2433 博報堂DY 2021-11-11 15:00:00
2022年3月期 第2四半期決算短信[日本基準](連結)の公表について [pdf]
2021 年 11 月 11 日
各 位
会社名 株式会社 博報堂DYホールディングス
代表者名 代表取締役社長 水 島 正 幸
(コード番号 2433 東証第一部)
問合せ先 IRグループマネージャー 吉 野 敦
(TEL 03-6441-9033)
2022 年 3 月期 第 2 四半期決算短信〔日本基準〕
(連結)の公表について
当社は本日開催の取締役会において 2022 年 3 月期第 2 四半期の連結決算を承認し、決算短信を公表いたしま
した。主な内容は以下の通りです。
なお、2022 年3月期第1四半期の期首より、
「収益認識に関する会計基準」
(企業会計基準第 29 号 2020 年3月
31 日)等(以下、収益認識基準)を適用しており、遡及適用後の数値で前年同期比較を行っております。以下に
おける「収益」は収益認識基準適用後の数値であります。また「売上高」は従前の会計基準に基づくものであり、
財務諸表利用者にとって有用であると考えていることから、収益認識基準に準拠してはいないものの、自主的に開
示しております。
記
1.連結損益計算書(2021 年 4 月 1 日~2021 年 9 月 30 日)
(単位:百万円)
2021年3月期 2022年3月期 前年同期比
第2四半期 第2四半期 増減額 (%)
売上高 534,065 661,373 127,308 23.8%
収益 287,860 370,902 83,042 28.8%
売上総利益 129,695 166,629 36,934 28.5%
(売上総利益率) (24.3%) (25.2%) (+0.9%)
販売費及び一般管理費 127,894 138,380 10,485 8.2%
営業利益 1,800 28,249 26,449 -
(オペレーティング・マージン) (1.4%) (17.0%) (+15.6%)
営業外収益 2,540 2,355 △ 184 -7.3%
営業外費用 628 706 78 12.5%
経常利益 3,712 29,898 26,185 705.4%
特別利益 149 367 217 145.1%
特別損失 655 421 △ 234 -35.7%
税金等調整前四半期純利益 3,206 29,844 26,637 830.8%
親会社株主に帰属する四半期純利益 △ 3,433 14,557 17,990 -
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当第2四半期連結累計期間(2021 年4月1日~2021 年9月 30 日、以下「当第2四半期」)における日本経済
は、景気持ち直しの動きが継続しているものの、デルタ株の感染拡大に伴う緊急事態宣言長期化の影響や、サプ
ライチェーンの停滞に伴う生産や輸出の回復鈍化もあり、力強さを欠く動きとなりました。国内広告市場(注
1)については、テレビやインターネットメディア種目を中心に強い伸びが見られ、2021 年7月から8月にか
けては、広告市場全体でコロナ禍前を上回る水準となるなど、回復基調が継続しております。また、海外経済、
広告市場についても、地域によってバラつきはありますが総じて持ち直しの動きがみられております。
このような環境下、当社グループは、コロナ禍への対応に配慮しつつも、積極的な事業展開を継続してまいり
ました。この結果、売上高は 6,613 億 73 百万円(前年同期比 23.8%の増収)
、収益は 3,709 億 2 百万円(同
28.8%の増収)と大きく前年同期を上回りました。
当第2四半期の売上高を種目別に見ますと、雑誌を除く全ての種目で前年同期実績を上回りました。マーケテ
ィング/プロモーション及びインターネットメディアが高い伸びとなったほか、テレビ、クリエイティブも力強
い回復となりました。
また、売上高を得意先業種別に見ますと、全ての業種で前年を上回ることとなりました。
「情報・通信」
、
「交通・レジャー」「飲料・嗜好品」「官公庁・団体」で前年同期を大きく上回っております。
、 、 (注2)
売上総利益に関しても、1,666 億 29 百万円(同 28.5%増加)と前年同期より 369 億 34 百万円の増加となりま
した。なお、このうち国内事業については 1,310 億 64 百万円と 29.2%の増益、海外事業については北米や中華
圏における回復基調に加えて連結範囲の拡大もあり、372 億 10 百万円と 26.3%の増益となりました。また、販
売費及び一般管理費において、中期的な成長を見据えた戦略費の投下や連結範囲の拡大による費用の増加があっ
たものの、費用構造改革の取り組みを始めるとともに活動費の抑制等費用コントロールを進めた結果、営業利益
は 282 億 49 百万円(同 1,468.9%増加)
、経常利益は 298 億 98 百万円(同 705.4%増加)と、いずれも大幅な増
益となりました。
これに特別利益3億 67 百万円及び特別損失4億 21 百万円を加味した税金等調整前四半期純利益は 298 億
44 百万円(同 830.8%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は 145 億 57 百万円(前年同期は 34 億 33 百万円
の純損失)と、前年同期より大幅な回復となりました。
(注1)
「特定サービス産業動態統計調査」
(経済産業省)によります。
(注2)当社の社内管理上の区分と集計によります。
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2.連結貸借対照表 (2021 年 9 月 30 日現在)
(単位:百万円)
2021年3月末 2021年9月末 前期末比
金額 構成比 金額 構成比 増減額 (%)
流動資産 626,731 66.6% 639,873 65.6% 13,141 2.1%
固定資産 314,372 33.4% 334,862 34.4% 20,490 6.5%
資産合計 941,103 100.0% 974,736 100.0% 33,632 3.6%
流動負債 416,338 44.2% 404,464 41.5% △ 11,874 -2.9%
固定負債 162,625 17.3% 177,206 18.2% 14,580 9.0%
負債合計 578,964 61.5% 581,670 59.7% 2,706 0.5%
株主資本 276,197 29.3% 284,394 29.2% 8,196 3.0%
その他の包括利益累計額 54,228 5.8% 75,168 7.7% 20,939 38.6%
新株予約権 247 0.0% 270 0.0% 23 9.7%
非支配株主持分 31,466 3.3% 33,232 3.4% 1,765 5.6%
純資産合計 362,139 38.5% 393,065 40.3% 30,925 8.5%
負債純資産合計 941,103 100.0% 974,736 100.0% 33,632 3.6%
3.2022 年 3 月期の業績予想及び配当金予想
(単位:百万円)
2021年3月期 2022年3月期 前年同期比
実績 予想 増減額 (%)
売上高 1,297,947 1,480,000 182,052 14.0%
収益 714,560 810,000 95,439 13.4%
営業利益 45,033 60,000 14,966 33.2%
経常利益 49,594 63,000 13,405 27.0%
親会社株主に帰属する当期純利益 26,479 35,000 8,520 32.2%
1株当たり配当金 30.0円 30.0円 0.0円
(通期業績予想について)
下期の広告需要は、サプライチェーン混乱による影響や新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念等により不
透明感が拭えない状況ではありますが、足元は堅調に推移すると思われます。
そのような市場環境を前提にトップラインの予想を見直すとともに、売上総利益率が当初想定を上回っている
ことも考慮し、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の予想を上記の通り上方修正いたしま
す。
(注)業績予想につきましては、当社が現時点で合理的と判断する一定の条件に基づき作成しており、実際の
業績は、今後様々な要因によって大きく異なる結果となる可能性があります。
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(配当金予想について)
当社は、安定かつ継続して配当を実施することを基本としながら、資金需要の状況、業績の動向及び内部留保
の充実等を総合的に勘案の上配当金額を決定することとしております。
当期の中間配当につきましては、安定配当の観点から1株当たり 15 円といたします。
また、期末の配当金予想を同じく1株当たり 15 円、年間合計で前年同額の1株当たり 30 円といたします。
以 上
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