エムスリー株式会社
会社説明資料
2021年1月
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本書には、当社又は当社グループに関連する見通し、計画、目標などの将来
に関する記述がなされています。これらの記述は、当社が現在入手している
情報に基づき、本書の作成時点における予測等を基礎としてなされたもので
す。また、これらの記述は、一定の前提（仮定）の下になされています。これら
の記述または前提（仮定）が、客観的には不正確であったり、または将来実現
しないという可能性があります。
また、本書に記載されている当社及び当社グループ以外の企業等にかかわ
る情報は、公開情報等から引用したものであり、かかる情報の正確性・適切
性等について当社は何らの検証も行っておらず、また、これを保証するもので
はありません。
エムスリー株式会社
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2020年度第３四半期： 連結業績サマリー
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2020年度第3四半期 連結業績
IFRSベース
FY2019 FY2020
単位： 百万円 前年比
Ｑ１-Ｑ３ Ｑ１-Ｑ３
売上収益 96,319 123,750 +28%
株式の売却、評価
26,933 42,468
などを除く事業面
営業利益 +58% だけで見ると、
前年比 +72%
税引前利益 27,003 42,481 +57%
四半期利益 18,616 29,507 +59%
Ｑ３(３か月間)の株式の売却、評価などを除く事業面での対前年
利益成長率は+87%とさらに加速
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2020年度第3四半期 連結業績（セグメント別）
FY2019 FY2020
単位： 百万円 前年比
Ｑ１-Ｑ３ Ｑ１-Ｑ３
メディカル 売上収益 36,986 55,629 +50% 株式売却のインパク
トなどを除いた利益
プラットフォーム 利 益 14,114 27,469 +95% は前年比108%増
エビデンス 売上収益 15,942 14,427 -10%
ソリューション 利 益 3,335 2,648 -21% COVID-19による
国
売上収益 12,018 10,965 -9% 一時的な需要減少
キャリア
内
ソリューション 利 益 3,626 3,353 -8%
サイト 売上収益 8,678 12,530 +44%
Q2に続き好調
ソリューション 利 益 460 1,510 +228%
エマージング 売上収益 2,440 2,395 -2%
回復傾向
事業群 利 益 794 718 -10%
売上収益 22,160 29,814 +35% アジア地域と米国が
海外 好調
利 益 4,660 8,378 +80%
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2020年度第3四半期 連結営業利益増減分析
単位：百万円
アジア地域が拡大 ＣＯＶＩＤ-19
欧米でもＣＯＶＩＤ- による一時的 株式評価
19 需要が伸長 な需要減少 損益の増減
製薬会社の 好調
需要が拡大
1,050 -76 -273 -686
3,717 -1,553
ＬＩＮＥヘルスケアへの
13,356 投資が拡大する一方、 15,536
ＣＯＶＩＤ-19の影響か
らは回復傾向
42,468
26,933
FY19 調整 FY20
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2020年度 第3四半期サマリー
COVID-19
インパクト
メディカル 製薬会社のDX構造変化が急速に進展中
プラットフォーム ＋＋
マーケティング支援以外の事業も復調
エビデンス COVID-19により一部の治験が停止したが、受注残は
ソリューション 225億円と堅調に推移
－
キャリア COVID-19により医師、薬剤師の転職・派遣動向はや
ソリューション や低調
－
サイト 提携施設は増加、COVID-19関連プロジェクトが増加、
ソリューション 業績は引き続き好調
＋＋
新規ビジネスの種まきは順調
エマージング ＋
LINEヘルスケアへの投資が拡大する一方、COVID-19
事業群 －
の影響からは回復傾向
アジア中心に拡大（アジア売上前年同期比2倍超）、
海外 特にインドの成長が加速 ＋＋
米国治験事業が回復し、欧米も全般的に堅調に推移
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ＣＯＶＩＤ-19のM3への影響
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COVID-19のM3への影響
製薬会社マーケティング
の構造変化
診療現場の構造変化…
オンライン診療、AI診断
治験
ワイズ
病院経営支援
訪問看護
キャリア
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m3.comへのサイトアクセス増大
ＣＯＶＩＤ-19関連の情報提供 ｍ３.ｃｏｍのアクセス(前年比)
関連ニュースの集中
配信
+46%
医師コミュニティ内で
の積極的な情報交換
COVID-19診療に
関する専門家による
Webセミナー FY2019 FY2020
Q1-Q3 Q1-Q3
ＣＯＶＩＤ-19以降急増したサイトアクセスは高い水準で定着
医療現場の情報インフラとしての重要性が高まっている
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製薬マーケティング事業の成長スピード
ＣＯＶＩＤ-19 ＣＯＶＩＤ-19 ＣＯＶＩＤ-19
以前 感染拡大期 収束後
売
上
100km/hr 250km/hr 120km/hr
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MR活動の実情
ＭＲが経験したこの１年間の変化 医師と製薬企業のコンタクト数の内訳
回答者：製薬企業所属のMR 製薬企業別の医師カバー率上位10社のチャネル別医師カバー
2020年11月実施、n=100 率から算出
いずれも5月～8月調査
テレワーク（Web会議等） 99%
訪問自粛要請 92% 22%
リモート面談 89%
インターネット
29% 70%
働き方改革 57% のみ
オムニチャネル的情報 MR訪問＋
提供 27% インターネット
MR訪問のみ
製品の供給停止 27%
49% 13%
所属会社における営業
拠点の廃止・見直し 25%
17%
所属会社における早期
退職制度の実施 20%
2019年 2020年
１００％＝医師と製薬企業の全コンタクト数
製薬業界ではＤＸが急激に進展中
資料: ミクス
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製薬企業の営業コスト配分とM3にとってのTAM
現状 今後
ＤＸ化により業界全体
の営業生産性は改善
ＭＲ関連費用など
約98%
・・・約1兆5,000億円
約70 ＭＲ関連費用
～80% ・・・約7～8,000億円
インターネット インターネット
約20
・・・約300億円 ・・・約2～3,000億円
約2% ～30%
M3シェア: 8～9割 M3シェア: 8～9割
ＭＲ関連費用を含む製薬企業の営業コストの大幅縮小と同時に、
インターネットの割合が拡大する見込み
出所: M3調査・推計
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製薬マーケティング支援の受注
製薬マーケティング支援
受注金額
COVID-19の感染拡大に
伴い、製薬会社からの需
2.5倍 要が急増
以上 人員の拡大＆プロジェクト
も大型化 （外部リソースも
活用し、営業＆デリバリー
チームは前年比で+115%
の体制）
FY2019 FY2020
Q1-Q3 Q1-Q3
受注ペースは高い水準を継続。製薬会社のＤＸがより本格化
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AIプラットフォーム事業を開始
ＮＯＢＯＲＩクラウド
医療クラウドサービスを
･･･ 提供する株式会社
NOBORIと事業提携
多様な画像診断支援AI
匿名加工済み AI解析済み
画像送信 画像受信 アルゴリズムを搭載し、
PACS（医療用画像管理
システム）の制約を受け
ＰＡＣＳ ることなく利用可能
部位（頭部、肺、心臓、な
ど）ごとに複数のアルゴ
リズムを予定
医療機関内
ＣＯＶＩＤ-19肺炎ＡＩと遠隔読影サービスの無償支援の拡大、
全国121の医療機関に無償提供予定
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AIプラットフォーム搭載アルゴリズムの紹介
VUNO Med®-LungCT
結節影 by
EIRL Chest nodule
肺結節 by
Ali-M3
ＣＯＶＩＤ-19肺炎 by &
EIRL aneurysm
脳動脈瘤 by
順次アルゴリズムをＡＩプラットフォームに搭載
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AIプロジェクトの進展 （1/2）
Ｍ３提供サービス
企業 疾患領域
M3 呼吸器
M3 糖尿病性網膜症
Ｍ３ M3 重症骨粗鬆症
主導 M3 海外医療機関
M3 COVID-19
M3 肺がん
AI ベンチャー 甲状腺エコー
AI ベンチャー 放射線診断
AI ベンチャー 冠動脈
AI ベンチャー 冠動脈
AI ベンチャー 胸部X線、胸部CT、眼底
他 AI ベンチャー マンモグラフィ
社 海 AI ベンチャー マンモグラフィ
主 外 AI ベンチャー 眼底カメラ
導 AI ベンチャー 胸部X線、胸部CT
AI ベンチャー 胸部X線
AI ベンチャー 胸部X線、胸部CT
AI ベンチャー 眼底検査
AI ベンチャー 胸部X線、頭部CT
AI ベンチャー 腹部CT
大手医療機器 胸部CT
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AIプロジェクトの進展 （2/2）
Ｍ３提供サービス
企業 疾患領域
AI ベンチャー インフルエンザ
AI ベンチャー 未破裂脳動脈瘤
AI ベンチャー 不眠症
アカデミア 呼吸器
AI ベンチャー 消化器
大手医療機器 眼底検査
大手医療機器 外科/消化器
AI ベンチャー 認知症
AI ベンチャー 胸部X線透視動画
他 AI ベンチャー 病理
社 国 AI ベンチャー 循環器
主 内 大手医療機器 PACS連動
導 大手医療機器 胸部X線/胸部CT
大手医療機器 内視鏡検査
AI ベンチャー 内視鏡検査
AI ベンチャー 頭部MRI､胸部X線､胸部CT､マンモ
AI ベンチャー 循環器
大手医療機器 胸部CT
アカデミア 間質性肺炎
大手医療機器 頭部CT
AI ベンチャー レポート
大手医療機器 内視鏡検査
大手医療機器 頭部MRI、腹部CT
累計４５の開発支援プロジェクト。ＡＩプラットフォームはローンチ済み
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米治験事業状況
ＣＯＶＩＤ関連治験 受注案件 一部紹介
ワクチン
ワクチン COVID-19関連
ワクチン 治験受注額：
治療薬
数十億円規模
ワクチン 受注増加に加え、
治療薬 既存プロジェクトも
拡大中
ワクチン
ワクチン
…
施設や専門分野の拡大により、ＣＯＶＩＤ関連以外のパイプラインも
堅調
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LINEドクターの進捗
首都圏の一部施設からオンラ
イン診療を開始済み
上記施設をモデルケースとして
課題収集、PDCAを実施
LINEのキャラクター「ブラウン」
をクリニック向けスターターキッ
トにて起用
日常感・安心感あるオンライン診療を実現
春より大規模に拡大予定
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成長ペースの変化予想 （平時を起点としたイメージ）
業績全体へのインパクト
最終的なプラス
インパクトもより
大きい
現在の
認識
期初の
想定
構造変化が想定
以上のスピード
で進行
全体的に、短期的にはニュートラル、中長期的には構造変化が進み
大きくプラスと想定していたが、実際は想定以上のレベルで推移
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Ｍ３の成長戦略
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事業領域の拡大と成長ポテンシャル
2010 2014 2018 2022
国 ： 3 → 5 （1.5倍） → 10 （3倍） →
事業 次の４年間
： 6 → 10 （1.5倍） → 26 （4倍） → も従来の
タイプ数
成長スピード
展開事業数 10 → 18 （2倍） 41 （4倍） → を持続する
： →
(タイプ×国) 予定
売上(億円) ： 140 → 370 （2.5倍） → 945 （7倍） →
現在の10～20倍以上ある成長ポテンシャルを実現するため、
Ｍ＆Ａも含め積極的な先行投資を継続していく方針
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インドでの事業展開
M3 Indiaを基盤として重層
的に事業を展開。約45万人
の医師（インド医師の約半
分）とコンタクト可能
COVID-19の影響もあり、製
薬マーケティング事業、調査
事業、医師向けeラーニング
事業の各事業が好調
利益率の高いインターネット
系サービスが主。利益率は
米国や欧州よりも高い
国別増益額は、中国を越して、アジアでは一番伸長
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製薬以外との協業
企業 連携企業のアセット シナジーのあるＭ３サービス
多用な技術 医療現場に感動をもたらす
・・・PS5、AI、VR、
新サービスの開発
センシング
幅広い企業との
ネットワーク
企業の健康経営支援事業
（empheal） （顧客基盤） の展開
月間8,000万人の 唯一無二のオンライン診療
（LHC） アクティブユーザー プラットフォームの構築
M3のエコシステムは社外にも拡大していく
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ソニーとの協業
ＣＯＭＰＡＳＳプロジェクト
2020年12月14日にプレスリリー
スを行った、ソニーとM3の協業プ
ロジェクト
COVID-19対策への寄付
ソニーの技術を活用した
医療事業の創出
医師からのアイデア募集や協業
研究など、オープンイノベーション
の取り組みも
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M3の業績推移
売上収益 営業利益・当期利益
単位：百万円 単位：百万円
営業利益
123,750 当期利益
130,973 42,468
113,059
34,337
94,471 30,800
29,507
27,486
78,143 25,050 24,153
64,660 21,346
20,022 19,225
51,346
16,061
16,938
13,738 13,493
36,759
10,428
26,007 9,294 8,878
19,040 7,648
6,031 5,598
8,534 14,646 4,803 4,492
5,729 3,597 3,990 3,486
2,276 7,475 11,811 1,683 2,677 1,965 2,363 1,938
3,854 255 509 895 1,609
107 480 891
1,563
46 62 136 279 493 991
-93 -93
FY FY
00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
(6ヶ月) 3Q時点 (6ヶ月) 3Q時点
変動要素が多いため予想は未定としたが、３Qで既に売上収益は
去年とほぼ同水準、営業利益面では既に24％超過
* IFRS9号（金融商品）の適用にあわせ、FY17実績をリステート
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