2438 M-アスカネット 2019-06-11 15:00:00
2019年4月期 決算説明資料 [pdf]
[2019年6⽉]
証券コード 2438
株式会社アスカネット 2019年4⽉期 決算説明資料
パーソナル
1
2019年4⽉期
決算の概要 2 メモリアルデザイン
サービス事業 3 パブリッシング
サービス事業
4
エアリアル
イメージング事業 5
2020年4⽉期
⽅針と⾒通し 6 中期展望
CONTENTS
1 2019年4⽉期 決算の概要 4.エアリアルイメージング事業
1-1.決算概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・04 4-1.エアリアルイメージング事業の概要と⽅針・・・・24
1-2.損益状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・05 4-2.当期の取組状況と今後の⽅針・・・・・・・・・・25
1-3.費⽤状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・06 ・・・・・・・・・・26
4-3.樹脂製ASKA3Dプレートについて
1-4.セグメント別損益状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・07
1-5.財務状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・08 5. 2020年4⽉期 ⽅針と⾒通し
1-6.キャッシュ・フローの状況 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・09 5-1. 2020年4⽉期 各事業の取組み ・・・・・・・・・28
1-7.全社的トピックス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10 5-2. 設備投資/研究開発等計画 ・・・・・・・・・・・29
5-3. 業績⾒通しのポイント ・・・・・・・・・・・・30
2.メモリアルデザインサービス事業 5-4.業績⾒通し(前年⽐較)・・・・・・・・・・・・31
2-1.メモリアルデザインサービス事業ビジネスモデル ・・・・・・・・・12
2-2.事業概況・売上の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 6.中期展望
2-3.重要指標の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14 6-1. 中期⽅針・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33
2-4.市場環境 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15
3.パーソナルパブリッシングサービス事業
3-1.パーソナルパブリッシングサービス事業ビジネスモデル ・・・・・・17
3-2.市場別売上の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18
3-3.重要指標の推移 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・19
3-4.パーソナルパブリッシングサービス事業のサービスラインナップ ・・20
3-5.当期の取り組み状況 〜営業⾯について・・・・・・・・・・・・・・21
3-6.当期の取り組み状況 〜開発⾯・⽣産⾯について・・・・・・・・・・22
2019 Asukanet Co.,Ltd. All rights reserved. 01
パーソナル
1
2019年4⽉期
決算の概要 2 メモリアルデザイン
サービス事業 3 パブリッシング
サービス事業
4
エアリアル
イメージング事業 5
2020年4⽉期
⽅針と⾒通し 6 中期展望
〈 はじめに 〉決算説明資料 全体のポイント
2019年4⽉期決算について
売上については、メモリアルデザインサービス(MDS)事業は、写真加⼯収⼊は前年実績を上回ったものの想定に⽐
べやや伸び悩んだことに加え、ハード機器売上が前期好調の反動減があったため、微増にとどまった。パーソナルパ
ブリッシングサービス(PPS)事業は、国内BtoB向けおよびBtoC向け、OEM供給とも順調に伸⻑したため、計画を上
回った。エアリアルイメージング事業は、単価の低い樹脂製プレートのサンプル出荷および⼩ロット案件が中⼼と
なったため、計画を下回ってしまった。
利益については、前年実績を上回り、計画も達成した。特にPPS事業が、送料の値上げがあったものの、売上の増加と
ともに稼働率があがり、順調に利益が伸びたためである。
5⽉29⽇に売上、利益とも上⽅修正を⾏った。
配当については、配当性向30%の⽅針により、当初の配当予想10円から1円増配し、1株あたり配当⾦11円として株
主総会に上程することとした。
2020年4⽉期計画について
3事業とも、売上の増加を⾒込んでおり、増収を計画している。
利益⾯では、 エアリアルイメージング事業においては3か所の海外展⽰会や3か所の国内展⽰会への出展費⽤や樹脂製
およびガラス製プレート量産化や⼤型化ための開発費を計上。また、PPS事業においては、新⼯場への移設や新型印刷
機の導⼊などで費⽤がかさみ、減益(経常利益△5.1%)を計画している。
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メモリアルデザイン
サービス事業 3
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1.2019年4⽉期 決算の概要
Balancing of accounts summary
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サービス事業
1-1.決算概要
安定成⻑型ビジネスモデル ニッチストック型ビジネスモデル
パーソナルパブリッシング メモリアルデザイン
サービス事業
40.3%
サービス事業
57.5%
2019年4⽉期売上実績
市場創造ビジネス
エアリアルイメージング事業
「⼀冊からの本格的写真集」をイ
ンターネットから受注し製作する
サービス。従来の写真プリントを
2.2%
空中結像技術による、新しい映
葬儀社や写真館との間にネット
ワークを構築し、葬儀に使⽤す
る遺影写真の合成・加⼯などを
印刷・写真集に置き換える新しい 像画像の表現⽅法を提唱。市場 ⾏い、配信するサービス。
写真⽂化を提唱。 創造を⽬指し、2011年3⽉より 約2,480ヵ所の葬儀社などB to
約4,290社の写真館向けなどB to 開始。樹脂製サンプルを供給し Bを主体に年間約35万枚の写真
Bやコンシューマーに年間約40万 つつ、量産案件の受注に努める。 画像を提供
冊(OEM除く)を提供
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メモリアルデザイン
サービス事業 3
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サービス事業
1-2.損益状況
単位:百万円
2018年4⽉期 2019年4⽉期 増減額 増減⽐%
実績 % 実績 % 計画 % 対計画⽐ 対前期⽐ 対前期⽐
売上⾼ 5,904 100.0 6,295 100.0 6,111 100.0 +184 +391 +6.6
(メモリアルデザインサービス事業) 2,524 42.8 2,538 40.3 2,599 42.5 △61 +14 +0.6
(パーソナルパブリッシングサービス事業) 3,271 55.4 3,619 57.5 3,343 54.7 +276 +348 +10.6
(エアリアルイメージング事業) 118 2.0 146 2.2 169 2.8 △22 +29 +24.0
(セグメント間売上) △10 △0.2 △9 0.0 - - - +1 -
売上原価 2,863 48.5 3,059 48.6 - - - +196 +6.4
売上総利益 3,040 51.5 3,236 51.4 - - - +195 +6.1
販売費及び⼀般管理費 2,252 38.1 2,367 37.6 - - - +115 +4.9
営業利益 788 13.4 868 13.8 806 13.2 +62 +79 +10.1
経常利益 795 13.5 873 13.9 811 13.3 +62 +77 +9.7
当期純利益 556 9.4 598 9.5 567 9.3 +31 +42 +7.5
売上⾼は、3事業とも前年実績を上回った。メモリアルデザインサービス事業、エアリアルイメージング事業は計画達成できなかったものの、
パーソナルパブリッシングサービス事業は計画を達成した。全体として前年実績を上回り、売上計画も達成した。
利益は、パーソナルパブリッシングサービス事業がOEMを中⼼に順調に伸⻑したため、前年実績を上回り、計画も達成した。
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メモリアルデザイン
サービス事業 3
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パブリッシング 4
エアリアル
イメージング事業 5
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⽅針と⾒通し 6 中期展望
サービス事業
1-3. 費⽤状況
単位:%
2018年 2019年
増 減 主な増減要因
4⽉期 4⽉期
メモリアルデザインサービスで画像処理オペレータの⼈件
売上総利益率 51.5 51.4 △0.1 費率上昇により粗利率が低下した⼀⽅、パーソナルパブ
リッシング事業は売上増に伴う稼働向上で粗利率が上昇し
た。
単位:百万円
販売費及び⼀般管理費 2018年 2019年
増 減
4⽉期 4⽉期
エアリ アルイメージング事業において、海外展⽰会の
広告費・販促費・販売⼿数料 278 224 △54
出展回 数を減少させたため。
⼈件費 907 952 +45 各事業部での⼈員増強に伴う。
減価償却費・⽀払家賃 179 182 +3 ―
OEM部⾨の売上増加および前期下期より送料の⼤幅値上
発送配達費 207 276 +69 げが通年影響したため。
エアリアルイメージング事業において、樹脂製プ
研究開発費 147 156 +8 レート向け⾦型など研究開発費がやや増加。
⼟地取得に伴う固定資産税等の増加、OEM向け梱包材費⽤
その他 531 574 +43
の増加など。
合計 2,252 2,367 +115
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サービス事業
1-4.セグメント別損益状況
単位:百万円
2018年4⽉期 2019年4⽉期
売上 セグメント利益 売上 売上増減 セグメント利益 セグメント利益増減
メモリアルデザインサービス事業 2,524 750 2,538 +14 716 △33
パーソナルパブリッシングサービス事業 3,271 778 3,619 +348 916 +138
エアリアルイメージング事業 118 △250 146 +28 △241 +8
メモリアルデザインサービス事業は、売上⾯は新規獲得の苦戦や季節要因により加⼯枚数が伸び悩み、利益⾯は画像処
理オペレータの⼈件費率の上昇などにより減益となった。
パーソナルパブリッシングサービス事業は、BtoBが堅調であったことに加え、OEM供給が伸⻑し、売上、利益とも順調
に増加した。
エアリアルイメージング事業は、売上は拡⼤し、広告宣伝費は通常ベースに戻したものの、旧タイププレートの在庫評
価減の実施や⼈員の増強により、損失は微回復にとどまった。
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サービス事業
1-5. 財務状況
単位:百万円
資産の部 2018年 2019年
増 減
4⽉期 4⽉期
順調な利益計上により現⾦及び預⾦流⼊があった⼀⽅、
流動資産 3,336 3,410 +73
⼟地や建物の取得に活⽤した。
固定資産 2,378 2,861 +482 本社隣地の購⼊、建物の建設仮勘定の増加による。
資産合計 5,715 6,271 +555
負債・純資産の部 2018年 2019年
増 減
4⽉期 4⽉期
流動負債 704 831 +126 買掛⾦、未払⾦、未払法⼈税等がそれぞれ増加した。
固定負債 11 9 △2 ー
負債合計 715 840 +124 ー
純資産合計 5,000 5,431 +431 順調な利益計上により利益剰余⾦が増加した。
負債・純資産合計 5,715 6,271 +555 ー
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サービス事業
1-6.キャッシュ・フローの状況
単位:百万円
2018年 2019年
増 減 主な増減要因
4⽉期 4⽉期
営業活動による
キャッシュ・フロー
788 919 +131 当期純利益の増加が主要因。
投資活動による
キャッシュ・フロー
△596 △795 △198 本社隣地の取得、建物建設費⽤の⽀出による。
財務活動による
キャッシュ・フロー
△157 △161 △4 ―
現⾦及び現⾦同等物の
期末残⾼ 1,706 1,669 △37 ー
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サービス事業
1-7.全社的トピックス
昨年7⽉27⽇の株主総会後の取締役会において、創業以来初の社⻑交代。
経営体制の変更 福⽥が代表取締役会⻑に就任し、新社⻑に常務の松尾が昇格。
新社⻑のもと、執⾏役員などがサポートし、新体制は問題なくスタート。
期初よりイノベーション推進担当執⾏役員を設置し、社外との提携強化、AIの活
イノベーション創出基盤の ⽤等各種研究開発などの種まきを進めてきた。
強化 広島⼤学の協⼒による「イノベーション研修」を継続しており、若⼿社員のイノ
ベーティブな発想⼒を強化している。
樹脂製ASKA3Dプレート 本年5⽉にようやく、第1段階の量産化へ移⾏することができた。今後は量産案件
第1段階量産化移⾏ の受注に注⼒していく。
本社隣地に新社屋を建設し、本年6⽉に竣⼯。移転作業や新設備導⼊などを経て、
8⽉稼働予定。
新社屋の建設
主に、パーソナルパブリッシングサービス事業の伸⻑に伴い、写真集等の⽣産拠
点として活⽤。
配当/ 当期 11.00円、来期予定 10.00円
株主還元について
配当⽅針/ 配当性向30%を⽬安
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2.メモリアルデザインサービス事業
Memorial Design Service
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サービス事業
2-1. メモリアルデザインサービス事業ビジネスモデル
全国の葬儀社をネットワークで繋ぎデジタル加⼯処理を⾏っている
操作不要のフルリモートコントロール⽅法
専⾨オペレーターに
よる写真加⼯技術
1 お客様は原稿台に写真をセットするだけ
全国14カ所の⾃社
強み サポート体制
動画サービスなど各
種演出ツールの提供
加⼯オペレーション収⼊:
1枚加⼯する毎に技術料を徴収
オペレーターがリモート操作で サプライ品売上:
2 スキャンニング 収益 インク、⽤紙、額などを販売
構造
画像の加⼯後、オペレーターが
3 ハード機器類売上:
リモート操作でお客様へプリント
通信出⼒システム、デジタルサイ
ネージ機器などを販売
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2-2.事業概況・売上の推移
事業概況
季節性による全般的な加⼯件数の伸
び悩みや新規獲得の計画未達により、
遺影写真加⼯は微増にとどまった。
ハード機器売上は、前期好調の反動
減や買い替え控えにより苦戦した。
ビデオ加⼯、インク、額、ペーパー
などは、堅調に推移した。
事業として、売上、利益とも計画を
達成できなかった。
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2-3.重要指標の推移
設置件数、新規加⼯枚数、それぞれ増加しているものの、伸びは鈍化した。電照焼増加⼯枚数は、
祭壇のモニタ設置が増加した影響で、前期に⽐べ微減した。
※電照写真:主に葬祭会館祭壇⽤に当社が開発したエッジライト(導光板)や LED を応⽤した光るパネル(額)を提供し、
そのパネルに使⽤するフィルムへ出⼒した写真。
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2-4.市場環境
市場環境
マクロ的には⾼齢化社会に向け市場は漸増
⼀⽅で、会葬者の減少で葬儀社の環境は予断を許さない
葬儀社間競争‥差別化ニーズの増加
→動画やサイネージなど新たな演出ツールの提供
花祭壇の浸透‥花祭壇に合った葬儀演出のニーズ
加⼯技術とサポート体制への信頼性向上
+上場による安⼼感が市場に浸透
当社のモデルを模した事業者が特定地域にて展開 出典:⼈⼝問題研究所予測データ
当期の取り組み
エアリアルイメージング事業とのコラボ製品第2弾家庭向け
「Omokage」の販売を開始した。
葬儀業界にITを活⽤(葬Tech)した新サービス「tsunagoo」を
機能強化。弔電の簡単発注機能に加え、記帳受付システムの
機能も追加した。 tsunagoo
おうち供養 Omokage 〜おもかげ〜
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3.パーソナルパブリッシングサービス事業
Personal Publishing Service
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3-1.パーソナルパブリッシングサービス事業ビジネスモデル
オンデマンド印刷による⼀冊からの写真集の製造・販売
アスカネット 強み
AsukaBook MyBook
B to B Makerの提供 Editorの提供 B to C
⾼度なカラーマネージメント技術
オンデマンド印刷制御技術
AutoAlbum
など アプリケーション開発
データ データ ⾃社内サーバー管理
●デザイン 写真館
●レタッチ 多様かつ⾼品質な製本技術
写真館 一般消費者
●印刷 ⾃社内⼀貫⽣産体制
フォトグラファー インターネット インターネット 写真愛好家
●製本
OEM提供
など ⼿厚いカスタマーサポート
多品種を確実かつ効率よく⽣産す
写真集 写真集 る⽣産管理ノウハウ
アルバム
●ウェディング写真 ●⼦供の成⻑⽇記
⽤途 ●⼦供写真 ⽤途 ●旅⾏
●建築写真 ●趣味
など ●作品集
など
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3-2.市場別売上の推移
事業概要
BtoBは、ウェディング向け主⼒製品
である「ZENレイフラット」
「SHIRONARI」が好調で、⼦ども写
真向け「オンデマウント」も順調に
展開し、堅調に推移した。
BtoCは、「MYBOOK」は競争環境が
厳しい中、フルフラットタイプの新
製品投⼊が奏功し、前期実績を上
回った。また、OEM供給もサービス
の浸透が進み、好調を持続した。
海外は、減少傾向が継続している。
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3-3.重要指標の推移
BtoBは、契約から受注まで⼀定の時間がかかる ダウンロード数はやや増加した。
(契約→⾒本作製→⾒本展⽰→予約→撮影→納品)
モデルである。
契約件数、稼動件数とも順調に増加。
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3-4.パーソナルパブリッシングサービス事業のサービスラインナップ
B to B B to C
こ
だ
わ
り
層
国 マイブック
内 等⾝⼤フォト
アスカブック
AutoAlbum MYBOOK LIFE
国
外 ラ
イ
ASUKABOOK AfterShutter ト
patapata ユ
ー
ザ
ー
Docomoなど
へOEM供給
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3-5.当期の取り組み状況 〜営業⾯について
市 場 環 境
ウェディングフォトを中⼼とするBtoB市場は当社の品質による差別化が浸透。
国内では「フォトブック」としてのジャンルが確⽴し、BtoC市場を中⼼に競合が参⼊。
市場環境 当社のクオリティーや多彩なラインナップ、ユーザーサポートなどは他社に⽐べ優位性は維持している。
BtoC、海外は新規参⼊が⾒られるが、BtoCはクオリティーによる棲み分けが進む⼀⽅、アメリカを中
⼼に海外市場は品質差より価格差が⼤きく、他社に流れている傾向がある。
ウェディング向けは「ZENレイフラット」「SHIRONARI」 を中⼼に堅調な
受注。七五三・ペット写真市場の開拓やママフォトグラファーへのアプロー
チを実施した
B to B 新製品を継続的にリリースするとともに、展⽰会PHOTONEXTに出展。
全国11か所での「ASUKABOOKセミナー」を継続実施し、好評を得る。
B to B 「⾚ちゃん等⾝⼤フォト」の専⽤サイトを通し、その啓蒙を進めてきた。
各市場に
おいて
実施した ページがまっ平らに開き、全⾯レイアウトが可能な「フルフラット
営業施策 タイプ」を新製品として追加し、売上に寄与した。
厳しい環境の中、効率的なネット広告、キャンペーンの実施、SNS
B to C の活⽤などでサービスの活性化を進めた。
OEM部⾨は、DOCOMOを中⼼に引き続き成⻑。
展⽰会「CP+」に出展し、⼥性フォトグラファーをターゲットに展
開。BtoB部⾨と協調し、「⾚ちゃん等⾝⼤フォト」も紹介した。
B to C
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3-6.当期の取り組み状況 〜開発⾯・⽣産⾯について
プロフォトグラファー ウェディングプロフォトグラファーから要望の強かった「データ納品システ
向け新サービス開発 ム(サービス名:グランピック)」を開発し、2019年6⽉にリリースした。
開発
写真集発注ソフトウェ プロフォトグラファー向け写真集発注ソフトウェア「ASUKABOOK
MAKER」での機能強化、コンシューマ向け写真集発注ソフトウェア
ア機能強化
「Mybook Editor」でのテンプレート追加などで利便性を⾼めた。
効率的な製本ラインの ⼿間のかかるハードカバー製本の⽣産効率化のための新ラインの構築を進め
開発 てきた。
⽣産
OEMラインの⾃動梱包装置の開発を進め、来期に導⼊⾒込みとなった。
OEM増産への対応
増産に対応した⼈員増強、また、新拠点への移転準備を進めてきた。
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サービス事業 3
パーソナル
パブリッシング 4 エアリアル
イメージング事業 5
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サービス事業
4.エアリアルイメージング事業
Aerial Imaging Service
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イメージング事業 5
2020年4⽉期
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サービス事業
4-1. エアリアルイメージング事業の概要と⽅針
能動系
技術は、受動系と能動系に⼆分でき、まず受動系を優先して取り組んでいる。
受動系
受動系 能動系
画像映像を表す光を受け、特殊なパネルを通過す
概要 ることによって反対側の空中に映像を結像する技 概要 ⾃ら⽴体映像を空中に創出する技術
術
ASKA3Dプレートの試作品の販売は進んでいる。 理論的には成⽴しており、特許も取得している。
現状 ガラス製はある程度⽣産可能だが、樹脂製の量産 現状 試作の研究に取り掛かってはいるが、まずは受動
の実現に注⼒。 系技術によるビジネス確⽴を優先する⽅針。
第3の柱をつくるため、まず受動系を優先して開発を進める
⽅針の ファブレス形態で製造し、⾃社ブランドでの提供を指向
⾻⼦ ASKA3Dプレートを提供する素材メーカーとしての⽴ち位置
国内市場に限らず、海外市場もマーケティングする
⾃社が保有する特許技術を⾃らが活⽤し、ASKA3Dプレートの製造・販売による事業化を指向
※画像はイメージです。
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メモリアルデザイン
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サービス事業
4-2.当期の取組状況と今後の⽅針
当期の取組状況 今後の⽅針
国内は3か所の展⽰会に出展した。 結像品質の⾼いガラス製プレートは海外を含
むサイネージ市場に向けて、セールスを継続
海外では2018年6
⽉に「CeBIT(ド する。
イツ)」、11⽉に 国内3か所、海外3
「C-Touch(中 か所の展⽰会に出
国」に出展した。 展を予定
ガラス製プレート ※2019年5⽉
マーケティング⾯ はサイネージ⽤途 「InfocommSEA(タ
などに着実に販売。 C-Touch Shenzhen模様 イ)」出展済。
店舗でのディスプレイや業務⽤美容機器へ Infocomm SEAの模様
の組込製品化など実際の活⽤事例もでてき
た(ガラス製)。 国内外とも、樹脂製プレートのサンプルを展
⽰会での引き合い先などに積極的に販売して
樹脂製プレートのサンプル販売を重点的に いく。
取り組んできた。現時点で、国内外250社
近くの会社に販売できた。 現在の⽣産規模、価格感にフィットした樹脂
製プレートの量産受注に注⼒する。
2018年11⽉に、バージョンアップ型の樹脂 樹脂製プレートのさらなる品質向上、コスト
製プレートが完成し、その後、品質の安定 ダウン、⽣産規模の拡⼤を指向した研究を継
と歩留まりの向上を⽬的とした量産試作段 続する。
製造・研究⾯ 階に進んだ。 ニーズの⾼い樹脂製プレートの⼤型化研究に
その結果、2019年5⽉に⽉産3,000枚規模の 取り組む。
受注に対応する体制ができた。 根強いニーズのあるガラス製プレートの製法
技術開発を継続する。
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4-3.樹脂製ASKA3Dプレートについて
2019年5⽉第1段階の量産体制を確⽴。現在の⽉産3,000枚規模から⽐較的容易に⽉産
10,000枚規模への増産は可能。基本サイズは200mm×200mm。
現状
基本は受注⽣産を指向するが、⼀定規模は継続⽣産し、さらなる品質の向上や量産化開発に
取り組んでいる。
2018年11⽉のバージョンアップより本格的にサンプル販売を進め、現在国内外250社近く
にサンプル販売してきた。
営業状況
量産化以降、⼤きなロットを要望される案件が多い中、現状にフィットした量産案件受注に
向けてターゲットを絞って取り組んでいる。
サンプルと異なり量産による組込製品化案件は、メーカー様側で、製品設計や⽣産、コン
テンツ開発、マーケティングなどの段取りが必要であり、相応の時間を要するのが実情。
また、まだ世の中に実績のないデバイスだけに慎重な姿勢も⾒られる。
これからの営業の取組み そのような状況の中、2020年4⽉期では量産第1号案件を少しでも早く受注し、他の需要
を喚起していきたい。
並⾏して、展⽰会などをフックに、サンプル販売は加速させていく。
サンプル供給を⾏いつつ、結像品質の向上、コスト削減への取組
は⽣産を⾏いながら進めていく。
これからの⽣産・開発の
さらなる規模の量産化技術の研究、ニーズのある⼤型サイズの開
取組み
発を重点課題に取り組んでいく。
バージョンアップ型の樹脂製プレート
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5.2020年4⽉期 ⽅針と⾒通し
Achievement prospect
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エアリアル
イメージング事業
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サービス事業
5-1. 2020年4⽉期 各事業の取組み
サポートチームによる既存客への提案機能を強化し、営業チームが新規顧客獲得に注⼒してい
メモリアル く。
デザイン 葬儀社向けITサービス「tsunagoo」の展開を加速させる。
サービス事業 顧客とのネットツール「アスカクラウド」の普及や、AI研究を継続し、業務効率向上を実現さ
せる。
新製品投⼊を継続し、確実なシェアアップを図る。
フォトグラファー向けデータ納品システムをリリースし、その普及に努め
B to B る。
等⾝⼤フォトによる⼦ども写真市場やペット分野へアプローチする。また、
建築写真ルートの拡販、ママフォトグラファーへのリーチも強化。
パーソナル
パブリッシング OEM部⾨を強化し、⽣産拠点の移転および⽣産設備を増強する。
サービス事業 既存OEM先との関係強化とともに、新規先へのアプローチも進める。
MyBookシリーズに新製品を投⼊する。
B to C
UI,UXをより意識した写真集発注ソフト「MyBookEditor」の改善。
CP+への出展やネットを中⼼とした効果的な広告、各種キャンペーンによ
る拡販。
現状の⽣産規模や価格感にフィットした樹脂製量産案件の獲得を実現する。
マーケティング サイネージ⽤途のガラス製プレートの着実な販売。
国内外の展⽰会出展、およびその確実なフォローの実施。
エアリアル
製造 樹脂製プレートの量産実現および⽣産拡⼤のための施策と品質管理体制の
イメージング事業 構築。
樹脂製では低コスト化およびさらなる品質向上を図り、⼤型化も研究する。
研究
ガラス製プレートの⽣産能⼒強化の研究も継続する。
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サービス事業 3
パーソナル
パブリッシング 4
エアリアル
イメージング事業
5 2020年4⽉期
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サービス事業
5-2.設備投資/研究開発等計画
2020年4⽉期の設備投資(含むソフト・建物)は約625百万円予定
エアリアルイメーシング事業の研究開発等は約110百万円予定
ガラス製・樹脂製ASKA3Dプレート量産開発・改良開発…約50百
エアリアルイメージング事業の研究開発 万円
投資は約110百万円を予定 樹脂製ASKA3Dプレート⼤型化研究…約10百万円
(特許権償却、研究⼈件費、特許関連費
⽤を含む) 特許関連費⽤…約30百万円 など
※全て会計上は費⽤処理予定
本社隣地建物建設最終代⾦(本年6⽉)…約130百万円
本社隣地の建物建設(最終精算⾦)
本社隣地建物内部追加⼯事など…約50百万円
印刷設備追加および最新機更新…約150百万円
写真関連⽣産設備(印刷・梱包など)
梱包関連設備…約50百万円
各種写真集関連ソフトウェア・受注シス 写真集発注ソフトウェアや受注システム機能強化、新サービス開発
テムの開発・機能強化 など…約80百万円
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エアリアル
イメージング事業
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5-3.業績⾒通しのポイント
メモリアルデザインサービス事業は、新規獲得の挽回による遺影写真加⼯収⼊の着実な積
み上げ、額や葬儀演出ツールの伸⻑により、増収計画。
パーソナルパブリッシングサービス事業は、OEMが引き続き成⻑を牽引。
売 上
エアリアルイメージング事業は、ガラス製では海外を含め、サイネージ向けに単価のよい
⼤型サイズを着実に販売。樹脂製プレートはサンプルの拡販を進めるとともに、⽣産規模
にフィットした量産受注に注⼒する。なお量産案件は数値に織り込んでいない。
メモリアルデザインサービス事業は、品質維持のための⼈件費上昇を受容しつつも、⽣産
効率を上げ、増益を計画。
パーソナルパブリッシングサービス事業ついては、OEM部⾨を中⼼に設備の移転費⽤や
⽣産設備の増強、最新印刷機の導⼊・新社屋の稼働により償却費が増加し、また、材料費
利 益 や⼈件費、送料負担の増加も⾒込まれ、減益を計画。
エアリアルイメージング事業は、開発費や特許関連費⽤を増強。また、3か所での海外展
⽰会、3か所の国内展⽰会への出展を計画し、量産案件の受注に努める。
以上により、経常利益ベースで5.1%の減益となる⾒込み。
配当政策 来期の配当⾒込は、10.00円(配当性向30%⽬安)
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5-4.業績⾒通し(前年⽐較)
単位:百万円(1株あたりの当期純利益・年間配当を除く)
2019年4⽉期 2020年4⽉期 前年⽐
売上⾼ 6,295 6,738 +7.0%
メモリアルデザインサービス事業 2,538 2,622 +3.3%
パーソナルパブリッシングサービス事業 3,619 3,916 +8.2%
エアリアルイメージング事業(内部売上消去後) 137 200 +46.0%
営業利益 868 824 △5.1%
経常利益 873 829 △5.1%
当期純利益 598 545 △9.0%
1株当たり当期純利益(円) 35.57 32.36 △9.0%
1株当たり年間配当(円) 11.00 10.00 △1.0円
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6.中期展望
Medium-term outlook
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6-1.中期⽅針
メモリアルデザイン パーソナルパブリッシング エアリアル
サービス事業 サービス事業 イメージング事業
新たな挑戦
安定成⻑の持続 成⻑ドライバーとして 新市場の創造に
+
新市場の開拓を模索 の位置付けを継続 チャレンジ
1 既存事業の安定成⻑と新規事業のチャレンジをバランスよく実現
2 ⾃社ブランドの拡⼤を重視+業務提携で補完
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3 ⾃らが市場サービスを創造し、トップランナーとしての地位を持続する
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4 将来のための先⾏投資時期と収益の獲得時期にメリハリをつける
5 ベンチャー企業との資本・業務提携により新たな成⻑機会を創出する
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株式会社アスカネット Asukanet Co.,Ltd 証券コード 2438
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