2437 J-シンワワイズ 2020-01-10 15:30:00
2020年5月期第2四半期連結累計期間の連結業績予想値と実績値との差異に関するお知らせ [pdf]

                                                                    2020 年1月 10 日
 各       位
                                            会 社 名  Shinwa Wise Holdings 株式会社
                                            代表者名   代表取締役社長          羽佐田 信治
                                            (JASDAQ・コード2437)
                                            問合せ先   執行役員 経理部長 益戸 佳治
                                            電話番号   03-5537-8024
                                                   ( http://www.shinwa-wise.com )

 2020 年5月期第2四半期連結累計期間の連結業績予想値と実績値との差異に関するお知らせ


 2019 年7月 12 日に公表しました 2020 年5月期第2四半期連結累計期間(2019 年6月1日~2019
年 11 月 30 日)の連結業績予想値と、本日公表の実績値に差異が生じましたので、下記のとおりお知
らせいたします。
                                        記

1.連結業績予想値と実績値の差異について

 2020 年5月期第2四半期(累計)連結業績予想値との差異
 (2019 年6月1日~2019 年 11 月 30 日)                                   (単位:百万円)
                                                                 親会社株
                                                                 主に帰属   1 株当たり
                                売上高         営業利益      経常利益
                                                                 する四半  四半期純利益
                                                                 期純利益
                                                                            円 銭
前    回   発       表   予   想(A)   1,148         △58        △69       △68
                                                                           △10.32
実            績           値(B)   1,151        △130       △141       △109       △16.25

増        減           額(B-A)        2          △72        △72       △41

増            減           率(%)     0.2        -          -          -
(ご参考)前期第2四半期実績
(2019 年5月期第2四半期)                1,962            50         31      △10        △1.57

  <差異の理由>
 セグメント別では、オークション関連事業は、売上高 1,082 百万円、営業損失 63 百万円、エネルギ
ー関連事業は、売上高 65 百万円、営業損失 18 百万円、その他全社費用 48 百万円をセグメント損失調
整額として計上しております。
 オークション関連事業では、これまで主力の近代美術オークションで取り扱っていた作品のうち、
相場全体の下落によって主に低価格帯を取り扱う近代美術 PartⅡオークションの価格帯まで下落して
いるものが多く、結果として近代美術 PartⅡオークションでの取り扱い作品が急速に増えており、同
オークションの当第2四半期連結累計期間は、取扱高、売上高ともに前年同期間の約2倍の実績値と
なっている状況であります。このような中、当社が得意とする高額な良品の流通は市場全体で極めて
少なく、オークションへの出品誘致が難しくなっており、大幅な取扱高の減少となりました。また高
額ダイヤモンド販売事業は、消費税率引上げの影響を受け、9月には駆け込み需要があったものの 10
月以降はその反動で伸び悩みました。
 他方、昨年から本格的に手がけている画廊事業では、Shinwa Prive の画廊スペースを設け、お客様
のニーズにきめ細やかに対応できる体制の整備が売り上げの増加に結びついており、在庫商品の大型
案件の成約もあって取扱高、売上高ともに順調に推移しております。
 これらにより、オークション関連事業全体の売上構成では、売上高に占める手数料収入の割合が減
少した半面、在庫商品の取り扱いが増加したため、同時に売上原価も増加しており、売上高は、ほぼ
当初計画値通りとしながらも、売上原価の上昇により、結果として利益面では計画未達となりました。
 また、当社グループでは、商品を在庫として取得した後、リスク管理の一環として在庫商品による
将来の不確定な損失の発生に備えるために、一定期間を経過する毎に内規に従って評価減を行ってお
ります。これまで在庫商品の取り扱いにより多額の損失が発生したことはありませんが、保守的な観
点から、予め定めた基準に従って商品原価を積み増しし、簿価の引き下げを定期的に行っているもの
であります。従いまして、実際の在庫商品の評価額は、引き下げられた簿価とは必ずしも一致するも
のではなく、また、この評価減により直ちに資本流出が発生するものではありません。当社グループ
では、これまでも積極的に在庫商品の取得を行ってきており、収益にも大きく貢献してきましたが、
当連結会計年度も内規に基づき実施しており、当第2四半期連結累計期間においては 62 百万円の評価
減の積み増しを実施することにより、結果的に利益を大きく圧迫することとなりました。これらのオ
ークション関連事業の不足分及び在庫商品の評価減による積み増し分に充てる収益の捻出策として、
2020 年2月以降開催のオークションで挽回するべく作品募集に鋭意努力すると共に、精力的に多くの
プライベートセール案件に取り組みましたが、プライベートセールの成約案件の中には、下半期にず
れ込んだものもありました。
 エネルギー関連事業では、マレーシアにおける PKS 事業において収益構造の見直しと販売先の新規
開拓に引き続き取り組んでおり、結果として赤字要因の解消に向けての販売費及び一般管理費の見直
しの効果は着実に出ております。当第2四半期連結累計期間の売上実績はありませんでしたが、PKS
の販売出荷は下半期に当初の計画として織り込んでおります。
 なお、今後につきましては、オークション関連事業においては「近代美術から戦後・現代美術への
シフト」の取り組みは着実に成果を上げており、下半期も引き続き事業ポートフォリオの早期転換の
実現に鋭意取り組み、戦後・現代美術の分野の作品を精力的に取り扱ってまいります。また、当初予
算に組み込んでいない一定量のプライベートセールの取り扱いにより下半期での取り戻しが可能であ
ると考えます。従いまして、通期の業績予想につきましては、前回公表値を据え置くものとします。




※上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の
 業績は今後様々な要因によって予想値と異なる結果となる可能性があることにご留意ください。
                                            以   上