エムスリー株式会社
会社説明資料
2020年7月
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本書には、当社又は当社グループに関連する見通し、計画、目標などの将来
に関する記述がなされています。これらの記述は、当社が現在入手している
情報に基づき、本書の作成時点における予測等を基礎としてなされたもので
す。また、これらの記述は、一定の前提（仮定）の下になされています。これら
の記述または前提（仮定）が、客観的には不正確であったり、または将来実現
しないという可能性があります。
また、本書に記載されている当社及び当社グループ以外の企業等にかかわ
る情報は、公開情報等から引用したものであり、かかる情報の正確性・適切
性等について当社は何らの検証も行っておらず、また、これを保証するもので
はありません。
エムスリー株式会社
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2020年度第１四半期： 連結業績サマリー
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2020年度第1四半期 連結業績
IFRSベース
単位： 百万円 FY2019 Q1 FY2020 Q1 前年比
売上高 30,766 35,478 +15%
株式の売却、評
価などのインパ
営業利益 8,901 11,253 +26% クトを除く事業
面だけで見ると、
+41%成長
税引前利益 8,917 11,222 +26%
純利益 5,982 7,650 +28%
４月時点の速報と比べ、成長は更に高速化
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2020年度第1四半期 連結業績（セグメント別）
FY2019 FY2020
単位： 百万円 前年比
Q1 Q1
売上収益 10,333 13,612 +32% 株式売却のインパ
メディカル
クトを除いた利益は
プラットフォーム 利 益 3,643 6,200 +70% 前年比100%増
エビデンス 売上収益 5,254 4,725 -10%
ソリューション 利 益 977 803 -18%
国
キャリア 売上収益 5,545 5,369 -3% COVID-19による
内
ソリューション 利 益 2,647 2,364 -11% 一時的な需要減少
サイト 売上収益 2,730 3,668 +34%
ソリューション 利 益 159 140 -12%
エマージング 売上収益 695 656 -6%
事業群 利 益 18 37 +100%
売上収益 6,940 8,242 +19% アジア地域が大きく
海外 成長
利 益 1,282 1,960 +53%
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2020年度第1四半期 連結営業利益増減分析
単位：百万円
ＣＯＶＩＤ-19による
製薬会社の アジア地域が 一時的な需要減少 株式評価損益
需要が拡大 大きく成長 の増減
18 -19 -174
678 -282
-426
2,557
2,352
11,253
8,901
FY19 調整 FY20
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2020年度 第1四半期サマリー
COVID-19
インパクト
メディカル 製薬会社のDX構造変化が急速に進展中
プラットフォーム ＋＋
マーケティング支援の１Q受注は前年比2.5倍以上
エビデンス COVID-19により一部の治験が停止したが、受注
ソリューション －
残は250億円と堅調に推移
キャリア COVID-19により医師、薬剤師の転職動向はやや
ソリューション －
低調
サイト 提携施設は増加、COVID-19により収益性はやや
ソリューション －
低下したが、今後は持ち直す見込み
エマージング ＋
事業群 新規ビジネスの種まきは順調
－
中国等のアジア地域が急拡大、売上82億円（前年
海外 ＋
比+19%）、営業利益20億円（前年比+53%）
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ＣＯＶＩＤ-１９のエムスリーへの影響
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COVID-19のエムスリーへの影響
製薬会社マーケティング
の構造変化
診療現場の構造変化…
オンライン診療、AI診断
治験
ワイズ
病院経営支援
訪問看護
キャリア
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COVID-19のエムスリーへの影響
製薬会社マーケティング
の構造変化
診療現場の構造変化…
オンライン診療、AI診断
治験
ワイズ
病院経営支援
訪問看護
キャリア
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m3.comへのサイトアクセス増大
ＣＯＶＩＤ-１９関連の情報提供 ｍ３.ｃｏｍのアクセス(前年比)
160%
関連ニュースの集中
配信 150%
140%
130%
医師コミュニティ内で
の積極的な情報交換 120%
110%
100%
COVID-19診療に
90%
関する専門家による Q3 Q4 Q1 Q2 Q3 Q4 Q1
Webセミナー
FY18 FY19 FY20
ＣＯＶＩＤ-１９以降急増したサイトアクセスは高い水準で定着
医療現場の情報インフラとしての重要性が高まっている
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COVID-19のエムスリーへの影響
製薬会社マーケティング
の構造変化
診療現場の構造変化…
オンライン診療、AI診断
治験
ワイズ
病院経営支援
訪問看護
キャリア
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医師の満足度 ※2020年7月実施調査
７５％の医師が、インターネットでの情報収集が増えた現状
に対して好意的な評価・・・不可逆な変化となる見込み
Q. 流行前と比較し、インターネットを用いた情報入手頻度が増加しています
が、それについてどのように感じていらっしゃいますか？
とても不便である 0.2%
不便である 0.9%
やや不便である 3.3%
とても便利である
どちらでもない 13.2%
20.9%
31.4% 便利である
30.1%
やや便利である
出所: エムスリー調査
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製薬マーケティング支援の受注
製薬マーケティング支援
受注金額
COVID-19の感染拡大に伴
い、製薬会社からの需要が
急増
2.5倍 人員の拡大＆プロジェクトも
以上 大型化 （外部リソースも活用
し、営業チームは前年比で
+47%の体制）
今後は受注したプロジェクト
のデリバリー体制の強化が
課題
FY2019 FY2020
Q1 Q1
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LINEヘルスケアの伸長
公式アカウント友だち数：約600万人（昨年12月以来）
経済産業省による「遠隔健康医療相談窓口」の支援事業は
8月末まで継続
LINE ヘルスケアを通じたオンライン診療サービスも展開予定
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CT検査とAIで早期判定を実現
医用画像解析ソフトウェア「ＣＯＶＩＤ-19肺炎画像解析プログラムＡｌｉ-Ｍ３」
の製造販売承認を80日で取得 （通常の約1/9のスピード）
ＣＴ検査での新型肺炎の診断精度 胸部ＣＴ検査の判別ＡＩの精度
n=51 （PCR・CT双方の検査を実施した患者）
CT陰性
PCR陽性
1
CT陽性
PCR陰性
15
「COVID-19肺炎に見られる画像所見
の確信度提示機能」及び「関心領域の
マーキング機能」
35 CTもPCR 偽陰性率が高いPCRに比べ、胸部CT
も陽性 でのAI判定は早期診断への有用性が
高い
ＣＴでの検査は有効性が高い 胸部ＣＴでのＡＩ判定は早期診断
. . . ＰＣＲは偽陰性率が高い への有用性が高い
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AIプラットフォーム事業を開始
ＮＯＢＯＲＩクラウド
医療クラウドサービスを
･･･ 提供する株式会社
NOBORIと事業提携
多様な画像診断支援AI
匿名加工済み AI解析済み アルゴリズムを搭載し、
画像送信 画像受信 PACS（医療用画像管理
システム）の制約を受け
ＰＡＣＳ ることなく利用可能
部位（頭部、肺、心臓、な
ど）ごとに複数のアルゴ
リズムを予定
医療機関内
株式会社ＮＯＢＯＲＩと事業提携しＣＯＶＩＤ-19疑いのＣＴ画像を判
定する遠隔読影と、画像診断支援ＡＩのシステムを全国100の医療
機関に今年度（2021年3月まで）無償提供
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急増するAIプロジェクト （1/2）
Ｍ３提供サービス
企業 疾患領域
M3 呼吸器
M3 糖尿病性網膜症
Ｍ３ M3 重症骨粗鬆症
主導 M3 海外医療機関
M3 COVID-19
M3 肺がん
AI ベンチャー 甲状腺エコー
AI ベンチャー 放射線診断
AI ベンチャー 冠動脈
AI ベンチャー 冠動脈
AI ベンチャー 胸部X線、胸部CT、眼底
海 AI ベンチャー 認知症
他
社 AI ベンチャー マンモグラフィ
外
主 AI ベンチャー マンモグラフィ
導 AI ベンチャー 眼底カメラ
AI ベンチャー 胸部X線、胸部CT
AI ベンチャー 胸部X線
AI ベンチャー 胸部X線、胸部CT
AI ベンチャー 眼底検査
AI ベンチャー 胸部X線、頭部CT
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急増するAIプロジェクト （2/2）
Ｍ３提供サービス
企業 疾患領域
AI ベンチャー インフルエンザ
AI ベンチャー 未破裂脳動脈瘤
AI ベンチャー 不眠症
アカデミア 呼吸器
AI ベンチャー 消化器
大手医療機器 眼底検査
大手医療機器 外科/消化器
AI ベンチャー 認知症
AI ベンチャー 胸部X線透視動画
他 国 AI ベンチャー 病理
社 AI ベンチャー 循環器
内
主 大手医療機器 PACS連動
導 大手医療機器 胸部X線/胸部CT
大手医療機器 内視鏡検査
AI ベンチャー 内視鏡検査
AI ベンチャー 頭部MRI､胸部X線､胸部CT､マンモ
AI ベンチャー 循環器
大手医療機器 胸部CT
大学 間質性肺炎
大手医療機器 頭部CT
AI ベンチャー レポート
大手医療機器 内視鏡検査
累計４２の開発支援プロジェクト。ＡＩプラットフォームはローンチ済み
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COVID-19のエムスリーへの影響（マイナス面）
治験（エビデンスソリューション）
– 治験の一時的な停止
– 一段落後は薬剤開発の活発化に伴い需要
が拡大する可能性
– 更に米国ではCOVID-19関連のワクチン試
験の需要が発生する見込み
脳梗塞リハビリ（メディカルプラットフォーム）
– リハビリ施設の顧客数減少
転職（キャリアソリューション）
– 転職フェアなどの自粛
– 医師、薬剤師の転職動向はやや低調
病院経営支援（サイトソリューション）
– 来院者の減少など、病院の経営環境変化
– 訪問看護（特にリハビリ）の顧客数減少
ＣＯＶＩＤ-19のマイナス影響は依然継続中
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成長ペースの変化 （平時を起点としたイメージ）
業績トレンドのイメージ
業績全体へのインパクト
全体的に、短期的にはニュートラル、中長期的には構造変化が進み
大きくプラスになると想定。現状ほぼ想定通りに推移している
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総額10億円 「M3： Stop COVID-19 Fund」
新型コロナウイルス感染症（COVID-19）拡大に対する対
策費用として総額10億円の予算を確保
エムスリーグループのリソースをフル活用し、医療従事者、
医療機関、一般消費者に対する各種支援を実施する
名称 M3： Stop COVID-19 Fund
基金の総額 最大10億円
（費用） ※ただし協賛金を募集するなどにより、総額は上回る可能性があります
新型コロナウイルス感染症（COVID-19）に関連する、
生活者、医療現場（医療機関・医師等医療関係者）、
資金使途
公共機関等に対する各種支援を目的とする活動費用
として利用
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エムスリーのCOVID-19に対する取り組み例
ＬＩＮＥヘルスケア無料提供 医師向けＷｅｂ講演会 マスク等の無料配布
マスク： 200万枚
フェイスシールド： 8万セット
遠隔面会システム ＣＯＶＩＤ-19画像解析ＡＩ
無料提供 「Ａｌｉ-Ｍ３」無料提供 「お不動さん」無料提供
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遠隔無料面会： 二台一組ワンプッシュ面談スマホ
ＣＯＶＩＤ-19による面会制限状況 患者 家族
病棟から参加 自宅から参加
n=338 医療機関
面会を制限
していない
面会を制限して
いたが、現在は 10%
解除した
5% 1-患者
1-家族
面会を禁止
している 私の前にお⽗さんが座っているようにハッキリ⾒え、
表情が分かって感激しました。
面会を制限して
いたが、現在は
43% こんなに元気でニコニコした表情が分かり、なんと
お礼を⾔って良いかわかりません。
緩和した
⼊院以来今⽇が最も嬉しい⽇になりました︕
42% 毎⽇2⼈がゆっくりできる時間を決めて楽しみます。
夜寝る前にリラックスタイムができ楽しくなりました。
また元気に⽬覚められそうです。
1,000台(500組)を８月より、６カ月間無料提供(ソニーからも資金提供)
資料: M3調査
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Ｍ３の成長戦略
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事業領域の拡大と成長ポテンシャル
2010 2014 2018 2022
国 ： 3 → 5 （1.5倍） → 10 （3倍） →
事業 次の４年間
： 6 → 10 （1.5倍） → 26 （4倍） → も従来の
タイプ数
成長スピード
展開事業数 10 → 18 （2倍） 41 （4倍） → を持続する
： →
(タイプ×国) 予定
売上(億円) ： 140 → 370 （2.5倍） → 945 （7倍） →
現在の10～20倍以上ある成長ポテンシャルを実現するため、
Ｍ＆Ａも含め積極的な先行投資を継続していく方針
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エムスリーの業績推移
売上収益 営業利益・純利益
単位：百万円 単位：百万円
130,973 34,337
営業利益 30,800
113,059
純利益
27,486
94,471 25,050
24,153
21,346
78,143 20,022 19,225
64,660 16,938
16,061
51,346 13,738* 13,493
10,428
36,759 9,294 8,878*
7,648
26,007 6,031
19,040 5,598
4,803 4,492
14,646 3,5973,990 3,486
7,475 11,811 2,677 2,3631,938
2,276 5,729 8,534 255 509 895 1,683 1,6091,965
991
107 480 8911,563 3,854 4662 136 279 493
-93-93
FY FY
00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 00 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19
(6ヶ月) (6ヶ月)
変動要素が多いため予想は未定としたが、基本的には成長を持続する見込み
・・・過去のリーマンショック、東日本大震災といった局面でも持続的に成長
* IFRS9号（金融商品）の適用にあわせ、FY17実績をリステート
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