2449 J-プラップJ 2019-11-05 15:30:00
株主提案権行使に係る書面の受領および当社取締役会意見に関するお知らせ [pdf]

                                                         2019年11月5日
 各    位
                                会 社 名     株 式 会 社 プ ラ ッ プ ジ ャ パ ン
                                代 表 者 名   代 表 取 締 役 社 長 鈴 木 勇 夫
                                          (JASDAQ・コード番号:2449)
                                問 合 せ 先   執行役員社長室室長 齋藤雅弘
                                          (電話   03-4580-9111)



                株主提案権行使に係る書面の受領
              および当社取締役会意見に関するお知らせ

 当社は、2019年11月28日開催予定の第49回定時株主総会における議案について、株主提案権行使に係る
書面(2019年10月2日付)を受領しておりましたが、本日開催の取締役会において、本株主提案について反対
することを決議いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。




                                記



1. 提案株主
 (1) 株主名:Cavendish Square Holding B. V.(キャヴェンディッシュ・スクエア・ホールディング・
           ビー・ヴィー)の常任代理人ジオメトリー・オグルヴィ・ジャパン合同会社
           ※提案株主と、当社のその他の関係会社との関係性は以下のとおりです。
            その他の関係会社である WPP Group Plc.(以下 WPP)は当社との 2002 年1月 22 日付の
           契約締結により、WPP の子会社である持株会社、Cavendish Square Holding BV(キャヴ
           ェンディッシュ・スクエア・ホールディングス・ビー・ヴィー)を通じて当社株式を取得
           しております。
            人的関係につきましては、WPP グループのジオメトリー・オグルヴィ・ジャパン合同会
           社の COO(チーフオペレーティングオフィサー)兼 CFO(チーフフィナンシャルオフィサー)1名
           が当社の非常勤取締役に就任しており、本株主提案に係る説明が実施されています。
 (2) 保有議決権数:9,358 個


2. 本株主提案の内容及び提案の理由
 (1) 議題
     議題1
     剰余金の処分の件
 (2) 議案の内容及び提案の理由
     別紙「本株主提案の内容及び提案の理由」に記載のとおりです。
     なお、別紙「本株主提案の内容及び提案の理由」は提案株主様から提出された本株主提案に係る書
  面の該当記載を原文のまま記載したものです。
3. 本株主提案に対する当社取締役会の意見
 (1) 当社取締役会の意見
   当社取締役会としては、本株主提案に反対いたします。
   なお、非常勤取締役 1 名は、当社取締役会の「本株主提案に反対」の意見に対し、同意しておりませ
 ん。
 (2) 反対の理由
   当社は、配当方針におきまして、株主の皆様方に対して、安定的かつ継続的な配当を実施していく
 だけでなく、中長期的な事業展開、投資計画とのバランスをとりながら決定しています。その上で、経
 営成績や 30%程度を目途とした配当性向なども考慮し、株主への安定した利益還元を実施し、安定的
 かつ継続的な増配を実施してまいりました。
   2019 年 8 月期の配当につきましても、業績が減収減益となりましたが、株主の皆様への配当を当初
 の予定よりも増配させていただく考えです。
   また、内部留保につきましても、次の 50 年に向け、「コア事業拡大」
                                    「新規事業開発」「人財強化」
 「経営力強化」の 4 つ重点項目において、
                     「デジタルサービスの強化・開発」
                                    「中国/アジア・パシフィ
 ック地域における基盤の拡大」           「IT 活用、システム導入」の観点で、数十億円
              「M&A・事業提携の推進」
 の投資を実施することで、当社グループの価値を継続的に高め、会社全社の成長を図っていく所存で
 す。
   従いまして、実質的に親会社株主に帰属する当期純利益をはるかに超える配当を求める本議案は、当
 社の株主還元の基本方針及び今後の資本活用策に合致せず、当社の中長期的な企業価値向上に寄与し
 ないと判断いたします。




                                                 以上
別紙「本株主提案の内容及び提案の理由」
※提案株主様から提出された本株主提案に係る書面の該当記載を原文のまま記載しております。


議題   1
 剰余金の処分の件


議案の要領
 第 49 期事業年度(平成 30 年 9 月 1 日から令和元年 8 月 31 日まで)に係る期末配当については、以下の
とおりとする。
1.   配当財産の種類      金銭
2.   株主に対する配当財産の割当てに関する事項及びその総額
     当社普通株式 1 株につき金 250 円(配当総額 999,052,500 円)
3.   当該剰余金の配当がその効力を生じる日          令和元年 11 月 30 日


提案の理由
 貴社は、長年にわたって過剰な内部留保を抱えており、かつ、将来において内部留保を有効活用する具
体的かつ実現可能な計画も存在しない。したがって、過剰に蓄積された貴社の内部留保の一部を配当する
ことにより株主に対して利益を還元すべきである。




                                                          以上