2372 アイロムG 2020-02-06 16:00:00
当社子会社による復旦大学附属上海公衆衛生臨床センターとの新型コロナウイルスに対する新規ワクチンの共同開発合意のお知らせ [pdf]
2020 年2月6日
各 位
会 社 名 株式会社アイロムグループ
代 表 者 名 代表取締役社長 森 豊隆
(コード番号 2372 東証第一部)
問 合 せ 先
役 職 取締役 社長室担当
氏 名 小島 修一
電 話 03-3264-3148
当社子会社による復旦大学附属上海公衆衛生臨床センターとの
新型コロナウイルスに対する新規ワクチンの共同開発合意のお知らせ
当社の 100%子会社である株式会社 ID ファーマ(以下、「ID ファーマ」という)が、新型コロナ
ウイルスの感染予防と治療を目的として、復旦大学附属上海公衆衛生臨床センター(以下、「上海
公衆衛生臨床センター」という)と、新型コロナウイルスに対する新しいワクチンを共同開発する
ことについて合意しましたので下記のとおりお知らせいたします。
記
1.合意の概要
ID ファーマは、ID ファーマが基盤技術として保有するセンダイウイルスベクターを用いて、新型
コロナウイルスの感染予防と治療を目的とした新しいワクチンを、上海公衆衛生臨床センターと共
同開発することといたしました。
2.契約の意義
中国武漢を中心に発生した新型コロナウイルスの流行により、新型コロナウイルス関連の肺炎患
者は日本国内で 19 例、日本国外で 24,516 例(2020 年2月5日厚生労働省「新型コロナウイルス感
染症の現在の状況と厚生労働省の対応について(令和2年2月5日版)」)にのぼり、死亡者も多
数でており、新型コロナウイルスに対する抗ウイルス薬やワクチンの開発が急がれています。
ID ファーマと上海公衆衛生臨床センターは、センダイウイルスベクターを用いた結核ワクチンの
共同開発を進めており、この度、その共同開発経験を活かし、新型コロナウイルスに対する新しい
ワクチンの研究・開発を行うことといたしました。
医薬品開発には一般的に相当の期間を必要としますので、将来のワクチン製造を目指してまいり
ます。
3.共同開発先について
上海公衆衛生臨床センターの概要は次のとおりです。
名 称 復旦大学附属上海公衆衛生臨床センター
所 在 地 中華人民共和国上海市
設 立 1914 年
上海公衆衛生臨床センターは、多数の研究機関を持つ復旦大学の附属病院であり、660 床の総合
病院です。高度な研究チームと包括的な科学研究のプラットフォームを持ち、中国医学科学院が実
施する中国国内の影響力評価で、2016 年に感染症分野において3位に評価されるなど、非常に高い
科学技術を有しています。
4.今後の見通し
本共同開発について費用分担等の詳細は今後協議となりますが、本合意による 2020 年3月期の業
績への影響は軽微であります。また、来期以降の業績に影響が生じる場合や本共同開発に進捗があ
りましたら必要に応じて速やかにお知らせいたします。
以 上
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