2413 エムスリー 2019-01-25 15:00:00
2019年3月期 第3四半期決算短信 [IFRS](連結) [pdf]
2019年3月期 第3四半期決算短信 [IFRS](連結)
2019年1月25日
上場会社名 エムスリー株式会社 上場取引所 東
コード番号 2413 URL http://corporate.m3.com/
代表者 (役職名) 代表取締役 (氏名)谷村 格
問合せ先責任者 (役職名) 取締役 (氏名)辻 高宏 (TEL) 03-6229-8900
四半期報告書提出予定日 2019年2月8日 配当支払開始予定日 ―
四半期決算補足説明資料作成の有無 :有
四半期決算説明会開催の有無 :無
(百万円未満四捨五入)
1.2019年3月期第3四半期の連結業績(2018年4月1日~2018年12月31日)
(1) 連結経営成績(累計) (%表示は、対前年同四半期増減率)
親会社の所有者
売上収益 営業利益 税引前利益 四半期利益 に帰属する 四半期包括利益
四半期利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
2019年3月期第3四半期 83,674 22.0 22,958 11.5 23,109 11.6 15,976 11.9 14,574 8.9 15,809 2.2
2018年3月期第3四半期 68,560 21.8 20,592 - 20,698 - 14,281 - 13,388 - 15,469 31.0
基本的1株当たり 希薄化後1株当たり
四半期利益 四半期利益
円 銭 円 銭
2019年3月期第3四半期 22.50 22.49
2018年3月期第3四半期 20.67 20.66
(注)1 2019年3月期第1四半期より、IFRS第9号(金融商品)の規定を適用しており、2018年3月期第1四半期に遡
って修正再表示を行っています。そのため、2018年3月期第3四半期の対前年同四半期増減率は記載しており
ません。
2 当社は、2018年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っています。前連結会計年度の期
首に当該株式分割が行われたと仮定し、「基本的1株当たり四半期利益」及び「希薄化後1株当たり四半期利
益」を算定しています。
(2) 連結財政状態
親会社の所有者に 親会社所有者 1株当たり親会社
資産合計 資本合計 帰属する持分 帰属持分比率 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
2019年3月期第3四半期 126,568 96,513 93,455 73.8 143.86
2018年3月期 116,441 85,167 82,484 70.8 126.97
2.配当の状況
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
2018年3月期 ― 0.00 ― 11.00 11.00
2019年3月期 ― 0.00 ―
2019年3月期(予想) ― ―
(注)1 直近に公表されている配当予想からの修正の有無:無
2 当社は、2018年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っています。2018年3月期につい
ては当該株式分割前の実際の配当金の額を記載しています。
3 現時点において、2019年3月期の配当予想額は未定です。今後の資金需要動向とキャッシュ・フローの状況と
を勘案し、株主配当の水準を決定する予定です。
3.2019年3月期の連結業績予想(2018年4月1日~2019年3月31日)
(%表示は、対前期増減率)
親会社の所有者に 基本的1株当た
売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益
帰属する当期利益 り当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
通期 113,350 20.0 31,720 15.4 31,700 15.4 22,220 15.6 20,960 15.6 32.36
(注)1 直近に公表されている業績予想からの修正の有無:無
2 基本的1株当たり予想当期利益については、2019年3月期第3四半期期中平均株式数647,788,600株に基づい
て算出しています。
※ 注記事項
(1) 当四半期連結累計期間における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動):有
新規 1社 (社名)株式会社ワイズ
(2) 会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更:有
② ①以外の会計方針の変更 :無
③ 会計上の見積りの変更 :無
※ 詳細は、添付資料P.11「(8) 要約四半期連結財務諸表注記 4 会計方針の変更」をご覧ください。
(3) 発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む) 2019年3月期3Q 647,951,800株 2018年3月期 647,795,800株
② 期末自己株式数 2019年3月期3Q 65,002株 2018年3月期 64,800株
③ 期中平均株式数(四半期累計) 2019年3月期3Q 647,788,600株 2018年3月期3Q 647,580,296株
※ 当社は、2018年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っています。前連結会計年度の期首
に当該株式分割が行われたと仮定し、「期末発行済株式数」、「期末自己株式数」及び「期中平均株式数」を算
定しています。
※ 四半期決算短信は公認会計士又は監査法人の四半期レビューの対象外です。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
(将来に関する記述等についてのご注意)
本資料に記載されている業績見通し等の将来に関する事項は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断
する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。また、実際の業績等は
様々な要因により大きく異なる可能性があります。
(四半期決算補足説明資料)
四半期決算補足説明資料は、2019年1月25日(金)に当社ホームページに掲載いたします。
エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
○添付資料の目次
1.当四半期決算に関する定性的情報 …………………………………………………………………………………… 1
(1) 経営成績に関する説明 ……………………………………………………………………………………………… 1
(2) 財政状態に関する説明 ……………………………………………………………………………………………… 3
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記 ……………………………………………………………………………… 4
(1) 要約四半期連結財政状態計算書 …………………………………………………………………………………… 4
(2) 要約四半期連結損益計算書 ………………………………………………………………………………………… 6
(3) 要約四半期連結包括利益計算書 …………………………………………………………………………………… 8
(4) 要約四半期連結持分変動計算書 …………………………………………………………………………………… 9
(5) 要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書 ……………………………………………………………………… 10
(6) 継続企業の前提に関する注記 ……………………………………………………………………………………… 11
(7) 株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記 ……………………………………………………………… 11
(8) 要約四半期連結財務諸表注記 ……………………………………………………………………………………… 11
1 報告企業 …………………………………………………………………………………………………………… 11
2 作成の基礎 ………………………………………………………………………………………………………… 11
3 重要な会計方針 …………………………………………………………………………………………………… 11
4 会計方針の変更 …………………………………………………………………………………………………… 11
5 重要な会計上の見積り及び判断 ………………………………………………………………………………… 14
6 セグメント情報 …………………………………………………………………………………………………… 14
7 企業結合 …………………………………………………………………………………………………………… 17
8 のれん ……………………………………………………………………………………………………………… 17
9 資本及びその他の資本項目 ……………………………………………………………………………………… 18
10 金融商品の公正価値 ……………………………………………………………………………………………… 18
11 配当金 ……………………………………………………………………………………………………………… 20
12 売上収益 …………………………………………………………………………………………………………… 21
13 1株当たり利益 …………………………………………………………………………………………………… 22
14 後発事象 …………………………………………………………………………………………………………… 22
15 要約四半期連結財務諸表の承認 ………………………………………………………………………………… 22
エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
1.当四半期決算に関する定性的情報
(1) 経営成績に関する説明
国内においては、医師会員27万人以上が利用する医療従事者専門サイト「m3.com」を中心に様々なサービスの展開
をしています。
メディカルプラットフォームにおいては、「m3.com」のプラットフォーム上で会員医師が主体的、継続的に高頻度
で情報を受け取れる「MR君」ファミリーの各種サービスに加え、会員医療従事者を対象とした調査サービス、会員へ
医療情報以外のライフサポート情報を提供する「QOL君」等の一般企業向けマーケティング支援サービス等、顧客の
意図や用途により選べるサービスメニューを提供しています。また、次世代MR「メディカルマーケター」の提供、医
療系広告代理店等の事業を、グループ各社を通じて展開しています。
エビデンスソリューションでは、治験に参加する施設・対象患者を発見する治験支援サービス「治験君」を核に、
大規模臨床研究支援サービス、治験業務の支援を行うCRO、治験実施医療機関において治験業務全般の管理・運営を
支援するSMO等の事業を、グループ各社を通じて展開しています。2018年10月には、国内でSMO事業を展開する株式会
社アルメックを子会社化しました。
キャリアソリューションでは、エムスリーキャリア株式会社において、医師、薬剤師向けの求人求職支援サービス
の展開を進めています。
さらに、一般の方々からの健康や疾病に関する質問に「m3.com」登録医師が回答する「AskDoctors」
(http://www.AskDoctors.jp/)等のコンシューマ向けサービスに加え、医療福祉系国家試験の対策等の事業を行う
株式会社テコムにおいてもサービス展開を進めています。
2019年1月にはLINE株式会社とオンライン医療事業を目的とした共同出資の新会社「LINE ヘルスケア株式会社」
を設立し、持分法適用関連会社としました。
海外においては、米国で、医療従事者向けウェブサイト「MDLinx」を運営し、この会員基盤を活かした製薬会社向
けサービスの他、医師向けの転職支援サービスや治験支援サービスも展開しています。欧州では、英国で医師向けウ
ェブサイト「Doctors.net.uk」において製薬会社向けサービスの展開を進める他、フランス、ドイツ、スペインで
Vidal Groupを通じて医薬品情報データベースの提供を行っています。中国では、医療従事者向けウェブサイトに登
録する医師会員数は250万人を超え、順調に拡大しています。インドにおいても合弁事業を開始しています。
また、日本、米国、欧州、中国、韓国をはじめ、当社グループが世界中で運営する医療従事者向けウェブサイト及
び医師パネルに登録する医師は合計で450万人を超えており、医師パネルを活用したグローバルな調査サービスの提
供も行っています。
当第3四半期連結累計期間の業績は、以下の通りです。
(当期の業績) (単位:百万円)
2018年3月期 2019年3月期 (参考)
第3四半期連結累計期間 第3四半期連結累計期間 2018年3月期
比較増減
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日 (自 2017年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日) 至 2018年3月31日)
売上収益 68,560 83,674 +15,115 +22.0% 94,471
営業利益 20,592 22,958 +2,367 +11.5% 27,486
税引前
20,698 23,109 +2,411 +11.6% 27,472
四半期(当期)利益
四半期(当期)利益 14,281 15,976 +1,696 +11.9% 19,225
※ 2019年3月期第1四半期より、IFRS第9号(金融商品)の規定を適用しており、2018年3月期第1四半期に
遡って修正再表示を行っています。
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(セグメント別業績) (単位:百万円)
2018年3月期 2019年3月期
第3四半期連結累計期間 第3四半期連結累計期間
比較増減
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
メディカル セグメント売上収益 24,408 29,968 +5,560 +22.8%
プラットフォーム セグメント利益 11,617 10,815 △802 △6.9%
エビデンス セグメント売上収益 16,215 17,006 +791 +4.9%
ソリューション セグメント利益 3,824 4,555 +731 +19.1%
キャリア セグメント売上収益 8,156 10,650 +2,495 +30.6%
ソリューション セグメント利益 2,315 3,265 +950 +41.0%
セグメント売上収益 16,870 18,696 +1,826 +10.8%
海外
セグメント利益 2,597 2,697 +100 +3.9%
その他エマージン セグメント売上収益 4,537 9,120 +4,582 +101.0%
グ事業群 セグメント利益 1,057 2,026 +969 +91.6%
セグメント売上収益 (1,627) (1,766) - -
調整額
セグメント利益 (819) (417) - -
企業結合に伴う再測定による利益 - 17 +17 -
売上収益 68,560 83,674 +15,115 +22.0%
合計
営業利益 20,592 22,958 +2,367 +11.5%
※ 2019年3月期第1四半期より、IFRS第9号(金融商品)の規定を適用しており、2018年3月期第1四半期に
遡って修正再表示を行っています。
① メディカルプラットフォーム
既存の各サービスが拡大したことに加え、グループ会社の新規連結の効果もあり、メディカルプラットフォー
ムセグメントの売上収益は、29,968百万円(前年同期比22.8%増)となりました。
売上原価と販売費及び一般管理費の総額は、グループ会社の新規連結に加え、AI事業等の先端医療分野の取り
組みや製薬・医療機器企業向け営業チームの強化等、将来の成長に向けた積極的な先行投資を行った結果、人件
費増加等の要因を中心に、19,398百万円(前年同期比46.3%増)となりました。
以上の結果、メディカルプラットフォームのセグメント利益は10,815百万円(前年同期比6.9%減)となりま
した。
② エビデンスソリューション
株式会社Integrated Development Associatesが連結子会社から外れたものの、CRO事業での治験プロジェクト
は順調に進展し、セグメントの売上収益は17,006百万円(前年同期比4.9%増)となりました。また、オペレー
ションの効率化が進んだことにより収益性が高まり、セグメント利益は4,555百万円(前年同期比19.1%増)と
なりました。治験プロジェクトの需要は引き続き旺盛で受注は順調に推移しています(セグメント合計では260
億円程度のビジネス規模に達する)。
③ キャリアソリューション
医師、薬剤師の転職者数の増加により業容が拡大し、キャリアソリューションセグメントの売上収益は、
10,650百万円(前年同期比30.6%増)となりました。また、人員の採用等、成長のための先行投資による人件費
の増加を吸収し、セグメント利益は3,265百万円(前年同期比41.0%増)となりました。
④ 海外
米国の治験支援会社M3 Wake Research, Inc.の新規連結の影響により、海外セグメントの売上収益は18,696百
万円(前年同期比10.8%増)、セグメント利益は2,697百万円(前年同期比3.9%増)となりました。
⑤ その他エマージング事業群
売上収益は9,120百万円(前年同期比101.0%増)となりました。新規に立ち上げた事業への先行投資等を吸収
して増益になったことに加え、グループ会社の再編成に伴う一時的な利益が出たことにより、その他エマージン
グ事業群の利益は2,026百万円(前年同期比91.6%増)となりました。
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
以上に加え、一部のグループ会社が外形標準課税法人となったため、当第3四半期連結累計期間において、販売費
及び一般管理費が121百万円増加しています。その結果、当第3四半期連結累計期間における当社グループの売上収
益は83,674百万円(前年同期比22.0%増)、営業利益は22,958百万円(前年同期比11.5%増)、税引前四半期利益は
23,109百万円(前年同期比11.6%増)、四半期利益は15,976百万円(前年同期比11.9%増)となりました。
(2) 財政状態に関する説明
(資産、負債及び純資産の状況)
資産合計は、前連結会計年度末比10,127百万円増の126,568百万円となりました。流動資産については、業容拡大
等に伴い営業債権及びその他の債権が6,226百万円増加したこと等により前連結会計年度末比5,223百万円増の58,819
百万円となりました。非流動資産については、新規連結子会社の増加等によりのれんが3,018百万円増加したこと等
により、前連結会計年度末比4,904百万円増の67,749百万円となりました。
負債合計は、前連結会計年度末比1,219百万円減の30,054百万円となりました。流動負債については、法人税等の
支払等により未払法人所得税が1,778百万円減少したこと等により、前連結会計年度末比1,379百万円減の23,176百万
円となりました。非流動負債は、前連結会計年度末比160百万円増の6,878百万円となりました。
資本合計は、前連結会計年度末比11,346百万円増の96,513百万円となりました。親会社の所有者に帰属する四半期
利益14,574百万円を計上した一方、剰余金配当3,563百万円を行ったこと等により利益剰余金が11,019百万円増加し
たこと等によります。なお、当第3四半期連結累計期間において、資本準備金から資本金へ2,000百万円を組み入れ
ています。この影響等により、資本金が2,049百万円増加し、資本剰余金が1,963百万円減少しています。
(キャッシュ・フローの状況)
当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度残高より2,758百万円減少し、
20,974百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、6,560百万円の収入(前年同期比1,982百万円の収入減)となりました。収
入の主な内訳は、税引前四半期利益23,109百万円であり、支出の主な内訳は法人所得税の支払額8,530百万円です。
投資活動によるキャッシュ・フローは、4,284百万円の支出(前年同期比4,360百万円の支出増)となりました。連
結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出2,901百万円が発生しています。
財務活動によるキャッシュ・フローは、親会社の株主への配当金の支払3,352百万円が発生したこと等から、4,993
百万円の支出(前年同期比213百万円の支出増)となりました。
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
2.要約四半期連結財務諸表及び主な注記
(1) 要約四半期連結財政状態計算書
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
注記
(2018年3月31日) (2018年12月31日)
資産
流動資産
現金及び現金同等物 23,732 20,974
営業債権及びその他の債権 24,902 31,128
その他の短期金融資産 1,018 1,195
その他の流動資産 3,944 5,522
流動資産合計 53,596 58,819
非流動資産
有形固定資産 1,553 1,906
のれん 8 38,005 41,023
無形資産 12,767 12,612
持分法で会計処理されている投資 1,350 317
公正価値で測定する金融資産 10 3,858 5,580
その他の長期金融資産 1,898 2,076
繰延税金資産 1,937 1,648
その他の非流動資産 1,477 2,587
非流動資産合計 62,845 67,749
資産合計 116,441 126,568
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
注記
(2018年3月31日) (2018年12月31日)
負債及び資本
負債
流動負債
営業債務及びその他の債務 12,631 12,764
未払法人所得税 5,168 3,389
ポイント引当金 1,408 1,568
その他の短期金融負債 10 60 363
その他の流動負債 11 5,289 5,093
流動負債合計 24,555 23,176
非流動負債
その他の長期金融負債 10 423 133
繰延税金負債 3,474 3,732
その他の非流動負債 2,821 3,013
非流動負債合計 6,718 6,878
負債合計 31,274 30,054
資本
資本金 1,654 3,704
資本剰余金 8,348 6,385
自己株式 △51 △52
その他の資本の構成要素 515 381
利益剰余金 72,018 83,037
親会社の所有者に帰属する持分合計 82,484 93,455
非支配持分 2,684 3,058
資本合計 85,167 96,513
負債及び資本合計 116,441 126,568
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(2) 要約四半期連結損益計算書
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
注記 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
売上収益 12 68,560 83,674
売上原価 △29,211 △36,130
売上総利益 39,349 47,545
販売費及び一般管理費 △19,308 △26,180
持分法による投資損益 12 128
企業結合に伴う再測定による利益 - 17
その他の収益 635 1,537
その他の費用 △97 △88
営業利益 20,592 22,958
金融収益 110 163
金融費用 △4 △13
税引前四半期利益 20,698 23,109
法人所得税費用 △6,417 △7,132
四半期利益 14,281 15,976
以下に帰属する四半期利益
親会社の所有者に帰属 13,388 14,574
非支配持分に帰属 893 1,402
合計 14,281 15,976
(単位:円)
親会社の所有者に帰属する1株当たり四半期
利益
基本的1株当たり四半期利益 13 20.67 22.50
希薄化後1株当たり四半期利益 13 20.66 22.49
- 6 -
エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(第3四半期連結会計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
注記 (自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
売上収益 25,710 30,399
売上原価 △11,030 △13,042
売上総利益 14,680 17,358
販売費及び一般管理費 △6,665 △9,020
持分法による投資損益 25 89
その他の収益 431 691
その他の費用 △42 △34
営業利益 8,429 9,084
金融収益 11 36
金融費用 △2 △4
税引前四半期利益 8,439 9,116
法人所得税費用 △2,187 △2,766
四半期利益 6,252 6,350
以下に帰属する四半期利益
親会社の所有者に帰属 5,990 6,059
非支配持分に帰属 262 291
合計 6,252 6,350
(単位:円)
親会社の所有者に帰属する1株当たり四半期
利益
基本的1株当たり四半期利益 13 9.25 9.35
希薄化後1株当たり四半期利益 13 9.24 9.35
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(3) 要約四半期連結包括利益計算書
(第3四半期連結累計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
注記 (自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
四半期利益 14,281 15,976
その他の包括利益(税引後)
純損益に振り替えられることのない項目
確定給付制度に係る再測定 4 7
公正価値で測定する金融資産の公正価値
376 △227
の純変動
純損益に振り替えられることのない項目合
380 △220
計
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 809 55
持分法適用会社におけるその他の包括利
△0 △3
益に対する持分
純損益に振り替えられる可能性のある項目
808 53
合計
その他の包括利益(税引後)合計 1,189 △167
四半期包括利益合計 15,469 15,809
以下に帰属する四半期包括利益
親会社の所有者に帰属 14,563 14,441
非支配持分に帰属 906 1,368
合計 15,469 15,809
(第3四半期連結会計期間)
(単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
注記 (自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
四半期利益 6,252 6,350
その他の包括利益(税引後)
純損益に振り替えられることのない項目
確定給付制度に係る再測定 4 9
公正価値で測定する金融資産の公正価値
52 △160
の純変動
純損益に振り替えられることのない項目合
56 △151
計
純損益に振り替えられる可能性のある項目
在外営業活動体の換算差額 312 △758
持分法適用会社におけるその他の包括利
0 △4
益に対する持分
純損益に振り替えられる可能性のある項目
312 △762
合計
その他の包括利益(税引後)合計 368 △912
四半期包括利益合計 6,620 5,438
以下に帰属する四半期包括利益
親会社の所有者に帰属 6,305 5,166
非支配持分に帰属 314 272
合計 6,620 5,438
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(4) 要約四半期連結持分変動計算書
前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の 非支配 資本
注記 資本 利益
資本金 自己株式 資本の 合計 持分 合計
剰余金 剰余金
構成要素
2017年4月1日現在 1,587 8,287 △51 1,636 55,605 67,064 2,446 69,510
会計方針の変更 - - - 164 △164 - - -
修正再表示後の残高 1,587 8,287 △51 1,799 55,442 67,064 2,446 69,510
四半期利益 13,388 13,388 893 14,281
その他の包括利益 1,176 1,176 13 1,189
四半期包括利益合計 - - - 1,176 13,388 14,563 906 15,469
所有者との取引額
剰余金の配当 11 △3,238 △3,238 △845 △4,082
支配継続子会社に対
△4 △4 18 14
する持分変動
株式報酬取引による
49 49 13 110 110
増加
その他の資本の構成
要素から利益剰余金 △1,359 1,359 - -
への振替
その他 1 1 1
所有者との取引額合計 49 46 - △1,346 △1,879 △3,130 △826 △3,956
2017年12月31日現在 1,636 8,333 △51 1,629 66,950 78,497 2,526 81,023
当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
親会社の所有者に帰属する持分
その他の 非支配 資本
注記 資本 利益
資本金 自己株式 資本の 合計 持分 合計
剰余金 剰余金
構成要素
2018年4月1日現在 1,654 8,348 △51 515 72,018 82,484 2,684 85,167
四半期利益 14,574 14,574 1,402 15,976
その他の包括利益 △133 △133 △34 △167
四半期包括利益合計 - - - △133 14,574 14,441 1,368 15,809
所有者との取引額
剰余金の配当 11 △3,563 △3,563 △1,049 △4,612
自己株式の取得 △1 △1 △1
支配継続子会社に対
△13 △13 30 18
する持分変動
非支配持分の取得 - 25 25
株式報酬取引による
49 49 7 106 106
増加
資本剰余金から資本
2,000 △2,000 - -
金への振替
その他の資本の構成
要素から利益剰余金 △7 7 - -
への振替
その他 0 0 0
所有者との取引額合計 2,049 △1,963 △1 △1 △3,555 △3,470 △994 △4,463
2018年12月31日現在 3,704 6,385 △52 381 83,037 93,455 3,058 96,513
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(5) 要約四半期連結キャッシュ・フロー計算書
(単位:百万円)
前第3四半期 当第3四半期
連結累計期間 連結累計期間
注記
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
営業活動によるキャッシュ・フロー
税引前四半期利益 20,698 23,109
減価償却費及び償却費 839 1,033
企業結合に伴う再測定による利益 - △17
金融収益 △110 △158
金融費用 4 13
持分法による投資損益(△は益) △12 △128
持分法適用の中止に伴う純損益(△は益) - △731
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産の売却益 - △40
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産の評価損益
△25 △524
(△は益)
営業債権及びその他の債権の増減額(△は増加) △2,319 △5,473
営業債務及びその他の債務の増減額(△は減少) △551 △297
ポイント引当金の増減額(△は減少) 176 154
その他の流動資産の増減額(△は増加) △435 △879
その他 △1,093 △1,002
小計 17,171 15,057
利息及び配当の受取額 52 45
利息の支払額 △3 △12
法人所得税の支払額 △8,677 △8,530
営業活動によるキャッシュ・フロー 8,542 6,560
投資活動によるキャッシュ・フロー
定期預金の預入による支出 △210 △183
定期預金の払戻による収入 102 2
公正価値で測定する金融資産の取得による支出 △511 △36
公正価値で測定する金融資産の売却による収入 1,857 607
有形固定資産の取得による支出 △903 △657
無形資産の取得による支出 △344 △467
敷金・保証金の取得による支出 △17 △244
敷金・保証金の返還による収入 173 9
貸付による支出 △450 △17
貸付金の回収による収入 106 26
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出 △502 △2,901
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による収入 154 -
連結の範囲の変更を伴う子会社株式の売却による収入 1,353 -
持分法投資の取得による支出 △90 △100
事業譲受による支出 △620 △354
その他 △22 32
投資活動によるキャッシュ・フロー 76 △4,284
財務活動によるキャッシュ・フロー
親会社の株主への配当金の支払額 △3,238 △3,352
非支配持分株主への配当金の支払額 △845 △841
短期借入金の返済による支出 △35 △9
長期借入金の返済による支出 △725 △859
自己株式取得による支出 - △1
株式の発行による収入 48 39
その他 14 30
財務活動によるキャッシュ・フロー △4,780 △4,993
現金及び現金同等物の為替変動による影響 5 △41
現金及び現金同等物の増減額(△は減少) 3,843 △2,758
現金及び現金同等物の期首残高 20,095 23,732
現金及び現金同等物の四半期末残高 23,938 20,974
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(6) 継続企業の前提に関する注記
該当事項はありません。
(7) 株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記
該当事項はありません。
(8) 要約四半期連結財務諸表注記
1 報告企業
エムスリー株式会社(以下、「当社」)は、日本国に所在する株式会社です。本要約四半期連結財務諸表は2018
年12月31日を期末日とし、当社及び子会社(以下、「当社グループ」)並びに関連会社に対する当社グループの持
分により構成されています。
当社グループは、主に医療関連サービスとして、国内における医療従事者専門サイト「m3.com」を核としたイン
ターネットとリアルオペレーションを活用した各種マーケティング関連事業を行うメディカルプラットフォーム事
業、治験や大規模臨床研究の支援を行うエビデンスソリューション事業、国内における医療従事者を対象とした人
材サービス事業を行うキャリアソリューション事業、海外において医療従事者専門サイトを活用した医療関連会社
向けマーケティング支援や調査、人材サービス等を行う海外事業等を行っています。
2 作成の基礎
(1) 要約四半期連結財務諸表が国際会計基準に準拠している旨の記載
当社グループの要約四半期連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(1976
年大蔵省令第28号)第1条の2に掲げる「指定国際会計基準特定会社」の要件を満たすことから、「四半期連結
財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(2007年内閣府令第64号)第93条の規定により、国際会計基
準第34号「期中財務報告」に準拠して作成しています。
なお、要約四半期連結財務諸表は、年度の連結財務諸表で要求されている全ての情報を含んでいないため、前
連結会計年度の連結財務諸表と併せて利用されるべきものです。
(2) 測定の基礎
要約四半期連結財務諸表は公正価値で測定する金融商品を除き、取得原価を基礎として作成しています。
(3) 表示通貨及び単位
要約四半期連結財務諸表の表示通貨は、当社グループが営業活動を行う主要な経済環境における通貨(以下、
「機能通貨」)である日本円であり、百万円未満を四捨五入して百万円単位で記載しています。
3 重要な会計方針
本要約四半期連結財務諸表の作成に適用した重要な会計方針は、「注記4 会計方針の変更」に記載の事項を除
き、前連結会計年度の連結財務諸表において適用した会計方針と同一です。
なお、当第3四半期連結累計期間の法人所得税は、見積平均年次実効税率を用いて算定しています。
4 会計方針の変更
第1四半期連結会計期間より、下記の基準を適用しています。
基準書 基準名 新設・改訂の概要
IFRS第9号 金融商品 金融資産の分類及び測定、ヘッジ会計、減損に関する改訂
IFRS第15号 顧客との契約から生じる収益 収益認識に関する包括的なフレームワーク
IFRS第2号 株式に基づく報酬 特定の株式報酬取引の分類及び測定に関する改訂
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(1) IFRS第9号「金融商品」の規定の適用
当社グループは、2018年4月1日を適用開始日として、IFRS第9号「金融商品」を適用しています。
当社グループは、IFRS第9号を遡及適用しており、比較情報の修正再表示を行っています。当該遡及適用によ
る影響額は下記の通りです。
(連結財政状態計算書) (単位:百万円)
前第3四半期連結会計期間 前連結会計年度
(2017年12月31日) (2018年3月31日)
売却可能金融資産の増加(△は減少) △4,050 △3,858
公正価値で測定する金融資産の増加(△は減少) 4,050 3,858
非流動資産合計 - -
資産合計 - -
その他の資本の構成要素の増加(△は減少) 147 33
利益剰余金の増加(△は減少) △147 △33
親会社の所有者に帰属する持分合計 - -
資本合計 - -
(連結損益計算書) (単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 前連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2017年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年3月31日)
その他の収益の増減(△は減少額) △1,906 △2,227
法人所得税費用の増減(△は増加額) 568 670
当期利益(四半期利益)の増減(△は減少額) △1,338 △1,557
親会社の所有者に帰属する当期利益(四半期利益)の増
△1,338 △1,557
減(△は減少額)
親会社の所有者に帰属する1株当たり当期利益 (単位:円)
基本的1株当たり当期利益の増減(△は減少額) △2.07 △2.41
希薄化後1株当たり当期利益の増減(△は減少額) △2.06 △2.41
※ 2018年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っています。前連結会計年度の期首
に当該株式分割が行われたと仮定して基本的1株当たり当期利益及び希薄化後1株当たり当期利益の額
を算定しています。
(連結包括利益計算書) (単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 前連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2017年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年3月31日)
当期利益(四半期利益)の増減(△は減少額) △1,338 △1,557
その他の包括利益(税引後)
純損益に振り替えられることのない項目
公正価値で測定する金融資産の公正価値の純変動の
376 454
増減(△は減少額)
純損益に振り替えられる可能性のある項目
売却可能金融資産の公正価値の純変動(△は減少
962 1,103
額)
その他の包括利益(税引後)の増減(△は減少額) 1,338 1,557
当期包括利益(四半期包括利益)の増減(△は減少額) - -
(連結キャッシュ・フロー計算書) (単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 前連結会計年度
(自 2017年4月1日 (自 2017年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年3月31日)
税引前当期利益(税引前四半期利益)の増減(△は減少
△1,906 △2,227
額)
売却可能金融資産売却益の増減(△は増加額) 1,820 2,306
純損益を通じて公正価値で測定する金融商品の評価損益
△25 △190
(△は益)
その他の増減(△は減少額) 111 111
営業活動によるキャッシュ・フローの増減 - -
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(2) IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」の適用
当社グループは、2018年4月1日を適用開始日として、IFRS第15号「顧客との契約から生じる収益」を適用し
ています。
当社グループは、経過措置に従って遡及適用し、適用開始の累積的影響を適用開始日に認識する方法を採用し
ていますが、本基準の適用開始日における累積的影響額に重要性はありません。
IFRS第15号に基づき、IFRS第9号に基づく利息及び配当収益等を除く顧客との契約について、以下の5ステッ
プを適用することにより収益を認識しています。
ステップ1:顧客との契約を識別する
ステップ2:契約における履行義務を識別する
ステップ3:取引価格を算定する
ステップ4:取引価格を契約における履行義務に配分する
ステップ5:履行義務の充足時に(または充足するにつれて)収益を認識する
当社グループは、「MR君」等のプラットフォーム提供及び広告、調査等の販売、医薬品・医療機器等の営業・
マーケティング支援業務等の受託、CRO等の専門業務サービスの提供、人材紹介サービスの提供等の他、医療機
器及び電子カルテ等の販売事業を主な事業としています。
収益の主要な区分におけるそれぞれの収益認識基準は、以下の通りです。なお、収益は、顧客との契約におい
て約束された対価から、値引き、リベート及び返品等を控除した金額で測定しています。
① 「MR君」等のプラットフォーム提供及び広告販売
当社グループは、「m3.com」等の医療従事者専門サイトを用いて、「MR君」等のコミュニケーションプラッ
トフォームやバナー広告、成果報酬型広告(アフィリエイト広告)、タイアップ広告等の掲載サービスを提供
しています。一定期間、継続してプラットフォームの提供や広告の掲載を行う義務のあるものについては、プ
ラットフォームの利用期間や、広告の掲載期間にわたって、それぞれの収益を認識しています。また、利用料
や広告料金が利用実績等により変動するものについては、プラットフォームの利用者が提供サービスを利用し
た実績に基づき、収益認識しています。
② 調査等の販売
当社グループは、「m3.com」等の医療従事者専門サイトを活用し、医療従事者を対象とした調査レポートや
調査結果データを提供するサービスを行っています。当該売上は、主として当社グループが成果物を提出した
時点で履行義務が充足されると判断していることから、成果物の引渡時点で収益認識しています。
③ 医薬品・医療機器等の営業活動及びマーケティング業務等の受託
当社グループは、独自にMR(Medical Representative:医薬情報担当者)を採用し、製薬会社等から医療機
関に対する医薬品・医療機器等の営業活動やマーケティング業務等の受託を行っています。当該役務提供に係
る収益は、当社グループによる役務提供の進捗に応じて認識しています。
④ 医療機器及び電子カルテ等の販売及びサポート
当社グループは、医療機関向けに医療機器及び電子カルテ等の開発・販売及びサポートを行っています。医
療機器及び電子カルテ等の販売については、医療機関または卸売業者に当該製品を納品し、納品した製品が医
療機関等に検収された時点で履行義務が充足されると判断していることから、当該製品の引渡時点で収益認識
しています。医療機器及び電子カルテ等のサポートについては、契約期間にわたって収益を認識しています。
⑤ エビデンスソリューション事業におけるCRO等の専門業務サービス
当社グループは、臨床開発業務の支援及び大規模臨床研究の支援を行うCRO事業(Contract Research
Organization:医薬品開発業務受託機関)及び治験実施医療機関における治験業務全般の管理・運営支援を行
うSMO事業(Site Management Organization:治験施設支援機関)において、専門業務サービスを提供してい
ます。当該役務提供に係る収益は、当社グループによる役務提供の進捗に応じて認識しています。
⑥ 人材紹介サービス
当社グループは、医療従事者向けの人材紹介や「m3.com CAREER」等への求人広告掲載等を通じて、医師、
薬剤師向けの求人求職支援サービスを提供しています。当該収益は、各取引の実態に応じて、関連する経済的
便益が当社グループに流入する可能性が高いと認められる時点(例えば、紹介した求職者が求人企業に入社し
た日)で認識しています。
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(3) IFRS第2号「株式に基づく報酬」の規定の適用
当社グループは、2018年4月1日を適用開始日として、IFRS第2号「株式に基づく報酬」の規定を適用してい
ます。
当社グループは、経過措置に従って過年度に遡っての修正再表示は行っておりません。また、当該適用に伴う
影響に重要性はありません。
5 重要な会計上の見積り及び判断
要約四半期連結財務諸表の作成において、経営者は、会計方針の適用並びに資産、負債、収益及び費用の報告額
に影響を及ぼす判断、見積り及び仮定の設定を行っています。過去の経験及び利用可能な情報を適切に収集して設
定していますが、会計上の見積りの結果は、実際の結果とは異なる場合があります。
見積り及びその基礎となる仮定は継続して見直されます。会計上の見積りの見直しによる影響は、その見積りを
見直した会計期間と将来の会計期間において認識されます。
要約四半期連結財務諸表で認識した金額に重要な影響を与えうる見積り及び判断は、前連結財務諸表と同様で
す。
6 セグメント情報
(1) 報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取
締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものです。
当社グループでは「メディカルプラットフォーム」、「エビデンスソリューション」、「キャリアソリューショ
ン」及び「海外」の4つを報告セグメントとしています。
「メディカルプラットフォーム」セグメントは、国内における、医療従業者専門サイト「m3.com」を核とした
インターネットとリアルオペレーションを活用した各種マーケティング関連事業を行っています。
「エビデンスソリューション」セグメントは、臨床試験等(治験、大規模臨床研究等)の業務支援事業、治験
実施医療機関における治験業務全般の管理、運営支援事業等を行っています。
「キャリアソリューション」セグメントは、国内における医療従事者を対象とした人材サービス事業を行って
います。
「海外」セグメントは、米国、英国、中国、韓国、インド、フランス、ドイツ及びスペイン等での医療従業者
専門サイトを活用した医療関連会社マーケティング支援、調査、キャリア等の各種サービスを提供しています。
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
(2) 報告セグメントの売上収益、利益又は損失、及びその他の項目
報告セグメントの会計方針は、注記3で記載している当社グループの会計方針と同一です。また、報告セグメ
ント間の内部売上収益及び振替高は市場実勢価格に基づいています。
当社グループの報告セグメントごとの売上収益、利益又は損失、及びその他の項目は以下の通りです。
前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント その他エ 要約四半
メディカル エビデン キャリア マージン 調整額 期連結財
プラットフ スソリュ ソリュー 海外 計 グ事業群 (※2) 務諸表計
ォーム ーション ション (※1) 上額
売上収益
外部顧客への売上収益 22,884 16,170 8,145 16,856 64,054 4,505 - 68,560
セグメント間の内部売
1,524 46 11 14 1,595 32 △1,627 -
上収益又は振替高
計 24,408 16,215 8,156 16,870 65,649 4,537 △1,627 68,560
セグメント利益 11,617 3,824 2,315 2,597 20,353 1,057 △819 20,592
金融収益・費用(純額) 106
税引前四半期利益 20,698
その他の項目
減価償却費及び償却費 237 108 35 376 757 82 - 839
当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント その他エ 要約四半
メディカル エビデン キャリア マージン 調整額 期連結財
プラットフ スソリュ ソリュー 海外 計 グ事業群 (※2) 務諸表計
ォーム ーション ション (※1) 上額
売上収益
外部顧客への売上収益 28,296 16,957 10,638 18,689 74,580 9,095 - 83,674
セグメント間の内部売
1,672 49 12 8 1,741 25 △1,766 -
上収益又は振替高
計 29,968 17,006 10,650 18,696 76,321 9,120 △1,766 83,674
セグメント利益 10,815 4,555 3,265 2,697 21,333 2,026 △417 22,942
企業結合に伴う再測定に
17
よる利益
営業利益 22,958
金融収益・費用(純額) 150
税引前四半期利益 23,109
その他の項目
減価償却費及び償却費 283 96 40 448 867 166 - 1,033
※1 「その他エマージング事業群」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、コンシューマ
向けサービス事業の他、医療福祉系国家試験対策事業等を含んでいます。
2 調整額の内容は、以下の通りです。
① セグメント間取引の消去
② 各セグメントに帰属しない収益及び全社費用
3 第1四半期連結会計期間より、IFRS第9号「金融商品」の規定を適用しています。IFRS第9号を遡及適用して
おり、比較情報の修正再表示を行っています。
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
前第3四半期連結会計期間(自 2017年10月1日 至 2017年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント その他エ 要約四半
メディカル エビデン キャリア マージン 調整額 期連結財
プラットフ スソリュ ソリュー 海外 計 グ事業群 (※2) 務諸表計
ォーム ーション ション (※1) 上額
売上収益
外部顧客への売上収益 9,854 5,488 2,535 6,107 23,984 1,727 - 25,710
セグメント間の内部売
465 16 1 6 488 11 △499 -
上収益又は振替高
計 10,319 5,504 2,536 6,113 24,472 1,738 △499 25,710
セグメント利益 5,088 1,431 549 1,143 8,211 521 △302 8,429
金融収益・費用(純額) 9
税引前四半期利益 8,439
その他の項目
減価償却費及び償却費 82 33 12 134 261 33 - 294
当第3四半期連結会計期間(自 2018年10月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
報告セグメント その他エ 要約四半
メディカル エビデン キャリア マージン 調整額 期連結財
プラットフ スソリュ ソリュー 海外 計 グ事業群 (※2) 務諸表計
ォーム ーション ション (※1) 上額
売上収益
外部顧客への売上収益 11,075 6,009 2,931 6,912 26,927 3,472 - 30,399
セグメント間の内部売
490 23 8 7 527 8 △535 -
上収益又は振替高
計 11,565 6,031 2,939 6,919 27,454 3,480 △535 30,399
セグメント利益 4,681 1,791 515 1,144 8,131 1,361 △409 9,084
金融収益・費用(純額) 32
税引前四半期利益 9,116
その他の項目
減価償却費及び償却費 94 32 13 153 293 60 - 353
※1 「その他エマージング事業群」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、コンシューマ
向けサービス事業の他、医療福祉系国家対策事業等を含んでいます。
2 調整額の内容は、以下の通りです。
① セグメント間取引の消去
② 各セグメントに帰属しない収益及び全社費用
3 第1四半期連結会計期間より、IFRS第9号「金融商品」の規定を適用しています。IFRS第9号を遡及適用して
おり、比較情報の修正再表示を行っています。
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
7 企業結合
前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
個別にも全体としても重要性が乏しいため、記載を省略しています。
当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
個別にも全体としても重要性が乏しいため、記載を省略しています。
8 のれん
のれんの帳簿価額の増減は、以下の通りです。
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2018年3月31日) 至 2018年12月31日)
期首残高 32,357 38,005
企業結合による取得 7,022 2,951
事業分離による除外 △1,305 -
為替換算差額 △69 68
期末(四半期末)残高 38,005 41,023
当社グループの各事業セグメントにおけるのれんの金額は、以下の通りです。
(単位:百万円)
前連結会計年度 当第3四半期連結会計期間
(2018年3月31日) (2018年12月31日)
メディカルプラットフォーム ※1 2,717 4,251
エビデンスソリューション ※1 9,859 10,532
キャリアソリューション 845 845
海外 ※2 21,728 22,191
その他エマージング事業群 ※1 2,856 3,205
合計 38,005 41,023
※1 当第3四半期連結累計期間において、個別に重要性がない企業結合により、のれんが増加しています。
2 当第3四半期連結累計期間において、個別に重要性がない企業結合及び為替の影響により、のれんが増加
しています。
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
9 資本及びその他の資本項目
当社の発行可能株式総数及び発行済株式総数は、以下の通りです。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
株 株
発行可能株式総数
普通株式 ※1 1,152,000,000 2,304,000,000
発行済株式総数 ※2
期首 323,790,100 323,897,900
期中増加 ※3 93,700 324,053,900
四半期末 323,883,800 647,951,800
※1 当社は、2018年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っており、発行可能株式総数
が1,152,000,000株増加しています。
2 当社の発行する株式は無額面普通株式であり、全額払込済です。
3 前第3四半期連結累計期間における期中増加は、新株予約権の行使による増加です。当第3四半期連結累
計期間における期中増加は、2018年10月1日付株式分割による増加323,917,400株、新株予約権の行使によ
る増加136,500株です。
4 前第3四半期連結累計期間において自己株式32,400株を、当第3四半期連結累計期間において自己株式
65,002株をそれぞれ保有しています。
10 金融商品の公正価値
(1) 公正価値の測定方法
金融資産及び金融負債の公正価値は、以下の通り決定しています。なお、帳簿価額が公正価値の合理的な近似
値となっていない金融商品はありません。
① 償却原価で測定される金融資産
主として短期間で決済されるため帳簿価額と公正価値はほぼ同額です。
② 公正価値で測定する金融資産
上場有価証券の公正価値は、公表市場価格で測定されます。活発な市場を有しない金融資産や非上場有価
証券の場合には、当社グループは一定の評価技法を用いて公正価値を算定します。評価技法は、割引将来キ
ャッシュ・フローに基づく評価技法、類似会社の市場価格に基づく評価技法、純資産価値に基づく評価技
法、その他の評価技法を用いています。当該公正価値の測定には、割引率、評価倍率等の観察可能でないイ
ンプットを利用しています。
③ 償却原価で測定される金融負債
主として短期間で決済されるため帳簿価額と公正価値はほぼ同額です。
④ 企業結合に伴う条件付取得対価
主に割引キャッシュ・フロー法を用いて公正価値を測定しています。この公正価値の測定にあたって、将
来のキャッシュ・アウト・フロー金額等の観察可能でないインプットを利用しています。
(2) 公正価値で測定される金融商品
公正価値の測定に使用される公正価値の階層は、次の3つに区分されます。
レベル1 - 活発な市場における同一資産・負債の市場価格
レベル2 - 直接又は間接的に観察可能な、公表価格以外の価格で構成されたインプット
レベル3 - 観察不能な価格を含むインプット
インプットが複数ある場合、公正価値の階層のレベルは、重要なインプットレベルのうち最も低いレベルとし
ています。
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
① 公正価値で認識される金融資産
公正価値の階層ごとに分類された、要約四半期連結財政状態計算書に公正価値で認識される金融資産は、
以下の通りです。公正価値で測定される金融資産のレベル間の振替は、各年度の期首時点で発生したものと
して認識しています。
前連結会計年度(2018年3月31日)
(単位:百万円)
レベル1 レベル2 レベル3 合計
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
株式 - - 2,739 2,739
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
金融資産
株式 863 - 29 892
その他 - - 227 227
合計 863 - 2,995 3,858
前連結会計年度において、レベル1、レベル2及びレベル3の間の振替はありません。
当第3四半期連結会計期間(2018年12月31日)
(単位:百万円)
レベル1 レベル2 レベル3 合計
純損益を通じて公正価値で測定する金融資産
株式 306 - 2,927 3,234
その他の包括利益を通じて公正価値で測定する
金融資産
株式 2,075 - 23 2,098
その他 - - 249 249
合計 2,382 - 3,199 5,580
当第3四半期連結累計期間において、レベル1とレベル2、レベル2とレベル3の間の振替はありま
せん。
レベル3に分類された金融資産に係る期首残高から四半期末残高への調整は、以下の通りです。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
期首残高 1,832 2,995
レベル1への振替 - △20
購入 511 43
利得又は損失
純損益 - 233
その他の包括利益 64 △2
その他
企業結合に伴う取得 ※1 512 -
その他 △48 △51
四半期末残高 2,869 3,199
四半期末に保有する金融資産に関し、純損益と
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して認識された利得又は損失(△)(純額)
※1 コスモテック株式会社を子会社化したことに伴う取得です。
上記の金融資産に関し、純損益に認識された利得又は損失は、要約四半期連結損益計算書の「その他の収
益」及び「その他の費用」に含まれています。その他の包括利益に認識した利得又は損失は、要約四半期連
結包括利益計算書の「公正価値で測定する金融資産の公正価値の純変動」に含めています。
レベル3に分類されている金融資産は、公正価値で測定する金融資産のうち、主として市場価格が入手で
きない非上場会社の発行する普通株式により構成されています。当該金融資産に係る公正価値の測定は四半
期ごとにグループ会計方針に準拠して行われ、上位者に報告され、承認を受けています。
なお、レベル3に分類された金融資産について、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な
仮定に変更した場合に重要な公正価値の変動は見込んでおりません。
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
② 企業結合に伴う条件付取得対価
公正価値の階層ごとに分類された、要約四半期連結財政状態計算書に公正価値で認識される企業結合に伴
う条件付取得対価は、以下の通りです。
前連結会計年度(2018年3月31日)
(単位:百万円)
レベル1 レベル2 レベル3 合計
その他の短期金融負債 - - 35 35
その他の長期金融負債 - - 162 162
合計 - - 197 197
当第3四半期連結会計期間(2018年12月31日)
(単位:百万円)
レベル1 レベル2 レベル3 合計
その他の短期金融負債 - - 308 308
合計 - - 308 308
レベル3に分類された企業結合に伴う条件付取得対価に係る期首残高から四半期末残高への調整は、以下
の通りです。
(単位:百万円)
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
期首残高 36 197
取得 162 111
公正価値の変動 - -
為替換算差額 - △0
決済 △0 -
その他 - -
四半期末残高 197 308
四半期末に保有する未決済の条件付取得対価に
関し、純損益として認識された利得又は損失 - -
(△)(純額)
上記の金融負債に関し、純損益に認識された利得又は損失は、要約四半期連結損益計算書の「その他の収
益」又は「その他の費用」に含まれています。
企業結合に伴う条件付取得対価は、四半期ごとにグループ会計方針に準拠して公正価値を測定し、上位者
に報告され、承認を受けています。
なお、観察可能でないインプットを合理的に考え得る代替的な仮定に変更した場合に重要な公正価値の変
動は見込んでおりません。
11 配当金
第3四半期連結累計期間における前期末配当金支払額は、以下の通りです。なお、未払配当金は要約四半期連結
財政状態計算書上、「その他の流動負債」に含めて表示しています。
前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
決議日 1株当たり配当額 配当金の総額 基準日 効力発生日
2017年4月25日
10円 3,238百万円 2017年3月31日 2017年6月12日
取締役会
当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
決議日 1株当たり配当額 配当金の総額 基準日 効力発生日
2018年4月25日
11円 3,563百万円 2018年3月31日 2018年6月8日
取締役会
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12 売上収益
当社グループは、メディカルプラットフォーム事業、エビデンスソリューション事業、キャリアソリューション
事業及び海外事業の4つの事業ユニットを基本として構成されており、当社の取締役会が経営資源の配分の決定及
び業績を評価するために定期的に検討を行う対象としていることから、これらの事業で計上する収益を売上収益と
しています。
分解した収益とセグメント収益との関連は以下の通りです。
前第3四半期連結累計期間(自 2017年4月1日 至 2017年12月31日)
(単位:百万円)
メディカルプ
エビデンスソ キャリアソリ その他エマー
ラットフォー 海外 計
リューション ューション ジング事業群
ム
所在地別
日本 22,884 16,170 8,145 - 4,505 51,704
北米 - - - 7,935 - 7,935
欧州 - - - 7,625 - 7,625
その他 - - - 1,296 - 1,296
合計 22,884 16,170 8,145 16,856 4,505 68,560
当第3四半期連結累計期間(自 2018年4月1日 至 2018年12月31日)
(単位:百万円)
メディカルプ
エビデンスソ キャリアソリ その他エマー
ラットフォー 海外 計
リューション ューション ジング事業群
ム
所在地別
日本 28,296 16,957 10,638 - 9,095 64,986
北米 - - - 8,767 - 8,767
欧州 - - - 8,502 8,502
その他 - - - 1,420 - 1,420
合計 28,296 16,957 10,638 18,689 9,095 83,674
※ 所在地別の売上収益は、事業拠点の所在地を基礎として分類しています。
メディカルプラットフォーム事業においては、国内における、医療従事者専門サイト「m3.com」を核としたイン
ターネットとリアルオペレーションを活用した各種マーケティング関連事業を行っており、国内の製薬会社等の医
療関連会社及び医療機関を主な顧客としています。
エビデンスソリューション事業においては、臨床試験等の業務支援事業、治験実施医療機関における治験業務全
般の管理、運営支援事業を行っており、国内の製薬会社等及び医療機関を主な顧客としています。
キャリアソリューション事業においては、国内における医療従事者を対象とした人材サービス事業を行ってお
り、国内の医療機関及び薬局を主な顧客としています。
海外事業においては、米国、欧州、中国、韓国等での医療従事者専門サイトを活用した医療関連会社マーケティ
ング支援や調査、キャリア、治験支援等の各種サービスを提供しており、海外各国の製薬会社等の医療関連会社及
び医療機関を主な顧客としています。
その他エマージング事業群には、コンシューマ向けサービス事業の他、医療福祉系国家試験対策事業等が含まれ
ています。
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エムスリー株式会社(2413) 2019年3月期 第3四半期決算短信
13 1株当たり利益
親会社の所有者に帰属する1株当たり四半期利益の算定上の基礎は、以下の通りです。
前第3四半期連結累計期間 当第3四半期連結累計期間
(自 2017年4月1日 (自 2018年4月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円) 13,388 14,574
基本的期中平均普通株式数(株) 647,580,296 647,788,600
希薄化性潜在的普通株式の影響
423,550 324,956
ストック・オプション
希薄化後の期中平均普通株式数 648,003,846 648,113,556
1株当たり四半期利益(円)
基本的1株当たり四半期利益 20.67 22.50
希薄化後1株当たり四半期利益 20.66 22.49
逆希薄化効果を有するため、希薄化後1株当たり 新株予約権3種類(新株予 新株予約権6種類(新株予
四半期利益の算定に含めなかった株式の概要 約権の数1,381個) 約権の数1,121個)
前第3四半期連結会計期間 当第3四半期連結会計期間
(自 2017年10月1日 (自 2018年10月1日
至 2017年12月31日) 至 2018年12月31日)
親会社の所有者に帰属する四半期利益(百万円) 5,990 6,059
基本的期中平均普通株式数(株) 647,630,904 647,840,689
希薄化性潜在的普通株式の影響
406,302 194,987
ストック・オプション
希薄化後の期中平均普通株式数 648,037,206 648,035,676
1株当たり四半期利益(円)
基本的1株当たり四半期利益 9.25 9.35
希薄化後1株当たり四半期利益 9.24 9.35
逆希薄化効果を有するため、希薄化後1株当たり 新株予約権2種類(新株予 新株予約権11種類(新株予
四半期利益の算定に含めなかった株式の概要 約権の数1,332個) 約権の数2,432個)
※1 第1四半期連結会計期間より、IFRS第9号「金融商品」の規定を適用しています。IFRS第9号を遡及適用
しており、比較情報の修正再表示を行っています。
2 2018年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っています。前連結会計年度の期首に
当該株式分割が行われたと仮定して基本的1株当たり四半期利益及び希薄化後1株当たり四半期利益を算
定しています。
14 後発事象
該当事項はありません。
15 要約四半期連結財務諸表の承認
本要約四半期連結財務諸表は、2019年1月25日に取締役会によって承認されています。
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