2433 博報堂DY 2020-02-17 11:30:00
2020年3月期 第3四半期 決算説明会資料 質疑応答要旨 [pdf]

             2020年 3 月期 第 3 四半期 連結決算説明会
                       質疑応答要旨

開催日;2020 年 2 月 10 日(月)16 時~17 時
当社出席者:執行役員 禿河 毅、IR グループマネージャー     吉野 敦
       IR グループ 八木 聡、多田 健


【実績について】
Q: 売上総利益率はこれまでも継続的に上がってきているが、この第 3 四半期においては国内/海外
共にさらに上がっている。その要因と今後の継続性について教えてほしい。
A: 国内においては、主要な広告会社のフロントラインが営業利益を重視した活動を行っている結
果が売上総利益率の押上げにつながっており、 収益性は着実に継続的に高まっていると考えている。
また、海外については、昨年度第 4 四半期には売上計上基準を変更した会社の影響もあるため、通
期では寄与しない。

【今期の業績見通しと市場概況について】
Q: (通期業績の見通し修正を今回行っていないので)第 4 四半期の見通しは通期見通しから累計実
績を差し引いたものと捉えているが、第 4 四半期の売上高ハードルは高くなっているのではないか。
足元の広告需要に加え、新型肺炎などのリスク要因についてどのような見方をしているのか教えてほ
しい。
A: 差し引きした第 4 四半期について売上高のハードルが高いのは事実だが、通期で見れば予想と
の差はそれほど大きくないと認識している。   足元 1-2 月は強いとは言えず、 月についてはまだ正
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確な予測は難しいが、五輪関連業務等での上積み要素はあると見ている。また、リスク要因として
の直近の新型肺炎に関する影響額はまだ読み切れていない。      (現時点で国内において大型のキャン
ペーン中止などの話は聞こえてきてはいない)

Q: 販管費は、第 3 四半期まで 7~8%のペースで増加してきているが、第 4 四半期はほとんど増え
ない見通しとなっている。第 4 四半期では何か特殊要因などがあるのか。また、コストコントロール
の考え方についてもお聞かせ願いたい。
A: 大きな特殊要因は想定していない。費用のコントロールについては、トップラインの動向を見
ながら費用の投下タイミングを測ることと、賞与等の人件費の調整を中心に行う予定である。

【来期の業績見通しと市場概況について】
Q: 来期は東京五輪も開催されるが、国内広告市場をどのように見ているか。また、インターネット
広告市場の見方についてもお聞かせ願いたい。
A: 五輪による広告需要の押上げ効果は確実にあり、また反動も出てくるであろうが、年度トータ
ルではプラスになると見ている。
インターネット広告市場においては、短期的にはクライアント毎に差は見られるものの、総じて出
稿意欲には大きな変化はなく、中期的には引き続き高い成長を期待できる状況に変わりがないと認
識している。

Q: 来期は中期経営計画 2 年目となるが、あらためて販管費の考え方についてお聞かせ願いたい。
A: 来期の予算編成はこれからであり、戦略的費用を含む具体的な販管費の水準については今後検
討することとなるが、基本的には計画で掲げている通り、来年度までは投資に重点を置くフェーズ
になる。

                                                以上


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