等の改正に伴う会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
④ 修正再表示 : 無
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2020年12月期 76,930,032 株 2019年12月期 76,930,032 株
② 期末自己株式数 2020年12月期 3,585,001 株 2019年12月期 1,170,901 株
③ 期中平均株式数 2020年12月期 73,893,959 株 2019年12月期 75,759,131 株
(参考)個別業績の概要
2020年12月期の個別業績(2020年1月1日∼2020年12月31日)
(1) 個別経営成績 (%表示は対前期増減率)
売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2020年12月期 27,676 △13.0 2,732 △25.4 2,945 △21.1 2,021 13.1
2019年12月期 31,813 △7.1 3,663 △15.4 3,732 △17.4 1,786 △43.3
潜在株式調整後1株当たり当期純
1株当たり当期純利益
利益
円銭 円銭
2020年12月期 27.36 ―
2019年12月期 23.58 ―
(注)潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため、記載しておりません。
(2) 個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円銭
2020年12月期 25,681 20,363 79.0 276.78
2019年12月期 26,438 20,869 78.8 274.91
(参考) 自己資本 2020年12月期 20,300百万円 2019年12月期 20,826百万円
※ 決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
上記に記載した予想数値は、現時点で入手可能な情報に基づき判断した見通しであり、多分に不確定な要素を含んでおります。実際の業績等は、業況の変化
等により、上記予想数値と異なる場合があります。なお、上記予想数値に関する事項は添付資料の3ページを参照してください。
㈱ファンコミュニケーションズ(2461)2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
○添付資料の目次
1.経営成績等の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 2
(1)当期の経営成績の概況 …………………………………………………………………………………………… 2
(2)当期の財政状態の概況 …………………………………………………………………………………………… 4
2.会計基準の選択に関する基本的な考え方 …………………………………………………………………………… 5
3.連結財務諸表及び主な注記 …………………………………………………………………………………………… 6
(1)連結貸借対照表 …………………………………………………………………………………………………… 6
(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………… 8
連結損益計算書 …………………………………………………………………………………………………… 8
連結包括利益計算書 ……………………………………………………………………………………………… 9
(3)連結株主資本等変動計算書 ……………………………………………………………………………………… 10
(4)連結キャッシュ・フロー計算書 ………………………………………………………………………………… 12
(5)連結財務諸表に関する注記事項 ………………………………………………………………………………… 13
(継続企業の前提に関する注記) ………………………………………………………………………………… 13
(セグメント情報等) ……………………………………………………………………………………………… 13
(1株当たり情報) ………………………………………………………………………………………………… 16
(重要な後発事象) ………………………………………………………………………………………………… 17
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1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
①当期の経営成績
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大により、経済活動が抑制されており、急速に
減速しております。
このような経済状況のもとで、当社グループの主要事業であるインターネットマーケティングサービス分野では、イ
ンターネット上のコンテンツの表示順位を決定する検索アルゴリズムの変更や、プライバシーに関する取組が推進され
ており、インターネット広告の仕組みや広告を掲載するメディアに影響が出ております。
一方、インターネットユーザーの動画視聴時間の増加や今後の通信環境のさらなる高速化等もあり、動画広告市場の
成長が見込まれております。
当連結会計年度において当社グループは、プロシューマー支援事業の枠組みを再考し、既存事業の更なる成長と今後
の柱となる事業の開発を推進してまいりました。しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による一部広告
主の予算削減や消費者の消費に至る導線の変化等の影響により売上高が減収となりました。また、利益面においては、
減収に伴い売上高固定費比率が上昇し減益となりました。
この結果、当連結会計年度の当社グループの業績は、売上高29,379,998千円(前期比14.1%減)、営業利益
2,852,927千円(前期比23.9%減)、経常利益2,985,053千円(前期比21.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益
1,991,515千円(前期比20.0%減)となりました。
当社グループは、第1四半期連結会計期間より、従来「CPA型アドネットワーク事業」「CPC/ターゲティング型ア
ドネットワーク事業」としていた報告セグメントの名称を、「CPAソリューション事業」「ADコミュニケーション事
業」に変更しております。当該変更は報告セグメントの名称変更のみであり、セグメント情報に与える影響はありま
せん。
a)CPAソリューション事業
当社グループは、主力サービスでありますアフィリエイト広告サービス「A8.net」、スマートフォンアプリ向けCPI
広告サービス「seedApp」等を提供しております。当連結会計年度においては、seedAppはコロナ禍でスマホゲームのイ
ンストールが促進され増収となった一方、A8.netにおいては、新型コロナウイルスの感染拡大の影響による一部広告主
の予算削減や新規広告主獲得の停滞の影響を受け減収となりました。その結果、当連結会計年度の売上高は22,565,645
千円(前期比6.2%減)、セグメント利益は3,818,537千円(前期比12.0%減)となりました。
b)ADコミュニケーション事業
当社グループは、主力サービスでありますスマートフォン向け運用型広告サービス「nend」等を提供しております。
当連結会計年度においては、新規事業の企画・開発を推進した一方、大手プラットフォーマーへの広告予算の寡占化を
背景として、nendの稼働広告主が減少したことや昨年12月に撤退したnex8の影響を受け減収となりました。その結果、
当連結会計年度の売上高は6,143,384千円(前期比34.6%減)、セグメント利益は94,091千円(前期比86.5%減)とな
りました。
c)その他
当社グループは、シーサー株式会社が運営する「Seesaaブログ」を代表とするメディア事業等を展開しております。
当連結会計年度においては、ブログメディア事業においてPV減少に伴い広告収入が減少したことや受託開発事業の納品
数が減少し減収となった一方、ゲーム事業の売上の増加やコスト削減効果で損失は縮小しました。その結果、当連結会
計年度の売上高は670,968千円(前期比9.8%減)、セグメント損失は57,960千円(前期はセグメント損失160,844千
円)となりました。
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○ 報告セグメント別の売上高の内訳
2019年12月期 2020年12月期
セグメントの名称
金額(千円) 構成比(%) 金額(千円) 構成比(%)
CPAソリューション事業 24,064,731 70.4 22,565,645 76.8
ADコミュニケーション事業 9,391,889 27.4 6,143,384 20.9
その他 743,867 2.2 670,968 2.3
合計 34,200,488 100.0 29,379,998 100.0
なお、提出会社の主力サービスであるアフィリエイト広告サービスにおける当連結会計年度末の利用広告主数(稼働広
告主ID数)、参加メディア数(登録パートナーサイト数等)は、下記のとおりであります
サービス 区分 2019年12月期 2020年12月期
「A8.net 稼働広告主ID数 3,468 3,182
(エーハチネット)」 登録パートナーサイト数 2,711,938 2,889,117
稼働広告主ID数 267 191
「nend(ネンド)」
登録パートナーサイト枠数 982,499 1,018,937
②今後の見通し
当社グループは『プロシューマ―・ハピネス』を経営ビジョンに掲げており、プロシューマーという生産者と消費者が
融合する「新しい人々」が社会でより活躍できるように、幸せを感じてもらえるサービスを提供するとともに企業価値向
上に努めてまいります。
今後の当社グループを取り巻く経営環境につきましては、大手プラットフォーマーへの広告予算の寡占化が進み、新型
コロナウイルスの感染拡大による一部広告主の予算削減などの悪影響も継続することが予想されます。
しかしながら、消費者によるインターネット利用が堅調であることが見込まれ、オンライン化の加速に伴い新たに広告
予算を投下する業種が出てくると想定しております。
当社グループは、市場環境の変化に柔軟に対応し、蓄積されたノウハウを活かして、既存事業の利益率向上やコスト削
減のほか、新規事業の創出・育成に注力してまいります。
2021年12月期の業績見通しにつきましては、売上高28,900百万円、営業利益2,720百万円、経常利益2,740百万円、親会
社株主に帰属する当期純利益1,890百万円を見込んでおります。
※業績見通しにつきましては、現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、リスクや不確定な要因等が含まれており、実際の成果や
業績等は記載の見通しとは異なることがあります。
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(2)当期の財政状態の概況
①資産、負債及び純資産の状況
(流動資産)
当連結会計年度末における流動資産の残高は前連結会計年度末から409,172千円増加し24,379,779千円となりまし
た。主な増加要因は、売掛金が313,652千円減少した一方、現金及び預金が921,826千円増加したことによります。
(固定資産)
当連結会計年度末における固定資産の残高は前連結会計年度末から1,212,788千円減少し1,941,796千円となりまし
た。主な減少要因は、投資有価証券が1,041,069千円減少したことによります。
(流動負債)
当連結会計年度末における流動負債の残高は前連結会計年度末から255,890千円減少し5,661,753千円となりまし
た。
(固定負債)
当連結会計年度末における固定負債の残高は前連結会計年度末から12,700千円減少し141,537千円となりました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産の残高は前連結会計年度末から535,025千円減少し20,518,285千円となりました。
主な減少要因は、自己株式を999,972千円取得した一方、利益剰余金が552,092千円増加したことによります。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は19,532,772千円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの増減要因は、以下のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、2,649,183千円の収入(前期より116,162千円の収入増加)
となりました。主な要因は、法人税等の支払額が1,061,163千円あった一方、税金等調整前当期純利益を2,930,671千円
計上したことによります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、730,866千円の収入(前期より1,149,710千円の収入増加)
となりました。主な要因は、投資有価証券の償還による収入が941,400千円あったことによります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度の財務活動によるキャッシュ・フローは、2,440,801千円の支出(前期より1,155,760千円の支出増
加)となりました。主な要因は、配当金の支払額が1,437,721千円あったこと及び自己株式の取得による支出が
1,003,079千円あったことによります。
(キャッシュ・フロー関連指標の推移)
2016年12月期 2017年12月期 2018年12月期 2019年12月期 2020年12月期
自己資本比率 71.0% 74.7% 76.6% 77.5% 77.7%
時価ベースの自己資本比率 243.8% 264.7% 157.7% 134.6% 116.8%
債務償還年数 -年 -年 -年 -年 -年
インタレスト・カバレッジ・レシオ -倍 -倍 -倍 -倍 -倍
(注)1.各指標の算出は以下の算式を使用しております。
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
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2.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当社グループは、連結財務諸表の期間比較可能性を考慮し、当面は、日本基準で連結財務諸表を作成する方針であり
ます。
なお、IFRSの適用につきましては、国内外の諸情勢を考慮の上、適切に対応していく方針であります。
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3.連結財務諸表及び主な注記
(1)連結貸借対照表
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年12月31日) (2020年12月31日)
資産の部
流動資産
現金及び預金 18,610,946 19,532,772
売掛金 3,728,003 3,414,350
有価証券 1,019,563 1,096,914
その他 622,935 348,491
貸倒引当金 △10,842 △12,750
流動資産合計 23,970,606 24,379,779
固定資産
有形固定資産
建物(純額) 63,750 72,189
工具、器具及び備品(純額) 136,383 84,581
有形固定資産合計 200,133 156,770
無形固定資産
その他 640,722 596,852
無形固定資産合計 640,722 596,852
投資その他の資産
投資有価証券 1,871,905 830,836
その他 444,313 358,538
貸倒引当金 △2,489 △1,201
投資その他の資産合計 2,313,729 1,188,173
固定資産合計 3,154,585 1,941,796
資産合計 27,125,192 26,321,576
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(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(2019年12月31日) (2020年12月31日)
負債の部
流動負債
買掛金 4,207,343 4,321,757
未払法人税等 599,908 434,076
賞与引当金 141,724 155,074
ポイント引当金 71,716 60,525
その他 896,950 690,319
流動負債合計 5,917,643 5,661,753
固定負債
長期預り保証金 154,237 141,537
固定負債合計 154,237 141,537
負債合計 6,071,881 5,803,290
純資産の部
株主資本
資本金 1,173,673 1,173,673
資本剰余金 278,373 278,373
利益剰余金 20,166,639 20,718,731
自己株式 △800,000 △1,799,973
株主資本合計 20,818,685 20,370,805
その他の包括利益累計額
その他有価証券評価差額金 192,190 84,164
その他の包括利益累計額合計 192,190 84,164
新株予約権 42,434 63,315
純資産合計 21,053,310 20,518,285
負債純資産合計 27,125,192 26,321,576
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(2)連結損益計算書及び連結包括利益計算書
(連結損益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
売上高 34,200,488 29,379,998
売上原価 26,225,676 22,375,269
売上総利益 7,974,811 7,004,729
販売費及び一般管理費 4,227,657 4,151,801
営業利益 3,747,153 2,852,927
営業外収益
受取利息 11,572 7,278
受取配当金 6,001 6,639
為替差益 5,036 -
投資有価証券売却益 - 1,521
投資事業組合運用益 - 132,306
租税公課還付金 7,613 -
その他 10,948 11,245
営業外収益合計 41,170 158,991
営業外費用
為替差損 - 23,657
自己株式取得費用 - 3,107
投資事業組合運用損 2,404 -
その他 222 101
営業外費用合計 2,626 26,866
経常利益 3,785,697 2,985,053
特別利益
新株予約権戻入益 47,781 -
償却債権取立益 1,692 -
特別利益合計 49,473 -
特別損失
投資有価証券評価損 113,822 5,436
関係会社株式評価損 - 24,333
減損損失 43,590 14,559
事務所移転費用 - 7,047
その他 963 3,005
特別損失合計 158,376 54,382
税金等調整前当期純利益 3,676,794 2,930,671
法人税、住民税及び事業税 1,208,673 933,756
法人税等調整額 △20,392 5,399
法人税等合計 1,188,280 939,155
当期純利益 2,488,514 1,991,515
非支配株主に帰属する当期純利益 - -
親会社株主に帰属する当期純利益 2,488,514 1,991,515
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(連結包括利益計算書)
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
当期純利益 2,488,514 1,991,515
その他の包括利益
その他有価証券評価差額金 194,856 △108,025
その他の包括利益合計 194,856 △108,025
包括利益 2,683,370 1,883,490
(内訳)
親会社株主に係る包括利益 2,683,370 1,883,490
非支配株主に係る包括利益 - -
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(3)連結株主資本等変動計算書
前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 1,173,673 278,373 19,117,548 △800,000 19,769,594
当期変動額
剰余金の配当 △1,439,423 △1,439,423
親会社株主に帰属する当期
純利益
2,488,514 2,488,514
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - - 1,049,091 - 1,049,091
当期末残高 1,173,673 278,373 20,166,639 △800,000 20,818,685
その他の包括利益累計額
新株予約権 純資産合計
その他有価証券評価 その他の包括利益累
差額金 計額合計
当期首残高 △2,666 △2,666 68,876 19,835,804
当期変動額
剰余金の配当 △1,439,423
親会社株主に帰属する当期
純利益
2,488,514
株主資本以外の項目の当期
194,856 194,856 △26,441 168,414
変動額(純額)
当期変動額合計 194,856 194,856 △26,441 1,217,506
当期末残高 192,190 192,190 42,434 21,053,310
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㈱ファンコミュニケーションズ(2461)2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
(単位:千円)
株主資本
資本金 資本剰余金 利益剰余金 自己株式 株主資本合計
当期首残高 1,173,673 278,373 20,166,639 △800,000 20,818,685
当期変動額
剰余金の配当 △1,439,423 △1,439,423
親会社株主に帰属する当期
純利益
1,991,515 1,991,515
自己株式の取得 △999,972 △999,972
株主資本以外の項目の当期
変動額(純額)
当期変動額合計 - - 552,092 △999,972 △447,880
当期末残高 1,173,673 278,373 20,718,731 △1,799,973 20,370,805
その他の包括利益累計額
新株予約権 純資産合計
その他有価証券評価 その他の包括利益累
差額金 計額合計
当期首残高 192,190 192,190 42,434 21,053,310
当期変動額
剰余金の配当 △1,439,423
親会社株主に帰属する当期
純利益
1,991,515
自己株式の取得 △999,972
株主資本以外の項目の当期
△108,025 △108,025 20,880 △87,145
変動額(純額)
当期変動額合計 △108,025 △108,025 20,880 △535,025
当期末残高 84,164 84,164 63,315 20,518,285
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㈱ファンコミュニケーションズ(2461)2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
(4)連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:千円)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税金等調整前当期純利益 3,676,794 2,930,671
株式報酬費用 21,340 20,880
減価償却費 264,104 275,783
投資有価証券評価損益(△は益) 113,822 5,436
関係会社株式評価損 - 24,333
減損損失 43,590 14,559
賞与引当金の増減額(△は減少) 2,092 13,349
ポイント引当金の増減額(△は減少) 2,887 △11,191
貸倒引当金の増減額(△は減少) △1,399 619
受取利息及び受取配当金 △17,573 △13,917
投資有価証券売却損益(△は益) - △1,521
投資事業組合運用損益(△は益) 2,404 △132,306
自己株式取得費用 - 3,107
為替差損益(△は益) △3,805 23,110
新株予約権戻入益 △47,781 -
売上債権の増減額(△は増加) △25,374 314,941
仕入債務の増減額(△は減少) △177,110 114,413
未払消費税等の増減額(△は減少) 24,030 127,154
預り保証金の増減額(△は減少) 3,978 △12,700
その他 △159,217 △9,433
小計 3,722,784 3,687,290
利息及び配当金の受取額 26,574 23,057
法人税等の支払額 △1,216,337 △1,061,163
営業活動によるキャッシュ・フロー 2,533,021 2,649,183
投資活動によるキャッシュ・フロー
有形固定資産の取得による支出 △18,325 △82,683
有形固定資産の売却による収入 - 6,805
無形固定資産の取得による支出 △115,441 △134,517
事業譲受による支出 △405,000 -
投資有価証券の取得による支出 △715,769 △191,590
投資有価証券の償還による収入 850,908 941,400
投資有価証券の売却による収入 - 15,189
投資事業組合からの分配による収入 715 153,801
敷金及び保証金の回収による収入 - 31,549
敷金及び保証金の差入による支出 △12,935 △674
その他 △2,996 △8,414
投資活動によるキャッシュ・フロー △418,844 730,866
財務活動によるキャッシュ・フロー
自己株式の取得による支出 - △1,003,079
配当金の支払額 △1,285,040 △1,437,721
財務活動によるキャッシュ・フロー △1,285,040 △2,440,801
現金及び現金同等物に係る換算差額 3,805 △17,422
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 832,942 921,826
現金及び現金同等物の期首残高 17,778,004 18,610,946
現金及び現金同等物の期末残高 18,610,946 19,532,772
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㈱ファンコミュニケーションズ(2461)2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
(5)連結財務諸表に関する注記事項
(継続企業の前提に関する注記)
該当事項はありません。
(セグメント情報等)
【セグメント情報】
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配
分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、サービス別に会社又は事業部を置き、各会社又は事業部が提供するサービスについ
て、包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当社グループは会社又は事業部を基礎とした広告モデル別のセグメントから構成されてお
り、「CPAソリューション事業」及び「ADコミュニケーション事業」の2つを報告セグメントとしており
ます。
CPAソリューション事業はアフィリエイト広告サービス「A8.net(エーハチネット)」、スマートフォ
ンアプリ向けCPI広告サービス「seedApp(シードアップ)」、ADコミュニケーション事業はスマートフォ
ン向け運用型広告サービス「nend(ネンド)」等で構成しております。
第1四半期連結会計期間より、事業内容を適正に表示するため、従来「CPA型アドネットワーク事業」
「CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業」としていた報告セグメントの名称を、「CPAソリューシ
ョン事業」「ADコミュニケーション事業」に変更しております。当該変更は報告セグメントの名称変更の
みであり、セグメント情報に影響はありません。
なお、前連結会計年度のセグメント情報については、変更後名称により作成しております。
2.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失の金額の算定方法
報告されている事業セグメントの会計処理の方法は、連結財務諸表作成のために採用している会計処理
基準に基づく金額により記載しております。
報告セグメントの利益は、営業利益ベースの数値であります。セグメント間の内部収益及び振替高は市
場実勢価格に基づいております。
3.報告セグメントごとの売上高、利益又は損失の金額に関する情報
前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結損益計
ADコミ その他 調整額
合計 算書計上額
CPAソリューシ ュニケー (注)1 (注)2
計 (注)3
ョン事業 ション事
業
売上高
外部顧客への
24,064,731 9,391,889 33,456,620 743,867 34,200,488 - 34,200,488
売上高
セグメント間
の内部売上高 199,323 - 199,323 93,776 293,100 △293,100 -
又は振替高
計 24,264,055 9,391,889 33,655,944 837,644 34,493,588 △293,100 34,200,488
セグメント利益
4,336,991 696,010 5,033,002 △160,844 4,872,158 △1,125,004 3,747,153
又は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、メディア事業等を
含んでおります。
2.セグメント利益又は損失の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用でありま
す。全社費用は、報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4.セグメント資産及び負債は、最高意思決定機関が経営の意思決定上当該情報を各セグメントに
配分していないため記載は省略しております。
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㈱ファンコミュニケーションズ(2461)2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
(単位:千円)
報告セグメント
連結損益計
ADコミ その他 調整額
合計 算書計上額
CPAソリューシ ュニケー (注)1 (注)2
計 (注)3
ョン事業 ション事
業
売上高
外部顧客への
22,565,645 6,143,384 28,709,030 670,968 29,379,998 - 29,379,998
売上高
セグメント間
の内部売上高 303,516 - 303,516 95,348 398,864 △398,864 -
又は振替高
計 22,869,161 6,143,384 29,012,546 766,317 29,778,863 △398,864 29,379,998
セグメント利益
3,818,537 94,091 3,912,628 △57,960 3,854,667 △1,001,739 2,852,927
又は損失(△)
(注)1.「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、メディア事業等を
含んでおります。
2.セグメント利益又は損失の調整額は、各報告セグメントに配分していない全社費用でありま
す。全社費用は、報告セグメントに帰属しない一般管理費であります。
3.セグメント利益又は損失は、連結損益計算書の営業利益と調整を行っております。
4.セグメント資産及び負債は、最高意思決定機関が経営の意思決定上当該情報を各セグメントに
配分していないため記載は省略しております。
【関連情報】
前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しておりま
す。
(2) 有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるた
め、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
特定の外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%を超えるものがないため、記載
を省略しております。
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㈱ファンコミュニケーションズ(2461)2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
1.製品及びサービスごとの情報
セグメント情報に同様の情報を開示しているため、記載を省略しております。
2.地域ごとの情報
(1) 売上高
本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えるため、記載を省略しておりま
す。
(2) 有形固定資産
本邦に所在している有形固定資産の金額が連結貸借対照表の有形固定資産の金額の90%を超えるた
め、記載を省略しております。
3.主要な顧客ごとの情報
特定の外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%を超えるものがないため、記載
を省略しております。
【報告セグメントごとの固定資産の減損損失に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
(単位:千円)
CPAソリュ ADコミュニ
その他 全社・消去 合計
ーション事業 ケーション事業
減損損失 - 14,744 28,846 - 43,590
(注)「その他」の金額は、メディア事業等に係る金額であります。
当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
(単位:千円)
CPAソリュ ADコミュニ
その他 全社・消去 合計
ーション事業 ケーション事業
減損損失 - 11,456 3,102 - 14,559
(注)「その他」の金額は、メディア事業等に係る金額であります。
【報告セグメントごとののれんの償却額及び未償却残高に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
該当事項はありません。
【報告セグメントごとの負ののれん発生益に関する情報】
前連結会計年度(自 2019年1月1日 至 2019年12月31日)
該当事項はありません。
当連結会計年度(自 2020年1月1日 至 2020年12月31日)
該当事項はありません。
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㈱ファンコミュニケーションズ(2461)2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
(1株当たり情報)
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
1株当たり純資産額 277.34円 1株当たり純資産額 278.89円
1株当たり当期純利益金額 32.85円
1株当たり当期純利益金額 26.95円
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため
記載しておりません。
2.1株当たり当期純利益金額算定上の基礎は、以下のとおりであります。
前連結会計年度 当連結会計年度
(自 2019年1月1日 (自 2020年1月1日
至 2019年12月31日) 至 2020年12月31日)
1株当たり当期純利益金額
親会社株主に帰属する当期純利益
2,488,514 1,991,515
(千円)
普通株主に帰属しない金額(千円) - -
普通株式に係る親会社株主に帰属する当
2,488,514 1,991,515
期純利益(千円)
期中平均株式数(株) 75,759,131 73,893,959
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㈱ファンコミュニケーションズ(2461)2020年12月期決算短信〔日本基準〕(連結)
(重要な後発事象)
該当事項はありません。
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