2438 M-アスカネット 2020-06-09 15:00:00
エアリアルイメージング事業部 技術開発センター設立について [pdf]

                                               2020 年6月9日
各    位
                                広島市安佐南区祇園3丁目 28 番 14 号
                                株 式 会 社 ア ス カ ネ ッ ト
                                代表取締役社長兼COO      松尾 雄司
                                   (コード番号:2438 東証マザーズ)
                                問合せ先:専務取締役CFO 功野 顕也
                                電 話番号 : 082 (8 50) 1200



                エアリアルイメージング事業部
                技術開発センター設立について


 当社はエアリアルイメージング事業において、技術開発センター(神奈川県相模原市)を設立し、
主にガラス製の空中結像を可能にするプレート(以下、ASKA3D プレートといいます)に関する量産技
術の内製化および生産体制の確立を目指してまいります。


1.これまでの課題について
     ASKA3D プレートの量産技術の確立はこの事業の重点課題であり、ガラス製につきましては、結像
    品質が高く、大型化も可能なことから、サイネージ用途に高単価での需要が見込めておりますが、
    現状は生産能力が弱く、また、生産コストも想定より高いため、ビジネスチャンスを逃すこともあ
    りました。また、量産技術が内製できていないことや、生産設備を保有していないことから、品質
    の向上や製法の改善等にスピード感をもって対応することが難しい状況でした。


2.技術開発センターの目的と体制について
     主にガラス製をターゲットに、より高品質で効率的な量産技術の内製化と初期量産体制の確立を
    目的として、生産工程それぞれに技術を要する専門人員を採用し、生産設備を整えた技術開発セン
    ターを設立することとし、本年6月下旬より稼働いたします。
     立ち上げ時は、専門人員6名体制とし、ASKA3D プレートの生産に適したカスタマイズを加えた生
    産設備一式を整えた拠点となります。開発・試作段階を経て、製品品質を上げ、品質の安定を実現
    したのち、初期量産段階へと進めてまいります。


3.2021 年4月期の業績に与える影響について
     2021 年4月期の設備投資としては、電気設備等工事関連に約 40 百万円、生産設備関連に約 70 百
    万円を計画しております。2021 年4月期は開発・試作段階と位置付け、人件費、試作費、上記設備
    投資の減価償却費を含め、今期の運営費用は約 140 百万円と計画し、本日発表いたしました 2021 年
 4月期の業績予想には研究開発費として織り込んでおります。


4. 今後の見通し
  2021 年4月期は開発・試作段階と位置付けておりますが、スピード感をもった試作を繰り返すこ
 とによって、少しでも早く生産体制を確立することを目指します。




                                            以   上