2410 キャリアDC 2020-04-30 16:00:00
通期連結業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ [pdf]
2020年4月30日
各 位
会 社 名 株式会社キャリアデザインセンター
代 表 者 名 代表取締役社長兼会長 多田 弘實
(コード番号:2410 東証第一部)
問 合 せ 先 取締役経営企画局長 西山 裕
(TEL:03-3560-1601)
通期連結業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
最 近 の 業 績 動 向 を 踏 ま え 、 2019年 11月 13日 に 公 表 し ま し た 2020年 9 月 期 連 結 累 計 期 間
( 2019年 10月 1 日 ~ 2020年 9 月 30日 ) の 連 結 業 績 予 想 を 下 記 の 通 り 修 正 い た し ま し た の で 、
お知らせいたします。
記
1.2020年9月期通期連結累計期間 連結業績予想の修正
2020年9月期連結累計期間 連結業績予想の修正(2019年10月1日~2020年9月30日)
親会社株主に帰
1株当たり
売 上 高 営業利益 経常利益 属する
当期純利益
当期純利益
百万円 百万円 百万円 百万円 円 銭
前回発表予想(A) 13,144 1,250 1,250 862 128.05
今回発表予想(B) 未定 未定 未定 未定 未定
増減額(B-A) - - - -
増減率(%) - - - - -
(ご参考)前期実績
12,154 995 1,003 721 107.13
(2019年9月期)
2.修正の理由
2020年4月に発表された日銀短観では全産業における景況感が悪化傾向を示しており、米中貿易摩擦や
英国のEU離脱等を背景とした海外経済の不確実性に加え、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、
景気はより一層先行き不透明な状況になってきております。
このような状況の中、 当社グループの2020年9月期第2四半期累計期間における業績は概ね計画通りに推
移いたしました。しかしながら、今後における業績影響について合理的に見積もることが困難であり、2020
年9月期における通期業績予想については一時的に未定とさせて頂きます。
当社グループを取り巻く環境としましては、就職希望者・転職希望者など求職者の動きは大きな影響を受
けておらず、登録者の獲得については堅調に推移しております。しかしながら、求人企業においては、新型
コロナウイルス感染症の拡大に伴い、今後の業績の見通しを立てることが困難であることから、2020年2月
以降において採用計画の中止や縮小の動きが広がって参りました。特に、2020年4月7日の緊急事態宣言発
令以降は、この傾向が顕著になってきております。
このような状況において、当社グループでは2020年4月の転職イベントを中止し、今後においてもイベン
トの開催については不透明な状況が続くことから、転職・就職イベント関連の売上高は大幅に減少する見込
みとなっております。 また、メディア情報事業、 人材紹介事業、新卒紹介事業、新卒フェア事業においても、
求人企業の採用活動の消極化の動きの影響により、売上高が大幅に減少すると予測しております。
一方、IT派遣事業については、稼動している派遣スタッフも在宅勤務・リモートワークへ切り替わって
はおりますが、現時点では自宅待機や契約の途中解約などはほぼ発生しておらず、その他の事業と比較する
と影響は小さいですが、新規の案件獲得が低調に推移しつつあり、今後の状況によっては売上高の減少や、
派遣スタッフの自宅待機によるコストの増加リスクなどは残っております。
以上のことから、事業によって受ける業績影響に差こそありますが、特に第3四半期における当社グルー
プの売上高は大幅に減少する見込みであり、広告宣伝費を始めとしたコスト削減などを実施はするものの、
第3四半期は残念ながら経常損失を計上する結果になると予測しております。なお、第4四半期以降におき
ましても先行きは不透明であり、依然として予断を許さない状況ではありますが、現時点では2020年9月期
として経常損失を計上する見込みではありません。しかしながら、期首に公表致しました業績予想の実現は
難しく、かつ、新型コロナウイルス感染症の影響を見通すことは困難な状況であるため、通期業績予想を未
定と修正させていただきます。当社グループとしましては、今後も新型コロナウイルス感染症の感染拡大の
影響、及びそれに伴う景気動向を注視しつつ事業運営に努め、業績予想を合理的に見積もることができた際
に、改めて適時開示を速やかに公表して参ります。
なお、当社グループが手がける人材サービス事業は、景気変動の影響を受けやすいビジネスモデルとなっ
ており、過去の経済危機や景気後退局面においては、売上高が減少する傾向を示して参りました。しかしな
がら、景気回復局面を迎え、求人企業の採用意欲が高まるにつれ、業績は回復し更なる成長を遂げて参りま
した。そのため、このような状況におきましても、当社グループとしましては、求人企業・求職者双方にサ
ービスを提供することで社会貢献を図って参るとともに、全社一丸となり再び高い成長を遂げられるように
尽力して参ります。
3.配当予想の修正
2020年9月期 配当予想の修正
年間配当金
第1四半期末 第2四半期末 第3四半期末 期末 合計
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭
前回発表予想
- - - 45.00 45.00
(2019年11月13日発表)
今回修正予想 - - - 未定 未定
実績 - 0.00 - - -
(ご参考)前期実績
- 0.00 - 45.00 45.00
(2019年9月期)
4.修正の理由
当社は、株主の皆様に対する利益還元を重要な経営課題と認識しつつ、内部留保充実の必要性と財政状態
等を総合的に勘案した上で、経営成績にあわせた利益配分を基本方針として、2020 年9月期の配当予想を
1株当たり期末45円としておりましたが、上記「2020年9月期通期連結累計期間 連結業績予想の修正」
に記載した修正に伴い、2019年11月13日付で公表いたしました配当予想については一旦取り下げ、未定
とさせていただきます。2020年9月期の業績予想の公表が可能となった段階で、配当予想につきまして
も改めて公表させていただきます。
株主の皆様には、ご心配をお掛けすることとなり大変申し訳なく存じますが、安定的な配当の実現に向け
て努力を進めて参ります。
5.当社グループの財務の状況
当社グループにおける2020年9月期3月末時点の現金及び預金の金額は3,077百万円であり、事業継続の
体制維持の観点からは当面の事業活動に大きな支障をきたす可能性は低いと考えております。一方、当社グ
ループは主幹事の株式会社三菱UFJ銀行と借入極度額500百万円のコミットメントライン契約を締結して
おります。今後におきましても、より財務状況の安全性を高めることで今後の不測の事態に備えることで、
今後の事業活動において大きな支障をきたさない体制を構築して参ります。
(注)上記の予想は、本資料の発表現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際
の業績は、今後様々な要因によって異なる可能性があります。
以上