2372 アイロムG 2020-11-26 14:00:00
2021年3月期(第24期)第2四半期決算説明資料 [pdf]
2021年3月期(第24期)
第2四半期 決算説明資料
2020年11月26日
株式会社アイロムグループ
2021年3月期第2四半期 決算概要
(2020年4月1日〜2020年9月30日)
2
アイロムグループ概要
臨床試験実施 再生医療・遺伝子技術の
医療機関の支援 先端医療 研究開発・製造販売
㈱アイロム / ㈱アイロムCS
SMO事業 ㈱IDファーマ / ㈱ICE
事業
㈱アイロムNA / ㈱アイロムEC
アカデミア・バイオベンチャー クリニックモールの
製薬企業の臨床試験支援 メディカル 開設・運営
㈱アイクロス
CRO事業 サポート ㈱アイロムPM
CMAX Clinical Research Pty Ltd 事業
㈱CMAX JAPAN / (一社)ICR
会社概要(2020年9月30日現在) 所有者別株式分布
商号 株式会社アイロムグループ
設立 1997年4月9日 個人その他 (81.86%)
本社所在地 東京都千代田区富士見2-10-2 金融機関 (6.63%)
その他国内法人 (1.23%)
飯田橋グラン・ブルーム 外国人 (2.66%)
代表取締役社長 森 豊隆 証券会社 (5.75%)
市場 東京証券取引所第一部(コード:2372) 自己名義株式 (1.87%)
資本金 38億65百万円
従業員数 連結:927名(準社員含む)
3
2021年3月期第2四半期 連結業績
2020年3月期 2021年3月期
(第23期) (第24期) 前年同期比
第2四半期 第2四半期 増減率
実績 実績
売上高 4,710 5,078 7.8%
営業利益 465 351 △24.5%
経常利益 391 452 15.6%
親会社株主に帰属する
四半期純利益 273 319 16.8%
単位:百万円
4
2021年3月期第2四半期 連結業績
連結業績の概要 売上高 (単位:百万円)
6,000
• CRO事業、先端医療事業の売上が大きく伸
5,078
張し、連結売上高は前年同期比7.8%増の
4,762 4,710 5,078百万円。
4,000
3,924 • 第1四半期に新型コロナウイルスの影響で
SMO事業およびCRO事業の一部の臨床試験
において試験の中断および延期があったが、
緊急事態宣言解除後に順次再開しており、
計画通りの推移見込み。
2,000
• 剰余金の配当を実施
中間配当20円
(期末普通配:20円、計40円を予定)
0
2018/3 2Q実績 2019/3 2Q実績 2020/3 2Q実績 2021/3 2Q実績
5
セグメント別業績及び
各事業の概況
6
2021年3月期第2四半期 セグメント別業績
2020年3月期第2四半期実績 2021年3月期第2四半期実績
売上高 構成比 売上高 構成比 前期比
営業利益 売上高比 営業利益 売上高比 増減
3,266 69.3% 2,764 54.4% △15.3%
SMO事業 1,360 41.7% 896 32.4% △34.1%
841 17.9% 1,406 27.7% 67.2%
CRO事業 △188 - 81 5.8% -
188 4.0% 469 9.2% 149.5%
先端医療事業 △70 - △92 - -
388 8.3% 432 8.5% 11.1%
メディカルサポート事業 70 18.0% 106 24.7% 52.1%
4,710 100.0% 5,078 100.0% 7.8%
合計 465 9.9% 351 6.9% △24.5%
単位:百万円
※各事業の売上高は外部取引のみの合計であり、営業利益はセグメント間の内部取引による利益を含んだ合計を記載しています
7
※連結の売上高(合計)はその他事業の売上を含んでおり、営業利益は内部取引及び全社経費を控除し、端数調整した数字を記載しています
【SMO事業】セグメント別業績
売上高 (単位:百万円)
4,000
• がんセンターや大学病院等の基幹病院との提
3,266 携が引き続き拡大し、アンメットメディカル
ニーズが高い領域への人的資源の投入を促進
3,000
2,764
• グループSMO各社のCRC/SMA業務プロセス
の一層の標準化・効率化およびQMSの有効
性の向上により、グローバルスタンダートに
2,000
準じた高品質な支援体制の構築を推進
CRC:Clinical Research Coordinator(治験コーディネーター)
SMA:Site Management Associate(治験事務局担当者)
QMS:Quality Management System(品質マネジメントシステム)
• 第1四半期に新型コロナウイルスの影響で
1,000
一部の臨床試験において中断・延期が発生し
たが、緊急事態宣言解除に伴い順次再開
0
2020/3 2Q実績 2021/3 2Q実績
8
【SMO事業】事業の概況
アンメットメディカルニーズが高いがんや難治性疾患の臨床試験が引き続き増加しており、基幹病院との提携拡
大を進めるとともに高度な知識とノウハウを有した人材育成を推進
がんセンターや大学病院等の基幹病院とのさらなる提携拡大
【がん領域および基幹病院の売上構成比】
がん がん 基幹病院
基幹病院
13.4% 17.2% 22.5% 28.2%
2020/3期 2Q 2021/3期 2Q 2020/3期 2Q 2021/3期 2Q
• がん領域の受託試験数が引き続き増加
• がんセンターや大学病院等の基幹病院の提携を拡大し、人的資源の投入を促進
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【CRO事業】セグメント別業績
売上高 (単位:百万円)
1,500
1,406
• オーストラリアの臨床試験実施施設において、
新規臨床試験の受託が堅調に推移し、海外子
会社が増収増益
1,000
• 国内の開発業務支援において、アカデミアを
中心とした新規臨床試験の受託が拡大
841
• IDファーマが治験国内管理人(ICCC)であ
る便失禁自家細胞移植療法の臨床試験の開始
準備の推進
ICCC:In country Clinical Care-taker
500
• 第1四半期に新型コロナウイルスの影響で
一部の臨床試験において中断・延期が発生し
たが、緊急事態宣言解除に伴い順次再開
0
2020/3 2Q実績 2021/3 2Q実績
10
【CRO事業】事業の概況
IDファーマの治験国内管理人(ICCC)サービスとのシナジーにより、先端医療の開発業務支援を拡大し、日本に
おける再生医療等製品や細胞治療などの先端医療の実現に向けて事業を推進
先端医療の開発業務支援の拡大
治験依頼者(海外先端医療開発企業)
治験国内管理人(ICCC)
モニタリング等
IDファーマ
治験届
総括報告書等 治験業務 CRO(アイクロス)
薬事、 EDC構築
ファーマコビジランス等 データマネジメント等
• 海外先端医療開発企業の日本での開発業務をアイロムグループでトータルサポート
• IDファーマが治験国内管理人である便失禁自家細胞移植療法(細胞治療)の臨床試験を
開始予定
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【先端医療事業】セグメント別業績
売上高 (単位:百万円)
600
• 新型コロナウイルスに対するワクチン開発に
おいて非臨床試験を開始し、
469 「IgG/IgA抗体価の上昇」「中和抗体の産生」
「細胞性免疫の誘導」を確認
400
• 基盤技術であるセンダイウイルスベクターに
ついて新たに2つの特許査定を受領
(1) 抗結核菌ワクチン
(2) 神経系細胞の作製方法
200
188 • 一般医薬品や医薬部外品、化粧品等の販売が
拡大し、売上が堅調に推移
• 一方で、新型コロナウイルスワクチンをはじ
めとする研究開発にかかる経費が増加
0
2020/3 2Q実績 2021/3 2Q実績
12
【先端医療事業】事業の概況
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する新規ワクチン開発において非臨床試験を開始。臨床試験開始に向け
て有効性および安全性評価試験を実施中。
免疫原性の評価に求められる全ての主要データを確認
免疫原性の評価に求められる
主要データ(※)
結果
抗原特異的抗体の産生 特異的IgG抗体価および特異的IgA抗体価双方の上昇を確認
中和抗体の産生 SARS-CoV-2の感染力を減退または消失する中和抗体の産生を確認
SARS-CoV-2に感染している細胞に対して特異的に攻撃する細胞性免疫
細胞性免疫の誘導 の誘導を確認
※免疫原性 :抗原が抗体の産生や細胞性免疫を誘導し免疫反応を引き起こす性質のこと。
開発中のワクチンがSARS-CoV-2に対して有効であることを評価するためのデータとなる。
※評価の指針:「新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンの評価に関する考え方」
(令和2年9月2日付、医薬品医療機器総合機構ワクチン等審査部)https://www.pmda.go.jp/files/000236327.pdf
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【先端医療事業】事業の概況
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する新規ワクチン開発において非臨床試験を開始。臨床試験開始に向け
て有効性および安全性評価試験を実施中。
開発ステージ
基礎研究 臨床試験
非臨床試験
非臨床試験準備 (第Ⅰ〜Ⅲ相)
適宜実施 2020年6月開始 非臨床試験において有効性および
安全性が確認でき次第開始予定
• 文部科学省申請(カルタヘナ) • 非臨床薬理試験 • 予防ワクチン(第Ⅰ〜Ⅲ相)
• ワクチンの製造、品質検査 免疫原性の評価 • 治療ワクチン(第Ⅰ〜Ⅲ相)
感染防御/発症予防効果の評価
• 非臨床安全性試験 など
<開発方針>
• 新型ウイルスに対するワクチンの開発であるため、科学的根拠に基づいて慎重に進めるべきであり、
非臨床試験において十分な有効性および安全性の評価を行った上で、臨床試験を開始する。
• 小児、高齢者、高リスク患者にも使用が想定されることから、より安全性の高いワクチンの開発を
目指す。
• 最良のワクチン開発を行うために投与方法についても複数の方法(経鼻、皮下など)を検討し、そ
れぞれの条件下での薬理作用の評価を行う。
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【先端医療事業】事業の概況
開発パイプラインの推進に加え、治験国内管理人(ICCC)サービスによる再生医療等製品など先端医療開発の支
援により、先端医療の実現に向けて推進
主要パイプラインの開発推進
基礎研究 非臨床試験 PhaseⅠ PhaseⅡ PhaseⅢ
DVC1-0101 PhaseⅡb実施中
虚血肢治療製剤 DVC1-0101 PhaseⅠ終了
DVC1-0101 PhaseⅠ実施中
網膜色素変性治療製剤 DVC1-0401 PhaseⅠ/Ⅱa実施中
中等度の椎間板変性症 IDCT-001(治験国内管理人)PhaseⅠ/Ⅱ実施中
便失禁自家細胞移植療法 ICEF15-J01(治験国内管理人) PhaseⅠ/Ⅱ開始予定
新型コロナウイルス SeVワクチン 非臨床
ワクチン SeVワクチン 非臨床
• 便失禁患者を対象とした自家細胞移植療法のICCC治験を開始予定
• 虚血肢治療製剤(DVC1-0101)および網膜色素変性治療製剤(DVC1-0401)のライセンスアウトを推進
• 新型コロナウイルスワクチンの非臨床試験を実施中
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【メディカルサポート事業】セグメント別業績
売上高 (単位:百万円)
600
• クリニックモール事業が堅調に推移し、
安定した売上高、利益を確保
432 • 東京都中央区京橋に新規クリニックを開設
388
400
• 沖縄県国頭郡金武町に建設予定のホテルの
工事を開始(2021年秋竣工予定)
200
0
2020/3 2Q実績 2021/3 2Q実績
16
【メディカルサポート事業】事業の概況
引き続きクリニックモールの堅実な運営を行い、安定した収益を確保する
新規クリニックの開設支援 クリニックモールの安定的な運営
【運営中:9クリニックモール】
• 大井町駅前クリニックモール
• 品川イーストワンタワークリニックモール
• クリニックモールネムース横浜元町
名 称:東京アスボクリニック • 秋葉原UDXクリニックモール
所 在 地:東京都中央区京橋2-2-1 • 公園都市プラザクリニックモール
京橋エドグラン24F
• 汐留ビルディングクリニックモール
• CIALPLAT東神奈川クリニックモール
診療科目:内科、消化器内科、整形外科、婦人科 • 飯田橋グランブルームクリニックモール
• 東京アスボクリニック
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2021年3月期 業績予想
18
2021年3月期 連結業績計画
2020年3月期 2021年3月期 前年同期比
実績 計画 増減率
売上高 10,593 13,000 22.7%
営業利益 1,207 1,300 7.7%
経常利益 1,149 1,300 13.1%
親会社株主に帰属する
当期純利益 1,236 1,000 △19.1%
[セグメント別計画] メディカル
SMO事業 CRO事業 先端医療事業
サポート事業
売上高 6,800 3,300 2,000 900
営業利益 2,400 500 200 210
単位:百万円
※新型コロナウイルス感染症による影響については、現段階において具体的な影響額を合理的に算出することが困難なことから計画には織り込んでおりません
19 ※2020 年3月期の親会社株主に帰属する当期純利益は、繰延税金資産の計上による利益増が発生しております
変革と革新、教育の徹底による企業価値の向上
主要事業 の【変革 と 革新】
変革と革新 SMO事業
・SMOを発進とするCRC・CRAハイブリッド型総合臨床開発
教育の徹底が高める価値
支援企業への変革ーSMO・CRO市場に変革をもたらす
・様々な疾患・領域、クリニック・専門病院などあらゆる環
あらゆる最新医療の臨床開発プロセスの 境に対応可能なマルチスタイルCRCの育成
支援に求められるサービスに対応
CRO事業
ニーズ対応力 ・再生医療、先端医療開発支援CROへの変革
・SMO、先端医療事業とのグループシナジーを活かした総合
人 人 技術力 的な医薬品開発支援
総 材 材
合 教 評 品質 先端医療事業
力 育 価 ・新型コロナウイルスワクチンをはじめとするセンダイウイ
力 力 スピード
ルスベクター技術による先端医療の実現
コスト ・治験国内管理人(ICCC)サービスによる日本における先端
医療開発の促進
模倣困難な競争優位性の確立
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『飛躍』を加速し、進化し続ける
『変革と革新』・『人材教育の徹底』に引き続き取り組み、『飛躍』を加速する
【進化の3ヵ年】
ü 収益性の確保
ü 事業間シナジーの顕在化
ü 長期的戦略に向けた準備
【基盤整備の3ヵ年】 【飛躍要素】
ü SMO事業の積極的なM&A ü SMOの更なる品質向上と
ü CRO事業の国内・海外で独自の ハイブリッド支援の推進
サービス開始 ü CROのグループシナジー
ü M&Aによる先端医療事業へ参入 強化と海外事業拡大
ü 事業間シナジー創出のための準備 ü 先端医療のパイプライン
の拡充とICCCの拡大
進化
飛躍
戦略投資
〜2014.3 2015.3 2016.3 2017.3 2018.3 2019.3 2020.3 2021.3 2022.3
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資料取扱い上の注意
• 本資料に記載されております当社の将来の業績に関わる見通しにつきましては、現時点での入手可能な
情報に基づき当社が独自に予測したものであり、リスクや不確定な要素を含んでおります。従いまして、
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を与え、本資料に記載した見通しが変わる可能性があることをご承知おき願います。
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